新潟県 村上市 人形様巡り
久しぶりに早起きして城下町村上に「町屋の人形様巡り」にでかけた。一昨年から雛祭にはじまって旧暦の雛祭りまで自慢のお雛様を公開して下さるというものです。「村上の人形さま巡り」の特徴は昔ながらの町屋づくりの商家が店の奥の部屋に江戸時代から代々受け継がれてきた大切な「人形様」を部屋いっぱいに飾つてあります。不断とうり商いをなさっておられますので、つい遠慮して「お邪魔いたします」と声をかけるのですが「どうぞ、どうぞ、人形さま見てやってください」とこちらが恐縮するほど丁寧に招き入れていただけます。自慢の「人形様」は家々でそれぞれ違います。お殿様から拝領になったお雛飾りあり、六人姉妹のため作られた六人の市松人形あり、一人ずつ表情の違う大名行列あり、横取りしたいほど見事な冠の古代雛ありでため息の連続。しかし、人形さまもさることながら、今日はすこしづつ味わいの違う町屋つくりのみごとな古民家を内部からじっくり味わうことができました。
このお宅では二間続きの部屋いっぱいにお人形さまが飾られておりました。
人形さ巡りには約60件の民家の協力を得て行われておりますので、写真のかずも膨大です。
一ヶ月ごとに写真を入れ替える予定です。