コンナン買いました
変態ディスコ・ポップ(ドイツ)
(1997年作)
・Merricks・
"escape from planet munich"
・むむむっ!何が気に入ったかってこのジャケットが良い!まさにス・テ・キだ!!!
この車といい、意味不明のモアイ像みたいなものといい、真中あたりに何気にいるカップルといい、はぁ〜まったく、ため息が出てしまうぜ。
音のほうも結構キテる。ディスコっちゅーよりはアフォ・サイケポップだけど、一体何を意識したらこんな音を作れるのか、いや、作る気になるのかはなはだ疑問だ。強いて言えばメロウな気分に浸っちゃってるYMOが無理やりダフトパンクをプロデュースしたみたいな、キテレツだけどなかなかどうして気持ちのいいサウンド。
未来がきたらこんな車に乗りたい。
北欧ジャズ→クラブ
(2000年作)
・Nils Petter Molvaer・
"solid ether"
・こんなヤバイもんがなんとECMからリリースされてるとは!
主役のニルス・ペッター・モルヴェルって人はジャズ畑の人でトランペット吹いてるんだけど、バックにDJが参加してビートを出してて、その上にノイジーなギターが入ってきたりして、とにかくかなりカッコいい。
ドンナ感じかというと、例えるならマッシヴ・アタックのダークな部分がもっと洗練されてマイルスのエレクトリック期に近づいて、しかもDJ krushの50倍ぐらいかっこいい、みたいな感じ。
クラブシーンのアブストラクトとかトリップホップといったジャンルは結構しょーもないレコードが多かったりするけど、こりゃ久々に極上スモ―キーサウンドを聴いたぜ!って感じでまたまた目からウロコ。
60年代後期 N.Yガレージ〜サイケ
・Silver apples・
"silver apples / contact"
・信じがたい、鼻血ぴゅ〜。
「基本、基本」と言われてたので、前から聴かなきゃと思ってたら1st&2ndアルバムが2 in oneででてたので早速ゲット。これめちゃかっこいい!これ68年と69年作のやつなんだけど、なんちゅー新しさ!!
比較する対象を知らないのでどう表現していいのかわかんないけど、例えば同時代のCANなんかのジャーマンサイケに比べるとドラムはタイトだし、ベースラインもやばい感じなんでかなりダンサブル。
そんでもってN.Yというだけあって、アバンギャルドかつポップなセンスが滲み出た「モードな変態」っぷりがなんともイカす。
2ndの方にもかっちょいい曲は何曲かあるんだけど、1stがやっぱり最高!こんなカッコいい奴らがいたとは、目からウロコとはまさにこの事。す、す、すばらしい。
ブラジリアン変態ジャズ
・Hermeto Pascoal・
"slaves mass"
・なんというヤバイオヤジ!!!!
こりゃあハンパじゃない!やはりブラジルは奥が深すぎる!!
このもう説明のしようがないグレイトフル・メタルサイケみたいな人、一応ブラジル人。異端中の異端みたいな扱いをされていて、マイルス、チックコリアなんかにも影響を与えたというツワモノでもあり、実際マイルスの名盤「live evil」ではドラムとエレピで参加してる。
内容の方もジャケット同様、はっきり言って説明の仕様がないほどオリジナリティ溢れ出ちゃってて、とりあえずボッサ、トロピカルなどといったジャンルにカテゴライズすることは全くもって不可能。ブラジルのもう一人の大御所変態トン・ゼーに比べると完全にこの人はジャズ。
そして変態、変態といっても意味不明の前衛的なものではなく、あくまで最強のマッドネスと気持ちよさを伴ったまさにブラボーな変態。
スバらしい!!名盤!!
ブラジル音楽
・Caetano E Gil・
"Tropicalia 2"
・むむむっ。これはスバらしい!
ブラジールの大御所2人(カエターノ・ヴェローゾとジルベルト・ジル)が一緒にやっちゃってるんだけど、やっぱりこの人たちは凄い!
ボッサからファンキズム溢れるものから、マッシブアタックはもしやこの曲を聴いてあーゆー音つくったのか!?といったようなものまでもう自由自在!
個人的にはジミヘンのカヴァー「wait untill tomorrow」でドキドキ指数255ぐらい。
かなりの変態
・Martin Rev・
"Strange World"
・なんという変態!!!アホか!
こんなヘンタイにはなかなかお目にかかれない、そしてそれがサイコーだったりする。くぁ〜、参りました。
←このバック トゥ ザ ヒューチャーみたいなオヤジは元「SUICIDE」のボーカルじゃない方の人。この期に及んで今年ソロ作品を発表、20年前と変わらぬ相変わらずのアフォっぷりに思わず敬意を表さずにはいられなくなる。
たいがいの曲は薄気味悪いメランコリックなバックの上にこのおっさんの不気味にやさしいボーカル、みたいな感じ。
スーサイドのあのチープなビートは本作では今風なビートになってたりするがやはりそこはヘンタイ、アホみたいにディレイとリヴァーブかけまくったまるで「変態ダブ」みたいになってるものもある(ダブではないんだけど)。
うーん、スバらしい!でもこんなの聴いて「スバらしい」とか言ってたら親が心配するだろうな。
かなりいい
プログレ、アンビエント、ジャーマンサイケみたいな
・Phish・
"the siket disc"
・なんということ!!まさかPHISHがこんなことを!!!いやーちょっとまじでこりゃビビッタね。
これはなんか以前のアルバムを作ってる時のスタジオでのフリーセッションを録音・編集したものらしいんだけど、こんなセッションをしながらああいうアルバム(story of the ghost)が出来ていったのか、と想像するだけで恐ろしい。アルバムはおろかライブでも見ることの出来ないような完全インストゥルメンタルの激ヤバセッション。例えるならCANとピンクフロイドがアメリカのちょー大自然みたいなところでレイヴやってるみたいな音。
いやーそれにしてもびっくり。おかげで今日は一日中興奮してた。
究極のダサかっこいいサウンド
・new order・
"BBC radio I live in concert"
・初めの方ははっきり言って「下手くそ」なんだけど、ライブが盛り上がって来るにつれてだんだんいい感じになってきて、最終的にはかなりサイケですごいことになってる。
new orderを聴くたびに80年代ブームがどどっとやってくるのも、もはや時間の問題だ!と思ってるのは俺だけではないはず?
「テンプテーション」とかを調子に乗って爆音で聴いたりしてると車をぶつけるので要注意!!
ダンスクラシックス〜ガラージ
・universal robot band・
"dance & shake your tambourine"
・なんというオシャレさん!!アナログは高くて買えまシェ―ン、と思ってたらCDが登場した。このチープだけどハイセンスなシンセの音!何気に激かっこいいコンガ、むむむぅ、たまらん!!誰がなんと言おうとたまらん!!!たまりません!!あまりにもたまらないので通して3回続けて聴いてしまった。パトリック・アダムスさん、あんたは偉いよ!ジャケともども文句の付け所もないし、しつこいようだけどもうたまらん!!
ゴリゴリおしゃれディスコ〜ハウス
・DIMITRI FROM PARIS・
"disco forever"
-the sound of underground disco-・おっしゃれ〜。2枚組かと思って買ったら3枚も入ってた!フランス、パリ辺りでブイブイいわしちゃってるジゴロオヤジことDIMITRの新作、さぞかしパリジャンヌ達にモテモテのことだろう。
この人のものは全部試聴しなくても安心して買える、内容のほうも「最高系」。こりゃかっちょいい。
基本的に「エロジャケ」は買うことにしてる、だってエロジャケものに限ってセンスいいんだもん。これでまた一枚エロジャケ・コレクションが増えたぜ、イェイ。
ジャーマン・サイケ・ロックっていうの?
プログレとも言うか。
・CAN・
"monster movie"・先日ようやく社販で購入、CANのなかでは「future days」、「tago mago」に並ぶ名作(と勝手に思ってる)それにしても大問題なのはこの完璧意味不明のジャケ。だってこのアルバム1968年だよ!いくら世の中がサイケ、サイケ、とサイケデリックな事象がもてはやされてたとはいえ、これは当時としては(今に至っても)明らかにブチ切れてる。なんなんだろうな一体これは。
このアルバム文句なくかっこいいんだけど、音はかなり極悪。デジタルリマスターの再発とかあったらちょー爆音で聴いてみたい、やばいんだろうなー。
ヒップホップ(こみ上げ系あり)
・arrested developement・
"zingalamaduni"・6曲目の「プライド」という曲が個人的にスーパーウルトラ気に入っているので愛聴してる。ヒップホップはあまり詳しくないんだけど、最近スケボーをやるようになってからよく聴くようになってきた、ワレながらなんと単純な。
ヒップホップといえば昨日ジム・ジャームッシュの「ゴースト・ドッグ」を観た、見終わった後、妙にストイックな気分に浸れるのでオススメ。
ディープハウス(non stop mix CD)
・mixed by Domenic Capello・
"SUBVERSION"きゃーー!かかかっちょいい!!
イギリスのglassgowにある老舗ハウス箱「SUBCLUB」の10周年記念としてリリースされたミックスCDらしい。こりゃまいった、なんとしてもこのクラブ一度行ってみたい!
ここの所CDやレコードをネタ集めとして買いすぎてたため、たまにはMix CDでも聴いてみるか、と思って買ったんだけどこれが大当たり。東京でいえば「GODFATHER」とか「LIFE FORCE」系。クラウドの質も相当高そう。
アンド、このDJの人めちゃうま!すごい。LIFE FORCEとかでやんないかな〜。
ジャムバンドもの(N.Y)
・David Fiuczynski
&
John Medeski・
“Lunar Crush”・「ハンパじゃない」とはまさにこのこと。2人ともジャムバンドシーンでは有名な人たち。とにかくゲロ上手い、まぁジャムバンドっていうからにはゲロうまなのは基本だけど。
アルバムの中でもダウンテンポのフリージャズっぽいのとかはやや意味不明だが、クラブ向けの踊れる感じの曲は相当ヤバイことになってる。ロックなんだかジャズなんだかはこの際もうどうでもいいが、ぶっ飛ばしまくりのキーボードとギターはまるで伊勢湾台風状態、なんというグルーヴ!! 94年作。
名盤
・JORGE BEN・
“AFRICA BRAZIL”♪タジマ〜ハ〜ル、ハイみんなも一緒に!て、て〜れてれて〜、て〜れてれて〜、て〜れてれてれれ〜。
最高!これは名盤と呼ばれても仕方がない。ジャケもいかにも名盤っぽい。このアルバムの曲全部をNewOrderとかが「new wave mix version」とかいってremixしたりしないかなぁ、そしたらかっこいいと思うんだけどな〜。
そういえばバーデン・パウエル死んじゃったらしい。ブラジルではやっぱりジェリー・ガルシアみたいに「巨星落つ!永遠への旅立ち。」とか書かれんのかなー?
なんだか知らないがとにかく趣味の悪いかえるのイラストが気持ち悪い。
・SAPO・
“SAPO”オリジナルは74年リリースらしいけど、国内盤は去年再発したものらしい。「伝説のラテン・ロックグループ」、なんて書いてあるんで思わずゲット。
これが何気にかっこいい、ラテンロックというよりは、ラテン音楽にエレキギターが入ってるって感じ。
時代のせいなのか、それともジャケットの薄気味悪いかえるのせいなのかは不明だが、なかなかどうしてサイケ。
ラテンでサイケといえば「dom um romao」のレコードが再発していたのは嬉しい限り。
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