予選 Bブロック



審査については、事前に募集した審査員のみしかできませんのでご了承下さい。
参加者のネタを、0〜100の100点満点制で審査していただきたいと思います。



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エントリーNo.011  ミスターXO 「アンケート」  A・B:どうも、よろしくお願いします。  A:2016年、福岡にオリンピックを。ミスターXOです。  B:いやもう落ちたから! 残念ながら国内候補地を選ぶ時点で落選したから!  A:でも本当にこの結果には納得いかないですよ。   俺がこの前に入手した、オリンピック開催希望都市アンケートの結果とは全然違いますし・・・・  B:そんなのどこで入手したんだ? そしてまさか、そのアンケートでは福岡が1位だったとか言うのか?  A:では発表いたしましょうか。こちらにアンケートのコピーを持ってきたので読み上げます。   オリンピック開催希望都市アンケート。第1位は・・・・・ 福岡!  B:まぁこのアンケートに対しては、そう答えた人が多かったんでしょうね。でも2位はあそこでしょう。  A:では2位を発表いたします。第2位は・・・・・ 博多。  B:いや福岡も博多もほとんど一緒じゃないか! つーかこのアンケートもう信用できないよ、絶対組織票か何かだろ。  A:ちなみに第3位は、福岡市 東区。  B:それも結局福岡じゃないか! ちょっと地名の表示が細かくなっただけだし!  A:そして第4位は、福岡市博多区。  B:だから福岡も出たし博多も出ただろ! もういい、こんな福岡だらけのアンケートは信用できないってことで。  A:第5位、福岡市中央区、第6位、福岡市早良区。  B:無視か。俺の意見はおかまいなしに続ける気か。  A:第7位、福岡市西区、第8位、福岡市城南区、第9位、福岡市南区。  B:ついに福岡市の区が全部出てしまったし。   はい、組織票はこれで終了。次の第10位で出てくるのは、もう間違いなく東京ですよね。  A:第10位は・・・・・ 北九州。  B:それ福岡県だし! ちょっと移動しただけじゃないか、どこまで組織票が入ってるんだ・・・   でももう今度こそ、次の第11位は、そろそろ東京ですよね。  A:第11位、小倉。  B:それ北九州と一緒! そこ新幹線の駅名は小倉だけど市の名前は北九州、だから結局ほとんど一緒だし!  A:第12位、新下関。  B:それ小倉の隣の駅だろ!     やっと福岡県から離れたけど、なんでまた下関なんだ・・・  A:第13位、厚狭、第14位、新山口、第15位、徳山、第16位、新岩国、第17位、広島・・・・  B:誰だ東海道山陽新幹線の駅を西から順番に投票したヤツは!?    これはもう間違いなく、アンケートでふざけて遊んでるヤツがまぎれこんでるだろ!  A:途中飛ばしまして、第42位、新横浜。  B:そこまでずっと並んでたのか・・・    あっ、でもこの順番でいくと次は東京都内に入るよな。よし、やっと東京だ。さぁ、ようやく登場の第43位は。  A:第43位、新福岡。  B:新福岡ってどこだーーーーっ!!   そんなの新幹線の駅にも存在しないだろ、つーか福岡のどこにも存在しないんじゃないのか!?  A:第44位、大宮。  B:東京飛ばした! なんだこのもはや組織的な東京外しは・・・・  A:第45位、札幌。  B:北の果てまでいってしまったし!  A:第46位、ロンドン。第47位、パリ。  B:とうとう海を越えた、ヨーロッパまでいってしまった!  A:第48位、バチカン市国、第49位、アンドラ公国、第50位、リヒテンシュタイン公国。  B:なんかちっちゃな国までいっぱい出てきたし! もう訳が分からんって、このアンケート・・・  A:第51位、ムツゴロウ王国。  B:そこ思いっきり日本国内じゃないか! つーかそれ以前にそこ経営危機でオリンピックどころじゃないだろ!    ・・・あっ、でも今、ムツゴロウ王国は東京都内にあったよな。これは東京ってことだ。もうそういうことにしよう。  A:第51位、ムツゴロウ王国北海道、2001年に移転済みで現在は空き地。  B:意地でも東京と認めないのか! もはや意地っ張りのガキか!?   A:第52位、九州わんわん王国。  B:それ絶対また福岡だろ!? 福岡にあるんだろ!?  A:第53位、福岡ドーム。  B:ほらまた福岡だ! なんでか分からないけど、また福岡に戻ってきてしまった・・・・  A:第54位、福岡市立図書館。  B:そんな所でできるか! 図書館で静かに本を読んでる人の横で陸上競技とかするのか、大迷惑だろ!  A:第55位・・・・ついにこれが出ましたね。   B:えっ、ついに出たか? ついに出ましたか、東京が!?  A:と、と・・・・ とう・・・・・・・  B:さぁ言え、東京と。そこは素直に言ってしまえ。  A:・・・・・・ほく。  B:東北か!!  A:第56位、新福岡。  B:それさっき言った! なんで同じ項目が2回も出てくるんだ!?  A:第57位、新水俣。  B:またマイナーな田舎みたいなとこが出てきた! それ絶対、たまに来る各駅停車ぐらいしか止まらないような駅だろ。  A:第58位、南阿蘇・水の生まれる里・白水高原駅。  B:またそれどこの田舎駅だ! たぶんこれ、以前話題になった「日本で一番長い名前の駅」みたいなやつだろ!?   もういい、駅シリーズは。あと新○○とかそういうのも無し!  A:第59位、ニュー福岡。  B:今度はニューって何なんだよー!? 新福岡の次はニュー福岡か!?  A:第60位、新しい未来へと羽ばたく町、福岡。  B:そんなキャッチフレーズみたいなのもいらないから! どう言おうが福岡は福岡!  A:第61位、九州北部・とんこつスープの生まれる里・福岡。  B:だからそんなのもいらん! 別にとんこつスープが生まれようが知ったこっちゃない!  A:第62位、と、と・・・・ とう・・・・  B:はい出た〜。今度こそ東京だな、東京ですよね。  A:・・・・・なんアジア。  B:東南アジアか! 確かに東南アジアでオリンピック開かれたこと無いから見てみたいかもとか言ってる場合か!  A:第63位、シンガポール、第64位、マニラ、第65位、ジャカルタ。  B:今度は東南アジアの組織票まで出てきてしまったし・・・・  A:第66位、スリジャヤワルダナプラコッテ。  B:長い! 確かにそんな長い地名の首都ってあったけど!   A:第67位、クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタ ニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット。  B:長ーーーーーーい! それ以前にトリビアの泉であったバンコクの正式名称だろ、   つーかもう「バンコク」だけでいいから。そんな長々と言われても意味分からないし・・・  A:第67位、天人の都・偉大なる都城・帝釈天の不壊の宝玉・帝釈天の戦争無き平和な・偉大にして最高の土地・九種の宝玉の如き心楽しき宝都・数々の大王宮 に富み・神が権花して住みたまう・帝釈天が建築神ヴィシュヌカルマをして・造り終えられし。  B:さっきの意味の説明とかいらん、つーかランキングの中で会話をするな!  A:第68位、天人の都・偉大なる都城・帝釈天の不壊の宝玉・帝釈天の戦争無き平和な・偉大にして最高の土地・福岡。  B:また福岡かーーーっ! もはや、いったいどこまで福岡を持ち上げたら気がすむんだ!   それに長すぎてもう耳がしんどくなるし・・・・  A:第69位、津。  B:短い! 三重県の津か、それはまた世界屈指の短い地名だし・・・・   さぁもう、お遊びはもうここまでにして、第71位。もういい加減に東京って出てこいよ。もうお願いだから。  A:第70位、ニューシティー福岡。  B:新福岡ニュー福岡に続いてニューシティーかよ!    そんなにこの福岡という街は新しさをアピールしたいのか、むしろそっちの発想の方がかえって田舎者っぽいよ!  A:第71位、ホテルニュー福岡。  B:それもう完全にホテルじゃないか! ホテルニューなんとかって名前のホテルはもはや全国にあるし・・・  A:第72位、眠らない街、福岡。  B:眠らない街ってどっちかといえば東京だろ! よそからパクってくるな!   A:第73位、眠らない街、東北。  B:東北か! つーか、むしろ東北はイメージ的に夜はみんなすぐに寝そうだし! だからこれは東京にこそ合う言葉だろ・・・・  A:第74位、めちゃくちゃ 好きやっちゅーねん!! 福岡。  B:関西弁使っておいて福岡っておかしいだろ! そんな倖田來未の曲の歌詞みたいなのもいらないから!  A:第75位、I believe myself 信じることで 福岡が始まる気がするの・・・・。  B:もう意味分からない! 歌詞を使ったにしても、もはや意味が通じてないし!  A:第76位、ハリケーン、リリ、ボストン、マリ、福岡。  B:もうどこからツッコんでいいのか分からん! なんかいっぺんに5つも出てきたし、もうお手上げだ・・・・  A:第77位、福岡は時間を裏切らない 時間も決して福岡を裏切らない。  B:盗作で訴えられるーーーっ! もう終了!! もうこんなの辞めだ。   たとえ、お前がここでどれだけ福岡福岡って言っても無駄だから、もう2016年の夏のオリンピックが福岡で行われることは無いから!  A:まぁ確かにそうですよね・・・・   じゃ、今度はそんな福岡を、次回の冬のオリンピックの開催地にすることを目指しましょう。  B:福岡は雪がほとんど降らないから無理! もういい加減にしろ。  A・B:ありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第35位(2回戦敗退)  ミスターXO
審査員
点数
 35  55  26  46  40 平均
点数
 40.4
[審査員の感想・コメント] ・いくらなんでも地名のボケだけでこれだけの行数引っ張られるとさすがに飽きますって。 ・千鳥の百拓クイズを髣髴とさせる、というか千鳥のネタに発想を得たと思われるバカバカしいアイディアは面白いのですが、  福岡で押し倒すボケが頭に「新」や「ニュー」をつけるか細かい地名を出すかの二種類がほとんどで単調だったのと  ツッコミが空回りで笑いをつぶしていてせっかくのアイディアを生かしきれていなくて残念でした。  もっとボケのバリエーションを増やして簡潔にツッコめば段違いによくなると思います。  技術や完成度だけで審査するともっと低くなりますが、発想力を評価してこの点数にしておきます。
エントリーNo.012  ライジングブルー 「サバイバルシュミレーション」 青:どーもよろしくお願いします! ライジングブルーと申します! 昇:2回目という事で頑張っていきましょう。 青:それでまあ突然なんですけども、最近無人島でサバイバル生活なんていうのに憧れてるんですよ。 昇:サバイバルですか。 何でまた? 青:何もないところから生活していくっていうのがかっこいいじゃないですか。 昇:なるほどね。じゃあ今から「サバイバル・シミュレーション」っていうのをやってみましょうよ。   今まさに自分が無人島にいるかのような体験ができる優れものなんですよ。 青:シュミレーションですか。面白そうですね。是非やらせて下さいよ。 昇:ではやってみますか。 昇:「どうやらあなたは無人島に流れ着いてしまったようだ。」 青:あ、無人島に着いたところから始まるんですね。 昇:「まずあなたはこの島を探索することにした。」 青:なるほど。とりあえず食料とか探さないといけませんからね。 昇:「なんと、みかんがあるところを見つけたので、そのみかんをかばんに入れた。」 青:みかんですか。早速食料をゲットしましたね。 昇:「さらに別の食材も発見した。」 青:おお。今度はどんな食材なんですか? 昇:「うどん。」 青:・・・・・・え? 昇:「だから、うどん。」 青:うどん!? いやいや、無人島でしょ? さすがにうどんはないでしょ無人島に。 昇:とにかく何か偶然、奇跡的にわざとあったんですよ。 青:わざとって言っちゃってんじゃんか!普通に意図的な食料じゃんそれ! 本当に大丈夫かよ・・。 昇:「さらにその時、後ろで物音がしたのであなたは振り返った。」 青:物音? 何があったんですか? 昇:「なんと海に巨大な渦があった。」 青:ちょっと待て!一回止まれ。お前が言ってる島ってどこのことだ? 昇:まあ一応四国ですけど。 青:やっぱりか!意図的なうどんとかその渦とか!だって「渦」って鳴門の事だろ? 昇:だって立派な「島」ですから。 青:いや確かに四国は島だけどさ、今無人島っていう設定だから。   ちゃんとした無人島でやってもらえない? 昇:あ、ちゃんとした無人島ね。わかりました。   「探索を続けていると、島でミステリーサークルを見つけた。」 青:お、いいねいいねそういうの。好奇心が湧きますね。 昇:「あなたは早速そのサークルを調べてみることにした。」 青:ほう。わくわくしてきましたよ。どんな形のサークルだったんです? 昇:「そのサークルはどうやら四角形のようだ。」 青:四角形のサークルなんだ。 昇:「またその四角形を扇形のサークルが囲んでいた。」 青:扇形。なんか珍しい形のサークルなんだね。 昇:「さらに周りには謎のメッセージが残されていた。」 青:メッセージ。何て書いてあるの? 昇:「そこには『アイランドリーグ』という文字が・・・」 青:また四国じゃねーかよ!扇形のサークルって野球場のことだったのか! 昇:「・・正解!YOU CLEARED!」 青:これで終わり!?何でもう終わりを迎えようとしてんだよ!早すぎるよ! 昇:スペシャルプロデューサー・・・坂山 亨 青:スタッフロールしなくていい!まだクリアした時の達成感を味わいたくないよ! 昇:終身名誉監督・・・板本 毅 青:役職意味わからん! そんな凄い人だったのかその板本ってのは。 昇:なんですかさっきから文句ばっかり。 青:だからさ、俺まだ無人島っぽいこと何もしてないんだよ。 昇:ミステリーサークル調べたじゃないですか。 青:四国の球場だったじゃねーか!このままだとすごーく四国を推したゲームになっちゃうよ。   しかも四国は無人島と間違えるほど人が少ないわけじゃないし。 昇:大丈夫ですって。四国の人たちをみんな本州に避難させてますから。 青:人工的に無人にするな! そこまでするほどかこれは! 普通の無人島ですよ無人島。 昇:四国じゃない無人島ね。わかりました。   昇:「探索していると、浜辺で〈大工の巌さん〉を見つけた!」 青:誰だよ! 人いるからやっぱり無人島じゃないんじゃん! 昇:「仲間にしますか?    →A,はい       C,よろこんで        B,もちろん     D,男として当然」 青:必然なんだな? 「はい」前提で事が進むんだな? じゃあ男としてDだよ。 昇:「男の友情を見つけた!」 青:それ余計だ! 目に見えるものを見つけたいんだよこっちは! 昇:「さらにみかんがあるところを見つけた!」 青:はい、四国産じゃないみかんね。 昇:「『おお、こいつぁありがてぇ!!』 巌さんが食べ尽くしてしまった。」 青:こいつすんげえ邪魔だよ! 何で食い尽くしたんだせっかくの食料を! 昇:「邪魔だったので巌さんをかばんに入れた。」 青:入るの!? そんなみかんと同じ扱いでいいの!? 昇:「探索が終わったので、次は雨風をしのぐ場所を確保することにした。」 青:・・・ああ、確かにそういうのを作るのも大切ですよね。 昇:「どのように作るかを選んで下さい。」 青:自分で選べるんだ。 昇:「 A,洞窟を利用する。     B,葉を使って作る。」 青:なるほど。どちらもいいですね。迷うな・・・。 昇:「C,歯を使って作る。」 青:意味わからん!歯でどうやって作るんだよ。かみちぎりでもするわけ? 昇:「D,城を作る。」 青:できるかそんなもん!そんな技術持ち合わせてねぇよ! 昇:「E,巌さんが作る。」 青:ここで出てくるのか! 確かに大工だったけど! 昇:「5つから選んで下さい。」 青:この5つから? えーと、じゃあとりあえずEの巌さんで。 昇:「『おお、こいつぁありがてえぜ!』 巌さんは集めてきた材料を食べ尽くしてしまった。」 青:やっぱこいつ邪魔だよ! 選ばなきゃ良かったよ。   やっぱりBの「葉っぱを使って作る」にして下さい。 昇:「早速、あなたは発破で作ることにした。」 青:字が違う!その「はっぱ」じゃないって!爆発しちゃうだろ! 昇:「3・・・2・・・1・・・ドカーン!土砂崩れが起こってしまった!」 青:言わんこっちゃねえ!大変なことになってきたぞ。 昇:「いかだを作って脱出します。材料としてどれを選びますか?残りから選んで下さい。」   →C・・・歯を使って作る     D・・・城を造る        青:間に合うわけねーんだよ!つーかまず作れないんだよ!   Dに至っては豊臣秀吉でも無理だろ! 昇:「→E・・・巌さんが作る      F・・・巌さんに作る        G・・・巌さんで作る     H・・・巌さんを作る」 青:もう巌さんはいいよ!! つーかEとかFならまだしも後者2つはなんだよ!   巌さんがいかだになったりするのか!  一番マシなEで良いよ。 昇:「巌さんは食べ過ぎで動けない。」 青:さっきいろいろ食ったからだろ!! もう為す術無しじゃんか! 昇:「しかし巌さんの膨らんだお腹で水に浮くことができた!」 青:・・はぁ!? 昇:「教訓:大工は大切に!」 青:突然意味わかんないよ! 何で人を浮き輪にして教訓とか教わってんだ俺は!何だこのゲーム。全く意味がわかんないよ。 昇:じゃあ今から巌さんともう一回ゲーム作り直してきますよ。 青:いいかげんにしろ! 両:どうもありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第21位(準決勝敗退)  ライジングブルー
審査員
点数
 58  50  71  68  70 平均
点数
 63.4
[審査員の感想・コメント] ・巌さんの出し方が唐突だったりネタの展開が早すぎてちょっとついていけませんでした。  もうちょっと島を探検したあとに出すなど工夫が欲しかったです。  またどうしてサバイバルになったのかなど堀下げがあればよかったのですが。 ・強引に攻めた感がありますが、1つ1つのボケを爆発できており、総合的には好印象です。
エントリーNo.013  デブガリズム 「セーラームーン」 ガリ:♪ほ〜そいの〜と〜 デブ:♪ふといので〜 ガリ:ごめんね♪すなーおじゃなくーてー♪ デブ:いきなりなんですか!? ガリ:僕ね、セーラームーンになりたい。 デブ:おぉ、のっけから気持ち悪い。いったい何で? ガリ:地球の平和に目覚めてさ。 デブ:まぁやりたいなら止めないけどさ。でも俺、セーラームーンのことあんま知らないぜ? ガリ:俺も。 デブ:じゃぁなんでセーラームーンを選んだんだよ!? ガリ:セーラー服だよ!悪いか!? デブ:なにを開き直ってんだよ!動機は地球の平和じゃなくて歪んだ性癖じゃねぇか。 ガリ:とにかく誰になんて言われようがセーラームーンになりたいんだよ!頼むよ! デブ:まぁそこまで言うならセーラームーンごっこしてやるけども。 ガリ:やったー!じゃぁ俺はセーラームーンするからお前は黒猫のやつやって。 デブ:見たことないからわからないけど、最善は尽しますよ。 デブ:ウサギ!街で悪者が暴れてるわ! ガリ:あ、ちょっと待って。 デブ:なんですか?頑張ろうとしてるのに。 ガリ:いやさ、作中での猫はもっとスレンダーだったし、デブさんが猫はどうかなぁって思って。 デブ:そんなこと言ったって二人しかいないじゃん! ガリ:でも俺みたいなスレンダーなタイプがやった方がナイスキャストかなぁ、って。 デブ:じゃぁ役割交代でもするか?あぁ!? ガリ:いや、でもセーラームーンやりたいのは俺なワケだし。デブさんがセーラーが着たいって言うなら話は別ですけど。 デブ:じゃぁもう猫の役は出すな!俺が悪役をやる!はい解決! ガリ:それはセーラー服着た俺に殴られるプレイになりますけど…オッケー? デブ:じゃぁ俺は見守る!干渉しない!これで良ぃだろ!?    まったく、あぁ言えばこう言う。 ガリ:ごめんね、素直じゃ無くて。 デブ:うまいこと言わなくて良ぃよ!とりあえず悪者が現れましたと。 ガリ:よし、変身するわよ! デブ:セーラームーンの変身といえばこの掛け声、どうぞ! ガリ:般若波羅蜜多時照・・・・ デブ:そんな不気味なやつじゃなかっただろ!もっと女の子らしいヤツ! ガリ:テクマクマヤコン・テクマクマヤコン デブ:アニメも世代も違いますよ!? ガリ:なんか強そうになぁーれ☆ デブ:そんな大雑把な変身あるか!    メイクアップでしょ、メイクアップ。 ガリ:あぁ、それか。    メーイクアーップ!!に一時間はかかるからちょっと待ってね。 デブ:何ガチでお化粧はじめてんだよ!? ガリ:(パフパフ)あー忙しい、忙しい。 デブ:朝のおばちゃんみたいになってんじゃねぇよ!もう良ぃ、変身しました。ここでお決まりのアノ決めゼリフ! ガリ:般若波羅蜜多時照・・・・ デブ:『今度こそは』みたいな感じで般若心経を出すな! ガリ:何?違うの? デブ:少女マンガだぞ!?もっとちゃんと聞き覚えのあるセリフだから! ガリ:お前はもう死んでいる・・・ デブ:まだ戦闘はじまってないのに!? ガリ:そして私は新世界の神となる・・・ デブ:怖ぇよ!!正義の味方だぜ!?あの「○○に代わっておしおきよ!」ってやつだって! ガリ:あぁ、月に変わって5時起きよ! デブ:ただの早起きじゃねぇか!もういいです、戦って、戦って。 ガリ:いくわよ、怪人テッペンハゲ! デブ:何そいつのネーミングセンス!?なんか萎えるわ。 ガリ:ちょいジュピター、後ろから羽交い絞めにして。オラっ!オラっ! デブ:そんなリンチみたいな戦い方するな! ガリ:でも数での優位をフルに活用するにはこれがベストでしょ? デブ:だとしても正義の戦士ですからね!?リンチはやめろ。 ガリ:『隙あり!くらえ、テッペンハゲビーム!』 デブ:何その情けない攻撃!? ガリ:これを喰らうとてっぺんハゲになるんですよ。 デブ:それメンタルと頭皮にはダメージいくけど肉体的には痛くも痒くもねぇよ! ガリ:きゃぁぁぁぁぁぁ!アルシンドになっちゃうよー! デブ:また古いやつ引っ張り出してきたな! ガリ:『待てー!』 デブ:この声はまさか・・・セーラームーンに味方にしてあの仮面の男の!! ガリ:『アルシンド仮面、参上!』 デブ:すでにやられてるじゃねぇか!! ガリ:『うがぁぁぁぁ!まぶしいぃぃぃぃぃ!』 デブ:なんか怪人まぶしがってる!こいつの光線の生んだ結果なのに!こいつが原因なのに! ガリ:『今だ、セーラームーン!』 デブ:お、セーラームーンのあの力が発動しますよ! ガリ:よぉし!般若波羅蜜多時照・・・・ デブ:呪い殺すつもり!?そろそろセーラー服と般若信教の不釣合い具合に気付けよ!もっとビシ!っとしたやつだから! ガリ:ムーンライトパワーーー!! デブ:そう、それですよ。 ガリ:あー・・・すっごい四重肩が和らいでくわぁ・・・ デブ:なんかムーンライトパワーの効果かわってるよ!? ガリ:『なんかぁ、、ムーンライトパワーを使い出してからというもの、お化粧のノリも代わってきたんですよ。』 デブ:通販か!!ちょい、ちょい、ストップ! ガリ:何だよ?ノリノリなのに。 デブ:ノリ方間違ってるから。お前セーラームーンは向いてないわ。 ガリ:わかった、俺一人だけが楽しそうだからって妬んでんでしょ? デブ:そんなんじゃねぇよ。 ガリ:またまたぁ、ちゃんと判ってんですよ!わかりました、セーラームーンはやめます。    今度は「ふたりはプリキュア」にしましょう! デブ:もういいよ!
エントリーNo.014  パピーゲバ 「鼻毛」 杉本:いきなりやけど、鼻毛ってどうしてる? 島田:ホンマにいきなりやなあ。    まあ、ときどきチェックして、出てないようにはして…… 杉本:あ、いや、ごめん。俺が鼻毛について語りたかっただけで、    でも、ひとりで語りだすのはなんかアレかな?思って    まあ、社交辞令的な感じで、鼻毛をどうしてるかって聞いただけで    正直なところ、お前の鼻毛には全く興味はないわ。 島田:ほな、聞くなや!! 杉本:…………。 島田:……え?なに? 杉本:いや、聞いてこいよ!!俺は鼻毛をどうしてるのか、聞いてきてくれよ!! 島田:お前、話ふられて答えようとしたら遮られるっていう仕打ちを受けて、    お前の鼻毛の話に興味を持てるか!! 杉本:うん、で、俺の鼻毛の話なんやけど、 島田:結局、自分で語りだしたな。 杉本:なんやろなあ……。奥が、深いなあ……。 島田:お前、鼻毛でなんでそんなしみじみした感じになれんねん。 杉本:で、お前に頼みがあんねんけど    ……今度の週末、俺が鼻毛を抜くのに付き合ってくれへんかな? 島田:鼻毛抜くのに付き合うってなんやねん!!そんなもん一人でやれや!! 杉本:あかんねん!!もう鼻毛を抜いても刺激がないねん!! 島田:刺激は十分あるやろ!!鼻毛抜いたら痛いやないか!! 杉本:そういうことやないねん!!    あ、あれやで。別にタダで付き合ってくれって言うてないで? 島田:どういうことやねん。 杉本:10万までは出すわ。 島田:鼻毛抜くだけやのに、どこからそんな金が出てくんねん!!逆に怖いわ!! 杉本:だから、今週末、あのー、ホテルを事前に用意しとくから。 島田:なんで鼻毛を抜くのにホテルを予約すんねん!! 杉本:目隠しとかロープとかそういうのはこっちで用意するから。 島田:待て待て待て!!なんで鼻毛を抜くのに目隠しやロープが出てくんねん!! 杉本:お前が、ホテルのドアをガチャっと開けて入ってくるわな。    そしたら、俺は裸で床に正座して待ってるから。 島田:なんで裸になる必要があんねん!!服を着ろ服を!! 杉本:じゃあ……スクール水着を着とくわ!    胸のとこに3−Cみたいなゼッケン貼ってあって。 島田:それ、完全に女子のスクール水着やないか!! 杉本:水着の下にサポーターをつけてないから、乳首の形がくっきり出てるわ。 島田:知らんわボケ!! 杉本:で、お前は部屋に入ってきたら、俺を椅子に縛り付けてくれたらええわ。 島田:待ってくれ!!……鼻毛を抜くんやんな!? 杉本:あー。目隠しも持ってきては置くけど、    お前には俺の表情を堪能して欲しいから、ここは目隠しはナシでいこう!! 島田:どういうことやねん!!お前の表情の何を楽しむねん俺は!! 杉本:で、椅子に縛りつけられて自由を奪われた俺は、    上半身を必死にぐわんぐわん揺らしながら、    「やめろぉーッ!!やめてくれぇーッ!!クソ!!離せぇーッ!!何をするんだッ!!」    って、必死に叫ぶから 島田:お前が縛らせとるんちゃうんかい!!    「何をするんだッ!!」ってこっちのセリフや!! 杉本:お前は、ピンセットをカチカチ鳴らしながら。    「これが見えるか……。これで今からお前の鼻毛を抜いてやる……」    って言うわけや!! 島田:俺のセリフまで決まってるんかい!!絶対言うか!! 杉本:それを聞いて俺はやな!    「クソーッ!!そんなことさせてたまるかあッ!!」    って口では抵抗してるんやけども、    鼻の穴はグッワーっと開いて、受け入れ態勢万全なわけや!!な?な? 島田:気持ち悪いねんて!!お前の妄想も気持ち悪いし、    そもそも、今お前の目に一点の曇りも無いのが凄い気持ち悪いわ!! 杉本:お前は片手にピンセット、    片手にビデオカメラで俺にじわじわと近づいてくんねん!! 島田:その様子をビデオに撮るんかい!! 杉本:心配せんでも、お前にもダビングしたヤツ郵送するから。 島田:いや、いらんわ!! 杉本:で!お前はピンセットを俺の鼻の穴に入れるわな!    もう、その頃には俺の鼻の穴はヒクヒクするのが止まらへん状態やわ!    で!お前は!鼻毛を抜くと見せかけて、抜くことなくピンセットを手離すねん!! 島田:はよ終わらせろや!!さっさと抜いたらええやないか!! 杉本:お前は叫ぶわけや!!    「おあずけだよッ!!」    もう、俺は狂ったような声で    「きえええええええッ!!抜いてください!!鼻毛を、鼻毛を抜いてください!!」    ホテルの隣室にまで聞こえるような声や!! 島田:やめてくれや!!周りから頭おかしいヤツがおると思われるわ!! 杉本:で!お前はロープを解いて俺の手を自由にさせるねん!そして言うわけや!    「そんなに抜きたきゃ、自分で抜きな!」 島田:俺はそのセリフを今すぐ言いたいわ!!一人で勝手に鼻毛抜いとけや!! 杉本:そのセリフを聞いて俺は悔し涙や!!    お前の命令に逆らえない自分への悔しさやな!!    そして……俺は自分の鼻毛を……抜いてしまうわけや……。 島田:なんか、お前にかけてやる言葉がないわ……。 杉本:「なはああああああっ!!」って俺は心の奥から叫ぶよ!!     もうフロントにまで届くような声や!! 島田:声でかいねん!!なんかあったと思って従業員が飛んでくるやないか!!    もし従業員に部屋に入ってこられたら、俺はどう対処したらええねん!! 杉本:俺はついに鼻毛を抜くんや!!鼻毛の抜ける音が部屋中に鳴り響くねん!!    ブチブチブチブチブチブチブチブチーーーーーッ!! 島田:鼻毛抜きすぎやッ!!いっぺんにナンボほど抜いとんねん!! 杉本:鼻毛を抜いたその瞬間、俺は最高の顔をするよ!!    それを、お前はカメラでバシャバシャバシャ!!って撮って欲しいねん!!    シャッターチャンスを逃すなよ!!同じ顔は二度と出来ひんねんからな!!    もう、あれや。俺の身体に霧吹きで水をふぁーって掛けてくれ!! 島田:どういうことやねん!! 杉本:俺が生涯で見せる最高の笑顔に、    水滴の持つみずみずしさという最高のエッセンスを足すことによって    より作品としての完成度の高さを生み出すことが出来るんやないか!! 島田:気持ち悪いねん!! 杉本:……アカン、興奮し過ぎて鼻毛伸びてきた。 島田:どんな体質やねん!! 杉本:まだ終わりやないで!!    お前は、俺に自分自身の手で鼻毛を抜かさせるという    屈辱的な行為を強要させただけでは飽き足らへんねん!! 島田:とっくに飽きとるっちゅーねん!!    っつーか自分で自分の鼻毛を抜くのは普通やないか!! 杉本:お前は電動の鼻毛カッターを俺の鼻に押し込んで、    あろうことか、その格好で街中に出るように命令すんねん!!    俺は必死で抵抗するよ!!    「出来ません!!そんなこと!!」 島田:じゃあ、やるなや!! 杉本:でも俺はお前の命令には逆らえへんねん。    鼻毛カッターを鼻に差して、    顔見知りの多い商店街で買い物をするように命令された俺は従うしかないわけや。    俺はギリギリのミニスカにノーパンの姿で商店街に出向くわけや。 島田:ミニスカとノーパンはなんの意味があんねん!! 杉本:俺はバレへんように、必死に表情を取り繕うわけやけど、    行き交う人々はなんかあの人おかしいな?って目で見やがるねん!! 島田:そら思うわッ!!ミニスカ履いて鼻には鼻毛カッターやろうが!! 杉本:で!俺が懇意にしてる八百屋さんでや!    マンションの屋上から双眼鏡で様子を見てたお前が無線で俺に指示するねん!    「鼻毛カッターのスイッチを入れろ」    俺の顔は、血の気が引いて青ざめるわけや!!    「出来ません!それだけは許してください!」    って叫びたいねんけど、無線からの指示や!!目の前にいる八百屋の主人からしたら    そんなこと急に叫びだしたら、こいつ頭おかしいって思われるやんか!! 島田:既にみんなお前の頭がおかしいって思ってるよ!! 杉本:俺は、お前の命令に逆らえない自分自身に悔し涙を流しながら、    鼻毛カッターのスイッチ……入れてしまうわけや……。 島田:もうええねん!!悔し涙!! 杉本:ブルルルルーン!!鼻の中で震える電動鼻毛カッター!!    俺は、必死で耐えるんやけど限界に達してしまうんや!!    「お母さあああああああああんッ!!」 島田:お前はどこまでアホやねん!! 杉本:俺はもう気絶や!バターン倒れて、ミニスカートもベッローンや! 島田:下半身丸出しやないかッ!!お前ノーパンちゃうんかッ!! 杉本:……まあ、ここまでを1サイクルとして、    今度は全く同じ状況をお前に体験してもらいたいんやけど 島田:絶対に断るわッ!!ええ加減にせえッ!! 二人:ありがとうございました。 (終)
エントリーNo.015  八十八 「宇宙の神秘を垣間見た」 米:人は日々成長していくのです。 寿:どうも八十八です。せめて挨拶はして欲しかったなぁ・・・。 米:人が生きていくうえで、「無駄な一日」というのは決して無いのです。 寿:どうしたの?ねぇ。何かの宗教活動? 米:楽しい一日もあれば、苦しい一日もある。 寿:・・・ちょっと客席で見てていいですかね?隣にいられないですよ。 米:一見何も無いような一日を過ごしても、その日に食べた物や行動は後に自分の体に影響していく。そういった意味で「無駄な一日」ではないのです。 寿:ちょっとすいませんね、この席空いてますか?   あぁ、チョコアイスを椅子にこぼしちゃいましたか。それでも構いません。あの舞台の上にはいられませんからね。 米:そう・・・僕のあの一日も決して無駄なものではなかった・・・・・。 寿:すいませんね、うちの相方さんが。多分マインドコントロールの一種ですから。 米:そう・・・あの火星人と過ごした一日も決して無駄ではなかった・・・・・。 寿:・・・・・。すいません、舞台に戻りますから道あけて下さい。すいませーん。 米:そんな火星人から今日、手紙が届きまして。 寿:ちょっと米さん、何こんな所で人智を超えた何かを語ろうとしてるんですか。 米:・・・ケツにうんこついてるよ。 寿:うんこじゃない、チョコアイスだ。   え?火星人と遊んでたんですか? 米:ほら、ちょっと前に地域新聞にのってたじゃん。 寿:いや、そんな県内とか市内レベルの事件に治まってる事にもビックリですよ。   いつの話ですか? 米:1ヶ月ぐらい前ですかね?私がヒトコブラクダのコブの真ん中をへこましてフタコブラクダにするバイトをしてる時でした。 寿:どんなバイトですか、それは。 米:いや、最近天然モノのフタコブラクダが減ってるって社会現象にもなってるじゃないですか。 寿:聞いた事もないですよ。 米:それでね、そのバイトをしてる時に空から火星人がムーンサルトプレスで落ちて来たんですよ。 寿:プロレス技で? 米:火星でプロレス試合してる途中にね。ちょっと飛びすぎて宇宙に出ちゃったんだって。 寿:ちょっと宇宙の神秘を垣間見たような気がしましたよ。 米:そうして出会った僕らは、その日一日中、黒ひげ危機一髪をしてましてね。 寿:神秘的要素激減じゃないですか。何ゆえ黒ひげに走るかなぁ? 米:それ以来、黒ひげは消息不明に・・・。 寿:本来、黒ひげ海賊を助けるゲームなのにねぇ。 米:まぁ、そんな一日を過ごした友から、このたび手紙が届いたんですよ。 寿:火星からですか?文字とか違うんじゃないですか? 米:いや、黒ひげと平行して一日で日本語を完璧に叩き込んでやりましたから。 寿:随分と学習能力高いみたいですね。 米:まぁ、そのせいか随分やつれて8本あった足が6本に減ってましたけど。 寿:大惨事ですね。 米:今度、この方法をバイトに応用しようと思っているのですが。 寿:ヒトコブラクダをやつれさせてコブの真ん中をへこます・・・。まぁ物は試しですからやってみればいいかと。 米:では、火星人からの手紙を読んでみたいと思いますけれども。 寿:宜しくお願いします。 米:えーと、「拝啓、米殿。先日は余のお戯れにお付き合いいただき誠に感謝しているしだいでござる。」 寿:おぉ、何か逆ににわか仕込み感が漂ってますね。 米:「この度は、その節のお礼がしたくて在庫一掃セールを実施します。」 寿:その手紙、広告に書いてないですか? 米:みたいですね。 寿:ちゃんとした便箋使って欲しかったところですけど・・・・・って、広告に書いてある字も普通に日本語じゃなかったですか? 米:いや、これは私が地球のお土産としてプレゼントしたものですね。 寿:もっといろいろあったでしょ、あげる物。こうやって送り返されてきてるしさぁ。 米:えーと続きは・・・ここかな?「また地球の方に出血大サービスで伺いたいと思います。」 寿:混じってる混じってる。地球的にはけっこう話題になるかもしれないけどそんなサービス精神いりませんよ。 米:「その時は米さんも破産覚悟でむかえて下さい。」 寿:混じってる混じってる。どんだけ盛大に出迎えないといけないんですか。 米:そのためにバイトを頑張るしかないわけですけれども。 寿:はいはい、頑張れ頑張れ。 米:「あ、そうそう。あの時行方不明になった黒ひげさんは、火星で救出されました。」 寿:火星まで飛んで行ったんですか。宇宙の神秘を垣間見たような気がしましたよ。 米:「地球との重力の違いからかもしれませんが、今では大きくなって元気に動いておられます。」 寿:ミステリックですわ。何?重力でそうなったりするんですか? 米:今度ヒトコブラクダを火星に連れていこうと思うんですが。 寿:重力でコブの真ん中をへこます・・・まぁ物は試し。 米:「あ、そういえば最近ヒトコブラクダを火星に送り込んでくる人がたくさんいます。」 寿:先駆者がいたよ。パイオニアが。 米:「ラクダ達はみんな8本足になっています。」 寿:突然変異じゃないですか。火星人化していってるじゃないですか。 米:・・・これは憶測の話になるのですが・・・誰かが火星にタコを連れて行き、突然変異で8本足になったものが火星人と呼ばれるようになったという説は考え られませんか? 寿:タコはもともと8本足。 米:・・・ベストジーニスト賞級の発見だと思ったのに・・・。 寿:ジャンルがまるで違うじゃないですか。   もういいですから続き言ってくださいよ。 米:えーと、「これからもコジマは安さ世界一に挑戦します。」 寿:完全に広告部分じゃないですか。忘れかけてた頃合に。 米:「養殖フタコブラクダ 1980円」 寿:まぁ随分とお安い事。流石世界一。 米:・・・そんなに安く売られたらフタコブメーカーが儲からないっていうのに・・・。 寿:愚痴るな愚痴るな。確かにバイトの身としては大変だろうけど。火星人お出迎え用の費用も必要なのにね。 米:・・・ん?最後に何か書いてありますね。「この手紙があなたの所に届くころには、また地球に赴いていると思いますので宜しくお願いいたします。」だって。 寿:えっ?来てるんですかね? 米:・・・・・・・あっ。 寿:どうしました? 米:・・・・・・・あのさぁ・・・・・。 寿:はい。 米:・・・・・・・火星人ってさぁ・・・・・。 寿:はい。 米:・・・・・・・茶色くて・・・・・。 寿:・・・はい。 米:・・・・・・・例えるなら・・・・・チョコアイスみたいなものなんですよ・・・・・。 寿:・・・・・・・。 米:・・・・・・・寿さんのケツについてるのって・・・・・。 寿:これはウンコだよ。
エントリーNo.016  広田松森 「早口言葉より」 広田:広田です。 松森:松森です。 2人:広田松森です。 松森:あれだよ。早口言葉が苦手。 広田:苦手か。 松森:苦手だな。 広田:例えばどんな早口言葉が苦手なんだ? 松森:例えばこんな早口言葉が苦手なんだ。 赤巻紙 青巻紙 黄巻紙 広田:言えてない? 松森:言えてた? 広田:言えてた。 松森:じゃあ、もう1回。 広田:うん。もう1回。 松森:赤巻グァム。 広田:言えてないな。 松森:言えてないだろ? 広田:言えてないな。 グァムは赤巻かないからな。 松森:赤巻かないな。 広田:続けて。 松森:青巻グァム 広田:言えてないな。 松森:言えてないだろ? 広田:言えてないな。 グァムは青巻かないからな。 松森:青巻かないな。 広田:続けて。 松森:黄巻神 広田:イントネーションがおかしくないか? 松森:おかしいか? 広田:おかしいな。 黄巻神なんて聞いたことがないな。 松森:黄巻神を知らないか? 広田:黄巻神なんて知らないな。 松森:黄巻神は短気なんだぞ。 広田:黄巻神は短気なのか。 松森:黄巻神は短気なんだ。 信号の黄色の時間が短いのも黄巻神が短気だからだ。 広田:そうだったのか。 松森:そうだったんだ。 広田:数年来の謎が解決したよ。 でも、押しボタン信号は黄信号が点滅してるよな。 松森:あれは黄巻神がお怒りなんだ。 広田:黄巻神がお怒りなのか。 松森:黄巻神がお怒りなんだ。 だから、赤巻神と青巻神がちょっと抑え目なんだ。 我関せずなんだ。 広田:そうだったのか。 松森:そうだったんだ。 広田:数分来の謎が解決したよ。 ・・・ちょっとまて。赤巻神も青巻神もいるのか? 松森:いるんだ。 広田:いるのか。 赤巻神と青巻神はどういう役割を果たすんだ? 松森:非常に重要な役割を果たす。 広田:どんなだ? 松森:このネタのオチが、赤巻神と青巻神なんだ。 広田:成立してないな。漫才のオチとして。 松森:お前が「いい加減にしろ」って言えば成立する。 広田:そうなのか? 松森:だから、赤巻神と青巻神がオチなんだ。 広田:いい加減にしろ。 松森:ところで早口言葉なんだが・・・。 広田:お前もいい加減にしろ。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第31位(3回戦敗退)  広田松森
審査員
点数
 48  56  87  47  30 平均
点数
 53.6
[審査員の感想・コメント] ・「黄巻神」の発想はおもしろいと思うんですよ。これからもっとおもしろくなるだろうと思ってたんですよ。 なのに、そこで終わらせてしまったのはもったいないです。 ・え! ……。見終わったあとしばし絶句しましたよ。何と言うか潔いまでの実験精神ですね……。  あえてやっていることを指摘するのも無粋ですが、雰囲気が好きだったのでもう少し長く見たかったです。
エントリーNo.017  シベリア派遣部隊 「おかし祭り」 市河:どうも、子供の頃の夢は「機関車トーマスに出てくる人間」だった市河と 碓氷:「豚肉になりたい」と願った碓氷です。 市河:なんだかんだで今はこうして漫才をしているわけですが、     最近悩み事がありましてねえ。 碓氷:最近地震多いですよねー。 市河:食い違った。 碓氷:いや、地震多いでしょ? 市河:まあ、日本は地震大国と言われてるほどから。 碓氷:それで学生の頃避難訓練とかよくやったじゃん。 市河:ああ、やったね。それで何か避難の三大行為っていうのがあったね。 2人:「おさない」「かけない」「しゃべらない」 市河:ま、地方によっては真ん中が「はしらない」ってとこもありますが。 碓氷:それで、そのいわゆる「おかし」って頭文字、他の事にも役立つと思うんだよ。 市河:へー、例えば? 碓氷:学校教師の「おかし」     「教えない」「書かない」「喋らない」 市河:授業放棄!? 碓氷:あと、政治家の「おかし」     「幼い」「顔ない」「信用ない」 市河:ほとんど政治家としてあってはならない要素だな!「顔ない」に至っては動物かどうかも判断し難いぞ。 碓氷:携帯電話の「おかし」とか。     「押さない」「かけない」「喋らない」 市河:変わってないけど何かおかしい! 碓氷:他にはH2Oの「おかし」     「大人の 階段 消滅ー」 市河:永遠の子供だー。ネバーランドだー。 碓氷:ドラゴンボールの「おかし」とか。     「オッス!オラ 神取 忍!」 市河:言いそうだけども。 碓氷:「オッス!オラ 香取 慎吾!」 市河:それもありそうだけど、ドラゴンボール無関係だな。 碓氷:「オッス!オラ 叶姉妹!」 市河:それは無い!断言する。 碓氷: 妹「姉さん、勝負だ!」 市河:闘争本能剥き出し美香だ。 碓氷: 妹:「かめはめ波ー!」 市河:出せんの!? 碓氷: 姉:「ふふふ。所詮サイヤ人の力などこの程度か。」 市河:じゃあ京子は何人だっつーの。 碓氷: 姉:「かめはめ波ー!」 市河:姉も出せるの!? 碓氷:まあ姉妹喧嘩もほどほどにしろ、ってことですよね。 市河:何の話!?大分脱線したぞ。     というわけで修正するけど、最近悩み事がありまして。 碓氷:ほいほいほい。 市河:で、この間実家に帰ったんですけど、両親の仲が悪くなってて。 碓氷:倦怠期ー!ケンタッキー! 市河:それで、密かに夫婦旅行をさせてあげたいと思ってるんだよ。 碓氷:in 宇都宮。 市河:奇怪な合いの手入れるな!そして餃子しかない街に行かせてどうする? 碓氷:口臭がきつくなって帰ってくる。 市河:そんときは実家にブレスケアを箱ごと送っとくわ。     で、本題だけど、どんな旅行がいいか困ってて困ってて・・・ 碓氷:じゃあ僕がプロデュースする。 市河:あー、まあそれを期待して漫才にまで悩みを持ち込んだんだけどね。 碓氷:さっきの「おかし」を生かした旅行にしよう! 市河:何故に?ま、聞くだけ聞くけど。 碓氷:名づけて「市河家 おかし殺人事件」 市河:そんなコナンでもなさそうな糞ダサい題名やめてくれる? 碓氷:じゃあどんな旅行にするか決めて。     「温泉 海外 心霊旅行」 市河:どう考えても霊はマズイでしょ。うーん、温泉かな? 碓氷:どこに行くか決めて。     「大分 神奈川 新橋駅」 市河:駅旅行はどう考えても無いよなー。神奈川の・・・出来れば箱根で。 碓氷:じゃ、しゅっぱーつ! 市河:先が思いやられる・・・。 碓氷:旅のメンバーは    「親父と 母さんと シコースキー」 市河:いきなりだよ!何故元巨人の中継ぎが付いて来る? 碓氷:「親父の carは ショベルカー」 市河:仕事用の車でgo? 碓氷:そんなこんなで旅館に着きましたと。     「女将の 顔は シコースキー」 市河:こっちにも!? 碓氷:「女将の 体も シコースキー」 市河:完全にシコースキーじゃん!「女」将じゃないよ。 碓氷:それでいきなり温泉に行くわけですよ。ただ、     「親父は女湯に かるく 侵入」 市河:この変態親父! 碓氷:「お湯から 顔出す シコースキー」 市河:お前はそっちじゃない! 碓氷:「親父の関節キメる 神取 忍」 市河:天罰じゃー! 碓氷:「親父に向かってかめはめ波出す 叶 姉妹」 市河:何、オールスター戦!? 碓氷:で、なんとか生きて部屋に帰ってきましたと。 市河:凄い生命力だなあ。 碓氷:豪華料理が用意されてるわけですよ。     「美味しい 懐石料理 シコースキーの刺身」 市河:ホントに殺人事件がー!大体それは美味しいのか!? 碓氷:「オカンが 完食した 刺身」 市河:お袋大丈夫か? 碓氷:「お肌ツヤツヤ 顔 シワシワ」 市河:悪影響じゃん!     ってやめやめ!こんな旅行やだよ。それに親父もお袋もあんな化け物とかじゃない! 碓氷:だって、     「お前の 家族 知らないし」 市河:にしてもかけ離れ過ぎ! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第20位(準決勝敗退)  シベリア派遣部隊
審査員
点数
 88  63  61  63  43 平均
点数
 63.6
[審査員の感想・コメント] ・「大人の 階段 消滅」など前半の大喜利っぽいあたりはテンポよくネタが続いて面白かったのですが、  後半の広げ方に若干無理があったのとシコースキーなど固有名詞に頼りすぎた感があったのが惜しいです。  あと、最初のドラゴンボールで神取忍はドラゴンボールと関係ないことにツッコんでほしかったです。 ・このブロックのナンバーワンでした。フレーズ勝負の構成なのに、所々『IN宇都宮』みたいな  地味にじわじわ来るフレーズを織り交ぜられ、そのフレーズをしっかり広げている辺り良かったですね。 ・叶の姉って恭子じゃなかったっけ。気のせいかな・・・ 発想はおもしろく、シコースキー押しもよかったです。  ただ、ドラゴンボールのところなどの、おかしの分け方があまりに無理やりなのと、  奇怪な合いの手が場を冷ます以外の役割を果たしていないのが残念。
エントリーNo.018  マグネッツ 「モテたい/実況」 二人 どうも!よろしくお願いします。 吉田 よし今日もがんばっていかなきゃね。 古田 そうですね。まあ、そんなことよりですね、俺今モテたいんですよ。 吉田 へぇ〜 古田 でさ、吉田モテるだろ?今日はレクチャーしてくれよ! 吉田 わかったよ。OK!OK! 古田 じゃあ、早速お願い! 吉田 う〜ん。まず、モテるひとってのは、甘い言葉をさらっと言える人なんじゃないかな。 古田 それじゃ、どこかの幸せコンビになっちゃうから! 吉田 う〜ん。モテるひとってのは、甘い服をさらっと着る人なんじゃないかな。 古田 どんな服だよ! 吉田 限りなく薄いチョコレートの服とか? 古田 溶けちゃうだろ!だいたいそんな服どこで手に入れるんだよ!絶対ないって。 吉田 バレンタインプレゼント? 古田 誰がそんなの作るんだよ!それにまず、バレンタインプレゼントもらえるぐらい目立たなきゃ。 吉田 そっか。じゃあ、モテるひとってのは、甘い家にさらっと住む人なんじゃないかな。 古田 う〜ん。それだと、ヘンゼルとグレーテルが来る気がする。 吉田 いいじゃん。グレーテルと付き合えよ。 古田 年齢ってのがまず問題だし、親に捨てられた子と幸せになったらなおさらヘンゼルかわいそうだよ。 吉田 そっか。じゃあ、モテるひとってのは、甘いメッセージをさらっと言う人なんじゃないかな。 古田 ごめん、甘い言葉との違いがわかんないや。 吉田 そっか。じゃあ、モテるひとってのは、甘いおにぎりをさらっと作る人なんじゃないかな。 古田 中に何入ってるんだよ! 吉田 じゃあすっぱいおにぎり? 古田 腐ってるだろ!っていうかそんなんじゃモテないよ! 吉田 じゃあどんなんだったらモテるの? 古田 それを聞いてんだよ! 吉田 でも、お前だってさ、少し位こんな奴がモテるとかわかるだろ? 古田 う〜ん・・・キザな奴とか? 吉田 古いな〜いまどきキザなんか流行んないよ。 古田 じゃあどんな感じの人がモテるの? 吉田 やっぱりいまどき家事もできるような人なんかがいいと思いますよ。 古田 まあ最近は女性も働きますからね。 吉田 でも、あなた料理できないでしょう? 古田 まあ、確かに・・・ 吉田 そこで、簡単に材料を入れてレンジでチンするだけでできる簡単牛丼の素!     使い方は簡単!牛肉を入れて、具とたれを入れてかき混ぜてあとはレンジでチン! 主婦 わ〜、簡単! 男の子 わ〜い。美味しい! 吉田 新発売!レンジで牛丼!! 古田 何のCMだよ!永谷園とかで発売しそうだけど!     そしてさっきの男の子と主婦は誰だよ! 吉田 なにいってんだよ!俺ら4人でマグネッツだろ? 古田 初耳だよ!そして俺へのレクチャーはどうなったんだよ! 吉田 さあ、どうしよう? 主婦 芸人としての活動やめれば? 古田 何しに出てきた!!そのアドバイスいらん!     それと、4人でマグネッツじゃないから! 吉田 やめようか? 古田 お前までなに言ってんだよ! 吉田 俺は芸人辞めたらアナウンサーになりたいんだ。     特に実況とかしたいんですよ。 古田 そうですか。 主婦 そして女子アナと恋に落ちて・・・ 古田 まだいたのか!妄想すんな! 吉田 さあ、始まりましたサッカー中継! 古田 勝手に始まっちゃってた! 吉田 2時間目体育よりお送りします。 古田 学校の授業なの!?何でアナウンスしてるの!? 男子 早速キックオフ! 古田 授業参加してるし! 主婦 がんばってー!隆ー!! 古田 授業参観!? 吉田 今回は観客席からの歓声がすごいですね!! 古田 授業参観ならではだな。 吉田 飛び交う風船! 古田 迷惑な観客席だな!授業だぞ授業! 男子 くっそ〜ピッチャーゴロか・・・ 古田 野球になってるよ!風船が飛んでた理由も納得・・・いや、できないな。 主婦 あ、雨降ってきた。 古田 雨降ってきてる! 吉田 ここで雨が降ってまいりました。     選手たちがベンチに戻ってきております。 古田 ベンチまであるの!? 吉田 ここでここから先の放送予定の変更です。     2時間目体育は夜7時からのナイターゲームで続きを・・・ 古田 ナイターはダメだろ!子ども子ども! 吉田 3時間目家庭科が35分早く放送を開始します。 古田 いや、授業参観の教科最終的に変わっちゃったよ! 主婦 また夜来るわ。 男子 おれもそうする。 古田 さりげなくサボるな!学校はまだ続くよ! 吉田 続いては「5年家庭科 チョコの服製造法」です。     お楽しみに!     製作・編集 NHK 古田 何その教育番組!?っていうかNHKこんなふざけた放送しない!     いい加減にしろ! 四人 どうもありがとうございました!! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第35位(2回戦敗退)  マグネッツ
審査員
点数
 40  50  36  49  27 平均
点数
 40.4
[審査員の感想・コメント] ・甘いのオンパレードは良かったんですが、肝心のネタが最初のモテたいも後半の実況も話が畳まれないまま終わっていて消化不良でした。  どちらか一方のテーマに絞ってネタを広げた方がよかったと思います。 ・甘い押しは無理があるのかなあ・・・パッとはうかばないですねえ。もっと考えたらおもしろいのあるのかもしれないけど。 ただ、こういう展開にするのなら甘い押しの方がまだよかったかな。 もうちょっとスムーズな話題の転換の仕方を、いろいろな文章を読んで学んでほしいです。
エントリーNo.019  ROKI 「宇宙人」 天田:どうもROKIです!よろしくお願いします! 神部:うんだらまんだらがんだー!うんだらまんだらがんだーうがんだーとらー。 天田:うん、のっけからなに不気味な登場してくれちゃってるのかな君は。 神部:はい? 天田:はい?じゃねえよ!なんの呪文唱えてるんだって聞いてんだよ!    しかもなんか最後ウガンダトラとかなんとか言ってるしさ。    何をやらかそうとしてるんだよ。 神部:ああ、今ちょっと宇宙人をね、呼ぼうかと。    ケチャケチャケチャケチャケチャケチャチャッチャッチャ 天田:さらっととんでもない事言って当然のように戻るなよ!    ってか今度はケチャのリズムですか! 神部:ああ、これは4章ですね。全部で13章まであるんです。 天田:ロードじゃねえんだからさあ。で、なんでまた宇宙人なんぞ呼ぼうとしてるの? 神部:いやさあ、こないだ暇だったからさあ。ちょっと暇つぶしに呼んでみたのよ。 天田:暇つぶしに宇宙人呼ぶって発想も無いと思うが。 神部:したら本当に来ちゃってさあ。呪文なんか適当だったのに。 天田:早々と適当って認めちゃったよ!ってかどんだけ奇跡起こしてんだおまえは。 神部:本当になんかイカかタコかって感じなのな。多分火星人かなんかだと思うんだけどさ。 天田:へえ。で、どうしたの? 神部:来た場所が悪かったんだな。デパートの試着室で試着ついでに呼んだもんだから。 天田:待て待て待て。すると何か?お前試着室の中で怪しげな呪文唱えてたのか? 神部:そういうことになるね。もう何回店員さんに「どうされましたか?」って覗き込まれたことか。 天田:っていうか試着中に暇になるってどういう神経してんだよお前は。 神部:で、宇宙人さんもさあ、テレポーテーションって言うの?そんで来ちゃったもんだから    狭い試着室内に2人きりの状態になっちゃってさあ。 天田:気まずすぎるわそんなの! 神部:しかも試着室出たときさあ。ちょうどバーゲン始まってさあ。    もう宇宙人さん揉みくちゃにされて。 天田:踏んだり蹴ったりじゃねえかよ。 神部:まさに言葉のとおりになったね。で、その日は泣きながら帰っていった。 天田:で、お前はどうしたの? 神部:しかたないからUFOの駐車料金だけ払ってやったよ。屋上駐車場に停めてあった。 天田:また壮絶な光景だな。 神部:で、だ。今度はそういうことが無いように広い場所で呼んだんだけどさ。 天田:なんでまた2回目をおっぱじめたかなお前も。 神部:したら今度は目の前が市場でさあ。ちょうど朝一のセリの時間だよ。 天田:俺はお前の行動に底知れない悪意を感じるんだが。 神部:もうバーゲンの時の2倍以上に揉みくちゃにされてさあ。 天田:そりゃそうだろう。 神部:で、気づいたら姿が見えないのさ。どうしたのかなと思ってふと見たら    いつのまにかボロボロになったそいつがスルメと一緒にセリにかけられてんの。 天田:哀れすぎて言葉も出ないわ。 神部:仕方ないから5万円で競り落としてやったわ。 天田:お前もなに競り落としてんだよ!っていうか5万もすんのかよ宇宙人! 神部:いや、ほら入れ物が丁度良い感じの漆器だったもんで。 天田:なんでスルメイカがそんな高級感あふれる容器に入れられてるんだよ!! 神部:とりあえずUFOまで肩貸してあげたよ。    もうすげえうつろな顔してた。 天田:お前なんかに呼ばれて宇宙人も災難だっただろうよ。 神部:なんかUFOに思いっきりスプレーでラクガキされてたよ。    でっかいドラ焼きみたいになってた。 天田:たしかに似てなくも無いけど! 神部:で、何か悟ったような諦めたような顔で帰ってったね。 天田:そこまでの仕打ちしといて今日また呼ぶつもりなのかお前は。 神部:うん。昨日俺のケータイに「もう勘弁してください(泣)」って送られてきたけど。 天田:宇宙人メールできるんだ!っていうかもうとことん追い込まれてるじゃねえか! 神部:許してやらねえよ。 天田:お前鬼畜だな。 神部:で、だ。いつもならそろそろくるはずなんだけど。 天田:今来られても困るけどね。 神部:まさか拒否られたかなあ。 天田:まあ、そりゃ拒否る気持ちも分かるわ。 神部:UFOまで送ったときにちょっとライターで炙って1口かじったこと根に持ってるのかなあ。 天田:そりゃあたりめぇだよ!何しちゃってんだよお前もよ! 神部:いや、本当にイカみたいな味するのかなあって思って。    意外といけたぞ。 天田:とことん恐ろしいなお前。 神部:ん?・・・あっ。 天田:どうした? 神部:あそこの照明のところに引っかかって炙られてる。 天田:え?あっ!ほんとだ! 神部:さて、じゃあもう少したったらまた味見を。マヨネーズあったかな。 天田:もう帰してやれよ!いいかげんにしろ。 2人:どうもありがとうございました!
エントリーNo.020  KOYOMI 「脚本」 2人「はいどうも〜。」 睦月「めくれ笑いのカレンダー、」 如月「KOYOMIです。よろしくお願いします。」 睦月「ガンバっていきましょ〜。」 如月「最近さぁ、思うんだけど、芸人さんのドラマ出演が増えてきたよね。」 睦月「そうだねぇ。」 如月「そういうの見てると、やっぱり自分も出てみたいとか思ったりして。」 睦月「だったら私にまきゃしぇなしゃい!」 如月「・・・『まかせなさい』を噛むような人にまかせたくない。」 睦月「え〜、せっかく今度の新作ドラマの脚本持って来たのに。」 如月「そんなモノ、アンタみたいな若造がどうやって入手したのよ。」 睦月「だって、私が書いたんだもん。」 如月「ソレって、新作ドラマの可能性0%だよね。」 睦月「いや、なるかもしれないよ?」 如月「だって、アンタの書いたストーリーでしょ?期待が持てないもん。」 睦月「ストーリーには自信あるよ〜。」 如月「どんなドラマなのよ。」 睦月「コレはね、監禁についてのドラマなんだ。」 如月「ほら、もうすでに大丈夫じゃない雰囲気がにじみ出てるよ。」 睦月「大丈夫だよ、感動作だから。とにかく聞くだけ聞いてみてよ。ソレから新ドラマにするかどうか決めればいいし。」 如月「いや、私が決めるワケじゃないんだけども。」 睦月「最初はとある倉庫みたいなトコロから始まるんだ。」 如月「んで、勝手に始めるワケね。」 睦月「『ちょっと!離しなさいよ!』     『何?お前、どんな自分がどんな状況に置かれてるのか分かってるのか?』     と言って女性の胸ぐらを掴む犯人。     『・・・くっ。』     『今、お前は監禁されてるんだ。それも、オレの知り合いの豆腐屋の小屋にな。』 如月「場所バラしちゃってるじゃん。ってか場所のセンス悪いよ。」 睦月「『オラ!早く教えやがれ。』」 如月「あぁ、この女の人がなんか隠し事してるってことね。」 睦月「『イヤよ!このウチに代々伝わる「おいしいハンバーグのレシピ」は絶対に渡さない!』」 如月「・・・ゴメン、この時点でこのドラマのストーリーに希望を見出せないんだけど。」 睦月「まぁ、そんなコト言わないで、とりあえず聞いてよ。     そして犯人はおもむろにポケットに手を突っ込む。     『ほぅ、コレを見てもまだ強気でいられるかな?・・・あれ・・・?』」 如月「ん?」 睦月「『やっべぇ!ピストルがねぇ!家出るときに玄関においてきちまったかなぁ・・・。』」 如月「そんな大事なモノ、なに上履き感覚で忘れてるのよ。」 睦月「そして犯人はポケットからケータイを取り出す。     『もしもし?お母さん?玄関とかにピストル忘れてない?』」 如月「うわぁ、ストーリーが音を立てて壊れていくね。」 睦月「『えっ?無い!?しかも、オレちゃんと家出るトキ持ってたって?     じゃあ何?どっかに落としたんかなぁ・・・。うん、わかった。じゃ。』     『え?ピストル落としたんですか?大変ですねぇ・・・』心配する女性。」 如月「なんで被害者も心配してんのよ。」 睦月「その時!小屋の入り口のドアが勢いよく開けられた。     『警察だ!』」 如月「え、もう事件解決するの。ストーリー性ゼロじゃん。」 睦月「いやいや〜まだ続くって。まぁ聞いててよ。    犯人は警官に向かってこう言い放った。」 如月「なんて?」 睦月「『すいません、ピストル落としちゃったんですけど、どっかで見かけませんでした?』」 如月「警察官にそんなコト聞くなんてあっぱれなヤツね。」 睦月「『あぁ、コレですか?』ピストルを差し出す警官。」 如月「あるの!?ってか素直に渡してるし。」 睦月「『助かりました!コレで安心して脅迫できます。』と全身全霊お礼を言う犯人。     『そうですかそうですか、ソレは良かったですね。』と言って微笑む警官。     『本当に助かりました』とお礼を言う女性。」 如月「何?この非日常的イベントは。」 睦月「そして、警官は去っていった。」 如月「職務放棄もはなはだしいよ。」 睦月「『オラ!さっさとレシピ教えやがれ!』『イヤよ!』」 如月「リカバリー・・・出来たって言えるのかな。」 睦月「『このピストルがニセモンだと思ってんだろ?じゃあ撃ってやるよ!』     犯人が引き金を引いたそのとき!」 如月「今度はなによ。」 睦月「なんと!弾が出なかったのである。」 如月「・・・なにソレ。」 睦月「女性は男に向かってこういった。     『その弾丸ってドコで買ったんですか?』     男は『え?ジャスコの火曜市ですけど。』と答えた。」 如月「アンタの中でのジャスコってどんな位置づけなのよ。」 睦月「『ソレだったら合わないんですよ。二丁目のローソンで売ってるヤツならちょうどよかったハズですよ。』と親切に教える女性。」 如月「親切とか以前にさぁ、なんでこの女性はピストルに詳しいワケ?」 睦月「『そうか・・・、じゃあ買ってきてくれ。』と自分のサイフを差し出す犯人。」 如月「さっきからさぁ、この犯人は他人のコトを信用しすぎだと思うんだけど。」 睦月「そして10分後、女性はローソンの袋を下げて帰ってきた。」 如月「女もなんでこのビッグチャンスを活用しないのよ。」 睦月「『はい、コレが弾です。あと・・・。』そういって氷を差し出す女性。」 如月「アタマを冷やせ。ってコト?だったらアンタ自身も冷やした方がいいと思う。」 睦月「『コレは・・・?』『オナカすいてると思って。』」 如月「いや、そう思ったならもうちょっとマシなモノ買って来なさいよ。何その不可解なやさしさは。」 睦月「『あ・・・ありがと。』男はテレながら氷に噛り付いた。」 如月「ココでテレビつけたヒトは何かと思うだろうね。」 睦月「ソレから数ヵ月後。」 如月「え?全然煮え切らないままなんだけど。」 睦月「『ほら、朝だよ!朝ごはん出来てるからちゃっちゃと食べて!』『わかった、今起きるから待ってろ。』」 如月「何?斬新な展開過ぎて付いていけないんだけど。」 睦月「2人はアレからそのまま同棲を始めた。」 如月「氷きっかけで愛情でも芽生えたの?ってか人の倉庫で生活してるけどいいの?」 睦月「『今日の朝ごはんは北京ダックよ』」 如月「朝からヘビーすぎる。」 睦月「『ゴメン、いらないわ。』『・・・どうして?』『オレ・・・・・・自首しようと思うんだ。』」 如月「おぉ、急展開ね。」 睦月「『お前のやさしさに触れて分かったんだ。やっぱり悪いコトはよくない。』」 如月「よっぽど愛がない環境で育ったんだろうね。」 睦月「『・・・今更そんなコトいいじゃない・・・。』『いや、俺は罪を償う。そして、出所したら・・・。結婚しよう。』」 如月「特殊なケースのプロポーズ方法だね。」 睦月「女性はゆっくりうなづいた。それから、彼女はずっと待ち続けた。」 如月「どこにほれ込んだんだか・・。」 睦月「そして、出所の日。彼女は刑務所へと向かった。ソコへちょうど出てきた男。」 如月「感動のご対面ってワケね」 睦月「そして、男はこういった。     『あ、オレお世話になったこの弁護士の人と結婚するから。』」 如月「待って待って待って!」 睦月「はいはいはい。」 如月「アンタも3回言わないの。ってかソレより思いっきり裏切られてるじゃん。」 睦月「最後のどんでん返しがドラマの醍醐味でしょ。」 如月「悪い方へ裏切ってどうするのよ、いいかげんにしなさい。」 睦月「以上、アナタを笑わす、」 如月「1年間。」 睦月「KOYOMIでした〜。」 如月「ありがとうございました。」 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第23位(3回戦敗退)  KOYOMI
審査員
点数
 55  76  58  33  77 平均
点数
 59.8
[審査員の感想・コメント] ・正統派の漫才でしっかりと作れていますね。ここは相変わらずツッコミのフレーズが面白い。  どちらかというとベタなボケが多いですが、ツッコミで上手く笑いを膨らませています。  オチがややしまらなかったのと、そういうボケとはいえ中盤の展開が支離滅裂気味だったのがもったいないですが十分面白かったです。 ・ピストルのところはよかったなあ。ジャスコ、ローソンなどのさりげない固有名詞がツボでした。  ただ、その他のストーリーが普通にありそうなんだよなあ・・・
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