手近な“海外”・・・(2004年1月17日)

 ちょっと海外に来てみました。といっても外国じゃないのですが・・・・・
 まあその昔には「蝦夷共和国」として独立しようと言う動き(箱舘戦争etc.)もあったわけですが。まあその辺は今年の大河ドラマで多少は言及してもらえるのではないかな、ということで。

 出発は盛岡7:59発のはやて71号。「自由席のある『はやて』」ということで、また盛岡からは平日もいつもがらがらな列車なので、結構ぎりぎりに盛岡につきました。で、ホームに上がってすぐに列車が入ってきたのですが、車内は満席でびっくりしまして、「いつからこんなに乗るように?」と思いましたが、90%以上は盛岡での降車客でした。ほとんど高校生。さすがに在来線の高校生連中ほどマナーが悪いのはいないと思いたいが、実態はどうなんだろう・・・


 八戸で白鳥71号へ乗り継ぎ。485系3000番台に久しぶりに乗ったけど、やはり座席の狭さを痛感。まあ、金沢の489系で一夜を明かすのよりかはマシだが、座席下に足を伸ばせないのはつらい。
 青森で方転し、津軽線・津軽海峡線を走るわけだが、青函トンネル内で窓を見ていると、トンネル内の漏水が大量に列車に付着している。坑内の湿度が相当高いと言うことなのだが、ここの漏水って早い話が海水なので、こんな海水を毎日のように浴びて走る車両は傷むのも早いだろう・・・


 函館駅が新しくなってから来るのは初めてで、駅舎が変わったのは知ってましたが、跨線橋が無いことに最初戸惑ってみたり・・・・・

 函館に到着して乗ってきた列車を。

 スーパー北斗(281系)と日本海1号を牽引してきたED79の並び。ED79の反対エンドにははまなすのHMが。

 こんなんもいました。

 駅前に出て、新駅舎を。まだ駅前広場は造成中で、旧来のバスターミナルが写真の左手で機能しています。ただし、これもそうそう遠くないうちに新しい方へ移るものと思われ。

 駅舎の中は、外光を多く採り入れる設計になっていて、明るい感じ。まあ、連絡船時代の面影は全くないですけど。雰囲気的には個人的に高松に似ているな、と思いました。ともに元は連絡船の着く駅だったわけだし。

 主従逆転。


 まずはちょうど昼食時と言うことで、函館朝市内の「きくよ食堂」にてお好み3色丼を。今回は「さけ・いくら・かに」にしました。やはりうまいっす。特に味付けしたいくらがGood。


 昼食後、ホテルに荷物の一部を置いて、まずは末広町へ。相馬株式会社の古い建物をバックに。
 まあ冬場なので、「箱舘ハイカラ号(号の字は旧字体が正当)」は来ないことが判ってるし、この天気ではササラ電車も来るはずがない。

 基坂を少しのぼり、アングルを変えてみる。


 路面電車を撮ってから、すこし海の方へ行ってみた。まあ、特に何があるということでもないが、海と雪山を同時に撮るってあまり出来ないことだと思うのだが、どうだろう。


 そのあと、元町の散策なんぞ。さすがに冬は観光客も少ない。しかし、坂道は凍結している部分が多く、歩くのはなかなか怖いです。特に坂を下るのは慎重さが必要。
 そんななか、元町茶寮という喫茶店で一服。函館に来るたびにここの店には来ているけど、私のお気に入り。写真は野点コーヒーで、コーヒーを茶筅で泡立てたもの。マイルドな味わいになってるので、飲みやすいです。


 函館観光の必修科目。
 冬の夜景はかなりいいと思う。(↓)その理由。

  ●空気が澄んでいる
  ●日没が早い
  ●寒いので観光客が誰も長居しない

 でも、Bestは平日でしょうなぁ。ま、風がなかったので、助かった。

 時間のある人は1045を2箇所探してください。必要ならのちほど原画を送ります。(笑)
 ただし1045の意味が判る人だけ・・・・・


 こちらも元町観光の必修科目。ハリストス正教会。
 このころから寒さが身に染みるようになってくる。特に写真撮影時にはどうしても手袋を外すことがあるので、手が冷たくて・・・・・


 こちらは金森倉庫群。以前は単なるレンが倉庫だったが、いまや再開発されてレジャースポットに。
 倉庫の雰囲気は正直失われたかな・・・とおもいますが、まあこれも仕方ないことでしょう。


 メモリアルシップ摩周丸。どこかにある八甲田丸よりきれいな感じがする・・・・・


 で、夜景を撮りながら歩いてきて、かなり寒くなってきまして、「どっかで熱燗やりたいなー」と思いながら歩いていて、「天下茶屋」なんて店を発見。別に隣が動物園前だったり、阪急京都線直通なんてことは関係無いですが、店内はやはり大阪であった。「函館猛虎会」の事務局なんだもん。

 料理の写真とかは一切ありません。もうはやく熱燗を口にしたいばっかり考えてましたから。結局、ビールも飲まずに熱燗を立て続けに5合いただいてしまった。つまみは「ソイの刺身」が絶品でした。一緒に食べたヒラメの刺身もなかなかいいものだったのですが、ソイの刺身と一緒では勝負にならない感じで。

 しかし「じゃが焼き」の付け合わせがイカの塩辛ってのが、やっぱり函館。


 ホテルへの帰りがけに函館駅に寄ったのですが、こんな絵馬(?)を発見。私も一言書いてみました。(内容は教えない)

 しかし、まっさきに見つけた願い事がこれってのも、何だかなぁ。


 以上。ホテルに帰って、歩き疲れと酔いのため、シャワーを浴びてすぐに寝てしまった。