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塗装が終わると、修理の完了です。あのイスがここまで綺麗に再生されました。
このイスが脚が取りれて、肘のなかったあのイスだったのですよ。
折れた傷口も分からないように再生しております。そしてもうひとつ見ていただきたいのが木目です。綺麗に木目がでているでしょう。木の持つ美しさを最大限に引き出す塗装をいたします。座も張り替えられて前よりも座面が厚くなっているでしょう。新品同様といってもいいですよね。
肘の部分と前の脚がフレーム本体から割れて取れてしまっております。びっくりするほど壊れています。一般的にはこの様に壊れたイスは産業廃棄物として処分されますが、修理の鉄人にかかればこの通り綺麗に修理いたします。 捨てる前にご連絡をください。
壊れた部分を糊付けし、内部に金属をいれ補強し固定します。もちろんいくらうまくつけても割れた部分にはヒビが残りますが、これをうまく分からないように塗装いたします。上の写真と、左の写真とではフレームの色が違うのは、フレームの汚れを落とし、ペイパー等を用い塗装前の下地処理をしたからです。前の塗装をここまで綺麗に剥離いたします。
肘、脚の壊れていた部分を幸いにもお客様がお持ちになられておりましたので、手際よくオペを施させて頂きました。
壊れた部分の部品、木片は必ず保管しておいてください。充分役に立ちます。
塗装前の下地処理が終わったイスの全体写真です。
ここから塗装に入ります。
基本的には
1、下塗り
2、中塗り
3、上塗り
の三段階の工程です。
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