今月の特集題　　2011年度　教会総会

書記　　奥田尚子

今年の教会定例総会は、3月11日に起きた東北地方の大地震と大津波による未曾有の大災害後一カ月半の、緊迫した国内情勢の中で、予定通り開催されました。また、昨年10月の教団総会において、新総会議長に選出された石橋牧師が活動を始めたばかりの時でもありました。 　陪餐会員194名中、男性14名 女性35名 合計49名の出席があり、規定の5分の1を超えて成立。委任状42通、陪席1名で、2010年度諸報告と議案3件が審議されました。 ◆教務教勢、行事、役員会報告 　会員数は、受洗1、信仰告白1、幼児受洗2、永眠者4、転出者4、計4名の減となりました。教勢は主礼拝出席数が下降気味で、前年度より5名の減、夕礼拝は前年度と変わらず、第一礼拝は1名の減でした。 ◆各部各委員会報告 　伝道牧会委員会は5月に草加教会を訪問、その後草加せんべいの手焼きを体験しました。8月には、20数年ぶりに教会学校と合同の全体修養会を開催。教会学校の子ども達と共に礼拝を守り、交わることができました。10月の卓球大会は、青年会・教会学校が優勝。個人戦は、中二の鵜飼真紀さんが優勝しました。 　2月の「信仰の先輩に聞く」は、澤木八重子姉からお話を伺い、「石橋牧師と語る会」では、「これからの礼拝堂を考える」をテーマに各担当者からの報告後、分団で討議をしました。 　壮年会は毎月の例会にもっと多くの方に出席してもらいたいとの呼びかけがありました。また、教会内だけの活動に限らず、地区総会等他教会との交流にも積極的に参加したいとの希望が述べられました。 　婦人会は今年の御言葉「光の子として歩みなさい」の主題の下、学びと奉仕に活動します。 　教会学校は、今年度に入り幼稚園児と低学年児童の出席が増え、イースターの卵が足りなかったという嬉しい報告がありました。 　幼稚園は、前年比1名減のスタートとなり、教諭の異動はありません。雨漏りがあり、屋上の防水工事が必要となり、今年度の緊急課題です。 　月報「みつばさ」は、26年間毎月かかさず発行を続け、315号に達しています。 　キャンドルサーヴィス実行委員会では、費用削減の試みと、出席者の利便のために、新しい工夫を重ねています。 　インターネット委員会では、新しい課題として、礼拝の録音をホームページにのせることを検討中です。 　バザーは予定通り行なわれ、370,533円の収益を上げました。教会と幼稚園が一つとなり楽しいバザーが出来ました。 　聖歌隊は、人数の確保と練習時間の確保が課題ですが、今年も教会暦による賛美、讃美夕礼拝、キャンドルサーヴィスに向かって練習して行きたいと思っています。 　ターミナルケア勉強会の平成園訪問は、園側の都合により、時間を繰り下げ、月1回の訪問に変更しました。 　各委員会で、それぞれのきめ細かい奉仕が続けられています。また、総会議案報告書に記述されていない日々の奉仕が積み重ねられていることも、忘れてはならないことです。 　今年1月に、新しく階段昇降機が設置され、バリアフリー化に一歩あゆみだしたことも特記すべきでしょう。 ◆教会会計・各献金報告 　995,153円の赤字スタートでしたが、決算では762,730円の赤字にまで好転しました。会計長老の努力に感謝です。 　今年度は更なる赤字減少を目標に予算が組まれ、原案通り承認されました。 　第二礼拝堂献金は、建築委員会の協議も始まり具体的対応が期待できるので、引き続きの協力をとの呼びかけがありました。 　今年1月にスタートした昇降機献金は、第二礼拝堂献金会計より立て替えた189万円の返済に毎月の献金をし、バザー収益金の一部もこれに充てました。 　ナルドの壷献金・隠退教師を支える百円献金・東神大献金も地道に続けられています。 2011年度伝道計画 　伝道主題「行け。わたしがあなたを遣わす」 　主題聖句「行け。私があなたを遠く異邦人のために遣わすのだ。」（使徒言行録22章21節） 　この最大の危機に立たされた現実の中で、教会に託されている使命を再確認し、証し人として派遣されることを自覚し、この主題を受け止めたいものです。 　4月から、主礼拝前の10時15分から15分間祈祷会がもたれています。10人あまりの方が祈りの時を持っています。この祈りに支えられて、教会が力強く歩み続けられることを信じます。 　被災教会に対する支援についての提案が出されましたが、今後の動向を見据えながら、息の長い救援が必要と思われます。「東日本大震災・被災教会の再建と教会が支援する命を守る活動のための献金」がスタートしました。毎月第4主日の主礼拝後に担当者が立ちますが、受付に常時箱を置きますので、ご協力ください。 　今年度は岡田、薩摩両長老が休職。選挙の結果、浅川、小幡、清水、田坂、豊川、舟橋各長老が選出されました。 　 新年度も与えられた課題に向かって、守られつつ歩んで行けるよう、皆様のお祈りをお願いいたします。

(おくだ　ひさこ)

越谷教会月報みつばさ2011年5月号特集「2011年度　教会総会」より