第40回埼玉地区 教会全体修養会に参加して

武山 和子

  「神の恵みの再発見」 明日の教会を目指して との主題で青山学院の山北宣久牧師をお迎えして2泊3日(8/9〜11)軽井沢「南ヶ丘倶楽部」で行われました。参加人数は子どもを含めて107名、森林に囲まれた静かな環境で神様と向かう大切な時間を持つことができました。
 飯能教会、土橋誠牧師のヨハネによる福音書6章1〜14節「パン5つと魚2匹を持っていた少年」の説教で開会礼拝が始まりました。
 山北先生の講演(1)ローマの信徒への手紙12章1節〜8節から教会の基本的な学び、4本の柱、3つの任務、体質改善などユーモアを交えて話されました。心に残った言葉は「無駄なものは何もない。存在そのものが祝福されている」。与えられた恵みの再発見でした。
 夜の交わりの時は石橋先生のお話で「3・11246を覚えて教団のなすべきこと」を話されました。大船渡教会の村谷正人牧師からは震災のスライドを見ながら感謝の言葉と現状報告がありました。
 二日目の講演(2)エフェソの信徒への手紙4章1〜16節から伝道する姿勢を学び「教会に来て礼拝を守ることが奉仕なのだ」との言葉に救われました。「お互いに違う個性を認め主にあって一つ、信仰生活はイエス・キリストが共に歩いてくださる。歩むこと、歩き続ける意志的な継続、卒業はない」。恵みの再発見でした。
 夜のキャンドルサーヴィスは<黙想と祈りの集い>テゼの歌を用いてフランスのブルゴーニュ地方にあるテゼ村で、1940年男子観想修道会から始まった形式です。聖書を開き蝋燭の光を中心にテゼ共同体の祈りでテゼスタイルと言うそうです。短いみことばを繰り返して謳います。20〜30回繰返し、間に5分〜10分の沈黙のときがあります。初めての体験でした。
 自由時間には木立に囲まれた内村鑑三の石の教会を見、ブレストンコートでお茶とケーキを頂き優雅な時間を過ごしました。
 恵まれた時間を感謝して・・・

(たけやま かずこ)


越谷教会月報みつばさ2011年9月号より