ここでは、私の住む取手市、及び、その周辺の史跡をご紹介しております。
取手市は茨城県の南端に位置しており、茨城県からは一番東京に近い土地です。
意外に思われることが多いのですが、東京23区内へ、電車で20分ほどで達する
ことができます。取手市は、日本一の流域を持ち板東太郎と称される利根川と、
その支流小貝川に挟まれています。南北9Km、東西12Kmと横長の地形で、市境は
西から守谷町・伊奈町・藤代町・竜ヶ崎市・利根町、川を挟んで千葉県の我孫子
市・柏市に隣接しています。温和な気候と豊かな風土に恵まれて、約4000年前か
ら古代人が居住していたことが貝塚から分かっています。戦国時代に大鹿太郎左
衛門の砦(大鹿城)があったことからトリデの地名がついたと言われています。
江戸時代には水戸街道が整備され、取手は宿場町として発展し、また、利根川の
水運の要である河岸としても栄えました。現代では、国道6号線と国道294号線が
交わり、JR常磐線・関東鉄道常総線が走る、交通の要衝でもあります。JR常
磐線で上野まで40分ということもあり、東京のベットタウンとして整備が進んで
おり、現人口は8万5千人にまで増加しています。
取手には古い歴史があり、当然、旧所名跡も数多くあります。それらは歴史の教
科書に載らないような小さいものばかりです。ここでは、その中でも特に私が個
人的に興味を持っている遺跡等についてご紹介いたします。
取手市周辺にお住まいの方は、是非これを機会にこれらの史跡を歩いてみてくだ
さい。また、取手周辺にお住まいの方でなくとも、これを見て興味がわき、実際
に取手市に足を運んでみてくださるようなことになれば制作者にとってこの上な
い喜びになることでしょう。