このページで使用されている画像は(株)ソニックチームの許諾を得て、
ドリームキャスト用ゲーム「ファンタシースターオンライン」より
キャプチャーしたものです。配布や再掲載は禁止されています。


ラグオルがリングだ!

再び集結した3人
 私はTORRY、レイキャストであり、カメラマンでもある。銃をカメラに持ち替えても、狙った獲物は逃がさない。
 さて、先日はロビー間で行われた決闘の模様をお届けしたわけだが、その後も両雄は修行に余念がなかった。スカー氏が修行のためラグオルに篭っている様子を横目に見ながら、私も同じロビーの者として虎氏の修行に付き合い、遠慮なくM属性+50のハンドガンをぶっ放した。戦術を研究し磨きをかけ、装備を更新してゆく。私も同行カメラマンとして猛特訓をし、装備、耐久力を向上させ、時を待った。そして遂に、虎氏から私の元へ再戦の日時などが届けられたのだ。
 我々は少々早めに到着、打ち合わせを行う。今回の決闘はさほど大事にせず、立会い人も毎回変更して多くのハンターに見てもらう事とした。私は専属カメラマンとして直接招聘されたため、全ての試合に参加する事になった。試合は例によって3本先取。最初の立会い人はB.Queen MAKO嬢となった。

追われる者
バーニングスカー
 1回戦開始。チーム分け法則は前回で判明しているので、私は虎氏と同じチームになるよう調整した。そして試合開始。同じチームの者はMAPに位置が表示されてしまうので、公正を期すために虎氏のみを追っていく事にする。MAKO嬢もバトル大好きということで興奮気味だ。
 今回は2人とも装備を更新しており、スカー氏は燃えっぱなし、虎氏はレッドリングタイガーとなっていた。スカー氏の針で幕を開けた戦いだが、虎氏の接近を許すと一気にたたみこまれてしまった。虎氏が使用しているのは、前回は他ハンターに貸しており持ち込めなかった赤のダガー、N属性+60。もうほとんど瞬殺といっていい威力で、終始虎氏ペースでの展開となった。
 スカー氏の武装が針という事で、近接撮影を敢行している私にも命中弾がくるのだが、前回より耐久力を向上させているために配置し直されてしまう事はない。むしろ倒されると視界が良くなりいい絵が取れるため、是非とも倒してくれ、という状態であった。・・・断っておくが、私にその手の倒錯した趣味はないので、誤解しないように。

追う者
赤い輪のトラ

決戦兵器
シノワレッドブレード
 第2回戦の立会い人はCoquelicot.3嬢。赤のダガーが強すぎるのでは、という懸念が生まれ、使いにくい状態に。ただでさえレッドリングで能力全般が上がっている虎氏。ここは少し控えようという事に。
 ここで代わってクローズアップされた武器がソノワレッドブレード。アンドロイドでもシフタ+デバンド効果を発生させられる優れものだ。・・・テクニックではLV3相当程度のようだが、基本能力が1000単位であるため、上昇分もばかにできない。
 例によってデルセイバーの乱入もあり、針の流れ弾でコクリコ嬢の観戦にも厳しい状態だ。彼女も撮影機材があるという事で、その写真も楽しみである。
 試合は虎氏が決め2連勝、決着に王手をかけた。試合後の談話でスカー氏が一言。「シフデバ消えてないか?」「ああ。」答える虎氏。・・・私はてっきり、相手のシフデバを相殺するためのシノワレッドブレード投入だと思っていたのだが(汗)両者とも、壁のある部屋など狭い環境を好んで戦っているので、重ねがけもしやすいだろう。

試合後のコクリコ嬢

熱くないですか?

脅威の針

思わず大の字に
 3戦目の立会いはLeila嬢。また、赤のダガーは協議の結果完全に封印状態に。
 いざ戦い始めると・・・なぜか虎氏が即死。それも1回ではない。スカー氏の武器は針。1撃ということは無いはずなのだが・・・などと考えていたら、流れ弾で私も即死。一体何事?
 その後も虎氏は突撃を繰り返すも、次々と返り討ちに。スカー氏の武器が針なだけに、観戦している我々も命がけである。カメラ位置にまで上がっていれば、ある程度は弾けるのだが・・・。
 スカー氏は見通しのよい大きめの部屋に陣取り、各ドアにはトラップを設置して警報の替わりとし、また虎氏に一気に接近されないようにしていた。ステイト/メンテナンスのため特殊効果は期待できないが、充分時間稼ぎに使えるということなのだろう。
 3回戦はスカー氏の圧勝。即死の件は、複数ロックオン(よくリリーなどで2発以上当たるあれである)とクリティカルではないかという事になった。至近距離からくらうと、虎氏でも耐えられないということか・・・。

意地を見せたスカー氏

フェンスデスマッチ
 スカー氏はいよいよ本領を発揮し、ストレート負けを回避。前回勝者の貫禄をみせつけた。そして4回戦の立会いはRAGUNA氏。私も先日チャレンジでご一緒させていただいた。スカー氏側ロビーの強者で、虎氏ともバトルをする予定だったのだが、アイテムロスト事故などで予定が狂い、現在どうなっているかは知らされていない。直接対決の前に、高次元バトルを見ておくのは良い糧となるだろう。
 3戦目同様、射撃武器のスカー氏が1歩リード。だがその凄まじい弾幕の中を、虎氏が肉薄してゆく。その迫力たるや鬼神のごとし。スカー氏も優位は変わらないが、距離を置きながらの戦いをせざるを得ない。
 白熱する戦いに、またもデルセイバーが乱入。戦闘中の2人にとってはさほど脅威ではないのだが、うざったい事に間違いはない。と、そこでデルセイバーに斬りかかる・・・RAGUNA氏?!手には何故か持参したと思われる武器。デルセイバーを斬る、斬る、斬る。ついでに虎氏をも斬る(笑)
 当然ながら虎氏にどやされていたが、これで決闘時には最初から赤ダガーを使用される事は決まってしまったような・・・さっそく巻き込まれて(巻き込んで?)倒されていたりする。
 このようなハプニングはあったものの大勢は変わらず、そのままスカー氏が勝利。勝負の決着はは前回同様、5戦目に持ち越された事ここに至り、遂に赤のダガーも解禁。真のバトルが始まろうとしていた・・・。

因果応報(笑)

ついにマッチポイント

 遂に迎えた最終戦。立会い人はSHADOW SKILL嬢。武器、肉体、精神・・・己の全てをぶつけあう無制限バトル、開始!
 スカー氏が針を放てば、虎氏はそれをものともせず正面から突っ込む。ダガーが命中する度に瀕死の重傷を負うスカー氏。もちろん虎氏もただでは済まず、満身創痍だ。前回の決闘をさらにレベルアップさせた激しいものだ。
 激闘の末に立っていたのは虎氏、リベンジを果たした。そして両雄はお互いを称えあい、決闘が終わった。
ロビーへ帰還後、雑談。前回の決闘の後も交流が続いていたため、空気は非常に和やかなものだ。今回のバトルを観戦したハンターズも満足できた様だ。それぞれが皆に伝える事により、バトル熱は当分続いていきそうだ。最後に虎氏が何気なく言った一言がそれを暗示しているといえるだろう。


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