今月の特集題 2010年度 教会総会
書記 豊川 昭夫 |
2010年度の教会総会は、4月25日主礼拝後に行われた。出席者は男性13名、女性29名、合計42名。現住陪餐会員200名の5分の1(40名)以上の出席により総会は成立。委任状は37通。 始めに石橋牧師より、教務教勢・行事・役員会報告がなされた。2009年度は、受洗者が3名与えられたが、転出者2名・逝去者2名で前年度に比べ1名の会員減であった。教会員の高齢化と共に礼拝出席者が減っており今後の重要課題となっている。 ◇各委員会等報告 伝道牧会委員会は、5月に他教会訪問ツアー(和戸教会を訪問)、8月に「映画『白バラの祈り』を見て平和を考える会」、10月に卓球大会、2010年2月に「信仰の先輩に聞く&石橋牧師と語る会」を開催した。今年は20数年ぶりに教会学校と合同で教会全体修養会を8月に行う。 壮年会、婦人会とも毎月第2週の例会を中心に例年通りの活動を実施した。しかし、壮年会は婦人会に比べ参加人数も少なく、世話役より積極的に参加して欲しいとの声が有った。なお、現在点字訳の奉仕者を募っている。 青年会は、残念ながら例会は休止状態にあるが、毎年受洗する青年が与えられている。会として復活することを祈りたい。 教会学校は、幼稚科・小学科・中高科の月平均礼拝出席者は57名。少子化の影響もあり幼稚科と小学科が減少傾向にある。なお、教会役員に年1回CSの礼拝説教をして頂き、引き続き今年も行う。 みつばさ編集印刷委員会は、2009年度も教会の大切な伝道紙としての役割を果たすことが出来た。特に、11月には創刊300号を発行。今年も新しい伝道主題の下に発行する。 キャンドルサーヴィス実行委員会は、キャンドルサーヴィスにはT部210名、U部190名もの多くの参加者があった。今年は子どもの礼拝の持ち方と費用に関して検討することが報告された。 インターネット委員会は、次週礼拝予告を過去の分と、又携帯電話からも見られるように新しくブログを利用して掲載した。アクセスは、2010年度中に10万件を突破する見込み。 バザー委員会は、新型インフルエンザの影響の為、幼稚園が休園になり、初めて延期という経験をした。12月に規模を縮小して開催した。 礼拝音楽奉仕の会は、恒例となった讃美夕礼拝を7月に、またキャロリングを12月に行った。諸貫先生の指導の下に拡大聖歌隊の充実が図られた。なお、現在オルガンのメンテナンスが行われていることを報告。 ターミナルケア勉強会は、2009年度も病床訪問・心も体も信仰もゆったりの会・平成園ボランティアの実践三部門を実施。ゆったりの会は、秩父・長瀞方面に行き、神学生時代越谷教会で奉仕した都築英牧師が牧されている秩父教会も訪問した。 副牧師招聘委員会は、委員会を2回開催して、各教会の牧師の情報を得て検討した。 附属幼稚園は4月に59名が入園し、2010年度全園児は147名で前年度より8名増加しクラスも8クラスとなった。4月に板倉朋江姉が副園長代行に就任した。なお、新しく発足した幼稚園理事会は年9回開催された。 ◇会計・献金報告 教会一般会計は、2008年度の赤字決算の影響もあり2009年度も赤字決算であった。 第二礼拝堂建築献金は、土地の借入金を全て返済した現在、建物に向けての献金がなされている。しかし、越谷市役所と折衝した結果、市街化調整区域での建築物は難しく、市街化調整区域が外れるまで信仰的に待つか、又は他の方法を模索するか課題となっていることが報告された。 ナルドの壷献金、隠退教師を支える百円献金、東京神学大学後援会献金はそれぞれ年額約35万、16万、12万円と多くの献金が捧げられた。 1.2010年度伝道計画案に関する件 年間主題 『こころを高くあげよう』 主題聖句 「あなたがたは、キリストと共に復活させられたのですから、上にあるものを求めなさい。そこでは、キリストが神の右の座に着いておられます。」 (コロサイの信徒への手紙3章1節) 主題、聖句とも今年度は新たにした。「わたしたちはキリストと共に復活させられたのです」。この神の大いなる救いの業の中にあるならば、否定的現実の中にあっても「こころを高くあげて」生きる事が出来る。教勢が下降傾向にある。まずは今、集められている者が生き生きとした礼拝を捧げるものとして教会に仕え、そして主の証人として歩みたいという願いをもって伝道計画案が立てられた。賛成多数で可決。 2.2010年度予算案の件 一般会計は、支出を出来るだけ抑え、前年度より約130万円減の1,150万円の予算が上程され、賛成多数で可決。 3.責任役員に関する件 例年通り、役員会に一任。 総会席上で予備選挙を実施し12名の役員候補を選出した。その後本選挙で上位6名の一柳民恵、岡林邦子、川田光江、貴田陽一、奥田尚子、菊地孝枝の諸兄姉が選ばれた。これで今年の役員会は、留任役員を併せると男女それぞれ6名の同数となった。尚、任期を満了した清水広幸兄と豊川が休職となった。 教会と言えども、世間と無縁ではありません。いやむしろ、教会会計は献金で全てを賄っているので、私達の家計と直結していて、現在の世間の不景気の波風をもろに受けています。少子高齢化の社会の現状は、私達の教会でも同じです。教勢の低下の一因となっています。第二礼拝堂用地の市街化調整区域が外れるか否かは、越谷市の街づくりに関係が有ります。正に、世間一般の課題と私達教会の課題は深く繋がっています。しかし、教会には主が共にいて下さっています。だからどんなに辛くて苦しい課題が有ったとしても前向きに捉えることが出来ます。「こころを高くあげて」歩むことが出来ます。 主の下に教会員がこころを一つにさせて、2010年度も越谷の地において主イエス・キリストの福音を力強く宣べ伝える教会となれますように切に祈ります。 |
(とよかわ あきお) |
越谷教会月報みつばさ2010年5月号特集「2010年度 教会総会」より |