世界で初めての子どもについての観客論Matthew Reason著の The Young Audience (2010)の日本語版がついに完成しました。
単なる観客論にとどまらず、子どもの文化権、芸術と教育の意味を
議論し、文化政策や、アートマネジメントのあり方を問いかけています。
また、芸術体験を一人ひとりの子どもにとって
価値あるものにする「批評力」を身につけるための文献です。
目次
Part 1 コンテキストと問い
第1章 子どものための演劇と教育
第2章 観客開発から文化権へ
第3章 児童演劇における質
Part 2 演劇という体験
第4章 子どもの生の演劇体験を研究する
第5章 演劇的幻想と物質的現実
第6章 演劇的能力
第7章 倫理的あるいは比喩的な関与
Part 3
第8章 関わりを広げる
第9条 体験を描く
第10条 演劇について語る
結論 観客のまなざし
