広島の旅2泊3日
岩国・広島への旅行は2003年7月18日錦糸町のつばめグリルで飲んだ生ビール2杯から始まりました。つい目に入った生ビールセットの文字が光っていました。
19時東京駅発下関行きの寝台特急あさかぜに乗ること約12時間。翌朝7時30分に岩国駅で下車し錦帯橋を見学する予定です。
19日午前5時30分起床。三原駅付近。外は曇り、まだ雨ではないようです。ラウンジカーには先客がひとり。移動してぼんやりしていました。ラジオを聞くと九州地方が大雨で相当の被害がでているようです。外もだんだん雨が激しくなってきたようです。6時30分頃、もうすぐ広島駅到着というところで急停車。海田駅を過ぎたあたりです。車内放送によると踏み切りでトラブルがあったようです。約13分の遅れで広島駅に到着。車内放送で寝台の座席を片付けはじめるとのこと。リュックをもってラウンジカーに移動です。ラジオによると梅雨前線が北九州から山陰に停滞しているようです。
7時30分、予定より遅れて岩国駅到着です。すごい大雨です。そして突然の停電。落雷でしょうか?
バスで錦帯端へ。雨の影響でしょうか、川の水がものすごい勢いで流れています。
左の写真の右側の山頂に小さく見えるのが岩国城です。ロープウェイに乗って城内の展望台へ。そこから見下ろしたのが右の写真です。晴れていると奥に瀬戸内海が見えるようですがこの日はだめでした。早々に展望台をおりふたたび橋へと戻ります。途中で岩国すしとソフトクリームをほおばります。そういえば朝食をとっていません。
岩国駅へはレトロバスいちのすけ号で戻りました。同じ運賃だというのでちょっと遠回りする贅沢を選んだのです。
そして、世界遺産 安芸の宮島に移動します。
11時過ぎにJR宮島口駅着。駅で販売していた航路開業100周年記念往復乗船券で宮島へ上陸です。干潮と満潮の両方をみることができました。厳島神社の大鳥居もよかったですが、千畳閣がよかったです。事前に「旅の手帖」でそのいわくを読んでいたので役立ちました。
この日の夜は国民宿舎杜の宿に宿泊です。夕食を部屋でいただく珍しいパターンでした。
20日、朝食をとって出発。少し天気予報は気になりましたが、雨の降り出しが遅くなりそうなので弥山(みせん)に行きます。登りはロープウェイ、下りはハイキングコースを選びました。山頂ではサルが放し飼いになっていました。来年の年賀状用の写真は採れませんでしたが。
下山はたいへんでした。昨夜の雨で滑りやすくなっており川の流れも激しかったです(上、一番右の写真)。疲れたあとの食事はおいしいものです。宮島名物「穴子」と「牡蠣」。穴子うどん牡蠣飯定食の写真をご覧ください。
宮島を離れて広島市の中心街へと向かいます。だんだんと雨が激しくなってきたようです。
原爆ドームから広島祈念公園へ。初めて訪れたわけではないのですが展示品は当時の悲惨な状況を感じさせます。
ひととおり見学した後、広島のお好み焼きが夕食です。るるぶに紹介されていた店のなかからみっちゃん本店を選びました。非常に混んでいてあわただしく、ゆっくりとくつろぐわけにはいきませんでした。
そして、雨が降り続きます。
21日、予報は雨。そこで、時間を早めて帰京することにしました。あいにく満席で新幹線の座席指定は変更ができませんでしたが、広島始発のひかり118号の自由席を確保でき予定よりも6時間も早く出発です。天候には恵まれませんでしたが、九州の豪雨を考えれば贅沢はいえない3日間でした。