パリの一日                       2019.4.15

4月15日(月)晴れ Praha12h25---(CZ)---14h15Paris
 プラハからパリに戻った私たちは、翌日ブルターニュのヴァンヌへ行くことを考え、モンパルナス駅の
近くにホテルを取った。初めてのホテルだった。
 近くにモンパルナス墓地があることを知り、行ってみた。大都会のド真ん中の墓地。良く整備され大きな
公園のような感じで、ゆっくり散歩した。

 
    《モンパルナス墓地は良く整備された公園のよう:モンパルナスタワーが見える》

 
《サルトルとボーボワールの墓:大勢の人がお参りしていた》     《芸術家のお墓?:さすがフランス》

 お墓をゆっくり散歩してホテルに戻る。玄関の脇に石板があった。《画家 藤田嗣治は1913年 ここで暮らし
創作活動をしていました》とあった。エエエ〜ッ!本当?(^_-)-☆ 知らずに泊まっていたのだ。フロントには
藤田の写真が飾られていた。『昔、ここはアパルトマンだったのですか?』とフロントのマダムに尋ねると、
『いいえ、昔の芸術家は安ホテルで生活していたようです。』とのことであった。
 藤田がモンパルナスで活動していたことは知っていたが、まさか私が同じホテルに泊まっているとは夢にも
思わなかった。少しの興奮を覚えながら部屋に戻った。

 
    《ホテル・オデッサ(☆☆):藤田嗣治が泊まっていたホテル:パリ・モンパルナス駅直ぐ》

      

 部屋に戻りテレビを点けると、画面に何やらどこかの教会の火事の様子が映っていた。どうもノートルダムらしい。
《イースターも近いから過去の出来事を振り返っているのだろう。》と思った。ところが、様子がおかしい。《ノートルダム
が火事らしいよ。》と家内に言うと、《ウッソー!》 《嘘じゃないよ。燃えている。今燃えているらしいよ。》《エエエッ!》
 それからというもの、テレビに釘付け。当然のこと夜中まで。

 
              《テレビも新聞も、1週間このニュースばかりだった》

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《後日談》
4月29日(月)晴れ パリ市内散策

 
    《ノートルダム周辺は大変な人出:規制線が張られ近づけない》

 フランス各地を旅行(別ページで報告)して2週間後にパリに戻った。宗教とは無縁に近い私にとっては不謹慎か
と思ったが、野次馬根性でノートルダム大聖堂に行ってみた。いつもより観光客で賑わっていた。規制線が張られ
近づけない。2週間も経っているのに、テレビ局も取材をしていた。