茶だんすの修理です。修理と言うより再塗装になります。修理前の写真をご覧頂きますとかなり埃をかぶり汚れております。この昔の茶だんすを今日の高級家具に使われるポリウレタン樹脂塗装で塗装いたしました。
大正時代中期に作られた茶だんすとの事です。かなりの年月が経っておりますので表面の塗装は殆ど剥げ落ち汚れ色になっておりました。タンスの作りにもゆがみがありました。
まずは、汚れと古い塗装を落とすために分解できるところは全て分解いたします。引き出し、開き戸はもとより、裏板まで取り外します。これは裏板があると十分研磨が出来ないからです。
可能なところは全て分解いたします。その後研磨し、汚れ、キズ、古い塗装を剥ぎ取ります。茶だんす本体の木の地肌が出るまで研磨いたします。
修理というより新規に作るような感じです。
色を付け塗装をおこないます。本体の塗装だけでなく、引き出し、扉の桟等まで全て塗装いたします。木目もはっきり出てきました。
金具等は全て新しい物に交換いたします。
完成写真です。修理前と比べますと違いがお分かりいただけると思います。
ポリウレタン樹脂塗装ですので、埃等で゜汚れましてもお掃除が簡単です。