20年ぐらい前のイスをサンプルにしてアンティーク塗装を紹介いたします。 写真 修理前
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特に肘の部分の痛みが激しく、塗装がすでにはげています。また古い塗装が汚れで溶け出し擦るとまるで垢の様に取れ、ベトベトしています。長年の使用で塗装がかなり劣化しておりました。
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写真 座と背の張替えだけでなく、フレームの再塗装をもいたしました。
傷んでいる塗装を剥離いたします。

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写真 下地処理
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傷んでいる塗装を全て剥離いたします。上記写真で白くなっているところは、塗装を剥離し、完全に木材の地を出します。また以前の塗料が残っているところも、汚れ等を綺麗に落とし、研磨を行います。イスのフレーム全体にペーパー等をかけ、木の表面を平らに削り、キズ、へこみをなくします。素材の下地を滑らかに仕上げて行きます。この工程をいいかげんにしますと、平らな面が再製されなかったり、木目が綺麗に出てきません。
 着色
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下地処理が終わりましたら、アンティーク塗装の準備に入ります。アンティーク処理を行うため地の色をフレームに着色いたします。この着色により木目がより綺麗にでてきます。木目が消えてしまうような塗装はいたしません。
ベースの地の上にぼかしをいれアンティーク仕上げを行います。 写真 中塗り、
上塗り仕上げ
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肘の部分もぼかしで色を吹き付けます。 写真 ぼかしの色の強さを調整しながら全体を仕上げます。
最終の仕上げは、フレーム全体にウレタン樹脂を吹きつけます。
座と背の張替えも終わり、フレームも綺麗に、スベスベに再製されました。完成です。
写真 再製完了

座と背の張替えも終わり綺麗に仕上がりました。新品の様でしょう。

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