滋賀県大津市の巨樹 @犬塚のケヤキ:JR大津駅にほど近い大津赤十字病院近くに巨大な欅(ケヤキ)の老木があります。 「犬塚の欅」と呼ばれており、市の天然記念物に指定されています。 この老木が注目されるのは、この樹にまつわる伝説のためです。 A華階寺のイチョウ:JR大津駅より琵琶湖方面下がった所に巨大な銀杏(イチョウ)の老木があります。 このイチョウ二株は旧華階寺境内に所在し、現在は道路の分離帯に南北に二株並んでいる。 ともに雌株で、大きさは北が目通り周囲約3.5m,南が約3.3mを測り、樹高は30mをこえていたが、 台風により折損している。天文元年(1532)華開寺の開基にあたって植えられたと伝えられる。 B大将軍神社のスダジイ:琵琶湖に沿って走る京阪電車石山坂本線の北の終点「坂本駅」で降りて、 日吉大社に向かう。その途中、右手にある大将軍神社の境内には、根の盛り上がったスダジイの巨木がある。 環境庁調査ではツブラジイと書いてあるが、名標板にはスダジイとある。 樹高14m、幹周り5m、推定樹齢は300年以上で、県の自然記念物に指定されている。 どうしてこんなに根上がりになったのか不思議である。 C唐崎神社の松:湖畔に大きく突き出した敷地一杯に枝を広げる「唐崎の松」は三代目。 樹齢は150〜200年と推定されています。 近江八景の一つ「唐崎の夜雨(やう)」としても有名で、ここからの湖東連山の眺めは素晴らしい、 昔から多くの歌が詠まれ。芭蕉の「辛崎(からさき)の/松は花より/朧(おぼろ)にて」の句碑も残されています。 D園城寺の天狗杉 この杉は寺伝によると樹齢千年を数え伝説によって「天狗杉」といわれています。 根まわり7.5m、目通り周囲4mあります。 昭和51年(1976)大津市の指定文化財になりました。 天狗杉の伝説・・・・・ 三井寺のHPによると、室町時代の初め、修業僧が密教の修行をしていたとき、ある夜、 突如として天狗となり書院の窓から飛び出し、この杉の上に止まり、朝になるや東の空に飛び去りった。 僧ははるか小田原(神奈川県)まで飛び、降りたところが大雄山最乗寺だったそうです。
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