工房紹介


ムラタ家具修理工房の内部(作業スペース、工作機械、工具)をご紹介いたします。

  中心にあるのが作業台です。この台の上で家具の分解、組み立て、修理を行います。この台を中心に工具ボックス、棚等を配置しています。 
左側奥から木工旋盤 。その右がボール盤。
その前のテープに設置されているのがせん断機。その横が自動カンナ盤です。
手前が丸鋸になります。
左側の木工旋盤は木材を円形に削りだす工作機です。回転盤に木材を挟み、回転する木材にノミ等を当て整形します。
右側の機械は、ドリル(穴をあける刃)を取付け木材に穴をあけます。 

 削る面の形状に合わせ、それにあったカンナを使用いたします。刃の取り付け位置やカンナ台の形状が様々なものがあります。
この写真のカンナはユニークな形状をしていますが、使用頻度はかなりあります。左側から2番目までは一般的な平カンナです。目にすることはあると思います。
左端のカンナはおもちゃのような大きさですが、これも立派な工具です。
 イスの座面を張る工具です。大きめのホチキスを空気圧で打ち込むエアータッカーです。このホチキスの釘のことをステープルと言います。
手前がタッカー本体で奥がステープルです。この二本のタッカーは同じ機能のもので、J線と呼ばれる幅10ミリ脚の長さ6ミリから13ミリのステープルを打ち込めます。
主にイスの座面の張替え、座面と張地の固定に使用いたします。
ステープルの脚の長さ(6ミリから13ミリ)は座板の固さ、生地の厚さ等により使い分けます。
 ステープルの脚の長さ(打ち込み量)の写真になります。
脚の長さが違う、少し大きめのホチキスです。
 このタッカーは、J線の幅4ミリのステープルを打ち込むタイプです。
狭い板の間等にステープルを打ち込むときに幅の狭い4ミリタイプを使用いたします。ステープルの脚の長さとしては8ミリから13ミリのものを使用いたします。
 F線というステープルを打ち込むタッカーで、J線よりも細いステープル専用です。ちょっと特殊なタッカーです。主にステープルの跡が目立たない所に使用します。主にイスの背張りに使用いたします。ステープルの脚の長さが7ミリから10ミリのタイプです。
   上部の写真と同じF線のステープルを打ち込むタッカーですが、ステープルの脚の長さが3ミリ、4ミリといった非常に短い特殊な仕様のタッカーです。薄いベニア等に生地を無張る場合に使用いたします。


イスの張替えに関しましては、座の形、材質等によりタッカー、ステープルを変え、適切な対応をしております。