予選ネタ集 Dブロック



審査については、参加者のネタを、0〜100の100点満点制で審査していただきました。







エントリーNo.032  シベリア派遣部隊 「相方の長所」 市河:どうも。午後の紅茶は午前中に飲みたい市河と、 碓氷:WONDAモーニングショットは夜中に飲む派の碓氷です。 市河:うちらは商品名なんかに縛られたくありません。 碓氷:あと食後と書かれている薬も食前に飲みます。 市河:それはまずいな。そこは指示に従おうか。 碓氷:あのー、最近一つ思う事があるんですよ。 市河:なんでしょう。 碓氷:アニメって面白いですね。 市河:その歳で?20過ぎだよ。 碓氷:いや、今改めて見返すと面白いんですよ。 市河:そういう物か? 碓氷:特にドラえもんね。 市河:あー、オレ駄目。もう声優変わってから慣れない。 碓氷:だから、そういう市河のために新しいドラえもんを考えてきたから、この場を借りて紹介していい? 市河:ダメ。 碓氷:え? 市河:あのさ、ドラえもんネタはベタすぎるからやめよ。 碓氷:でも、もうストーリーもメモ帳に書いちゃったし・・・ 市河:ダメだって。ベタなネタはハードル上がってしょうがないんだから。 碓氷:そういうと今後ベタネタできなくなるよ。 市河:そのときは・・・・・・・・・・そのときだよ。 碓氷:適当だな。でも、お前のそういう決断力うらやましいなあ。 市河:そう? 碓氷:うん。だって物とか未練がましくて中々捨てられない性格だから。 市河:ああ、俗に言うゴミ屋敷ってやつか。 碓氷:まあ、それを超越してるけどね。 市河:ヤバくね?近隣住民から苦情殺到だよ。 碓氷:で、話し戻しますけど、こいつって良いところ多いんですよ。 市河:いやいや。 碓氷:意外とね。 市河:意外っておい。 碓氷:まず、物知りなんですよ。 市河:そんな事無いですって。 碓氷:暇な時はいっつもこいつのうんちく聞かされるんですよ。 市河:大した物じゃないですよ。 碓氷:水虫や痔の痛さとか辛さとか、育毛剤はどれが一番効くとか。 市河:おっさんじゃんか! 碓氷:あとはどこのサラ金会社の金利が少ないだとか。 市河:だからそんなオヤジ臭モンモンな会話いつした!? 碓氷:こいつの知識はやっぱ凄いですね。 市河:話聞け。 碓氷:他には運動能力ね。 市河:まあ、体力には自信ありますよ。 碓氷:特に走力なんか抜群ですよ。この間もこいつプールサイド爆走してましたから。 市河:しないよ! 碓氷:あと廊下も激走してましたよ。 市河:なんでわざわざ走るなってよく言われるところを走るんだよ。 碓氷:それはお前が午後ティーを午前に飲むのと同じだろ。 市河:お互い様だ。 碓氷:電話ボックスでは韋駄天の如く疾走してましたよ。 市河:最早走れる場所ですらねーだろ! 碓氷:隣にいたメロスも「ええー!?」ですよ。 市河:もう有り得なさ過ぎ!電話ボックスに2人も入れないだろが。 碓氷:あとは経済力ね。金持ちですよ。 市河:いや、まだまだ貧しいですよ。 碓氷:先日、こいつの家行ったら100万の札束が数十個ありましたよ。 市河:そこまでは無いぞ。 碓氷:よく見たら透かしがない。 市河:偽札だそれは!絶対違う人の家だ。 碓氷:他には竹内力。 市河:人名だ。 碓氷:長州力。 市河:プロレスラー。 碓氷:あと消臭力。 市河:トイレの脱臭剤だろ。 碓氷:だからこいつは羨ましい限りですよ。 市河:消臭力が?     でも、お前も凄いよ。 碓氷:そんな事ないって。 市河:まず目立つのが知力。 碓氷:馬鹿ですって、僕。 市河:3年前に借りた2万円、まだ返せって言ってくるんですよ。凄い記憶力ですよね。 碓氷:まあ、相方から借りれば利子は0%だって知ってるお前の方が凄いけどな。 市河:・・・・・・・・・・     他には運動能力。 碓氷:運動オンチです、自分。 市河:この前先輩芸人にパシらされた時、500m先のコンビニまでわずか1分で行きましたからね。 碓氷:で、その時さり気無くビニール袋から先輩が頼んだ痔の薬を取ったんだっけ。     あの手の速さは神業だった。しかもその後僕その先輩にボコられましたから。 市河:・・・・・・・・・・     あとは経済力。 碓氷:慎ましい生活を送っている者ですよ。 市河:月に一度こいつの家の郵便受けにお金が入っているんですよ。宛名は親からで。仕送りで資金稼ぎって賢いですよね。 碓氷:こいつもこの間札束持ってとあるビルから出てきたんですよ。     で、看板みたら「アイフル」の文字。実はバイトしてて今日給料出たんだな、って思いましたよ。 市河:・・・・・・・・・・ 碓氷:本当に市河は凄い。 市河:・・・・・凄くないよ。オレなんて全然凄くないって。 碓氷:・・・・・実際僕も人間として最悪だよ。 市河:・・・・・ホントオレ達、社会のゴミだよな・・・ 碓氷:そんな事無いって。     「−」と「−」が掛け合わさるからこそ「+」になるんだろ? 市河:・・・馬鹿野郎。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第25位(3回戦敗退)  シベリア派遣部隊
審査員
点数
 62   40   48   63   77  平均
点数
 58.0 
[審査員の感想・コメント] ・一言ネタはいいんですが、やはり漫才となると言葉のやりとりがあまりうまくなかったかなーと。  唐突な一言的要素が多くて笑うところが少なかったです。  もっと掛け合いがみたかったです。 個人的には。
エントリーNo.033  QQQ 「ネコと風船」 Q1:どーも〜ネコと風船です。 Q2:よろしくお願いしまーす。 Q1:まぁ僕がネコで、 Q2:僕が風船ってワケで、 ネコ:2人合わせて、「ネコと風船」ってコンビでがんばってるんですけども。 風船:まぁ僕こんな感じでどっからどう見ても風船なんですけど悩みがあるんですよ。 ネコ:なんですか悩みって?? 風船:あの〜なんて言うんですか、ここ最近オッサンになったなーって思うようになったんですよね。 ネコ:まぁ〜風船は誰でも年取るもんですからね〜。 風船:なんかもう肌なんか張りがなくなって来たし、それに肌がしわしわになって来たんですよ・・・やっぱ老いてきましたかね〜。 ネコ:それどっかから空気もれてんじゃ!?てか今体重いくつあるんですか?? 風船:それがね〜僕生まれて一度たりとも体重計に乗ったことないんですよ。 ネコ:いやいやそんなヤツいるわけないでしょ!!小学校とかで身体測定しなかったんですか!? 風船:いやそりゃちゃんとやりましたよ身体測定ぐらい!! ネコ:ほらやっぱりそうでしょ?? 風船:あれよくやりましたよね〜友達同士で「俺の方がちぢんだ!!いや俺の方がちぢんだ!!」って。 ネコ:んなワケないでしょ!!そりゃ風船だからちぢむかもしんないですけど!! 風船:そんで身長測り終わったら今度は体重計りに行くんですよね。 ネコ:あ〜小学生だからちゃんと順番守りますからね。 風船:でも体重計に乗ろうとするんですけどぜんっぜん乗れないんですよ!!! ネコ:はい!? 風船:これマジな話なんですよ!!どう体重計乗ろうとしても「フワッ」とか「スルッ」みたいな感じになって乗れなかったんですよ!!! ネコ:いやいや体重計ぐらい小学生でも1人で乗れるでしょうが!! 風船:いやいやだから僕は体重計の方に行こうとすればするほど体が勝手に上に行っちゃうんですよ!! ネコ:どんな生き物だよそいつ!!あ、そっかあなた風船ですもんね。 風船:なんすかその今気づいたみたいなリアクション!? ネコ:いやいやこれはノリボケです。 風船:ノリツッコミじゃなくて!?なんすかその微妙な新ジャンル!! ネコ:まあ一応ボケてることになってるでしょ?? 風船:まあ一応ボケとして成立してはいましたけど!!とにかくホントいやな思い出だったんですよ。そういえばネコさんはなんかイヤな思い出とかなかったんです か?? ネコ:そりゃネコにだってありますよ。これずっと前の話なんですけどね、僕が昔ノラネコだったころに。 風船:あんたノラネコだったんですか!? ネコ:まぁ雑種のね。だからノラネコだから身の回りのこと全部自分でやんなきゃいけないから大変だったんですよ。 風船:あ〜つねに1人暮らしみたいなもんですからね〜。 ネコ:そん時僕お腹ものすごい空いてた時があったんですよ。ものすごく。ホント餓死寸前だったんです。 風船:それって冗談抜きでやばいじゃないですか。 ネコ:そんでどんどん意識もうろうとしててもう必死だったんです。 風船:はいはい。 ネコ:そん時に一匹の魚を見つけたんですよ。 風船:おお!よかったじゃないですか!! ネコ:そんで僕ホントに必死だったんでそこの魚盗んで食べちゃって。 風船:盗んじゃったんですか・・・う〜んでも死にそうだったんだししょうがないんですかね〜。 ネコ:でもそこまではよかったんですよ。その魚とった瞬間に一人の人間がダーーーって僕のこと追いかけてきたんですよ!! 風船:え!?ちょっとそれ怖いじゃないっすか!! ネコ:それでも僕はなんとか逃げ切ったんですけどね・・・いや〜ホント怖かったですよ。 風船:すごいですねそれ・・・その人どんな人だったか覚えてないんですか?? ネコ:う〜ん・・・たしか裸足でした。 風船:・・・それだけ!? ネコ:だって死にもの狂いで走ったんだからそんなの覚えてるワケないでしょうが!!裸足でたしか・・・あ!!たしかその人女性でした!! 風船:女の人だったの!?すごいっすね〜女性なのにとことん走ってネコ追いかけるなんて。 ネコ:そんでたしか・・・あ!!その人みんなに笑われてました!! 風船:いや〜そりゃ外を裸足で走ってるんですしね〜。 ネコ:あとお日さまにも。 風船:はい!?お日さま笑うわけないでしょ!!あんた餓死寸前だったから精神的にキてたんじゃないんですか?? ネコ:やっぱそうなんですかね〜これが禁断症状に置ける幻覚ってヤツですかね。 風船:・・・なにちょっとうまいように聞こえるけどビミョーなこと言ってるんですか!! ネコ:いや〜これが僕のイヤな思い出ですかね・・・。 風船:てか当時ノラネコだったってことは今なんなんですか?? ネコ:今??今はちゃんと結婚して子供もいますし仕事もしてます。もちろんこの漫才師が仕事ですけど。 風船:あ、結婚してたんですか。しかも子供まで・・・うらやましいですね〜。 ネコ:風船さん独身なんですか?? 風船:いや〜それがいいメス風船に会えなくてね・・・あ〜子供欲しいなぁ。 ネコ:いやいやまだこれからですって。こっちも家庭も持つといろいろ大変なんですから。 風船:あ〜やっぱり?? ネコ:まず住むとこも探さなきゃいけないんですから。 風船:あ、そーいえば今どこに住んでるんですか?? ネコ:磯野さん家の塀の裏です。 風船:塀の裏!? ネコ:住むとこあるだけいいでしょうが!!風船さんはどこに住んでるんですか?? 風船:僕は転勤族なんで毎日引っ越してます。 ネコ:風に飛ばされてるだけだろ!!てか転勤族って公務員とかじゃなきゃないですって!!あんた転勤族どころかただの風船でしょ!? 風船:なんすかその言い方!!差別じゃないっすか!!風船にだって仕事ありますよ!! ネコ:じゃあなんすか仕事って!? 風船:遊園地で子供に配られたりとか!! ネコ:お前働いてねーじゃんよ!? 風船:ガムとして売られて金かせいだりとか!! ネコ:お前フーセンガムじゃねーだろ!!てか思ったんですけど風船さんって1人じゃなんもできないですよね?? 風船:んだとさっきから言いたい放題言いやがって!!お前だってこんなもうかんない仕事して1児の父親か!?どうせ嫁さんのヒモにして暮らしてんだろ!? ネコ:な、なんだこの軟体動物!! 風船:ケッ俺は生き物じゃねーからそんな罵声なんか屁でもねえよ!!俺は浮き物だ!! ネコ:うるせえこの浮き物!!(バシッ) 風船:うわぁぁぁぁ!!!空気がぁ、空気がぁーーーー!!! ネコ:ああ!!つい叩いちゃって風船さんの体に穴が!! 風船:誰かガムテープガムテープ!!! ネコ:やばい、このままじゃ殺ゴム事件の犯人としてニュースで放送されてしまう・・・!!風船さん、コレを!! 風船:(ペタッ)ふぅ〜なんとか死をまぬがれた・・・ったく気いつけろよ俺浮き物なんだから!!・・・・ってあれ??なんか変だな。 ネコ:これがホントの「ガムに風船」。 風船:ガムそのもので穴ふさいだの!?あぁ、まだビミョーに空気が抜けてる・・・。 ネコ:あ!!くっつけたガムが抜けてる空気で膨らんで行く!! 風船:あ・・・!!俺がもう1人!? ネコ:おめでとうございます。かわいい女の子ですよ!! 風船:オスが妊娠するか!!もういいよ。 2人:どうもありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第13位(準決勝敗退)  QQQ
審査員
点数
 88  49  60  71  66 平均
点数
 66.8
[審査員の感想・コメント] ・13番地さんでコメントした通りでございますが、やりとり特に後半部分は大変良かったですが、  もっと思いつかないネコと風船のやりとりが欲しかったというところです。  全体としてみると面白かったんですが上位9組となるとやはり辛かったかも。
エントリーNo.035  いっぱいいっぱい 「ちょい悪ブーム」 坂本:はいどうもー! MM−1グランプリということで、私らはコンビの”ちょい”いっぱいいっぱいです! 白石:ちょいじゃなくて完全にいっぱいいっぱいです!  ・・って改めて言うと恥ずかしいじゃないか! 坂本:まぁーそんなことは、どうでもいいんですけどね。 ちょっと昔にプチって言葉が流行ったじゃないですか? 白石:あー、ありましたね。 プチ整形とかプチ断食とかね。 坂本:そうそう。 でね、そのプチシュークリームとプッチンプリンが美味しいんですよ。 白石:はい? いつから、そんな食べ物トークだよ。 坂本:と・に・か・く! あの押すとプッチプチって言う音がなる奴が欲しいってことですよ! 白石:いやいや、そんなこと一言も聞いてねぇよ! 結局、何が言いたいの? 坂本:だからね。 今年は”ちょい”ってのが流行ると思うんでよ。 白石:あー、そういう話ね。 というか、”ちょい悪”とか”ちょい不良”とかってのが、もう流行ってるよね? 坂本:あっ、そうそう! でね、この”ちょい”ってのは、チョイバルサンの”ちょい”から取ったんだって。 白石:嘘付け! なんでモンゴルの政治家が流行らした事になってんだ! あの人革命思想で歴史の教科書に出てくる人でしょ? 坂本:そうそう、プチ→”ちょい”に革命した人でね。 白石:そんな、ちっちゃいことじゃないって! 大体、もうとっくに亡くなってますからね? 坂本:あっ、そうだったの!? てっきりプーチンブームが去って、チョイバルサンブームがやってきたんだと思ってたよ。 白石:んなわけねーだろ! どんだけ、はっちゃけた間違い方してんだよ! 坂本:まぁー、”ちょい”ってのが、ブームには変わりないからね。 白石:そりゃそうですけどね。 後、”ちょい”ってのは、ちょっとなら主張できる〜みたいな所から来てるんですよ。 坂本:あぁー、そうなんですか。 まぁでも最近は、色々流行ってますよね。 ”ちょい”鉄筋コンクリート! みたいな。 白石:いやいや、そこは触れちゃいけねーって! そういう所で、”ちょい”を流行らせるなって話だからさ。 坂本:後は、”ちょい”談合した家が、地震で家が”ちょい”ずれ! みたいなね。 白石:だから、そういう関連の話、止めろって! そんなところじゃなくて、流行ってるところがあるでしょ? 坂本:まぁ、芸能界とかは流行ってますよね。 CMでやってる観月ありさだったら、”ちょい”ヤバーイ! とか。 白石:軽くヤバーイだよ! ”ちょい”ヤバーイって、ちょっとレベルUPしちゃってるし! 坂本:そうか、軽く”ちょう”ヤバーイか! 白石:それじゃ完璧にOUTだよ! って言うか、”ちょい”はどこ消えた! 坂本:後はね。 CMでやってる工藤静香がお腹の脂肪をつかんで・・・ 白石:って、それも観月ありさと同じCMだろ! というか、本当は芸能界じゃ流行ってないんじゃないの? 坂本:んなーこたないですよ! モト冬樹とかは、”ちょい”髪で大ブレークじゃないですか。 白石:だから失礼極まりないんだよ! それに、それは今始まったことじゃないから! 坂本:それから、西村雅彦とかサンプラザ中野も・・・ 白石:だから同じ過ちを繰り返すな! そういうのは流行ってるって言わないでしょ? 坂本:あっ、そうか! サンプラザ中野はもう髪ないからダメなのか! 白石:そういう問題じゃないって! だから、何度も言うけどさー。 もっとブームになるなら、他にあるでしょ? 坂本:スポーツ界でもありますね。 例えば石井一久投手だったら、”ちょい”メジャー。 白石:確かにちょっとしかメジャーリーグにはいなかったけど! って、そういう話じゃないでしょ! 坂本:そうそう。 中村紀洋野手だったら、”ずっと”マイナー。 白石:”ちょい”が”ずっと”に変わっちゃったよ! マイナーリーグばっかだったのは忘れてやれ! 坂本:じゃあ、”ちょい”デブ? 白石:だから、けなすな! それに、彼は今年は清原とオリックスで頑張るんだからいいんですよ。 坂本:うーん。 じゃあ、”ちょい”嫌な奴? 白石:一生懸命嫌なところばかりを探すな! 他の話題にしなさい。 あるでしょ? ちょい悪で売れてるのとか。 坂本:あー! ”ちょい悪”の洋服とかが売れてるんでしたっけ!? 白石:そうですよ。 かっこいいけど、ちょっと渋めのジージャンなんてのが、中年男性に売れてるんですから。 坂本:なるほど。 じゃあ、若い女性の”ちょい”グッズなんてのも出てくるでしょうね。 白石:んー。 というと? 坂本:”ちょい”ってショッキングピンクでプリントされた弔衣とかが流行るでしょうね。 白石:そんなもん流行ってたまるか! 弔衣って、お葬式に着てくやつでしょ? 坂本:そうですよ。 これが本当の”ちょい悪”だー! なんて言って、葬式界に革命が起こりますよ。 まぁー、この革命を始めたのは、モンゴルの・・・ 白石:だからチョイバルサン関係ねぇよ! だいたい、こんなことが始まったら日本社会滅亡だよ! 坂本:いや、でもね。 僕は松たか子さんなんかが先導してやって行ってくれると思ってますよ。 白石:あぁ!? そんなもんやるわけねぇだろ! 大体、何で松たか子さんチョイスしたんだよ!? 坂本:だって、今流行ってるじゃないですか! THE 有”ちょい”天ホテル。 白石:有頂天だよ! なんだその”天ぷらがちょっと有ります”みたいなホテルの名前は! 坂本:ちょい天は三谷監督の幸せと喜びなんですよ! 白石:名前が三谷幸喜だからな! ってそんな話があるか! 坂本:それに主演の役所広司さんなんかも、”ちょい”ブームに乗ろうと必死になると思いますよ。 白石:それはないんじゃない? 大物俳優なんだから、今のままでいいと思いますよけど。 坂本:このままじゃヤバイと思い立って、名前を役所広司から”ちょい役”に改名。 白石:失礼極まりないよ!! だいたい、あの人主演男優だよ!? 坂本:これに負けてられないと、インリン様がインリン・オブ・チョイトイに改名。 白石:なんで!? なんで!? この2人って全然、路線が違うじゃん! 坂本:まぁ、ここまで来ると”ちょい”は日本の社会現象となって、市町村合併で”ちょい市”ってのが誕生すると思いますね。 白石:”ちょい市”!? なんだかネーミングセンスがダサくないですか? 坂本:第1回の市長選挙には”ちょい役”さんが立候補なんかしたりして大盛り上がりですよ! 白石:お祭り感覚か! つうか、役所広司さんに頑張り過ぎ! 絶対そんなことありえないから! 坂本:まぁ、さすがに”ちょい市”の市民は冷静な判断したんで、”ちょい役”さんは落選しますけどね。 白石:そりゃそうでしょうね。 坂本:結局、ちょい市の初代市長は、インリン・オブ・チョイトイに収まりました。 白石:ちょい役さーーーーーーーーん!!! って、馬鹿! どんだけのアホ市民だよ。 ちょい市は。 坂本:だって、応援しに来た小川直也がチョッスル! チョッスル!  ってやるは、ハードゲイがチョイチョイチョイチョイー!ってやって大フィーバーなんですもん! 白石:だからって投票することないだろ! 後、その2人は元来のスタイルと芸の変わりはないのね。 坂本:そりゃゲイですからね。 白石:うまい! ってうまくねぇよ! いつから小川直也がゲイになった! 坂本:それはー・・・。 ちょちょいのちょいってなもんですよ。 白石:意味わからん! まぁいいや。 そんで結局、その”ちょい市”はどうなるんだよ? 坂本:”ちょい市”は勢力を強め、そして独立国家・ハッスル王国建国となったのです! 白石:うわーーお! ついに日本に独立国家の誕生!! って、待てや。 こんなブームがあるかー! 坂本:すいません。 わたくし、おっちょこ”ちょい”なもんで。 白石:もうええわ! 2人:どうも有難う御座いましたm−−m ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第25位(3回戦敗退)  いっぱいいっぱい
審査員
点数
 34   52   53   93  平均
点数
 58.0 
[審査員の感想・コメント] ・もう爆笑させていただきました。「ちょい鉄筋コンクリート」とか、こういう感じの時事ネタは大好きです。  前半から中盤は文句無しなんですが、ただ終盤「ちょい市」あたりから後が  ちょっと暴走し過ぎて置いてかれてしまったかな・・・  そのへんがなければ98点ぐらいはつけてたんですが。でも面白かったですよ。
エントリーNo.036  スクリューコミカル 「ラーメン屋」 二人:はいどうも〜よろしくお願いします。 伊藤:まぁMM−1ですからがんばっていきましょうよ 櫻井:そうですね。 伊藤:あの早速ですけどね俺ラーメン屋になりたいんですよ。 櫻井:なんでですか? 伊藤:だってラーメン屋の店長・・・いや大将・・・いや座長ってカッコいいじゃん。 櫻井:試行錯誤の結果間違えてるね。座長は劇団だろうが。 伊藤:え〜でも「劇団 とんこつ」とかありそうじゃん。 櫻井:ねぇよそんなの!なんだそのこってりした劇団は。 伊藤:演目は「ギョウザとジュリエット」 櫻井:ロミオどこいったんだよ!どんな劇だよお前。 伊藤:ジュリエットが延々と「ギョウザうまいわー」って言い続ける劇だよ。 櫻井:なめてんのかその劇は!ジュリエットもっと女らしくしろよ。とにかく座長じゃないの。 伊藤:とにかくカッコいいじゃん。やりたいんだよねぇ。 櫻井:まぁお前がやりたいっていうならやってもいいけどさ。 伊藤:そう?じゃ俺大将でお前客ね。 櫻井:わかった。 櫻井:あ〜腹減ったなぁ。よしここのラーメン屋で食っていこう(ウィーン) 伊藤:へいらっしゃい!何にします? 櫻井:まず席に連れてけ!立ち食いじゃねぇかよ。そばじゃねぇんだから。 伊藤:じゃそば屋にしてもいいんだけど・・・ 櫻井:変な妥協してんじゃねぇよ!とりあえず席に連れてけ。 伊藤:あぁそうか。何名様ですか? 櫻井:一人です 伊藤:おタバコは吸いますか? 櫻井:いいえ。 伊藤:タバコを吸い続けるとどこに悪いですか? 櫻井:・・・肺 伊藤:うまいねぇ。 櫻井:お前がやらせたんだろ!いらないだろこれは。とりあえず連れてけって。 伊藤:わかりました。ではカウンター席と奇跡どっちにします? 櫻井:なんだよ奇跡って!どんな席だよ。 伊藤:その席に座ってると麺の中にピンク色の麺が入ってることがある可能性が高くなるんですよ。 櫻井:昔のソーメンか! 伊藤:いやそのような商品はありませんが・・・ 櫻井:わかってるよそんなことは!大体ソーメン屋ってないだろあまり。とりあえずカウンター席で 伊藤:かしこまりました。ではこちらへどうぞ。 櫻井:大丈夫かな? 伊藤:はいどうぞ。ぞうきんです。 櫻井:おしぼりって言え!汚く聞こえるだろ。 伊藤:いや、でもこれは本当にぞうきんでして・・・ 櫻井:じゃ持ってくるなよ汚いな!もういいよ水は? 伊藤:あ、すいません。はいどうぞ。あちらのおっさんの残り水です。 櫻井:飲みたかねぇよそんなの!だれが飲むんだよ。 伊藤:おっさんマニアとか・・・ 櫻井:いないよそんなのは!気持ち悪くてしょうがないよ。 伊藤:それで意外に丸の内にメイド喫茶「おっさん」とかあったり・・・ 櫻井:ねぇよそんなの!やだよおっさんがメイド服着てるなんて!もういいよメニューは? 伊藤:あ、はいメニューと言う名の少年ジャンプです。 櫻井:じゃ結局メニューじゃねぇじゃねぇかよ!本物のメニューをもってこい! 伊藤:こちらです。 櫻井:ったく・・・うーん・・・迷うなぁ。なにかオススメとかあります? 伊藤:とんこつ醤油塩味噌ラーメンですねぇ。 櫻井:混ぜすぎ混ぜすぎ!見た目がやばそうだよ。 伊藤:あとうちはチャーシューが自慢でしてね。おいしいんですよ。 櫻井:あ、じゃチャーシュー麺とかあります? 伊藤:いやないです。 櫻井:ねぇのかよ!お前自慢の物出す機会失ってるじゃねぇかよ!じゃ何で出してるんだよ? 伊藤:チャーシュー丼ですねぇ。 櫻井:じゃチャーシュー麺ぐらい作れよ! 伊藤:あぁチャーシューチャーシュー長州ってうるさいなぁ。 櫻井:長州とは言ってねぇよ!聞き間違いも甚だしいよ。 伊藤:もうラーメンでいいですよね? 櫻井:お前が勝手に決めるな!・・・もういいよラーメンで。 伊藤:では繰り返さしていただきます。チョコレートパフェですね。 櫻井:違う違う!お前一個なのに間違うなよ!ラーメンだよ。 伊藤:わかりました。少々お待ちください。待ってればきますから。期待してください。 櫻井:なんだそのたまに持ってこないような言い方は。大丈夫かな・・・ 伊藤:おまたせしました。ギョウザです。 櫻井:頼んでねぇよ!ギョウザなんて食わないよ。 伊藤:え?あのジュリエット推奨ですよ? 櫻井:さっきの劇団だろそれは!今関係ねぇだろ! 伊藤:「ギョウザうまいわー」 櫻井:出てくんなジュリエット!もういいよお前全然できてねぇじゃねぇか。 伊藤:そうか・・・じゃぁ俺この夢諦めるよ。 櫻井:良い選択だよ。 伊藤:その代わり俺「劇団 とんこつ」作るわ。 櫻井:いい加減にしろ。 二人:どうもありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第16位(準決勝敗退)  スクリューコミカル
審査員
点数
 80  50  40  76  72 平均
点数
 63.6
[審査員の感想・コメント] ・十分に笑わせる技術はあるんです。 だからもっと挑戦しても良いと思うんです。  何といいますか、オーソドックスでオーソドックスなボケが多いと上位9組ってなると入っていけないかなと思うんです。
エントリーNo.037  さーてぃー 「7割」 菅原:…。(礼) 佐伯:…。(礼) 樫本:…。(礼…と同時にマイクにゴンッ!)あ痛っ。…すいません…。 3人:………どーーーも、さーてぃーーーですっ! 菅原:はい、少しムダに時間を費やしたところで。上手くやっていきましょう。 佐伯:上手くやっていきたいのですが、何とこれがあたし達にとっては初めての漫才ですよ。 菅原:それは大変だぁ。でも自分たちで選んだことですからね。 樫本:そうそう。緊張したときは火事場のクソ力って奴で100%能力全開!ってね。 菅原:いや、それ崖っぷちの状況時に使う言葉だから。 佐伯:そう、人は皆通常時は70%程度の力しか使っていないのです。 菅原:唐突だなぁ。でもそれ聞いたことある。 樫本:70%ったら7割?なーんか納得いかないなぁ。 佐伯:でもそれが現実なんだから仕方がないのよ。    100%だと思ってるものも実は70%だったってこともあるかもしれないし。 菅原:ほう、例えば? 佐伯:そうねぇ…搭乗率とか。「アテンションプリーズ。当飛行機はおかげさまで搭乗員数が    最大ですが、実はまだ7割なので次の空港でさらに3割乗せていきます。」 菅原:危ねぇよ!7割で満員だったらもう1割どころか1厘も乗せられないし    大体何だよ「次の空港で」って。飛行機に乗り継ぎなんかないでしょ! 樫本:あー、そういうことね。納得した。 菅原:いや、こんなんで納得されてもなぁ。 樫本:じゃああれだ、俺の通知表で5段階評価の1が全体の7割をしめてるけど    実は100%じゃないわけで、残り3割も足すとオール1になるわけだな。 菅原:ならねぇよ!3割足さなくてもそんだけ1取れば上等だ!頑張って2でとどめとけ。 佐伯:残り3割は5で「天才と凶器は紙一重」を自ら証明するのもアリね。 菅原:そりゃアリかもしれないけど両極端過ぎるよ。こんなのどこも採らないって。 樫本:通知表だけじゃないさ。それを決める一因のテストだって実は範囲を7割しか    教えてくれてないかもしれないし。7割は24〜39ページ、残り3割は表紙からとか。 菅原:表紙がテスト範囲ってのも凄いなぁ。そんなテストあったらやってみたいよ。 佐伯:「この表紙の人物を落書きで出来るだけ面白く描いてください。」 菅原:優等生は絶対ムリ!落書きどころか極力汚さないで使うタイプばかりだもん。 樫本:ここまで来ると返って来るテストの点数も怪しくなるよなぁ。    「えー、このクラスで数学赤点取った奴が残念ながら3人いる。しかし、この数字は     赤点対象の7割しか言ってないので残り3割足したら4,5人ぐらいになるかな。」 菅原:1発で「4,5人」って言え!全体で3人しか赤点取ってるような言い方にしか聞こえん! 佐伯:「途中までしかあってない人は2点の7割減点してるからねー。」 菅原:減点で端数だしてどうすんの!残り3割もちょうだい!…ちょっと複雑な気分だけど。 樫本:おまけついでに今から視力検査だ。「C」これ見えるかー? 菅原:右です。見えますよー。 樫本:でもこれなぁ、両端が3割縮んでるんだ。だから3割分戻すぞ。「○」これならどうだー? 菅原:両端繋がってるじゃねーか!上下左右どこにも開いてないもんをどう言えってんだよ! 佐伯:とまぁ、こんな感じに世の中7割だらけで成り立っているわけです。 菅原:成り立ってない!7割だらけだったら世の中おかしくなっちゃうって。 樫本:まぁ現実社会だったら混乱を招きかねませんが昔話とかだったら違和感ないですよ。 菅原:そうかぁ?変わらんと思うが…。 佐伯:じゃあ、わかりやすく例えるために「桃太郎」で試してみましょう。 菅原:大丈夫かぁ?まぁ、じゃあそれで。 樫本:ではいきます。「桃太郎」。昔々、あるところに7割のお爺さんと3割のお婆さんがいました。 菅原:お、確かに違和感がない。…ギリギリだけど。 樫本:お爺さんは山へ芝を7割刈りに、お婆さんは川へ洗濯を7割していました。 菅原:7割芝を刈るって。まぁ洗濯は分かるが。 樫本:お婆さんが川で洗濯をしていると、上流の方からドンブラコドンブラコと大きな桃が7割流れてきました。 菅原:随分多くない!?1個だよねぇ? 佐伯:まぁ、何て普通の7割ぐらい大きな桃なんでしょう。 菅原:普通の桃より小さいじゃねーか!お婆さん、錯覚起こしたらダメだよ! 樫本:お婆さんはその桃を火事場のクソ力で持って家に帰りました。 菅原:そんなに重いの!?侮れないなぁ、桃。 樫本:お婆さんはその桃を7割真っ二つにしました。すると中から7割可愛い男の子が出てきました。 菅原:んー、まぁそこは別に何ともないね。 樫本:その男の子は「桃太郎」と名づけられ、あれよあれよという間に7割育ちました。 菅原:あ、まだ成長期の真っ最中なんだね。 樫本:そんなある日、「村人が鬼に7割いじめられてる」と聞いた桃太郎は鬼退治を7割決意しました。 菅原:いじめるのも決意するのも微妙だなぁ。後者なんて途中で挫折しそうで怖い。 佐伯:桃太郎や、このキビ団子を持ってお行き。7割おいしいし7割元気になるよ。 樫本:…桃太郎は7割喜んで鬼退治に向かいました。 菅原:微妙過ぎてだんだん不安になってくるよ!桃太郎なんて素直に喜んでないじゃん。 樫本:途中で犬、猿、キジの3匹が現れ「桃太郎さん、キビ団子を7割ください」と言ってきました。 菅原:半分以上よこせってことか!随分いやしい家来だな! 樫本:どうにかこうにか家来を引き連れた桃太郎は鬼が島に着きました。 菅原:さぁクライマックスだ。 樫本:桃太郎たちは鬼と7割戦いました。残り3割は手抜きです。 菅原:「手抜き」言うな!全力で戦え! 佐伯:このままではかなわない、お婆さんからもらったキビ団子を食べなきゃ…えいっ。 樫本:…キビ団子を食べた桃太郎は力が7割になりました。 菅原:弱ってんじゃねーか!負ける確率が3割ぐらいアップしちゃったんじゃねーのか。 樫本:どうにか勝った桃太郎。 菅原:結局勝ったんだ。 樫本:桃太郎は鬼たち隠し持っていた宝を7割ぶんどって戻っていきました。 菅原:3割置いてきたんか!?まぁ鬼に優しいっちゃぁ優しいか。でも「ぶんどる」て。 樫本:村に戻った桃太郎は貧しい村人に宝を7割差し上げました。 菅原:3割ピンハネか!けっこう図々しくないか? 樫本:こうして桃太郎は生涯皆と仲良く暮らしましたとさ。7割ぐらいめでたしめでたし。 菅原:めでたいなら7どころか10割だろ!まったく、とんでもない昔話だなぁ。 佐伯:ね、昔話だったら全然違和感ないでしょ? 菅原:ありまくりだ!現実も昔話も変わらんわい! 樫本:じゃあ今度は「シンデレラ」で…。 菅原:3割欠けてるガラスの靴でケガするの見え見え!いい加減にしろ。 3人:はい、ふぃふてぃーん・とぅえんてぃー・さーてぃー!どうもありがとうございましたー!! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第28位(3回戦敗退)  さーてぃー
審査員
点数
 68   57   26   59   67  平均
点数
 55.4 
[審査員の感想・コメント] ・中盤以降の70%の使い方は面白かったんですが、3人組の必要性があったのかというと、そこまで感じられなかったんです。   やはり3人目の使い方っていうのがトリオ漫才には必要だと感じました。
エントリーNo.038  言霊連盟 「卒業式」 槍沢:はいどうも、言霊連盟です。 栃城:卒業式っていいですよね。 槍沢:また唐突ですね、でもたしかにいいですよね。独特の雰囲気があって。 栃城:なかでも僕の通ってた高校の卒業式は本当によかった。 槍沢:そうですか、じゃちょっとやってみてくださいよ。 栃城:これより栃城高校第35回卒業式を行います。まずは校歌斉唱、指揮者伴奏者前へ! 槍沢:そうそうこういう感じ。 栃城:では校歌の斉唱ですが、その前にもうひとつのプログラムを執り行います。 槍沢:いったいなにが始まるんです。 栃城:ピアノ出現。 槍沢:出現てどういうことですか? 栃城:奇術同好会、野沢君前へ! 槍沢:あ、なるほど、奇術同好会会員のマジックでピアノをバーンと出すと。 栃城:そういうこと。野沢君は有名マジシャンに弟子入りしてて、ピアノを出す前にも会場を盛り上げてたんだ。 槍沢:すごいね。 栃城:師匠譲りの茨城訛りの軽妙なおしゃべりと、縦じまのハンカチを横じまにするという超人的なマジックが大人気でさ。 槍沢:マギー一門かよ! 本当にピアノ出せるの? 栃城:盛り上がりが最高潮に達した時、なにもない空間からピアノを出して大喝采よ。 槍沢:出来たんだ。マギー一門もまだまだ捨てたもんじゃないね。 栃城:校歌歌い終わったら今度はピアノ消失。 槍沢:今度は消すわけですか。 栃城:佐藤楽器店のみなさん前へ! 槍沢:それ消失じゃなくて撤収だろ! 楽器店の人がピアノを片付けてくれているだけだろ! 栃城:ピアノ消失に続いて、卒業生による歌のプレゼントです。 槍沢:じゃ、ピアノそのままでよかったでしょ! 撤収した意味がない。 栃城:準備が整うまでしばしご歓談を……。 槍沢:馬鹿すぎるだろ。 栃城:準備が整いましたので歌のほうを。まず一曲目は3年生から先生に感謝をこめて尾崎豊で「卒業」 槍沢:あてつけかよ! 3年間支配されてましたか? 栃城:そして生徒と先生の関係を象徴するこの曲、森田童子で「僕達の失敗」 槍沢:「高校教師」? ものすごい暴露だ。あのさもっと普通のないの? 「卒業写真」とか「想い出がいっぱい」とか。 栃城:ちゃんと歌ったよ。 槍沢:じゃあ、そういうのお願いしますよ。 栃城:でもうちの学校はただ歌うだけじゃなくて小芝居を間に入れながら歌ったよ。 槍沢:小芝居ってどういうこと。 栃城:♪大人の階段上る〜君はまだシンデレラさ。幸せは誰かがきっと運んでくれると信じてるね。 槍沢:普通に歌ってますね。 栃城:バカヤロー!!(ビンタ、そして胸倉をつかむ)幸せってのはよぉ誰かが運んでくるもんじゃねえよ。 自分の力で手に入れるのが、幸せってもんだろうがよぉぉ!! ♪少女だったと〜 槍沢:今のなんだよ! 栃城:小芝居ですよ。こういった感じに青春チックないいことを言うんですよ。 槍沢:無駄に熱いだけで、大していいこと言ってないと思うんですけど。 栃城:「卒業写真」だったら、♪悲しいことがあると〜    もう悲しいことが多すぎる。こうなったら入水(にゅうすい)自殺だ。どぽーん。 槍沢:なにやってんだよ! 死ぬな! 死ぬな! 栃城:♪流されて〜 槍沢:歌ってる場合か! 栃城:バカヤロー! 槍沢:そいつまた出てきたよ。 栃城:バカヤロー!!(飛び込む)バッシャ、バッシャ、バッシャバカヤロー(ビンタ)♪あなたはときどき、叱って〜 槍沢:なんか、まともっぽいけども。 栃城:バカ野郎。「入水」はにゅうすいって読むんじゃなくてじゅすいって読むんだよぉぉぉ!! 槍沢:そんなことかよ! いま読みかたとかどーでもいいから。 栃城:ほら行っていい。 槍沢:流すな! 陸に上げろ。  栃城:歌と小芝居が終わったら次は先生からのスピーチですよ。 槍沢:いいこと言うわけね。 栃城:えーみんな、卒業おめでとう。今日で君たちは高校を卒業して社会に出て行くことになる。もう立派な大人だ……。    でもまだ未成年だから、親御さんも反対している。そもそも許される恋じゃないかもしれない。でも……俺と結婚してくれ!! 槍沢:ここかよ! さっきの高校教師!! 栃城:俺と結婚してくれ、和彦! 槍沢:男同士なの!? 栃城:そんなこともありながら次のプログラムに。 槍沢:よく平然といけますね。 栃城:次はいよいよメイン。3年生による巣立ちの言葉。 槍沢:入学式ーとかみんなで声合わせるやつね。 栃城:桜の咲く中始めて校門をくぐった4月5日。 槍沢:日にちで言うの? 栃城:大田君のピッキングが大変役に立ちました。 槍沢:なんで不法侵入だ! ていうか大田君はなんでそんなこと出来るんだよ。 栃城:上級生がとても優しかった新入生歓迎会。 中でも鈴木さんて人がいてさ、この人がまたいい人でさ。 槍沢:思い出話始めちゃった。 栃城:新緑の中、野山を歩いた遠足 帰ったあとのビールは最高でした。 槍沢:なに堂々と飲酒宣言してるんだよ。問題あるだろ。 栃城:出席番号24番が当てられた毎月24日。 槍沢:イベント言えよ! 栃城:2+4や2×4の変則戦術を使ってきた、山口先生。イエーイ。 槍沢:先生出てこなくていいよ! 栃城:毎年参加者が少なくて中止になった運動会そして文化祭。 槍沢:どんだけやる気ないんだよ。 栃城:毎日毎日、自堕落な日々を過ごした修学旅行。 槍沢:修学旅行ぐらいちゃんと生活しろ! 栃城:夕焼けを朝焼けと勘違いしました。 槍沢:どんだけ寝てんだ! お前の学年、学校行事に対して冷めすぎだから。 栃城:12月24日、街はネオンに包まれ、恋人たちは幸せなひと時を過ごす。生島ヒロシの誕生日。 槍沢:知らねえよ! もう学校まったく関係ない。 栃城:その日もやっぱり変則戦術をしかけけてきた、山口先生。 槍沢:もういいよ山口先生は! 栃城:僕達・私達は3年間の決して忘れることのない思い出を胸に、決して外れることのない足枷をはめ、重い重い十字架を背負い。 槍沢:なにあった3年間! 栃城:今日学校を卒業します。 槍沢:ようやく卒業だよ。 栃城:卒業証書授与! 後日発送を持って発表と代えさせていただきます。 槍沢:今渡せよ! 栃城:なお卒業アルバムは抽選の結果発送を持って発表と代えさせていただきます。 槍沢:それは全員に渡せ。発送でもいいから渡せ。 栃城:最後は在校生が作った馬とびの馬を跳んで退場するんですよ。 槍沢:アーチ作れよ! いちいち跳んでも面倒くさいだろ。 栃城:いま思い出しても最高の卒業式ですよ。 槍沢:こんなめちゃくちゃな卒業式のどこが最高なんだよ。 栃城:最高ですよ。だって……ようやくあの悪夢から逃れられる。 槍沢:だから、なにあった3年間。 2人:どうもありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第11位(準決勝敗退)  言霊連盟
審査員
点数
 81   53   42   84   84  平均
点数
 68.8 
[審査員の感想・コメント] ・巧みでうまいです。  十分面白いんですけど、畳み掛けるようなボケの連続というものが無いスタイルなので上位9組に入りきれなかったですね。  難しいところなんですけど、ボケの絶対量っていうのが他の方に比べて多少少ない気もしますので、そこでしょうかね。
エントリーNo.040  1989 「回文」 八幡:はい、どうも。「1989」です。 宇部:よろしくお願いします。 八幡:よろしくお願いしますね。 宇部:俺が男で、ボケ担当です。 八幡:私が女で、ツッコミ担当です。 宇部:2人はカップルでコンビを組んでるんですよ。 八幡:まあ、頑張っていきましょうよ。 宇部:回文てあるでしょ。 八幡:上から読んでも下から読んでも同じ言葉でしょ? 宇部:そう。    俺最初、回文を怪文と聞き間違えたんですよ。 八幡:そうなん。    で、何がしたいんですか? 宇部:今回は回文をやろうかと思うんですよ。 八幡:それはまた自殺行為に走るネタですね。    ちゃんとネタはあるんですか? 宇部:任せなさい! 八幡:ならば、今から私が設定をしますので、それを回文で返してください。 宇部:わかりました。 八幡:設定は面接。    次の人どうぞ。 宇部:ああ。 八幡:それではおかけになって下さい。    それでは、あなたの名前を教えて下さい。 宇部:俺はレオ 八幡:そうですか。    あなたは友人からなんと呼ばれていますか? 宇部:打撲の久保だ 八幡:知りませんよ。    今日は誰と来ましたか? 宇部:友と。 八幡:友人のことですか? 宇部:そそ。 八幡:その人は誰ですか? 宇部:三重江美。 八幡:いや、名前を言わないでいいですよ。    他にはいますか? 宇部:今井舞 八幡:あ・・・、他には? 宇部:池田圭。 八幡:いや、もう名前はいいんで・・    それでは、星座を教えて下さい。 宇部:山羊や。 八幡:言葉が悪いけど、まぁいっか。    年齢は? 宇部:に 八幡:2歳・・ 宇部:にに 八幡:22歳・・・、でよろしいんですね? 宇部:ええ。 八幡:はい、わかりました。    好きな芸能人は? 宇部:ゆうゆ 八幡:おお、元おにゃん子。 宇部:ははは・・ 八幡:好きな映画を教えて下さい。 宇部:シラアル=ナン、前科は完全なる荒らし 八幡:そんな映画があるんですか? 宇部:そそ 八幡:それはどこの国の映画ですか? 宇部:ベナンなべ 八幡:語尾になべって、どこの方言ですか。 宇部:やずや 八幡:それは地名じゃないです。会社の名前ですよ・・。    ええ、では次に、好きな本の名前を教えて下さい。 宇部:留守をするもリスとスリも留守をする    遺影にイエイ!    見たな、民! 八幡:なんですかそれ。作者も教えて下さい。 宇部:三重江美    三重江美    水尾直純 八幡:あなたの友人ですか!最後の一人は誰? 宇部:紳士 八幡:どこの? 宇部:岩井 八幡:どこですか? 宇部:ええ? 八幡:どこです? 宇部:茨城らばい 八幡:出た!博多弁。    それでは、地名を入れた回文を5個お願いします。 宇部:すかさず伊豆裂かす    富山でマヤと・・    なんだ、大阪やん。い、胃ガンが、胃ガンが良いんや。傘。おお、旦那!    闇の通貨宇都宮    暗いな、イラク 八幡:最後に、一言お願いします。 宇部:呂布より 八幡:あなたは不合格!グッバイちゃ! 宇部:いち 八幡:きゅう 宇部:はち 八幡:きゅう 2人:どうもありがとうございました! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第34位(2回戦敗退)  1989
審査員
点数
 45   37   34   26   35  平均
点数
 35.4 
[審査員の感想・コメント] ・中盤以降のボケの羅列って漫才じゃないじゃないかと。  掛け合い前提の上に成り立ってると思うんです。   発想はいいと思いますけどね。 漫才を作って欲しかったかな。 ・まず展開が強引過ぎると思いました。「設定は面接」っていうセリフとかが特に。  そこは、2人の会話の自然な流れの中で、話を面接の方へと持っていかないと・・・  終盤も、唐突に「それでは、地名を入れた回文を5個お願いします。」、これも話の流れ的にありえない展開ですし・・・
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