予選ネタ集 Fブロック



審査については、参加者のネタを、0〜100の100点満点制で審査していただきました。






エントリーNo.051  麒麟145 「日本人メジャーリーガー、メジャーリーグ」 矢野:はいどうも〜麒麟145で〜す 河島:よろしくお願いしま〜す 矢野:今年も日本人メジャーリーガーの活躍に期待したいなと思うんですけども 河島:まあ活躍すると嬉しいですよね、同じ日本人として 矢野:1番注目集まってるのはイチローですよ 河島:ニュースでよく言いますよね、糖類取ったとかね 矢野:盗塁だろ盗塁!!塁を盗むんだよ、甘いもの取ってどうすんだよ? 河島:塁を盗んだら銭形の父っつぁんが待て〜イチローって来るんじゃ? 矢野:ありえねえだろ!!待ったらアウトになって走塁ミスって言われるよ? 河島:それでマリナーズの監督が言うんですよ 矢野:何て言うの? 河島:彼は何も盗んでいません。チームのために働いてくれているんです 矢野:何でクラリス姫みたいになってるの?! 河島:そうすると銭形さんが「いいえイチローはとんでもない物を盗んでいきました」 矢野:「あなたの心です」とか言うんじゃねえだろうな? 河島:ホームベースです 矢野:ホームスチールじゃねえか!!1点入っちゃったよ 河島:それで銭形の父っつぁんは試合進行の妨害として退場 矢野:そりゃ当然だよ!!後さ今年からオリックスに入った中村とかもね、メジャーに挑戦しましたよね 河島:投げたバットがロサンゼルスから大阪へ飛んでったとかニュースになりましたよね? 矢野:なってねえよ!!確かにあの人打った瞬間にって打球の時バット投げるけども!! 河島:1回目は大阪ドーム直撃、2回目は通天閣直撃 矢野:観光地破壊しすぎだろ・・・・ 河島:3回目はカニ道楽の看板に直撃、4回目は食い倒れ人形に直撃 矢野:何でどんどん当てる物が細かくなってるんだよ・・・・ 河島:イチローもびっくりのバットコントロール 矢野:意味が違いますよ?そういう意味じゃないですよあれは 河島:後ゴジラが自由の女神をなぎ倒したり 矢野:それ本物のゴジラ!!向こうにいるのはゴジラ松井な 河島:モスラ野茂が大空を飛び回ったり 矢野:何だモスラ野茂って?!聞いたことないですよ? 河島:野茂スラだっけ? 矢野:略しても言わねえよ!!野茂に関する知識間違えすぎだよ 河島:知ってますって野茂と言ったらレモネード投法 矢野:トルネードだよ!!何でシュワシュワシュワって音立てて投げてんだよ 河島:モスラも野茂も桃のうち? 矢野:何で早口言葉?!桃じゃないですからね? 河島:イチローも野茂も桃のうち? 矢野:人だよ!!桃じゃないよ 河島:弁当と言ったら幕の内? 矢野:いきなり何の話?!後今年はさ日本人初の捕手が行くんですよね 河島:城島選手ね 矢野:大変だと思いますよ、異国の投手だらけで試合中のリードとかさ 河島:大丈夫ですよソフトバンクの投手みんな向こうに連れてけば 矢野:何だその大胆かつ大規模な作戦は!!王監督困るでしょ? 河島:別に構いませんよ私ロッテファンですから 矢野:最低なことを言うな!! 河島:わかりましたよじゃあ倉野投手だけ残留してもらいましょう 矢野:何でマイナーな倉野投手チョイスした?! 河島:じゃあ工藤公康投手を 矢野:ソフトバンクがダイエーって呼ばれてた頃巨人に移籍しましたよ?! 河島:そんなの気にしない気にしない 矢野:気にしろ!!お前のホークスはダイエーで止まったままか? 河島:・・・メジャーとか見てると凄いなと思うことありますよね 矢野:無視か・・・・まあ確かにたくさんありますけどね 河島:例えば契約金ね 矢野:あ〜凄いですよね 多い選手は10年で何百億とかね 河島:リトル松井は何リットルとかね 矢野:リットルって液体の単位じゃねえか!! 河島:大丈夫です現金が入った水ですから 矢野:その後現金は? 河島:取り外しました 矢野:やっぱただの水だよね?! 河島:後大家投手は契約更改じゃなくて家賃徴収って言われてて 矢野:あれは おお「か」!おお「や」じゃない!!! 河島:や? 矢野:か!!! 河島:ん 矢野:何の話だ!!誰が単語作れって言ったんだよ? 河島:アメリカは自由の国だし・・・・ 矢野:関係ない!!大体何だよさっきから長い話をダラダラと・・・ MM−1だぞ?!周りの芸人の皆様や司会のサイハンさんに迷惑かかるだろ・・・ 河島:多分みんなにこう言われるんじゃない? 矢野:何? 河島:メジャーなだけに巻いてくれって 矢野:いやっもういいよ!! 河島&矢野:どうもありがとうございました ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第30位(3回戦敗退)  麒麟145
審査員
点数
 70  68  45  52  42 平均
点数
 55.4
[審査員の感想・コメント] ・「ソフトバンクの投手みんな向こうに連れてけば」など光るボケがあり、掛け合いも上手く、かなりいい出来だと思いますが、  個々のボケが並列でつながりが無かったのと、ボケの方向性が似通っていて単調な印象だったのが残念です。  「なってねえよ!!確かにあの人打った瞬間にって打球の時バット投げるけども!!」  のところで引っかかったのも減点。ネタにもう一捻りあれば……。
エントリーNo.052  リキッドジュエル 「天使と悪魔の代理人」 底谷:今の世の中は個性が失われつつありとてもおこがましいと思う今日この頃、    皆様いかがお過ごしでしょうか、リキッドジュエルです! 白水:突然どうしたんだよ!お前はただおこがましいって言いたいだけじゃないのか! 底谷:僕思うんですよ。どうしてこう日本っていうのは何故そんなに皆を同じレールに乗せたがるのか。 白水:らしくねぇなオイ。らしく無さ過ぎて本心かどうかも危うい所だ。 底谷:特に!様々な職業の中でも一番個性が大事といわれる芸人が    人と同じ事してるとかトンでもない話ですよね!お前もそう思うだろ! 白水:段々話が踏み込んじゃいけない所に踏み込んでないか? 底谷:特に一番腹が立ってるのはその辺の個性が皆無な漫才師!やれ「彼女がほしい」だの「結婚したい」だの    「ファーストフード店で働きたい」だの、挙句の果てには「心の中で天使と悪魔が葛藤を繰り広げる」だの!    あまりにも題材がスタンダード過ぎてそれがどんなに面白いネタだったとしても興醒めしてしまうんですよ! 白水:・・・お前、本当に大丈夫なのか?少なくとも今、お前は力説によって確実に大多数の芸人を敵に回したぞ?    ちゃんと自分の発言に責任を持った上で言ってるのか? 底谷:勿論あるさ。でだ、それを立証する為に今からちょっと変わった感じの漫才をやってみようと思う。 白水:いいけども、お前が思っている以上にハードルは高いんだぞ? 底谷:じゃ、今回は今の有り勝ちな題材の中から「天使と悪魔」を選出しよう。    まあまず最初は普通に財布拾えばいいさ。ホラ。(ポトッ) 白水:これお前のリアル財布じゃねぇかよ!どこもかしこも皮が黄色い奴! 底谷:黄色い財布はお金が貯まり易いって風水でよく言うけど、最近TVで見たのは    「中が」黄色い財布でないと効果が無いらしいみたいですね。    ただこれは運よく中まで黄が通ってしっかり黄が(ボタンやチャックで)締まってるからね。 白水:揚げ物みたいに言うなよ!その前にこの際財布の話はどうでもいいんだよ!    その天使と悪魔が実際どうなるのかをさっさと見せろ! 底谷:宜しい。じゃそこで小芝居を繰り広げて。 白水:何だよそのフリは。    ・・・あ、財布落ちてる。そこそこ入ってんな。・・・このままネコババしちまおうかなー。 底谷:おやめなさーい。 白水:誰だ! 底谷:私は貴方の心の中に生殖し徐々に徐々に体を蝕む天使でございまーす。 白水:天使じゃねぇ!ウイルスか何かだよお前は! 底谷:それは今すぐ国家権力の元に届けましょーう。 白水:普通に警察と言え、警察と!     それより、変わった感じでやるって言ってんのにそのまま天使が出てきてどうするんだよ! 底谷:ところがどっこい!この後、とんでもない奴が姿を現すのだ! 白水:お前、それで期待外れだったら完全に自爆だぞ。    ・・・あー、確かに盗んじまうのは悪いよなー。警察に届けるとするか。 底谷:おうおうおう!てやんでいっ!何言ってんだあんちゃん! 白水:何か変な江戸っ子が来たぞ!? 底谷:そうやって銭を見逃しちまうなんてそうは問屋が卸さねぇぜベランメーコノヤロー! 白水:お前、完全にイメージだけで喋ってるだろ。 底谷:つべこべ言わずに拾っちまえよー!宵越しの金ガンガン持っちまえってんだチキショーメー! 白水:お前は江戸っ子失格だよ!! 底谷:駄目ですか。 白水:駄目に決まってんだろそんな金に汚い江戸っ子!せめてもうちょっと違和感の無い奴連れてこい! 底谷:じゃ、次は分かり易く金に汚い奴と汚くない奴連れてくるから。 白水:その区分けもちょっと違和感があるな。    ・・・あ、財布が落ちてるな。このまま持っていくとするか。 底谷:ハッハッハ。そんなはした金持っていって一体何になると言うんだい。 白水:誰ですかあんたは。 底谷:私か?私は都内一等地のとある場所に底谷なんとかかんとかカンパニーという会社を経営している者だ。 白水:どうせだったらもうちょっと設定を練ろよ! 底谷:どうだね、その金を私に渡してみるというのは。十倍にも百倍にも膨れ上がらせて返してあげよう! 白水:結局お前が欲しいだけじゃねぇかよ!…そうか、警察に届けさせないからまずお前が悪魔役か! 底谷:何言ってんですかー。どっからどー見ても現ナマと幸せを届ける天使じゃないですかー。 白水:どこぞの座布団運びみたいに言うな!俺は見紛う事無く悪魔だと思うぞ! 底谷:いやいやこっから本当の悪魔の出番だ!このコウモリの牙とネズミの新鮮な血を使って 白水:本当の悪魔呼んでどうするんだよ!役割の話だろ!    ・・・いやいややっぱりやめよう。今みたいな変な輩がまた来る前にさっさと交番に・・・ 底谷:おねげーだー!それを恵んでくだせー! 白水:うわっ!誰だあんたは! 底谷:警察なんかに渡したって、あっちは職があるから金になんか困ってないはずだー!    それよりも明日食べる物にも困っている代々木公園暮らしのこの私にー! 白水:代々木だか何だか知らねぇけど、別に警察にプレゼントする訳じゃねーんだよ!預からせるんだよ! 底谷:だ、だったら私にも預からせるだけでいいから!将来何倍にも何十倍にもして返す! 白水:さっきの金持ちと同じ事言ってんじゃねぇ!結構規模がちっちゃくなったけど! 底谷:ほら、私なんか他の奴らと違って、最高級の愛媛ミカンを入れてたダンボールで寝てるし、    英字新聞にくるまってるし・・・。 白水:身に着けてるもんのグレードとかいいんだよ!材質もそんな変わんねーし!    って、ストップストップ!!よく考えたらどっちも金に汚ねぇじゃねぇかよ! 底谷:いや、一円一円の有り難味を分かっているという事ではホープレスなホームレスの方が清いかと。 白水:「望みの無いホームレス」ってさりげなく酷い事言ってんじゃねぇよ!! 底谷:・・・・はいっ!(パンッ)で、どうよ。結構変わった感じに出来たんじゃないの! 白水:うわ、舞台のリハーサルみたいな締め方された!    つーか何なんだよこれ!どこもかしこもお前の変な価値観が入りっぱなしじゃねーか! 底谷:まあ僕が結局何を言いたかったのかっていうのは、モノの価値ってのは人それぞれって事ですよ。ね。 白水:個性の話はどこ行ったんだよ!いい加減にしろ! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第13位(準決勝敗退)  リキッドジュエル
審査員
点数
 65  71  89  65  63 平均
点数
 70.6
[審査員の感想・コメント] ・前フリや設定は面白いのに広げ切れなかった印象。「本当の悪魔」「設定を練ろうよ」など  ボケやツッコミの精度は高いのにオチへの流れが唐突に打ち切られたようで損をしています。  個性的なネタをやるといっているのに結局普通の「天使と悪魔」という構図から抜けられなかったのも残念です。 制限行数まで余裕があったのでもっと展開させて欲しかったです。
エントリーNo.054  KOYOMI 「回文」 2人「はいどうも〜。」 睦月「めくれ笑いのカレンダー、」 如月「KOYOMIです。よろしくお願いします。」 睦月「いきなりで悪いんだけど。」 如月「何?」 睦月「売れたい。」 如月「露骨すぎるよ!もっとやんわりとした表現とかで言おうよ。」 睦月「ガッポリ稼ぎたい!」 如月「・・・あのさ、なんでアンタの中でソッチの表現の方がやんわりとしてるっていう判断を下したワケ?」 睦月「違うの?」 如月「第一、ガッポリだなんて現代の日本で聞かないよ。」 睦月「とにかく、様々な世代から人気を獲得したいの!」 如月「なんだ、無難な言葉の引き出しも持ってるじゃない。」 睦月「とにかく、何をしたら人気出るかなぁ・・・。」 如月「う〜ん、特技を生かす、とか。」 睦月「私特技あるよ〜。」 如月「・・・人とズレた会話、とか言わないでよ?」 睦月「違うよ・・・。ホントにあるんだから。あのね。『回文』って分かる?」 如月「モチロン知ってるわよ。逆さから読んでも同じ文でしょ?」 睦月「そう。」 如月「『新聞紙』とか。 睦月「『暗いイラク』とか。」 如月「『たけやぶやけた』とか。 睦月「『クスリのリスク』!」 如月「『ダンスが済んだ』とか。」 睦月「あ、あと『男子が死んだ』ってのもあるね。」 如月「待って待って待って!」 睦月「はいはいはい?」 如月「アンタまで3回言わなくていいから。     なんかさぁ・・・。全体的にアンタの回文の内容からはキケンな匂いがするんだけど。」 睦月「それと、発展させて『男子、女子を所持、死んだ』とか。」 如月「事件度がアップしてるよ!監禁して無理矢理心中みたいになってるから。」 睦月「で、どう?私の文を回す能力?」 如月「心に病を持ってる人の文章ではあるけど、確かにうまいよ。でも、どうやってその回文を使うのよ。」 睦月「例えば、トーク番組にでも出たとき、全部回文で返すとか。」 如月「・・・そんなコト出来るの?」 睦月「我輩のポエムに不可能はない!」 如月「辞書だから辞書!ロマンティックな言葉の中に急に不可能って出てきてもビックリするだけでしょうが。」 睦月「とりあえず、練習に付き合ってくれない?」 如月「まぁ、自信アリみたいだから付き合ってあげる。」 睦月「ありがと〜。」 如月「じゃあいくよ。『今日のゲストはKOYOMIの睦月さんで〜す。』」 睦月「イエイ!」 如月「一応ちゃんと挨拶も回文なのね。『今日は睦月さんにいろいろ聞いて行こうと思います。まず睦月さん、出身はドコですか?』」 睦月「スイス。」 如月「バリバリの日本人が何言ってるのよ。どうせウソでしょ?」 睦月「そう、ウソ。」 如月「ソレが言いたいがタメにしょうもないウソついたんでしょ。『チナミに私は新潟の出身なんですよ』」 睦月「互いに新潟。」 如月「そんなんよく思いついたね。『で、なぜ芸能界に入ろうと?』」 睦月「ネコのコネ。」 如月「うん、タレント事務所のおエライさんにネコがいる滑稽な事務所なんてないよね?『では、現在ハマっているモノはなんですか?』」 睦月「LOVE油!」 如月「うん、不思議っ娘気取らないで。第一「油がスキ」に惹かれるファンなんていたら奇跡だから。」 睦月「いいから続けてよ。」 如月「段々質問してる自分が惨めになってきたんだけど・・・。『油ですか?油をどうするんです?』」 睦月「飲むの。」 如月「・・・なんか不思議少女からビックリ人間へと進化を遂げたみたいだけど大丈夫?『油を飲んだらどうなるんです?』」 睦月「私、快感開花したわ。」 如月「もはや爆弾発言だよね、初登場のトーク番組でそんなコト言っちゃ。」 睦月「(ボソッ)キスがスキ。」 如月「マイクでギリ拾える声で言わない。締め出されたいの?」 睦月「死体としたい。」 如月「締め出した後は精神科に直行だね。っていうか回文として成立してないから。」 睦月「ゴメンめご。」 如月「今度は文として成立してないから。」 睦月「万が一、如月の名前がめごだったら成り立ってるよ。」 如月「万が一も何もその可能性は0パーセントだから。」 睦月「ってか練習の続きやろうよ。」 如月「もう疲れたからヤダ。」 睦月「え〜、いい回文教えてあげるからぁ〜。」 如月「内容による。だから先に教えて。」 睦月「言ったら続けてくれる?」 如月「私にとって『いい回文』だったら、ね。」 睦月「ソレってサギじゃん。」 如月「自分にとっていいモノでも必ずしも他人にとってもいいモノと限らないでしょ?」 睦月「・・・なんか言いくるめられた・・・。」 如月「とにかく!どういう回文なの?」 睦月「ソレがなんと!KOYOMIの紹介が出来る回文なんだよね〜。」 如月「ホントに?ソレだったらぜんぜんOK、今後役に立つしね。」 睦月「ホント?」 如月「ホントに私たちの紹介なってるならね。」 睦月「あのね、KOYOMIはこういう人がいますよ、って紹介。」 如月「ちょうどいいじゃん。ほら、コンビって個人名すら覚えてもらえないコトもあるから。」 睦月「そうだね、たとえば・・・。」 如月「くれぐれもコンビ名ださないでね、名誉毀損罪で訴えられたくないから。」 睦月「失敗を恐れちゃいけないよ。」 如月「コレは人として犯しちゃいけない失敗だからダメ。とにかく、私たちの紹介回文教えてよ。」 睦月「うん、分かった。えっとね、」 如月「うんうん。」 睦月「KOYOMIはミヨコ。」 如月「ミヨコってダレよ!」 睦月「ほら、ゆくゆくは。」 如月「何?アンタがミヨコにでも改名するの?」 睦月「いや、二人ともミヨコにしようよ。」 如月「ソレ、個人名覚えてもらえないってコトよりタイヘンなコトにならない?」 睦月「じゃあ回文も教えたコトだし、練習の続きやろう!」 如月「・・・明らかに続けない雰囲気でしょうが。空気を読みなさい!」 睦月「以上、アナタを笑わす、」 如月「1年間。」 睦月「KOYOMIでした〜。」 如月「ありがとうございました。」 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第33位(3回戦敗退)  KOYOMI
審査員
点数
 52  55  55  70  24 平均
点数
 51.2
[審査員の感想・コメント] ・全ての回文が一文どまりでインパクトとアクロバティックさにかけるのと、  いい回文を教えるところからはメリハリが無くなり中途半端なながれのままオチまで行ったのが残念です。  飄々としたボケと冷静なツッコミによる掛け合いの上手さはさすがですけれどもう少し中身にインパクトが欲しいです。 ・ネタの形としてはきっちりしてたんですが 回文のレベルがそこまで高くなかったですし 後半あれだけひっぱっといて、あの程度の回文で締められ たらちょっと消化不良になるのは否めないかなと
エントリーNo.056  BIGHELTHIES 「自己紹介・あいさつ」 二人:はいどーも! 大嶋:大きく笑って! 吉田:健康に! 二人:BIGHELTHIESです。よろしくお願いします! 大嶋:まぁ僕思うんですけどね。もう新学期じゃないですか 吉田:そうですね。 大嶋:だから転勤とか、学生の人は入学とか、進級とかあるじゃないですか。 吉田:ありますね。 大嶋:だからさ、みなさんにはあいさつや自己紹介を大切にしてもらいたいんですよね 吉田:まぁ当たり前ですよ。 大嶋:あいさつしないと不思議な転校生になりますから。 吉田:いやそうはなら無いでしょ。学生時代なんかよくあいさつしたじゃないですか。 大嶋:そうそう壁にね。 吉田:壁にあいさつをしてどうするんだよ。 大嶋:そして拝む。 吉田:壁は神様扱いかよ!それに壁にあいさつするって寂しがり屋がやることじゃない? 大嶋:いや寂しがり屋じゃないよ。教師にうるさいから壁に、話しなさいって言われてたからね。 吉田:普通は「廊下で立ってろ!」だろ。ちがうよ、声をだして人にあいさつするんだよ。 大嶋:どういうあいさつだよ。 吉田:普通分かるだろ「おはようございます」これだよ。 大嶋:そうか。そういえば、「あいさつしながら服装正しましょう」っていう校則あったもんね。 吉田:意味がわからない。 大嶋:でもさあいさつも必要だけど、自己紹介も必要じゃない? 吉田:まぁそうだけど。 大嶋:だから、自己紹介の練習しようよ。 吉田:わかった。僕の名前は、吉田健太朗です。1982年8月5日生まれ。趣味はゲームとギターです。 大嶋:はいダメ。1%ダメ。 吉田:なんでだよ。1%ダメだったらいい方だろ。 大嶋:そんな自己紹介じゃみんなにウケないよ。 吉田:別にウケるって訳じゃないでしょ自己紹介は。 大嶋:でも、第一印象は大切じゃん。 吉田:確かにそうかもしれないけど。 大嶋:だから俺が、みんなにウケる自己紹介やるよ。 吉田:どういうの?やってみろよ。 大嶋:僕の名前は、大嶋大輔です。1982年5月29日午後8時22分生まれ。 吉田:細かいな! 大嶋:いや、自分の生まれた日時ぐらい分かるでしょ。 吉田:たしかに分かる人もいるけど。 大嶋:趣味はお経を読むこと。 吉田:うそ付け!読書だろ。 大嶋:あの「声に出して読みたい日本語」にのってるやつ。 吉田:いや知らないよ。そういうものより好きな曲とかも言ったほうがいいじゃん。 大嶋:たとえば? 吉田:俺が今やって見せるから、僕が好きな曲は「夜空ノムコウ」です。 大嶋:あ〜、野村監督とハマコーさんユニット「ノムコウ」の曲ね。 吉田:スマップだよ!確かにノムさんの「ノム」とハマコーさんの「コウ」を合わせれば「ノムコウ」だけど。 大嶋:うまい!吉田君座布団一枚! 吉田:山田君だろ。自分で座布団持ってくんのかよ。 大嶋:まぁ、明日使えるムダ自己紹介を紹介しました。 吉田:トリビアの泉だろ。 何で急に笑点からそれになった。 大嶋:吉田君次のネタを・・・ 吉田:もうやらないよ! 大嶋:あっ最後に言っておきますが、ちなみに楽天のイーグルスの新しい応援歌は、「ノムコウ」の「夜空ノムコウ」です。 吉田:なるわけねぇだろ。いい加減にしろ! 二人:どうもありがとうございました ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第54位(1回戦敗退)  BIGHELTHIES
審査員
点数
  3   7  12  16  10 平均
点数
 9.6
[審査員の感想・コメント] ・確かに、前回よりすっきりしたネタにはなっているものの、  肝心の笑いが・・・ 面白い部分は増えていなかったように思いました。 ・新学期といっているのに、 次にくるのが転勤という流れの悪さがまず引っかかりましたし、  そのあともボケと呼べないような薄いボケと、笑いを拾えないツッコミの繰り返しでなえました。  唯一ノムコウがよかったですが、それ以外が浅いです。
エントリーNo.057  1989 「旅」 八幡:こんにちはー。 宇部:どうも、1989です。 八幡:よろしくお願いしますー。 宇部:俺ね、旅をしたいなと思うんですよ。 八幡:宇部君が旅を? 宇部:そ、足袋を履きながら旅をするんだよ。 八幡:そしたら砂利道歩く時、『いた!いた!』の連呼が響くだろうね。 宇部:ま、足袋は冗談だけどね。    一人旅がしたいなあ。 八幡:まあ、それはそうだと思ったけど、一人旅はいいよね。    ところでどこに行こうと思ってるの? 宇部:武田騎馬軍団の驚異の故郷・山梨県さ。 八幡:山梨か〜、確かにいい所だね。    でも山梨って動物の集合体だよね。 宇部:え、なんで? 八幡:地名に猿・鶴・鳳凰・竜があるから、まるで動物園みたいだよ。 宇部:あと、オウムも必須だね。 八幡:禁句ワード発令!禁句ワード発令! 宇部:あ、ゴメン・・・。 八幡:今回だけ許すから、もうそれは言わないでね。 宇部:うん、わかった。 八幡:よし、OK!    でも本当、山梨県は第二のムツゴロウ王国だね。 宇部:というか、山梨県は別名・山梨県動物園か! 八幡:山梨県動物園の甲府市周辺には渡辺明が生息しています。 宇部:棋士の渡辺竜王か!    言っとくけど、あの人は東京の葛飾区の人だからね! 八幡:日本一火事で危険な地帯ね。    ま、そんなことはどーでもいいね。    で、福岡からどうやって山梨に行くの? 宇部:寝台列車に乗るんですよ。 八幡:それはいいよね〜。 宇部:乗った後に車掌から一言が来るんですよ。    『今日も寝台特急かんもんをご利用いただきありがとうございます。この列車全者死んだ医者です。』 八幡:報告かい!    全車寝台車ならわかるのに・・・ 宇部:名古屋に着いたら一旦途中下車。 八幡:山梨はどうするの? 宇部:それはあとあと!    そこで、名古屋コーチン・ひつまぶし・味噌煮込みうどんを食べる。 八幡:食べてばっか。 宇部:『タラが減ってはい草が出来ぬ』と言うからね。 八幡:それを言うなら、『腹が減っては戦は出来ぬ』だよ。 宇部:そっから、中央線を使ってみんなの塩尻さんと諏訪っちの家を経由して山梨県大月市に向かうんだよ。 八幡:ここは飛行機で、羽田まで行ってそこから、モノレール・山手線・中央線を使うのが正攻法だと思ったのに・・・。    宇部君寄り道しすぎ!    そのうち日が暮れちゃうよ! 宇部:日が暮れる時が絶好の機会じゃないか! 八幡:何その意味深な発言は? 宇部:まあ、気にするな!    後で話すから。 八幡:今して! 宇部:分かったよ。    大月駅から富士急行で河口湖まで行ってそっからぶらぶら歩く。 八幡:なんか歩いてる方向が怪しいよ? 宇部:着いた先は青木ヶ原樹海。 八幡:ええ!?    ヤクルトの青木が原監督と無理心中!? 宇部:違うよー。    2年連続200本安打が打てなかったプレッシャーに勝てなかっただけで心中はしないよー。 八幡:てへ。    やっぱりね。    でもまだシーズン終わってないよ? 宇部:あ、そうだった。 八幡:で、そこで何やるの?    いつも通りの自殺? 宇部:そこで心中を図ります! 八幡:一人旅じゃなかったの? 宇部:それでも心中は図れます! 八幡:それってどういうこと? 宇部:足袋は道連れ 八幡:いい加減にして! 宇部:いち 八幡:きゅう 宇部:はち 八幡:きゅう 2人:どうもありがとうございました! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第55位(1回戦敗退)  1989
審査員
点数
  0   5  19   9  10 平均
点数
 8.6
[審査員の感想・コメント] ・ボケが一人よがりすぎます。河内さんの中では面白いのかもしれませんが、人に見せるものだから多くの人に伝わるような笑いを考えてください。  ツッコミも「報告かい!」をはじめとして的外れだったり、単なる訂正に終わっていたりで不発でした。
エントリーNo.058  虫の息 「災難」 カマゾウ:どうも、カマキリのカマゾウです。 テンテン:テントウムシのテンテンです。よろしくお願いします。 カマゾウ:最近色々物騒なことがありますね。 テンテン:この前、雨上がりの夕方に道端の草の上で休んでいたんですけどね、      そこを下校中の小学生が通りかかったんですよ。 カマゾウ:畳んだ傘なんか持ってね。 テンテン:で、「あ、テントウムシ!」って聞こえたと思ったら、      その小学生が持っていた傘を思いっきり僕の方へ振り下ろして来たんですよ! カマゾウ:赤なんて目立つ色してますからね。 テンテン:僕は慌てて飛び上がって… カマゾウ:その体勢から「空中テンテンチョップ」! テンテン:そんな残念な名前の技なんか繰り出すか! カマゾウ:反撃には出ない? テンテン:出るか!逃げたわ!      で、地面に飛び降りたはいいんですけど、その小学生は傘の持ち手を地面に付けて、      そのままガリガリガリと僕の方に傘をこすり付けて来ましてね。 カマゾウ:完全にすり潰しに来てますね。 テンテン:それを何とかかわして、さっきいた草むらの中に隠れたんですよ。      その後も小学生は傘で草をなぎ払ったりしてきて。 カマゾウ:気分は勇者様ですね。 テンテン:親や学校は傘は伝説の武器じゃないことをしっかり教えるべきだと思いますが、      しかし、その小学生もなかなか諦めてくれませんでしたね。 カマゾウ:でまあ、小学生は諦めかけたんですけどね。      その時持っていた傘が突如光を放ち、次の瞬間その手には伝説の剣が! テンテン:そんな展開になってたまるか!俺がいい迷惑だろ! カマゾウ:小学生の正義を愛する心が奇跡を起したのです! テンテン:ただのいたずら心だろうが! カマゾウ:まあ、大変な目に遭いましたよね。実は僕も似たような経験があるんですよ。 テンテン:どんなのですか? カマゾウ:この前捕まえようと思ったテントウムシがすばしっこくて。 テンテン:捕まえる側の経験かい!相方なら俺に同情しろ! カマゾウ:けど、そういった災害っていつ降りかかってくるか分かりませんよ。      台風の時なんかは僕ら虫にとっても大変ですし。 テンテン:僕は台風への対策は得意です。      人間の家の中で台風をしのいだこともありますし。 カマゾウ:なかなか考えましたね。どうやって入り込んだんですか? テンテン:雨に気付かずに洗濯物を干しているベランダがあったんですね。 カマゾウ:そこの奥さんが慌てて洗濯物を取り込もうとして、窓を開けた隙に中に入ったと? テンテン:うん。台風でちょうどその家のベランダに飛ばされていたんで。 カマゾウ:既に台風に翻弄されてるんだろうが。 テンテン:でも、中で気付かれたんですよね。そこの奥さんに。      さて、問題です。僕を見つけた奥さんが持ち出したものはなんでしょうか? カマゾウ:傘。 テンテン:なんでさっきの小学生と同じ発想なんだよ! カマゾウ:すり鉢。 テンテン:だから、さっきの小学生と方針が変わってないだろうが! カマゾウ:伝説の剣。 テンテン:一般の民家にそんなものがあるか!どんなRPGだ! カマゾウ:正解は? テンテン:掃除機です。 カマゾウ:俺の答えと大して変わらんぞ。 テンテン:あっという間に吸い込まれて。 カマゾウ:むしろ伝説の剣より強力な武器かもしれん。 テンテン:かわいらしいフォルムのこの僕を。 カマゾウ:なんか今、吸い込まれてざまあみろって気がした。 テンテン:結局、掃除機の中に閉じ込められましてね。      どうやって外に出たものかと考えたんですけど。 カマゾウ:知ってる。      針の刀で周りをつついたら、掃除機が気持ち悪くなって吐き出したんでしょ。 テンテン:何が「知ってる」だ!おとぎ話してんじゃないだろ! カマゾウ:一緒に閉じ込められていたゼペットじいさんとともに脱出を。 テンテン:俺は嘘をつくと鼻が伸びるあの人形か! カマゾウ:なるほど。それで翌日ゴミ袋をあさっていた僕に出会ったわけですね。 テンテン:こんな出会い方のコンビもなかなかないと思いますが。 カマゾウ:こうして僕は災害時用の非常食に出会ったわけです。      めでたし、めでたし。 テンテン:もう、この漫才はおろか、コンビもやめさせてもらう! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第12位(準決勝敗退)  虫の息
審査員
点数
 60  92  78  60  64 平均
点数
 70.8
[審査員の感想・コメント] ・知性を感じさせる練られたネタですねえ。虫同士の漫才っていう発想はバカですけれど(笑)。  大きな山場こそ無いものの伝説の剣やおとぎ話など用意された笑いどころが見事にはまり、ずっと安定して面白かったです。
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