2002年7月 前から行きたいと思っていた長崎へ行って来ました。昨年、函館を2回訪問した際、「夜景がきれいで 路面電車が走り 坂の多い街」という共通点がある函館と長崎。期待に胸ふくらませ旅立ちです。
13日(土)6時の電車に飛び乗って羽田空港着7時。乗換のいらない都営地下鉄-京急は便利です。ところで、出発前から不安なことが二つありました。
一つは、台風8号の進路。6号の影響がでかかっただけに、九州を直撃するのでは?日曜日に帰ってこられないのでは(それはそれでLucky!)? 空港の出発案内によると長崎は「晴れ 28度」。何とかクリアできそう。
二つ目は、地獄の痛みを伴う「口内炎」。なった人にしかわからないやっかいな病気です。前の晩も串焼き屋(近所の松竹さん)に行ったのに 焼き物を一本も食べられず、また、冷やしトマトを普段よりも小さく切ってもらっても食べられず、栄養不足ぎみです。長崎でもおいしいものが食べられないのでは?こっちは、不安が的中しました。
さて、機内。横一列(2-4-2の8人掛け)に座ったのは4人。前後にも空席が目立っていました。朝早いフライトのせいでしょうか。それとも、長崎旅行は来週からが本番なのでしょうか(直前に知ったのですが、翌週7/20からグラバー邸等のライトアップが始まるとのことでした)。
長崎空港には定刻通りに着陸。天気は晴れ。暑さがこたえそうです。バスに乗って長崎市内へ。まず最初に訪れたのは予定通り駅前の観光案内所です。ここで 路面電車の1日乗車券(500円)を購入し、散策開始!
しかし、実際のところ、「夜景を撮影する」ということ以外の予定は未定。路面電車で行き当たりばったり観光名所巡りとなりました。大浦天主堂〜グラバー園〜マリア園〜ドンドン坂〜オランダ坂〜眼鏡橋〜浦上天主堂〜平和公園。ここまでまわって3時。普段なら途中どこかで食事をするのですが、口内炎が痛くて食事もとりません。しかし、浦上天主堂への階段、平和公園への階段、暑さと空腹で目眩がしそう。痛みよりも暑さのほうがつらく感じられ宿泊先のWホテルにチェックイン。シャワーを浴びてしばし休息です。
5時、今回の旅行の主目的である夜景撮影に出発です。稲佐山へ着いたのは6時。普通は駅からバス〜ロープウェイを使うのですが、せっかく1日乗車券があるので(節約)路面電車〜徒歩〜ロープウェイで山頂へ行ったため時間がよけいかかりました。
太陽が沈んで夜景がきれいになったのは8時近く。函館とは違った夜景のはじまりです。2時間近く待ったかいはありました。写真は現像があがってからUPします。下山。市内で眼鏡橋のライトアップを撮影し、ホテルへ。途中、コンビニで弁当を買って部屋で食事。チャンポンも皿うどんもなし。
14日(日)ホテルで朝食。やっとこさ口内炎も治りかけてバイキング料理をたいらげました。
9時、チェックアウト。新地・中華街の一口香で土産を購入し、宅配の手配。これで、今回の義務を果たしました。その後、出島跡〜26聖人殉教地見学。公園で一休みしてから書店へ(メトロ書店&紀伊國屋書店)。どっちも賑わっていました。そして、涼しい。とはいってもいつまでも書店を彷徨くわけにもいかず、ひとまず長崎駅へ。改札横の待合室で時間をつぶしバスの時間を待ちます。2時のバスに乗る予定でしたが、することもなく1時発のバスに乗り込みました。海の上の空港は外を散策する訳にもいかず飛行機の時間を待ちました。
4時35分、定刻通り離陸。行きよりも混んではいましたが、空席もチラホラ。2日間の歩き疲れもあり機内では(窓際の席にもかかわらず)じっくり寝させていただきました。
長崎の美味い物を食べられなかったのは残念です。帰宅して「次はどこへ行こうか」と地図を見ながら、やっと治まりかけた口内炎を恨めしく感じています。