巡礼の道(その4ー2)

 フランスではどこの街にも教会がある。それは、Cathedorale(大聖堂)であったりChapelle(礼拝堂)で
あったりするが、いずれにしても、宗教が人々の心の支えとして深く根付いているようだ。この点が日本と
フランスの違いの一つと言えよう。
 私は、フランス各地の大聖堂や礼拝堂を訪ねている内に、ある時、それぞれの教会が、点としてではなく
線として見えてきた。そして、それが遠く1500キロ先のスペイン北西部のサン・チャゴ・デ・コンポステーラへ続く、
中世ヨーロッパの巡礼の道であることを知った時、少なからぬ興奮を覚えた。

 【赤下線は、私がこれまでに訪れたことのある巡礼の聖地】 《「フランス巡礼の旅」田辺保著 朝日選書より》

  
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  Vézelay(ヴェズレイ)
   【ヴェズレイへの行き方】
   *PARIS LYON駅====(TGV:約1時間半)====MONTBARD----(BUS:約1時間)----AVALLON----(約20分)----VÉZELAY
    従って、パリを7時に出れば日帰りも可能。ヴェズレイからの帰りのバスは午後4時にある。(2007年8月)
    但し、アヴァロンからヴェズレイまでのバスは8月末まで。その後はタクシー。
   *PARIS BERCY駅====(SNCF:約2時間)====AUXERRE----(SNCF BUS:約1時間)----AVALLON--(約20分)--VÉZERAY
    私たちは、このコースを選び、アヴァロンで2泊した。

 (3) アヴァロン (==(BUS)==) ヴェズレイ
  翌朝、私たち夫婦はアヴァロンの☆☆のホテルに荷物を置いてヴェズレイへの One Day Trip へと出発した。
 天気はまずまず、ただ、8月下旬のブルゴーニュはもう秋の気配だ。

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【サント・マリー・マドレーヌ聖堂のナルテックス(玄関の間)のタンパン(半円形部分)《聖霊降臨》】
  このナルテックスの扉は普段は開いていないが、丁度、私たちが訪れた時は
大事な団体さん(?)が来ていて開けてくれた。
ラッキー!(^_^)/~
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高い天井の静かな堂内で目を閉じると自然と安らぎ、素直になり、
そして、我が心を読む
【私にとっての宗教】

  タンパンの『図柄はキリスト昇天の10日後におきた「聖霊降臨」の場面で、この日エルサレムにつどった弟子たちの上に
 「炎のような舌」があらわれ、ひとりひとりの上にとどまった。一同は精霊にみたされたように感じ、さまざまな国のことばで
 キリストの福音を語りはじめたという。つまりここに描かれているのは、イエスの教えを伝道するキリスト教会が誕生した、
 そのまさに瞬間というわけ。半円形の画面の中央にキリストが座し、その巨大なてのひらから発した光線(聖霊)が左右に
 いならぶ弟子たちの頭を打つ。』 《「フランス ロマネスクを巡る旅」 中村好文、木俣元一共著 新潮社 P31》



巡礼の象徴のホタテ貝(サン・ジャック)が聖堂の前にあった
中世ヨーロッパの人々は
ここを起点に遠く1500キロ先の
サン・チャゴ・デ・コンポステーラを目指して出発した
マグダラのマリアの遺骨安置の伝説は?



普段ヴェズレイは静かな落ち着いた村

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