予選ネタ集 Aブロック
審査については、参加者のネタを、0〜100の100点満点制で審査していただきました。
エントリーNo.001 エイジアンエイジアン
「専門学校」
真田:どうも〜エイジアンエイジアンと申します
島村:よろしくお願いします
真田:最近は、色々な専門学校がありますね
島村:確かに、色々あるなぁ
真田:コンビニの専門学校とか
島村:それは初耳だよ
真田:電子レンジ科とかあって
島村:そんなピンポイントなやつ必要ねぇよ!
真田:2年過程ですよ
島村:2年も学ぶ必要ないだろうが、そんなもん
真田:テストとかでも電子レンジ関係の問題がいっぱい出てね
例えば、肉まんをメーカーB製の400Wの電子レンジで1分温めるとどうなるかみたいな
島村:そんなの出るんかい
真田:で、みんなレンジの遠心力で具が飛び出すとか書いて
島村:どんなスピードで回ってると思ってんだよ!
真田:ひっかけか、とか言ってさ
島村:言うか!
どんだけ常識がないんだよ
真田:他にも、家電の専門学校とかありますよ
島村:それはあるかもね
こっちの方が、電子レンジについて勉強できそうだし
真田:ただ、こっちは日を重ねていくにつれて、家電になっていきますから
島村:そういう学校!?
真田:卒業する時はみんな家電になってますから
島村:とんでもない変貌だな
どういう過程でそうなるんだよ
真田:この学校は、みんな寮生活するんです
島村:ほう
真田:夜は、みんな寝静まるじゃないですか
島村:うん
真田:寝静まった後、おじさんが起こさないようにベッドの上で転がして転がして目的のタイプの形にしますから
島村:おじさんが一番大変そうだな
真田:そんで、薄い着色料も塗って、自然に色をつけていくんですよ
島村:自然って言ってるけど、その光景は完全に不自然だぞ
真田:まぁ、こんな裏話もあるんす
島村:どんな裏話だと
真田:まぁ、そんなのとか色々あって、卒業式ですよ
卒業式はみんな説明書もらって
島村:卒業証書じゃなくて
真田:まぁ、最初は名前の順でアイロンからもらって
説明書の中身をなんちゃらかんちゃら読むんですよ
島村:そうなの
真田:で、色々呼ばれて
次はエアコン・・以下同文
島村:説明書が以下同文ってダメだろ!
その説明書を鵜呑みにすると衣服にエアコンのせなきゃいけなくなるだろうが
真田:で、その後に出てきた掃除機は説明書吸い込んじゃって
島村:せっかくもらったのに吸いこんじゃダメだろ!
真田:校長のカツラも吸っちゃってね
島村:マズイ、マズイ!
真田:でも、その後のマッサージチェアが見事丸くおさめるんだけどね
島村:見事な連携だこと
真田:それで、説明書授与も終わって冷蔵庫とかは自分の体の中に大切にしまって
島村:体の中入れるな!
キンキンに冷えちまうよ!
真田:その後は、校歌斉唱をするんです
キーーーーーーン・・
島村:電波音しか聞こえないぞ!
そこは、MDとかそこらが音を出すべきだろ!
真田:あーる晴れた昼下がり♪
島村:ドナドナかい
真田:ヤマダへ続く道♪
島村:なんかカッコ悪いな!
多分、ヤマダ電機に納品されるんだろうけど、その歌詞はカッコ悪いわ
真田:で、みんな泣いてるんですよね
それで、ショートしてるやつも結構いたり
島村:とんだ卒業式だな!
真田:まぁ、そんで色々あったけどもみんな卒業していくわけですよ
島村:卒業と
真田:まぁ、卒業して売れた後も
ちょっと人間の心が残ってますから迷惑をかけるやつもいるんですよ
島村:例えば、どんな感じよ
真田:冷蔵庫がちょっとダイエットしようとして、ジョギングしたりしてね
島村:冷蔵庫がジョギングするんか
真田:ジョギングしたら汗かくじゃないですか
それで、中のものが汗臭くなっちゃって
島村:それは嫌だな!
そんなもんヤマダに苦情殺到だよ!
真田:中には家電同士結婚するやつもいてね
島村:なんか異様だけども
真田:やっぱ、家電でも結構尻に敷かれるパターンも多くて
島村:へぇー
真田:カカア電化ですよ、カカア電化
島村:上手い事言わないでいいから!
真田:君もこの学校に入って電化製品にならないか?
島村:なりたくないわ
真田:ケーズ電化専門学校生徒募集中!
島村:店変わってる!
もういいよ
二人:どうもありがとうございました
-------------------------------------------------------------------------------
予選総合第23位(準決勝敗退) エイジアンエイジアン
審査員 点数 |
70 |
66 |
55 |
57 |
平均 点数 |
62.0 |
[審査員の感想・コメント]
・上手さとナンセンスさを両立させていて面白いのですが、「卒業する時は家電になっている」というくだりが説明不足です。
人が家電に変わるという飛んだ設定を飲み込む前におじさんというこれまた飛んだ存在を重ねてしまったため
ネタの世界観との読んでいる自分との間に隙間が出来ていてしまいした。全体的に同じトーンで盛り上がりにかけたのも残念。
「以下同文」や「カカア電化」などいいボケは揃っているのですが……。
エントリーNo.002 まろんくらっしゅ
「小学校での事」
拓:はいどうも、まろんくらっしゅです
恵:1+1=でおなじみの恵です
拓:意味わかんねぇよ!しかも問題が簡単すぎるよ
恵:私達、2年前は学校行きでしたけど、やっぱり一番小学生が楽しかったですね
拓:まぁ遠足とかもあるからね
恵:その意味合いを込めて1+1は恵ですよと言いたいの
拓:だからってそんな意味わかんない定着の仕方させないでよ
恵:だって、勉強も簡単だったでしょ?
拓:いや、でも当時は難しいでしょ、今は超簡単でも最初は難しいし
恵:でも1年の時同じクラスにいた人は、もうかけ算までできてたよ
拓:1年で!?すごいなその子、天才だよ多分
恵:いや、まぁその子は英才教育をうけて、通称先生ってい
拓:先生じゃねぇか!先生となったらかけ算「まで」じゃ逆に問題だよ!
恵:「先生、9×6は?」 先「ん〜っと、ん〜っと・・・・・・・・・54!」
「すごーい」だもん
拓:すごーい、じゃねぇよ!先生なんだからすぐ解けよ!どんだけ「・・」使ってんだよ!
恵:そんなこんなでその、先田 生男君は一時期皆のヒーローだったの
拓:あ!?先生であって先生じゃないのか!?もうどっちでもいいよ!そいつの話はすんな!
恵:え〜、先田君で後50行は埋めようと思ったのに・・・
拓:長いんだよ!そっちは出来ても俺はそんな見ず知らずの人間で50行も埋められないから!
って、勉強以外にもいろいろあったでしょ?最初に言った遠足も、修学旅行も
恵:あぁ、修学亮子ちゃんね
拓:りょこうだよ!誰だよりょうこって!お前のクラス奇妙な名前の奴居過ぎだよ!
恵:修学亮子ちゃんっているんだよ、何故か修学旅行の日に泣いて休んだみたいだけど
拓:多分名前が似てるとかの理由で前日くらいにいじめられたんだろ!
そんな暗い話は今はおいといて、いろいろあったでしょ?修学旅行といえば
恵:マクラDEバトルロワイアルね
拓:そういうのはどうかと思うけども、まぁ同じかな
恵:中には本気になる子がいて、枕の中に小石をぎし〜っと
拓:本気になりすぎなんだよ!あたった人大怪我するだろうが!
恵:そこは相手も本気になってるから、鍋でコーティングした枕で防御
拓:そいつもかよ!マクラDEバトルロワイアルの意味がなんとなくわかったわ
恵:んで、先生が注意しに来たけど、一緒になってやっちゃうオチですよ
拓:そんなオチあってたまるか!って、どうせまた先田先男だろうが
恵:いや、先田 生次君っていう生男君の双子の弟、生男君はすでに参加してるからね
拓:いらない人間関係が出てきちゃったよ!もう枕投げ以外に何か話そう
恵:後、肝試しがあったかな、何か、いないはずの修学亮子ちゃんがいたりしてさ
拓:行けなかった事に対する生霊じゃねぇの!?ヤバイよ!
恵:あぁ、どうりで修学旅行を終えた次の日の学校は恨みの気持ちが強いと思ったよ
拓:察知してたのかよ!ていうかお前のせいじゃないだろ?
恵:確かに何もやってないのに・・・ただ、前日に修学亮子と旅行を連呼したくらいで
拓:ショボイけどそれも原因の一つだろ、ってろくな思い出がないな
もういいよ修学旅行は、運動会はどうだった?お弁当とかもあるし
恵:借り物競争で「武田さん」が出て、1日かけて探し出した思い出があるね
拓:なんちゅうお題入れてんだよ!ていうか1日もかかる前に本人から名乗り出ろよ!
恵:本人から出たら運動会法律第77条に引っかかるからって自力で探さないと
拓:何だそれ!しかも多いよ!過酷すぎるからな、その運動会
恵:小学4年の時の運動会なんて、先田って言うのでた人がいてね、5日かかった
拓:絶好の客人がいるだろ!客人というより生徒の中にいるだろうが!
恵:丁度、風邪でお休みしてたから、先田君の住むイングランドまで行ってたの
拓:都合が悪すぎるし、何処住んでんだよそいつ!しかも行かせてんじゃねぇよ!
恵:実は先田君は超成金なんだ、だからヘリでゆっくりしながら学校へ行ける
拓:もういいわそいつ関係!双子の弟がいて成金だって事まで知っちゃったし!
恵:そんなわけで、5日間を終えた後のリレーはまさにIQサプリで言う所のすっきりだね
拓:5日間もやらせといてまだリレーやらせんの!?
何で普通にすっきりすると言えばいいのにIQサプリで例えたかも疑問だし
恵:そしてリレーが終わったら恒例のお弁当タイムですよ
拓:時期的に運が悪かったら絶対全部腐ってるよ!お弁当タイム天国なのに弁当中身が地獄絵図だよ
恵:で友達同士で「お弁当腐ってない奴ない?」とか探しあいっこするの
拓:案の定だよね!?普通交換したりするんでしょうが、嫌な探しあいっこしたくないよ
恵:楽しいお弁当タイムが終わったら、次はパン食い競争ね。
拓:それも大丈夫?袋に入れて保管されてたらある程度大丈夫そうだけど
恵:もちろん、5日間部屋干し
拓:部屋干しする意味が見つからないよ!湿気ってそうで地味に嫌だよ!
恵:だから湿気ったパンは不採用って事でパンなしでただ走るだけの競技になったりね
拓:普通の50m走とかと変わりない気がするんだけども!
恵:そんなこんなで、楽しい楽しい運動会は終わりに近づくわけですよ
拓:9割方早く終わってくれと思ってるだろうけどね、5日間ほぼ飲まず食わずだろ
恵:そして最後は感動の、校長先生、先田 武男の挨拶で幕を閉じる
拓:校長先生まで先田一族かよ!もういいわ!
2人:どうもありがとうございました。
-------------------------------------------------------------------------------
予選総合第50位(1回戦敗退) まろんくらっしゅ
審査員 点数 |
25 |
30 |
5 |
40 |
22 |
平均 点数 |
24.4 |
[審査員の感想・コメント]
・三行目の「しかも問題が〜」や九行目の「今は超簡単〜」など余計なツッコミゼリフが多く鬱陶しかったです。
肝心の中身も後半の枕投げや運動会のくだりとなどはよかったのですが、
ボケに当たり外れが激しいのと変な名前押しがしつこく損をしていました。
エントリーNo.003 ブラックワンピース
「ドラえもん漫才」
鈴村:どうも、ブラックワンピースです。
大柴:お願いします。
鈴村:俺は最近お前に言いたい事があるんだよね。
大柴:何?
鈴村:お前はドラえもん好きだろ?
大柴:うん。
鈴村:お前がそのドラえもんの話しかしない事だよ。
大柴:でも僕、小さい頃は他のアニメも見てたよ。
鈴村:どんなアニメ?
大柴:アンキパンマンとかね。
鈴村:アンパンマンだろ!アンキパンじゃパッと見、食パンマンじゃん。
大柴:僕の顔を食べなよ。
鈴村:アンキパンの使用法的に顔丸々一個食わせるよな、それ。
大柴:バイキンマンの捨て台詞も暗記だけに、「覚えてろよ!」
鈴村:やかましいわ。
鈴村:もう、アニメの話はやめだ。お笑い芸人の話しよう。
大柴:今、ブームだからね。僕も目をつけてる人がいるんですよ。
鈴村:誰?
大柴:ドランクドラえもん。
鈴村:ドランクドラゴンだよ。
大柴:え?あれドラえもんとのび太じゃないの?
鈴村:体系とメガネだけだよ。他には誰かいないの?
大柴:後は南海キャンディーズとかね。
鈴村:あの人達もいいね。
大柴:ツッコミの山里さんとボケの源静香ちゃんね。
鈴村:山崎静代さんだよ!お前が言ってるのはドラえもんのしずちゃん。
大柴:そうだったの!後はタイムマシーンね。
鈴村:3号どこいった?タイムマシーン3号だからね。
大柴:あのボケの太ったのび太が面白いね。
鈴村:確かに似てるけど、あの人は関智大さん。
大柴:ところで逆にお前はどんな芸人さんが好きなの?
鈴村:俺はやっぱりレイザーラモン住谷さんかな?
大柴:えっ?ジャイアンとスネ夫?
鈴村:誰がそんなこと言った。確かにレイザーラモン住谷→HG→骨川スネ夫と剛田武→ジャイアンとスネ夫になるけど。
鈴村:もう、結局お前ドラえもんの話ばっかじゃん。
大柴:じゃあ、今度は好みの女性の話しようよ。
鈴村:じゃあ、まずお前はどんな人が好みなの?
大柴:僕はまず、家事ができる人ね。それからちょっと女の子っぽいところがある人。例えばゴキブリが恐いとか、メロンパンが好きとか。
鈴村:ちょっと待て。お前の言ってるのってドラミちゃんだろ。ドラえもんの話しやめろよ。
大柴:お前はどんな人がタイプなの?
鈴村:俺はやっぱりショートカットでぽっちゃりしてて・・・
大柴:ジャイアンじゃん。
鈴村:最後まで聞けよ!それで、料理ができる女の子。
大柴:完璧ジャイアンじゃん。
鈴村:俺のタイプの女性をジャイアンにこじつけるなよ。それに確かにジャイアンは料理できるけど味は歌よりもひどいだろ!全く・・・さっきからドラえもん
の話ばっかりして、ドラえもんの話しかできないのかよ!
大柴:他の話もできるナリよ。
鈴村:いや、今度キテレツ大百科の話かよ!もういいよ。
2人:どうも、ありがとうございました。
-------------------------------------------------------------------------------
予選総合第56位(1回戦敗退) ブラックワンピース
審査員 点数 |
2 |
12 |
8 |
8 |
10 |
平均 点数 |
8.0 |
[審査員の感想・コメント]
・話が全部ドラえもんに結び付けられるっていう発想自体はいいのですが、結び付け方が幼稚なほど初歩的か強引かどちらかでついていけませんでした。
HGからジャイアンとスネ夫は強引過ぎますし、ドラミちゃんの特徴といわれてもわかりませんよ。
ボケのマニアックさを指摘するツッコミもマニアックという狙いだったら面白い試みですが……。
笑えた箇所が「アンキパンマン」と「覚えてろ」だけというのは厳しいです。
エントリーNo.004 ブラックキャット
「新しい漫才」
ボ:神田です!
ツ:霧原です!
ボ・ツ:二人合わせてブラックキャットです!
おおきに!
神:俺最近小説にハマりましてねぇ
霧:おぉ!いいじゃないですか!!
神:その中でも「推理小説」にハマッてるんですよ!
霧:あぁ推理小説ね!推理小説っていったら有名なのが結構ありますもんね
神:「犯人はお前だ!ワトソン君!」「灰色の脳細胞はいつもひとつ!」
霧:ゴッチャになってるよ!しかもそのままだっらワトソン博士が犯人やん!
神:だから今日、小説を作ってきたんですよ
霧:それを読めと・・・
神:そんなことはいってへんやん!そんな事したらメッチャ暗い漫才になるよ!
霧:確かにそやけど・・・
神:(おもむろに本を取り出す)
神:「東京探偵物語」
霧:いきなり始まるんかい・・・
神:「俺は霧原。」
霧:俺が主人公!何で!!
神:「都内のアパートに住む私立探偵だ」
霧:おぉ!なんか本格的やなぁ
神:「毎朝、仕事の電話で起きるのが俺の日課だ」
霧:カッコええやん!
神:「プルルルル・・・・」「今日も電話がなる」
霧:それを取るわけやな!
神:「ガチャ」「家賃払ってくださいよ!」
霧:カッコ悪い!
神:「もう8年もたまってるんですよ!」
霧:溜めすぎや!
神:「もう少し、もう少しだけ待ってください!」
霧:ダサいなぁ・・・
神:「俺は二度寝することにした」
霧:寝るな!
神:「・・・今日も健やかな朝だ!」
霧:どこがや!
神:「人の気配がして外に出てみると、玄関に一通の手紙があった」
霧:おぉ
神:「それには赤い文字で「タスケテクダサイ」と書かれていた」
霧:事件やん!はよ行かな!
神:「俺は足が震えてしまった」
霧:何ビビってんねん!
神:「怖いので布団にもぐる事にした」
霧:仕事に行け!
神:「仕方なく外に出て勢いよく手を挙げた」
霧:おぉイイねぇ!「ヘイタクシー!」って・・・
神:「ヘイジョニー!久しぶり!」
霧:ハイタッチかい!なにしてんねん!
神:「タコ殴りにあう」
霧:ボッコボコやん!ええからさっさと行け!
神:「そして俺は愛車「ネイキッドブルー」にまたがった」
霧:バイクやな!・・・けどネイキッドブルーって「裸の青」やん! どんなセンスやねん・・・
神:「チャリンチャリン〜」「ベルを鳴らす俺」
霧:自転車か!
神:「この「ネイキッドブルー」は三つのタイヤがついている。しかも・・・」
霧:三輪車って・・・サイアクや!
神:「一輪駆動だ!」
霧:三輪車だいたいそうや!
神:「ネイキッドブルーに乗り40分で目的地に着いた」
霧:ホンマに三輪車で行ったんか!しかも三輪車で40分って・・・近場やなぁ
神:「そこは豪華な屋敷だった」
霧:幽霊屋敷かなんかやな!
神:「やしきたかじんだった」
霧:人やん!思いっきり人やん!!
神:「その屋敷の庭には2羽鶏がいた」
霧:早口言葉か!ちゃうやろ!罠かなんかが仕掛けられてんねん!
神:「地雷の跡、竹槍の落とし穴、そしてバックス・バニー」
霧:そりゃワーナーや!ワーナーじゃなくて罠!
神:「ん〜〜どったの〜先生?」
霧:似てないモノマネせんでええねん!
神:「屋敷に入ると白い塊が落ちていた」
霧:もしかしてダイイングメッセージか何かやな!
神:「その白い塊は一列になってある部屋まで続いていた」
霧:やっぱりダイイングメッセージやん!はよ行かな!
神:「その部屋に入るとそこは大広間だった」
霧:ちょっと待て!そりゃ『ダイニング』やろ!『ダイニング』やなくて『ダイイング』!
神:「大広間の床にはまだ白い塊が窓のそばまで続いていた」
霧:またしょーも何ことやろ・・・
神:「窓の外を見るとお菓子の家があった」
霧:メルヘンやなぁ!・・・ってかこの流れでいくとその白い塊ってパンやろ!ヘンゼルとグレーテルが迷わんように置いといたヤツやん!
神:「ギャー!」「老婆らしき者の断末魔が聞こえた」
霧:ヘンゼルとグレーテルが魔女ぶち込んだ!
神:「そういえば朝から何も食べていないことに気づいた」
霧:しょーもないわ!その前にヘンゼルとグレーテルどうなってんの!
神:「足元の白い塊に目をやる俺」
霧:落ちてた物食う気か!アカン!食ったらアカンで!
神:「俺は口に入れた」
霧:何しとくれてんねん!!!
神:「ぎゅうたんみたいな気分になった」
霧:そりゃ「くいタン」やな!なんで牛のベロになんねん!
神:「パララパララパ〜ラ〜」「俺は死んでしまった」
霧:いつ死んだんや!主人公死んだらあかんやろ!
神:「司法解剖の脚気・・・」
霧:司法解剖で膝叩かない!
神:「子音はsだった」
霧:音階の方ちゃうねん!死んだ原因や!
神:「死因はお酢の採り過ぎだった」
霧:どんな死因やねん!ってかお酢は採ってへんで。食べたのパンだけやろ
神:「パンの中にお酢が入っていたのだ」
霧:なんでや
神:これがホントの「酢入り小説」
霧:もうええわ!
神・霧:どうも失礼しました!
-------------------------------------------------------------------------------
予選総合第48位(1回戦敗退) ブラックキャット
審査員 点数 |
10 |
7 |
70 |
46 |
15 |
平均 点数 |
29.6 |
[審査員の感想・コメント]
・流れが飛びすぎですし、それ以前に掛け合いが噛み合っておらずポカンとしか出来ませんでした。
まず神が小説は読まないと否定した後に小説を読んだ流れが分からないですし、
神の小説に対する霧のセリフ(ツッコミなり感想なり)も疑問が多すぎます。
たどり着いた場所が「豪華な屋敷」と聴いただけでなんで「幽霊屋敷」と決めつけられるのか、
白い塊をダイイングメッセージだと思ったのはまだいいとして
(なんの事件かも分かってないのになぜダイイングメッセージと言えるのか、
塊が部屋まで続いているのを見てもダイイングメッセージだと主張するが、
もうすぐ死ぬって人がどうやって白い塊を並べられるのか疑問に思わなかったのかなど気になるところは目を瞑るとして)、
それが大広間に続いていた事にダイイングじゃなくてダイニングだとツッコまれても
ダイイングメッセージ云々は霧が勝手に言っていたことなので共感出来ませんでした。
あげく事件に対する説明のないまま主人公の死体解剖に話が移されたのには
場当たり的に書き散らしたとしか見えず掛けことばでオトされてもだからどうしたとしか思えませんでした。
数少ない当たりボケだったワーナーも「似てないモノマネ」で完全に潰していますし。もっと練ってください。
エントリーNo.005 低気圧
「漫才って?」
桑折:どうも!低気圧と申します!
織部:……………。
桑折:今日は漫才をやっていこうと思っております。よろしくお願いします!
織部:……………。
桑折:じゃぁ早速漫才しましょうか。
織部:……………漫才とは?
桑折:………は?漫才は漫才でしょ。MM-1なんだから漫才をやりましょう。
織部:……………漫才とは?
桑折:……ええ?……だから、ここにセンターマイクが有るでしょ。
これを挟んで、2人でおもしろい会話をですね。
織部:センターマイク…………あ、これ?
桑折:そうそう。
織部:あ、これセンターマイクっていうのか。
桑折:そうそう。
織部:じゃぁこのセンターマイクを使って、おもしろいことをやれば良いんですね。
桑折:そうそう………え?
織部:じゃぁ、アフリカの民族のモノマネをします。
桑折:待て待て待て!
織部:何だタツオ。見たくないのか?このマイクを槍に見立ててだな…。
桑折:見たいよ!興味は有るよ!
い、いや違うよ!そういうことじゃなくて、それ漫才じゃないよ!
織部:え、違うのか………じゃぁ、漫才って?
桑折:だから、このマイクを挟んでおもしろい会話を…。
織部:ああ、わかったわかった。どこで挟めばいいの?
桑折:どこでって……2人で挟めば良いんだよ!
織部:2人のどこで?
桑折:え…………ど、どこでだろう。
織部:俺の推測だけど、多分腹だろ。
桑折:その線は薄いと思う!
だいいち腹で挟んだら、顔が近くて気持ちが悪いよ!
織部:俺は構わない。
桑折:お前の趣味は聞いてねーよ!
腹ではない!腹ではないよ!
織部:……じゃぁ背中だろ。
桑折:それも無いと思う!
背中合わせの漫才なんて、前代未聞だよ!
織部:バカだな。大勢の敵と戦う時には、背中合わせの方が効率が良いんだ。
桑折:大勢の敵ってお客さんのこと?!映画の見過ぎだよ!
織部:じゃぁどこで挟めば良いんだよ!
桑折:さぁ……俺も漫才のことはそんなに知らないから…。
織部:……やはり口か。
桑折:もはや罰ゲームかよ?!
合コンのポッキーゲームみたいになって気持ち悪いよ!
織部:俺は構わない!
桑折:お前の趣味は聞いてねーよ!
……っていうか、普通にこうやって喋ってるポジションが「挟んでる」ってことなんじゃないの?
織部:あ、そうか。じゃぁ、このまま喋れば良いのか。
桑折:そうだよ……。
じゃぁやろうか。漫才ね。
織部:え……………漫才とは?
桑折:もう忘れてやがる!お前の脳はそんなだった?!
織部:教えてくれよ。漫才って何だっけ。
桑折:……だから、センターマイクを挟んで、2人でおもしろい会話をするの!
織部:おもしろい会話?
桑折:そうだよ!
織部:………それは、おもしろくなくちゃならないの?
桑折:………そうだよ!漫才なんだから!
織部:おもしろい会話を、今、ここでしろって言うの?
桑折:………そうだよ!
織部:………………ええー…………………ムリだよー…………。
桑折:ええ?!今更まさかのネガティブ発言?!
ムリじゃねぇよ。俺達何のために来たのかわからなくなっちゃうよ!
織部:だって、おもしろい会話って……。
俺家族にしかおもしろいって言われたことねぇもん…。
桑折:良いじゃねぇかよそれでもー!やろうよー!漫才やろうよー!!
織部:良いよ漫才はもう……。俺には……ムリだよ……。(ガクッ)
桑折:死んだ?!
誰にやられたんだよ!
織部:気を付けろタツオ……………漫才は、俺達の手には負えない…………。
桑折:な、何が始まったんだよー!!やめろよよくわかんないこと言うのー!!
織部:ああ……来る!漫才が来る!!
桑折:漫才が来るって何?!お前の中で漫才って何?!
織部:え……………漫才って何?
桑折:まーた忘れた!!そろそろ俺の堪忍袋が悲鳴を上げるよ!
織部:教えてくれよ。漫才って何だよ。さっきみたいなヤツ?
桑折:違う!さっきのは恐らくコントだよ。
織部:さっきのはコントなの?さっきの漫才はコントなの?
桑折:もはや何を言ってるのかわからない!漫才はコントじゃない!
織部:漫才は、コントじゃない。
桑折:そう!
織部:じゃぁ………漫才って?
桑折:だから、センターマイクを挟んで、2人でおもしろい会話をするの!
織部:………………あ!
桑折:何?
織部:そうか!おもしろい会話ね!はいはい!わかったわかった!
桑折:おお、ようやくわかってくれた!
織部:それが漫才ね!はいはい!
桑折:ね!わかってくれて良かったですよ。
織部:つまり、センターマイクを挟んで、2人でおもしろいことをすると!
桑折:そうそう。
織部:じゃぁ、やりましょう!
桑折:そうですね!
織部:じゃぁ、僕が恋に悩む青年をやりますから、タツオは「センターマイクの妖精」をやってください。
桑折:………はい?
織部:ああ、彼女が好きで好きでたまらない!俺はどうすれば良いんだ!
………何でこんなところにセンターマイクが……。
桑折:ボワーン。私はセンターマイクの妖精。
織部:夢か?目の前に変なものが……。
頬をつねってみよう……痛い!夢じゃない!
桑折:…………なぁ織部、これって漫才じゃ、
織部:夢じゃない……だとしたら……よ、妖精だって?!
そんなバカな!
桑折:バ、バカはお前だろ!これも漫才じゃねえよ!!
織部:じゃぁ漫才って?
桑折:いい加減にしろ!
2人:申し訳ありませんでしたー。
-------------------------------------------------------------------------------
予選総合第10位(準決勝敗退) 低気圧
審査員 点数 |
83 |
75 |
59 |
85 |
54 |
平均 点数 |
71.2 |
[審査員の感想・コメント]
・挑戦的なネタですね……。
漫才とは何かと言う哲学的な命題を間違った方向に検証していく様はバカバカしくてじわじわとおかしさがしみてくるのですが、
漫才とはなんなのかという検証が同じような所をループするだけで終わっていたのがもったいない。
ループすることで徐々に逸脱させていくか、織部が漫才の定義をいちいち忘れては桑折がまた説明し直すところや
「漫才が来る」といった本筋とは関係ない流れを削って最初から最後まで漫才とは何かを追求したほうが面白くなったんじゃないかなと。
余談ですが、このネタは是非本物のM-1の決勝で演じて、「漫才、漫才」と言っているけれど
果たしてM-1における漫才の定義とは何なのかを問うて欲しい。それぐらい批評性を持ってるネタだと思いました。
面白さと直接関係ないんで加点はしていないのですが(待てコラ)。
エントリーNo.006 グリンサダーズ
「桃太郎」
久保:どうもーグリンサダーズです、よろしくお願いします。
森内:昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでおりました。
久保:何?いきなりベタに桃太郎なんて始めちゃって。
森内:おじいさんは山を越え都に。
久保:おじいさんタフだね。
森内:おばあさんは川にせんた君に行きました。
久保:ちょっとなかやまきんに君みたいになってる。
森内:すると、チグリス・ユーフラテス川から、
久保:どっちから流れてきたんだよ。
森内:ピーチが流れてきました。
久保:ちょっと外国風味出そうとしてるのは解るけど。
森内:せんた君はそれを拾い上げると、
久保:ばあさんじゃねえのか。
森内:一回川にくぐらせ水洗いしてから、
久保:まぁ意味はそんなに無さげだけどその気持ちはわかる。
森内:洗濯カゴの下に寝かせて上から洗濯物をのせて持ち帰りました。
久保:何故上から。 下からのダメージ晒したまんまだよ。
森内:おばあさんはそのピーチを庭に植え、
久保:食べろ。 切ったら出てくるのそれ。
森内:3年後、
久保:桃栗三年柿八年に忠実に沿ってるね。
森内:赤ちゃんが、なりました。
久保:どうゆう仕組みや。
森内:おばあさんは名前を桃太郎と名づけました。
久保:うん、その通りね。 ここまで来るのにどれだけかかったか。
森内:その2年後、都から帰ってきたおじいさんに、
久保:案外長い遠征でしたね。
森内:桃太郎は「鬼退治に行きたい」と言いました。
久保:そうね、かっこいいね。
森内:しかしおじいさんは「最低でも高校は出ておけ。」と、それを認めませんでした。
久保:現実的。第一桃から生まれてまだ2年だから幼稚園にも行ってないけどね。
森内:16年後、
久保:高校出た!
森内:桃太郎は「スーパー鬼退治に行きたい」と言いました。
久保:ちょっと進化してる!16年間ほっといたから!
森内:そんな桃太郎におばあさんは白い粉で作ったきびだんごをあげました。
久保:それは白玉粉ですよね? ね?
森内:桃太郎はおじいさんの遺産で購入した自家用ジェットに乗り込み旅に出た。
久保:結構裕福だったんだ。 きっと都で成功したんだろうね。
森内:小腹がすいたのできびだんごを食べる桃太郎。
久保:うん、白玉粉なんだろうな?
森内:30分後、またきびだんごを食べる桃太郎。
久保:やってもうたぞ、これ。
森内:燃料供給のためにクウェートに寄航。
久保:どんだけ長旅だよ。
森内:8時間後鬼ヶ島に到着。
久保:ちょいと遠回りやね。
森内:その1時間後、鬼が、島に到着。
久保:いや不在やったんかい。1時間の間になんかできたろう。
森内:1時間の間に禁断症状が出た桃太郎は、
久保:あーきびだんご切れたのか。
森内:きびだんご欲しさに鬼に圧勝。
久保:怖いねー。 昔話として語り継げないねー。
森内:その後、白い粉を手に入れた桃太郎は、
久保:あ、そういう島だったの。
森内:急いで自家用ジェットに乗り込みきびだんご作成。
久保:あ、それじゃないと嫌なんだ。
森内:1個だけスッパイのを作る。
久保:なんか駄菓子みたいなの作るな。
森内:家に着いた桃太郎、ですがおばあさんは居ませんでした。
久保:こりゃパクられてんじゃねぇか。もういいよ。
-------------------------------------------------------------------------------
予選総合第38位(2回戦敗退) グリンサダーズ
審査員 点数 |
65 |
48 |
53 |
30 |
23 |
平均 点数 |
43.8 |
[審査員の感想・コメント]
・面白いと思ったの部分は、きびだんご中毒になる所ぐらいかな・・・
他はありがちでした。この題材なら、相当他のネタとは着眼点の違うボケ、
あるいは桃太郎以外の他の設定をネタの中に混ぜてみたりしないと、高得点を取るのはきついと思います。
・面白いんですよ、面白いんですけれどただボケました、ツッコミましたと言う感じで掛け合いが粗すぎます。
いわば骨組みがむき出しで見た目がよくないんですよ。
ボケの破壊力だけなら70点以上つけても構わないのですが
もう少し読み物として最低限の装飾はして欲しかったなと……。
エントリーNo.008 氷った炎
「むかしばなし」
二人「どうも!カチンと!氷った炎です。」
炎「ツッコミの炎で…」
氷「ボケの氷です。
二人合わせて…。」
炎「もう言ったでしょ。」
氷「そうでしたっけ?」
炎「ところでさ、昔話知っていますか?」
氷「昔話みたいな話?」
炎「お前はどんな耳をしているんだ。」
氷「こう言う耳。」
炎「見せなくてもいい。
ほら、昔のお話ですよ。」
氷「ああっ…。
「桃太郎」「赤ずきん」「シンデレラ」「ポパイの丸焼き」「マッチ売りの少女」とかですかね〜。」
炎「なんで料理が入っているんだー?」
氷「すいません。」
炎「で、赤ずきんってなんか狼に食べられると言う話ですよね?」
氷「そうですね。」
炎「そのシーンやってみましょうか?」
氷「はい。」
炎「じゃ、狼をやるから貴方は赤ずきんをやってみて。」
氷「ねぇ。おばあさん。どうしてカレーはこんなに辛いの?」
炎「香味料をたくさん入れているんだよ。
つーか違うだろう。
普通は「おばあさんの目はどうして大きいの?」と言って「それはねお前の顔をよく見るためだよ。」でしょー。」
氷「はいはい。狼さん、どうしておばあさんの真似をするのが、とてもうまいの?」
炎「ばれてるー!何で分かるんだ!?」
氷「そう言う話なの。」
炎「違うよ…………。」
氷「そうなの………。」
炎「じゃあ、役割交だったらできるんじゃない?」
氷「はい。」
炎「ねぇ、おばあさん。なぜこんなに目が大きいの?」
氷「え?目大きい?気のせいじゃないの?」
炎「なぜこんなに耳が大きいの?」
氷「え?耳大きい?気のせいじゃないの?」
炎「なぜこんなに口が大きいの?」
氷「え?口大きい?気のせいじゃないの?」
炎「コラー!気づけよー。」
氷「狼だから鏡で見たこと無いじゃん。あはははは。」
炎「笑って済むもんじゃありません。」
氷「はい。」
炎「後、浦島太郎がありましたよねー。」
氷「そうですねー。
浦島太郎を助けた亀が海底の城に連れて行くわけですが…」
炎「反対ですよ。浦島太郎が亀を助けたんですよ。」
氷「あっそ。」
炎「おい…。」
氷「何か、浦島太郎はヒラメとかの踊りを見たとか…。
海底で料理を食べたとか…。」
炎「そうですねー。」
氷「踊りにかけた曲はコレ。「魚ー。魚ー。魚ーを食べると体にいいのさー。」」
炎「「おさかな天国」じゃないか!」
氷「はい。そうです。」
炎「おい…。」
氷「後、海底で料理食べたときなんか…。
「肉が食いたいなー。」と、いいながら食べていましたよねー。」
炎「贅沢ですよー。」
氷「そうですか。」
炎「そうですよ。」
氷「はい。」
炎「後、シンデレラ…」
氷「シンデレラ、芯でデ(レ)ラ。」
炎「うまくない。なんでシャーペンの中に芯のシンデレラが混ざっているの。」
氷「あっ。すべった!」
炎「でしょう。」
氷「シンデレラって何ですか?」
炎「えっとねー。シンデレラって言うのは…。
あるところにシンデレラという人がいて彼女が小さい時母親がなくなって…」
氷「落としたんだー。」
炎「シンデレラを思って父はもう一回結婚することにした。」
氷「再婚。」
炎「けれど運悪く意地悪な人達だった。」
氷「あっそ。ふあああー」
炎「父が生きている間はおとなしくしていた3人だった。」
氷「(ヒーロー)必殺!レインボービーム」
炎「その父が死んだ時、3人はシンデレラを虐めることに…」
氷「(怪獣)うわー。やられたー。」
炎「奴隷のように使われるようになった。」
氷「(ヒーロー)ヒーローは勝つ!わっはっは!!」
炎「聞いとけよ!お前が僕を奴隷にしていないか?
いつもさ、「ねぇ、何?」って聞くけどちゃんと聞いていないし…」
氷「うん。」
炎「えー。本当ー?」
氷「ごめん。」
炎「いいよ。」
氷「最後に、「ねぇ、炎さん。どうしてそんなにツッコむの?」」
炎「お前がボケるからです。」
二人「ありがとうございましたー。」
-------------------------------------------------------------------------------
予選総合第58位(1回戦敗退) 氷った炎
審査員 点数 |
0 |
5 |
1 |
2 |
12 |
平均 点数 |
4.0 |
[審査員の感想・コメント]
・言葉足らず過ぎます。かとおもったら余計なやり取りやフレーズは入っているし……。本当頼みますからじっくりと書いてください。
エントリーNo.009 アバババ
「誰かに見せたい裏の顔」
阿波:はいどうも。アバババです。ツッコミ担当の阿波です。
馬場:ボケ担当の馬場です。
阿波:2人合わせてアバババです。よろしくお願いします。
さあ、今回も頑張っていきましょう!
馬場:はい。
阿波:僕思うんですけど、最近の若い奴ってマナーが悪いですよね。
馬場:なぁ、その前にちょっといいかな?
阿波:どうした?
馬場:ゴホンゴホン!
山を飛び 谷を超え
ぼくらの町へ やってきた
ハットリくんが やってきた
どんぐりまなこに への字口
くるくるほっぺに ふくめん姿
目にもとまらぬ 早業で
投げる手裏剣 ストライク
ござるござるよ ハットリくんは
愉快な味方 忍者でござる
忍者でござる!
阿波:・・・歌うまいね。
馬場:ありがとう。でも相方の前で歌うのって恥ずかしいもんだな。普段の半分くらいしか実力でなかったよ。
阿波:そっか。
馬場:「投げる手裏剣 ストライク」のとこはもうちょっと感情をこめるべきだったなぁ・・・。
阿波:うん、独り反省会中に悪いんだけど、なんで忍者ハットリ君の主題歌を歌った?
馬場:あれ?俺言ってなかったっけ?
阿波:言ってないよ。少なくともこの漫才が始まるやいなや歌いだしたことだけは間違いないよ。
馬場:あっちゃあ。
阿波:いやいや、「あっちゃあ」じゃなくてさ、この現状わかってる?僕も含め、これ見てる人全員置いてきぼりだぞ?あんまり調子こいてっとしまいにゃ手で
るぞ?
馬場:ぼ、暴力反対!暴力反対!
阿波:じゃあスッと言おうよ。
馬場:いや、俺忍者になりたいなと思って。
阿波:うわー、回りくどい方法とったなー。「急がば回れ」もTPOによるな。
馬場:なぁ、忍者ってどうやったらなれるの?
阿波:なんで僕が知ってると思ったんだよ。つーか、なんでそんなに忍者になりたいの?
馬場:だって忍者になればNHKで10分の帯番組が持てるんだぜ!?
阿波:それ「忍たま乱太郎」な。アニメと現実の区別がつかないとは。馬場はボーダレス社会が生んだ悲しき産物だな。
馬場:帯番組を持つってことはタモリ、みのもんた、薬丸、川合俊一さんらと肩を並べるってことだぜ!?
阿波:だからそれは実写じゃん。あとどうでもいいけどなんで川合俊一だけさん付けなんだよ。
馬場:それに実写といえば、冒頭で歌ったけど忍者ハットリくんも実写映画化されたじゃん。
阿波:ああ、香取慎吾が主演のやつな。
馬場:そう。あの思いっきりスベったやつ。
阿波:お前はサラッと猛毒を吐くなぁ。
馬場:忍者になれば銀幕デビューも夢じゃないぜ?
阿波:なんか果てしなく本末転倒だとおもうんだけど気のせいかな。
でもまぁ、馬場がどうしても忍者になりたいっていうんなら協
力してやるよ。僕も忍者とか嫌いじゃないし。
馬場:マジで!?忍者好きなの!!?マ、マジで!!??
阿波:なんだよ、その異常なまでの食いつき方。
馬場:ねぇ、どっち派!?お前どっち派!?
阿波:いや、答えようがないよ!選択肢が無いんじゃ答えようがないよ!
馬場:そんなの伊賀派か甲賀派かどっちかしかねぇだろ!!
阿波:知らないよ!それが忍者ファンの間では常套句なのかもしれないけども!
馬場:じゃあ、お前忍び刀の鞘に開けてる穴の大きさの直径何mm??ちなみに俺は12mmが一番しっくりくるね。
阿波:もう言ってる意味がわからん!
馬場:馬鹿!鞘に穴開けないでどうやって水中で息するんだよ!
阿波:馬鹿はお前だよ!そんなの一般人にはわかんないし、そもそも忍び刀なんか持ってねーよ!なに本格的なことしてんだよ!
馬場:ちっ、忍者好きとはよく言ったもんだぜ。
阿波:お前の忍者好きは度が過ぎるんだよ!あー、もう忍者の話やめやめ!漫才するぞ!
馬場:え、だって忍者になるの協力してくれるっていったじゃん・・・。
阿波:いや、確かに言ったけどそもそも忍者なんて職種、今は存在しないわけで・・・。
馬場:言ったじゃん・・・。
阿波:そんな潤んだ瞳で見つめても駄目なのは駄目!漫才やるの!
馬場:・・・・・わかったよ。もういいよ。
阿波:ごめんな。あとで相談乗ってやるから。な?
馬場:ああ。
阿波:じゃあ、仕切りなおしだな。一回はけまーす。
(一旦舞台袖に下がる2人)
阿波:はいどうも。アバババです。ツッコミ担当の阿波です。
馬場:ボケ担当の馬場です。
阿波:2人合わせてアバババです。よろしくお願いします。
さあ、今回も頑張っていきましょう!
馬場:好きな忍者は猿飛佐助!馬場ですよろしく!
阿波:・・・いやー、なんか馬場が訳わかんないこと言ってますけどお気になさらずにね。
僕思うんだけど、最近の若い奴ってマナーが悪いですよね。
馬場:あー、わかるわ。最近の若衆ときたら、任務がないと聞くや否やすぐに城下町に繰り出しては遊郭に入り浸ってるもんなー。
あれほど俺が「我々は闇に生きるもの。一般の民衆とは交流を持つべからず」っていってんのに聞きやしない。
まったく、忍者としてマナー違反というか、もう忍者失格だよな。
阿波:うん、ちょっと黙ってようか?さもないと張っ倒すぞ?
馬場:忍法、自分口封じの術!
阿波:あら、便利な忍法だこと。
で、僕が「迷惑だなー」って思うのは電車の中で人に迷惑かける奴ね。
馬場:あー、電車の中でまきびし撒いたりするやつとか?
阿波:まきびし持ち歩いてる若者なんてお前以外検討もつかないよ。
馬場:あと、電車のなかで五色米撒いたりする奴ね。
阿波:もう五色米が何なのかがわからない。
馬場:五色米っていうのは忍者が敵の忍びに悟られたくない情報を味方に伝えるために考えられた暗号に使う米で、赤、青、緑、黄、紫の5色に染められた米を組
合わせることで50音を伝えるというものだよ。常識だぜ?
阿波:ヘキサゴンで言うところの「東大生 正解率5%」クラスの常識だよ。てか、お前怖いわ。
馬場:こないだもさ、俺が電車に乗ってたら知り合いのくノ一のお市が駆け込み乗車してさ、勢い余って五色米ぶちまけてたんだよ。まったく、くノ一たるものが
目立ってどうするんだっつーの!
阿波:うん、馬場、ちょっといいかな?
馬場:お市はそういう娘なんだよ。こないだも色仕掛けの術の練習相手になってあげたんだけど、あいつブラなんかしてきてんだよ!くノ一がブラとかありえねー
だろ?
阿波:ねぇ馬場。馬場って。
馬場:やっぱくノ一の基本はノーブラにきわどく入ったスリットだよな?あいつこの間なんか忍び装束の下に出身高校のジャージはいてきてんだよ!信じなんねー
よ!・・・まぁ、俺的にはそれはそれでありだけどさ・・・。
阿波:びゃびゃーーーー!!!!!!!!
馬場:どうしたあびゃ。トラブル発生か?
阿波:いいか、馬場。お前がプライベートで忍者の後輩に説教しようが、友達のくノ一の色仕掛けの術の練習台になってるとか、そういうことでゴチャゴチャ言っ
たりしない。
むしろ色仕掛けの術の練習台になってるとかうらやましいくらいだ。つーかめっちゃうらやましい。もしよかったら今度僕も連れてってほしい。
馬場:阿波・・・。
阿波:でもさ、いまは漫才中だぜ?お前の裏の顔がどうであろうが俺はかまわない。お前の表の顔は漫才コンビ、アバババのボケ、馬場ばば郎なんだ。
馬場:ごめん阿波・・・。俺、自分のことに夢中になりすぎて、お前のことをないがしろにしてしまったな・・・。俺、最悪だな・・・。
阿波:・・・・・ただ、お前の忍者に対する情熱に負けたことも確かだよ。
馬場:阿波・・・。
阿波:今日はもう説教は終わりだ。行けよ、後輩やお市さんが待ってるんだろ!
馬場:ありがとう、ありがとう阿波!じゃあ早速拙者、ドロンさせていただきます!
阿波:うまいねしかし!どうもありがとうございましたー。
-------------------------------------------------------------------------------
予選総合第11位(準決勝敗退) アバババ
審査員 点数 |
90 |
71 |
68 |
64 |
62 |
平均 点数 |
71.0 |
[審査員の感想・コメント]
・また変化球なネタで勝負しに来ましたね……。
馬場のやけにディティールの細かい妄想と阿波の捻ったツッコミが合わさり独自性が出していて面白かったですが、
笑い所がまばらなので印象が弱かったのが残念です。どこか一箇所でも爆発するところがあればなおよかったんですが……。
MM−1トップに戻る