予選 Dブロック



審査については、事前に募集した審査員のみしかできませんのでご了承下さい。
参加者のネタを、0〜100の100点満点制で審査していただきたいと思います。



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エントリーNo.031  ひろたか 「未来で発掘」 広川:どうも、ひろたかです!よろしくお願いいたします! 高田:いやぁ、時代は世紀末な訳ですけれども。 広川:登場早々何言ってるんだよ!もう2006年だぞ? 高田:だから、平成2006年でしょ? 広川:違う!根本的に間違ってる! 高田:西暦に直すと3994年。 広川:確かに40世紀の終わり頃になってるけど、それでも違うから! 高田:しかし40世紀にもなると日本はどうなってるんでしょうねぇ。 広川:聞いてないよオイ!でもまぁ確かに、あんまり予測つかないよなぁ。 高田:俺が思うに、現代の文化が発掘されたりすると思うんですよ。 広川:あーなるほど。今でも大昔の遺跡とか発掘したりするようにね。 高田:そこで、どんなものが発掘されるのかをちょっと考えてみました。 広川:ほほう、例えば? 高田:マクドナルド。 広川:マクドナルド!?あー、でもまぁ現代の文化っぽいな。 高田:笑ってる店員のミイラが発見されて、未来にもスマイル0円の文化が。 広川:伝わるかよ!だいたい、そんなところから遺体出てくんなよ! 高田:で、ローソンも発掘されるんですよ。 広川:なるほど、ローソンみたいなコンビニも多いよな。 高田:1店舗につき数個ずつ牛乳瓶が発見される。 広川:いや、それ看板に描かれてるだけだろ! 高田:サンクスからは帽子と靴が。 広川:それも看板の絵だ! 高田:他にもデニーズとか吉野家とか・・・ 広川:全国チェーンばっかりじゃないか!他のものも発掘してくれ! 高田:そうそう、携帯電話もたくさん発掘されるんですよ。 広川:あー、現代のアイテムが発掘されたって感じだね。 高田:ここから推測するに、携帯で連絡とり合ったから人数の少ない織田軍でも今川軍を破れたんじゃないかと。 広川:時代が違う!500年くらいズレてるよ! 高田:最初に携帯使ったのは武田軍を破った時だっけ? 広川:それは鉄砲だ!携帯はまだ出来てない! 高田:その後も家臣割引とか設定して見事天下統一した、と。 広川:割引とかいらねーよ!信長は携帯会社の社長か! 高田:でも本能寺は電波が届かなかったから焼き討ちされちゃったんですよ。 広川:本能寺だけ圏外かよ!天下統一したんだったら本能寺にも電線引いとけよ! 高田:あと、ヒット曲のCDなんかも発掘して、それを何とか再生してみたりすると思うんですよ。 広川:あーなるほどね。 高田:再生してみましょうか。例えば、これはディズニーの曲なんですけど、 広川:・・・ディズニー? 高田:『♪ぼっくらーの ぼっくらーの 摂政はー』 広川:摂政て!そこはリーダーだろ! 高田:これ、「ミッチーナーガマーチ」って言うんですけど。 広川:藤原道長かよ! 高田:ほら、当時の貴族ヒマだったから歌とか作ってたじゃん。 広川:それは歌と言っても短歌とかの方だ!やっぱり時代がおかしいし! 高田:ディズニー以外にもありますよ。松浦亜弥の「ね〜ゑ?」とか。 広川:「え」の字がおかしいだろ! 高田:『♪迷うなぁ 妹子なの 馬子なの どっちが・・・』 広川:再生しなくていい!また時代おかしいし、替え歌も微妙だよ! 高田:そうそう、ロボットなんかも発掘されるでしょうね。 広川:あー、今は最新技術だけど、40世紀にもなれば逆にロボットなんて無いかもしれないしね。 高田:青いタヌキ型のやつとかが発掘されてね。 広川:ドラえもんかよ!まぁ、確かにあれも22世紀のロボットだけど。 高田:ふむ・・・これは時代的に見て、縄文式ドラですね。 広川:何なんだよ縄文式ドラって!そしてやっぱり年代間違ってるよ! 高田:「ドラえもーん、またマンモスにいじめられたよー。」 広川:そんなストーリーあるか!ってかマンモスから逃げてきたのび太もすげーよ! 高田:あとそうそう、現代の歴史の教科書とかも発掘されるんですよ。 広川:・・・それ読んでさっきまでのデタラメな歴史修正してくれ。 高田:じゃあちょっと読んでみるか・・・・・・ふむ、エロ時代。 広川:江戸時代だろ!変な事言うな! 高田:あるところにおじいさんとおばあさんが・・・ 広川:昔話は載ってないだろ! 高田:おお、聖徳太子には耳が10個ついてたのか。 広川:ついてない!10人の話を同時に聞けたってだけだ! 高田:ん、織田信長にはアンテナが生えてたのか。 広川:ちょんまげだろ! 高田:なるほど、このアンテナを通じて携帯から受信・・・ 広川:してない!だからその時代に携帯はなかったんだってば! 高田:・・・それにしても昔の人はみんな鼻毛生やして耳血出してるんだなぁ。 広川:ってイタズラ書きじゃないかそれ!その教科書を使ってた生徒のイタズラ書きだよ!    耳もアンテナもそういうことだったのか・・・よりによってそんなヤツの教科書を発掘しちゃうなんて! 高田:あ、縄文式ドラにも耳がイタズラ書きされてる。 広川:また縄文式ドラか! 高田:ん、でも弥生式ドラにはちゃんと耳生えてるんだな。 広川:弥生式まであるのかよ! 高田:なるほど、高床式倉庫が出来てネズミを防げたから耳を・・・ 広川:齧られなくてすんだ、とかそんなのいいんだよ!さっきから全部デタラメじゃないか! 高田:「ドラえもーん、スネ夫が稲作技術を自慢してくるよー。」 広川:だからそんなストーリーあるか!もういいよ! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第14位(準決勝敗退)  ひろたか
審査員
点数
 75  50  70  89 平均
点数
 71.0
[審査員の感想・コメント] ・よく考えられていて、うまいなあと思います。ただ、ほとんどのボケが単発なので、爆発力には限界があるかなと。 ・設定はすごく面白かったのですが、戦国など過去の時代に2006年現在のものを足していくというネタが多く、  せっかくの設定を生かせていなくてもったいなかったです。例えばですが、フリの段階で読めるドラえもんのくだりは削って、  前半にやったような現代のものを未来の人が発掘したらなにが残っているのかや、イタズラ書きのように遺跡にのこされたものを  どう解釈するのかといったボケの方が面白かったので、そこを広げた方がよかったと思います。  あと、記憶違いなら申し訳ないですが、最初に鉄砲を使ったのは織田信長では?
エントリーNo.032  粘着力もてあまし 「平熱先輩とデジタル体温計(こいつは後輩)」 平熱先輩 「どうもー。粘着力もてあましです!」 体温亭忠太「先着!もてあましです!」 平熱先輩 「そうだな、先着10名様は最高のお客様・・何の話だよまったく」 体温亭忠太「宜しくお願いします」 平熱先輩 「僕ら元々同じ学校で仲が良かったわけでね」 体温亭忠太「僕が後輩」 平熱先輩 「僕が先輩で」 体温亭忠太「目をつぶれば懐かしいあの日々が今・・」 平熱先輩 「どうした急に」 体温亭忠太「目をつぶれば懐かしいあの日々が今・・」 平熱先輩 「今・・・」 体温亭忠太「・・・」 平熱先輩 「・・・」 体温亭忠太「蘇ります!」 平熱先輩 「お、おう!」 体温亭忠太「はっくしゅん!」 平熱先輩 「頼むから、緊張感持ってくれ!」 キーンコーンカーンコーン。(朝・学校玄関口にて) 体温亭忠太「おはようございます!36.5度先輩!」 平熱先輩 「おう、誰かと思えば体温亭忠太じゃねーか。調子はどうだ?」 体温亭忠太「おかげさまで!先輩は相変わらずの平熱っぷりすね!うっひひひー!」 平熱先輩 「おうおう、あまり大きな声出すんじゃねーよ、体温上がるだろうがよ」 体温亭忠太「ごめんなさい!37.5度先輩!」 平熱先輩 「すでに1度あがってんじゃねーかよおい。勘弁してくれよまったく」 体温亭忠太「先輩!ちゃんと朝ごはん食べてきましたかー?」 平熱先輩 「え?ああ、食べたよ。お前はどうして朝からテンション高いんだよ。暑苦しい」 体温亭忠太「麻婆豆腐、食べたっす!!」 平熱先輩 「別に聞いてねーよ。だからどうした」 体温亭忠太「ぴ、ピリ辛でした・・」 平熱先輩 「答えなくていいんだよそんなもんは。そんなことより授業遅れるぞ」 体温亭忠太「待ってください!自分の学ラン見てください!ボタンの数が1、2、3・・(青空を指差しながら)」 平熱先輩 「どこ数えてるんだよ。夜空に浮かぶ星を数えて・・朝だぞ!」 体温亭忠太「3!・・2!・・1!・・やっぱり、自分ブレザー派ですわ」 平熱先輩 「何のカウントダウンだよ。ブレザーだとしてもボタンはあるだろ」 体温亭忠太「3つくらいありますよ!」 平熱先輩 「そうだろ、3つくらいあるだろうが」 体温亭忠太「そうですよ!ボタン四天王の降臨ですよ!」 平熱先輩 「1つ足りないじゃねーか」 体温亭忠太「おかしいな。ボタン四天王を数え直します!1つ、2つ、3つ・・4つ(先輩を指差しながら)」 平熱先輩 「誰がボタンだコラ」 体温亭忠太「違います!ボタン四天王です!崇められる存在なのです!」 平熱先輩 「そうか、とりあえず、ありがとう!」 体温亭忠太「そんな先輩は何を着てるんですか」 平熱先輩 「浴衣だよ」 体温亭忠太「浴衣ですか!?」 平熱先輩 「涼しいからいいんだよ。ちゃんと生徒手帳も持ってるし平気だろ」 体温亭忠太「36.5度先輩は本当に自由っすねえ」 平熱先輩 「だからこそ平熱を保ってるんだよな」 体温亭忠太「なるほどっ。キュッキュッ」 平熱先輩 「何しやがんだ忠太!浴衣の帯に音符を書くな!確かに横線が入ってるけど!」 体温亭忠太「ドドレミララファ・・」 平熱先輩 「人の浴衣で勝手なメロディーを奏でるんじゃないよ!」 体温亭忠太「先輩静かに!ただ今演奏中ですから」 平熱先輩 「そうか、邪魔してごめんね!」 体温帝忠太「ドドレミララ・・打楽器!打楽器!」 平熱先輩 「あ、やっぱりうるさいわ。やめて。とめて」 体温亭忠太「お気に召しませんでしたか。優雅なモーニングサービス」 平熱先輩 「打楽器!とか口で言ってる時点で騒音だろ」 体温亭忠太「第1回モーニングサービスは大失敗に終わりました!一同、礼!」 平熱先輩 「一同じゃなくてお前の単独犯だろ!勝手に変な団体作らないでくれー!」 体温亭忠太「すみません。自分、はしゃぎすぎましたね。おとなしく水鉄砲でもやってます。ピュッピュッ(先輩に向けて撃つ)」 平熱先輩 「冷たいよ!」 体温亭忠太「冷水でした。失礼いたしましたークネクネ」 平熱先輩 「ヘラヘラしてる場合か!早く教室行かなくちゃ授業に間に合わん!」 体温亭忠太「あ、自分、今日は休みっす!」 平熱先輩 「ズコーッ!俺、完全にお前に振り回されとるぅー!」 体温亭忠太「あ、先輩も今日休みっすよ!」 平熱先輩 「え?俺も休み?何で?」 体温亭忠太「体温計を見てくださいよ」 平熱先輩 「体温計?ああ、なるほどね、39.5度かぁ・・。常人じゃぶっ倒れてる体温だねやかましいわ!」 体温亭忠太「先輩には・・・・・・絶対安静を言い渡す!」 平熱先輩「う〜ん、お前のせいで体温上昇!いいかげんにしろ」 ベニヤ板でもおでこにペタリ!粘着力もてあましでしたっ。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第32位(3回戦敗退)  粘着力もてあまし
審査員
点数
 46  65  53  67  18 平均
点数
 49.8
[審査員の感想・コメント] ・おもしろいものが出てきそうな雰囲気は漂っていますが、どうにも置いていかれたという感が否めません。  テンションの上げかたが若干急だったかも。 ・これは天然なのか計算なのか……。  最初のうちはひどいなあと思って読んでいたけれどいつの間にか、ヘタウマなネタ運びに微妙にはまっていました。  書き方にまずいところもありますが、変に上手く書こうとするとこの味が消えてしまうと思うので難しいところですね……。  このまま独自の発想と技術両方を伸ばしてくれるとありがたいです。
エントリーNo.033  神風とくやこうや 「運動会」 とくや「おばんです、神風とくやです!」 こうや「神風こうやです!」 二人「とくやこうやです。よろしくおねがいします!」 とくや「いやあ、僕らもですね、いよいよ30歳ですよ。」 こうや「そうそう。今年で30歳なんですよ。」 とくや「もうね、こういう歳になるとね、昔が懐かしくなるんだよね。」 こうや「そうそう。ペリーが黒船に乗ってやってきてね・・・」 とくや「昔過ぎるだろ!それは明らかに前世の話だな!」 こうや「ゴッホがひまわりの絵を描いてたね・・・」 とくや「今度は国も違うし!」 こうや「懐かしいなあ・・・昨日食べたたらこパスタ・・・」 とくや「お前の記憶がハチャメチャすぎてついていけません!・・・おれがついていける話題にして!」 こうや「じゃあたらこパスタの話題で・・・」 とくや「ちょっと前におれから出した『昔が懐かしい』って話題を捨てないでくれ!」 こうや「あ、『昔が懐かしい』ね?」 とくや「そう!やっぱり、自分らで昔とくれば小学生とかのころだね。」 こうや「そうそう。いろいろな行事があったね。」 とくや「一番はやっぱり運動会かな?」 こうや「俺も!小学校のころの思い出ベスト10中7位を除いて全部運動入ってくるくらいだよ。」 とくや「それもすげぇな・・・つーか、7位は何だったのか気になるな。何の思い出だったの?」 こうや「・・・体育館の天井にバレーボールはさめた。」 とくや「お前がやったのか!初めて見たよ天井にボールはさめた奴!」 こうや「運動会の昼休みにこっそり体育館に入って・・・」 とくや「結局運動会か!・・・ま、それだけ運動会というのはふりかえるたくさん思い出があるんですよ。」 こうや「そうそう。もう始まる時からわくわくだよ。」 とくや「ああ、朝に花火みたいなのが『ドン!ドン!』となってね。」 こうや「そう。『プログラム1番、保護者による場所取りです。』」 とくや「そっから!?」 こうや「あれだって一つの勝負だよ。」 とくや「いや、メインは子どもたちだから。最初っから親が目立ってどうするんだよ。」 こうや「『プログラム2番、全校児童による開会式です。』」 とくや「それはプログラムに入れるな!つーか、最初それだろ!」 こうや「それからまず各学年の短距離走だよな。」 とくや「そうそう。『続きまして、1年生による、50mm走です。』」 こうや「mが一個多い!短ぇよ!5cmしかないだろ!『よーい、ドン!』で即効終わるよ!」 とくや「時間短縮をねらって・・・」 こうや「そんな短縮いらないよ!・・・あと、綱引きとかね。」 とくや「そうそう。後ろの奴とかさ、腰に綱を巻いてるんだよね。」 こうや「力入るんだよな。」 とくや「あと、負けたチームはその綱を両手にまわして連行されて退場・・・」 こうや「それはない!何で逮捕されて戻るんだ!」 とくや「負けた罰ゲーム・・・」 こうや「教育上よくない!・・・それから、玉入れ。」 とくや「そうそう、ネコを一生懸命投げて・・・」 こうや「その『タマ』じゃねーよ!動物愛護協会にけんか売るのか!」 とくや「いや、むしろ黒船に・・・」 こうや「撃たれて来い!・・・それから、楽しみだったのは昼の弁当ね。」 とくや「そうそう。お母さんがたくさん作ってきてくれてね・・・」 こうや「はい、とくや。おむすびよ。」 とくや「わーい、中身は何かな?」 こうや「たらこパスタ。」 とくや「おかしい!たらこだけでいいのになぜさらに炭水化物を入れた!?」 こうや「あとサンドイッチもあるわよ。」 とくや「米もあるのにパン!?」 こうや「中はたらこパスタよ。」 とくや「何で!?」 こうや「あと、あなたの大好きなから揚げ。」 とくや「やったー!」 こうや「たらこパスタの。」 とくや「おかしい!!どうやってから揚げにした!」 こうや「あと、やっぱり運動会の花形はリレーだよな。」 とくや「たらこパスタフルコースほったらかしかよ!」 こうや「代表に選ばれるのってかなりの難関だから、あこがれるんだよな・・・」 とくや「まあな、俺は足遅かったから選ばれることなかったけど、やっぱりリレーの選手にあこがれたよな・・・」 こうや「アンカーなんて、たすきつけてさ、もう全校の大注目浴びてさ・・・」 とくや「そう、そして第3中継所のいる次のランナーに・・・」 こうや「そいつアンカーじゃねぇ!第2走者だし!しかも『中継所』って、駅伝になってるし!」 とくや「いや、たすきつけて・・・」 こうや「ここではアンカー限定にしてくれ!距離も短く、学校のグラウンドでできるようにしてくれ!」 とくや「大体リレーで紅白の決着がつくんだよな。」 こうや「まあな・・・そして閉会式でどっちが勝ったか発表されて・・・」 とくや「勝った方は大喜び!」 こうや「そうそうそう。」 とくや「そして負けた方は、綱を両手にまわして連行されて退場・・・」 こうや「しねーよ!逮捕されねーよ!」 とくや「そして優勝商品は、たらこパスタ1年分・・・」 こうや「じゃかーしい!もうやめんべ!」 二人「とくやこうやでした。どうもありがとうございました!」 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第14位(準決勝敗退)  神風とくやこうや
審査員
点数
 80  82  64  69  60 平均
点数
 71.0
[審査員の感想・コメント] ・狙ったところは外しませんね。たらこパスタの畳みかけが面白かったです。ただ、欲を言えばもうすこし爆発があればなと。 ・よく言えば安定、悪く言えば無難。  無理のないボケばかりなので安心して読めるんですが、その代わりに目新しさもなかったですね。
エントリーNo.034  ブライアン・メイ 「オシャレ・結婚のスピーチ」 ブラ:どうもブライアン・メイです。 メイ:よろしくお願いします。 ブラ:最近ぼくオシャレするのが好きでして。 メイ:ほう。そういうの自分で言う人はあんまり居ないですけど。 ブラ:自分なりの格好良さを追求してるわけですよ。 メイ:例えばどんなですか? ブラ:まず服装ですかね。普段着なんかは、下がローライズジーンズに メイ:あぁ今流行ってますからね。 ブラ:上がピンクのスーツです。 メイ:きもちわりっ!なんでそんな何でも台無しにする魔法のピンクスーツを着ちゃうか! ブラ:ピンクだめ? メイ:ヒンクだめっていうかスーツだめ。下ローライズ穿いてるんですから合わせて。 ブラ:じゃあ下もスーツだ。 メイ:もう普通の会社員だね。 ブラ:もうそれでいいや。 メイ:オシャレさ求めろよ! ブラ:うっせえデブ!俺のオシャレは服装じゃねんだよ! メイ:じゃあ何がオシャレなんだよ。あとデブじゃねーよ。 ブラ:例えばな?俺いつもウエストポーチにボルヴィック入れて持ち歩いてるんだよ。 メイ:・・・・・・? ブラ:な? メイ:なにが!?別にボルヴィックはオシャレじゃねーよ! ブラ:インテリっぽいだろうが! メイ:スポーツ選手っぽいよ!それもテニスとか! ブラ:でも、でもだよ?休日には近所の市民プールいっぱいにボルヴィックを入れて、   その上に浮かんだホバークラフトで一人でオセロ・・・ メイ:オシャレ云々以前の問題だろ。終盤すげぇ暗いし。 ブラ:だめかなぁ・・・ メイ:だめだよそんなモーターで動くようなボート市民プールに浮かべたら。 ブラ:ワイルドじゃん。 メイ:常軌を逸して頭悪い人ぐらいにしか思われないと思うけど。 ブラ:いやでもさ、ポーチにボルヴィックはポイント高いって! メイ:でもお前普段着スーツって事になってるから、そこにポーチはクソダサいよ。てかポーチがちょっとダサい。 ブラ:じゃあもうオシャレじゃなくていいや。話は変わりますけども好きなアイドルっています? メイ:なんて自分勝手だろうか・・・まぁ僕はしょこたんが好きですかね。 ブラ:あぁ、あのオウム真理教の・・・ メイ:麻原しょうこうたんじゃねーよ!アイドルでもねーし! ブラ:僕はあれが好きなんですよ。熊田・・・ メイ:あぁ。グラビアの ブラ:薫 メイ:薫!?熊田薫!?ブタゴリラの本名だろ!? ブラ:そうだよ。へぇー今グラビアとかやってんだ。 メイ:やってないよ!アイドルを言えよ! ブラ:もぐらゆうこ。 メイ:居ないよそんなアイドル!何だ!ゆうこりんがモグラの格好で・・・あ、ちょっとかわいい・・・ ブラ:まぁそんな事は関係ないんですが、 メイ:待てよ!オイ!勝手すぎるぞ! ブラ:うるせぇゲジゲジ!すっこんでろ! メイ:ひどくね!? ブラ:結婚式のスピーチとかでよく「三匹の子豚」の話とかするじゃないですか。 メイ:聞いたこと無いよ!「三つの袋」とか「三本の木」とかだろ?   何で結婚式でレンガの家がどうとか言ってんだよ。 ブラ:僕知り合いに友人代表のスピーチ頼まれたんでそういうの言わないといけないんですけど、   ベタなやつじゃなくて自分で作ったやつを言いたいんですよ。 メイ:なるほど。 ブラ:で、いくつか作ってきてあるんで、上手い事言えてるかどうか判定する係になってくれません? メイ:係ですか。 ブラ:もう係はそれと新聞係しか残ってないですから。 メイ:小学校の係決めじゃないんだから。 ブラ:まだ係入ってない奴ー!・・・手挙げてない奴いるだろー! メイ:いいよもう。早く上手い事言えよ。 ブラ:えー、結婚生活において大切な、三本の木というものがございます。 メイ:まぁベタなやつですと「正直・やる気・元気 植えてはならない木で、浮気」とかですよね。 ブラ:やる気・元気・いわき メイ:井脇ノブ子議員のキャッチフレーズじゃねーかよ! ブラ:あ、間違えた。 メイ:そうでしょう。 ブラ:植えてはならない木という物がございます、いわき。 メイ:いやまぁ植えちゃだめだけどさぁ・・・ ブラ:じゃあ、ヤる気・勇気・鈍器 メイ:事件!?殺人事件の匂いがするよ!もっと他の無いの? ブラ:えー、結婚生活において大切な三つの袋というものがございます。 メイ:定番だと、「給料袋・堪忍袋・お袋」みたいな感じですね。 ブラ:給食袋・体操着・古ぼけた教室・・・ メイ:何そのノスタルジックな感じ! ブラ:あの頃に戻りたいなぁ・・・ メイ:袋でもねーし。やりなおしです。 ブラ:えー、頬袋・・・ メイ:ハムスター!? ブラ:大好きなのは・・・ヒマワリのタネ・・・ メイ:とっとこハム太郎じゃねーか! ブラ:ダイスキナノハ・・・ヒマワリノタネ・・・ メイ:なんで壊れたロボットみたいになってんだよ。袋を言えよ! ブラ:・・・あっ、巾着袋! メイ:露骨に思いついたように言うな。まぁ給料袋みたいなもんだから良しとしよう。あと2つは? ブラ:えー・・・巾着袋!・・・大根!ちくわ! メイ:おでんじゃねーか! ブラ:おでんのようにいつまでもアツアツの二人であって欲しいですね。 メイ:五流!全然上手くねーよ!おでんいつまでもアツアツじゃねーし。 ブラ:いいよもう給食袋・頬袋・巾着袋で! メイ:意味わかんねえよ!あとさっきから妥協しすぎだよ! ブラ:給食袋いっぱいのおでんの中から巾着袋を取り、頬袋の押し込む・・・ メイ:やめてやれよ!ハムスターが気の毒だよ。 ブラ:じゃあやる気・元気・いわきでいいよ。 メイ:なんでだよ。 ブラ:俺ピンクのスーツ持ってるし。 メイ:モノマネみたいになっちゃうだろ! ブラ:ダメだ・・・下ジーパンしか持ってない・・・ メイ:スーツ上だけ買うなよ!いいかげんにしろ! ブラ:以上ブライアン・メイでした! メイ:ありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第30位(3回戦敗退)  ブライアン・メイ
審査員
点数
 74  71  35  53  42 平均
点数
 55.0
[審査員の感想・コメント] ・話題のつなぎが強引なのと前半が低調だったのは気になりますが、後半から一気に盛り返して面白かったです。  ピンクのスーツが伏線だったのはうまいですね。 ・話を広げられていない感。場があたたまらないうちに次の話題に行ってしまっているので、結局煮え切らない印象を受けました。
エントリーNo.035  言霊連盟 「誘拐」 槍沢:はいどうも、言霊連盟です。 栃城:いやあ、実は俺、さっき小学生を誘拐してきたんだけどさ。 槍沢:何してるんだよ! 栃城:どうやって人質の家族と身代金の交渉をしたらいいかわからないんだよね。 槍沢:まず、警察に自首しにいけ。 栃城:で、ちょっと電話を使った身代金交渉の練習したいんで付き合ってもらえますか? 槍沢:そんなことよりも、まずはすぐに子供を解放して、警察に……。 栃城:プルルルル〜 プルルルル〜 槍沢:無視ですか? わかりましたよ。ガチャ。もしもし。 栃城:お宅のお子さんは預かった。 槍沢:な、なに? 本当か!? 栃城:ああ、ガタン 本当だとも。ゴトン 返して欲しければ、ガタン これから言うことを、ゴトン 聞くんだな。ガタン 槍沢:ちょっと、いいかな。なにさっきからガタンゴトンって? 栃城:こうすることで犯人のアジトは線路沿いにあると間違った情報を与え捜査に支障をきたすかなと。 槍沢:きたすわけねえだろ。叶わぬ望みだよそんなもん。で、えっと。わかったなんでも言うことは聞く。用件はなんだ! 栃城:金だよ、金。息子を返してほしければ身代金として7万円よこせ。 槍沢:少ないな! 7万程度ならバイトして稼げよ! 栃城:その金を使って四国に温泉旅行に行くのだよ。 槍沢:使い道どうでもいいよ。 栃城:いわゆる高飛びだ。 槍沢:高飛びって言うか観光だろ。それは分かったから息子が元気な証拠を見せろ! 栃城:わかった。はいチーズ パシャ。……今、写真を撮った。 槍沢:いや、意味ねえよ! 今見られないから! 栃城:ポラロイドカメラで撮ったんだぞ。 槍沢:関係ないよ。そうじゃなくて声だよ声。声を聴かせてくれ。 栃城:わかった。坊主、替われ。    パパー! 槍沢:光策! 今、元気か!? 栃城:うん。ぼく元気だよ! 槍沢:そうか……。よし、じゃあ今どこにいるか分かるか? 栃城:いまあ?    ガッターンゴットーン(必死に手を合わせる)ガッターンゴットーン(頭を下げる)。 槍沢:なに頼んでるんだよ! 栃城:………線路沿い。 槍沢:気遣われてるじゃん! 確実に苦笑しながら伝えたよな。 栃城:じゃあ、身代金はしっかり用意しろ。7万円で息子の命が助かるのなら安いと思え。 槍沢:本当に安いよ。 栃城:こんな感じでどうかな? 槍沢:どうかなじゃねえよ。まず、身代金が7万円てなんだよ。安すぎだろ! 栃城:いやでも、いきなり5000万とか1億円とか言ってもためらうでしょ。    まずは7万円からスタートして、徐々に要求を吊り上げて最終的に5000万円を手にする作戦なんだよ。 槍沢:だからって最初のハードル低すぎでしょ。 栃城:さいしゅうてきには身代金5000万円と逃走用の青春18きっぷを手に入れるんですよ。 槍沢:なんでさっきからちょいちょい観光気分なんだよ! 誘拐犯なのに逃走用ってのもわからないし。 栃城:さっきから文句ばっかり言ってますけどそれならあなたは出来るんですか? 槍沢:出来るよ。ちゃんと身代金の交渉してやるよ。 栃城:じゃあ、僕のが参考に出来るような電話のかけかたを見せてくださいよ。 槍沢:いいですよ。 栃城:じゃあ、やってくださいよ。あ、そうそう。これでもう共犯だからな。 槍沢:……そんなこと言うなよ! 栃城:ガチャ はいもしもし〜。 槍沢:無視するな! えーあ、まあいい。お宅のお子さんは預かった。 栃城:あ、そうなんですか。いやすみませんねえ。わざわざ預かっていただいて。 槍沢:児童館的な預かり方じゃねえよ! なに感謝してるんだよ。    そうじゃなくて、誘拐だよ誘拐。息子さんを誘拐したんだよ。 栃城:ほ、本当ですか! 参ったなあ。新聞に載っちゃうよ。いや、嬉しいなあ。 槍沢:なんで喜んでるんだよ。新聞に載るのがそんなに嬉しいか。 栃城:芸能人とかと会えるかなあ。 槍沢:会えるわけないだろ! えーもういい。身代金は5千万円だ。 栃城:それは、一括でですよね。 槍沢:当たり前だろ! 栃城:なんとか10年ローン組めませんかね……。 槍沢:組めるわけねえだろ! 10年て完全に養育費じゃねえかよ。 栃城:じゃあ一括なのはわかりましたけど当日は何回に分けて運べばいいんですかね。 槍沢:一回でだよ! なんでお前はちょいちょい分けたがるんだよ。 栃城:でも、50円玉で5千万用意するわけですよね。 槍沢:万札に決まってるだろ! 50円玉で用意されてもかさばってしょうがねえよ。 栃城:でも、真ん中の穴にひも通したら持ち運びやすいでしょ。 槍沢:そんな気遣いいらねえよ。 栃城:ひもを結べばおしゃれなブレスレットになりますし。 槍沢:だからどうした。あいにくそんなものをおしゃれと思うファッションセンスは持ち合わせてないしね。    いいから話を聴け。身代金の5千万をボストンバックに詰め込んで、 栃城:青春18きっぷを握り締め、鈍行に揺られさあ、貧乏旅行の始まりだ。 槍沢:何の話だよ! 全然貧乏でもないしね。ボストンバックに詰めた身代金の受け渡し場所は中央自然公園の噴水前だ。 栃城:ああ、あのそこで待ち合わせたカップルは必ず結ばれるという。 槍沢:どうでもいいよそんな情報。 栃城:いや、実は私も学生時代にそこでデートの待ち合わせをした事がありまして。 槍沢:ああ、そうですか。そりゃよかったですね。 栃城:初めて出来た彼女だったんで大事にしたんですけど、結局ジンクスどおりには行かず別れちゃいまして。    もしあの後も彼女と付き合っていたらいったいどうなったんでしょうかね……。 槍沢:なに、初恋の淡い思い出に浸ってるんだよ! とにかくさっき言った場所に三日後の午後七時までに身代金をもってこい。 栃城:わかりました。 槍沢:わかったな。よし、せっかくだ。息子の声を聴かせてやろう。 栃城:別にいいです。ガチャ プープープー。 槍沢:なんで切っちゃうんだよ。 栃城:だって家帰ってくればいくらでも聴けるものをなんでわざわざ聴かなきゃいけないんですか。 槍沢:だから聴きたいんだろ! ていうか、そもそもなんで誘拐なんてしたんですか。 栃城:実は俺には病気の妹がいてな……。 槍沢:そうだったのか……。でも、妹さんだってお前がこんなことして手に入れた金でしゅじゅ…… 栃城:遊ぶ金欲しさだ。 槍沢:妹関係ないのか! なんだよ遊ぶ金って! 手術に大金が必要だからじゃないの? 栃城:マジアカがすごく面白いんだよ。 槍沢:聞いてねえよ! てか、遊びってゲーセンかよ。     あのさ、誘拐なんて成功するはずないから、もう警察に電話しな。今ならまだ引き返せるよ。 栃城:わかった。そうするよ。ピポパ。もしもし、警察ですか。実は小学生を誘拐したんですが……。 槍沢:ちゃんと罪償いな。待ってるからさ。 栃城:返して欲しければ身代金として7万円を用意しろ! 槍沢:いろいろわかってねえだろ! いい加減にしろ。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第16位(準決勝敗退)  言霊連盟
審査員
点数
 70  73  76  61 平均
点数
 70.0
[審査員の感想・コメント] ・読み手を引き込むところまでは見事に成功していたと思います。「線路沿い」という地味なボケは、個人的に好きです。  惜しかったのは終盤。どうも、たたみかけというより、投げれるだけ投げてるという印象を受けてしまいました。 ・オーソドックスなネタでそこそこは面白いんですけど、どうもオーソドックス過ぎて意外性があまり無かった感じでした。  話の流れやボケもなんとなく単調な感じを受けてしまいました。そのへんがもう一皮むければすごいコンビになると思うんですけどね。
エントリーNo.036  薬罐部 「芥川ゲーム」 K:どうも薬罐部です!宜しくお願いします。 T:MM−1の舞台ですからね。頑張っていきましょう。   で、突然ですけどね、僕芥川龍之介が凄く好きでね。憧れてるんですよ。 K:確かに突然だね。でもまあいいんじゃないですか。 T:芥川龍之介って知ってる?『蜘蛛の糸』『羅生門』『トロッコ』『芋粥』とかいろんな作品を書いた小説家で、若くして自殺したっていう人なんだけど。 K:知ってる知ってる。それにしても自殺なんてねぇ…悲しいよね。 T:…あっ、一応そのことが憧れの決め手なんだけど。 K:いや何に惹かれてんだよ一体!普通小説家に憧れてるって聞いたらその作品に惹かれたんだと思うだろ! T:それで、憧れるあまり芥川龍之介を題材にしたゲームを作っちゃったんですよ。今日はそれを紹介しようかなと思って。 K:いやいや。憧れたからゲームを作るっていうのもよく分かんないしさ。   大体、憧れの動機を知ってしまった今となってはそのゲームの内容が危ないものにしか思えないよ! T:普通の内容だから大丈夫だってば。…じゃあパッケージの裏の説明読むから聞いててよ。 K:パッケージまで作るってどんだけ商品化する気満々なんだよ。まあいいけどさ。 T:えー、「このゲームは芥川龍之介の作品の世界観を舞台としたRPGです。しかもなんと、ゲーム中のナレーションは全て芥川龍之介の声で読み上げられま す。」 K:いや明らかに収録不可能だろ!誰が騙されるっていうんだよ! T:「尚、パッケージにもある通り、このゲームはニンテンドーDS(※)専用のソフトです。   ※ 本体色がターコイズブルーの物のみ」 K:色指定ってどういうことだよ!わざわざ買ってくれる人を絞ってるだけだろ!   しかもよりによってなんでそんなマイナーな色のにしか対応してないんだよ! T:とにかくなかなか面白いからやってみてよ。ちゃんとDSらしくタッチペンを使う場面もあるし。 K:まあやるだけなら構わないけどさ。折角説明書があるんだから操作方法とか、ゲームの進め方みたいなのも教えてよ。 T:あ、大丈夫大丈夫。全体の流れはポケモンと大体同じだから。 K:いやオリジナリティどこ行ったんだよ!さっき自信たっぷりにアピールしてたじゃないか!   …まあいいや。じゃあ始めて下さい。 T:【では、主人公の名前を決めて下さい     →杜子春     禅智内供     カンダタ     自分で決める         】 K:うわ、全部芥川作品の登場人物の名前だよ。しかもカンダタなんて『蜘蛛の糸』で地獄に落ちてた極悪人じゃん。   まあ自分で決めるのが無難かな。自分で決める、と。 T:【名前を入力して下さい】 K:えーと、じゃあ「薬罐部員」にでもしようかな…。字数制限には引っ掛からないよね? T:字数制限?一応最大5文字ってことになってるけど。 K:じゃあ大丈夫か。「薬罐部員」で決定、と。 T:【薬、罐…    ピーッ 画数オーバーです】 K:いや、なんで画数に制限が設けられてるんだよ!普通字数制限クリアしたら安心するだろ!   …じゃあもう杜子春でいいよ。続けて下さい。 T:【ゲームスタート    ある冬の寒い朝、杜子春は羅生門の上で目を覚ました。    降りる場所を探そうと羅生門の上を歩き回った杜子春は、ふと足元に何かが落ちているのに気がついた】 K:また妙な舞台設定だな。まあいいや。えーと、アイテムか何か見つけたのかな。 T:【チャチャーン 芋粥を手に入れた!】 K:芋粥が落ちてるってどういう状況なんだよ!どう考えても不自然だろ! T:【チャチャーン 芋粥に手を入れた!】 K:そんでいきなり何やってんだよ気持ち悪い!「に」と「を」が逆になっただけだけど意味は大違いだよ! T:【杜子春「助かった。手がかじかんで困っていたんだ」】 K:手段を選べよ!そんな勇気ある行動をとる必要に迫られるほど切羽詰まった状況じゃないだろ! T:【杜子春「これがあると手が冷えたときに便利だな」    芋粥を鞄に入れた!】 K:だから後先考えずに行動するのやめろって!鞄の中がどんな惨状になるかぐらい分かるだろ!   ていうか「芋粥=手を温めるもの」っていう認識をまず正せよ! T:【羅生門の上を更に歩いていると、門の上から地上に向かって線路が伸びているのに気がついた。    近づいてみると、その一番上にはトロッコがあった】 K:ちょっと待て!さっきから芥川作品のタイトルを適当に登場させてるだけじゃないか!「作品の世界観」って言うほど深い演出じゃないだろこれ! T:【トロッコに乗りますか?    →はい     いいえ     はい        】 K:なんか「はい」を選ばせたいっていう意図が滲み出てるわ!   …思うつぼってのも癪だし、「いいえ」で。 T:【それでは…トロッコに乗るのを諦めますか?    →いいえ     いいえ     いいえ                】 K:滲み出てるどころじゃなかったよ!事実上「はい」の選択肢しかなかったんじゃないか!   じゃあいいよ、乗るってことで。 T:【ピーッ 先客が居たので乗れません】 K:どうさせたいんだよ!弄ばれっぱなしなんだよこっちは!   大体先客って何者なんだ一体! T:【チャラララチャラララチャラララ  先客のカンダタが襲いかかってきた!】 K:なんでこんな所にいるんだよ!地獄でもがいてる設定じゃないのかよ!   …でもとにかく戦わないと。とりあえずどんな武器があるか見てみようかな。 T:【武器 →拳        手刀        石頭 】 K:全部生身の攻撃じゃないかよ!丸腰同然だよこんなの!   しょうがない、武器は使えないから道具を見てみよう。 T:【道具 →芋粥        芋粥        道具袋        芋粥        芋粥        芋粥       】 K:これさっきの鞄の中だろ!芋粥まみれじゃないか!   …ん?この道具袋ってのは何が入ってるんだろう。道具袋、と。 T:【道具袋 →糸         針         針山         糸通し         糸切りばさみ】 K:なんで裁縫道具なんだよ!持ち歩いてる理由が全く分かんないわ!   じゃあもう駄目もとだけど拳で攻撃してみるか。 T:【杜子春の攻撃! カンダタに6ポイントのダメージ!    カンダタの攻撃! カンダタは刃物を取り出した!】 K:いきなり怖いわ!なんでそんなに極悪人としての描写がリアルなんだよ! T:【グサッ!なんと刃には毒が塗られていた!杜子春は毒を浴びた!】 K:ダメージの受け方が遠回りすぎるよ!刺されたことによるダメージが普通真っ先に来るだろ! T:【杜子春は毒で苦しみ始めた!なんと杜子春は不幸にも毒アレルギーだったのだ!】 K:なんだ毒アレルギーってのは!毒は誰に対しても害を及ぼすものだろうが! T:【杜子春は体力を回復しようとした。    杜子春は鞄に顔を突っ込んで芋粥を舐め回した!】 K:気持ち悪いんだよやってることが!主人公としての自覚ゼロだろ!まず本能のまま行動する癖を直せいい加減! T:【針が舌に刺さった! 杜子春に20ポイントのダメージ!】 K:なに自滅してんだ!裁縫道具なんか持ち歩いてるからそうなるんだよ! T:【カンダタの攻撃!    カンダタが計算問題を出題した!     6×3=□ 】 K:どこでDS要素取り入れてんだよ!無理にタッチペンの出番を作らなくていいから! T:【杜子春が問題を解いた!    カンダタは仲間を呼んだ!    カンダタの群れが襲ってきた!】 K:なんでたくさん出てくるんだよ!一人いれば充分だよ! T:【カンダタが全員で石を投げてくる!】 K:もうちょっとましな攻撃あるだろカンダタ!なんでわざわざそんな精神年齢が低く見える攻撃を選ぶんだよ! T:【ガンガンガンガガガン!「痛い痛い痛い痛い痛い!」    杜子春は逃げた!】 K:いや遅いよ!なんか全弾命中してる雰囲気だったぞ! T:【逃げる杜子春の前に芥川龍之介が立ちはだかる!】 K:なんでいきなり本人登場なんだよ!訳が分かんないわ!   しかも敵の立場っていうのもおかしいだろ! T:【迫り来るカンダタの大群!】 K:ああ、もう絶体絶命だ。 T:【カンダタたちが一斉に砂をかけてくる!】 K:攻撃が更にランクダウンしてるじゃんか!極悪人がすることとは到底思えないよ! T:【杜子春は芥川龍之介を突き飛ばして逃げた!】 K:芥川の扱いが酷すぎるだろ!折角出てきたんだからもう少し見せ場を作ってあげてもいいじゃんかよ! T:【逃げる杜子春の前には切り立った崖が!しかし上から縄が垂れ下がっている!    登りますね? →はい            いいえ              】 K:誘導尋問じゃないかよ!いいよ登るからさ。 T:【杜子春が登った後からどんどんカンダタたちが登ってくる!】 K:うわ、これ『蜘蛛の糸』の展開じゃん。 T:【カンダタたちが縄を噛み切って杜子春を落とそうと必死に頑張っている!】 K:何始めてるんだいきなり!ていうか杜子春を追い越さない以上明らかに無理だろ!落ちるのカンダタたちだけだよ! T:【縄が噛み切られ、案の定カンダタたちだけが落ちていく!】 K:案の定って何だおい!ナレーションに主観が入ってるっておかしいだろ!   …それにしてもカンダタたちが馬鹿で助かった。 T:【そして杜子春が後を追って飛び降りる!】 K:いや待て待て!折角助かったのをなんで無駄にするんだよ!後を追う理由がないだろ! T:【杜子春、絶命    GAME OVER】 K:…なんて終わり方だよ!前代未聞だよこんなの。 T:芥川龍之介の人生を模倣したまでのことだけど。 K:だから自殺なのかよ!結局憧れが表れちゃってるじゃないか! T:いやー、どうですかこのゲーム。沢山作ったんだけど、どれぐらいの売り上げが見込めるか楽しみだなぁ。 K:そもそも市場に出ることを許されないだろこれ!ゲーム業界そんなに甘くないぞ! T:芥川ファンには垂涎ものでしょ。 K:その芥川ファンが極めて稀だろうが!芥川ファンに認められるほどの完成度だとも思えないしさ! T:まあ自分では満足の出来だからいいや。…では折角なのでこの場を借りて宣伝を。   えー、この「芥川ゲーム」を購入して頂くと、もれなく「芥川ゲーム」が10個ついてきます。お得ですので是非是非お買い求め下さい。 K:買い手が少ないことはちゃんと自覚してるのかよ!もういいよ。 両:どうもありがとうございました。
エントリーNo.037  麒麟145 「車が欲しい」 矢野:はいどうも〜麒麟145で〜す 河島:よろしくお願いします 矢野:いや〜最近思うんですけどね、僕車が欲しいなと思うんですよ 河島:車? 矢野:移動の時とかも便利じゃないですか、休日にはドライブとかも出来ますしね 河島:あ〜丁度よかった、俺ね凄くいい車知ってるんだよ 矢野:おっ何々?紹介してよ 河島:まず何が凄いかって言うと、排気ガスが大分カットされる 矢野:お〜、ハイブリッドカーってやつ?いいじゃないですか 河島:次にねガソリンをあんま食わない 矢野:最近ガソリンの値段上がってるからそれは助かるね〜、っでさそれはどんな車なの? 河島:肩車 矢野:・・・・はっ?!肩車? 河島:そうだよ肩車だよ、お前知らないの? 矢野:いや知ってるけどさ・・・あれ車じゃないじゃん 河島:・・・・・えっ、お前車輪がないと車って認めない派? 矢野:わけわかんねえよ!!大体肩車に排気ガスもガソリンもねえだろうよ!! 河島:エコになってるだろ? 矢野:そういう問題じゃねえよ!!大体子供じゃあるまいし何で肩車を推薦したよ? 河島:肩車の力を見くびってない?気持ちいいぞ〜高速道路を颯爽と駆け抜けたりさ 矢野:肩車の限界を冷静に考えろ!!一般道にすら出れないでしょ? 河島:お前それはサンダルの場合だろ? 矢野:知らねえよ!!サンダルじゃなかったら出れるもんでもないですからね? 河島:いやいやいや!ローラースケートなら新幹線も真っ青だぞ? 矢野:ローラースケートを過大評価しすぎだろ!!何処のびっくり人間だよ・・・ 河島:あっ忘れてた、雪道はスパイク履かせないと、警察の人に怒られるから注意ね 矢野:注意とか言われても俺そんなのやんないからね? 河島:いや〜・・・お前も絶対にハマっちゃうって! 矢野:何を根拠に・・・ 河島:だってさ〜、方向指示器は耳をピクピク動かすんだよ?ほらハマっちゃった!いや〜俺の勧誘能力は素晴らしいでしょ? 矢野:その自信は一体何処から来るんだよ!!全然ハマってませんからね? 河島:耳フェチにはたまんないと思うよ? 矢野:耳ピクピクしてるからって「よし肩車にしよう!」とはならねえよ!! 河島:あ〜ごめんごめん、耳をピクピク動かす人自体結構稀だからピンと来ない部分あったね 矢野:そういうことで拒んだんじゃねえよ!! 河島:わかってるって、停車した時のハザードとかの装置が気になってるんだろ?安心して!ちゃんと目を充血させてハザードの役割をしてるから 矢野:お前何一つわかっちゃいねえよ!! 河島:何でそんなに拒むかなぁ・・・ 矢野:頼むからよ〜く考えてみてくれよ!すぐに答えは出てくるはずだからね?! 河島:何が不満なんだよ・・・あっわかった!カーナビとかでTVが見れないって心配なんだろ?大丈夫!TVも一緒に背負わせることは可能だよ 矢野:物事には限度ってもんがあるだろうよ!!違う、そんなんで否定してるんじゃないんだよ!! 河島:何なんだよ・・・あっもしかして滑車とか手押し車とかそっち派?やめとけやめとけ絶対肩車のほうがいいって 矢野:だから違うってばよ!普通の車がいいの!!普通の車で道を走りたいの!! 河島:何だ肩車でいいのね、それならそうと早く言ってくれよ〜 矢野:一言もそんな事言ってねえよ!! 河島:だって普通って言ったろ?だから肩車を推薦したんだけど・・・? 矢野:お前の普通は僕の中で否・普通だって事が判明したよ・・・ 河島:じゃあわかった!とっておきの意見を出すよ 矢野:とっておきの意見? 河島:ここはアメリカのとある街。1人の青年が叫んだ!「What's that?!」 矢野:あれは何ですか?って事ね 河島:道行く人がその物体を指差し叫ぶ!「Is that a bird?」 矢野:あれは鳥ですか? 河島:その時1人の老人が叫んだ!「ショルダーカー インザスカーイ!」 矢野:肩・・・車・・・肩車?!ふざけんな!!! 河島:何そんなに怒ってるんだよ?確かに俺の英語はそんなに誉められたもんじゃないよ?だからってそんなに怒る事ないだろ・・・ 矢野:お前やっぱ何一つわかっちゃいねえよ!!肩車が空を飛べるわけないだろ?!過大評価も甚だしいよ!! 河島:乗ってるお前が一生懸命両手を広げて羽ばたけ!そうすると・・・ 矢野:・・・手が疲れる 河島:それ以外に何かあるだろ? 矢野:何もねえよ!!場合によっては手に痛みが残るぐらいだよ!! 河島:バカ野郎!!浮き上がるはずなんだよ!! 矢野:無茶言うな!!そんなんで飛べたら奇跡だよ奇跡、こんなんで空を飛べる=奇跡ってのがわかんないかな・・・ 河島:奇跡は起こらないから奇跡って言うんだよ!! 矢野:完全に飛べる事否定しちゃったじゃねえか!!もうこんなん絶対嫌ですよ・・・ 河島:この勧誘もダメか・・・あっ、じゃあモーリス・グリーンはどう?外車だよ? 矢野:それ外国の陸上選手じゃねえか!!何であの人が一般人のために肩車してくれるんだよ・・・ 河島:めっちゃ早いぞ?100メートル走とかもすっげぇ勢いでさ! 矢野:肩車してもあのスピードを維持出来るとは思えませんけど?! 河島:俺も左ハンドルに憧れるので今度やってもらおうかなと思ってるんだけど 矢野:お前は何様のつもりなんだよ!!大体肩車に左ハンドルも何もないだろ・・・・ 河島:お前は否定ばかりだな・・・じゃあ、もうこれ最後の切り札出すよ 矢野:だから肩車は嫌だって・・・ 河島:値段 矢野:値段?!肩車に金かかるの?! 河島:そりゃそうだよ、今なら100万円で購入出来て維持費が月10万円。お金を俺に渡してくれれば買ってきてあげるよ? 矢野:そんな高い金払う奴が何処にいんだよ!! 河島:お前払わないの? 矢野:そんな詐欺同然の額払うか!! 河島:はぁ〜・・・・お前は肩車にも口車にも乗らないんだな 矢野:そんなの乗ってたまるか!!やめさせてもらうわ!! 河島&矢野:どうもありがとうございました ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第12位(準決勝敗退)  麒麟145
審査員
点数
 57  88  75  87  59 平均
点数
 73.2
[審査員の感想・コメント] ・河島の激しい妄想が面白いです。肩車を車に置き換えるという一点で話が進んでいたので、息切れするかなと思ったら「インザスカイ」って!   このエンジンの再点火がすばらしい。そしてオチも上手くてよかったです。 ・設定も構成も決して間違ってないと思います。ただ、笑ったかというとそんなでもないんですね。 なぜかは分からないので、どうしたらいいかは言えないです。ごめんなさい。 もしかしたら、「この人ならもっとおもしろいネタができるに違いない」という心理がはたらいているのかもしれません。
エントリーNo.038  TSU 「ら抜き言葉」 柏・香焼:どうもー、TSUでーす! 柏:柏竜次と 香焼:香焼薫でお送りしているんですけれども。 柏:では問題。 香焼:いきなりなんだよいきなり! 柏:正しいのはどっち? A:食べられない B:食べれない 香焼:それは知ってる。正解はA。で、Bはいわゆる「ら抜き言葉」ってやつだろ? 柏:そう。それが今若い人たちにおいて問題なんだよな。 香焼:みたいだね。 柏:たとえば「マラリア」が「マリア」とか。 香焼:ないだろ!何だよその間違い!人類を脅かす病原菌がなんか美女みたいな仕上がりになっちゃっただろ! 柏:「サラ金」が「砂金」とか。 香焼:なんか嫌だなそれも!やけにロマンチックで! 柏:「ブラスバンド」が「ブスバンド」とか。 香焼:吹奏楽の人たちに失礼だろ! 柏:「クーラー」が「クー」とかな。 香焼:・・・それはちょっと無理矢理じゃないか? 柏:とにかく、怪しいものには全部「ら」を入れる。これが改善方法だ。まずこの文章。 「すいません。タン塩とカルビと、あとミノをください」 香焼:焼肉屋での注文か?これのどこが間違ってるんだ? 柏:んで、これが改善した文章。 「すいません。タン塩とカルビと、あとミラノをください」 香焼:おかしいだろ一番最後!なんだ!?この焼肉屋の主人はミラノの所有権があるのか!? 柏:まあまあ気にすんなって。 香焼:だめだろ細かいことに目をつぶってちゃ!! 柏:続いてこちら。 「○月×日 ヨーロッパ絵画展」 柏:これをこう。 「○月×日 ヨーロッパ貝殻展」 香焼:もっとおかしくなっただろ!あんまり行きたくねぇなぁ、ヨーロッパ中の貝殻を集めた展示会って。 柏:今度はこちら。 「ドクターストップ」 柏:これを・・・。 「ドクターストラップ」 香焼:欲しくないなあ、そんなストラップ。 柏:もしもストラップがナースだったら? 香焼:若干欲しい気はするけど、名前に「ドクター」がついてる以上その可能性は低いと思うけど。 柏:じゃあこれは? 「部屋の壁にシミ」 柏:これを・・・。 「部屋の壁にシラミ」 香焼:気持ち悪っ!!とれとれ早く!! 柏:シラミをとって数週間後また・・・。 香焼:そんなんじゃ引越ししたくなるわ!!なんだよ、まったくだめなのばっかじゃねぇか。 柏:むむむ・・・じゃあ最後にこれだ!! 「葉巻を吸う」 柏:これがなんと!! 「腹巻を吸う」 香焼:なんでそんなもんを吸うんだよ!!吐くよ確実に!! 柏:・・・結局、全部だめ? 香焼:残念ながらな。 柏:また考え直さなきゃ・・・ああ!夜も寝れない!!あ。 香焼:お前が使っちゃだめだろ!いい加減にしろ! 柏・香焼:ありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第38位(2回戦敗退)  TSU
審査員
点数
 71  33  22  44  24 平均
点数
 38.8
[審査員の感想・コメント] ・最初の方の「ら抜き」も、もうちょっと工夫できるはず。このあたりは号泣のネタを見て勉強するのがいいのではないでしょうか。  パクるのはいけませんが、人のネタを見て参考にする、というのはアリかなと。というか必要かなと。 ・ありがちとはいえネタ自体は面白いですけれど、ツッコミが感想どまりなのとなのと、  書き方がゴチャゴチャして読みにくかったのとネタが短かったのが難点です。もっと練り直してください。
エントリーNo.039  ストライプ 「ポンキッキ」 栗原:どうもストライプです。 天谷:よろしくお願いします。 栗原:いつにも増して頑張りましょうね。 天谷:ええ。 栗原:いやぁ、ちょっと聞いてくださいよ。 天谷:何ですか? 栗原:僕ね、小さい頃とかテレビが大好きで。 天谷:うん。 栗原:いっつも母親に怒られとったんですよ。 天谷:あぁ、「早くチンポしまいなさい!」とか? 栗原:んなこと言われるか!頻繁にそんなもん出さねぇよ! 天谷:そうですか。 栗原:「テレビばっか見てちゃいけません!」ですよ。 天谷:でも何がそんなに面白かったの?何が好きだったの? 栗原:あの〜、特に大好きだったのがポンキッキね。ポンキッキ。 天谷:はいはい、山田のぼると海田およぐ教授のね。 栗原:古っ!1993年のポンキッキじゃねぇか! 天谷:ウチのママは料理上手さ! 栗原:森高歌うな! 天谷:「オムレツ!オムレツ!」つってラインダンス。 栗原:確かにありましたけどね!そんなもん一部の人しか覚えてないですから! 天谷:僕もちょっとうろ覚えですからね。 栗原:わからない人はWikipediaで調べてくださいね本当に。 天谷:はい。 栗原:いやしかしね、ポンキッキって言ったらやっぱりね    キャラクターのインパクトがあってよかったですよね。 天谷:あぁ、フェアウェイと返り血浴び蔵でしたっけ? 栗原:誰だよそれ!しかも何だ「返り血浴び蔵」ってのは! 天谷:いや、おるでしょあの真っ赤っ赤なやつ! 栗原:おるけど返り血じゃねぇよ! 天谷:確実に人殺しの顔でしょうが! 栗原:どこが! 天谷:あいつシャブ中みたいに目がギョロギョロだろ! 栗原:元々そういう目なんだよ! 天谷:頭に注射針刺さってるしな! 栗原:それプロペラ!! 天谷:犯行がバレないように手袋までしてるし! 栗原:素手だよ素手!! 天谷:どうみても殺人者だろ。 栗原:お前のムックに対する見方が異常すぎるんだよ! 天谷:…ムック?あれムックって言うの? 栗原:そうですよ。ムックですよ。 天谷:じゃあ、あの…アレか。ムックとフェアウェイか。 栗原:だから違うって!フェアウェイじゃなくてね… 天谷:いや、どう見てもフェアウェイだろ! 栗原:どこが! 天谷:腹んとこにバンカーあるだろ! 栗原:ただの模様だよ! 天谷:腕にいっぱいグリーンあるしな! 栗原:普通にボコボコしてるだけ!! 天谷:何でもスポーツこなすし! 栗原:関係ねぇよ!! 天谷:どうみてもゴルフ場だろ。 栗原:お前のガチャピンに対する見方が変なんだって! 天谷:…ガチャピン?あれガチャピンって言うの? 栗原:そうですよ。ガチャピンですよ。 天谷:ほぉ〜、ガチャピンね。 栗原:ガチャピンとムックですよ。 天谷:覚えた覚えた。 栗原:いや、ほんでね。今日は2人でポンキッキごっこしようかと。 天谷:いいよ。面白そうだしな。 栗原:じゃあ僕がガチャピンでお前ムックな。 天谷:嫌だ!! 栗原:何でだよ!さっき了承したじゃん! 天谷:俺がムックってのが納得いかん! 栗原:何がいけないんですか? 天谷:だってあいつ放送コード余裕でアウトだろ! 栗原:だからお前の見方がおかしいの!ムックはそんなヤツじゃねぇの! 天谷:でもな、もし俺と同じ考えのスタッフがいたらどうなる? 栗原:どうなるんですか? 天谷:モザイク掛けられるでしょうが!! 栗原:ありえねぇよ! 天谷:ガチャピンとモザイクでしょうが!! 栗原:絶対ねぇから! 天谷:お前テロップで「この番組は○月×日に収録しました」ってなるだろ!! 栗原:テロップなんて出ねぇしモザイクも掛けられねぇよ! 天谷:ホントに? 栗原:ホントだから! 天谷:…わかった。じゃあお前ガチャピンで俺Pちゃんな。 栗原:ムックやれって! 天谷:ピーピピピピー!!ピンコピンピーン!! 栗原:何言ってるかわかんねぇよ! 天谷:今のは「俺様のマグナムが今日も唸るぜ」って言った。 栗原:いや、後者の方はそう言ってるっぽいけど!    もうどうでもいいからお前はムックやれって!な! 天谷:わかったわかった。やっちゃるやっちゃる。 栗原:ちゃんとやってくださいよ。 天谷:OKOK。 栗原:僕の名前はガチャピン! 天谷:私の名前はムックだアワワワ! 栗原:待て待て!ムックってそんな「アワワワ」とか語尾に付けてたか? 天谷:ちょっと自分なりに脚色をね。 栗原:そんなのいらねぇから!普通にやれよ! 天谷:はいはい。 栗原:僕の名前はガチャピン! 天谷:私の名前はムック! 栗原:ガチャピンは運動神経抜群! 天谷:ムックはファッションセンスが抜群! 栗原:全裸だから!!ムックは全裸!! 天谷:全裸に手袋ね。 栗原:素手だっつってんだろ!いいからちゃんとやれって! 天谷:わかったよ! 栗原:ガチャピンとドッジボールしたい人この指とまれ! 天谷:ムックのディナーショーに参加したい人この指とまれ! 栗原:じゃあガチャピンと一緒に公園に行こう! 天谷:ムックと一緒に高級ホテルの特設会場に行こう! 栗原:ワイワイワイワイ。 天谷:…しーん。 栗原:誰も来てねぇじゃねぇかディナーショーに! 天谷:チクショー!だから嫌なんだよ!全部ガチャピンに持っていかれてさ! 栗原:全部お前のさじ加減だったじゃねぇか! 天谷:相方は何でもできるけど自分は全く何も出来ない。    まるでビートきよしのポジションじゃないか! 栗原:ビートきよしに失礼だろ! 天谷:もはやガチャピンときよしでしょうが!! 栗原:何で人形と60近いオッサンのコンビになってんだよ! 天谷:わかった。じゃあ今度俺、トーマスやるよ! 栗原:やらなくていいよ!もういいよ! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第19位(準決勝敗退)  ストライプ
審査員
点数
 44  82  86  72  51 平均
点数
 67.0
[審査員の感想・コメント] ・題材はありがちなんですが、上手く料理していますね。  古いポンキッキやディナーショーとか目の付け所や発想が面白く、ネタに勢いがあって読んでいて楽しかったです。 ・グロイのはあまり好きではないんですが「返り血浴び蔵」には笑ってしまった。  ムックいじってるだけなんだけどなあ。おもしろいです。
エントリーNo.040  ジャスティスキューティー 「かわいいは正義」 山田:はいどうも山田です ボブ:アメリカから日本に来て10年のボブです。お願いします。 山田:にしても季節が巡るのは早いですね ボブ:そうですね 山田:この前秋だと思ってたら、もう儚の季節ですからね ボブ:そうそう儚……おいなんだ儚って 山田:は?いや、儚は儚だろ ボブ:だからその儚はなんだって聞いてるんだよ。 山田:…あぁ、そっかそっか。お前の国には無い、って話ね。 ボブ:いやどこの国にも無いよ! 山田:はぁ…お前はまだ日本については何も知らないようだな。 ボブ:いや、10年もいるからたいていのことは知ってるつもりだけど 山田:つもりつもりって、お前はコロコロ人か!!!ところで俺レストラン経営したいんだけどさ ボブ:いやなに他の話に移ろうとしてんだよ!!その例えツッコミもわけわかんないし! 山田:まぁ、そんなわけでね、もうすぐ季節は儚ってことですよ ボブ:だからそんなの無いって! 山田:あるって言ってんだろこのコロコロ人が!お前はすぐそうやって知ったかぶる ボブ:じゃあ聞くけど儚ってどんな季節なんだよ 山田:みんな夢見がちになるんだよ ボブ:それ個人のさじ加減だろ!夢見がちとか抽象的すぎだよ! 山田:道ですれ違う異性にときめくのさ ボブ:知らねーよ!勝手にときめいてろよ! 山田:あとは餅をついたりだな ボブ:それ正月だろ! 山田:スイカ割ったり ボブ:それ夏! 山田:手を上下に動かしながら足バタバタさせてミートパイ食べたり ボブ:それ…それなんだよ!!なんなんだよ!!! 山田:あとはそう、儚桜散まつりがあってな ボブ:なんかやけにせつなそう 山田:賞品くじはみんなじゃがりこ ボブ:せつない! 山田:やきそば買おうとしたらヨーヨー渡されて ボブ:せつ…取り替えてもらえよ!それせつないどうこうじゃなくてただの間違いだろ! 山田:あと、みんなで太鼓があるやぐらを囲んでな、その太鼓に合わせてかっぱ巻きを食ったりな ボブ:盛り上がらねえ!それ楽しいのか!祭りって呼んでいいのか! 山田:一番楽しいのが最後の桜散踊りだな ボブ:またせつなそう! 山田:みんなで太鼓があるやぐらを囲んでな、その太鼓に合わせて踊りながらかっぱ巻き食ってな ボブ:だからなんでかっぱ巻きだよ!つーか踊りながら食うな落ち着かねえ! 山田:その祭りがある日が一番、国民の離婚率が高いんだ ボブ:祭り取りやめろよ!!いいとこゼロじゃねーか!! 山田:はぁ、お前ちょっと日本のこと知らなすぎだぞ。ちょっと季節全部言って見ろ ボブ:え?えぇと、春・夏・秋・冬。 山田:あーダメだダメだぜんぜんだよお前。 ボブ:いやダメじゃないよお前がおかしいんだよ! 山田:いいか、よく聞けよ。春・儚・夏・儚・秋・儚・冬・儚・春、だ。 ボブ:おもいのほか儚の数が多いよ!!なんだよお前の脳内!! 山田:はぁ、こんなことも知らないなんて…これだからコロコロ人は ボブ:それもさっきからなんなんだよ!コロコロってどこのコミカルな国だよ! 山田:おまっ…!!!コロコロ人も知らないのかよ?人として最低だな ボブ:なんでそこまで言われなきゃなんねーんだよ! 山田:じゃあそんなお前のために特別にコロコロ人を説明してやろう ボブ:いや、いいわ 山田:むかーし、むかし ボブ:だからいいって。しかもなに、昔話調? 山田:日本の遥か上空に天海地という不思議な大陸がありました ボブ:ほぉ 山田:その大陸の全域を長い間治めていたのがコロコロ人です。 ボブ:へぇ〜 山田:終わり ボブ:終わんな!!!腑に落ちねー部分多すぎんだよ! 山田:まぁそんなこと忘れて踊ろうよ、かっぱ巻きでも食って ボブ:桜散踊り!!いい加減にしろ ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第24位(3回戦敗退)  ジャスティスキューティー
審査員
点数
 40  40  72  68  75 平均
点数
 59.0
[審査員の感想・コメント] ・何気にネタ運び、ボケとツッコミのやりとりがうまいです。面白かったです。  ただ終わり方はあっさりし過ぎたかも・・・ もう少し長く見ていたかったです。 ・すごいおもしろくなりそうな設定にしてるんですよ。にもかかわらず、ちょっと内容をおさえすぎてしまったかなと。  行数の問題もあるのかもしれませんけどね。 ・飛んだ発想はいいのですが、やりたい放題やって終わったような。もう少し広げた風呂敷をたたむようにしてほしかったです。
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