もっと夢中に

       野沢 智恵

 原稿を依頼され、大丈夫かなと思いながら引き受けてしまいました。
さて、現在夢中になっているものは何だろう。中途半端なものは数々あります(ガーデニング、コンピューター、手芸、英会話)。
 その中で学校を卒業して四十年位経ってから始め、現在も続いている英会話でしょうか。
 長い間勉強をしていますが、中々単語が出てこなくてうまく話せません。時々ノートを繰りながら、「これだけ全部覚えていたら随分うまくなっているのにな〜」とつぶやいてしまいます。
 でも「継続は力なり」とは言うものの、老いと共に記憶力の衰える中、何か一つでも覚えることで老骨に鞭打って日々頑張っています。
その中で仲間と時々昼食を共にし、楽しく学んでいます。息抜きも必要ですからね。
文章作りや、会話の参考としてやさしい英語の絵本、漫画を読みたいと思っています。英語は難しく、面白いです。
 私は海外の旅行へ行く機会がありませんでした。一度は行ってみたいとは思いますが、もうそのようなこともないでしょう。国内で外国の方に何か尋ねられた時、答えられ、案内ができるようにと思います。
 惰性のような、流れのようなものかも知れません。これからも前を向いて一歩でも前進していきたいです。
 私たちの英会話サークルを始めた、デンマークの先生が去年癌で五十二歳の若さで亡くなりました。尊敬する先生の顔が懐かしく思い出されます。
他の先生は、英国の方で日本に二十年以上、日本語は堪能、漢字検定二級の資格を取得のため勉強中。その先生がよく政治の話をして下さいます。今の日本国内の政策やその裏側を熟知されていて驚かされます。
 政治の事なので少し難しいですが、面白く話されるので楽しく勉強しています。
英語がもっと好きになって、もっとピッチを上げて、もっと夢中になれたらと思います。
越谷教会にもバイブルクラスがあればいいなと思ってます。

           (のざわ ちえ)


越谷教会月報みつばさ2011年7月号「私・・・に夢中です」より