予選 Dブロック



審査については、事前に登録された審査員のみなさんにしかできませんのでご了承下さい。
参加者のネタを、0〜100の100点満点制で審査していただきます。





エントリーNo.031  ブラックキャッツ 「レストラン」 ボ:神田です! ツ:霧原です! ボ・ツ:二人合わせてブラックキャッツです! よろしく! 神:最近バイト始めたんですよ 霧:へぇ、どんなバイトですか? 神:レストランですね。レストラン 霧:大変じゃないですか?レストランって 神:大丈夫ですって。できますよ  「いらっしゃいませ!」 霧:満面の笑みでね 神:「おとといきやがれでございます!」 霧:ダメ!そんなこといったら 神:「アンパンマン!」 霧:いつ使うんだよ。そのフレーズは 神:いいからためしに一回入ってきてよ 霧:いいけど・・・ ウィーン 神:いらっしゃいませ! 霧:えーっと・・・一人です 神:おとといきやがれでございます! 霧:なんでだよ!一人客はダメなの? 一応お客なんで 神:アンパンマン! 霧:オレ人間だよ! 霧:ヤメだ、ヤメだ。全然できてないよ 神:呼び込みの練習は全然やってないの。   やってるのはウェイターの練習 霧:・・・あんまり信用がないけど・・・ 神:まぁ、いいから店にやってきてよ 霧:いいけど・・・ ウィーン 神:いらっしゃいませ! 霧:・・・・・ 神:・・・・・ 霧:・・・あ!そっか、案内してくれないんだっけ・・・ 神:・・・・・ 霧:なんか愛想わるいなぁ 神:メニューの方どちらになります? 霧:選択制度!?いや、普通のメニューでお願いします 神:メニューの方あちらになります 霧:とってきてくださいよ!なら、なんでさっき聞いたんだよ 神:あちらの壁から5メートルほど下がったところから片目を隠してお読みください 霧:視力検査かよ!見にくくてしょうがないから 神:しょうがないのでこちらにお持ちしました。チッ! 霧:今舌打ちしたよね。怖いよ   えーっと・・・この「Cセット」ってなんですか? 神:それは「右」ですね 霧:視力検査続いてたの!? 神:両目6.0っと・・・ 霧:すごいな。サンコンさん並だよ 神:ちゃんとしたメニューはこちらになります 霧:最初からそっち渡してくださいよ   えー、じゃあ「Cセット」ってなんですか? 神:・・・エッ?なんですか? 霧:これも右ですか!?じゃあ「右セット」で・・・ 神:ハハッ・・・当店そのような商品は扱っておりません 霧:「Cセット」であってるのかよ!ならなんで軽くスルーした! 神:すいません。ウォークマン聞いてたもので 霧:間違いを鼻で笑うし、接客態度最悪だな   まぁ、「Cセット」ってなんですか? 神:まず、前菜が麻婆豆腐になります 霧:充実しすぎだろ。そんな充実した前菜聞いたことないから 神:メインディッシュが麻婆茄子、デザートが冷えてデロデロになった麻婆豆腐になります。 霧:麻婆ばっかじゃん。どれだけ麻婆好きだよ。ここの店長   しかもデザートにいたっては単なる手抜きじゃねぇかよ 神:お土産にマルボーロがついてきます。 霧:最後ダジャレかよ。そこまで麻婆好きじゃないから。・・・・・・もしかして「Cセット」の「C」って中華の「C」? 神:そうでごぜーます。 霧:「ごぜーます」じゃないから!ややこしいだろ! 神:ハハッ・・・それはお客様だけだと思います 霧:とことんウゼーな。  なら、オススメとかってないの? 神:当店のオススメはひじきになっております 霧:ひじき!ひじきがオススメなの?   他にススメるものないの? 神:ございません! 霧:言い切っちゃったよ・・・どれだけひじきに自信があるんだよ 神:当店全品にひじき混入サービス中です! 霧:いらないから。そんな事やっちゃたらCセットの前菜が麻婆ひじきになっちゃうよ 神:当局は一切責任を持ちませんのであしからず 霧:知らんぷりかよ。まぁ、いいや。じゃあ・・・ステーキ丼の「Bセット」でお願いします。 ひじき抜きで。 神:Cセットに文句垂れてBセットは入りマース! 霧:その言い方気分悪いからやめて・・・ 神:・・・・ 霧:・・・・ 神:・・・・ 霧:だいぶ遅いんですけど・・・ 神:只今牛肉を取りに神戸に料理人自ら出払っています 霧:わざわざ取りに行ったの!? 神:当店の自慢はシェフ自らが仕入れに行った厳選素材をド素人が完璧に料理するといったシステムです! 霧:ダメだろ。途中までは良かったのに、ド素人が料理したら台無しだよ! プルルル・・・プルルル・・・ 霧:どうしたんですか? 神:はい、痙攣です 霧:大丈夫!?病気じゃない? 神:子供の頃からのクセです 霧:電話とかじゃなくて? 神:電話も来ていますね。 もしもし?店長ですか?   何ですって!?本当ですか? 分かりました。 霧:どうしたんですか? 神:只今店長兼シェフが原住民に襲われて帰国できない状況になりまして・・・ 霧:店長どこに行ってるんだよ!オーストラリアかどこか?完全に日本を出てるよね 神:なので今現在ある食料のみで料理することしかできないんですけど・・・ 霧:ここのレストランってあなたのほかにはバカな店長しかいないの? 神:いいえ、ド素人の料理人がいます 霧:どの道この現状打破には繋がらないね それよりも店長は大丈夫なの? 神:どんなことが起きても当局は一切責任を負いかねますのであしからず 霧:また知らんぷりかよ。一応上司だから心配してあげてね 神:それよりもお客様、お料理の方は・・・・ 霧:店長よりもそれかよ・・・。まぁ、いいや。何ができるの? 神:えー、只今できるものは・・・・・・「Cセット」ですね 霧:結局それかよ 神:今ならひじきをサービスいたします! 霧:いらないから!いい加減にしろ 神・霧:どうも失礼しました! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第44位(2回戦敗退)  ブラックキャッツ
審査員
点数
 50  42  22  46  37 平均
点数
 39.4
[審査員の感想・コメント] ・最初の呼び込みのところは面白かったんですが、接客に入ってから急激にベタなネタになっていたのが残念でした。 ・レストランネタはやり尽くされたネタであるだけに、逆に慎重に作らないと危険なのです。特に、「店員の態度が悪い」というのは  あらゆる場面で見ますし、下手すると読み手を不快にさせてしまうので注意しないといけません。 ・全体的に急ぎすぎた印象です ボケが突然すぎて、説明不足になっている感じもあるのが惜しいです  つかみのコントもいらないかも ・軽く捻ってある感じは見受けられるのですが、それでも全体的にボケが弱いと思いました。  レストランの概念を打ち破るくらいの設定が加わると良いかもしれません。 ・「Cセット」の発想や麻婆豆腐のところは笑ったんですが・・・  それ以外はどうしてもベタな部分や無駄なやりとりが目立ってしまったのが残念でした。まだまだ面白くなれるはずです。
エントリーNo.032  麒麟145 「河島の作ったゲーム」 矢野:はい、どうも〜!麒麟145です 河島:よろしくお願いしま〜す 矢野:僕らこうして漫才やってますけど、漫才してなかったら何してたのかな?って思う時があるんですよ 河島:確かにありますね〜 矢野:河島君は何かあります? 河島:ん〜・・・子供の頃からゲームを作る仕事がしたいなと思ったんでそれを目指してたかも 矢野:あ〜、いいじゃないですか。TVゲームを作る仕事ね 河島:そうそう!それでゲームの会社を立ち上げたいなって思いましたよ 矢野:いいじゃないですかね、憧れますよ 河島:会社名とかも考えてましたよ。実際存在するゲーム会社の名前を入れて    そこを大きく上回れるような!と言う願いを込めて 矢野:おぉっ! 河島:High バンプレスト!略してハイバンね 矢野:それだと廃盤を連想させて縁起悪いわ! 河島:ちなみに第2候補はカップコーンね 矢野:それだとお菓子の名前みたいじゃねえか!! 河島:いいと思ったんだけどな・・・ 矢野:何処がだよ・・・もう何か会社名からあんま期待出来ないんだけど・・・ 河島:いやっ、でも中身は自信ありますよ! 矢野:ホントかよ・・・? 河島:じゃあちょっと俺が当時考えたガンアクションゲームやってみる? 矢野:まあせっかくだからやってみようか 河島:スタート前に言いますけど、タイトルが実際のゲームと同じなんで伏字入れときますね 矢野:わかった、わかった 河島:バーーン!BI○ HAZARD・・・ 矢野:パッと見Oじゃねえか!伏字意味ねえよ!! 河島:スタートボタンを押してください 矢野:スタート!っと 河島:好きなスタートを選んでください。1:スタート 2:スタ跡 矢野:1しかねえだろ!何だ2番のはよ?! 河島:スターバックスの跡地にコンビニを建てて経営をするモードです 矢野:ゲーム変わってるじゃねえか!!ガンアクション何処行ったよ? 河島:ウイーン!って来た客を・・・ 矢野:罪もない人を撃つのは気が引けるだろうよ!! 河島:倒れたお客さんの財布からだけで利益1億円を目指し・・・ 矢野:最低のゲームじゃねえか!!そんなゲーム嫌ですよ 河島:じゃあやり直します。1:START 2:ST・・・UDENT 矢野:もう2番はスタートですらないよね?! 河島:主人公は高校に入学し、1人の生徒に恋を・・・ 矢野:だからゲームのジャンル変わってるじゃねえかよ!! 河島:ちなみにこのヒロインってのがゾンビね 矢野:そんな間違った恋したくねえよ!大体ゾンビは出てきたら撃ちたいんですけど・・・ 河島:ハートを? 矢野:だから恋はしないってばよ!! 河島:グチャッ・・・クチャッ・・・ゾンビ子は返り血で顔を赤くした 矢野:怖い怖い!恥ずかしがって赤面みたいに言うな! 河島:次の瞬間ゾンビ子は言った。ダメ・・・私には彼が30人いるの・・・ 矢野:ゾンビモテすぎだろ!どんだけこの学校の女生徒レベル低いんだよ! 河島:けどこの人格好いい・・・あぁっ!    私の心は何と腐っているのだろう・・・・ゾンビ子は嘆いた 矢野:体が腐ってるお前が言うなって! 河島:おっ、今のツッコミ的を射てるね!ナイスガンプレイ! 矢野:何の話してるんだよ!頼むから普通のガンアクションやらせろよ!! 河島:普通のね?じゃあキャラクターを選んでください。1:男 2:女 矢野:男と女のキャラがいるのね。じゃあ男で! 河島:お前男でいいの?男は女に比べて難易度が高いよ? 矢野:あっ、最初の条件とかが変わってくるわけね 河島:ちなみに女のキャラは最初から打つ事が出来る 矢野:あ〜、じゃあ男が打てるのは途中からだから難易度が高いと 河島:ちなみに男は最初は鬱病になっている 矢野:恐ろしく使えねえよ!何でそんな奴プレイヤーにするかね? 河島:目の前に化け物現れたなんて、そりゃあ鬱病にもなるって 矢野:そんな奴をチョイスすんなって! 河島:でも難しいだろ? 矢野:難しいけども!!もう女でいいですよ女で 河島:ゲームスタート!まずはプレイヤーの良子ちゃんを使って操作方法を勉強だ! 矢野:あ〜、練習みたいなのがあるのね 河島:まずは○ボタンを押してみよう! 矢野:ポチッと! 河島:お〜、なかなか上手いぞ!良子ちゃんが大きな声で「いらっしゃいませ〜」と言ったぞ 矢野:何の機能つけてんだよ!!次!□ボタン! 河島:なかなかいいじゃないか!良子ちゃんがきちんとレジを打ってるぞ! 矢野:完全にコンビニか何かの店員じゃねえかよ!!打つってレジの事だったの?! 河島:そうだけど何か問題ある? 矢野:ありすぎだろうよ!!僕は銃弾が撃ちたいの!銃弾撃たせろ! 河島:銃弾こそ撃てないけど、△ボタンを使えば10円が渡せるぞ? 矢野:お釣りとかどうでもいいんだよ!! 河島:そして×ボタンで「ありがとうございます」だ! 矢野:どうでもいい機能多すぎだ!何で接客用語だけ充実してんだよ! 河島:どうでもいい事ないだろう・・・お礼を言うのはリピーター獲得の・・・ 矢野:だから接客どうでもいいわ!途中で武器とか拾えないの? 河島:拾えますよ 矢野:じゃあもうこれでいいよ・・・ゲームスタート! 河島:まずは装備ね。良子ちゃんはレジを持ってるけど装備します? 矢野:凄い重そうで動き鈍りそうだよ!何でこれを装備の一部として持ち歩いてるかな?! 河島:♪お金は大事だよ〜 矢野:やかましいわ!!あっ、そうこうしてるうちに目の前にゾンビが! 河島:あっ、噛まれてる!早く×ボタンを連打しないと!! 矢野:回避ボタンか?おりゃああ!! 河島:「ありがとうございます!」「ありがとうございます!」「ありがとうございます!」 矢野:お礼言っちゃった!何か傍目から見ると凄い変な意味になるだろ! 河島:そしてすかさず10円を渡すんだ! 矢野:噛まれる事へのお礼としてお金を渡してるみたいだろ! 河島:早く早く! 矢野:分かった分かった・・・△ボタンっと 河島:よしっ、とりあえず離れてったな・・・・ 矢野:よくゾンビも離れたな!しかしかなり噛まれたぞ・・・体力チェックしないと 河島:その必要はない!良子の体調はいつでも良好だ! 矢野:くだらねえよ!ダジャレでダメージ食らわないなんて敵もいい迷惑だろ! 河島:プレイヤーには優しいだろ? 矢野:その優しさが逆に面白くねえよ! 河島:あっ、喋ってるうちにまたゾンビが来たよ! 矢野:ダメージ食らわないと知ったから、全然慌てる事ないけどな・・・ 河島:よく見たらさっきのゾンビだ!「ありがとうございます」効果だな 矢野:敵をリピーターとして迎えるなよ! 河島:ほら早く何とかしないと! 矢野:何の武器もないだろうよ・・・じゃあやぶれかぶれでレジ装備してみるか・・・ 河島:装備するレジを選んでね!1:レジ 2:レジ 3:レジ 4:レジ 矢野:こいつはレジを何個所持してんだよ!!もう1でいいよ1で! 河島:レジを装備すると、防具にエプロンがセットでついてくるぞ! 矢野:完全にコンビニ店員だな・・・ボタン適当に押してみるか・・・ 河島:「ヒュー!コンッ!」ゾンビに小銭が当たった 矢野:攻撃方法地味だな!!こうなりゃボタン連打! 河島:「チャリンチャリンチャリン!ヒラヒラ・・・」 矢野:最後お札混じってたよね?! 河島:いやっ、あれは商品券です 矢野:知らねえよ!あっ、もうボタン押しても何も出ない・・・ 河島:レジのお金がなくなった。店長に怒られた。GAME OVER 矢野:そりゃあレジの金ばらまいたら怒られるだろうよ!! 河島:コンティニューしますか? 矢野:悔しいからやってやるよ! 河島:まずはボタンを上手く使い落としたお金を拾おう!10円分拾うと1円の価値になるよ! 矢野:全く割りに合ってないよ! 河島:残念!1枚がドブに落ちてました。GAME OVER 矢野:早い早い!!ダメージ食らわない割りにGAME OVER多いよ!! 河島:コンティニュー? 矢野:これ思うんだけどさ・・・武器とかないの? 河島:武器買えますよ? 矢野:あっ、そうなの?じゃあ早速コンティニューっと 河島:何の武器を買いますか?1:コンバットナイフ 2:ハンドガン 3:ショットガン  矢野:じゃあ・・・3番のショットガン! 河島:支払い方法は?1:レジのお金 2:レジの商品券 3:レジのギフト券 矢野:全部レジから?!嫌な予感・・・・ 河島:「勝手にレジの中身を使おうとするな!」店長に怒られた。GAME OVER 矢野:案の定だよ!! 河島:コンティニューする? 矢野:もういいよ!大体さっきからわけわかんねえよ!何だこのゲームはよ? 河島:いや〜、実はこれを企画としてゲーム会社に持ってったんだけどボツになったんだよね・・・ 矢野:そりゃあこの酷さじゃなるよな・・・ 河島:何でだかわかる? 矢野:何でも何も・・・理由は1から10まで全部だろ? 河島:違う違う!その理由がウイルスなんだよ 矢野:ウイルス? 河島:発病すると体が熱くなって・・・ 矢野:ちょちょちょ!危ないじゃねえか・・・何のウイルスなんだよそれ? 河島:恋の病のウイルスだよ。プレイヤーの良子ちゃん超可愛いだろ?あ〜、体が熱い・・・ 矢野:バカじゃねえのか!思うんだけどさ・・・お前この道を進んでなくてよかったよ。こんなゲームじゃ誰も楽しいなんて思わないよ? 河島:マジで・・・?じゃあさっき言った事はリセットって事で 矢野:いい加減にしろ! 河島&矢野:どうも、ありがとうございました ------------------------------------------------------------------------------- 失格(行数オーバーの為)  麒麟145
審査員
点数
 77  79  60  64  89 平均
点数
 73.8
[審査員の感想・コメント] ・要所要所を押さえた綺麗にまとまったネタですね。綺麗にまとまりすぎていて爆発が少ないですが、最後まで楽しく読めました。  打つはただの誤字だと思っていたらひっくり返されたのにはちょっとびっくり。 ・爆発しそうな雰囲気はあったんですが、終盤ちょっと尻すぼみだったように思います。  設定・中盤はかなりおもしろかっただけに惜しいです。 ・余裕で100行越えているんですけどいいんですかね?  ネタ自体はボケに捻りがあって、楽しめたんですけどオチはちょっと急かなとも思いました 一応、減点しときます ・序盤はなかなか面白かったのですが、ゲームに入る辺りからコンビニを絡めたボケばかりが続いたのでちょっと冷めてしまいました。  終盤に来て何回もコンティニューするのはネタのテンポを崩していた気がしますし、最後のウィルスのくだりのあたりは蛇足に感じました。 ・面白かったです。特にコンビニネタを絡めてきたのが良かったです。他のみなさんのゲームネタとはまた違う面白さがありました。
エントリーNo.033  ブルースイカ 「mixi」 2人:はいどーも、よろしくお願いします。 田中:最近僕ですね、mixiにハマっていまして。本当、楽しいよ。 佐藤:それは良かったね。 田中:もうね、カラーリングが橙色なんだよ。    クリックとか出来るし、すごいよ、すごすぎるよ。 佐藤:mixi独自のアレが全然無いよ。    本当にmixiやったことあるのか疑問視だよ。 田中:夢の中でね。 佐藤:夢の話だ! 田中:お菓子の家でmixiをやっていたよ。 佐藤:夢の話だ! 田中:ドアノブがでっかいコンペイトウで、チクチクして痛かったよ。 佐藤:まだ夢の話だった! 田中:夢の中でも痛みって感じますよね。 佐藤:内容じゃなくて、夢自体の話だ!    いや、mixiはどうしたんだ、という話だよ。 田中:どうもしてないよ、全く招待されないよ、    世界は無から生まれたままでビッグバンが起きてないよ。 佐藤:つまり何も始まっていないわけですね、じゃあ、僕と一緒だね。 田中:……何このノーmixiコンビ! 佐藤:そんな流行に乗ることが良いというわけじゃないからね。    今までそんなコミュニティが無くても、うまくいっていたわけだから。 田中:いや憧れるよ、mixiってバラ色だと思うんだよ。 佐藤:そうかなぁ? 田中:橙色だけども。 佐藤:しょうもないよ。 田中:笑いのビッグバンをまさかしょもない扱いするとは。 佐藤:スモールポンだよ。    お肉を電子レンジで暖めていたら、ポンと音がした程度だよ。 田中:すごい音じゃないか、絶対ビックリするよ。走馬灯が見えるよ、その映像の中に犬がいたよ。 佐藤:君がビビリなだけだよ、犬がいたかどうかは知らないよ。 田中:そうか、もしかしら犬もmixiの中にいるかもしれないのか。 佐藤:犬は走馬灯の話だよ、mixiの中に犬は多分いないよ。 田中:というと、このコンビと一緒か……ふぅ……。 佐藤:たっ、ため息をつかないでよ! 悲しくなるから!    そもそもmixiなんて別に良いものじゃないから。    わざわざ18歳未満の人達から隠れる必要があるのかな、大人というものは。 田中:そんなこと無いよ! すごく良いんだ!! 佐藤:どこか良いのか言って欲しいよ。 田中:『mixi』という文字をまずしっかり見てよ。 佐藤:……それがどうなんだい。 田中:『mixim』にするとなんと、『i』の部分が目になっ て、なんとカニっぽくなるんだよ! 佐藤:機能じゃない!! 感性に訴えかけないでよ! 性能で訴えかけてよ! 田中:難しいことを言うなぁ、『mixi』という文字をもう1回しっかり見てよ。 佐藤:嫌な予感しかしないよ!……まぁ、見てみるけどねっ、もう1度だけチャンスをあげるけどねっ。 田中:『x』にすると、ミッフィちゃんの口になるんだよ! 佐藤:まさかだよ!! もうmixiじゃないほうが成立しやすいよ!    性能面の話をして欲しいんだ、これは何の性能だよ。ある種、田中の性能の話だよ。 田中:あっ、内面の話ですか。 佐藤:そうだよ、何でmixiという文字に固執しちゃったんだよ。 田中:ちょっと内向的だけど真面目で優しいです。 佐藤:いや、田中の内面の話じゃなくて! そして多分内向的のせいだよ、mixiに招待されないのは!    招待されたかったら、もっと積極的に生きようよ。 田中:それは無理だ。 佐藤:まぁ、性格を突然変えることは無理かもしれないけど、話を突然変えることは出来るよね。    だからmixiの機能の話をして欲しいんだよ。 田中:う〜ん、僕自身、mixiやってないからなぁ……。 佐藤:元もこうも無い! でも何か知ってるでしょ、なんか聞いたことあるでしょ。 田中:えっと、あっ、mixiの基本カラーは橙色なんだよ。 佐藤:早い段階で君言っていたし、それ機能じゃないよ! 仕様だよ!    それは完全なる外面だよ! 田中:橙色は暖色の一つで、見る人を温かく感じさせる色なんだよ。 佐藤:それは橙色の内面だよ!!    ここまでmixiの話を振っているの一切リターンが無いよ! 何だこの状況! 田中:その、あの、えっと、あれだっ、検索サイトに引っかからないところが良いよ。 佐藤:ちゃんと出るじゃない、そうだよ、そういうとこのことだよ。 田中:だから、妄想書き放題だよ。mixiやってる人は全員変態だよ。 佐藤:偏見だよ、すごく飛躍した偏見だよ。 田中:書くことによって、興奮するみたいなね。    いつ誰が来たかという足跡が残るらしいから、「あっ、あの人に見られて、あっ、うひょい!!」って。 佐藤:いないよ! 多分だけどもいないよ!    そんな足跡とかmixi要素をフル活用した変態はいないよ! 田中:僕、会員になったら絶対してやろうと思っているんだ。    ビッグバンしたら、地球という名の地を、いや、恥を宇宙に晒そうと思うんだ。 佐藤:どんな内向的な性格だよ! もういいよ! 2人:どうもありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第22位(準決勝敗退)  ブルースイカ
審査員
点数
 68  65  72  69  68 平均
点数
 68.4
[審査員の感想・コメント] ・一向に核心に迫らない遠すぎるアプローチが面白い。爆笑が連続するタイプのネタではないので、  上位に行けるかはわかりませんが、これはこれで独自の世界観があって好きです。 ・突然変態扱いされました(笑) まあ、あながち間違ってないのかもしれませんが。  おもしろくないことはないのですが、ちょっと物足りないですかね。 ・序盤の夢の中のボケで心を掴まれました その後は、二人が淡々と進めていくんですがその淡々さが逆に面白いです  もう一展開あればさらに良かったです ・雰囲気とかmixiに対しての目のつけどころとか『mixim』とか、独特な感じで面白いといえば面白いのですが、  笑い的にも内容的にも、何かくすぐられただけ、位で終わってしまった気がします。 ・味があっていいですね。ただ中盤もたついた感じがしたのが残念でした。
エントリーNo.035  百鬼夜行 「桃太郎をしばきたい」 兵藤 「はいどうも、百鬼夜行です。」 利根川「よろしくお願いします。」 兵藤 「待ちに待ったMM−1ですよ。頑張っていきましょうよ。」 利根川「屈強な男たちが自らの筋肉美を軽快なビートに乗せて披露する大会ですよね。     すごく興奮します!」 兵藤 「何の話ですか。」 利根川「だってマッスル ミュージカル−1グランプリ、略してMM−1グランプリですよね?     すごく興奮します!ドビュッシーです!」 兵藤 「ミニ 漫才−1グランプリ、略してMM−1だよ!屈強な男たち集まんないよ!」 利根川「嘘だぁ。だってさっきそこでSASUKEバカの山田見たぜ?」 兵藤 「嘘つけ!たぶん人違いだよ!ちょっと屈強な中年だよ!」 利根川「さっきそこの通路に座って甘そうなパン食ってた。」 兵藤 「山田は甘そうなパンとか食わねえよ!おそらく鳥のササミとかプロテインしか摂取してないよ!     もうこんな大舞台で変なことばっか言ったり、勝手にドビュッシーしたりしないでくださいよ。」 利根川「すいません・・・。あっ、SASUKEバカの山田で思い出したんですけど、桃太郎の鬼ってやる気あんのかね?」 兵藤 「話飛んだなぁ!なんか山田がやる気無いみたいに聞こえるじゃないか!」 利根川「だってそう思いません?絵本とかで見る限り鬼はすごいいっぱいいるじゃん。     それなのに桃太郎と犬猿雉にボッコボコにされてんだぜ?」 兵藤 「まぁ、子供のためのお話だからなぁ。多少のファンタジー要素はあるだろうよ。」 利根川「あんなガキ1人と家畜3匹にお宝やお姫様盗られて悔しくないのかよ!     もっとやる気、いや、殺る気でいかないと!」 兵藤 「なんでお前は鬼側のスタンスだよ!ていうか、お宝やお姫様はもともと鬼が奪っていったていう設定だろ。」 利根川「僕だったら全力で桃太郎を潰しにかかるんですけどねぇ。」 兵藤 「そうなんですか。たとえば?」 利根川「そうだなぁ。まずは桃太郎がこっちに来るってわかったら身内にスパイを入れるね。」 兵藤 「スパイねえ。ていうか、「こっち」とか言ってる時点で君は相当鬼に入れ込んでるだね。」 利根川「うん。ちょっと説明しましょうか。兵藤さん桃太郎やってくれます?」 兵藤 「わかりました。」 兵藤 「では、お爺さんお婆さん、鬼退治に行ってまいります!」 利根川「ちょっと待つんじゃ、桃太郎や。」 兵藤 「何ですか、お爺さん。」 利根川「お前にこれをやる。ワシが若い時に使っていた刀じゃ。」 兵藤 「ありがとうございます。大切に使います!」 利根川「あ、ひとつ言っておくが鬼が島に着くまで何があっても絶対に鞘を抜くんじゃないぞ!絶対抜くんじゃないぞ!!」 兵藤 「はぁ。」 利根川「ああ、可愛い桃太郎や。私からも渡すものがあるんじゃ。」 兵藤 「何ですか、お婆さん。」 利根川「一こ食べれば元気モリモリ、きび団子じゃ。」 兵藤 「ありがとうございます。大切にいただきます!」 利根川「いやいや、お腹がすいたら直ぐに一気に食べ切りなさい!そうすれば致死量、ゲフンゲフン、力がみなぎるからの。」 利根川「どうですか。」 兵藤 「お前は馬鹿なんだな。」 利根川「なんですかいきなり!侮辱ですか!出るとこ出ますよ!」 兵藤 「なんていうか、露骨すぎるよ!刀は絶対刃ないし、きび団子に至っては毒入ってるじゃないか!」 利根川「そ、そんなわけないよ。毒入ってないよ。」 兵藤 「入ってるよ!致死量って言ってたよ!」 利根川「まあ、仮に入ってるとしても、それはお婆さんの桃太郎に対する愛じゃん。」 兵藤 「どういうことだよ。」 利根川「『愛しい息子が鬼に殺されるなんて耐えられない!そうなる前にいっそ我が手で・・・』っていう。」 兵藤 「発想が怖いよ!犯罪者思考だよ!     ていうか、桃太郎の一番の理解者であるお爺さんとお婆さんが裏切るわけないだろ。」 利根川「いや、お婆さんはシャネルのバックで落ちましたよ。」 兵藤 「桃太郎<シャネルのバックかよ!安い親子愛だな!」 利根川「お爺さんはおにぎり3個で涙を流しながら裏切りましたよ。」 兵藤 「婆さんより価値観ひどいな!!」 利根川「『ありがてえ・・・!ありがてえ・・・!』って言ってたよ。」 兵藤 「どんだけ食に飢えてるんだよ!ババアはお爺さんに飯食わせてねえの!?」 利根川「まあこれで鬼が島に着く前にかなりのダメージを与えれるよね。」 兵藤 「まあ、育ての親に300万とおにぎり3個で裏切られたらトラウマだよ。」 利根川「でも桃太郎もしつこいから鬼が島に乗り込んでくるわけですよ。」 兵藤 「なんかやたら桃太郎に敵意だしてんなぁ。」 利根川「だからこっちも戦力を増強するんです。各方面の鬼をスカウトします!」 兵藤 「各方面の鬼って何だよ。」 利根川「やっぱね、赤鬼、青鬼とかヴァリエーションに乏しいでしょ、僕ら。」 兵藤 「僕らて、お前はいつから鬼になったんだよ。」 利根川「まずは格闘技界からキックの鬼、沢村忠!」 兵藤 「古っ!いまの若い子絶対知らないよ!」 利根川「真空飛び膝蹴りで桃太郎の顎を砕き割ってほしいですね。」 兵藤 「沢村忠はそんなことしないよ!     若い子向けの補足も兼ねて言いますけど、ポケモンのサワムラーのモデルになった方ですよ。そんなエグいことしませんから。」 利根川「あとドラマ界から渡る世間の鬼ババア、泉ピン子ね。」 兵藤 「おい!色々失礼だろうが!!」 利根川「桃太郎を嫁をなじる姑のように精神的に苦しめてほしいですね。」 兵藤 「なんかわかるけど!そういう役似合いそうだけど!」 利根川「ブログ界からは鬼嫁日記の鬼嫁!」 兵藤 「もはや戦力にもならないよ!一般主婦だよ!」 利根川「頑張って毒入りきび団子をこしらえてほしいですね。」 兵藤 「それ桃太郎のババアじゃねえか!何先回りしてるんだよ!」 利根川「最後に筋肉の鬼、山田勝己!」 兵藤 「SASUKEバカじゃねえか!あいつSASUKEの練習で忙しいよ!!」 利根川「SASUKEのことは諦めて、鉄工所のバイトをやめてまともな職に就いてほしいですね。」 兵藤 「なんで山田だけリアル駄目出しだよ!手厳しいこと言いすぎだろ!」 利根川「この4人の鬼たちを雇って桃太郎をボッコボコにしてやりますよ。」 兵藤 「何の統一性もない4人だな。沢村に泉ピン子、ババアにSASUKEバカって。     まあ、いいんじゃない?桃太郎たちも4人だし4対4でさ。」 利根川「いや、桃太郎1人ですよ。鬼が島に向かう途中でお供にきび団子食わせてるから。」 兵藤 「桃太郎馬鹿すぎだろ!あんな見え見えの策に引っ掛かるなんて!     ていうか、お前は桃太郎に厳しすぎるよ。なんでそんなにまで桃太郎を嫌うんだよ。」 利根川「・・・実は俺、昔腐った桃を食べて5日間嘔吐が止まらなくなったことがあってさ。」 兵藤 「完全に自業自得じゃないか!」 利根川「まあ、桃だけに、ピーチ、ってわけで。」 兵藤 「・・・・・英訳しただけじゃねえか!!いい加減にしろ!」 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第21位(準決勝敗退)  百鬼夜行
審査員
点数
 57  59  82  72  73 平均
点数
 68.6
[審査員の感想・コメント] ・鬼側に入れ込んだ桃太郎ネタっていうアイディアは面白いんですが、結局のところ類型的な桃太郎ネタにとどまっていたのが残念。  あと、採点とは直接関係ないんですが、乱暴な言葉が多く、読んでいてあまりいい気がしませんでした。 ・ ・・・あれ?気付いたら終わってしまいました。  これから戦いやなんやかんやあっておもしろくなるんじゃないのかな。不完全燃焼な感じでした。 ・よくある桃太郎ネタを完全に違った視点から作ると新鮮で良いですね  最初と終盤にしか出て来ない山田が相当、強いインパクトを残しました  欲を言えば、桃太郎の視点側なんかも少し絡めるともっと良くなると思います ・桃太郎が敵側、という発想がなかなか面白く、そのあたりのボケにはセンスを感じました。  ただ、ちょっとSASUKEの山田に頼りすぎのような気がしました。各方面の鬼も、1つ1つのボケとしては面白いのですが、  芸能界的な方向の人ばかりで、おとぎ話である桃太郎とどうにもミスマッチな感じがしました。 ・タイトル見た段階では、これは爆笑が期待できるんじゃないかと思ったんですが・・・  せっかく面白かったのに、突然終わってしまったってのが率直な感想です。  最後の一押しがありませんでした。上位にいくにはその最後の一押しが大事なのに・・・ 「鬼嫁日記」とかは笑ったんですけどね。
エントリーNo.036  天体観測 「恋愛ゲーム」 翔:早速なんですけど、オレって野球部なんですよ    それでこの前、練習試合があってオレが7番サードでスタメンで出場したんですよ ミヤ:あら、凄いじゃないですか  翔:そしたら2回表にあっという間に代打を出されまして ミヤ:早いね!なんのためのスタメンだったんだろう  翔:それで、非常に自分の存在価値に悩んでしまい、最終的には恋愛ゲームを作ってしまったんですよ ミヤ:なんですかその発想。つじつまがあわなすぎますよ  翔:ですから急展開ですが、この場でゲームをやろうかなと ミヤ:まぁ、いいですけど・・・  翔:なんとミヤが主人公の学園ラブストーリーなんですよ ミヤ:私が主人公なの?どんな感じ?  翔:まずはタイトル 『ライト ブルーウェーブ コウシエン メザセ』 ミヤ:ラブストーリーって感じがしないんですけど!  翔:しかも各単語の頭の文字をつなげるとラブコメになるんだよ? ミヤ:どうでもいいよ!しかも後半はただの文だし!!  翔:オレの野球好きが伝わってくるだろ! ミヤ:知らないよ!!監督に言って!もうタイトルはいいから!  翔:じゃあゲームを始めるよ    『まずは高校名を決めてください』 ミヤ:そんなのも選択するんだ  翔:『おにぎり学園   おにぎりスクール   おにぎり学校』 ミヤ:おにぎり固定の意味が分からない!もうどれでもいいよ!  翔:ミヤはおにぎり小学校に通う6年生 ミヤ:何で小学生なのよ!せめて高校生にして!  翔:じゃあ、ミヤはおにぎり高校に通う6年生 ミヤ:3年間留年してるじゃない!3年生にして!  翔:現在、ミヤの気になる人は3人。さて、誰に話しかけてみよう ミヤ:おっ、まともなストーリーになってきたね  翔: →二岡   小笠原   阿部 ミヤ:巨人のクリーンナップじゃん!  翔:安心しろ!打率は3割台だが女に関すると6割まで上昇する! ミヤ:そんな話は聞きたくない!ちゃんと一般人にして!  翔:わかったよ    →達也  和也  パンチ ミヤ:野球好きはもう分かったって!しかも最後の選択肢は飼っている犬の名前じゃん!  翔:その場合はミヤも「みなミヤ」に変わります ミヤ:南ちゃん、出てこなくていいよ!普通の名前でいいから  翔: →桜井  坂崎  高見沢 ミヤ:今度はALFEEじゃん!  翔:さっきから注文がやかましいな ミヤ:どうして普通に出来ないの!?  翔:いいから3人から選べよ! ミヤ:・・・じゃあ高見沢で  翔:ミヤは高見沢に話しかけてみることにした ミヤ:ようやくストーリーが進行した・・・  翔:「おはよう高見沢君、あれ?本を読んでるの?」 ミヤ:なんかこういうのっていいね  翔:さて?高見沢の読んでいる本は? ミヤ:選択肢があるんだ  翔: →週刊押し出し  週刊上手投げ  週刊まわし ミヤ:絶対、高見沢相撲部だ!週刊まわしなんて絶対読みたくないし!  翔:さて、どれにしますか? ミヤ:なんかどれも嫌だけど・・・じゃあ週刊押し出しで  翔:「あぁ、ミヤさんこんにちは。私はこの本を読みながら紅茶を飲むのが大好きでね」 ミヤ:読んでる本と全然合ってないよ!しかも高見沢、凄い上品そうだし  翔:「奇遇ですね!私もその本読んでます」 ミヤ:私も読んでるの!?  翔:二人はすっかり意気投合をした ミヤ:きっかけが相撲って・・・  翔:二人はメルアドを交換し、今日の夜にメールをする約束をした ミヤ:おっ、いいムードだね  翔:その夜、ミヤのケイタイに着信音が鳴り響く。高見沢からだ ミヤ:ついにメールが来た!  翔:「私たちは学校へ行こうの森田剛チームです。ただ今、メールで全国を回るという企画中です」 ミヤ:それは一昔前に流行った嘘のチェーンメールでしょ!懐かしい!  翔:ミヤはすっかり高見沢に夢中だ ミヤ:なんで!?高見沢の言葉でメール貰ってないよ!  翔:そこでミヤは思い切って高見沢をデートに誘ってみる事にした ミヤ:おぉ!思い切ったね  翔:さて、行き先はどこにしよう    →札幌ドーム  東京ドーム  名古屋ドーム  ラブホテル ミヤ:もう野球はいいって!私から監督に伝えるから!しかも最後は展開が速すぎる!  翔:残り10秒に選ばないと高見沢の顔が少しずつ、ふやけていきます ミヤ:どんな人間よ!あぁ、もう札幌ドームでいいや!  翔:ミヤは早速、高見沢にメールを返信することにした ミヤ:100%成功しないよぉ・・・  翔:高見沢からメールが帰ってきた ミヤ:帰ってきたんだ!何て?  翔:「いいよ♪ じゃあミヤは札幌ドームに来てね。オレは那覇空港で待っているから」 ミヤ:待たないでよ!真逆の待ち合わせだよ!  翔:「時間は午前2時でいいかな?」 ミヤ:よくないよ!真夜中じゃん!望遠鏡を担ぎ込む時間じゃん!  翔:デート当日、ミヤは札幌ドームの前に立っている ミヤ:勝手に話し進んでるし。来ないって!!沖縄に行きなよ!!  翔:待ち合わせの時間から4時間が経過。朝日が昇ってきた ミヤ:もう帰りなよ!絶対来ないし!ってか沖縄に行きなって!  翔:しょうがないのでミヤは高見沢にメールしてみる事にした ミヤ:早く行けばいいのに・・・  翔:「私たちは学校へ行こうの森田剛チームです。ただ今、ふりかけを海に投げ捨てながら全国を回るという企画中です」      ミヤ:なんで、私もチェーンメールなのさ!!しかも企画内容の意味が分からん!  翔:すぐに高見沢から返事が来た。「森田剛さんですか!?サインが欲しいんですけど!」 ミヤ:騙されている!!昨日、自分で送ったチェーンメールなのに騙されている!  翔:「もしよかったら写メとかも欲しいんですけど!」 ミヤ:あのさぁ・・・送信者の名前は私名義だよね?なんで騙されているの?  翔:・・・世の中には聞いちゃいけないこともあるんだぞ? 太平洋に沈められるぞ? ミヤ:怖いよ!  翔:話を続けるぞ。 ミヤはこの返事を受け、すぐに8時間かけ沖縄に旅立った! ミヤ:旅時間長いよ!私も完全にアホじゃん!  翔:那覇空港に行くと一人の人影が ミヤ:高見沢はずいぶんと辛抱強いね!  翔:そこには高見沢がまわし姿でつっぱりをしていた! ミヤ:人目を気にしてよ!もういいよ! 二人:ありがとうございました ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第29位(3回戦敗退)  天体観測
審査員
点数
 63  71  66  45 平均
点数
 61.2
[審査員の感想・コメント] ・おにぎりだったり、野球だったり、相撲やチェーンメールなど、一つ一つのボケはで、  なんでこの流れで出てくるの!? っていうバカバカしさを持っていますが、それが続きすぎて話にまとまりがないように見えました。  こういった、テーマと関係なさそうな、ナンセンスなフレーズは隠し味程度に抑えた方がいいと思います。 ・前見た時と比較してかなり改変されていますね。チェーンメールがワケ分からんものになったというのはいいのですが、  相撲のところは、そもそもイメージとかけ離れすぎて、ちょっと浮いているような気がするんですよね。  あとでミヤ自身が「読んでる本と全然合ってないよ!」とつっこんでいる通りですね。個人的にはそこに違和感です。 ・本題に入ってからも翔が野球好きである事を度々使うなら、もっと大胆に野球色を出したボケを使っても良かったんじゃないかと思います。  あるいは、最初にもっと行を割いて翔の野球好きを印象付けるとか。ゲーム内のボケとしては「森田剛チーム」が特に面白かったです。  オチへの流れが少々急だったので、終盤でもっと展開的に盛り上がる所があると良かったと思います。 ・そろそろアルフィーネタは使い古されてきましたね。あと週刊○○といったボケも・・・  こういう、よくあるパターンのボケの焼き直し的なものが目立ってしまった感じでした。  あと後半の「那覇空港で待っている」の部分もネタに無理があるように感じましたね。なぜ沖縄に行ってしまうのか・・・  「ラブコメ」や「顔がふやけていきます」とかは笑ったんですが、個人的には、前回のネタの方が好きでした。  次回は決勝ぐらいは軽くいけるようなネタを見せてくれることを期待したいです。
エントリーNo.037  パピーゲバ 「GYA-KU-GI-RE」 島田:どうも、どうも〜。 杉本:さあ、漫才をやっていきますよ。 島田:今日は杉本さんに質問があるんですよ。 杉本:……そ、そんな!島田さんが僕に興味を示してくれるなんて! 島田:なにちょっと感激してんだよ! 杉本:いや、もうなんでも聞いてくださいよ!! 島田:いや、あのね、僕はヒマを持て余すことが多いんですよ。    ふと、一人だけになる時間ってあったりするじゃないですか。 杉本:……うん、確かにね……。 島田:そういうときに、良い暇つぶしの方法ってないかなぁって。 杉本:そういうのは任してくださいよ! 島田:お! 杉本:右手左手反転ゲーム! 島田:……なにそれ? 杉本:右手と左手を出すだろ?    右手の伸ばしている指を、左手は曲げるの。    右手の曲げている指を、左手を伸ばすの。 島田:ん?どういう感じ? 杉本:初心者は、指二本からスタートするのがいいんだけど。    こう右手をこうして(クイッ)左手はこうして(クイッ)    で、だんだん早くしていって……    (クイッ)(クイッ)(クイッ)(クイッ)    あー!間違えたぁー!クッソー!もう一回!    (クイッ)(クイッ)(クイッ)(クイッ)    あーーーッ!ここ鬼門だなぁ!クッソー!    (クイッ)(クイッ)…… 島田:…………。 杉本:キャッキャ!! 島田:……楽しそうだねぇー……。 杉本:…………。(どよーん) 島田:ん? 杉本:なぁんだよッ!!悪ぃかよッ!! 島田:な、なんだよ、どうしたんだよ……。 杉本:あぁ!楽しんでたさ!それが悪いかよ!! 島田:いや、別に、楽しそうだね。って言っただけじゃ……。 杉本:くっそー、見下しやがって……。 島田:いや、何言ってんの? 杉本:じゃあ、「楽しそうだねぇー。」を完璧な日本語にしてみろよ!! 島田:…………はあッ!? 杉本:はん!!ヤッパリな!! 島田:なにがヤッパリなんだよ!まずお前が何を言ってるのかわかんないんだよ!!    完璧な日本語にしてみろってなんなんだよ!! 杉本:いつ、どこで、だれが、どうしたか!    一から十まで一字一句もらさず言えって言ってんだよ!! 島田:……よくわかんねぇよ……。 杉本:どうせ、    「一人遊びで、あんなに盛り上がってるよ。     こんなんで盛り上がる人間の気がしれないけど、     君みたいなくだらない人間には楽しそうだねぇー……」    とか、思ってたんだろ!! 島田:……今の日本語「いつ、どこで…」とか出てきてないけど…… 杉本:細かいこと言うんじゃねぇよ!! 島田:なあ、被害妄想が激しすぎるって。 杉本:じゃあ、どういう意味で「楽しそうだねぇー」って言ったんだよ! 島田:文字通り、お前が楽しそうに遊んでたから……。    楽しそうだねぇって、同意したんじゃん。 杉本:くっそー!言い方が見下してんだよ! 島田:じゃあ、どう言えばよかったんだよ。 杉本:どうせ俺は友達いねぇよ!! 島田:いや、一言もそんなこと言ってないよ。 杉本:なんだよ、なんだよなんだよッ!    お前に興味を持ってもらって、テンションの上がった俺はなんだったんだよ!!    うあぁーーーーッ!! 島田:な、泣くなよ……。 杉本:泣いてねぇよ!! 島田:そ、そうだよな?大の大人が、こんなことで泣くわけないよな? 杉本:なんだ!それは遠まわしな嫌がらせか! 島田:えぇええ!? 杉本:俺を追い詰めるだけ追い詰めて、最後泣かして……。    あれ?大の大人が何泣いてんの?ってトドメを刺す伏線張りやがったな!! 島田:そんなつもり毛頭ありません!! 杉本:ふと、一人だけになる時間ってあったりするじゃないですか。    とか、嫌味言いやがってよ!! 島田:いや、それは漫才のネタフリじゃん。 杉本:あのとき俺はな、笑顔の裏で泣いてたんだよ!!    俺はいつもひとりぼっちだよ!! 島田:……いや、人間誰しも孤独なもんだって……。 杉本:はいはい、大人ですね! 島田:なんなんだよぉ……。 杉本:大体、孤独なのはお前のせいだからな!!    相方だったら、俺の孤独を癒せよ!!いつもそばにいろよ!!    ずっと、俺だけを見つめとけよ!! 島田:や、やめろよ……。何を言い出してんだよ……。 杉本:それだけで十分なのにぃーーーッ!! 島田:…………う、うん。 杉本:ヒイてんじゃねぇよ!! 島田:落ち着けって!な?な? 杉本:えっぐ、うっぐ……。 島田:泣いてる? 杉本:な、泣いてねぇよ!! 島田:いや、ホント面白そうな遊びだなって、心から思ったんだよ。 杉本:……マジで? 島田:マジでマジで。 杉本:本当に面白そうだと思ったんだな!? 島田:……本当だよ! 杉本:じゃあ、なんで今やってねぇんだよッ!! 島田:えぇええええええッ!? 杉本:やっぱり見下してたんだな!! 島田:いや、今やるのはおかしいだろ! 杉本:面白そうだなって思ったんならやれよ!!ほら、今やれ!ほら! 島田:えーっと、どんなルールだっけ……。 杉本:ルールも覚えてねぇのに、面白そうだとかぬかしてんじゃねぇよ!! 島田:いや、覚えてるよ!    右手左手反対ゲームだろ? 杉本:右手左手”反転”ゲームだよ!! 島田:ごめんごめんごめん!! 杉本:いい!もういいッ! 島田:そんなヘソを曲げるなよ。    ほら、一緒にやろうぜ?右手左手反転ゲーム。 杉本:なんで一人遊びを二人でやるんだよッ!! 島田:い、いや、二人でやったらもっと楽しいって!な? 杉本:二人いるなら、もっと楽しいこといっぱいあることくらい俺は知ってるぞッ!! 島田:いや、でも暇つぶしに最高だと思うよ。 杉本:なんだ!ヒマなのか!俺と一緒はヒマなのか! 島田:いや、そういうことじゃなくて……。 杉本:せめて一人じゃないときくらい、    右手左手反転ゲームじゃないことしてぇよぉーッ!! 島田:ハッ!そうか、うわぁ………ご、ごめん……迂闊だったよ……。 杉本:俺、もう帰る……。 島田:えぇええええッ!?いや、まだ漫才終わってない! 杉本:後は……任せるわ……。 島田:おい!マジで帰るのかよ!一人でこのあとどうすりゃいいんだよ! 杉本:(いなくなる杉本) 島田:えー?えー?えー? 杉本:じぃーーーー……。(舞台袖から見てる杉本) 島田:…………うわ、すっげーこっち見てるよー。    …………えーっと、一人だとつまらないなぁ。あ!あの遊びをしよう!    (クイッ)(クイッ)(クイッ)(クイッ)    キャッキャ。キャッキャ……。    …………ううう……もう勘弁してくれぇーーーーーッ!! (終) ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第10位(準決勝敗退)  パピーゲバ
審査員
点数
 75  87  72  86  59 平均
点数
 75.8
[審査員の感想・コメント] ・言葉尻を捕らえて駄々をこねる杉本と翻弄され続ける島田の対比、杉本の強引な理屈が面白く独創性も高い良作ですが、  逆ギレのはじまりが理不尽すぎて笑いよりも疑問符が浮かんで、楽しみきれなかったのが惜しいです。 ・結局話自体は何も進展してないんですよね。その中でこれだけ笑わせるのはさすがだと思います。 ・う〜ん……やっぱり自分の中でゲバさんだからっていうのが心に残っているからか  ハードルを上げすぎちゃうんでしょうか いつもの切れ味鋭いボケやツッコミが見られなかったかなと  ただ、文章力が素晴らしいので状況を思い浮かべられる技術力はさすがの一言です ・ ・
エントリーNo.038  対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース 「不毛漫才・支離滅裂」 2人「はいどうも、よろしくお願いいたしますぅ」 荒月「えぇと、僕たち『対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース』っていうコンビ名なんですけども」 風間「長くてすいません、ホントに。覚え難いですよね、すいません。悪ふざけですよ」 荒月「まぁ適当に『たいこ』って略してください」 風間「取るトコおかしくないですか?まぁ別に構いませんけれど」 荒月「そんなコトより聞いてくださいよ」 風間「どうかしましたか?」 荒月「実は僕、今猛烈にトイレ行きたいんですけど」 風間「行っとけよ、出番の前に。我慢してください。今は大事な舞台なんですから。せめてネタ終わりまで待ってください」 荒月「でも、『らき☆すた』の岩崎みなみと『涼宮ハルヒの憂鬱』の長門有希の声優は一緒なんですよ?」 風間「……だからなんですか?話の脈絡が一切意味不明なんですが?」 荒月「でももう出ちゃいそうなんだよ……今もう下半身がヤバイことに……」 風間「……大きいほう?」 荒月「中くらいのほう」 風間「何だよそれ。無ぇよそんなの。あったとしてそれはオナラと分類されるやつだよ、きっと」 荒月「あ、大きいほうってそういうこと聞いてたの?」 風間「そりゃそうだろ。文脈から考えろよ。じゃあお前逆に何の方だと思ってたんだよ?」 荒月「アレの大きさ」 風間「何だよアレってよ」 荒月「文脈から考えろよ」 風間「無理だよ。無理だから聞いてるんだよ」 荒月「どんだけぇ〜」 風間「意味分かんねぇよ。もういいよお前、トイレ行ってこいよ。私一人で漫談でなんとかするから」 荒月「そう。悪いね。後でおもちゃ買ってあげるね」 風間「いらねぇよ。ガキじゃねぇんだから。早く行って戻ってこいよ」 荒月「うん、じゃあ行ってくる」(舞台袖へ) 風間「ったく、しょうがねぇ奴だな……。さて、困ったもんだな、どうしたもんかね……」 荒月「ただいまー」 風間「あれ、随分と早いな?どうした?」 荒月「うん、なんかトイレの前に何十人もヤンキーがたむろしていて……」 風間「ヤンキーが多い中学校か。あいつら何故かトイレに集まるんだよな。個室で大便中にぞろぞろ入って来た日には、寿命縮むような思いだぞ」 荒月「そうなんだよ。怖いんだよ。 で、俺仕方ないから唾吐きつけて帰ってきたよ」 風間「何やってんだよ。そのワンステップ要らないっつーかやっちゃダメだろ」 荒月「うん。隣の家のオジサンに怒られたよ」 風間「誰だ、そいつはよ。いたのか?現場に?いないよな? 急に出てくるから驚愕したわ」 荒月「急に出てくるって、猫が?」 風間「トラックか。俺トラックの運転手か。横転事故になるわ」 荒月「ところでどうしよう。トイレ行きたいんだけど……」 風間「ヤンキーがたむろってて行けないんだろ?じゃあ他のトイレ行けよ」 荒月「他って言われても……僕あのトイレしか知らないんだよね……」 風間「じゃあそこらへんにいるスタッフに聞いてみれば?」 荒月「えぇ、恥ずかしいよ」 風間「人見知りか。言ってる場合じゃないでしょうよ。下半身今ヤバイことになってるんじゃないのか?」 荒月「うん、僕の下半身は今ナイアガラの滝みたいな感じだよ」 風間「……例えが分かり難いよ。いや、もしかして滝みたいにガンガンに流れ出してるってコトじゃねぇの?漏らしてないか?」 荒月「え……分かんない」 風間「分かるだろ、そんくらい。赤ちゃんじゃねぇんだからよ」 荒月「分かんないけど……だから面白いんじゃないかな?」 風間「面白かねぇよ、これっぽちも」 荒月「ところで話は変わりますけど、“ゴルゴ13”の“13”は“じゅうさん”じゃなくて“さーてぃーん”って読むらしいですよ」 風間「変わりすぎだよ。そして変わった先の話は誰しもが知ってる話だし、“らしい”じゃなくて断定しても良いくらいの話だろ」 荒月「僕はこの事実に三十秒前に気付きました」 風間「遅いよ。それまで“ごるごじゅうさん”だったのかよ。てか三十秒前って、漫才の最中じゃないか?何故そこで気付いた?」 荒月「神様のお告げがあったんだよ」 風間「嘘つけよ。てか仮に本当だとしても、神様は何でそんなどうしようもないことを告げてんだよ」 荒月「暇だったんじゃない?」 風間「だろうな。てか私らは何でこんな不毛な話題で話をしているんだろうね」 荒月「…………」 風間「どして何も言わないんだよ。MM−1だぞ? ……そうだよ、MM−1だぞ?MM−1で私らは何やってるんだよ」 荒月「コント?」 風間「ルール違反だよ。漫才をやれとのお達しなんだよ。なのに私ら出てきてからトイレの話しかしてないでしょ?」 荒月「悪夢ですね」 風間「アンタが言うなよ」 荒月「……どうも、『対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース』でーす」 風間「何故今自己紹介?全てをリセットしようとしてませんかね?無理だよ、もうやっちゃったから」 荒月「ところで僕ちょっとやってみたいことがあるんですよ」 風間「今からネタですか?凄いノープランですね」 荒月「僕、殺し屋っていうのをやってみたいんですよ」 風間「無理だよ。色んな意味でもう無理だよ。“ゴルゴ13”も正しく読めないやつに殺し屋は無理だよ」 荒月「読めるよ。“さいとう・たかを”だろ?」 風間「そりゃ作者でしょうよ」 荒月「…………もう、帰ろうっか?」 風間「自由だな、お前。帰りたいなら、じゃあ私も帰るよ。無駄に疲れたよ。そして結果が目に見えるよ。正真正銘の悪ふざけだよ、これは」 荒月「じゃあ、最後にアレ言って。あの、漫才終わるときによく言う……」 風間「アレ?アレって……“いいかげんにしろ”?」 荒月「いや、“いわゆる一つの萌え要素”」 風間「よく言わねぇよ。いいかげんにしろ」 荒月「ブータン」 2人「どうも、すいませんでした」 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第36位(3回戦敗退)  対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース
審査員
点数
 67  68  15  58  40 平均
点数
 49.6
[審査員の感想・コメント] ・ダラダラとした中身のないやりとりに脱力しつつ読んでいたら、いつの間にか含み笑いをしている。天然なのか計算なのか……。  結構好きだったので、終盤がいい加減に作られていた(ように見えた)のがもったいない。 ・これも中身ないけどおもしろいなあ。ただ、話が散漫な分、どうしても大きな笑いには欠けましたね。 ・まずは漫才の軸がないのと、ボケが突発的にどんどんと飛んでいってしまうので整理してほしいです  トイレに行きたいという前半が後半では全く触れられてもいないですし ・タイトルどおり、不毛な感じが面白かったです。「殺し屋をやりたい→無理だよ」のくだりが特に好きです。  ただ、全体的にボケとしては弱いと思いました。 ・「神様は何でそんなどうしようもないことを告げてんだよ」は笑いました。  このネタはもっと作りこめば絶対さらに面白くなったと思います。  例えば、最初に突然出した声優ネタを、また後半の方でうまく使ったりとかができれば笑いがさらに広がるんですけどね。
エントリーNo.039  フリダシニモドル 「体育祭」 速見「どうもー!よろしくおねがいしまーす!『フリダシニモドル』でーす!」 高橋「……僕が高橋康二で、僕の隣にいるのが死んだおじいちゃんです」 速見「何か見えてる!!大丈夫!?お前の隣にいるのは、相方の速見真一だよ!」 高橋「あ、お前か。おじいちゃんと間違えたってばよ」 速見「間違えないだろ。オレどんだけ老けた顔してんだよ!そんで語尾、どこかの忍者か!」 高橋「最近視力……まぁね、僕最近運動不足なんですよ」 速見「突然話を変えるな! 視力が悪いから僕とおじいちゃんを間違えたって言い切れ!」 高橋「いや、視力は上がってるんです」 速見「上がってるのかよ!じゃあ視覚を脳に伝達する神経がヤバイことになってんじゃねぇのか!?」 高橋「でも僕ね、運動不足なんですよ」 速見「あ!それはいけませんね! ちゃんと運動しましょう!」 高橋「だからオレビリーズブートキャン……体育祭をやりたいね」 速見「発想おかしくない?何でお前の運動不足解消の為に学校あげて行事をやるんだよ。そして中途半端に元軍人の編み出した新エクササイズを挟むなよ………でも体育祭は楽しいですよね」 高橋「開会式から始まってね」 高橋「えー、おはようございます。本日は第666回体育祭の日です」 速見「多くない!?ココどんだけ歴史のある学校だ?戦争を乗り越えてるのか? てか不吉な回数!」 高橋「ご来賓の皆様。本日はお足元の悪い中よく来てくださいました」 速見「体育祭やるのに足元悪いっておかしくないか?全天候対応ドームかここ?」 高橋「(ガラの悪い声)おーい、校長。引っ込めー。話長いぞー」 速見「おぉ、どこの学校にも一人はいる馬鹿な生徒だ。……ヤンキーのセリフのときくらいは、テンション上げろや。迫力無いから」 高橋「生徒指導の郡山先生、お静かにお願いします」 速見「アイツ生徒指導か!!辞めさせろ、生徒たちに悪影響だから!」 高橋「選手宣誓」 速見「あっ、コレは『宣誓!我々選手一同は……』ってやつですね」 高橋「先生。我々選手一同は……」 速見「何を先生に言ってんだよ!誓いを述べろ!」 高橋「宣誓。健やかなる時も病める時も、私は新婦を愛することを誓います」 速見「何を誓ってるんだお前!?結婚か?すんのか結婚? 選手宣誓をしろ!」 高橋「宣誓。我々選手一同は正々堂々と戦うことを誓います。3年1組一同」 速見「何でクラス全員いるんだよ!代表の生徒1人か2人でいいだろ!」 高橋「開会式終了。 続いては2年生女子の100m走です」 速見「コレは徒競走ですね。みんなガンバレ!」 高橋「位置について……よーい……パーン。大変だ。教頭先生が撃たれた」 速見「なんか淡々としてるなぁ……教頭撃たれてるのにテンション低すぎ……ってか銃本物!?そんで体育祭の途中で教頭を撃つな!」 高橋「赤組、速いです。白組、がんばってください。」 速見「まだ徒競走やってるの!?生徒無視か!教頭の心配もしろよ!」 高橋「教頭は大丈夫。跳ね返したから」 速見「ありえないだろ!どんな頑強な体を持った教頭だ!?」 高橋「何故なら教頭は別名『デブデブ先生』と呼ばれているからな」 速見「肉の弾圧で弾き帰したのかよ!痩せろ!ビリー教官の元で! 他の競技に移れ!」 高橋「続いては3年生男子による組体操です」 速見「あ、『サボテン』とか『ピラミッド』とかですね」 高橋「ドンドンドンドンドン……ドドン『グラビアアイドル』」 速見「みんなして寝そべってるだけじゃない?ねぇ?」 高橋「ドンドンドンドンドン……ドドン『ラッコ』」 速見「みんな仰向けになっただけだろ!!」 高橋「ドンドンドンドンドン……ドドン『テレビを観てるお父さん』」 速見「だからさ、寝そべってるだけじゃん!?」 高橋「3年生男子、退場」 速見「もう終わり!?全員でグラウンドに寝転がっただけだろ!」 高橋「続いては1年生による台所用糸引きです」 速見「切れる!切れちゃうから!アレは相当弱いぞ!?」 高橋「よーい……パーン。 さぁ、1年生が一斉に台所用の糸を持つ……あっと切れています」 速見「もう!?せめて引っ張ってから切れろ!」 高橋「勝者、白組です」 速見「何をもってして!?引く前から切れてんだろ!次の競技へいけ!」 高橋「続いての競技は借り物競争です」 速見「なるほどね、ありましたねそういうのも」 高橋「位置について……よーい……パーン。大変だ。教頭先生が撃たれた」 速見「またか! んでテンション上げろ!」 高橋「教頭は大丈夫だ。跳ね返した。何故なら教頭は」 速見「別名『デブデブ先生』と呼ばれているんだろ!さっき聞きました!」 高橋「さぁトップの選手が今借り物が書かれたメモを手にしたぞ」 速見「何が書いてあった!?」 高橋「『奈良の大仏』」 速見「無理だろ!『借り物競争なんで貸してください』って言って貸してくれるか!」 高橋「さぁトップの選手が今奈良へと向かって学校を出発しました」 速見「行くのかよ!てか帰って来る頃にはもう体育祭終わってるだろ」 高橋「さぁ続いて2番手がメモを手にした」 速見「おっ!何て書いてある!?」 高橋「『好きな人に告白してゴールまで連れて来る事』」 速見「何で体育祭の借り物競争に出ただけで告白せにゃならんのだ!?」 高橋「今2番手の選手が同じクラスの吉田さんの元へ行きました。彼は彼女のことが好きなのか?」 速見「そっとしておいてやれ!今は!」 高橋「えー?アイツってああいうのが趣味なんだ……」 速見「アホかぁ!」 高橋「続いて3番手がメモを手にしました」 速見「何だ次は?」 高橋「『ヤクザの事務所の時計』」 速見「ハードル高っ!!」 高橋「今3番手の選手が村雨組の事務所へ走って行きました」 速見「貰いに行くの!?諦めろって!」 高橋「さぁラストの4番手が手にしたメモには何が書かれているのか?」 速見「何だ?次は?」 高橋「『メガネ』」 速見「普通だ!」 高橋「おっと今2番手の選手が無事女の子を連れてゴールしました……あれ?さっき誘った子じゃないですね」 速見「ふられてた!!仕方なくて第2候補!?」 高橋「さぁ、続いて今奈良県から大仏を引きずって選手が戻って来ました」 速見「早っ!!もう戻って来たのか!?てか借りられたのか!?」 高橋「そしてメガネを持った選手も無事ゴールしました。続いての競技に参りましょう」 速見「『ヤクザの事務所の時計』の選手は!?スルー!?お前ちょっと待てよ!」 高橋「何?まだ体育祭の途中だよ?まだ騎馬戦とか歌合戦とか残ってるよ?」 速見「歌は体育祭じゃやらねーよ。このまま行っても多分ダメだ!終わりだ終わり!」 高橋「というわけで優勝は、俺」 速見「何でだよ!いいかげんにしろ」 2人「ありがとうございました」 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第34位(3回戦敗退)  フリダシニモドル
審査員
点数
 54  73  17  53  57 平均
点数
 50.8
[審査員の感想・コメント] ・一回の台詞で、複数のツッコミや説明を入れようとして、ごちゃごちゃしていたり、読み方など文章だと伝わりづらいボケが多く、  流れが作れておらず、組体操や借り物競争など面白いところもあるのに、全体的に印象に残らなかったのが惜しい。 ・スタートダッシュに失敗した感じ。最初の方がちょっとベタなボケが多すぎるのが気になりました。  中盤の組体操のあたりからはおもしろかったのですが。 ・うるさい生徒が実は先生、宣誓を先生、銃が本物等と使いまわされたボケが多く入りすぎているのがまずはまずいです  後は、テンションを っていうボケが多く見られますがテキストなので伝わり辛いのかなぁ、なんて気もします ・第666回とか組体操のあたりが面白かったです。オチも個人的には好きです。  ただ、全体的にはベタでボケが弱いと思いました。ツッコミがちょっと長すぎる箇所があるのも気になりました。 ・後半の組体操ネタや借り物競争ネタは笑いました! それだけに前半が惜しい・・・  最初の14行の部分のやりとりもギクシャクしてましたし、その辺はもう少しセリフを丁寧に作った方がいいと思います。
エントリーNo.040  HIGH−POP 「メリーさんか羊」 小沢 どうもHIGH−POPです。 伊上 お願いします。 小沢 なあ、もしメリーさんと羊に付き合ってくださいって言われたらどっちを取る? 伊上 あー、迷うな。 小沢 一応聞くけど、それはいいほうの悩み? 伊上 うん。 小沢 あ、そうなの。 伊上 ちょっと質問してもいいか? 小沢 何?金の話以外なら。 伊上 羊ってさ、焼く前、後? 小沢 そこは生前でお願いします。 伊上 あ、活動中ね。 小沢 OK? 伊上 OK。あとさ、メリーさんは焼く前、後? 小沢 何のメリットがあって焼くんだよ。どちらも生前だよ。 伊上 分かったよ。あ、俺は生前? 小沢 お前選ぶ権利を放棄する気か。生きろ。 伊上 ありがとう。 小沢 どういたしまして。ほかに質問は? 伊上 はい。 小沢 伊上。 伊上 メリーさんは女ですか? 小沢 残念ながら男だ。 伊上 やったー。 小沢 あ、喜びますか。いいんですけど。 伊上 じゃあ、羊はラム、あ、女? 小沢 食う気だろ。すごい間違いしたな。 伊上 どんまい。 小沢 お前自身への言葉だよ、それ。 伊上 どんまい。 小沢 俺なんか変なこととか言ったかな?ねえ? 伊上 俺は女? 小沢 あ、今まで知らずに生活してた?トイレとかどっちに入ってた? 伊上 入らない。 小沢 わーワイルド。じゃあ胸は? 伊上 ぺったんこ。 小沢 じゃあもう分かったね? 伊上 カマ。 小沢 あうぅ・・・。男だよ、お・と・こ。 伊上 設定? 小沢 現実。見て。ここをしっかりと。 伊上 ・・・よしもう大丈夫。 小沢 よしよくやった。 伊上 僕ちゃんと生きるよ。 小沢 再確認したね。うん、それは大事だ。 伊上 では本題に戻ろう。 小沢 そうだね。 伊上 線路を走ってたはずがいつのまにかデパートの屋上にいたような感覚だからね。 小沢 うーん、分かりにくい。まあ、なんとなくで受け止めるね。 伊上 で結局どっちがいいかなぁ・・・ 小沢 俺まさかあの質問がこんな事になるなんて思わなかったよ。 伊上 メリーさんと一緒にラム肉を食べるか、お前さんと一緒にラム肉を食べるか・・・ 小沢 おいこら。カマ。 伊上 違うよ僕現実だよ。 小沢 間違って覚えたなお前。というかいつから一人称変わった? 伊上 現実になったら・・・ 小沢 お前女の時の一人称が「俺」か。 伊上 個人の見解の違いだよ。 小沢 そうだね。で結局どうするんだい?もうお前なりの答えでいいから。 伊上 そうだね・・・・・・・・・・・・よし、決めたよ。 小沢 おお、中途半端に考えた結果は? 伊上 メリーさんと羊でお前を食べる事にしたよ。 小沢 ・・・・・・・・・・・・後で話し合おう。 伊上 うん。 2人 ありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第44位(2回戦敗退)  HIGH−POP
審査員
点数
 66  43   3  65  20 平均
点数
 39.4
[審査員の感想・コメント] ・唐突過ぎる出だしと、両ボケによるシュールな掛け合いは好きですが、  疑問が笑いになりきる前に、きょとんとしたまま終わってしまったのでこれだけだとまだ未完成な気が。  掛け合いはあっさりとしたまま、もっと執拗にメリーさんと羊どちらがいいかを話し合った方が面白みが増すと思います。 ・シュール路線ですねえ。ちょっと物足りなかったのと、  ちょっと自分の思う方向とは違う方向に行ってしまったのとでこの点数です。 ・いきなりメリーさんと羊なんて言われても読み手が戸惑うだけですよ  後は、無駄な相づちが多すぎたりします そこを削ってもっとボケを入れてみる事から始めるのをオススメします ・発想がなかなか面白いと思いました。最初の質問からことごとく意味不明ですし、  そこで羊が焼く前か後かを聞く、というのもぶっ飛んでいて良かったです。オチも好きです。  しかしネタ全体を見返して見ると、ボケ数が少なく(数の問題では無いにしろ、少々薄く感じました)、  また、その少ないボケが全部同じ感じのボケだったため、ちょっと安易で軽いネタにも思えてしまいました。 ・中身が薄過ぎると思いました。後半はほとんどボケらしいボケが無いように見えました。  たとえシュールを狙ったネタであっても、ボケはもっとどんどん入れていかないとダメだと思います。  しっかりとしたボケありきのシュールネタでないと・・・
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