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2003年2月8日〜9日 弘前に雪燈籠まつりを見に行きました。弘前へ行くのは一昨年の春以来通算3度目です。ところで、今回の旅行でおそらく私の2003年重大ニュースの上位にランクインする出来事がありました。りんごです 羽田空港に着いたのが午前7時。ここでびっくり。とにかくすごい人混みなのです。10日月曜日に休みをとる人には、4連休の初日となる土曜日のせいでしょうか。もっとも搭乗予定のJAS161便青森行きは空席があるとのことでした(因みに他に空席があるのは同じ青森の三沢行きでした)。 青森空港着9:40。予定より約20分の遅れ。そこから弘南バスで弘前市内に向かいます。空港に着いたときには快晴でしたが、市内に入ると曇天。そして、気温の表示は8度。防寒対策万全でしたが肩すかしです。 まずは夜間撮影の下見兼洋館巡りです。弘前市立観光会館(1階には左上写真のねぷたが展示)にてパンフレットをGETして弘前公園(弘前城跡地)へ。ちょっと溶けかかった雪燈籠を見ながら夜間撮影の場所をチェックしてまわります。一昨年訪れた記憶がよみがえってきました。 公園を出てから洋館巡り。事前に書籍(「カメラを持って旅に出よう」毎日新聞社。)やインターネットで調べてあったのですが、結構迷いました(写真左から右へ:弘前カトリック教会→日本キリスト教団弘前教会→青森銀行記念館これは夜に撮影)。迷った末にたどり着いたのは弘南鉄道大鰐線中央弘前駅。この線では東急等かつて都会で走っていた車両が頑張っているそうです。 途中、「津軽藩ねぷた村」へ立ち寄ります。土産物を物色しますがここでは購入しませんでした。いったんシティ弘前ホテルへ戻りチェックイン。夜の撮影のために歩き疲れた足を休めます。 午後4時、ホテルを出発、弘前公園へ傑作を撮りに向かいます。一眼レフとデジカメを三脚にセットし暗くなるのを待ちます。左下の写真に写っているミニかまくらを見下ろすポイントは昼間のうちにチェック済み。既に三脚を構えた人たちが身構えていましたが、それなりの場所を確保できました(日没30分前)。撮影を目的としない観光客もぞくぞくときて感嘆の声をあげながらフラッシュをたいてシャッターを押しています。 雪燈籠も撮影し重い三脚を抱えてホテルへ戻り、夕食。明日の予定をたてようとしたのですが、テレビ(砂漠の駅〜森村誠一シリーズ)を見て時間を過ごしてしまいました。 9日朝、ホテル12階のレストランで朝食をとります。料理はごく普通のメニューでしたが、りんごジュースの何とおいしいことか。やはり、産地で飲むと違うのでしょうか? 朝食後、バスで「弘前市りんご公園」へ。ここを訪れた目的は、ネクタイピンとネクタイの購入です。さて、バスにゆられること約20分。停留所で降りたのは私だけ(イヤな予感・私だけ?)。歩くこと5分。入口の駐車場には車が数台ありホッとしました(後で考えると従業員の車だったようです)。とにかく、中心施設りんごの家に入ります。もっとも、りんごの家の外は積雪で、そり等で雪遊びをするしかなさそうです。暖房のきいた家の中でネクタイピンを見つけ(ネクタイは高いので購入中止)、さらに会社へのお土産を購入して早々に立ち去ろうとしました。 が、入口付近にいた従業員の方に声をかけられました。「試食をどうぞ」。他にお客はいません。「りんごは嫌いなんです。」りんご公園でそんなことも言えず、試食用のりんごに目をやります。「よかった、そんなに大きくない。何とか一口食べて退散しよう。」耳の神経を他のことに集中させてガブリ。「食える。しかもおいしい」。久しぶりに口にしたりんごでした。「そちらはサンふじです。こちらの○○もどうぞ。」二つ目もガブリ。でも、残念ながら二つ目はダメでした。その様子でわかったのでしょうか。三つ目はありませんでした。しかし、サンふじは確かにおいしかったのです。苦手な音を忘れる程、美味でした。 気がつくと地方発送の用紙に記入していました。しかも3枚(3カ所)。両親と弟夫婦2組へのお土産が当初の予定であるいちご煮からサンふじへと変わった瞬間です。 まだそのおいしさに半信半疑の私(自分用には買いませんでした)の気持ちを見透かしたかのように「これ、旅の途中で召し上がってください」と袋に入ったりんごが2個差し出されました。「ありがとうございます」。自分用のりんごを手に持つのは何年ぶりでしょうか? いま、自宅の台所三角コーナーにはりんごの皮があります。ついさっき、リンゴを1個食べました。やはり、おいしかったです。しばらくは弘前のふじならおいしく食べられそうです。とりあえず明朝、残りの1個の皮もむいてみようと思っています。 りんご公園からの帰路、バス停で話をした地元のお婆さんによると4月頃、りんご公園への直通バス路線が出来るとのことでした。次はりんごの花を見に再び弘前を訪ねようと思い描いた旅でした。 |
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