予選 Eブロック



審査については、参加者のネタを、0〜100の100点満点制で審査していただきます。





エントリーNo.041  異梅津よろしわろし
「わろし君初舞台の巻」


比:どうも、比梅津よろしかばです!

わ:は、初めまして、蟻梅津(ぎうめづ)わろしかばです。

比:二人合わせて「異梅津(いうめづ)よろしわろし」です!というわけで頑張っていきましょう!
  ・・・おや、わろし君どうかしましたか?

わ:あ、い、いえその、初舞台なんでちょっと緊張しちゃって・・・

比:緊張?・・・そっかぁ。じゃあ、僕が緊張しなくなる方法を教えてあげましょう!

わ:ええっ、本当ですか?何か悪いですよ・・・

比:なぁに、いいっていいって。

わ:そ、そうですか・・・じゃあ、お言葉に甘えてご教授いただくことにします。
  それで、いったいどうすれば緊張が取れるんですか?

比:フフン・・・それはズバリ!お客様をピーマンだと思い込むことです!

わ:えっ・・・ピ、ピーマン!?

比:そうです、ピーマンです。
  お客様を人間だと思うから、見られてる気がして緊張してしまうのです。
  だからお客様をピーマンだと思い込むことで、落ち着いて漫
才をすることができるのです。

わ:そ、そういうモノなんですかねぇ・・・

比:そういうモノです。ほら、お客様をピーマンだと思い込んでご覧なさい!

わ:は、はい!
  ・・・うーん、でも急にそう言われてもなかなかピーマンには見えないんですが・・・

比:大丈夫。わろし君ならきっと、お客様の顔がピーマンに見えるって!

わ:うーーーーーん・・・

  ・・・はぁ、はぁ、ダメです比梅津さん!どう頑張ってもお客様はお客様にしか見えないですっ!

比:えー・・・どうしてもピーマンに見えない?

わ:はい、ピーマンには見えません!

比:そうか・・・じゃあ考え方を変えるしかないな。

わ:考え方、ですか?

比:逆に聞こう、わろし君。ピーマンじゃなくて何にだったら見えそう?

わ:顔じゃなくて何に、って事ですか?
  うーん・・・やっぱり色が似ているという意味では、ジャガイモか何かですかね。

比:ジャガイモ!そう思えたなら話は早い!まずはお客様をジャガイモだと思ってみなさい!

わ:えっ!?でも・・・

比:ほら、自分自身でお客様の顔からジャガイモを想像できたんだろう?
  だったら、お客様がジャガイモに見えるはずだ!わろし君ならできる!

わ:は、はいっ!・・・
  ・・・みっ、見えました!お客様の顔がジャガイモに見えてきました!

比:おおっ、やったじゃないか!

わ:僕見えました!何だか嬉しいです・・・

比:・・・しかしっ!まだ安心するのは早いぞ、わろし君!

わ:・・・えっ!?

比:君の最終目標は、あくまでも「お客様をピーマンだと思い込む」事だ!
  それまで気を抜いてはいけない!

わ:は、はいっ!

比:よし、分かったら早速お客様の顔をピーマンだと思い込んでみよー。

わ:はい!
  ・・・で、でもやっぱり、お客様の顔はピーマンには見えてきません!

比:・・・チッチッチッ。わろし君、こういう時にこそ頭を使うのだよ。

わ:頭・・・ですか?

比:さっき君は、お客様の顔をジャガイモだと思い込むことに成功したのだろう?

わ:はい、そうですけど・・・

比:だったら、お客様の顔を一旦ジャガイモだと思い込んだ上で、そのジャガイモをピーマンにすり替えればいいんだよ。
  お客様の顔から直接ピーマンを想像しようとするから失敗するんだ。

わ:なっ・・・なるほど!比梅津さん頭良いです!

比:よし、じゃあ早速やってみな。まず、お客様の顔をジャガイモだと思い込んで。
  そして、徐々にそのジャガイモをピーマンに変化させていくんだ。

わ:はいっ!・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・・・・・

比:どうだ、わろし君。お客様の顔がピーマンに見えてきたかい?

わ:・・・・・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・ぷはぁっ、ダメです、比梅津さん!
  僕、どうしてもお客様の顔をピーマンとして見る事は出来ません!

比:そ、そんな馬鹿な・・・
  ちゃ、ちゃんと一旦ジャガイモだと思い込んでるよね!?

わ:はい、お客様の顔をジャガイモだと思い込む所まではうまくいくんです。でも・・・

比:でも・・・ジャガイモがピーマンにならない?

わ:はい。僕の中でジャガイモとピーマンって、何故か相容れないものがあって・・・

比:うーん・・・じゃあやっぱり他の手を使うしかないのかな
ぁ・・・

わ:どうすればいいんでしょうか・・・

比:・・・よし。わろし君、ちょっとあの非常口のランプを見てもらえるかい?あの緑の。

わ:え、非常口ですか・・・?はい、見ましたけど・・・

比:・・・・・・ピーマンに見えてこないかい?

わ:・・・いやっ、ちょっと見えてこないですね。

比:そうか・・・さすがに無理があるか・・・

わ:はい・・・緑色ってだけではさすがに・・・

比:・・・じゃぁ、じゃあ!ピーマンの名産地と言えば宮崎県、
  その宮崎県に広がる広大なピーマン畑を想像してみて!

わ:宮崎、ですか・・・?
  ・・・まぁ、宮崎ってのはともかく、ピーマン畑の想像は出来ましたけれども・・・

比:・・・そのピーマン畑がっ!客席に広がってる図を想像すると・・・!?

わ:うーーん・・・ピーマン畑に群がるお客様、って感じですね・・・

比:えー・・・じゃ、じゃあ、そのピーマンが巨大に育って、お客様の顔くらいまで育った、とすると!?

わ:うーーん・・・ピーマンの大群に襲われるお客様、って感じですね・・・・・・ただ・・・

比:同化しないかー・・・ん、ただ、何だって?

わ:ただ・・・思ったんですけれども、
  宮崎と言えば、あの県知事の顔が少々ピーマンに似てるかなぁ、と・・・

比:・・・!!わろし君、それだよそれ!
  あの県知事は、実際にはピーマンではなく、一言で言えば何だい!?

わ:えっと・・・・・・人間、ですかね。

比:そう!お客様と同じニ・ン・ゲ・ン!!
  だから、あの県知事をピーマンだと思えた今、君はお客様をピーマンだと思える絶好のチャンスだよ!

わ:た、確かに!では、ちょっとやってみます!むむっ・・・・・・

比:おお・・・どうだ!?

わ:・・・・・・ぷはぁ、ダ、ダメです比梅津さん!

比:何故だーーー!!ゴールまであともうちょっとというところなのに・・・!!

わ:な、何ていうか、僕にとってあの県知事とお客様とでは相容れないものがあって・・・

比:そうか・・・相容れないんじゃ仕方ないよなぁ・・・

わ:どうしましょう、比梅津さん・・・

比:・・・仕方ない、こうなったら今までの戦略を全部試し直すんだ!
  よし、まずはお客様の顔をジャガイモだと思い込んで!

わ:は、はいっ!・・・・・・思い込みました!

比:よろしい!そして次に、は、は、はーーーーーーっくしょん!!

わ:わぁ、ビックリした!!
  比梅津さん、驚かさないでくださいよ!僕の頭の中のジャガイモがひん曲がっちゃったじゃな・・・

比:いやぁ、ごめんごめん!ついくしゃみが出ちゃって・・・

わ:・・・比梅津さん、その、ジャガイモがひん曲がって、何ていうかその、
  うまい具合にこう・・・・・・黄ピーマンみたいになりました!!

比:な、何だってーーー!?

わ:あ、あ・・・たった今、お客様の顔が完全に黄ピーマンだと思い込めました!

比:おお、素晴らしい!!
  よし、わろし君!そのままピーマンを緑色にしていくんだ!
  そう。あの非常口の明かりがふわーりと黄ピーマンに降り注ぐようなイメージで・・・

わ:・・・なりました!!緑ピーマンになりました!!
  比梅津さん、やりました!僕、お客様をピーマンだと思い込むことが出来ましたぁぁ!!

比:わろし君、おめでとう!!君はとてつもない困難を乗り越えることが出来たんだ!!

わ:はい、ありがとうございます!!すごく嬉しいです!!


  ・・・で、比梅津さん。僕はいったい何のためにお客様をピーマンだと思い込んだのでしたっけ?

比:あー・・・ほ、ほら、アレだよ!漫才をする前に、緊張をほ
ぐすためだよ!
わ:そう言えばそうでした!・・・確かに、心なしか緊張も取れた気がします!

比:よし、わろし君。いざ、漫才を始めよう!

わ:はい!

  えー、夏ももう終わりですけど、告白とかやっぱりいいなぁー、って思うんですよね。

比:そうですね。じゃあちょっとやってみましょうか。
  僕が告白される先輩やるんで、わろし君ちょっと告白して来てみてください。

わ:は、はい!
  ・・・・・・あっ、ダメだ、また緊張してきた・・・

比:何故だい、わろし君!こっから先は練習したんだし、さっき緊張は取れたじゃないか!

わ:いや、その、何ていうか・・・
  あんなに素晴らしい事を教えてくれた比梅津さんに面と向かって話すっていうのが、
  漫才上とはいえちょっと気恥ずかしくなってきて・・・

比:ええーっ、そんなぁ・・・!?
  ・・・しかし屈することは無い。わろし君、僕の顔をピーマンだと思い込むんだ!

わ:あっ、その手がありましたね!思い込んでみます!

  比梅津さんの顔が・・・ピーマンに・・・むっ・・・み、見えました!

  じゃあ告白します!
  比梅津先輩っ!好きです!付き合っ・・・・・・・・・

比:・・・ど、どうしたんだい、わろし君!?

わ:・・・・・比梅津さん。

  僕、さっきからずーーっと心の奥底に引っかかってたんですけれども、
  正直、ピーマンってそんなに好きじゃないんですよね。
  僕、やっぱり舞台に上がるからには、
  お客様の事を嫌いになってはいけない、っていう信念がありまして、
  だからなかなかピーマンだと思い込めなかったんだと思います。

  でも、今の僕は比梅津さんをピーマンだと思い込めます。
  しかし僕はピーマンがあまり好きではありません。


  だから比梅津先輩の事はやっぱり好きになれませーん!!(ビシッ)

比:いや、そんな展開アリかーい!!もう君とはやっとられんわっ!





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予選総合第25位(3回戦敗退)  異梅津よろしわろし

審査員
点数
 62  76  55  72 平均
点数
 66.2
[審査員の感想・コメント] ・単調&スロースターターっていう印象を受けてしまい非常に惜しいかなぁ、という感じです 2人のバカバカしいやりとりはすごく好きなんですけど、100行という縛りでこのネタの良さがあまり生かされてないよう気もするんですよね こういう風に思ってるのはオレだけだったらごめんなさい! ・よろしわろしの必死さがこちらに伝わり、 こちらがこの世界にのめり込んでしまったとすれば、 相当おもしろかったんだろうなあ、と、 少し外側からの目線で見てしまった自分は思うわけです。 ・しっかり作られていると思いますが、いまいち点数を伸ばすに至らないと感じました。 着眼点としては新しいと思うのですが、ファーストインプレッションでハマるか否かによって評価が割れるネタだと思うんですよね。 私はちょっと発想としては飛びすぎかなと感じてしましました。 ・
エントリーNo.042  百鬼夜行 「フェンシング」 利根川「今、空前絶後のフェンシングブームだね。俺、すげえ嬉しいよ。」 岩清水「空前絶後は言いすぎだろ。確かにオリンピックでの太田選手の活躍はすごかったけど。ていうかお前が嬉しがる意味が分かんないわ。」 利根川「いや、俺やってるじゃんか。」 岩清水「あれ?そうなの!?知らんかったわ。」 利根川「明日も大会あるし。まじ早く帰って練習しないと・・・。」 岩清水「いや知らんやん・・・。大会あるのかもしれんけど、今はほら、漫才しないとさ。」 利根川「でも漫才ではあの鎧みたいなやつ着れないし・・・。」 岩清水「そりゃあね!漫才であの鎧みたいなやつ着るシュチュエーションはないわな!それ基準で考えるのはおかしいだろ!     つーか経験者が「鎧みたいなやつ」て!もっと用語に興味を!」 利根川「帰りてぇ・・・。」 岩清水「なんだそのお前の切実な感じ!ダメだって!いま大事な漫才のアレしてる最中だろうが!」 利根川「俺だって大事な世界大会だぜ!?」 岩清水「お前結構な手慣れじゃないか!そんな大きな大会なのかよ!」 利根川「日本勢初の表彰台の期待が俺の肩に・・・!」 岩清水「結構な手慣れの上に表彰台も充分狙える位置に!?日本フェンシング界期待のホープじゃないか・・・。」 利根川「そうだよ!僕、若手のホープちゃんだよ!」 岩清水「かわいいかわいい若手のホープちゃんじゃないか!どんぐりまなこのホープちゃんじゃないか!     いやぁ、すごい奴だったんだな、お前。ていうかいつからフェンシングをたしなんでらっしゃるの?」 利根川「まぁ、本格的にやりだしたのは今年の4月半ばからかな。」 岩清水「ごく最近じゃないか!!あっ、本格的にやる前の期間が長かったんだろ!?」 利根川「初めてやったのが去年の冬かな。」 岩清水「1年たってねえ!!そんな短期間で世界の舞台て!女子のポーチに入ってるアレのごとき吸収力!」 利根川「出会いはお母さんと一緒に行った市民センターのフェンシング教室だった・・・。」 岩清水「出会いがださいよ!いい年した男がお袋と一緒に何してんだよ!まぁ孝行息子ではあるけどさ。」 利根川「そんな俺の大舞台なんだよ!明日!」 岩清水「そうか・・・。なんかもうネタがおざなりになる気持ちもわからんでもないわ。」 利根川「そうだろ。帰っていい?」 岩清水「いや、帰すわけにはいかないな。」 利根川「なんでだよ!練習させてくれよ!」 岩清水「・・・お前の話、火ぃ、付けちまったんだよ。俺の好奇心という名の火薬庫にな!聞かせてくれよ、フェンシングの話!」 利根川「・・・ったく、しょうがねぇなぁ!聞かせてやるよ、フェンシングの話!」 岩清水「ありがてえ、ありがてえよ!てかよくよく考えたらカッコイイよなフェンシング。あの剣で突いたり、突いたりするんだよな。」 利根川「あぁ、まあ俺のやるやつはしないけどね。」 岩清水「うん?いや、やるじゃん。あの剣でシュッシュってさ。」 利根川「いや、俺はやらねって。それをやるのはスタンダード部門の奴らだから。」 岩清水「・・・ス・・タンダ・・・ード・・・部門?」 利根川「ほら、俺はバラエティ部門だし。」 岩清水「バ・・・、バ、バラ・・・エ・・ティ・・・?」 利根川「スタンダードの奴らはさ、剣の扱いを知らないのよ。野蛮よ。」 岩清水「あ、あのさ、利根川。お前やってんの、フェンシングだよな?」 利根川「そうだっていってんじゃん。まぁバラエティの方だけどね。」 岩清水「ごめん、ちょっと理解しようと頑張ったけどやっぱ無理だったわ!ちょっと教えてくださる?フェンシングのバラエティ部門について。」 利根川「しょうがねえなぁ。一口にフェンシングといっても様々な種類があってな。一般的に認知されている剣で付き合う野蛮なアレがスタンダード部門な。     あれ、なんだっけ、あの太・・・、太なんちゃらっていう小童が五輪でメダル取ったのもこれのフルーレっていう部門。」 岩清水「なんかスタンダード部門に対して刺があるなぁ。太田選手嫌いなんだ・・・。」 利根川「他には剣を口に加えて投げられたフルーツを剣でキャッチするドリフ部門。」 岩清水「それテレビで見たことあるわ!」 利根川「あとは剣の先をクリクリいじったり、舌でペロペロ舐めたり、手でゴシゴシしたりするテクニシャン部門なんかが主流だな。」 岩清水「エロス!テクニシャン部門なんかエロス!」 利根川「そして俺がやってる剣を使って笑いをとるバラエティ部門。」 岩清水「・・・・・なんか話で聞く限りただの大喜利じゃね?所謂モノボケってやつ?」 利根川「なっ、おまっ、馬鹿野郎ッッ!あんな下賤なもんと一緒にすんじゃねえよ!!くだらねえ!」 岩清水「うぇい!一応お笑いやってる身としてその発言は駄目だろ!」 利根川「魂はすでにフェンシング寄りだよ!」 岩清水「もうお笑いやめちゃえよ!」 利根川「結果次第ではそのつもりだよ!プロ転向も視野に入れてるよ!」 岩清水「どのみちお笑いっぽい仕事じゃん!つーかプロ転向しても飯食っていけないと思うよ!」 利根川「まぁ、プロになるためには世界のライバル達を倒していかなきゃなんないんだけどな・・・。」 岩清水「本当に世界中にライバルいんのかよ。しょうもないやつってのは世界共通でいるもんだな。」 利根川「えっ?「世界のライバルにはどんな奴がいるんでゴザルか?」だって?」 岩清水「言ってねえし、語尾が安い忍者っぽい!」 利根川「しょうがないなぁ。興味津々じゃないか。欲望のままに動くケダモノが!」 岩清水「幻聴を前提にけなすんじゃないよ!すごい理不尽だよ!まぁ聞いてやるけど・・・。」 利根川「まずウクライナ代表の「冷酷マーダーマシン」イヤン・ポロリチンコ。」 岩清水「キャッチフレーズカッコイイのに名前がすこぶるださいな!」 利根川「彼の得意技は剣先を歯と歯の隙間に入れての「つまようじ」。」 岩清水「しょうもな!!微塵も面白くねぇ!」 利根川「この技一本で2007年のヨーロッパ選手権で98.7点を叩きだして優勝したんだぞ。審査員大絶賛だぞ。」 岩清水「審査員つぼ緩いな!」 利根川「「あれつまようじじゃないのに!剣なのにぃ・・・!剣なのにぃ・・・・・・!!」つってな。大爆笑だったわ。」 岩清水「それ言い出したら何でもありにになってくるだろ!モノボケの根本がわかってないじゃん!審査員失格だよ!」 利根川「いや、もちろん言い方とかも褒めてたぜ?入場のときとかも滑稽なダンスしながら入ってきたりしてたし。」 岩清水「知らんけども・・・。面白い言い方かもしらんけども・・・。話聞いてる限りだとそいつ大分つまらんわ・・・。     だいたいウクライナにつまようじあんのかよ・・・。」 利根川「まぁイヤンに関してはそんなところかな。」 岩清水「それだけかよ!キャッチフレーズの恐怖を煽る感じが微塵も感じられねぇや!むしろかわいらしいよ!」 利根川「あと中国代表の「ドラゴンブラザーズ」チン・ポウ、チン・コウ兄弟。」 岩清水「キャッチフレーズカッコイイのに名前すこぶるださい!」 利根川「彼らの得意技は上半身裸の弟の背中に兄が剣をさしての「針治療」。」 岩清水「しょうもないうえにバイオレンスな匂いがするよ!ひくわ!」 利根川「彼等はこの技一本で2007年のアジア選手権で94.2点を叩き出して優勝したんだ。     審査員も「針太い!針治療にしては太い!っていうかあれ剣なのにぃ・・・!針じゃないのにぃ・・・・!」つって。」 岩清水「だから審査員の感性しょうもないって!てか彼等ってそいつら2人で出てんの?個人競技じゃないの?」 利根川「それは審査員の方も「ルールの網の目をかい潜られたぁ・・・、逆転の発想やでぇ・・・、まさに中国4000年の歴史恐るべしやでぇ・・・」っつってたわ。」 岩清水「ルールだるっだるじゃないか!10年着たTシャツの首回りでもそんなダレないよ!あとなんでその審査員はそんなベタな関西弁だよ!」 利根川「まぁチン兄弟に関してはそんなとこかな。」 岩清水「だからしょうもないんだよライバルたち!」 利根川「そして優勝候補にして俺の最大のライバルがフランス代表の「若き貴公子」オチンコデール・チンコ。俺と同い年の22歳だ。」 岩清水「キャッチフレーズカッコイイのに名前すこぶるだせえ!てかライバル4人とも下ネタじゃねえか!何よりこいつはちょっと下品ながらもちょっと高貴な感じも入ってて一番腹立つわ!」 利根川「奴の得意技は「優勝させなかったら死んでやる!」と叫びながら剣で自分の腹を斬るそぶりをする「ハラキリ」。」 岩清水「怖いよ!!そいつだけなんか方向性が違うよ!」 利根川「この技を引っ提げ、奴は2007年のルーキーズカップを100点満点のパーフェクト優勝を果たしている。」 岩清水「そりゃあそうだろ。なんかそいつ本気で死にそうだもん。」 利根川「2007年度のルーキーズカップでの「チンコデール腸のチョロ出し」はフェンシングバラエティ部門に語り継がれる伝説になっている。」 岩清水「斬ったのかよ!正気の沙汰とは思えんよ・・・。なんかそいつには優勝してほしくないわ・・・。」 利根川「だろ?俺はここ2日間、ライバル達を倒すために特訓して編み出した秘策があるんだ。」 岩清水「特訓期間短っ!もうちょっと頑張れよ!で、その2日で編み出した秘策って?」 利根川「剣にお肉や野菜を刺して串に見立てた、その名も「利根ちゃんBBQ」!」 岩清水「しょうもなっ!名前ださいし、発想も陳腐だし、トータル的に見て一番しょうもなっ!!」 利根川「きっと審査員も「へぇ、BBQかぁ・・・。ん?あれ!?よく見たらあれ串じゃなくて剣だ!串じゃないのにっ・・・!剣は串じゃないのにぃ・・・・・!」っつって大爆笑だよ!」 岩清水「成り兼ねんけども!その審査員だったら成り兼ねんけども!てかパッと見でわからんほどインパクトない技だってのわかってるならやめといたほうがいいよ!」 利根川「いや、一周まわって面白いんだよ、この技は・・・。この技で世界大会優勝して、あわよくばグランドマスターの座を・・・っ!」 岩清水「えっ、グランドマスターって?」 利根川「2007年度の世界大会優勝者、利根川美智子だ。」 岩清水「お前のお袋じゃないか!お前の家系しょうもなっ!」
エントリーNo.043  たいまつぎょうれつ 「ぶつかる」 坂田:どうもたいまつぎょうれつですよろしくお願いしますハフゥ〜・・・・・・。 中武:いきなりダレまくった挨拶するな!!    何だよお前、今から漫才するってのにテンション低いな。 坂田:いやぁ。ちょっと悩みがありましてね・・・。 中武:悩み?どんな悩みだよ。 坂田:ぶつかるんだよ・・・。 中武:・・・へ? 坂田:だから、ぶつかるんだよ。 中武:いや、それだけ言われてもわかんないよ。何にぶつかるんだよ。 坂田:壁に。 中武:壁?ああ、なるほど。漫才でなかなかウケないで壁にぶつかったって事か?    まあ、それは乗り越えてがんばっていかなきゃ。 坂田:いや、コンクリートの壁に向かって歩いたらぶつかるんだよ。 中武:それは当たり前だよ!!え!?もしかしてそんなことで悩んでんの!? 坂田:そうだよ・・・。いつになったらぶつからずに通り抜けられるんだ・・・。 中武:永遠に無理だよ!!俺、こんなどうでも良さが極致に来た悩み聞くの初めてだよ!! 坂田:どうでも良くねえよ!俺は本気だぞ!? 中武:頼むから本気にならないでくれ!! 坂田:これが出来ないと、俺はスーパーで買い物も出来やしないんだ! 中武:普通に入り口から入ればいいだろ!!壁を介す必要ねえよ!! 坂田:あんなのは逃げだよ。人が作り出した壁と壁の間の穴に入る。    チャレンジャースピリッツを忘れてしまった人間の結末さ・・・。 中武:勝手に常人を結末に迎えさせるな!!大体、スーパーの壁も人間が作ったもんだろ!! 坂田:素人は常識に縛られながら生活している。かわいそうな事だよ・・・。それじゃいつまでたっても玄人にはなれやしないさ! 中武:なれないままのほうが絶対幸せだよ!! 坂田:そう・・・玄人には・・・・・・なれないんだ・・・。    俺もそうだ。通り抜けられないおかげでまったく玄人になれない・・・!!   「壁」という障害を克服できないおかげで・・・!!グス・・・うう・・・。 中武:ごめん、泣かれてもまったく同情できないよ。 坂田:何度も何度も特訓を重ねているのに・・・日常生活にも取り入れているのに・・・。    まだまだ不足だというのか・・・!! 中武:特訓までしてやることかよ・・・。    日常生活に取り入れてるって、どんなことをしてるんだよ。 坂田:ああ。朝起きたらまず部屋の壁に体当たり。    着替えてるときも、新聞を読んでいるときもいろんな部分をぶつけて壁に対抗するんだ。 中武:普通に行動しろ!!いちいち壁を意識してたら面倒臭いだろ!! 坂田:歯を磨くときも壁だし。 中武:そこは歯ブラシ使えよ!!あんな平坦なところじゃまともに磨けねえだろ!! 坂田:食事も壁に貼り付けた奴を吸って食べるしね。 中武:汚ねえよ!!カブトムシかお前は!! 坂田:おかげで家では納豆とかトロロとか粘着性のあるものしか食えないんだよ・・・。    たまには家でもハンバーグとか食いたいなぁ。 中武:んなもん皿に盛れば万事解決だよ!! 坂田:また壁から逃げる発想かよ・・・。 中武:逃げるも何も食事の面において壁は度外視されてるんだよ!!    大体、そんな生活して何になるって言うんだよ。 坂田:こういう生活をしないと壁というものを理解できないんだよ。 中武:俺はお前が理解できないよ・・・。 坂田:で、毎日朝10時から夕方5時まで、近所のイオンに行って壁を通り抜ける特訓をするんだ。    この特訓は欠かさない。仕事を断ってでも行くんだ。 中武:その時間帯断ったら仕事来なくなるだろ!!相方の俺は大迷惑だよ!! 坂田:今日も特訓の予定だったけど、今日は大事な仕事だったからこっちを優先しました。えらいでしょ。 中武:普通の判断だよ!!何様なんだお前は!! 坂田:もっといろんなところでやりたいけど、最近は壁に通り抜けようとするのを禁止するスーパーが多いんだよ。    しかも、俺が一度通り抜けを試みたスーパーばかり! 中武:お前がぶつかるからだ!!変人扱いされてるんだよ!! 坂田:「ぶつかるの禁止」という貼り紙まで貼られる始末・・・!! 中武:本当はそんな貼り紙貼る機会なんか一切ないんだからな!?店長さんご苦労様です!! 坂田:でも、俺が毎日行くイオンは快くぶつかるのを許諾してくれた・・・!!    「壁を借りていいですか?」「いーおん」って・・・!! 中武:イオンの責任者をぶん殴りたいよ。 坂田:そして俺は何度も壁に当たる、当たる。しかしぶつかる。頭から行く。やはりぶつかる。    肩からも行く。ぶつかる。腰をぶんっと振り回しながら行く。ぶつかる。    とび蹴りする。地面にぶつかる。くるぶしで攻める。痛める。    足の親指で。激痛。恥骨で・・・。 中武:もう分かったよ!!つーかどうやって恥骨で攻めるんだよ!! 坂田:ぶつかりすぎて体中は腫れ上がり、擦り傷だらけになったよ。    何度店内の薬局でオロナインH軟膏を買ったことやら・・・。 中武:ちょっと待て!!お前店内で普通に買い物してるんじゃねえかよ!!    どういう手段で店内に入ったんだ!? 坂田:普通に自動ドアに決まってるじゃん。何いってんのお前?ハァ〜? 中武:ぶつかり倒すぞお前!!今のお前にそんなセリフもらいたくなかったわ!!ギネス級の心外だよ!! 坂田:しっかしさ、自動ドアってすごくない?何にも手を触れてないのに開くんだぜ?    まさに文明の利器だね! 中武:もう素人だよお前は!!人が作り出した穴が大好きじゃねえか!!    お前さ、よく考えろよ。イオンでオロナインを普通に買ってるんだったらもうそれは買い物が出来てるんだよ。    いちいち壁を介す必要がないって事を自分で証明しちまってるんだぞ。 坂田:バカ野郎!!壁を介す必要はあるんだよ!!    だんだん便利になっていく世の中で、その便利さに逃げていく毎日・・・。    そんな甘えきった生活から人間は脱却する必要があるんだ・・・。    「壁」はそのための試練なんだよ!! 中武:・・・じゃあ何でオロナイン買った時は自動ドア使ったんだよ。 坂田:痛いままなのは嫌じゃん。 中武:甘えきってるじゃねえか!!薬という便利さに逃げてるじゃねえかよ!! 坂田:おばあちゃんがね、すりきずはあとがのこるからおろないんをぬったほうがいいっていっていたんだよ。    やさしくやさしく、しわしわのおててでぬってくれたんだよ。・・・またあのおててでいろいろさわられたいなぁ・・・。 中武:いきなり子供に戻るな!!そして歪んだ性癖を発表するな!!    あのさ、お前「壁」を乗り越えるってのはいいと思うんだけど、建物の壁は必要なものなんだぜ? 坂田:・・・え? 中武:あの壁は雨風を防ぐのに重要なものなんだよ。壁がなければ屋根をつけるのも難しい。    そうなると雨も風も入ってきて商品が置きづらいじゃねえかよ。 坂田:・・・まあ、そうだな・・・。 中武:だからあれは「必要な壁」なんだよ。それを障害物扱いするってのはお門違いだと思うな。    それこそ人間として素人じゃないのか? 坂田:・・・・・・。 中武:まあ、素人も玄人も関係ないけどな。普通の人間として、普通の入り口を使っていこうぜ。な。 坂田:・・・・・・分かったよ。俺が間違ってた。    そうだよな。壁があるからこそスーパーだしデパートだし、建物だもんな。    これからは普通に入り口を使うよ。 中武:そうかそうか。分かってくれて良かったよ。 坂田:そして、これからは愛情を持って壁にぶつかるよ!! 中武:全然分かってなかった!!入り口使うんならもう通り抜ける必要はねえだろ!! 坂田:違う!!もう通り抜けたりはしない!!ただ、ただ敬意と愛情をこめてぶつかるんだ!!    俺は・・・俺はブツカリストになるんだ!! 中武:こめ方が間違ってるんだよ!!何だそのブツカリストってのは!! 坂田:よーし、今度からぶつかった後に「いつもありがとう」って言おう!!そしてやさしい口付けを・・・。 中武:やめろ!!そんな気持ち悪い奴がいたら確実にイオンの客足を減らすぞ!! 坂田:「おしりをぶつけたときのあの堅さ・・・よかったよ♪」 中武:事後のベッドシーンか!!さっき食ったホカ弁戻しそうになったよ!! 坂田:よーし、ブツカリストへの道が開けてきたぞ! 中武:マゾヒストとしては既にかなり極まってるけどな!!    お前、目を覚ませよ。大体、「ブツカリスト」なんてジャンル持ってるのお前くらいだぞ。 坂田:俺くらい・・・かな? 中武:恐らくな。 坂田:よし、じゃあブツカリストを増やせばいいんだ!!壁にぶつかることを流行らせよう!! 中武:増やす道を選ぶな!!その行動自体が間違ってるって言ってんだよ!! 坂田:手っ取り早いのはアイドル歌手の展開だよな。    よし、ぶつかり系アイドルユニット「ブッカリン・ジン」。これでどうだ!! 中武:どんなジャンルのアイドルだよ!!ジッタリン・ジンに謝れ!!    大体アイドルユニットって言ってるのに何でバンド名からもじってんだよ!! 坂田:よーし、作詞も俺がやってやる。ぶつかる魅力をちりばめながらも、今時のナウい、イカス歌詞にしてやるぜ! 中武:その発言が今時じゃねえだろ!! 坂田:「ぶつかってー、いたがってー、それでも壁を愛してる♪     ドカドッカドカ♪ボコボッコボコ♪     擦り傷・痣は絆の証さー♪     それ、ぶっつかる♪やれ、ぶっつかる♪」     ・・・よっしゃ!!ミリオンヒット!! 中武:してたまるか!!これでヒットしたら邦楽もいよいよ終わりだよ!! 坂田:じゃあ「君がいた壁は 東急ハンズの中〜♪」 中武:「夏祭り」まで侵すのはやめろ!!本格的に本家に訴えられるから!! 坂田:「壁に消えてった・・・・・・意識〜♪」 中武:そりゃ壁の中にいたら窒息するからな!!最悪のカバーだよこんなん!! 坂田:よし、早速リーダーの「仏 狩子」となる子をスカウトしに行こう!! 中武:いい加減にしろーっ!!!!!(ドガッ) 坂田:ぐわああああああっ!!!・・・・・な、なんと言うタックル・・・!!    そうか・・・お前もブツカリストにふさわしい存在だったか・・・。    決めたぞ・・・。お前はブッカリン・ジンの振付師となるんだ・・・。そしてぶつかることの魅力を一緒に伝えていこう。    いよっ・・・ぶつかり界の真島しげ・・・き・・・・・・・・・・・・・。 中武:・・・・・・(肩を触る)・・・・・・・・・(ポーズをとる)・・・・・・・・・。    (頭突きの素振りをする)・・・・・・・・・(ステップを踏む)・・・・・・。    オ〜レ〜オ〜レ〜、ナカケンサンバ〜・・・フンフ〜ン・・・・・・。    ・・・・・・・・・・・・・・・(ニヤリ)。 坂田:・・・・・・顔が。(ガクッ) 中武:・・・・・・・・・・・・誰がぶつかったような顔じゃああああああ!!
エントリーNo.044  ひろたか 「ゴマ」 広川:どうも、ひろたかです!よろしくお願・・・    ってお前、ちょっと待て待て待てーーっ!! 高田:ん?(サーーーー) 広川:いや、その手を止めろって!    お前・・・何、登場早々から舞台上にゴマなんか撒いてるんだよ!? 高田:ん・・・あ、このゴマ?へへ、いいでしょ。 広川:「いいでしょ。」じゃねーよ!!舞台にゴマ撒く奴何かあるか! 高田:えー・・・(サーーーー) 広川:だからゴマ撒きを止めろって!    はぁ・・・さっきから右手に何か持ってるなぁ、とは思ってたけど、何かといえばゴマが大量に入った袋かよ・・・ 高田:だって香ばしいじゃないですかゴマって。俺、最近常にゴマの匂いを嗅いでますよ。 広川:いやまぁ、確かにゴマが香ばしいのは認めるけどさぁ。常に嗅ぐほどのものかどうかはともかくとして。 高田:それで、床にゴマを巻けば漫才中もゴマの香ばしさを堪能できるかなぁ、と・・・ 広川:どんな発想だよまったく・・・あーあ、こんなに散らかしちゃって・・・ 高田:・・・そうだ!せっかく香ばしいゴマを持ってきたんだから、お客様にもこのゴマの香りを堪能させてあげよう! 広川:いや、お客さんにもってお前な、そのゴマをどうする気・・・ 高田:撒きます。そーれ・・・ 広川:わわ、やめとけやめとけ!! 高田:何で止めるんですか!    ほら、客席にキャンディーを投げるパフォーマンスをする芸人もいるじゃないですか、あれと同じですよ! 広川:全然違うよ!!こっちの方はいろいろと問題があるんだよ!    観客席の床にゴマが散らかって面倒だし、大体お客さんもゴマなんか撒かれてどう対処すればいいんだよ! 高田:どうって・・・浴びる? 広川:ゴマを浴びるとか前代未聞だよ!お客さんも全身ゴマだらけにされたら溜まったもんじゃないだろうに。 高田:いやまぁ、ってかだから香りを堪能してもらうのが目的ですから、    あくまでもいろんな場所にゴマが散乱することで香りが漂うものかと・・・ 広川:そんな事言われてもなぁ・・・    それにだな、万が一ゴマが目に入ったりしても危険だろ?    「うわぁぁぁ、目にゴマがぁぁぁぁ!」みたいな人が多発したらどうするんだよ。 高田:お前・・・ゴマをゴミみたいに言うなよ!! 広川:いや、どこに喰らいついてるんだよお前は!    ・・・とにかく、客席にゴマを撒くのはナシだからな? 高田:そうか・・・分かったよ。(サーーーー) 広川:うん、だから舞台上に撒くのもやめてくれ! 高田:ちぇっ・・・ 広川:ったく。お前にゴマ撒くなって注意するのにどれだけ時間使ったと思ってるんだよ。    あくまでも俺達は漫才をやりに来たんだからな?舞台に立てる時間は限られているって言うのに・・・ 高田:それもそうだな・・・じゃあ早速本題に入ろうか。    じゃあ俺がお母さんやるから、お前はたかし君やって。 広川:ってちょいちょいちょい!急ぐって言っても、コント入りの前に状況説明くらいはしろよ! 高田:「たかしー!ちょっと手伝ってー!」 広川:・・・あーあ、もう完全に入っちゃった。    あ、一応皆さんにも説明しておきますとね。子供が親の言うことを聞く、みたいなのを・・・ 高田:「ほらー、早く来なさいたかしー!お母さんと一緒にゴマ撒いてくれないー?(サーーー)」 広川:ちょっ、待て待て待て・・・!とりあえずゴマ撒くのをストップ!! 高田:何だよ、もう漫才の本題に入ってるじゃないかよ。 広川:だからまずゴマを撒くなってば!    んでもって何、思いっきり台本外のボケを繰り出し始めてるんだよお前は。 高田:別に、ちょっと位アドリブ入れたっていいだろうが。 広川:アドリブどうこうって言う問題じゃないんだけど。    そもそも親子でゴマを撒くというシチュエーションが理解できないし。 高田:いやだからさぁ、ゴマって香ばしいじゃん?    だからたかし君の母は部屋をいい香りにしようと、絨毯にゴマを振りかけて・・・ 広川:しかも床が絨毯なのかよ!やたら後片付けが大変そうだな! 高田:あーもう!文句つけるんだったら別の話題で漫才するからな!    いやー夏も終わりですけどね、夏と言ったら怪談話ですよね。 広川:ネタ変えちゃったよ・・・まぁ、ゴマさえ撒かなければ何でもいいよ、もう。 高田:俺が一番好きな怪談は、あのお皿の奴ね。 広川:あぁ、お菊さんの亡霊が1枚ずつ皿を割っていく奴ね。 高田:お皿が・・・     いーちーまーーい・・・     にぃーーまーーい・・・ 広川:おぉ。怖い怖い。 高田: さーーんまーーい・・・     よーーんまーーい・・・     ゴーーーマーーい!!(サーーーー) 広川:あーもうっ!!(ゴマの入った袋を奪い取る) 高田:何すんだよ!俺のゴマ返せよ! 広川:知るかよ!!何が「ゴーマーい」だよ!!    もうゴマの話には戻らないと勝手に思い込んだ俺がバカだったわ! 高田:頼むよ、ゴマを返してくれよ! 広川:返すものか!だってこれ渡したらお前このゴマ撒くだろ? 高田:いや、ゴマは撒くかもしれない!撒くかもしれないんだけど・・・ 広川:じゃあ尚更返せねーよ!ゴマは漫才が終わるまでお預けだ! 高田:「たかしー!いい加減お母さんにゴマの入った袋返しなさい!」 広川:何でさっきまでの設定を絡めて主張してくるんだよ!!どうしたいんだよお前は! 高田:なぁ〜、俺もうゴマの入った袋を触らないと漫才できなくなってきたんだよ〜!お願いだから返してくれよ〜! 広川:それどんな体質だよ、もう!    ・・・分かったよ、ゴマ袋は返してやる。ただ、絶対これ以上ゴマを撒くなよ? 高田:あ、あぁ・・・分かったよ・・・ 広川:本当に分かってるのかなぁ・・・ 高田:じゃあ漫才の続きな。    やっぱり昔のおとぎ話っていい話が多いですよね。 広川:また題材変えるのか・・・うん、それで? 高田:俺が好きなのは、やっぱり「浦島太郎」ですね。    昔々、ある所に浦島太郎という漁師がおりました。    ある日、浦島太郎が釣りに出かけると・・・ 広川:そうそう、そんな始まりでね。 高田:なんと!浜辺で子供達がカメを・・・(サーーーー) 広川:あーもう!!やっぱり撒きやがった!このっ・・・ 高田:いや、待てって!今のはあくまでも砂浜に波が押し寄せる音の再現でだな・・・ 広川:ウマいこと使えばいいって問題じゃないんだよ!ゴマを撒くなっつってんの! 高田:いや、分かったから。分かったから! 広川:・・・本当に? 高田:後はそうですね、「花咲かじいさん」も好きですね。 広川:あーもう無視かよ・・・こりゃまた撒くだろうな・・・ 高田:「枯れ木に花を、咲かせましょーう!(サーーーー)」ってね・・・ 広川:のっけから強硬手段に出やがったよコイツ!!しかもちょっと客席にこぼれたし・・・    もういい、やっぱりそのゴマ袋没収! 高田:何でだよ、我ながら「ゴーマーい」程強引だとは思ってないぞ!? 広川:強引の程度の問題じゃないだろ!!ゴマを撒くこと自体が問題なの!! 高田:お前、さっきから止めてくるけど何で舞台にゴマ撒いちゃいけないんだよ!! 広川:だから後始末とかいろいろ困るだろ!!    舞台をゴマまみれにしてタダで済むと思ってるのかよ!! 高田:・・・はっ・・・これは・・・!! 広川:何だよ、いいからそのゴマ袋貸せよ!漫才終わるまで預かっとくから! 高田:おい、広川!もっと怒れ!そうやって・・・いや、もっと強く足踏みしながら怒れ! 広川:今度は何を言い出すんだよ!もっと強く足踏みしたら、床にこぼれたゴマが飛んで面倒だろ! 高田:いや、それでいいんだよ!そうやってゴマを踏み潰していけば、    煎りゴマみたいになってもっと香ばしい匂いが出てくるから!! 広川:もう何なんだよお前!!ついていけねーよ!! 高田:そうだよ、俺途中から目的を失いかけてたよ!    ゴマを撒く事自体が目的じゃなく、あくまでも香ばしい匂いを出したかったんだ!    よし、残り時間かけて今まで撒いたゴマをどんどん踏み潰していくぞ!! 広川:なぁ、マジ落ち着いてくれよ!!漫才は!!漫才の続きは!!いや大して続いてもいないけど!!! 高田:はっ・・・    ・・・そうか、それもそうだな。    真の目的は、ゴマの美しい香ばしさを堪能しながら、漫才をする、って事だからな。 広川:・・・知らないけどさぁ。とにかく漫才に戻ろうぜ。 高田:そうだな。    えっとですね、やっぱり小さな子供は母親の言うことをきちんと聞いて育つと思うんですよ。 広川:あぁ・・・結局そのネタで進めるワケね。 高田:どんな風なのか、ちょっとやってみましょうか。    俺が母親やるんで、お前は息子のたかし君をやってくれ。 広川:おう、分かった。 高田:「たかしー!ちょっとこっち来なさーい!」 広川:「なーにー、お母さん?」 高田:「床に散らばったゴマ、ちゃんと掃除しておきなさいよー!」 広川:・・・お前が片付けろよ!! もういいよ!
エントリーNo.045  かなりえなり 「社会人」 AB:はいどうーもー! B:いやー 今日もたくさんのブログ炎上させたなー アッハッハ A:いや アッハッハじゃねぇよ、いきなり。何してんだよ。 B:だって暇なんだもんよ。彼女も友達もいやしねぇ。毎日1人で食べ終わったかまぼこ板からかまぼこが生えてくるのをじっと待ち続けるだけの毎日だよ。 A:たぶんいくら待っても生えてこないと思うぞ。それにしても寂しいヤツだなぁ。 B:寂しくなんかないやい! A:いや寂しいだろ。板切れ眺めてる毎日なんて。 B:寂しくない!!というか今までの人生で寂しいと思ったことすらない!! A:いやいやいや・・・ B:だって人の感情って「喜怒哀楽」だろ?寂しさはいってないじゃん。 A:あれ・・・(汗)? ちょっと確認してみよう。 A:「喜」は? B:よろこび (^_^)V A:「怒」は? B:いかり 凸(-_-メ). A:「哀」は? B:かなしみ 0 (゜´Д`゜)゜。 A:「楽」は? B:楽太郎! A:うぉい!なんでそこだけ笑点メンバーなんだょ! B:腹黒さも必要だろうが!腹黒さも!! A:いらん!だめだめ、1コだけ変なのいれちゃ。ちゃんと、統一して!! B:小遊三、木久蔵、歌丸、楽太郎・・・ A:そっちで統一しちゃった!違うよ!「楽」は楽しいでしょ? B:ほら!寂しさ入ってないじゃん! A:あ、確かに。でもさ、やっぱ寂しいよな。全然仕事ないもんな。早く売れてーなぁ。 B:なぁ、現実見ろよ。 A:え? B:俺らもうママレードボーイ世代の25歳だぜ。いい年こいて夢追いかけてる場合じゃねぇだろ。就職だ。 A:ええ?何の仕事するのさ? B:んなもんはどうでもいい。面接だ。 A:はい? B:今すぐに面接の練習だ。グループ面接の練習だ。なぁ、面接官やってくれ。 A:いきなりだなぁ。まぁ俺小さい頃から面接官になりたかったしな。いいぜ。やろう。 B:コンコン A:どうぞ。そこにお座り下さい。ではさっそく面接の方を始めましょう。そちらの方からお名前と出身大学のほうをお願いします。小村英世。ほう、野口英世と同じ名前ね、立派だ。出身大学は東大?とうとう我が社にも東大卒が面接に来るようになったか。じゃあ隣のあなたは? B:川井あつ志です。出身校は福岡サブリナ大学です。 A:サブリナ。聞いたことないねぇ。じゃあこの会社を志望した理由を。じゃあ今度は川井君から。 B:土日が休みで・・・給料がいいからです。 A:・・・そうですか。じゃあ小村君は?あ、社風に惹かれたのと、成果主義なので自分の力を存分に発揮できると。さすが東大卒だねぇ。じゃあ次に学生時代に取り組んだことを聞こうかな。小村君は?ボランティア。えらいねぇ、その年で。じゃあ川井君 は? B:特にありません。 A:え? B:特にありません。 A:大学4年間で何も取り組んでないと? B:はい。全く。 A:そうですか・・・。あの言い忘れましたが今回はどちらか1人のみ採用となりますから。 B:(おもしろい顔で「ええぇ〜」ってリアクション) A:じゃあ次の質問です。小村君趣味とかある?乗馬。その年ですごいねぇ。川井君は? B:乗馬です。 A:乗馬? B:はい。 A:小村君と同じ? B:奇しくも。 A:履歴書には書いてないけど・・・ B:本当です。 A:そう。じゃあ特技を聞こうかな。小村君は?英会話!あぁ、アメリカに5年も住んでたらしいもんね。これから英語は必要になってくるから。すごい。川井君は? B:英会話です。 A:ウソでしょ!? B:本当です。 A:昔どこかに住んでたの? B:アメリカに。 A:なんで小村君の真似するかな B:10年ほど。 A:超さないで!っていうか履歴書にそんなこと書いてないでしょ!採用は一人って言ってから急に変わったね、キミは。次に資格を聞きましょう。小村君はどんな資格持ってるのかな?宅建持ってるんだ。いやぁ有利だよ。・・・川井君は? B:宅建。 A:だからぁ。 B:宅建五段です。 A:ないよ!宅建は二級もないよ!ちょっと川井君、なんで小村君の上を行こう上を行こうとするのよ。 B:そんなことありません。 A:じゃあ何?川井君は宅建五段以外にも資格を持ってるの? B:資格はありませんが、私の顔によく似た野菜があります。 A:聞いてねーよ!もう面倒くさいのでどんどん質問していきますよ。好きな四字熟語は?小村君は一日一善。川井君は? B:一日二善です。 A:うん、やっぱりね。もういい加減にしなさい!小村君の上のことを言えば採用すると思ったら大間違いだよ、川井君。 B:いや、大村です。 A:名前まで!あなた川井あつ志でしょ! B:大村諭吉です。諭吉は福沢諭吉の諭吉です。 A:紙幣の優劣とかいいから!次ふざけたら本当に追い出しますからね!!では、自分を色に例えると何色だと思いますか?小村君は?赤色、情熱的であり、リーダー的であるから。なるほどねぇ。たしかにそんな感じしますね。川井君は? B:真っ赤です。 A:もう帰ってください! B:まじめに答えてます!! A:じゃあなんで真っ赤だと思うの? B:ウソが得意だからです。 A:いい加減にしろ! AB:どうもありがとうございました。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第30位(3回戦敗退)  かなりえなり
審査員
点数
 45  83  59  50  61 平均
点数
 59.6
[審査員の感想・コメント] ・文章見辛っ! 改行してほしかったのはオレじゃないはず ネタ自体は色々とタブーにチャレンジしてますね〜 B:(おもしろい顔で「ええぇ〜」ってリアクション) 個人的には「なんじゃそりゃ!」っていうツッコミが入りました ラスト20行はめっちゃくちゃ面白いんで前半の顔文字とか全てを消し去ってもう1度 このネタをしっかりと完成させたものを見たいです 一日二善とか小村が大村とか本当にめっちゃ面白いですよ ・「楽太郎」とか、後半の展開とか、 単純にボケだけをピックアップしてみるとものすごいおもしろいと思います。 ただ、そこに行くまでがちょっとグダグダで、 大きなボケを殺してしまっているのが残念です。 ・ツカミの長さの割りに本題のコントが短いかなぁ、という気はしました。 バランス的にもそうですが、もう少したくさん展開を見たかったなぁ、と。 ただまぁ、コント内の設定はなかなか良かったと思います。 「ええぇ〜」以降のBの変わり具合が非常に分かりやすくて面白かったです。 あと、文字漫才で顔文字を使って成功した例ってあまり見ないのですが、 このネタの場合は割と自然に流されていたというか、そもそもツカミなのであまり気になりませんでした。 もっとも、顔文字が無くてもよかったとは思いますが(それはそれでスペース的に寂しかったかも?)。 ・もっと面白くなる要素を秘めていると思います。 書き慣れてないんだな、というのが率直な感想です。でも多分作者の方はボケの才能あるとおもいます。 最初の顔文字のくだりはいらないです。でも「小遊三、木久蔵、歌丸、楽太郎」は面白いんですよ。 面接のくだりも荒い構成なんですが、「大村諭吉です。諭吉は福沢諭吉の諭吉です。」とかフリが効いててすごいいいボケなんですよね。 とりあえずもっともっとネタ書いてみてはどうでしょうか。
エントリーNo.046  SMブラザーズ 「ムーランルージュ」 A:どうBちゃん、最近写真撮ってる? B:何の話ですか。 A:あれ?こないだムーランルージュ行った時の話、覚えてないの? B:ムーランルージュは覚えてますよ、おいしい玉子焼きの出るさびれたスナックですよね。 A:さびれたまでは言わなくていいけど、Bちゃんそので最近写真撮るのが趣味とか話してたんだよ。 B:いや言ってないです。 玉子焼きはおいしかったですけど。 A:玉子焼きの感想もどうでもいいんだけど、そこで最近デジカメ買いましたとか言ってなかったっけ。 B:いや、、思い出せない、、すいません順を追って思い出してってもいいですか? A:別にいいけど。 B:ありがとうございます <ガチャ> ママー、今日混んでる? A:俺ママの役やるの? B:お願いします、僕ママの役やる教育とかうけてきてないんですよ。 A:俺も受けてきてないよ、まあいいよ、空いてるよ、座って。 B:お邪魔します、いやあ今日のママ、一段とブサイクだね。 A:言ってないよ、思ってたかもしれないけど口に出してない。 B:ママ、ママ。 A:はい、なんですか。 B:この男、否定しなかったよ。 A:チクんなよ。 B:一発ビンタとか喰らわしたほうがいいんじゃないすか。 A:お前誰だよ。 B:マジ舐められるとシャレにならないんで!ママやらないなら俺やりますよ! A:てか俺がママだよ。 B:ママは引っ込んでて下さい!おい男!歯食いしばれ!<パシン> A:イタッ! B:ママ!何でかばったんすか? A:かばってねーよ!俺は俺のままだよ!つうかこんな会話してねーし!てか思い出すにしてももっと端的に思い出してくれ。 B:そうですね、それで席について、飲み物が出て、おつまみセットがでてきて。 A:あと玉子焼きだろ。 B:そう、で、、、あ、そうだママ、ママー。 A:何だよ。 B:玉子焼き、美味しかったよ。 A:今俺に言われても。 B:だってママ役だからつい。 A:ついじゃないの、俺がやってるのは過去のママ、感想言うなら未来のママに言って。 B:未来のママ、略してババアですね。 A:そういう略しかたはしない。 B:じゃあ熟してババア。 A:あのさ、頼むからデジカメのこと思い出すのに集中して、ママとか玉子焼きとかの話は正直どうでもいいよ、うるさいよ、あとあそこの玉子焼きスゲえまずいってば。 B:すいません、、そういやAさんあの日もなんか怒ってませんでしたっけ。 A:そう、キープしてた焼酎のボトルな、地元の先輩にほとんど飲まれてたんだよな、マジックで丁寧に○○参上とか書いてあって、バカみたい。 B:○○参上、××参上とかで結局1000人くらい参上してましたもんね。 A:そんなにいないけどさ。 B:最初の○○さん、調子にのってデカく書くもんだから、後の人漢字の隙間とか使ってちっちゃく参上してましたもんね。 A:確かに寄せ書きでそういうのあるけど。 B:書ききれない人はテーブルに名前書いて、その流れでママの顔にまで誰誰参上って書いてありましたからね。 A:そんなわけねえだろ。 B:いやこれはホントじゃないですか、1000人参上とかテーブルに書いたとかはウソですけど、ママの顔には何人か参上してたじゃないですか。 A:絶対にない! B:もーAさんこそ酔って忘れてんじゃないすか、でもこれだけはマジですから、玉子焼きうまいってのも正直ウソですけどこれだけはマジですって。 A:玉子焼き嘘なんかい、でもママが顔に書かせるわけねえだろ。 B:ふられニキビのとこだけ避けてくれれば良いわよって言って書かせたらしいですよ。 A:ごめん、ふられニキビってどこだっけ、想い、想われ、振り、振られだっけ? B:違います、想い、想われ、振り、振られです。 A:あ、そっか。 B:そうです、でも書く人が想い、想われ、・・・ってどんな配置だったっけってマジックのフタ外したまま悩むもんだからママの顔に十文字の通りあとが何往復も出来てるんすよ。 A:だったらママも一歩下がったら良いのに。 B:ママ目が悪いんですよ、それで自分から寄っちゃって。 A:よく見えなくても油性マジックは匂いとかキツいから距離分かるだろ。 B:ママはレディース上がりだからあの匂い大好物でむしろ近づいて行くんすよ。 A:あーそうか、でもさ書かれたら皮膚の感覚でわからないかな。 B:いやあ相当化粧厚いですからね、層の厚さはサッカーブラジル代表と良い勝負ですよ。 A:それはいいすぎだと思うけどさ、でもなんで振られのゾーンだけダメなんだろな。 B:わかんないです、振った人に対する見せしめじゃないんですか。 A:そんな落書きされた顔みせらたら振って正解だと思うけどな B:ですね、でもAさんホントにほとんど覚えてないんですね。 A:んー、それこそ写真あったら良かった、、、あ、、、あーっ! B:どうしました? A:思い出した、、そうだ、ママ凄い顔してた。 B:ですよね! A:うん、でママが写真とって言い出して、、そこでほら最近デジカメに買ったんですって言ったんじゃん。 B:あー、確かにそれは言いました、けどあれは冗談だってすぐ気付いてたでしょ。 A:気付いてないって、だって実際新しいデジカメで写真撮ってたじゃん。 B:だって、あの時僕が手に持ってたのおしぼりですよ。 A:えっ!そうなの? B:気付いてなかったんですか!、別に携帯で写真撮っても良かったんですけど、面倒くさかったんで新しいデジカメだよーって言っておしぼり振り回してたんですけど。 A:うそ、わからなかった。 B:Aさんそれ見て笑ってたじゃないですか。 A:いや、デジカメめちゃくちゃ回ってんなー思って。 B:何ですかその理由は、笑いのツボが赤ちゃんと同レベルじゃないですか。 A:いやまあ酔ってたからかな。 B:Aさんはわかってた上で悪ノリしてたんだと思ってましたよ。 A:ちなみに俺どんなことしてた? B:だからママとAさんが僕の持ってるおしぼりに向かって色んなポーズ決めてくるんすよ。 A:凄い恥ずかしいそれ、頼むわそういう時注意してくれよ。 B:無理ですよ、だってAさん途中で写真うつり確認しに来たけどそのまま撮影再開したからそういうノリだと思うじゃないですか。 A:ごめん覚えてないわ、俺写真うつり見て何か言ってた? B:おしぼり持ってる僕の親指をじっと見つめて、、ハンサムってつぶやいて戻っていきましたよ。 A:そうか、それは勘違いしちゃうよな、まあ酔ってたから許してよ。 B:僕の方は疑惑さえ晴れれば何でもいいですよ。 A:勘違いしてたわごめんなー。 B:いえいえ、実はこっちも謝まることあるんですよ。 A:何を? B:あの日Aさん家に泊まらせて貰ったじゃないですか。 A:うん。 B:今日帰ったらビデオデッキの取り出しボタンを押してみてください。 A:何があんの。 B:食べ残しの玉子焼きを入れときました。 A:いい加減にしろ。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第38位(3回戦敗退)  SMブラザーズ
審査員
点数
 17  68  70  60  40 平均
点数
 51.0
[審査員の感想・コメント] ・最初の数行で完全に置いてかれてしまいました 2人の立ち話程度のやり取りだったんで、漫才には見えなかったというのが正直な感想ですね ・前半の「誰が誰だか」的な展開は、 文章だからかどうにも乗り切れませんでした。 「○○参上」のあたりとかはおもしろいと思ったのですが。 ・(仮想の)内輪ネタながらも割と伝わってくるというか、スナックでの回想がよく伝わってきて面白かったです。 あまりMM−1では見ないタイプのボケの方向性なのですが、そこそこ楽しめました。 文章ネタだからなのか、「想い、想われ、振り、振られ」の部分があまり伝わってこなかったのが惜しい所です。 あと、個人的にオチが好きです。ビデオデッキの中に卵焼きてw ・面白かったですが、もっと面白くなる要素を秘めていると思います。 まず題材が独特ですね。こういう新しい切り口はすごく良いと思います。 あと言い回しがうましですね。「層の厚さはサッカーブラジル代表と良い勝負ですよ」はナイスフレーズ賞を差し上げたいです。 ただ、序盤のびんたのくだりや、振り振られのくだりなど、作者さんだけで理解してると思われるくだりが何箇所かあったのはマイナス。 もう少しわかりやすい書き方じゃないとボケの笑いどころが伝わりにくいように思います。
エントリーNo.047  レトロスペクティブ京都 「ネクロファンタジア」 緑川:はいどうもーレトロスペクティブ京都といいますー。今ちょっと相方がアレなことになってて僕ひとりなんですけどもー。 花園:おーっす、緑川ー。昨日の「マクロスF」観たー? 緑川:お…え、うわぁぁぁぁっ!!!花園ぉ!!? 花園:なんだよー。道端でいきなりハルク・ホーガンに話しかけられたようなリアクションしちゃって。 緑川:ハルクもクソも無いだろ!!だってお前…! 花園:あ、もしかしてマクロス見逃した?昨日のクランちゃん可愛かったのに惜しいことしたなー。 緑川:クランちゃんのことは確かに惜しいがそういうレヴェルの問題じゃないよ! 花園:そうかー、お前クランちゃんのことそこまで好きだったのか。後で昨日の話撮ったDVD貸すよー。 緑川:いいかげんマクロスの話題から離れろ!論点はそこじゃないんだって…。 花園:もー、どーしたんだよー。 緑川:だってお前………一ヶ月前に車に轢かれて死んだだろー!!? 花園:あ…ああーっ。そーだった! 緑川:何その軽いリアクション!?肌青黒いのにすっかり忘れてるなよ! 花園:いや、だって死んだときの記憶が全く無かったからさー。 緑川:記憶が無かったのか…丹波哲郎が存命だったらさぞ食いついたのになぁ。 花園:あ、でも丹波さん見かけたよ! 緑川:マジで? 花園:いやーおととい「Gメン'75」のビデオをレンタルしてきてさ。 緑川:映像の中でかよ!期待して損した! 花園:いやー宮内洋のアクションはやっぱりキレがよかったなー。 緑川:「Gメン'75」の感想なんて誰も聞いていないから! 花園:俺も宮内さんばりのスタントが出来れば死なずに済んだかもしれんなぁ。 緑川:のんきに言ってる所悪いんだけど程度によるだろうそれは! 花園:程度かー。横断歩道歩いてたらトラックにはねられて200mほど飛ばされたぐらいだけど。 緑川:それ「ぐらい」で済むレヴェルじゃねーだろ! 花園:まぁ、そんときは着地には成功したけどねー。 緑川:お前その時点で宮内さん遥かに越えてるよ! 花園:うーん、でも着地したところにバナナの皮が落ちてたのが運の尽きだったなぁ。 緑川:古典的だな!ていうか直接の死因はそれなの!? 花園:いや、それで転んだ先にさらに別の車にぶつけられちゃってー。あはは。 緑川:笑ってらんねーよその状況! 花園:今度は着地失敗しちゃって…150mくらい道路に叩きつけられつつバウンドしちゃって。はずかしー!/// 緑川:そんだけバウンドすればとっくにミンチだからね!恥ずかしいなんて言ってらんないよ? 花園:まぁ、でもこうして今でも緑川と話せるんだから…それだけでも儲けだよ。 緑川:いい話っぽく纏めようとしてるけど実際お前死んでるから! 花園:あ…あー。そういやそうだったよねー。 緑川:お前ホントにのんきすぎるよ!のび太ばりののんきっぷりだよ。 花園:いやー実際生き返ってみると全然普通の人と変わらないんだよこれが。 緑川:そうなのか…? 花園:うん。普通に運動とかできるし。後プールとかで死体ごっこもできるし。 緑川:死んで生き返って早速死体ごっこするなよ! 花園:あははー。でもなんか周りが大騒ぎしちゃって、監視員さんとかに全力で止められちゃったけどねー。 緑川:どうみてもリアルすぎるからだろ!実際死んだ経験あるんだから! 花園:そーなのかー。でもそんなに本気出してなかったのになぁ。 緑川:まずお前が肌がゾンビばりに青黒いことを忘れるなよ!? 花園:あ、そうかー。だからこの前デパートのゲーム体験コーナーで「バイオハザード」の最新作やってたら周りからひそひそ言われてたのか。 緑川:さしずめ仲間割れとか思われてたんだろそれ! 花園:なんだー…「あの人のプレイ…次元が違いすぎる…!!」とか思われていたのかと…。 緑川:ある意味次元が違いすぎるというのは合ってるけどな。 花園:あの時ついつい「俺、ゲーマーとして喰っていこうかな」と思ったのになぁ。 緑川:考えが浅はかすぎるよ! 花園:やっぱり難しいかなぁ。ゲーマーで喰っていくの。 緑川:その風貌だと貧困のあげく人食いとかホンキでやりそうだからやめたほうがいいって。 花園:お前それは差別だぞー!肌の色で優劣を決めるだなんて! 緑川:別に優劣とかの問題じゃないから! 花園:今から尊敬しようとしているキング牧師に謝れ! 緑川:「している」じゃなくて今からするのかよ!ていうか黒人は関係ないから! 花園:大有りだよー!俺も彼も肌の色で迫害されている同士だぞー! 緑川:キング牧師もお前の青黒い肌見たら裸足で逃げ出すわ! 花園:俺は差別に負けないぞー! 緑川:だから初めから差別とかしてないって! 花園:そうだ、俺は役者になるぞ! 緑川:なぜまた唐突に!? 花園:ほら、ハリウッド映画では数多の黒人スターが活躍しているし、俺も彼らに見習おうと思って。 緑川:まだお前は黒人を引き合いに出すか! 花園:今からでも遅くない!養成所に入っていずれは…! 緑川:まぁ、実際200m飛ばされても無事着地できる運動神経があれば出来なくもないかも…。 花園:でしょー。俺「和製タイガー服部」と呼ばれるように頑張るよ! 緑川:タイガー服部日本人だし役者でもなんでもないよ! 花園:キャッチコピーは「たったひとつの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体…鉄の悪魔を叩いて砕く 花園がやらねば誰がやる!」だな。 緑川:それキャシャーンの丸パクリじゃねーか! 花園:いや、最近キャシャーンの新作ができるって聞いたから便乗しようと思って。 緑川:便乗しても長続きしないぞ。ていうかボキャブラ芸人とかじゃないからキャッチコピーなんていらないだろ。 花園:それもそうだねー。あはははー。 緑川:お前はホントにのんきすぎるわ! (数週間後) 花園:おーい緑川ー。 緑川:どうしたー? 花園:今度映画に出ることになったよー! 緑川:え、まだ養成所行って少しばかりなのに!? 花園:まぁチョイ役だけどねー。 緑川:でもすごいよ!わずか数週間で映画出演なんて! 花園:えへへへー。 緑川:で、どんな映画に出るんだ? 花園:うん、「バイオハザード」の新作にゾンビ役で出るんだー。 緑川:適役すぎるーっ!! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第42位(2回戦敗退)  レトロスペクティブ京都
審査員
点数
 35  57  47  30  45 平均
点数
 42.8
[審査員の感想・コメント] ・設定を生かしきれていない感がもの凄くあるんですよね〜 せっかく1回死んじゃってるんだから死後の世界を持ち出してみるとか、もっと死について絡めてほしかったですね〜 オチも大体の予想道理だったんで捻りや裏切り感を出してほしいです ・「漫才」という観点から見ると(数週間後)は反則かなあ。 あと、死んだはずの相方が現れるという設定から、 僕は真っ先に「幽霊」の方を思い浮かべたので、 「ゾンビが出てきている」という設定がなかなか分かりませんでした。 そして、大半が設定を説明するにとどまっていて、 設定を活かして笑わせる方向にはあまり行っていなかったのが残念です。 ・かなりコント前提で作られたネタのような気はしますが(「数週間後」等)、 1行目のフォローもあり、漫才として読めなくは無いので、そこは多少大目に見ています。 死んだはずの相方が現れた割には緑川の驚きが浅いような気がしました。 ましてすぐ「丹波哲郎が〜」という話に入っているので、特に元ネタを知らない人にとっては入り込みにくいような気がします。 等々、固有名詞が分かるかどうかで面白さが全然違うのが気になりました。 ・いまいち面白くありませんでした。 なんといいますか、作者さんの狙いはわかるんですが、それがうまくハマってないように感じました。 パロネタは別にいいと思いますが、ただ出しただけ感が強いんですよね。ネタの展開にはまっていないように思います。 ただ、「今から尊敬しようとしているキング牧師に謝れ!」は笑ってしまいました。皮肉効いてるなぁ。
エントリーNo.048  UNICORN 「スタンドバイミー」 鳥丸:はいどうもー、ユニコーンです! よろしくお願いします! 卯月:……………。 鳥丸:………ほ、ほら、桜ちゃん、最初なんだからちゃんと挨拶しないと! 卯月:……………よろしくお願いします。 鳥丸:さあ頑張って漫才やっていきましょうね! よいしょっ! 卯月:……………。 鳥丸:………ちょっと桜ちゃん、いったいどうしたのさ? なんでそんなに元気が……、 卯月:ねぇ、響介君。 鳥丸:ん? 卯月:今日で私たち……………、解散しましょう。 鳥丸:………か、解散!?    い、いやちょっと待ってよ! なんでいきなり解散だなんて! 卯月:響介君のツッコミには愛がないの! 鳥丸:……………へ? 卯月:どうして………、どうして私がヘンなことを言っただけで、頭を叩いたり肩をどついたりするの!? 鳥丸:ツッコミだからだよ! そんな、いじめで暴力を振るってるみたいに言わないでくれよ! 卯月:いえ、パーで叩くのはまだいい方………、    この前ネタをやった時なんて、頬に裏拳を打ち込んできたんだから! 鳥丸:してないよ! そんなカンフーなツッコミしたことないよ! 卯月:どうしてなの!? いつから響介君はこんな愛のないツッコミをするようになっちゃったの!? 鳥丸:いやだから、裏拳なんか繰り出したことないんだけど………。 卯月:………分かったわ、あれね、    響介君は私がいないところで違うものにツッコんでるのよ! 鳥丸:いやなんでそうなっちゃうんだよ! 卯月:そうよ! そうに違いない!    そんなにたくさんツッコんでるんだから、私への愛が薄れて当然よね! 鳥丸:また君は訳の分からないことを! 卯月:雨上がりの道で、側溝のブロックの隙間に傘をずぶずぶツッコんでるんで しょ!? 鳥丸:ツッコんでるよ! ツッコみまくってるよ! 卯月:歯の間にニラが挟まったら、つまようじをツッコんでるんでしょ!? 鳥丸:ツッコんでるよ! 口の中はキレイにしないと! 卯月:イタリアに行ったら、真実の口にだって手をツッコむんでしょ!? 鳥丸:ツッコんじゃうよ! そのためにあるんじゃないか! 卯月:真実の口の歯の間にニラが挟まったら、手をつまようじ代わりにしてツッ コむんでしょ!? 鳥丸:………いやそれはツッコまないよ! 真実の口はニラを食べないよ! 卯月:ほら、よそでだっていろんなものにツッコんでるんじゃない!    そんなことだから私へのツッコミの愛がなくなっちゃうのよ! 鳥丸:いや、それとこれとは話が違う気がするんだけど………。    だいたい桜ちゃん。 卯月:何よ? 鳥丸:そのさっきから言ってる「愛のあるツッコミ」ってどういうことなの? 卯月:それはあれよ、ツッコミの中に優しさとか愛情とか、相手を労わる気持ちがあるんじゃない。 鳥丸:優しさと愛情? 卯月:そう。響介くんが「なんでだよ!」って私の頭を叩いたら    「痛くなかったかい?」って声をかけてくれるの。 鳥丸:まどろっこしいよ! ツッコむたびにそんなことしてたらお客さん帰っちゃうよ! 卯月:そうしたら私が「ううん。でもツッコむたびにそんなことしてたらお客さん帰っちゃうよ?」って言うの。 鳥丸:いや分かってるのかよ! だったら言わせるなよ!    ってか絶対にそんなこと言わないからね。 卯月:だったら、響介君が「ポマードかよ!」って私の頭を叩くフリをして    そっと私の髪を撫でて。 鳥丸:やらないよ! なんだよそのフェイント!    ってかツッコミのフレーズがすごく気になるよ! 卯月:それで私の髪を梳きながら「柔らかい髪だね。とてもいい匂いがするよ。」って言うの。 鳥丸:いや漫才やろうよ! なにツッコみながら甘い言葉かけてるんだよ! 卯月:そうしたら私が「ポマードを使ってるの!」って。 鳥丸:いやそこでポマードかよ!    そんなお客さんを置いてけぼりにするようなことも絶対しないから。 卯月:も〜! だったら!    響介君が「どうしてだよ!」ってツッコみながら私を抱きしめて! 鳥丸:はぁ!? 卯月:それで耳元でもう一度「どうしてだよ………。」って囁いて。 鳥丸:なんだかニュアンスが変わってきてるよ! 卯月:そうしたら私が「どうしてだろうね………。」って。 鳥丸:いやもう意味わかんないよ! なんでこうもお客さんを無視したがるんだよ! 卯月:無視すればいいじゃない! 鳥丸:ダメだよ! お客さんに失礼すぎるだろ! 卯月:も〜〜!! じゃあこれはどう!?    響介君が締めの「もういいよ!」って言いながら私を裏拳で殴って! 鳥丸:ええっ!? 卯月:そしてすぐに抱きしめて! 鳥丸:また!? 卯月:そうしたら私が「どうもありがとう(ございました)………。」って言うから! 鳥丸:いやまたニュアンスが変わってるじゃないか! ってかなんで一回殴らなきゃいけないんだよ! 卯月:優しいばかりだとちょっと不安になってくるじゃない! 鳥丸:知らないよそんなの! だからって裏拳は痛すぎるだろ! 卯月:アメとキムチを使い分けてよ! 鳥丸:「アメとムチ」だよ! そんな辛いもの出てこないよ! 卯月:どうしてなの!? どうして響介君はそんなに愛のない人になっちゃったの!? 鳥丸:いや、愛がないって言われても………。 卯月:響介君は誰にツッコんだっていいと思ってるのよ! だから私への愛がなくなっちゃうのよ! 鳥丸:別にそんなこと………、 卯月:そうよ、ツッコむのは誰だっていいのよ! 誰だって…!    誰だって………、私じゃなくたって………、いいのよ………、ぐすっ…、ぐすっ…。 鳥丸:ちょ、ちょっと、なにも泣かなくても………。 卯月:ぐすっ………、響介君は、ボケは私じゃなくてもいいのよ! 鳥丸:そ、そんなわけ………、 卯月:誰だっていいのよぉっ!! 鳥丸:そんなわけないだろ!! 卯月:……………え? 鳥丸:誰だっていいわけないだろ!! 一回転してとりゃぁっ!!(裏拳) 卯月:ほぷっ! 鳥丸:そして抱きしめるっ!! 卯月:きゃ………、ちょ、ちょっとぉ………! 鳥丸:僕は桜ちゃんと漫才をやりたいんだっ!! 桜ちゃんじゃないとダメなんだよっ!! 卯月:………響介君………。 鳥丸:だから僕は、桜ちゃん以外の人にツッコんだりなんてしない!    ………これでいい? 卯月:……………うん………、あ………、あ………、 鳥丸:ん? 卯月:あ………、アメとビビンバ………。 鳥丸:アメとムチだよ!(と頭を叩くフリをして髪を撫でる) 卯月:! 鳥丸:きれいな髪だね、いい匂いがするよ。 卯月:……………ボールドを使ってるの。 鳥丸:洗剤じゃないかよ!(とそのまま頭を叩く)    あ、ご、ごめん、痛くなかった? 卯月:………ううん、大丈夫。    でもいちいちそんなことしてたらお客さん帰っちゃうよ? 鳥丸:僕は桜ちゃんがいてくれればそれだけで十分だよ。 卯月:………響介君………、わ、わたし………、 鳥丸:何も気にすることはないんだよ。僕の相方は桜ちゃんしかいないんだから。 卯月:……………ありがとう………。 鳥丸:二人で頑張って、これからも漫才をやっていこう! 卯月:……………うんっ! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第23位(3回戦敗退)  UNIKORN
審査員
点数
 73  70  82  50  68 平均
点数
 68.6
[審査員の感想・コメント] ・コンビ愛を強く感じました。もはや天体観測のコンビ愛を超えました笑 いや、個人的に好きなネタの系統でした。前半のちょいと弱めのボケをラスト10行で 天丼する事で破壊力が増すというか、計算しつくされているなって感じですね とはいえ、大きなボケがなくて中盤にはだれてしまった部分があるのも事実なんですけどね〜 ・「〜につっこむ」というところはおもしろいと思いましたし、 個々のフレーズを見るとオリジナリティを感じるのですが、 よくある設定となると、やはりかなりの完成度を要求してしまいます。 ・独特の世界観がうまく表れていたと思います。 特殊な設定にもかかわらず、「アメとキムチ」等しっかりとしたボケが含まれており、確実に笑いを取りに来ているところが良いと思いました。 最後の繰り返し部分も、ちょくちょくそれまでの提示と変わっていたりして面白かったのですが、 強いて言うなら、オチが弱いというか、平和な終わり方過ぎるかなぁ、と思いました。 この雰囲気の中散々ボケ続けたんですから、もう少し笑いを狙った落とし方でもいいのではないかと思いました。 ・面白いけど、もったいないなと感じました。 まぁ設定としては使い古された感が否めないんですけど、ここに異性間の漫才という 要素が乗っかることで展開が変わってきているように思います。いい意味でも悪い意味でも。 いい意味では生々しさが加わったと思います。女性というフィルターを通したボケをうまく描けていると思います。 ただ後半の展開の繰り返しの部分は完全に蛇足でしたね。同じような展開の劣化版を見せられても・・・、という感じです。 ボケがいいものがあるだけにもったいないです。「真実の口の中にニラ」って。どんな発想なんですか。面白いですね。
エントリーNo.049  けるる〜しょうわ 「イジメ、子供の頃の遊び」 朝倉「はいどーも、けるる〜しょうわでございます。よろしくお願い致します。」 ヒデ「そう、そこで僕は言ってやったわけだよ。『イジメって怖いよね!』と…。」 朝倉「どこからつながってんだよその話は。急に言われたからビックリしたよオイ。」 ヒデ「ヒュン!ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!ザクッ!ザクッ!」 朝倉「……………。」 ヒデ「すみません、藪から棒にこんな話をはじめちゃって。」 朝倉「藪から棒が出すぎだよ。伏兵でも潜んでんのかよその藪は。」 ヒデ「とにかくね、イジメって怖いなぁと思うワケですよ。特に小学生の時なんかね。    朝とか遅刻しそうなのに、シューズの中にツチノコとか入れられてたらイヤでしょ?」 朝倉「そりゃ困るよ。遅刻しそうだってのにそんな世紀の大発見しちゃ困るよ。    でもさ、イジメなんて小学生とか中学生の時まででしょ?僕らは大人だから関係ないですよ。」 ヒデ「ハハハハハ!お前が大人だって!?『おーっと!武蔵のローキックが右わき腹に炸裂ー!』」 朝倉「えっ、え?」 ヒデ「片腹痛いってことだよ!」 朝倉「そんぐらいスッと言え!」 ヒデ「というわけで、今日は朝倉…お前をイジめてみようと思う。    不可能なことも、やってみないと不可能なままで終わってしまう。できるな?ありがとう。」 朝倉「勝手に一人で話を進めてんじゃねえよ!自己中極まりないなお前は!    だいたい俺をイジめるって、漫才中にそんなことできるわけねえだろ。」 ヒデ「いやいや、まず俺たちが『はいどーもー』って出てくるだろ?    そしたらお前の立ち位置にだけ一輪の菊の花が添えられてたりしてな。」 朝倉「どこの誰が添えてんだよその菊は!余計なことするな!」 ヒデ「まあ適当に自己紹介するよな。僕がボケのヒデでーすって。    その隣で僕らの声を拾ってるのがセンターマイクでーすって。」 朝倉「いや、俺の紹介をしろよ!センターマイクの紹介は明らかにいらないだろ!」 ヒデ「さらにその横で面白いボケを連発するのが……フフ、また会いましたね、僕です。」 朝倉「お前に戻ってんじぇねえかよ!    そうじゃなくて俺の詳しい自己紹介をさせてくれって言ってんだよ!」 ヒデ「おいおい、興信所に依頼するだけでいくらかかると思ってんだ?」 朝倉「そ、そこまで詳しくしなくていいよ!」 ヒデ「で、舞台袖で拳銃を突きつけられたお前の妹が気になりながらも漫才が始まるわな。」 朝倉「それはもはやイジメじゃなくて何らかの脅迫だよ!」 ヒデ「まず俺が爆笑モンのボケをズバッ!会場ドカーン!」 朝倉「ズバッとかドカーンとか…いや言いたいことは分かるけどさ。」 ヒデ「そしてお前はしょうもないツッコミをチラッ。会場シーン。客席の両親ビリビリビリ!」 朝倉「俺の両親だけなんで電気椅子みたいなのに座ってんだよ!俺の家族どうなっちゃうんだ!」 ヒデ「お前の実家に飾ってある祖父の遺影がガタッ!」 朝倉「それは明らかに関係ないし、ただ単に傾いただけだろ!」 ヒデ「お前の顔に牛乳雑巾がベチャッ!」 朝倉「ここに来てまさかの小学生チックなイジメ!    いやいやいや、だいたいイジメなんて…子供じゃないんだから。    イジメが原因で自殺する子供もいるわけだから、あんまり言っちゃいけないと思うよ?」 ヒデ「まあイジメもたしかに危険だけど、    もっと危険なのは子供の頃の遊びね。あれは死の香りがするよ。」 朝倉「急に話が変わったなオイ。    っていうか遊びに死も何もないだろ。だいたい子供の遊びのどこが危険なの?」 ヒデ「危険だろうさ!足を滑らせたら真っ逆さま!助かる可能性はほぼ0%の竹馬!」 朝倉「それどんだけ高い竹馬だよ!ほとんど雑技団レベルじゃねえか!」 ヒデ「助けてくれ!助けてくれ!…しかしその叫びは届かず、猛獣にはらわたを貪られるジャングルジム!」 朝倉「ジャングル違いだ!ベタすぎるにもほどがある!」 ヒデ「『将夫!どこ!どこなの!?』両親の悲痛な叫びもむなしく、将夫ちゃんは無惨な姿で見〜つけた、かくれんぼ!」 朝倉「最後のはボケでもなんでもなくて、ただ単にイヤな気分になっただけだよ!」 ヒデ「こんな感じでね、子供の遊びは危険だってことが分かったでしょ? Q.E.D」 朝倉「Q.E.Dて。何も証明されてねえよ。まあ君の話がまだ続くというのなら、ヒマ潰しに聞いてみる価値はある。」 ・ ・ ・ ヒデ「よし!まずはそこらへんにある小石をうず高く積んで!」 朝倉「えっ、何その遊び?小石を積めばいいの?」(カチャカチャ) ヒデ「キヘヘーッ!(積まれた小石を蹴り崩す)そんなことをしてもお前はすでに死んだ身!罪が償われるわけではない!」 朝倉「何なんだよこれは!」 ヒデ「いや、ここは賽の河原だろ!親より先に死んだお前が石を積んで、俺がそれを崩す鬼!これがいわゆる鬼ごっこだろうが!」 朝倉「どこの国にそんな悲しい鬼ごっこが存在するか!普通は追う側と逃げる側のやつだろ!」 ヒデ「わかったわかった!じゃあ俺が鬼をやるから、お前は鬼の愛人をやれ。」 朝倉「え…!?」 ヒデ『待ってくれ!お前がいないとダメなんだ!頼むから、待ってくれ!』 朝倉「なんで鬼が愛人を追いかけてるみたいになってんだよ!設定がおかしいだろ!」 ヒデ『この悪魔!鬼!あの鬼嫁とは別れる!鬼のこの俺を信じてくれたらもう鬼に金棒だ!』 朝倉「ややこしい言い方するな!もう鬼ごっこじゃなくて、もっと違う遊びにしようぜ!」 ヒデ「わがままですなあ君は!君をそこまで怒らせるパワーの源は何なのだ!」 朝倉「お前だ!」 ・ ・ ・ ヒデ『なぜなんだ…!あなたは、人の命の大切さをまったく分かっていない…!』 朝倉「何だ何だ、オイ。これ何の遊びなんだよ。」 ヒデ「これはお医者さんごっこで一番盛り上がるシーンだろうが!この後、商業主義的な病院に嫌気が差したボクは、人っ子一人いないあの丘でロボットの女の子とひっそり暮らすんだよ!」 朝倉「それ違う話だよ!モグリの医者が大金をせびる手塚治虫の漫画だよ!」 ヒデ『ピノコ…メスをくれ。…あかん、心臓の位置がわからへん。ピノコ、理科の資料集をくれ。』 朝倉「モグリすぎるにもほどがあるだろそれは!」 ヒデ「まったくお前は、あの遊びもダメこの遊びもダメ、じゃあ一体どういう遊びがお好みなのよさ!」 朝倉「だからその喋りかたもやめろ!もっと普通の場所で普通の遊びをしろ!」 ・ ・ ・ パパン!パパン! (カチャッ)ターン!ターン! (カチャッ)パパン! ヒデ「あーここが射撃訓練場かあ〜。よし、かくれんぼしようぜ!」 朝倉「何でだよ!なんで銃弾に脅えながら隠れなきゃいけないんだよ!」 ヒデ「子供の遊びとは命をかけた勝負だ!その覚悟が無いのならこの四角いリングから立ち去れ!」 朝倉「どこのプロレス団体だよそれは!僕には四角いリングが見えませんけども!」 ヒデ「いいよ、わかったよ。普通にかくれんぼすればいいんだろ。あー隠れた隠れた。」 朝倉「何で急に適当になるんだよ。じゃあ俺は鬼ね。いーち、にーい、さーん……きゅーう、じゅーう。」 ヒデ「おい!早く家の戸をかたく閉めるんだ!若い女たちは裏の小屋へ隠れていろ!」 朝倉「そんなリアルな鬼じゃねえよ!隠れるのはお前だけでいいから早く隠れろ!」 ヒデ「わかったよ、隠れてやるよ!終戦を知らずにフィリピンのルバング島に30年間隠れてやるよ!」 朝倉「最後の日本兵かお前は!普通に隠れろ普通に! 『もーいいかい?』」 ヒデ「キャッ!(両手で胸を隠しながら)まだ着替えてるんだから入ってこないでよ!」 朝倉「どういう状況だよこれは!そしてお前はなぜブラをしている!ちゃんとやれよ! 『もーいいかい?』」 ヒデ「まーだだよ!まーだだよ!まだ働きたくなんかないよ!ニートだよ!」 朝倉「意味わかんねえ!っていうかさっさと就職しろ! 『もーいいかい?』」 ヒデ「まーだだよ!まーだだよ!就職ってどこで探せばいいのか分からないけど多分、ダーマだよ!」 朝倉「そんなわけねえだろ!それはゲームの世界だけでしか不可能だよ! 『もーいいかい?』」 ヒデ「まーだだよ!まーだだよ!人生がイヤになって人を殺してしまったよ!マーダーだよ!」 朝倉「それ殺人を英語で言っただけだろ!たしかに危険極まりないけど!    っていうかお前の子供の頃ってこんな遊びばかりやってたの?」 ヒデ「うん、楽しい日々だったね。やっぱり就職活動なんかやめて、    子供の遊びばかりやって過ごすわ。こんなオチで『もーいいかい?』」 朝倉「もういいよ!」
エントリーNo.050  言霊連盟 「目撃者になりたい」 槍沢:はいどうも、言霊連盟です。 栃城:よろしくお願いします。実は僕、ものすごく憧れている職業があるんですよ。 槍沢:へえ、そうなんですか。一体どんな職業に憧れているんですか? 栃城:目撃者。 槍沢:は? ……職業じゃないですよね。 栃城:だってかっこいいじゃん。どんな難事件が起こってもその人の証言ですべて解決するんだよ。 槍沢:解決するのは警察ですけどね。    大体、さっきも言いましたけど目撃者って職業じゃないですから。どうやって生計立てるんだって話ですし。 栃城:それだったら、自分の証言のおかげで事件が解決したら警視総監賞をもらえるでしょ。    これがあれば、会計の時に賞状を見せればタダになりますからね。 槍沢:常識みたいに言いますけれど、そんな制度はないですから。 栃城:いやでも、そんなビップから金取れないでしょ。 槍沢:取りますよ。 栃城:買い物しても、警視総監賞を見せれば120回払いになったり。 槍沢:結局払うんじゃないですか! なんで買うもの全てを10年がかりで支払わなきゃいけないかな。    ていうか、仮にそんなパラレルワールドだとしても一回目撃しただけじゃ警視総監賞もらえないでしょ。 栃城:それは何回も目撃すりゃいいだけですよ。 槍沢:回数の問題じゃないと思うんですけど。 栃城:犯人は若い女でこの先をまっすぐ逃げていきました    そうですか。ご協力ありがとうございます。ではメンバーズカードのほうはお持ちですか? じゃあポイントを、あっ満点じゃないですか 槍沢:だから、ないですよそんな制度! メンバーズカードってなんですか!? 栃城:ポイントが満点になったら授賞式で警視総監賞を貰えるんですよ。 槍沢:どんなセレモニーですか? 栃城:「威風堂々」がかかる厳かな雰囲気なんですよ。    ♪タータタタタータ タータタターター(そわそわしている)    ♪タータタタータータ(賞を受け取る)タータータータター(腕を突き上げ)やったぞー!! 槍沢:ガッツポーズするな! 栃城:で、いざ事件を目撃したって時のためにちゃんと証言できるように練習してるんですよ。ちょっとつきあってくれませんか? 槍沢:わかりました。 槍沢:先日、その通りで起こった若い女性を狙った通り魔事件を捜査している刑事です。なんでも事件を目撃されたとのことで、    犯人の情報や犯行の模様を詳しく伝えていただけますか? 栃城:はい。僕がこの通りを歩いていると女の人の叫び声が聴こえたんですよ。    で、何事だと思って悲鳴が聞こえた方へ向かうと、女の人が路上に倒れていまして、その人を見下ろすように全身黒づくめの男が立っていたんですよ。 槍沢:なるほど。 栃城:男は呆然としていましたが、僕の姿を見るとあわててその場から走って逃げって行ったんですよ。    それで僕も慌てて走って必死に追いかけて犯人に追いついたんですよ! 槍沢:追いついたんですね。 栃城:ええ、そして犯人の顔を一発殴ったんです。そうしたら犯人は僕の腹を蹴ってきました。    それにもひるまずにもう一発犯人を殴ったら、今度は相手に押し倒されまして負けずにそいつを跳ね飛ばして今度は僕が馬乗りになって、    マウントポジションから犯人をタコ殴りにしたんです。そして大捕り物の末犯人を捕まえたんですよ。 槍沢:嘘つかないでくださいよ! 犯人捕まってたらあなたに事情聴きに来ませんよ!! 栃城:だって犯人捕まえたら警視総監賞一発でもらえるでしょ。 槍沢:だろうけども! 目撃者として取りたいんでしょ。しっかりやってくださいよ。 栃城:わかったよ。 槍沢:じゃあ、やり直しますね。    まず、事件が何時ごろ起きたのか詳しくお願いします。 栃城:あれは深夜というより明け方に近かったでしたね。 槍沢:そうですか明け方。 栃城:時刻で言うと午前0時。日付変わるかかわらないか。 槍沢:深夜ですね。どこが明け方なんですか。 栃城:いや僕その時間に起きるんで、睡眠からの明け方です。 槍沢:あなたの生活リズムはどうでもいいですよ。あなた基準で言わないでもらえます。 栃城:バイトのシフトで深夜から早朝までバイトなんですよ。 槍沢:知りませんよ。犯人のことを言ってください。身長体重はどんなかんじでしたか。 栃城:中肉中背を細く小さくした感じです。 槍沢:じゃ小柄で痩せてるでいいでしょ! 栃城:いや、気持ち。ほんの気持ちですよ。 槍沢:気持ち程度なら中肉中背でいいですよ。年齢はどうでしたか。 栃城:若い男でしたね。 槍沢:若い男……。ほかになにか特徴なかったですか? 栃城:貧乏ですね。 槍沢:なんでそんなこと分かるんですか? 栃城:そいつ髪染めてたんですけど、根元のほうは黒くなってたんで、染め直す金すら持ってないなと。 槍沢:そんな根拠ですか!? 栃城:プロファイリングですよ。 槍沢:言わないですよ。じゃあ犯人の顔はどんな感じでしたか。 栃城:そうですね……。特に特徴もなく、町で歩いてる人に石投げたら当たるような、それで当たった人が、「なにすんだ!」って怒った時になるような顔。 槍沢:わかりづらいですよ。とにかく怒ったような顔してたんですね。 栃城:ええ興奮していたのか、眉は吊り上り眼はギラギラ、口は耳元まで裂け。長い牙が出て、蛇のような舌が気色悪くうごめき、額には3つ目の眼が……。 槍沢:化け物だろ! そんなのいたら刺されなくても叫んじゃうよ! 栃城:ポマードって。 槍沢:口裂け女か! もういいですから犯行のとき再現してください。 栃城:わかりました。あ、そうそう。さっき通り魔って行ってましたけど、実際は口論の末男が女の人を刺したんですよ。 槍沢:そうなんですか! 先に言ってくださいよ!! 栃城:さっきも話したように、バイトがあるんでこの道を歩いていたんですよ 。 槍沢:無視ですか? 栃城:そうしたらそこの十字路に男と女の人がいたんですよ。    それで男が「お前よくも俺を騙してくれたな」って3つ目の眼を開きながら言うんですよ。 槍沢:そんなのないでしょ。 栃城:女の人が「ポマード!」って 槍沢:嘘いいですよ! ちゃんと話してください 栃城:それで男が「騙したな」って言ったら女の人が「なによあんたが悪いんじゃない」って言い返して、    そのときはここ出いくの気まずいなぐらいにおもってたんですけど、    そのうち男がナイフを取り出して「これでお前を刺してやる」って言って、それを見た女が「あなたに私が刺せるわけがない」って言い返すんですよ。    男が「刺せる」女が「刺せない」「刺せる」「刺せない」「刺せる」「刺せない」そこで僕はじゃあ男が刺せるほうに3万円! 槍沢:なに賭けてるんですか! 栃城:それで人集めて、男が刺せるか刺せないか、ふたつにひとつ。どちらかに賭けて当たったら大儲けだよ〜。 槍沢:胴元なってんじゃねえよ!! 栃城:そしたら人うわーって人が集まって「俺は刺せる方に7万」「刺せないに20万」って、    100人ぐらい集まって両陣営「刺ーせ! 刺ーせ!」、「刺っすな! 刺すな!」の大合唱。    そうしたら1人のオヤジが出てきて。「頼むー! 刺してくれー! 生活がかかってるんだよー!!」 槍沢:なんの話だこれは!! 事実を話せ事実を! 栃城:こうなったらいいなって考えて暇つぶししてたんですよ。 槍沢:どんな暇のつぶし方ですか。 栃城:でも、さすがにナイフが出てきた時に、これはヤバイとおもったんで止めに入ったんですよ。 槍沢:止めに入ったんですね。 栃城:まあまあまあ、おさえておさえて……。そんな物騒なものこっちへ渡して(右手でナイフを取り左手に持ち替える)    まあまあまあ。グサッ ……んっあ! 血だ!! 槍沢:犯人お前か! 栃城:そうです僕が犯人です。これで事件が解決しましたね。それに貢献したってことはつまり!?    ♪タータタタータータ タータターター(手を差し出す) 槍沢:♪タータタータターター(栃城に手錠をかける) 栃城:♪タータータータター(手錠されたまま腕を突き上げ)やったぞー!! 槍沢:いいかげんにしろ。 2人:どうもありがとうございました。
エントリーNo.051  ペンギン娘はぁと 「揺れてはじけてあふれちゃう☆魅惑のきかんしゃトーマス」 くじら:はいどうもペンギン娘はぁとです、宜しくお願いします。 さくら:きかんしゃトーマス(Thomas and Friends)、     それは、イギリス制作のミニチュア・ワークを取り入れた幼児向けの人形劇である。     原作は、ウィルバート・オードリー牧師による1945年からつづく人気絵本シリーズ「汽車のえほん」である。     1980年頃になり、原作のテレビ放映権を購入したイギリスのTV番組制作会社ブリット・オールクロフト社の社長で番組制作者のブリット・オールクロフトが、     鉄道模型の愛好家でもあったオードリー牧師の意見を聞いて、鉄道模型を使用した人形劇による映像化を採用して映像化された。     実際の撮影は当初クリアウォーター特撮会社が担当し、同社のデヴィッド・ミットンらが具体的な撮影テクニックを考案した。     クリアウォーター特撮会社の解散後はブリット・オールクロフト社が直接製作する体制になった。     2009年からは制作費などの問題もあった為、カナダのCG製作会社へ制作体制が移管され、制作形態もCGアニメーションに変わる事になった。 くじら:ナロンエースでも飲んどく? さくら:うん!ありがと!(ごくごく)     それにしてもきかんしゃトーマス好き!ホント好き!抱かれたい! くじら:まぁのっけからトーマス史について語る程好きな人なんて滅多にいないでしょうけど。 さくら:もう好きすぎてトーマスの次回作の脚本まで考えてしまいましたよ。 くじら:だからね、そういうのはブリット・オールクロフト社に任せておけばいいの。 さくら:てれててっててーてー♪ くじら:まぁお馴染みのオープニングですけどね。 さくら:スティーヴン・セガール♪ くじら:歌詞つけるな!ガタイの良い俳優をポップなメロディに乗せるな! さくら:【春の心地よい昼下がり、トーマスは今日も元気に走っていきます。】 くじら:いいですね。こう森本レオ風のナレーションなんかが入ったりして。 さくら:【その一方で京浜急行は、時速120km/hで大森海岸駅を今日も元気に通過していきます。】 くじら:そこで京浜急行の状況入れるなよ!春ののどかな風景が快速特急のせいで台無し! さくら:と、まぁここで最近のトーマスにおけるマンネリ化を危惧した私はオリジナルキャラを入れたい訳ですよ。 くじら:熱狂的なファンなのに大胆なテコ入れをするんですねぇ。 さくら:【『そ、そこにいるのは誰ですか?』      駅でトーマスは、見ず知らずの機関車と出会います。】 くじら:ほうほう、それで? さくら:【『いやー、上本町〜伊勢中川間をピストン輸送してたらそりゃエンジンも故障しますわー!』      そう言うと彼は”A・G・バンドー”と名乗りました。】 くじら:いや板東英二じゃん!ヘンリーとかゴードンとかそれっぽい名前にしなくていい!     それにどうやったら近鉄大阪線の区間走っといてトーマスの世界に辿り着くん事が出来るんだよ! さくら:【『僕のエンジンを直せる人が長谷寺に居るから呼んで来て貰いたいんやけども…』      沈痛な面持ちでバンドーはそう言いました。】 くじら:寺かよ!板東のエンストを直す技師が寺にいるのかよ! さくら:【『よし、長谷寺だね!わかったよ!』      トーマスは意気揚々と長谷寺へと向かいました。】 くじら:いやそこで何もおかしいとは思わないのね・・・ さくら:【いそげ、トーマス!あのナパーム弾が着弾する前に!】 くじら:寺までの道のり危険すぎるだろ!あああ、そんな茶番のせいで古都の風景が・・・ さくら:【長谷寺に到着したトーマスは早速住職のもとへ向かいます。      途中にある部屋では技師たちが棘のついた鉄製の円柱を10人がかりで回しておりました。】 くじら:それ長谷寺じゃないよ!ほのかに地獄のにおいがするよ! さくら:【見て見ぬフリをしたトーマスは住職のありがたい説法を聞き、感銘を受けて帰ります。】 くじら:いやそこまで来たら技師助けて連れて帰れよ! さくら:【助けておけば良かったかな…という後悔の念を残しつつトーマスは帰路につきます。】 くじら:見て見ぬフリってのがモヤモヤを残す原因なんだよ。 さくら:【あんな地獄寺の住職の説法に感銘を受けてしまった自分は阿呆なのであろうか…      という自責の念にかられつつトーマスは踏切で車道方面に左折します。】 くじら:大惨事!考え事してても運転には集中しろよ! さくら:【『遅いわボケー!今まで何してたんや!』      一人で駅に着いたトーマスに対してバンドーは激しく怒ります。】 くじら:そりゃおかしいとはいえ頼みごとを裏切られたからねぇ。 さくら:【『僕、暇すぎてまた借金作ってしもうたわ!』      バンドーの眼からは一滴の涙が零れ落ちます。】 くじら:また事業に手を出して失敗したのかよ!懲りないねこの人は! さくら:【バンドーが動けなくて困っていると、車庫の奥から筋骨隆々とした男が現れます。】 くじら:どんな新展開だよ! さくら:【その男の名はスティーブン・セガール。      彼はバンドーをひょいと担ぎ上げ、上本町〜伊勢中川間を再びピストン輸送するのでした。】 くじら:ここでセガール出すのかよ!出演料がかさむね! さくら:【スティーブン・セガール♪            …このお話の出演は、トーマス、板東英二、長谷寺の皆さん、そしてスティーブン・セガールでした。】 くじら:いや強引にエンディングに持って行きやがったし! さくら:どうでしたかな? くじら:どうもこうも無いわ!話が脱線しすぎだろ! さくら:トーマスだけに話が脱線しましたってところですね。 くじら:もうお前は致死量に至るまでナロンエース飲み続けろ! ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第39位(2回戦敗退)  ペンギン娘はぁと
審査員
点数
 60  62  70   5  51 平均
点数
 49.6
[審査員の感想・コメント] ・機関車トーマス懐かしいなぁ……ガキの頃は良く見てたなぁ…… 坂東英二の出し方が上手ですね。キャラも立っていますし ただ寺の部分で少しパワーダウンしてしまったのとスティーブン・セガールの出し方が中途半端だったこと この2点が強めに目に付いてしまったので完成度での評価が少し下がってしまいました ・本当にあらすじだけで終わり、という感じ。 ここからの肉付けがほしいです。 ・京急・近鉄ネタは個人的にはすごくツボに入りました。 どのくらい一般的に通じるネタなのかは分かりませんが、トーマスの世界観との落差があるという意味では良いと思います。 全体的にトーマスの世界観との落差で攻めており、そこが面白かったのですが、 少々短かったというか、もう少し長く見たかった気持ちはあります。 ・面白くありませんでした。 スティーブンセガールにしても、坂東さんにしても、出しただけで終わってるんですよね。 しかも2人ともイジられ倒されてるキャラじゃあないですか。はっきり言って食傷気味なんですよ。 特にオリジナルな要素も見いだせず、ただの読み物漫才で終わってしまったように思います。
エントリーNo.052  八十八 「「MM-1では新ネタで…」…そう思っていた時期もありました…」 米:どうも八十八です。 寿:よろしくお願いします。 米:ちょっと最近ね、小学生の頃が懐かしいな、と思いまして。 寿:確かに懐かしいですね。 米:特に、給食なんか。 寿:中学校になると給食がなくなる所もありますしね。 米:うちの学校では、食べる前に生贄を捧げてね。 寿:……僕の思い出の中にはない光景ですね……。 米:やっぱりね、食事は自然に感謝しないといけませんから。 寿:そうなんですけどね。日本にはそういう風習はあんまりない。 米:そうなんですか?毎日教頭を生贄に捧げてましたけれども。 寿:…毎日? 米:うん。だから、うちの学校は教頭が日替わりでねぇ…。 寿:そんな学校の教頭にならないでいただきたかった。何としても断っていただきたかった。 米:もうね、5人目あたりの教頭から名前覚えるの諦めましたよ。 寿:そりゃ、その日1日限りの教頭の名前なんてどうでもいいですけれども。   なんかもう、暗くなってくるんで別の思い出なんかないですか? 米:別の思い出ですか…。そういえば、小学校の頃なんか廊下を走っててよく先生に怒られたなぁ、なんて。 寿:あぁ、そうですね。廊下は走ると危ないですからね。 米:でも、「廊下を走るな」って言われて素直に歩くのも嫌じゃないですか。 寿:まぁ、小学生だとちょっと我が侭な部分もあるかもしれませんね。   よくあるのは、早歩きになったりとか。 米:僕はちょっと違いましたけどね。 寿:あら、そうなんですか?どんな感じですか? 米:ほふく前進。 寿:ほふく前進?歩くより遅いじゃないですか。 米:いや、本場戦場の人は速いよ。 寿:…米さん、戦場の人じゃないじゃないですか。 米:まぁね。せいぜい、秒速5センチメートルってところです。 寿:……ちょっとピンときませんけれども...ね...。   しかし、ほふく前進って…服とか汚れませんか? 米:廊下にこぼれてた給食のシチューが服につきました。 寿:それはそれは…。 米:ですからね、次の方法を考えたんですよ。 寿:ほう、どんな方法ですか? 米:平泳ぎ。 寿:…水ないじゃないですか…廊下に。   ただうつ伏せに這いつくばってシャカシャカやってるだけじゃないですか。 米:いや、その日はこぼれた給食のシチューで廊下がプールみたいになっていましたから。 寿:どんだけこぼしてるんですか。そんな状況で廊下にでようとしないでください。教室に待機していてください。 米:でもこの方法は良かったですよ。「シチューの中で溺れたい」っていう夢も叶いましたし。 寿:どんな夢を見ていたんですか。そして、結局溺れてるんじゃないですか。 米:でもね、そんなにたくさんシチューがこぼれてる日はあんまりないんですよ。 寿:あんまりどころか、1度も見た事ないですけれども。 米:そこで、シチューがちょっとしかこぼれていない日のための方法を考えました。 寿:シチューが全くこぼれていない日はないんですか?あなたの学校は。   してその方法とは? 米:馬。 寿:…馬? 米:はい、競走馬です。 寿:またえらく本格的な馬を連れてきましたね。 米:馬で走っていると、女子とぶつかりました。 寿:ちょ、大惨事じゃないですか。 米:馬と女子が「あいつが俺で、俺があいつで」状態に。 寿:…酷い…。 米:状況がつかめずに呆然と仁王立ちする馬と、廊下にこぼれているシチューのニンジンをむさぼる女子。 寿:地獄絵図だ…。 米:それを満足そうに見守る校長。 寿:校長は何を求めていたんですかね。 米:廊下にこぼれているシチューをタッパーに入れる校長。 寿:汚い。物凄い貧乏性ですね。 米:一馬身差のリードを保ち最終コーナーにさしかかった女子。 寿:出走しちゃってるよ。馬の魂が入った女子が。 米:地獄の底から這い上がってきた教頭。 寿:生贄にされてた?神に捧げられたのに何故地獄にいたんですかね。 米:逃げ切って1着でゴールした女子。 寿:あっ、レース終わった。っていうか、体は小学生の女子なんですから脚力が違いすぎますよね。   オッズはどうなってたんですかね...? 米:単勝をあててホクホク顔の校長。 寿:校長はそれを狙っていたんですか。 米:そのお金でシチューを買い込む校長。 寿:どんだけシチュー好きなんですか。 米:とまぁ、こんな感じでしたね。 寿:いやいや、どうなってるんですか、あなたの小学校は。 米:ま、シチューだけに、校長の手中で踊らされていたにすぎないのだよ。 寿:はいはい。 米:お疲れ様でした。 2人:八十八でした。 ------------------------------------------------------------------------------- 予選総合第11位(準決勝敗退)  八十八
審査員
点数
 90  70  62  80  75 平均
点数
 75.4
[審査員の感想・コメント] ・個人的には校長のキャラが大好きです笑 徐々に話が脱線していく様が非常に面白いですね 低いテンションでオッズを聞く寿がまたツボに来ちゃったりしました笑 教頭でもう一ボケあったりもう一展開してくれるともっと盛り上がっていくんではないかなぁ、とも思っちゃいましたが素晴らしいネタであることに変わりはないです ・過去ネタでもかまわないと思いますし、 馬と女子がぶつかったあたりからの突拍子のなさはおもしろいんですけど、 一瞬で終わってしまって物足りないという感じは残りました。 付け加えて修正して中身の濃いものにすることは必要だったように思います。 ・面白いボケや設定はそこそこ多かったと思うのですが、 厳しめに言うと、読み終わっても「面白い絵だった」以上の印象があまり沸いてこなかったです。 終盤になるにつれて失速してしまっていたかもしれません。 特に、一番最後まで引っ張った校長の行動が少々大人し過ぎたかなぁ、と。貧乏設定だけだと、周りの人物の設定に負けている気がします。 もっとハチャメチャやらないと煮え切らない気がします。 ・オモシロウスでした。 後半の畳みかけが素晴らしいと思います。 こういう展開は嫌がおうにも盛り上がると思うんですが、想像を超えて面白かったです。 展開としてはやや淡泊(キャラ付け関係なく)だったように思えます。もう少しチャプターを増やしても良かったかも。
エントリーNo.053  トロイデ 「好奇心」 ママ:はいどーもー!私達親子で漫才してまーす! 孝之:・・・・ ママ:私がママで、この子がうちの長男の孝之です!    ほら孝之!何か言いなさい。 孝之:面白そうな雰囲気してるやろ ママ:あっ、それ絶対言っちゃいけないんだ 孝之:まぁそんな事よりさ、僕ママにちょっと聞きたい事があるんだ! ママ:このしらばっくれ具合さすがやな 孝之:赤ちゃんってさ、どうしたら生まれるの? ママ:あ・・あらやだ・・・孝之ったらこんな所で・・・ 孝之:なんで?ずっと疑問思ってたんだ!僕がどうやって生まれたかとかさ! ママ:いや・・・でも・・・ 孝之:一応「ズッコンバッコン」ていう言葉は知ってるんだ! ママ:じゃもう話す事ねえよ 孝之:待ってよママ!本当に分からないんだ! ママ:ホ、ホントに?まぁ大切な事だしね、教えてあげるわ。    でもその前にまず孝之はどうしたら子供が産まれると思ってるの? 孝之:そうだなぁ    友達は鳥さんが運んでくるって言ってたよ! ママ:ふふっ、それもあるかもしれないわね 孝之:こう太くて大きい鳥のくちばしが私の郵便ポストの中に・・・・    やめてええええ!!!大型郵便物は入れないでええええ!!!! ママ:息子ながらドン引きやわ 孝之:え!?違うの!?    ・・・・・・ハガキなら!? ママ:お前鳥を何やと思ってんねん 孝之:え!鳥さんは運んでこないの!? ママ:一切リアリティのない発言だけど返答するわね    鳥さんは運んでこないのよ? 孝之:えー!?驚きー! ママ:うそ臭いって言葉しか似合わないね 孝之:じゃぁさじゃぁさ!これじゃない?    僕この前学校の授業で習ったんだ! ママ:え?小学校低学年でもうそんな授業するのね?    でもまぁ・・・・早いうちに教えといた方がいいわよね 孝之:でも凄い神秘的だったよ!色々考えされられた! ママ:そうだよねぇ。赤ちゃんを産むってこんなに大変って感じたでしょ? 孝之:うん、こうウナギ1000匹がさ・・・ ママ:あ、待って。ママの思ってたのと違う 孝之:え?違うの? ママ:ママたち今まで生きてきてウナギ1000匹集めた事ないもん 孝之:え!?まず500匹500匹で分けて桶に入れるんじゃないの!? ママ:ちょっと詳しく聞かせて 孝之:でそれぞれの桶にママとパパが入るんだよ!    それでそこからウナギの投げ合いだよ!知らないの!? ママ:初耳だしこれからも聞くこと無いよ 孝之:それで当たるよね!ウナギが!ママとパパの顔に!    ペチペチペチ!って!盛り上がってくるところだよ! ママ:なんか恐い 孝之:そしてそこで!ママの投げたウナギとパパの投げたウナギが!    飛んでる最中にお互い激突しちゃうんだ!    するとその2匹のウナギからパパパーン!とまばゆい光が放つ!    そしてそして!何とそこからは光に包まれた赤ちゃんが!    こうやって出来た赤ちゃんを見てママとパパはこう言うんだ    「次はナマコでやろうね・・・」 ママ:なんか惜しいわ! 孝之:え!?惜しいの!? ママ:そのなんかさ!ママのウナギ的な物とパパのウナギ的な物が奇跡的にぶつかってさ!    赤ちゃんが出来るっていうところ!?凄い惜しいのよ! 孝之:なんで!?何がダメなの!? ママ:なんかさ!遠まわしに教えすぎて本筋が全然伝わってないのよ!    比喩表現が比喩表現じゃなくなってるのよ! 孝之:ちょ・・・マ、ママ!ちょっと落ち着いて! ママ:それでね!もしそれが本当だとしたら    人間はウナギかナマコの子って事になっちゃうじゃない!?    どうするの!?土用のウナギの日!?もはや共食いだよ!? 孝之:ママ!!ちょっと落ち着いてよ!何で最後はウナギを食える食えないで心配してるのさ! ママ:はっ・・・・! 孝之:ママ・・・ちょっと・・・ ママ:ご、ごめんね孝之・・・私ちょっと興奮しちゃった・・・ 孝之:い、いいよもう・・・ ママ:・・・なんか疲れちゃった・・・ちょっと横になってきてもいい・・・? 孝之:え・・・ちょっと待ってよ!赤ちゃんの産み方は!? ママ:え・・・もういいでしょ・・・?まだ知らなくて充分よ・・・ 孝之:一応「ズッコンバッコン」っていう言葉は・・・ ママ:あぁ!もう!セックスよ!セックス! 孝之:オブラート!
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