さぁ、いよいよ5代目MM−1チャンピオンが決まる瞬間がやってまいりました。

ベスト3に残ったのは、ライジングブルーさん、たいまつぎょうれつさん、ひろたかさん、
この中からチャンピオンの座を勝ち取るのはもちろんわずか1組。さぁ、そのコンビは誰なのか、ついに発表です!






チャンピオンは、このコンビです!







































第3位   エントリーNo.043  たいまつぎょうれつ

審査員
点数
 98  85  78  91  80  91  85 総合
点数
608
第2位   エントリーNo.044  ひろたか
審査員
点数
 94  75  95  92  71  96  95 総合
点数
618
優勝   エントリーNo.022  ライジングブルー
審査員
点数
 94  90  90  92  81  92  80 総合
点数
619
第5代 MM−1チャンピオンは、ライジングブルーさんです!! おめでとうございます!! それでは、見事優勝を決めましたライジングブルーさんのお2人に優勝コメントをお願いいたします、どうぞ!
青:このネタならここまで来てもおかしくはないな、と正直思ってましたよ僕は。 昇:そうですか。 僕はそこまでじゃないですけど、もうすごく嬉しいです。ありがとうございました。 [審査員の感想・コメント] (敬称略  上から、、、ハンバーグ、オニガワラ、牧原ナオミ、翔、ケースバイケース、ひろちょぴ[予選審査員]、利根川[予選審査員]) ・設定漫才なので当たり前のことかも知れませんが、車と恋愛の絡め方がうまかったで す。それだけに、ツカミの「犬将軍」や、 ムカつくキャラなどの車関係ない部分はちょっと余計だったかなと思います。 ツッコミの方も「何かそういう認識がお前の中で前提になってるのが腹立つわ!」と いうかんじのなぜか理不尽に感じるのが面白かったです ・擬人ネタですが、簡単そうで難しいんですよね。でもこの漫才は掴みの突拍子もない 展開が実は前振りで、あとは「結婚式」「新車購入」の設定と背景をうまく生かし た展開で面白かったです。きちんと結婚式の流れがを一通りきちんと詰め込んだのも好印象です。 ・車の構造・機能を最大限に活かしてあるボケが凄かったです。 各社メーカー車の挨拶など細かいところにもキャラクターを表現できていました。 特にオチ前の盛り上げ方には貫録を感じます。 あまり言うこともないのですがダイハツが名前だけの登場というのは少しもったいない気がします。 来ていないなら来てないで既に廃車になったとか理由づけができると思いますし。愚例ですけども。 またガソリンが漏れるシーンがあったのならやはり炎上オチのほうが自然かと思います。 「壊れるほどの愛」も「燃えるような愛」とできますし。 市内パレードのためには壊れるにとどめる必要がありますが、 それ以前の流れに比べ若干パッとしないボケだと思ったので提案いたします。 ボケ・ツッコミとも基本的には満足でした。 ・車を人に見立てる擬人法におけるネタの運び方が素晴らしいですね。それを踏まえて やってほしかったのが、車の各メーカーの特色をもっと濃く絡めてくれればなあというのは贅沢でしょうか。 ・青バトでも審査しましたがやはりこのネタの完成度は高いですよ 微妙にツカミとか細部に手直しを入れていて、その細かいこだわりも好きですね やっぱりオレ自身では車ボケにこだわり過ぎなのがもったいないと思うんですが、テーマがテーマだけにしょうがない気もします なによりこのネタの完成度を考えるとこの点数をつけざるを得ないですね ・5行目で設定をのみこんでしまい、 その後の「話変えすぎじゃね」的なくだりがすさまじくムダに思えてしまった自分マジ残念。 ・・・いや、たぶんあった方がいいんですよ。僕が残念なだけで。 中身としては、「新車新車」とかクラクションとか、光るところが多く楽しめました。 「お前にこの話を要する力量は無い!」という一文が、 どうも誤字っぽくてひっかかったので指摘しておきますね。 (・結婚式ネタへの車ボケの当てはめ具合がかなりすごいですね。  車関係のボケに執着しながら結婚式ネタとしても自然な流れ、というか。  そんな訳で、日産のキャラやオチ付近を中心に、全体的にかなり楽しませていただきした。  ただ設定上仕方ないとはいえ、やはり若干の無理矢理感は拭いきれなかった、というころです。  うまい事言おうとしてツッコミが飛躍しているように見えた部分も少々ありました。[86点]) (・面白の粉がふんだんにふりかけられています。  設定、構成、ボケ、どれをとってもハイクオリティでした。文句なしです。  まぁ、難点は青バトセミで私が書いたJPを参照に。まぁ気にするほどのアレじゃな いですけど。[95点]) では、以上これを持ちまして、第5回MM−1グランプリを終了させていただきます。 参加コンビのみなさん、審査員のみなさん、 そしてこのMM−1グランプリを見ていただいたみなさん、本当にありがとうございました!
(大会終了後、舞台裏にて・・・)
 第5位  言霊連盟  (582点) 槍沢:残念ですけれど、やるだけやったんでね。 栃城:悔いはないですね。これが僕らの限界だったんで。 [審査員の感想・コメント] ・コントに入るまでの二人の会話がちょっとチグハグしてる気がしました。 コントに入ってからは職務質問ネタの王道といった感じで巧く作られてるなと思いました。特に賭けのくだりは面白かったです。 ただ、犯人の見た目のくだりは余計だったかなと思います。式の部分ももうちょっと広げてほしかったかなという印象です ・ボケの脱線具合がいい感じで楽しめました。オチの使い方も良かったです。欲を言 えば、もっと展開が欲しかったなと思います。特に刺すか刺さないか賭けをするとこ ろはもっと脱線させてもよかったと思います。 ・冷静なツッコミが面白かったです。 無茶苦茶なボケに的確につっこんでありボケを引き立てていると思いました。 ネタに関してですが、随分と静かなスタートだったように思います。 今からやることの説明などもありましたが明らかに前半のボケが弱く感じました。 深夜と明け方のくだりから勢いが増して面白くなっていったという印象です。 あと1番気になったことがボケのセリフが長すぎることでしょうか。 確かにボケのセリフの中だけで展開があり面白いのですが、 すぐにツッコミが欲しい!というものが見受けられます。 ツッコミが的確で面白いというイメージから入っていったので尚更そう思いました。 ・ボケの一つ一つも面白いし、話の組み立て方もうまいんですけど、出だしの目撃者= 警視総監賞、という持って行き方に戸惑いがあった分、エンジンの掛かりが私的に遅かったです。 ・これは本当に教科書どおりっていう漫才ですね。安定感抜群。プロ野球のピッチャーでい うと中日の小笠原ですね 全編満遍なくボケが入っていてボケの強弱もしっかりしてますし、これは技術面では満点ですよね。 でも、なんか満足感がもう一歩物足りなかったのも事実なんですよね 「うわっ、ここに来てこうくるか!?」的なぶっとんだボケだったり発想がオレ個人としてはもっと欲しかったんですよね なんかごめんなさい! ・正統派漫才。 この言葉はよい意味でも悪い意味でも使いますが、 ここではほぼ褒め言葉と受け取っていただいてかまいません。 (・特にコント入りしてからですが、全てのボケがよく作られていると思いました。  栃城の台詞が、時々長台詞なんかも使いながらうまく盛り上がりを作っていたと思います。  ただ、ボケのうまさの割には爆笑までは行かなかったというか。  終盤や威風堂々以外は、なんとなくこじんまりとしたボケに見えてしまったところはあります。  それにしても、威風堂々の使い方は本当にうまいなぁ、と思います。[84点]) (・面白みを感じました。  面白みを感じたんですけども、なんかパンチに欠けるなぁと感じました。確かに構成も上手いし、しっかりした漫才だと思うのですが、印象に残らないというか。  賭けのくだりは面白かったんですが、その前後の展開に光るものが見られなかったかなと思います。  逆にいえば賭けのくだりはすごく面白かったです。こういう光るボケが1つでもあれば得点もつけやすいです。[60点])  第6位  デブガリズム  (576点) デブ:今回は決勝に来れたこと自体がまず嬉しかったですね。久しぶりにこういう企画に参加したんで。 ヤセ:完っ全なありネタでしたけどね。笑 デブ:それはそれは完っ全なありネタでしたね。笑 ヤセ:次回からはデブヤセズムでお願いします。 デブ:これはこれは、完っ全な病気ですね。 [審査員の感想・コメント] ・血液型のくだりはオチに関連付けるためだとはいえ、余計だったと思います。 文章上だけなのに、ボケの方のうっとうしさ加減が伝わって来ました。「w」の使い方がうまいです。 言霊さんと同様、遭難ネタの王道といった感じがしたのですが、それに加えて「AGF」といった 意外性に富んだボケがあって良かったです。それだけに導入部分がイマイチだったかなと思います ・雪山遭難の設定で、死んでしまう系統のボケをしていっているのはわかるのですが、 ヘリが来るところのボケが浮いてしまっている気がします。どうせならもっと盛り上 げるような展開に進めるか、いっそのこと「ヘリの振動でなだれがー!!」とかの死 んでしまう系統を引っ張り続けるかにしたほうがよかったと思います。血液型のつか みとオチもしっくりきたかは・・・? ・周りの方々に比べ短いネタでしたがこのくらいのほうが自分好みですね。 強烈なボケが万遍無く敷き詰められていてとても面白かったです。 ガリガリくんリッチ、2回目ロックを勧めるところなんて爆笑でした。 言うことは特にないのですがAGFが明らかに浮いています。 3文字英語ならもう少し適したものがあると思ったのでそこだけ気になりました。 ・前フリから本編への流れが若干強引さを感じるところもありますが、そこがまたいいですねえ。 でもちょっと短めに感じたところもありました。おそらくは前半の前フリの長さの所為かも知れません。 ・いやぁ、前回の審査員をやったときの「背後霊」があまりに完璧すぎたんで比較しちゃうとどうしても今回のほうが少し落ちるなぁ……笑 でもこのネタだって全然面白いんですけどね! 2人のやりとりが本当にバカなんですよね〜 遭難とか嫌なこと全部酒飲んで忘れよう!とかいいですよね笑 ちょっとオードリーっぽい感じもするんですが文章の書き方が面白いなぁ〜 ネタ中に「w」使うのってどうなんですかね? オレは特に気にならないですけど、そこは他の審査員の人に任せますね! ・デブ:あと食べ物ね!チョコレートとか少しずつ食べて欲しい。 ガリ:あぁ、残したら怒られますからね。 ここは「味わって食べないとね」的なボケの方がしっくりくるような。 その後のゴディバのところは爆笑しましたが。 あと、「ウィスキーを自分はホットで飲み、デブにはロックで飲ませる」部分に、 理不尽なものでよいのでなんらかの理由付けがほしかったです。 その後のAGFの理不尽さは飲み込めたのですが、 この部分には違和感を感じてしまったので。 (・ボケのレベルはもはや桁違いだったと思います。構成もきれいですし。  何と言いますか、笑わせるべきところでしっかり笑いを取れている、といった感じでした。  文句なしで高得点・・・を付けるには付けたんですけれど、ただ何かもう一つ物足りないかなぁ、という気がしないではないです。  他のネタよりも短くこそあれ、このネタの中では話が完結してはいるのですが、ちょっとだけ物足りない感じがするんですよね・・・  1つ1つのボケが流れ上非常に重要なボケばっかりだったので(それで窮屈だったのかも)、  もう少し、遊び(?)のボケがあっても良かったような気はします。  というワケで、前回みたいにほぼ満点、とまでは行かなかったです。[93点]) (・満点大笑いでーす。  文句の付け所がありませんでした。ありがとうございました。[98点])  第9位  けるる〜しょうわ  (550点) 朝倉「負けてしまいましたが…?」 ヒデ「審査ミスだ!」 朝倉「とのことです。出直してきます。」 [審査員の感想・コメント] ・ツカミからイジメのくだりまでは、丁度いいブラック加減で面白かったです。「藪から棒」「片腹痛い」もうまかったと思います。 ただ、子供のころの遊びになってから急にベタになったような気がしました。ブラック加減はそのままなのですが、昇華の仕方がちょっと違ったかなという感じです ・ブラックなネタでも、これは題材とボケが身近すぎたかなと思います。そのあとのジ ャングルジムボケや賽の河原ボケなどは良かったのですが、前半の展開でもう一つ盛 り上がれなかったです。終盤もちょっと失速してたかな? ・率直な感想を言いますと笑いが独立していると思いました。ボケの方向性がバラバラといいますか。 最初は流れに自然なボケで楽しめたんですがコント部分に入ってから違和感を感じました。 「もーいいかい」の部分は同じ話題に連続でボケる形式のため物凄く浮いています。 今回のネタにはそういうボケは組まないほうが良かったと思います。 また鬼ごっこ、お医者さんごっこのくだりはボケが弱く感じます。 設定の段階で笑いづらいこともあり、一気にそれまでの盛り上がりがなくなった様に思います。 ・かつてのけるる〜さんを髣髴とさせる、若干のブラックさを感じさせる漫才は好きです。でも、そのボケがちょっと読める範囲であったのが少し残念。 でもその魅せ方はやはり全く色褪せてないですね。 ・前半のいじめ部分はやり過ぎると読み手に不快感を与える危険性があるんですけど、その点は大丈夫でしたね。なんか微笑ましかったです 後半の子供の遊びについては正直、物足りないなぁ……って感じです もっと無駄を省いて上手に広げていけたらこのネタは今よりももっと素晴らしいものになるはずです! ・ボケの質は非常に高いので、 あとはこちらがあっちこっちにぶれていく話についていけるか、 という話になってくると思います。 (・完成度は比較的高かったと思います。  前半部はなかなか読み応えがあったのですが、後半部のボケは意外とベタなような気がしました。  リアルな鬼を演じる鬼ごっこ、医者→ブラックジャック、いずれも発想としてはありがちかなぁ、と。  ただまぁ、それでも十分面白かったです。最後の「まーだだよ」のたたみかけも良かったと思います。[81点]) (・面白かったのでうれしいです。  基礎的な漫才をハイレベルな技術で昇華した作品だったとおもいます。  ベタを織り込みつつも、ボケのクオリティが高く、構成、展開、オチ、どれをとってもトップクラスの漫才だと思います。  惜しむならば、中盤のQ.E.Dから急にコントに入るところはちょっと不親切かなと思います。  もうワンクッションあってよかったかなと。[90点])  第7位  トロイデ  (563点) ママ:ここまで来れただけで充分よね!孝之! 孝之:今日の晩御飯なに? ママ:どうしたいの? [審査員の感想・コメント] ・これに関しては他の作品と対等な目で見づらいです。終始引いてたんですが、 それでもクオリティは高かったと思ったので、まぁ、なんだその、もういいや ・題材自体に負けてしまった感じがします。 比喩等を使って遠回しにボケているのですが、それがことごとく伝わらずに終わって いると思います。どうせなら「ズッコンバッコン」のくだりをもっとおしていったほ うがよかったと思います。 ・ウナギが出てきた辺りから勢いがなくなっていった印象です。 そこまではもう100点満点だったんですがイキナリ流れにそぐわないものが出てきてキョトンとしてしまいました。 後々惜しいものとして判るのですがそこまでの時間差で笑いが一気に減少していました。 途中のママのツッコミで読み手が気になることをつっこんであげたらいいと思います。 「なんか恐い」だけでなく「なんでそんなことするのよ!?」のような。 そのあとに理由は説明してもしなくても構いませんので、もう少し読み手目線のツッコミであってほしいと思いました。 あとオチですが孝之がセックスの単語と意味を既に知っている上での「オブラート!」だと思うので 設定の根底を覆してしまいかねないと思います。 既にセックスの意味を知っているなら子供の出来方も知っているのでは?と思うんですがどうでしょう。 それともあれですかね、セックスはえっちな行為、としか捉えていない現代若者を皮肉ったとか。 どちらにせよ違和感が拭えません。オチのセリフは変えたほうがいいと思います。 ・これね、何と言ってもシモネタ全開の素晴らしさを教えてくれるネタですよね。 好き嫌いが分かれる内容ではあるかもしれませんが、私はやはり支持したいなあ。 でもやっぱりコントネタのイメージが強いかなあ。 ・最後の最後にこれかい笑 あんまりこのネタに関して「あーだこーだ」って言えないと思うんですよね笑 内容薄っぺらいネタだとは思うんですけどすげー笑っちゃった自分に対して腹立つなぁ笑 いや、相変わらずですがトロさんのネタには自分の笑った数で点数つけます ・話の内容はともかくとして、ボケの質的には流れに沿っているかと思います。 ただ、それだけに想像できるというか、意外性にちょっと欠けるというか。 さらにありえない展開も可能な人とみているのですが。 (・何というか、まずは設定勝ちだと思います。この発想が出てきた時点ですごい、というか。  「ズッコンバッコン」のボケが何よりも効いていると思います。  ただ、展開の数がちょっと少なかったかなぁ、と思います。  比較的発想の面白い他のネタと比べると、その点が見劣りしてしまうのが惜しいところです。[79点]) (・馬鹿かと思いました。  赤ちゃん生まれてるのに、「次はナマコでやろうね・・・」は矛盾してると思うのは私だけでしょうか。  え?「ナマコ→生」ってことじゃないんですか?あぁ、もういいや、どうでも。面白かったです。[90点])  第3位  たいまつぎょうれつ  (608点) 坂田:ぶつかりきれなかったんでしょうねぇ。 中武:まさにそれでしょうね。 [審査員の感想・コメント] ・個人的に決勝にいったネタの中で、トロイデさんとひろたかさんが二大異端だと思っ てたんですが、読み返してみるとここが一番異端だったなぁ、と思いました 題材だけでもう凄いんですが、ボケの方の思考回路はぶつかりすぎてどうにかなって んじゃないでしょうか(この場合、書いたKKさんが頭おかしいみたいなことになりますが、それはおいといて) ブツカリストの部分がちょっと弱かったと思いましたが、それ以外の部分でお腹いっぱい笑わせていただきました ・「壁にぶつかる」というものだけでここまでこだわったネタを作ったのは立派です。 「ブツカリスト」になってからはずっと笑っていました。ただ、惜しむらくは中盤の 「オロナイン」のところ。折角壁にぶつかる話で押していったのに、あそこだけ結局 中に入る展開で浮いてしまっていました。 あそこを抜きにしていけばよかったかなと思います。 ・設定に面白みを感じました。イオンのくだりは最高です。 ただ正直それだけで全体的なボケ自体は普通といった印象です。 あとどうしても見逃せなかったことが1点。 アイドルユニットのくだりから最後までそれまでの造りと違う気がしました。 前半に比べ物凄く適当な気が。オチも面倒臭いボケだと思いました。 全体的に言えることなんですが、坂田のキャラが笑いづらい雰囲気を出してしまっていると思います。 喋り方や態度が妙にシリアスというか・・・ 緊張感とのギャップを楽しむボケがメインなんだとは伝わってきましたが、 それに見合った笑いにはつながっていないように感じます。 ・以前拝見したことがあるのに、新鮮さが色褪せていませんね。ジッタリン・ジンまで引っ張り出してくるとは参りました。 最後のオチパターンがもう少し意外性があれば・・・というのは贅沢な相談でしょうか。 ・前半は壁にぶつかりたいという気持ち一辺倒で漫才をしていたんで、盛り上がりにかけるかなぁ、と思ってみていたんですが 後半からはグッと力強いボケやそれこそ最大風速を記録するような2人のやりとりに感服いたしました 後半だけなら今回のトップクラスでしょう それだけに前半が!前半が! ・だいぶ前に本で読んだのですが、壁に全速力で向かって走った人が、 その壁をすり抜ける確率はゼロではないそうです。 ていうかその話から浮かんだネタのような気がしないでもないけれど。 (・これまたすごい設定ですね。坂田の行動のバカさが非常に面白かったです。  展開も非常に盛り上がったと思います・・・ブツカリストが出てくる辺りまでは。  ブツカリストがどうこう、と言う話題になってから、若干ついていけなくなりました。  ついていけない、って言うのも変なんですけど、そこまでの非常に壮大な流れから、  普通の漫才みたいなやり取りに戻ってしまっている所に何となく違和感を感じました。  オチもオチで斬新なのですが、あまり直感的にはピン来なかったです。[74点]) (・面白かったり、そうでなかったりしました。  こちらもひろちょびさんと似たような形式のネタだと感じたのですが、こちらのほうが発展的で好きでした。  中盤は特にツボでした。「いーおん」くらいからノッてきた感を感じました。すごく面白いボケがいっぱい出てたまげました。  ただオチ近くで歌ネタに走ったのはちょっとどうかなと思います。テキストで歌ネタは伝わりにくいです。  オチもちょっと強引に真島さんを出して締めた感じがしてあまり好感が持てませんでした。[65点])  第2位  ひろたか  (618点) 広川:あぁー、ダメだったかぁ・・・ 高田:うぅ、うぅ・・・(スリスリスリ) 広川:・・・うん、ネタで余ったゴマを潰して撒くな。 [審査員の感想・コメント] ・文章上の世界でアドリブがどうとかいうのは何か違和感を感じましたが、それの上に重なって設定があるので面白かったです。 昔話のくだりからヒートアップしてきた感じです。 コントに入るまでの部分は、設定説明とはいえ、ちょっと笑いどころが少ないかなと思いました ・掃除が大変そうです(笑)。 ゴマでずっと通して、色々な話や設定にゴマをオチに入れるのはありなんですが、も っと深められたような気がします。ところどころ読めちゃった部分もあるし。読めて いても、もっと笑えるのもあるんですが、今回のは中身が薄い印象を受けました。 ・行動の描写がよく伝わってきて臨場感がありました。 ゴーーーマーーい!!(サーーーー)の部分は今回審査した中で一番笑ったと思います。 オチも伏線が効いていてよかったです。 ただ「花咲かじいさん」・「足踏みで煎りゴマ」が先に読めてしまったのが残念です。 特に花咲かじいさんのくだりは十分に予想がついてしまうと思うので読み手の期待を裏切ったボケが欲しかったです。 とまあゴタゴタ書いてますが奇麗な漫才で実際に演じてみたいネタだと思いました。 ・いや、私はゴーマーいはぜんぜん強引とは思いませんでしたよ(笑) むしろここでがっちりつかまれて、あとはその世界観に身をゆだねられました。 ここまでボケが前面に出てると、ツッコミが目立たなくて寂しさもありましたが。 ・広川:だからゴマ撒きを止めろって!    はぁ・・・さっきから右手に何か持ってるなぁ、とは思ってたけど、何かといえばゴマが大量に入った袋かよ・・・ この文章を当たり前のように受け取れなかった自分がいるんですよね 普通、舞台で漫才するなら「右手に持っている」時点で注意するなり、質問するなり…… ちょっとそこで引っかかってしまいました でも高田がゴマを撒きたい!という強い想いがしっかりと文章に表されていたと思いま す。 もっとゴマを撒きたさに暴走しても良かったですけど、バランスを考えるとこのネタは上手にできているんではないでしょうか ・ ・・・ゴマ、がんばって片付けてね。 「野球の話ばっかり」というのはよく見ますが、こうきましたかあ・・・ (・おもしろかったです。  なんかインパクト系のネタが続きますね。よろしかばのネタに比べてもこちらのほうが断然よかったと思います。  パターンとしては単調なんですが、引っ張りがいい効果を生み出した典型的な例だと思います。ただ、インパクトが強いネタだけにオチが弱かったかなと。  何がおもしろかったって、当たり前のように「ゴマ袋」っていうワードが浸透してるとこですね。そんなんないよ![75点])  第4位  百鬼夜行  (590点) 残念! [審査員の感想・コメント] ・多分、正統派漫才の類だと思います。内容やボケはどうあれ。 序盤の岩清水の食いつき加減が良かったです。なので、特にバラエティ部門のところ でそこまで引かなくてもよかったんじゃないかなと思いました。 バラエティ部門のくだりからに関してはいい意味でくだらなかったですね。ただ、発 想がわざとだとは思うんですが安易な感じ がしたので、もっと本格的なモノボケみたいなのがあってもよかったんじゃないかと思います。 ・後半のライバルのくだりから、あまりの名前のばかばかしさと、技のしょうもなさに すごく笑えました。惜しいのはその分前半がただの会話に聞こえてしまい、笑いには つながっていない気がしました。前半にもばかげた展開を持ってきたほうがよかったと思います。 ・最初に太田選手の活躍を言っておきながら「日本勢初の表彰台」というのはどうも・・・ ボケ・ツッコミともに満足の域なんですが、他の方々のネタに比べ突出したものがありませんでした。 常に安定した盛り上がりがあるんですが何と言ったいいか、 面白かったことは判るが記憶にはあまり残らない、そんな印象です。 利根川のライバル選手についてのボケもどれも面白かったです。 が、全部パターンが一緒なんですよね。下ネタのような名前・技の紹介・得点というふうに。 目立ったボケが見当たらない原因は構成にあるのではないかと思いました。 最後の人なんかはハラキリなど若干方向性が違いましたがその前の2組はほぼ同じだ ったので。 十分面白いのにもったいないと思いました。 ・とりあえずウクライナの方に謝ってきてください(笑) でも一番気になったのは同じタイプのボケが2回続いたところですかね。3回目が違 うパターンでスッと笑えましたが、やっぱりちょっともったいなかったかなあ。 ・良くできている漫才だと思います ニックネームと名前のアンバランスな感じとか最高ですよね 個人的にネタそのものに減点する理由はあまり見当たらないですね でも、あえて違う観点から注文をつけるならば、構成に目新しさを感じなかったかなぁ、という事ですかね もっとフェンシングから脱線していったり或いは競技が変わっちゃったりなんていう 思いもよらない仰天させるような展開だったら尚良しといった感じでしょうか ・前半部が、後半部を引き立てるどころか、後半部の邪魔をしているのが残念すぎます。 利根川がスタンダード部門を毛嫌いしているなら最初のやりとりはおかしいですし、 出会いとしては考えうる限りでは普通な方だと思いますし、 バラエティ部門でも「突いたり、突いたり」はする可能性はあると思いますし。 前半部でおもしろいと思ったのは「鎧みたいなやつ」くらいなのですが、 それにしても、バラエティ部門って果たして「鎧みたいなやつ」を着用して行うのだろうか。 結局のところ、前半部で利根川が、利根川の言う「スタンダード部門のフェンシング」をするという雰囲気を思いっきり醸し出している中で、 いきなり「バラエティ部門」と言われても乗り切れなかった、ということなのです。 後半のチャレンジ精神は買いますが。 (・独自の設定をうまく表して展開できていると思いました。  ここまで壮大な設定をかなり自分のものにしている、というか。  最初読んだときはすごく印象に残った、というわけでも無かったのですが、  改めて読むと無駄な所もほとんど無いですし、ライバルの名前等フレーズもなかなか面白いです。  後は、非常に面白かったネタの中でどのくらい笑ったか、というところで得点を決めさせていただきました。[87点])  第7位  モンブランジャム  (563点) 善田:ここまで来られただけでもね。 城島:もっと精進します。 [審査員の感想・コメント] ・メインのボケが数字ボケが多かったので、ちょっとややこしかったです。目のつけど ことはいいと思うのですが、全体的に弱かったかなと思います。人生のたとえのくだ りからは良かったと思うんですが、ちょっと遅かったですかね・・・ ・うるう年に関わる屁理屈がここまで一貫して続けて、すがすがしさを感じました。 結婚のくだりなんか、分かっているのに閏にこだわる点がよかったです。 オチにもう一ひねりあるともっと気持ちよく締めれたのではと思います。 ・頭のいい漫才という印象です。 人生をレールにたとえる辺りからオチまでの盛り上がりが凄かったです。 ただ笑いとしては若干伝わりにくいかなと思います。 数字関係のボケなので読み手が少し疲れるというか。 面白さとして伝わってくるまで少々ブランクを感じました。数字がたくさん出てきて少し混乱します。 個人的にレールのくだりの10行前以内に「ばあちゃんのねえちゃんが現在80歳であること」を 加えてやると読み手もすっと読めるような気がします。 ・最初は普通に「あ、これ自分も思ったことあるわー」って思ったんですけど、その後 しっかり軸をブレさせずに話を展開させ、ツッコミがボケを生かしている素晴らしさがあります。いい作品見させていただきました。 ・ばぁちゃんのねえちゃんが年金未払いってところから急にガッと面白くなってきました笑 前半がちょっと弱いのが残念なんですけど、最後まで中盤の勢いがだれなかったのが個人的にはすばらしいと思います ・ごくごく普通の話から突然ぶっとんだなあ。 よくできているとは思うのですが、 ちょっと前半のツッコミの流しすぎなところが気にかかり、 流れには乗り切れませんでした。 (・4年に1度しか年を取らない、という設定の下で非常にうまくボケを展開できていたと思います。  個人的には「42コ下だよ!」「だから42コ下のままだって!」というツッコミに持ち込んだあたりが特に感心いたしました。  で、すごくうまいんですけれども、結局のところどれも「4年に1度しか年をとらない」を説明したボケに過ぎない、というか、  大きな面白味を持ったネタか、と聞かれるとそうでもないような気はしてしまいました。  ただ、初めて読んだ時の驚き・笑いはかなりのものだったので、高評価させていただきます。[88点]) (・ジャン・クロード・面白ンダムでした。  題材自体はよくある物なのですが、非常に高度に漫才化されていると思います。  ボケも勿論そうなのですが、ツッコミのクオリティが高いのが素晴らしいですね。  ただ、数字がいっぱい出てくるネタなんで、もう少しわかりやすくまとめて欲しかったですね。私、馬鹿なんで。[85点])  前説  レンコン [審査員の感想・コメント] ・尻を揉むが想定外で意表突かれました 審査する人の気持ちをフラットにさせる前説としての役割を果たせてたと思います[80点] ・前説として、なかなか面白い漫才でした。 この後の漫才がいい意味で楽しみにできます。 200点は無理ですが(笑)。[75点] ・揉み心地の良さで態度を変えてはいけないと思いました。 いつもは服を着ていないというのも妙にリアルでちょっとアレかと思います。 さて無駄話は置いときまして。 やはり前説という立ち位置で仕方ないのですが笑いどころが少なく感じました。 後半は押してくるボケが限られていましたし。 もう少しバラエティ豊かなボケを期待していましたので・・・ 尻押しというのも新しくていいんですけども(笑)。 前説お疲れ様でした。[70点] ・何でしょう、これほど前説が前説であるべきといった感じの素敵さは。 このジャンルで一本ネタが作れそう。[90点] MM−1トップに戻る