N1期のまとめ


わろし:えー、どうも。おそらくちょびバトでは初めまして。
    私、「蟻梅津(ぎうめづ)わろしかば」と言います。

    今回、ひろたかのお二人が修行中、比梅津さんが昼寝中ということで、
    急遽私が一人でこのコーナーを担当させていただくことになりました。
    よろしくお願いいたします。


―N1期で印象に残ったネタ・フレーズについて―

わろし:まず、N1期のネタの中で印象に残ったネタ・フレーズを募集したところ、
    以下のような回答をいただきました。

(以下、回答に関しては順不同で紹介)

・センチメンタルゼリービーンパニックさんの
 『ショート漫才/相撲取り』での

 国立:僕ね、こう見えて力士の知り合いが多いんですよ。
    Rixi入ってますから。

・ゼリビンさんの相撲の漫才に出てきた「Rixi」のボケ

・Rixi

・爆破ナタデココ

・動物物語さんの梅雨前線の襲来です。

・思い出してたらやたら梅雨前立腺(動物物語)が出てきました

・HIGH-POPさんの終始無言で括弧書きで動作だけを書くネタは衝撃的でした。
 名前欄まで上手に使ってたところが素晴らしいです。

・HIGHPOPさんのイニシャルボケの奴ですかね。

・最も印象的なネタは動物物語さん「爆破ナタデココ」、
 次点で学乱舞校SEEDさん「告白に対する知識率別ショートコント」。

 フレーズはHIGH−POPさん「具体的にポニョ」より
 「(具体的に言うとあんパン2個とカシスオレンジ)」、
 次点でスピード×スピード アクセレーションさん「青年よ」より
 「ピーポーピーポー!!俺、救急車になりました!ピーポーピーポー!!」です。

・自己インダクタンスLさんの矛盾のネタで、


 生徒:こうなったら最終兵器母親。おかあさ〜ん、「ムジュン」って何?

 母親:東方神起のメンバーよ。

 生徒:いや、それっぽいけども!


 この部分で死ぬくらい笑いました。

・生徒:なんてファンタスティックな会社だ。想像力豊かだ。
    で、結局「ムジュン」って何なんですか?

 先生:じゃあ例文よ。「アイアムジュンジタカダ」


 ・・・大正解です。

・灯風さんのポケモンのネタ

・サンザンヒーローズさんの

 「心底どうでもいいわ!」

・東京クラッチさんの「メリー・ミィ」
 炭酸電池さんの「生死の彷徨い」

・ミネラルマシンガンさんの「漫才/女子のあれを舐める」です。
 インパクトでは今期一でした。

・百鬼夜行さんの閣下ネタが強烈に印象に残っています。

わろし:一番注目が集まったのはセンチメンタルゼリービーンパニックさんの「Rixi」というボケでした。
    動物物語さん、HIGH−POPさんも複数のネタが皆さんの印象に残ったようです。
    自己インダクタンスLさんの矛盾ネタも好評でした。


―20行ネタについて―

わろし:20行ネタを実際に書いたり読んだりしてどう思ったか、を皆様にお聞きしました。
    まずは、皆様の生のコメントをどうぞ。


・とにかく発想勝負です。
 インパクトで掴んで……と意識してます。

・コラムを書く時の構成の勉強になります。

・長文だと書いているうちにお墓に向かっていくやつとか結構あるんですが、20行だとそういうの少ないです。

・長文ネタと違って、やはり難しいかもしれませんが、その中で自分のやりたい事を発揮する事がとても楽しいと思います。

・緩急をつけるのが大変だと思いますね。特に漫才だと

・ボケが詰め込めません。最近長文ではわりと長いネタを書いてる分、20行でおもしろいこと書くって難しいですわー。

・長文に比べ起承転結を短い間に詰め込まなければいけないのが肝ですね。
 その分、長いとダレてしまいそうなネタの活かしどころでもあります。

・20行は思いついた設定やボケをすぐ投げやすい分、構成などで工夫を持たせるのが難しいかなと思います。

・最初は「20行あれば大体行けるんじゃないか」とか簡単に
 思ってましたけど、実際やったら起承転結難しいんですね、すごく。また出直してきます

・意外と難しいですね…。
 けれど、いち早くも慣れて一流になりたいです。

・20行だと読みやすい。
 その分、ボケが少ないから、ボケの威力がないと・・・

・普通に漫才、コントやれば400いけると思ったけど、

 設定から全部にヒネリをいれなければいけないのを学びました。

・20行の中に納得のいける笑いを詰め込むというのは、もしかしたら普通の長文より難しいかもしれません。
 どんどんイメージがわいてきても、収めるために凝縮、カットしなきゃいけないというこの辛さ。
 そういう意味では、ネタの見せ方やチョイスが最も試されるスタイルではないかと思います。

・長文との違いは、やっぱり書きやすいという所です。
 20行ネタだったら、設定に少々無理があっても作れたりするんですよねー、僕の場合。
 勢いとか、その設定で本当にしたいボケだけで書けるんです。
 そこで、設定を頭の中で考えるのと、文章にするのとは違うという事を実感したんっす。
 今までは頭の中で「この設定では長文は作れないだろうな〜」というネタが一応書いてみたら
 「長文でも作れるかも」という物があったりするんですよね。
 ∴20行ネタを作るのは長文を作る上での大事な練習なんです。

・行き詰まってしまった長文のネタを再構成して20行にして投稿したところ、
 ジャッジペーパーをもらうことで方向性が見えてきたという事があったので、
 考えていた以上に長文とこの企画がリンクしていることがわかりました。

 また、20行という限られた範囲の中で展開を作る、ボケを入れていくといった
 工夫の精度が試される感じがしてとても勉強になりました。

・ボケとボケとの間やあそびが割と好きなのでそういったものを入れようとすると間違いなく20〜25行には収まらなくなる。
 そのため、如何に密度を上げて行くかを考えてボケるようなスタイルになる場合が多い。
 難しいと感じたのはボケの導入部分の量。できれば多くボケていきたいが、導入を適当にすると意図が伝わらなくなってしまう。
 難しいけど書いてて楽しかったです。

・20行でも長文でもやっぱり文章である時点で難しいな、と。

 ちょっと話ずれるんですが、僕は基本的に作品を読むときは頭の中で実際やってる様子を想像するんです。
 でもやっぱり文章を読んで、想像する、と2段階を踏むからか、どうしても、文章で本当に笑う、ということは悲しいかな全くないんです。
 面白さ、というより「そうきたか、予想外だな」くらいで終わってしまうような感じでしょうか。
 それでも、ネタを書くときは面白いと思われるものを作らなきゃいけないし、
 審査の時は面白さを判断しなきゃいけない。そこに若干の苦労は感じていたりします。

 あと、僕は実際にはできえないこと・ネタを、なるべく文章で消費しよう、って考えて書いてます。
 (実際にネタを自分で演じると人が笑ってるのが直に分かりますから。そっちに温存しときたい、なんて。)
 そういう考えの僕にとっては20行は最適なサイズです。

・長文ネタよりは短いんですが、オオギリよりは長いと思います。



(※一部は、コメントの一部分を引用)

わろし:前回のアンケートでも様々な意見を頂いておりますが、今回改めてこの質問をしてみました。
    何より一番多かったのは、「20行ネタを作る難しさ」についてです。
    実に回答者の7割以上の方がこの事について言及していました。


―ルール等、当企画について―

わろし:ちょびバト全体の事についての質問欄です。
    これに関しては、一部の回答に対しにコメントしたいと思います。

    まず、N2期のC大会でセミファイナル制を導入することについてですが、
    これに関してはおおむね賛成意見を頂きました。ありがとうございます。

    なお、「今までの方式で、出場者を上位12組に」という意見もありました。
    そのルールも、こちらとしても悩んだところであります。セミファイナル制だと、余分に時間がかかりますからね。
    ただ、より多くの方にC大会のチャンスを提供したいことと、13組審査が大変である事なども考慮し、セミファイナル制とした次第です。

    なお、10組→16組だとかなり幅は広がっているので、今期に比べ若干ハードルは低くなるかもしれません。
    ちなみにN1期の16位の方は3勝で1167KBでした。
    N2期の予想としては、旧第1期同じく、1200KB付近がボーダーになるのではないかと思われます。



後半(地方大会・大喜利・その他)へ続く



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