取手の古墳
1,市之代古墳群
鬼怒川の支流であった小貝川にはその周辺に古墳群が発達していた。とくにその西岸では、川の流れに沿った台地の縁辺部に古墳が数多く造られた。取手市では市之代地区に古墳がよく残っている。所在地:取手市市之代530 稲豊橋の辺り
2,糠塚古墳群
糠塚古墳群は小貝川の浸食谷に面した台地上の縁辺に所在する。昭和59年に第1号墳と名付けた前方後円墳の範囲確認調査と測量調査が実施された。また、翌60年には前年調査によって存在が判明した第2号墳の発掘調査が実施された。1号墳は全長32メートル後円部直径18メートル・同高さ約1.5メートルの小型の前方後円墳である。2号墳は直径16メートルの小型の円墳である。所在地:取手市上高井355辺り
3,宗四郎坂古墳/
小文間古墳群
利根川に面して谷を下る坂があり、宗四郎坂という。台地上その坂の始まるところに径10メートル、高さ2メートルの円墳がある。台地縁辺の主要な部分を削平されたため、単独墳か、群集墳を構成する一つであったのか、現在では判断が付かない。これとは別に、利根川の堤防に接する位置に前方後円墳がある。全長110メートル、後円部径約40メートルくらいである。所在地:取手市小文間5370辺り
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