第8回MM−1グランプリ 3回戦結果発表








X子:はいどうもー!

Y美:3回戦の放送も、あたし達「乙女の方程式」がお送りしたいと思います!

X子:しかしアレね、今回はもう既に半分以上が落ちてしまっているのよね。
   前回優勝のサンザンヒーローズや、同じく決勝を彩った月影連盟、HIGH−POPといった面々までもが敗退しているんだもの…

Y美:そんな中、まだしっかりと残っている過去の決勝進出経験組もいます。
   この中からは果たして、何組が無事再び決勝にコマを進めることができるのでしょうか…






エントリーNo.019 有機丸アポロ
ここまで準決勝→決勝9位→決勝5位と来ている。ということは次は…!?
遠山:要らねえよ!そんなよくわからない理由で貰った金使えねえよ!!いいから話続けろよ。

出雲:うん、そんでさ。そん時の親父の背中見てさ、「広いなー」とか「デカいなー」とか「怖いな怖いなー」とか思っただろ?

遠山:最後の稲川的感想は抱かなかったけどな。まぁわかるわ、そういうの見て親父の偉大さとか感じたんだよな。

出雲:そう、それで俺も息子に偉大に思ってほしいから、背中の拡張手術を受けようと思ってる。

遠山:…………………?

    …………!!?
    ! ! ! ? ?

出雲:そんで背中の拡張手術を受けたとしてよ、息子が将来グレた時の対処法が……。

遠山:いやいやいやいやいぃやいやぁっ!!!グレただのなんだのどーでもいーぜ!!!
   お前、何クレイジーな大前提さておいてベタベタな漫才展開しようとしてんだ!!

出雲:でも子供グレたらイヤじゃん。お前も相方の子供がグレたらイヤだろ?

遠山:相方が背中の拡張手術受ける方がボロ勝ちでイヤだわ!!ていうか背中の拡張手術って何じゃい!!




エントリーNo.029 リーベルパウンド
前々回は決勝進出ならずも予選3位、前回は念願の進出で決勝3位。エイジアンエイジアンの獲ったベルトをいざ奪還へ!
氷谷:まぁ、それでなんですけども。
   最近実際に「これはマナー悪いな」っていうのに遭遇しまして。

古城:ほう。

氷谷:僕、この間カツアゲされたんですよ。

古城:それはマナーとは違うんじゃないか?

氷谷:まぁ、話は最後まで聞いて下さい。

古城:あぁ、早とちりして悪かったな。

氷谷:結構普段からそういう事に遭遇するんですけど。
   その日は順番待ちが出るくらい多くの人にカツアゲされましたね。

古城:順番待ちの出るカツアゲってなんだよ!

氷谷:たくさんの人に来て頂きましたけども。

古城:敬うような感じで言うな。仮にもカツアゲされてんだから。




エントリーNo.050 モンブランジャム
これまでに決勝7位、そして準優勝を体験。1回充電して、果たして今回は!?
善田:どうもよろしくお願いします。MM−1グランプリということで、頑張っていきましょう。

城島:もちろんですよ、せっかくこんな舞台で漫才が出来るんですから。
   それにしても、今日はキレイなお客さんが多い。

善田:ホント、美人な方ばっかりですね。
   右の端からべっぴんさん、べっぴんさん。一人飛ばし……………!!!

城島:……?
   おい、どうしたんだよ客席を凝視したまま固まって。ツカミの客いじりをちゃんとやってくれないと。

善田:………カオリ……!!

城島:へ?カオリ?

善田:あぁ……久しぶりだな…。別れてそれっきりだったから2年ぶりだっけな…?

城島:いや、何本番中にお客さんと会話してんだよ!!
   え、何!?その右から3番目に座ってる女性がカオリさんで、善田の知り合いなの!?

善田:ん?あぁ悪い。昔にちょっとあってな…。

城島:今舞台に立ってんだよ!?プライベート持ち出すのはやめろよ。

善田:ごめんごめん。じゃあ、さっきの続きに戻るか。




エントリーNo.054 安物鬼(覆面付き)
応援団、PTAと来て今回は覆面付き。ゲン担ぎの効果はいかほどに…!?
鬼:ていうかそういう形で力自慢したいわけじゃないんだよね。ごくフツーにしたいわけ。
  例えば街へピチピチのTシャツ着ていったとするじゃん?

禿:既に不自然。

鬼:そんでどこでもいいから、そうだなあ・・・交差点で信号待ちしてたとする。
  そしていきなりピチTがビリビリになる。どう?

禿:いや過程がまったくわからねえよ!!説明を。

鬼:よく映画やマンガでマッチョがTシャツ破いて登場するじゃん?あれをイメージしてもらえば。
  横断歩道待ちしている俺がちょっとリキんだせいでTシャツがビリビリに裂けるんだよ。

禿:よっぽど弱い生地のTシャツだったんだな。いやでもビリビリに裂けるなんてことはねえよ!!
  せいぜい脇とかビビッてほつれるくらいじゃねえの?

鬼:脇が破れるとかお前、今は手作りノースリーブの話をしているんじゃないぞ。

禿:わかってるよ!!わかったうえで最大限の考慮を加えた提案をしたってのに!!
  そうじゃなくてTシャツをごく自然にビリビリ破くことは実際に可能なのかって聞いてんだよ!!

鬼:そりゃ家で少しは切れ込みを入れるさ。

禿:このエセマッチョめ!!結局誰でも出来る方法じゃねえか!!

鬼:いや誰だってできることではないぞ。街へピチT着ていけるか?

禿:そっち!?羞恥心の問題かよ筋肉関係ねえ!!




エントリーNo.056 ボルケーノ
MM−1初出場で決勝進出という衝撃のデビュー、今や20行の王者に。こちらでも王座を狙う!
丘山: そう。慌てるとかえって遅れますよ。
    ほーら早く逃げないと、後ろから火の役をやってる田中先生もどんどん迫ってきてますよ。

藤滝: 何で火の役とかいんだよ!?
    リアリティ追求したのかしょぼくなったのか分からんぞ!?

丘山: タッチされた人は田中先生と交代で火の役をやってください。

藤滝: ただの校内鬼ごっこじゃねーか!小学生真剣身ゼロだよ絶対!
    火事は楽しいってインプットされるよ!

丘山: ちなみに田中先生にビームは効きません。全身バリアーしてます。

藤滝: 小学生向けの設定どうでもいいよ!遊びっぽさが増えたよ!

丘山: 一方そのころ校庭では
    「生徒がまだ中に!」
    「ダメです教頭!飛び込んではいけません!」

藤滝: どこにリアリティ追求してんだよ!?
    いらねーよそんな小芝居!そんなん見たら笑うよ小学生!

丘山: 「信じて待つんです!行っちゃだめです!…あっ!教頭!きょうとーう!!」

藤滝: 飛び込んだー!教頭飛び込んだ!訓練の何が彼をここまで駆り立てるんだ!?




エントリーNo.058 たいまつぎょうれつ
第1回MM−1から参戦している数少ないコンビ。4度目の決勝進出、そして初優勝なるか!?
中武:どうも―!たいまつぎょうれつです!よろしくお願いしまーす。

坂田:頑張っていきましょう。実はですね、僕最近桃太郎にハマってるんですよ。

中武:そうなの?今時桃太郎にハマる大人もいないと思うけど。

坂田:そこでですね、僕が新しく桃太郎を作ってきたんですよ。
   この話を本にして大量に土に埋めて、500年後には僕が本当の桃太郎の作者として名を馳せるという計画がありましてね。
   そして本が当たり前のように売れて印税がっぽがっぽ。これで僕の老後も安泰ですよ。

中武:老後も何も、500年後にはお前死んでるからね!?その浅はかな計画が成功したとしても、金もらうのはお前の子孫だからね!?

坂田:いやあ、俺はどの子孫よりも生きながらえるから。フコイダン飲んでるからねフコイダン。

中武:ただの健康志向のおっさんだよお前は。まあいいや、その新しい桃太郎とやらを読んでみてよ。

坂田:では行きますよ。「桃太郎とワイシャツと私」

中武:平松愛理か!「私」は誰だよ「私」は!

坂田:「昔々、あるところに黒魔導師とバーサーカーが住んでいました。」

中武:うん、絶対日本国内じゃないよね!あるところって!





Y美:いやはや、どのコンビからも再び決勝へ、との意気込みを感じますね。

X子:しかし今回は過去の実績だけがものを言わないのが怖いところ。
   逆に、無印(ノーマーク)のコンビがどれだけ上がってくるのか、というのも楽しみなところです。






Y美:さて、3回戦のルールですが、2回戦の時にお伝えしたとおり今回は基準が5点下がるので、
   審査員5人からの平均得点が55点以上のコンビが準決勝進出となります。

X子:現時点で勝ち残っているのは61組中26組。
   このうち何組が準決勝に進出できるのでしょうか!?

   発表したいと思います。・・・どうぞ!!




























準決勝進出者発表
No.コンビ名
002ユアセルフマイセルフ
006TELLALIE
008血華美人は愛の華
014クラマエカナエ
018くるぶしソックス
019有機丸アポロ
020たてもの
026優しい朝の光に包まれて
028天体観測
029リーベルパウンド
040おちまさと派
041大浦崎
047デンドロカカリヤ
050モンブランジャム
053生涯探究
054安物鬼(覆面付き)
056ボルケーノ
057俺の塩
058たいまつぎょうれつ
060生姜焼きが大好きなユウスケ






X子:…以上、20組の皆さんが準決勝進出となりました。おめでとうございます!

Y美:ふーむ…基準が5点下がっただけあって、何とか18組以上が残ったのね。
   
X子:それではまた、決勝進出者発表でお会いしましょう!

XY:またねっ!



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