採掘のやり方

1.採 鉱

 採掘場は、上部および下部採掘場に分かれているが、昭和58年8月よりほぼ全量を上部
 採掘場から出鉱している。
 採掘はベンチカット採掘法を採用し、現在約1,000mL付近を採掘範囲としている。
 ベンチ高さは10mで各ベンチで発破により起砕した鉱石はロード&キャリーまたはショベル&
 ダンプ工法によりモービルクラッシングプラントまで運搬し、一次破砕の後、第2立坑に投入
 している。

 キャタピラー社の5130バックホー

 コマツ社の100トンダンプトラック

2.穿孔、発破

 発破ベンチにおける穿孔は、ロータリードリル(DM25SP:穿孔径130mm、孔長11〜12m、
 穿孔角度75°)とクローラードリル(HCR15:穿孔径102mm、孔長11〜12m、穿孔角度75°)
 にて実施している。
 爆薬はAN-FOおよびスラリー爆薬(親ダイ)を使用し、非電気式のノネル雷管による発破を
 行っている。
 盤打発破、盤際(端縁)ならびに硬岩部における穿孔は、クローラードリルのみを使用している。

3.モービルクラッシングプラント

 モービルクラッシングプラントはエプロンフィーダー台車、クラッシャ−台車および電源車から
 なっている。

4.運 搬

 第2立坑に投入した鉱石は坑底のロールフィーダーにより抜鉱され、第2水平坑坑内ベルト
 コンベアー、第3立坑、坑底ロールフィーダー、第2水平坑坑内ベルトコンベアーを経て、搬出
 コンベアーによりオープンシュートに投入している。
 鉱石は一旦オープンシュート下貯鉱場(375mL)に貯鉱され、地下ベルトコンベアー坑道に
 設けた振動フィーダーにより抜鉱し、ベルトコンベアーにて坑外の選鉱系統に送鉱している。

5.選鉱、輸送

 坑外に運び出された鉱石を、振動篩にて篩い分けた後ジャイレトリークラッシャーにより−70
 mmに破砕し、露天貯鉱場(340mL)に貯鉱している。
 貯鉱場より原石ベルトコンベアー(2.7km)にて、伊吹工場にある石粗プラントまで輸送している。
 石粗プラントにおいては−30mmをセメント工場向け原石とし、+30mmから砕石、砕砂、路盤材
 を生産している。

6.緑 化

 伊吹鉱山の植生復元(緑化)事業は、昭和45年から工法の検討を開始し、翌46年より岐阜大学
 農学部の全面的な指導を仰ぎながら、実務作業、現地植生調査等本格的な活動を開始した。
 その後の昭和47年滋賀県と当社との間で自然環境保護協定を締結した。
 緑化事業は緑化対象区域、緑化工法等の推移によって次の4期に大略区分できる。
 第1期 昭和46〜47年 試行錯誤期
 第2期 昭和48〜53年 伊吹方式確立期
 第3期 昭和54〜62年 上部区域緑化期
 第4期 昭和63〜    オープンシュート緑化期
 平成3年に客土、種子吹付け機を導入し、急斜面における吹付け工法にも取り組んでいる。
 平成11年末現在、総緑化面積は479千平方メートルとなっている。


移植した植物が年々根付いていく様子がよく解る。

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