第9回MM−1グランプリ 3回戦結果発表








X子:はいどうもー!

Y美:3回戦の放送も、あたし達「乙女の方程式」がお送りしたいと思います!



X子:そういえば今回は、昔から活躍していながらも、
   MM−1初参戦だったり久々の参戦だったり、というコンビが何組かいるわね。

Y美:ここでは、そんなコンビの中から、現在もまだ勝ち残っているコンビを3組ほど紹介してみたいと思います。






エントリーNo.025 スピッカート
塚越「スピッカートです。どうもよろしくお願いします。」

横田「僕たち第2回大会以来の出場ということで。」

塚越「約6年ぶりなんですね。びっくりですよ。」

横田「ところで、漫才をやったことがある人なら分かると思うんですけど、
   漫才中って“トルクメニスタン”って叫びたくなりますよね。」

塚越「さも当然のように言うけど全く共感できないわ、それ。」

横田「心理学的にはトルクメニスティネーションという現象だそうです。」

塚越「嘘つけ!そんなお前専用の現象はねえよ。」

横田「だから俺はいつも叫びたい気持ちを抑えるために本番前にストッパを飲んでるんですけれども。」

塚越「下痢レベルの気持ちなんだな。」

横田「で、今日こそは言ってやろうじゃないかと思いまして、なんと今日はストッパを飲まずにきました!」

塚越「心底どうでもいいわ。」

横田「というわけで、叫ばせてもらえますか?」

塚越「いいよ。勝手にしてくれ。」




エントリーNo.017 キングカメハメハ
前「おい、一希!」
若「なんや。」
前「お前なんで万引きなんかしたんや!」
若「うるさいなぁ。何しにきてん!」
前「何しにって決まってるやろ!買い物しに来たんや!」
若「何で買い物ついでに来てんねん!迎えに来たとかやろ普通。」
前「だいたいお前何万引きしたんや!」
若「うるさいな。」
前「何を万引きしたか言いなさい!」
若「うるさいな!何でもええやろ!」
前「何でも良くない!モノによっちゃ父さん怒るで!」
若「何でモノによんねん!これやったら別に万引きしてもええよとかないからね!何盗んでも怒って!」




エントリーNo.036 リリコミンストレルショー
悪原:で、要するに俺が生まれて初めて行ったコンビニに強盗が押し入ってきた、ってわけでさ。

町々:お前ってなんか気持ちの切り替え早いな。

悪原:うん。と言うワケで今からコンビニ強盗の話をするけど、お前笑い死ぬなよ。

町々:大丈夫だよ、俺別にお前ツボじゃねえもん。

悪原:真剣に聞けよ! もしお前が死んだら……俺はいったい誰と漫才すればいいんだよぉ!

町々:その辺で虫捕まえてコンビ組めばいいだろ。

悪原:話します!

町々:いいんだ……。

悪原:オウイェー ディス イズ マッチョ コンビーニ!

町々:ん? ……あぁ、訳すと多分「私は今コンビニにいます」だと思います。マッチョはこいつなりの冠詞ですね。
   で、今コンビニにいます、それで?

悪原:で、俺が拳銃片手にレジスターを開け閉めして遊んでたんだな。

町々:よし一旦止めてみようか









X子:いやはや、懐かしい面々ですね。

Y美:特にリリコミンストレルショーなんかは青バト王者ですからね、期待も一段と高いものになっています。

X個:一方で今回は、他にもMM−1初挑戦で注目を集める組がたくさんいます。

Y美:ここでは、もう5組ほど紹介してみたいと思います。






エントリーNo.001 ようこそ哲夫ワールド
哲夫:はい漫才しまーす。
   でも一人では漫才できないので今日はいろんなものとおしゃべりできる「シャベリベリィ」を使って漫才します。
   試しに使ってみましょう、センターマイクさん聞こえますか?

マイク:はいよ!さあ漫才張り切って頑張ろうよ!

哲夫:・・・・・・えっ?
   いや、今のはテストだからセンターマイクさんはもう終わりというか。
   だいたいマイクと何を話せばいいんだマイクが喋っているだけでも気持ち悪いってのに。

マイク:(舞台上の穴にしまわれていく)キーン!!キーーーーン!!キーーーーーーーーン!!!!!

哲夫:うわっ、ハウリングうぜえ!!耳キンしちゃった胸キュンはしないけども。
   ほんじゃあ本題に移ろうか。洋式トイレさーん!!

トイレ:(ジャーーーーッ)はあい。

哲夫:さ、哲夫とトイレで漫才頑張ろう!
   最近トイレも多機能になったよね!そこんとこ、どう?

トイレ:下手糞かよ!!もっと上手い入り方ねえのかよ!!音姫鳴らすぞ!!

哲夫:このスイッチはなんだろう?(ポチッ)

トイレ:ジョバジョバジョバ・・・
    音姫鳴らすんじゃねえよ!!展開も下手糞か!!

哲夫:トイレだけに下手「糞」ときたね!!きたねえな!!

トイレ:(上ぶたと便座をパカパカして「こいつはもう駄目だ」アピール)




エントリーNo.016 茨木からの刺客
土屋:あれ?じゃあ茨城の左って何県だっけ?

土方:なんで知らねえの!?茨城の左は鳥取だよ!

土屋:鳥取そんなとこにあったっけ!?じゃあその左に島根?

土方:違う違う!鳥取の左は山口だよ。

土屋:あれ?島根と鳥取って確か隣同士だからよく間違うんじゃなかった?

土方:鳥取の県庁所在地が島根だよ!何島根を勝手に出世させてんだよ!?
   というか間違えすぎ!俺らが茨城出身じゃねえのばれちゃうじゃん!

土屋:茨木以外のことは別に間違ってもいいだろ!

土方:読み方堂々と間違えてただろ!なんだよ「イバタアラキ」って!

土屋:ほんますんません。

土方:山形弁出すなよ!茨城出身じゃねえのばれっから!

土屋:そない怒らんといてぇなわれこらぁ。

土方:Shut up!Don't speak Yamagatan!

土屋:お前も方言出てるよ!東京弁は独特すぎて全く分かんねえよ。




エントリーNo.010 終末理論
有栖川:まずは黄昏(たそがれ)の水源に向かう

小野寺:水辺だね!そして黄昏といえばクラスでいつも一人でたそがれてるオーラ出してる有栖川君だけど、孤立してるだけだよね!

有栖川:次に手ごろな魔導石を探す

小野寺:石ころでしょ!ところで有栖川君はクラスじゃ影薄いけど、いつになったら石ころ帽子を脱ぐの!?

有栖川:それは己の魔力の受け皿となるものだ

小野寺:ついていけなくなった!そしてネタバレしちゃうけど、僕有栖川君のことあんまり好きじゃないよ!

有栖川:醜い形質では魔力が溢れてしまい、扱いが難しい。故に最良の器をその目で見極めろ 

小野寺:要は平べったい石を探せってことだね!じゃ僕の分も探しといてよ!やらないけど!

有栖川:さて、これより先は少し難易度が上がる。後戻りは出来ない、引き返すなら今のうちだ

小野寺:有栖川君はもう戻れない領域だよね!例え戻ってきても当然アウェーだよ!

有栖川:初めに、先ほど選定した魔導石を己の適合する手中へ納める

小野寺:石を利き腕で持つってことだね!その破壊力の上がった拳で有栖川君を殴りたいなあ!理由もなくただただ殴りたいなあ!

有栖川:その刹那、すぐにでも魔導石を放ちたい衝動に駆られるだろうが、この激情は殺さなければならない

小野寺:随分投げたがりだね!僕は殴りたがりだよ!




エントリーNo.041 アッサムティーのほころび
大友:例えば銭湯を想定するよ。
   桶を使うと置いたときに「カポーン」って音するよね。

鈴江:それ聞くとさ、いつもししおどしが襲ってくるものかと思う。

大友:そんな獰猛なししおどし怖いもの見たさで見てみたいわよ。
   じゃあ、タライ置くと「ガシャン」って音がでる思うけどそれはどうなの?

鈴江:それはそれは楽しいパレードがやってきたのかと。

大友:ごめん、全く同意できないよ。
   もし仮にそうだとしても、それはパレードじゃなくて珍事だよ。
   もういいでしょ。私はこの話にはついていけないから漫才を、

鈴江:じゃあさ、今からすんごいこというよ!
   歴史で習ってきたことは間違いだったの!

大友:ああダメだ。鈴江ちゃん間違いをしすぎて、どれが間違いかさえ見失ってる。

鈴江:本当はタライの清盛って人が「桶はざまぁの戦い」で勝ったんだよ!

大友:そんな悪口のついた戦いがあるわけないでしょ!!

鈴江:それにチベットの偉い人も本当はタライ・サマでしょ。

大友:ダライ・ラマよ! 

鈴江:ニュートンだってタライが頭にぶつかって万有引力を発見したって。

大友:もはやドリフ!パロディネタでありそうだわ!

鈴江:ガリレオだってタライが頭にぶつかった時に出てきた頭の上グルグル回る地球を見て地動説を唱えたんだよ!

大友:漫画じゃないんだから!そりゃそんな唱え方なら誰だって信じないよ!




エントリーNo.039 ノーション
見境:「家に帰っておばあさんは、おじいさんとその桃を割ってみることにしました。すると、中から……」

枝垂:お…なになに?

見境:「……玉のような赤ん坊が出てきました。」

枝垂:……おー、出てきた。普通に出てきた。

見境:「おじいさんとおばあさんは、その赤ん坊に……」

枝垂:その赤ん坊に…?

見境:「……桃太郎と名付け、大切に育てました。」

枝垂:…………………え、これ……………もしかして、ボケない系?

見境:「大きくなった桃太郎はある日、おじいさんとおばあさんにこう言いました。」

枝垂:……うん、まあ、とりあえず聞こう。話はそれから……

見境:「『おじいさん、おばあさん、僕…………鬼が島に、鬼退治に行ってきます。』」

枝垂:……うーわー、うーーーわーーー!!やっぱり……やっぱりそういうことじゃん!!ボケない系確定じゃーーん!!
   だって今の……明らかなボケポイントでしょ!?直球ど真ん中でしょ!?

見境:「それを聞いたおばあさんはこう言いました。『桃太郎、鬼退治に行くなら、これを持っていきなさい。』」

枝垂:……ねえ、ホントにこのまま通すの!?てか…俺の存在、認識してる!?分かってる!?
   ちょ、ちょっと、なあ、ねえ……このまま耐え抜く自信、ないよ?





X子:なるほどなるほど。特徴的なネタをやるコンビが多いですねぇ。

Y美:この中から準決勝、あるいは決勝に進んで勝利をつかみ取るコンビが出るのかにも注目です。
   あ…お1人ほどコンビじゃない方もいらっしゃるような気がしますが。




Y美:さて、3回戦のルールですが、2回戦の時にお伝えしたとおり今回も基準が5点下がるので、
   審査員5人からの平均得点が55点以上のコンビが準決勝進出となります。

X子:現時点で勝ち残っているのは51組中28組。
   このうち何組が準決勝に進出できるのでしょうか!?

   発表したいと思います。・・・どうぞ!!




























準決勝進出者発表
No.コンビ名
001ようこそ哲夫ワールド
011天体観測
014俺の塩
015優しい朝の光に包まれて
016茨木からの刺客
017キングカメハメハ
020第七女子会
022HIGH−POP
023有機丸アポロ
024こけまみれコオロギ
025スピッカート
026リーベルパウンド
032ハルマトメリー
033センチメンタルゼリービーンパニック
036リリコミンストレルショー
037みるくちょこれーと
040ワンダーランド
041アッサムティーのほころび
042清澄白河
047いかぽっぽしゃけぽっぽ
050生涯探究
051アベレージ






X子:…以上、22組の皆さんが準決勝進出となりました。おめでとうございます!

Y美:今回は準決勝進出者が割と多めに出ましたね。
   
X子:それではまた、決勝進出者発表でお会いしましょう!

XY:あでゅ!



MM−1トップに戻る