=フランス・旅のエトワール(6)=

 旅をしているとエトワール(星)のようにきらりと光るいろいろな楽しいこと、珍しいことなどに出会うことがある。
私にとってのフランスのエトワールをご紹介いたします。


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== プラス(広場)とモニュメント等 ==


  パリを代表する通りは何と言っても"シャンゼリゼ通り"だ。その西の起点がシャルル・ド・ゴール広場である。そして、
 そこには巨大な凱旋門がデーンと構えている。(高さ:50m 幅:40m)その名のように、戦に勝って戦士が凱旋する為
 に1806年初頭にナポレオンの命によって着工されたが、彼の死後19年経ってようやく完成した。皮肉にも彼は遺体と
 なってこの門をくぐったことになる。中央には第二次世界大戦で犠牲になった無名戦士の墓がある。毎年、7月14日の
 革命記念日にはフランス軍の戦車部隊がシャンゼリゼ通りを威風堂々とパレードする。
  凱旋門の屋上に上る(有料)とパリ市内が良く見える。そして、シャルル・ド・ゴール広場から放射線状に12本の通り
 が四方八方に延びているのがわかる。フランスの広場はそこがロータリーになっていることが多い。写真でも解るように
 凱旋門を中心にロータリーになっている。従って、信号はない。慣れない運転手にとっては大変。車の流れに入っても
 どの道へ抜けるか、知ってないとグルグル、グルグル廻れども、なかなか出られないことがあるとか。(>_<)
  

  

 
バステイーユ広場には牢獄があった。1789年パリ市民が立ち上がり
この牢獄を襲撃した。フランス革命のきっかけとなり、「レ・ミゼラブル」の
舞台でもある。中央には"
7月革命記念柱"がある。現在は、オペラ座を
はじめ、若者が多く集まるエリアとなっている。この時は、"女性の権利を
守る日"とかで、オートバイによるデモがあった。
 
レピュブリーク(共和国)広場は8本の通りに5つのメトロが交差する。
パリっ子の憩いの広場である。老人たちがベンチに座って時の流れを楽しん
でいる。子供たちが掛けっこをしている。若者がローラースケートでサッと
通り過ぎて行った。
広場の真ん中にはフランスの自由と革命のシンボルである、
マリアンヌ像
ある。従って、この広場は多くのデモの起点となることが多い。
 


ヴァンドーム広場はパリの中心。五つ星ホテル“リッツ”や宝石店の“ショーメ”、高級ブテイック等が広場を囲んで立ち
並んでいる。ホテルリッツはダイアナ妃が最後に泊まったホテルである。各国の要人も多く泊まっている。

ヴォージュ広場は美しい建物に囲まれたパリで最古の広場である。アンリ4世が「王の広場」として造り、当初は多くの
貴族や政治家が住んでいた。著名人としてはビクトル・ユゴーも住んでいた。その住居跡がユゴー博物館となっている。
マレー地区にあり、今は市民の憩いの広場である。

ナシオン広場にもマリアンヌ像がある。自由、平等、博愛のシンボルとしてフランスの各地にある。マリアンヌは
共和国の化身であり、革命期に国が正式に認めたマスコットである。従って、実在の人物であるジャンヌ・ダルクの
像も各地の広場に見られるが、フランス人にはマリアンヌの像の方が馴染み易いらしい。

      

  それにしても、フランス人にとって
広場やそこにあるモニュメントは生活の中に溶け込んでいるように感じる。