房田・元宿について
取手町郷土史資料集(二集)や取手市史余禄を見ると、明治の利根川改修の際に消えた集落があるとの記述がありました。どの辺にあったのか、今はどうなっているのか興味を持ちましたので、消えた集落を追ってみることにしました。 |
房田について |
昔の地図を見ましたら、房田と元宿らしき建物群が記載されていました。
また、十二まどの鎮守らしき稲荷社も載っていました。十二まどはこの辺
にあったのかもしれません。
この地図を見ますと、取手の町の土手は、元宿までしかなかったようです
ね。しかも、かなり小規模な土手に見えます。
土手と思われる部分を茶色く塗ってみました。 現在で言うと、市民会館のあたりから取手小学 校の下あたりまで堤防はなかったようです。 |
現在の地図です
現在の地図に昔の地図を重ねますと・・・
ちょっとずれてしまいましたが、大体の位置が推測できます。
房田・元宿だけでなく、小堀にもなくなった建物があったようです。
房田跡を歩く
房田が見渡せるあたりの土手から河川敷を見下ろしました |
取手市史余禄に、地元の人のインタビューが載っていました。『 「あの辺の所に高い住居跡みたいなね、河原の草叢の中に 元人家があったんじゃないかというような、丁度水域のように、二メートルやっとってとこでしょうね。その位の高さの住居跡 みたいのがありましたね。それはよ〈覚ぇています」そこが房田の跡ではないかというのです。 』 向こうに見える草むらの中に、住居跡があるかもしれません。今回は探してませんが。。 |
駐車場に車を停めて房田跡地を探し始めます |
ちょうどこの土手の真下あたりに房田の十字路があったようです。 土手が少し膨らんでいる所なので分かりやすいです。 |
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土手を降りてみました。この辺に房田の建物が建っていたのでしょうか。 |
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ちょうど良い目印がありました。 |
稲荷社跡を歩く
河川敷にある駐車場の近くです |
唐突に木が生えています。もしかしたら稲荷社のあった 場所かな・・とも思いました。 |
元宿跡を歩く
八坂神社の道を入って行きます |
市民会館のあたりです。この辺から元宿になるのかも しれません。 右側に見える図書館の駐車場には、昔、ホームセンター というか大工道具屋さんみたいな店がありました。会館 でイベントがあると、ここにあった自動販売機でジュースを よく飲んだものでした。ちなみに、ここに写っている市民 会館あたりで、タケノコ族が踊っていたような記憶があり ます。 |
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たぶんこの辺は元宿なんでしょう。。 あらためて来て見てみると、この辺はずいぶん 建物が減ってますね。 |
土手から元宿を見ます。この土手の下にも建物が建っていた んでしょう。 |
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土手から河川敷を眺めます。 この近くに、竹村河岸という、取手で一番新しくできた河岸があったそうです。 |