Y美:いやはや…ものすごいことになってきました。
X子:現在残っているのは、
木工用ボンドーズ、Kevin Haloweld with culture deadness club、あかつき
の3組となります。どの組も去年〜今年に頭角を現してきたばかりです。
Y美:果たしてどのコンビ、またはトリオが王座に就くことになるのでしょうか!?
X子:3位から1位まで、一気に行きます。優勝は…!?
|
第3位 エントリーNo.009 木工用ボンドーズ
審査員 点数 |
80 |
85 |
88 |
82 |
(83) |
83 |
70 |
90 |
合計661 |
第2位 エントリーNo.041 あかつき
審査員 点数 |
85 |
93 |
90 |
(81) |
77 |
88 |
61 |
88 |
合計663 |
優勝 エントリーNo.029
Kevin Haloweld with culture deadness club
審査員 点数 |
94 |
93 |
94 |
84 |
83 |
72 |
85 |
85 |
合計690 |
ということで優勝は
Kevin Haloweld with culture deadness club!!
X子:…に決定いたしました!おめでとうございます!
Y美:今のお二人の今の気持ちを伺ってみましょう!
|
ケヴィン・ハロウェルド:優勝おめでとう
蓮の葉っぱ:ありがとう
|
X子:ありがとうございました!
Y美:あれ、ダンプカーさんは!?蓮の葉っぱさんとは!?
…以下、審査員全員のジャッジペーパーと、各コンビからのコメントとなります。
X子:審査員は上から順にKKジハードさん、鬼ちゃんさん、けうけげんさん、銀沙灘さん、
、さん、とれいんさん、藍殿TTさん、ひろちょび@管理人です。
|
優勝 Kevin Haloweld with culture deadness club
審査員 点数 |
94 |
93 |
94 |
84 |
83 |
72 |
85 |
85 |
合計690 |
【審査員コメント】
・淡白なやり取りをどう生かすか、どう面白く昇華するか。このネタはそれがかなり高いレベルでできてしまっていると思います。
ダンプにひかれるとかダンプの病院とか階をつぶすとか、大ボケを淡々とこなすところに強烈な味があって常に笑っていました。
あっさりした強烈なボケに、あっさりした的確なツッコミが繰り出されていて隙がないです。
さらに強烈にできるかと思いますが、この時点で終始しっかり笑わせてもらったのでこの点数で。面白かったです。
・淡々としつつも爆笑できるポイントがいくつもあり満足です。
決勝審査をしてきて化けたな、と思える組はいなかったんですが最後にマグさん覚醒しましたね。
優勝でいいんじゃないでしょうか(2組目)。
・どうしよう……コイツ優勝しちゃうかもしれない……。
まずケヴィンってマイホーマー(著作権・ジョナサン)だったのかよってツッコミもありつつ、一撃の破壊力の桁が違う。
「ダンプ(医師免許持ち)」「私だけを信じ崇めなさい」「バリカンでバーン」など殺人級のワードの波状攻撃が凄い。
ダンプという出オチをここまで強烈に料理されたら笑わざるを得ません。
そしてとどめのオチ。終始ダンプに踊らされた感じで悔しいです。
まず漫才じゃないしこれ優勝したら前代未聞でしょうけど、僕は優勝しても文句はありません。(94点)
・ ダンプ(医師免許持ち):いらっしゃいませー
ケヴィン:信用できる
ここ好き! この2行、いや、このくだりは全部好き! ダンプに全幅の信頼を置いてる状況がすごいっすわ。
最後の妻と家のくだりは一気にボケのベクトルが変わりましたが、それが悪い方に出てしまいました。
というか、それまでの流れを踏まえても妻と家を奪われて、そのリアクションはあまりに軽過ぎて不自然でした。
・ダンプが、作られた
ダンプが普通に医者コントやってるって状況が面白いですよね
「気づくな(ドーン)」「男と重機は本当ズルいんだよなー」などダンプであることを活かしたボケもしっかりあって楽しかったです
本編のボケにもっと爆発力あればなおよかったです。破壊的ではあるのですがが
・ベタなんだかシュールなんだか。
バカ負けしたというか。なんか強引に押し切られたなあと。
でもやっぱりボケは所々ちょっとベタなんだよなあ。
何かどこかでもう一発パンチが欲しかった所です。
・ツッコむポイントがズレすぎずストレートすぎずで非常に良いとこ突いてました。とても面白かったです。
最後の肩透かしを食う感じのオチ周辺だけハマらなかったのが惜しい所です。
・相方がダンプカーであることのメタ性を非常に上手く利用できているなぁと思いました。
展開そのものがボケなのが溜まらないですね。轢かれたのに何で美容院行くんですかw
ちょっとズレた感じのツッコミもツボでした。「外科は97階です」からの「怪我人にはきついなぁ」とか。
骨摘出関連のボケがやや洗練されてない感があるなど、もう少しだけ作り込めそうな感じはしましたが、
間違いなく面白い作品でした。
第6位 ライジングブルー
青澤:好きなネタで決勝まで来れたので、個人的には満足です。
昇川:次は出られるか未定ですが、今回はありがとうございました!
審査員 点数 |
72 |
82 |
91 |
97 |
78 |
70 |
75 |
69 |
合計634 |
【審査員コメント】
・こういった形の漫才の試みは非常に面白いものだと思います。途中で俳句を引き出そうとするという展開も斬新でいいなぁと思いました。
ただ、自分的に若干はまりづらかったというか。テンションに任せすぎている部分が少々あったのが気になりました。
テンション押しが強くて後半間延びしている感じがあるので、合間合間にアクセントになるようなボケがあればよかったかもしれません。
オチも大きな振りがある割に弱く感じてしまったので、大きな威力のあるオチでシメてもらいたかったかなぁと。
・柿食えばが80点、しずけさやが60点、痩せ蛙が50点、カーディガンが90点というところでしょうか。
強引だよとツッコんでる箇所がありますがまさにその通りで、ツッコミで不自然さが薄れる感じはしなかったです。
客席に歩み寄る姿勢は面白いなと思いました。
・うぇーんうぇーん、スリーオールさんがアホになっちまっただー。
凄いなこのネタ。「お前知ってるだろ!?」って漫才はわりとオーソドックスだと思うのですが、
ボケを無自覚にしてツッコミを暴走させることで、こんなにもバカバカしく出来るとは。
「ひざまづいて俺に感謝しな!」「みんなも一緒に考えてみよう!」などフレーズも抜群で、勢いが全く衰えなかったです。
強いて言うなら、俳句ゲームが始まる前半がやや退屈だったかなーと。
後半の暴走がこのネタの肝なので前半のボケ数の少なさは仕方ないのですが、
もしも邪魔しない程度にボケを盛り込むことが出来れば、このネタは完璧なバカ漫才になります。
あとこれはこっちの問題なのですが、WEGOを知らなかったためツカミとオチはピンと来ませんでした。
・うおおお……すげー。ここまでツッコミで出しゃばっても煩くない漫才は初めて見たぁ……。
最初は往年のサバイバルシミュレーションネタのリメイクかなーなんて思いましたが、完全に新作でしたね。
自由過ぎる発想を活かしたボケや設定が多い今大会に置いて、既存の俳句を軸に展開を組み立てるこの技術力。 お見事です。
「優勝するならココだ!」 本能がそう言いました。
・青澤さんが急にボケにスイッチしたところからすごい面白くなったんですけど、そうなると昇川さんは本当にたまたまだったのかわざとなのか曖昧になったのが気になりました
それも含めて前半がただのフリになってたのがもったいないかなあ。後半の持って行き方のバカバカしさやオチの回収までよかっただけに。
・試みは非常に面白いんですけども
ちょっとまとめきれてない印象が。
やせ蛙のくだりから強引さが目立っちゃったかなあと。
ツッコミの誘導で自然に持って行かせようとしてるのは分かるのですが
もう少しスマートに行くかもうちょっと無茶苦茶やるかの
どっちかに振り切ってくれればもっと良くなると思います
・名句を組み込ませたパートの 笑いの渦に巻き込んでいくカンジ、すごかったです。面白い掛け合いでした。
次の名句への繋ぎ方も絶妙。
「柿食えば」までが長かったのと最後が行数割いた割には……っていうのが印象的にマイナスなところ。
・先が安易に読めるかのような流れをあえて作った、というチャレンジ精神は買いたいです。
笑いに昇華出来ているかというと……ちょっと惜しいというか、もう1歩2歩、工夫が欲しいところでした。
あくまで個人的な感覚にすぎないかもしれないのですが、
2句目でもうだいぶ青澤さんがアシストに入っちゃってるのが、ちょっと介入早すぎるかなぁというところが気になっていて、
1句目のくだりをもう少し短く抑えた上で、青澤さんがまだ疑問を持っているようなフェーズがあった方が、
展開としては丁寧になり、より笑いを誘えるんじゃないかと思いました。そこが少し勿体なかったかなと。
このくだりに限らずですが、何か有無を言わさず笑わせられるような箇所があれば、安心して高得点を付けられるネタになったと思います。
第5位 リーベルパウンド
ワロタ
審査員 点数 |
78 |
88 |
87 |
79 |
63 |
98 |
82 |
67 |
合計642 |
【審査員コメント】
・相変わらずアホやな君は。リーベルらしいばかばかしいボケとたまにうまいことをはさむ感じがいいバランスで、高水準で安定していました。
ただ、あと一つ山場がほしいというか、決定的に印象付けられる部分があまりなかったのが残念。
ちょいとテンポが速いのもあって流れるようなネタでもあるので、そこからもう少し印象深い要素を入れ込めばよかったのかなと思います。
・ロデオボーイのくだりがちょっと唐突でしかもすぐに話題にしなくなったので必要だったのかな?と思いました。
ただ全体的にくだらないボケが散りばめられていて始終笑って読めました。
ところで何が終焉なんですか?
・伊野波はいつの間に漫才協会に入会したんですか?
とにかく上手い、それに尽きます。それに面白さもちゃんと付与してる。
「浸水状態」「ガイシャ」など、単体でも上手いボケを最終的に繋げる辺りがなお上手い。
終盤に行くほど笑いと期待値が増えていく、模範的な漫才構成でした。
気になったのはガイシャ以降展開が急だったかなぁ……やや状況作りが無理矢理に思えました。
また、個人的には「GT」「SS」など車名でも上手いこと言えたんじゃないかと……。
非常に完成度が高いため、笑いに繋げられる箇所は細部まで使い潰してほしかったです。
・いつも以上に言葉遊びがキレッキレでした。
いきなり児童車とオッサン自動車て。この2つ合わせたオッサン児童車、なーんてくだりもあったら最高だったのになー。
被害者とガイシャのあたりから良い感じに盛り上がってきたんですが、結局車の説明だけで終わってしまったのが消化不良でした。
説明だけでも悪くはないんですが、ロデオボーイ以降は急いでオチまで駆け抜けたような慌ただしさがあります。
もっとじっくりとオチまでアプローチしてもよかったかなーと。
・絵面で想像した時のインパクトはあるんですけどちょっと物足りない感じがありました
いつもの設定をグイグイ攻め込んでくる感じではなく、一つ目の車と二つ目の車で完全に二部構成だったのでそこでぶつ切りになってしまったような印象でした。
「ドイツ製メカお坊さん」とかキラーフレーズも沢山あるんですけどねー
・オッサン自動車の単語の時点でちょっと不安になったんですけど
そのすぐの3~4行後ですぐに不安をふっ飛ばしてくれました。
後はもう笑いっぱなしになっちゃったので余計な事言いません。
面白かったです。この馬鹿!(笑
・全体的に うまいこと言う系のボケのレベルが高かったですし、「一家族の巣」「ドイツ製メカお坊さん」など破壊力抜群のフレーズもあり面白かったです。
そういったフレーズの面白さに特化したネタだったんですが、流れとかストーリー的な点でも強ければなお良かったのかなと。
・安定してしっかりしたネタではあったのですが、今回はちょっとハマる要素が少なかったかなぁと思いました。
全体的にボケの台詞もツッコミの台詞も内容に対してほぼ最低限になっているのが勿体無かったです。
テンポが良すぎるぐらいなので、もう少し読み手を惹きつける何かがあっても良かったんじゃないかなぁと。
個人的には「なんじゃこりゃあ!」で笑いましたが、ややそこが浮いてたというか、もう少し「なんじゃこりゃあ!」的なキラーフレーズがいろいろ欲しかったです。
第9位 バトルロワイR
ワガハイワガハイ バトルロワーイ!
審査員 点数 |
79 |
84 |
73 |
55 |
68 |
86 |
(73) |
81 |
合計599 |
【審査員コメント】
・主題の要素を徹底的に引き出して、あほなボケをふんだんにちりばめられていてとても読み応えのある面白いネタでした。
トイレのところの汚らしさやところどころの的外れのあほさなど様々な要素のボケが楽しめますね。
それだけ強いボケが多くそろっているのですが、若干ツッコミが生かし切れていないように感じました。
あっさりしつつ的確なボケで強いボケを引き立てるような形ではあるのですが、もう少しボケをはねさせるような個性が欲しかったところです。
ただ、決して下手なツッコミというわけではないので、詰め込まれたボケを見やすくするツッコミに仕上げていければさらにいいネタになるのではないかと思います。
「それ何年前のトレンドだよ。」というツッコミが好きですw
・よくもまあこんな設定で書けましたね(笑)。
垂れ幕の使い方が最後まで上手かったです。
盛り上がりに欠けはしたものの、一つの話題を最後まで貫き通せていたなと思います。
・相変わらず「賢くてバカな漫才」をとことん堪能させて頂きました。
各トラップの描写も良かったですし、ツッコミの落ち着いた雰囲気がネタにぴったりでした。
「コス昼夢」などのくだらない発想も良かったのですが、もう少し個々のボケを掘り下げても良かったかなと。
BLTや踏み絵など単発で終わるには勿体無いボケも多かったため、後半で天丼しても良かったかもしれません。
また、他の部屋の住人の描写がほとんどなかったため、ちょっとしたエピソードもあった方がいいかなと。
その方が襲われる理由に説得力も出ますし、わかりやすくなるかなと思いました。
現時点での完成度は十分高いのですが、その辺の細かいアクセントにも凝ってほしかったです。
・下>>>向かい側>上=左=右
面白さで言うとこんな感じです。さすが地理的優位に立ってるだけあって、下の階への攻撃だけえげつなかった。
全体の8割くらいは下の階のくだりで笑ったんじゃないかなーってくらい好きです。
向かい側への攻撃も銃火器というかなり実戦的な攻撃方法だったり、点数式とかアホらしかったり。
でも、残る左右と上はいまひとつでした。左右はまだ序盤という事も考慮すれば、多少弱めのボケでも仕方ないかと思いますが、
上は下の後という事もあってか、ヘリポートも天使もかなり弱いボケに見えました。
上に対してはもっと別の角度でボケを考え直した方がいいかもしれません、
・体温の低いツッコミはこういうボケにはあまりあってないんじゃないかな、と思いました
ボケの方は状況の割りに危機感をそんなに感じてない様子が徹底されてて面白かったです。階下への仕打ちよ。
・ちゃんと絵が容易に想像できるのがまずお見事です。
きちんと1つ1つがバカですし。
ボケが単発で終わらずちゃんと後のやりとりに生きてるのも上手いです。
つーかどんだけ広いベランダだよ
・あなたがこのコメントを読んでいるということは、もう敗れてしまったのですね。
自分が他の組に書いた審査コメントを自らにも照らし合わせ、また次 頑張りましょうね。
特にテンポだよ。
・ベランダを上下左右の部屋から守る、という設定自体が奇抜でgoodです。
どの方向に向けた対策も奇抜で面白かったです。他のボケと繋がりが出ているのも良かったですね。
下への攻撃がちょっと汚いのがどうかなとは思いましたが、垂れ幕のくだりはこのネタで1番面白かったです。
第7位 灯風
ゴウ:仕方ないですね。我々の力不足です。
ナオ:お前いつ帰ってきたんだよ!!お前は何もしてないだろ!!
審査員 点数 |
71 |
73 |
67 |
52 |
70 |
90 |
92 |
94 |
合計609 |
【審査員コメント】
・こええよ!!!!!ひたすらこええよ!!!!!
こういった狂気を利用したネタはコミカルな部分も同時に生かしたり展開でうまく利用したりする部分が必要になるのですが、
このネタはそういった部分よりも狂気がひたすら強く、笑いよりも恐怖という印象のほうが残ってしまいました。
それでもさーなさんのキャラが出来上がっていて、「なんやねんこいつ」という風に笑ってしまう部分もあるので面白いネタだとは感じました。
しかし、もう少しユーモアを取り入れて狂気の強さを笑いの強さに転化する部分が欲しかったところ。FANさん、悩みなら聞きますよ。
・オチはよくできてると思うのですがそこに至った過程がぶっ飛びすぎてて付いていけませんでした。
私はいつものスタイルのほうが好きです。
・なにこれなにこれなにこれー!やはりブロックトップは魔境なのかー!
これは完全にさーなさんのヤベェキャラがハマるか否かのギャンブルですね。
個人的にはハンバーガーや偽名のくだりにはついていけませんでしたが、包丁やペンギンはかなり笑いました。
また、ナオのツッコミは安定して面白かったです。「なんで怖いやつ2回やるんだよー!」は特にお気に入りです。
笑った箇所とついていけなかった箇所をプラスマイナスして、今回は点数をつけさせて頂きました。
こういう電波キャラは大好きなので、是非さーなさんには再臨てほしいです。こえぇけど。
・塾の概念や名前のデッサンはいかにも狂った時の灯風らしいなーと思いつつ。
絶妙な訳のわからなさが素敵でした。
相方のヤバさが光るはずのネタでしたが、正直なところ、今大会においては”比較的”ヤバい程度でした。
言動が狂ってるからヤバいのは間違いないですけど、ここの行動に繋がりが無いからネタにまとまりがありませんでした。
ヤバい人を演じるにしても、何か「ヤバさ」に更なる明確な方向性が無いと、奇人変人人外の多い昨今のMM-1では厳しい気がします。
・この子本当にやばいなあ。包丁取り出すところでめちゃくちゃ笑いました
ただ空気が異質すぎて暗すぎて偽名の辺りからはちょっとどよーんとした気分になりました
ヤバすぎると笑えないんだなあって感じるネタでした。
・なんだこれ(笑)
無茶苦茶なキャラが出てきたなあ。
でもやりとりに不自然なところはないし成立してるのが
凄いなあ。なんでもありになりそうでちゃんときわどい所で
コントロールできてるし。
強引な説得力とでも言うのでしょうか。
ええと、面白かったです。
・一つ一つの件の威力がすごかったです。
そしてボケの見せ方も見事にキャラとマッチしてました。何なんだこのトキメキマナコの子はー!
超面白かったです。
・こんなに狂気が感じられてかつ笑えたネタは初めてかもしれません。
狂気の表現の仕方が絶妙ですよね。ヤバいこと言ってナオが黙ってさらに別のヤバいこと言う、みたいな間の持たせ方が最高でした。
個別のボケ・フレーズでも、
「一個前の期間限定」「塾の概念」「モスバーガーは一応もらっておこうかな」「キミの名前、デッサンするね…」
など目を惹くものが多くて笑いっぱなしでした。
特に「引尾ゴウを~オウッ、オウッ、オウッ、オウッ、…………」という、ともすればグロいだけの台詞を
完全に正確に2回繰り返すことで笑いに昇華しているところは、技術としてもセンスとしても…語彙不足で申し訳ないのですが本当ヤバいですね。
正統派もへったくれもない漫才ではあるのですが、この作品は高評価せざるを得ませんでした。オチまで上手いとかもう反則。
第8位 PARTY NOISE
神崎:力不足もそうだけど、準備不足だったかなー……。
鳴子:色んな物が足りなかったんですよね。それを補う力が無かった。
神崎:次は準備万端で挑みますよー!!
審査員 点数 |
84 |
83 |
(73) |
68 |
83 |
85 |
67 |
60 |
合計604 |
【審査員コメント】
・キャラを生かしつつ漫才の質的にもレベルの高いものを作るのは難しかったりするのですが、そういう部分でこのネタはかなり完成度の高いものだと思います。
ボケの暴走をツッコミのへ垂れた感じがうまく生かしていて、強烈なボケをうまく料理していると思います。
ただ、前半は出だしから強烈で盛り上がりがあったのですが、後半はテンションだよりの部分が少々目立ってしまっている部分があったかなと。
前半を上回る暴走っぷりを後半で出して、きっちり料理してあればさらに評価は高かったです。あなたならできる。そしてしばく。
・キジだけどワンチャン、とかけうけげん君はこういうボケもするんだぁ~としみじみ思いました。
恩恵受けてる、三途の川の下流など要所要所は面白かったのですが後半特に盛り上がりに欠けました。
ツッコミの口調が生命関係の話題のときに緊張感を緩和しているんですが、
それ以外の箇所ではゆっるゆるな雰囲気を醸し出してしまい「ああ…なんとなく面白いや」と、
本来の面白さを取り潰しているように思います。
・新ネタが全く進まなかった結果、過去ネタに手を出してしまいました。
我ながら鳴子ちゃんのワケわかんなさには手を焼いております。なんだコイツ。
そうこうしてる間に円城さんやさーなさんなど電波キャラが増え、戦々恐々でございます。
・最近のMM-1ならキジと罠のコンビがいてもおかしくないんだよなぁ…。
鳴子さんのキジになりたい、という設定があまり笑いに繋がってなかったように思います。
随所にキジらしさは見せているんですが、では人間がキジと似たような行動をしたら面白いか……となると、
今回はその点がツボにハマりませんでした。脳裏に焼きつくようなおもしろフレーズもありませんでした。
それでもツッコミは安定して高水準でしたし、流れるような展開の巧さは流石の技です。
・キャラ漫才なんですけどアクがそれほどなく綺麗に流れるような文章運びだなあと思いました
「ニヤニヤしてればいいんじゃないですか?」「庭でモーモーモー!」辺りが特に面白かったです。
綺麗すぎて引っかかりがなく、読む事も忘れ笑ってしまうみたいな感じが無かったのは個人的には減点対象かな、と思いました。あくまで自分の評価基準です
・きれいな漫才で完成度は高いです。
でもやはりツッコミの口調が一本調子というか棒読みのように
見えてしまうのが気になります。
・ボケのセンスとツッコミのフレーズが秀でていました。
でも、ツッコミの言い方がどうも締まりが無くてモヤモヤしちゃいます。笑うに笑いきれない感じ。
その障壁を吹っ飛ばすくらい面白いところもありましたけど。
・うーん…仮にも桃太郎ネタであることのハードルがあるのでしょうか、いまいち目新しいボケが無かったように思います。
構成とかは言うまでもなくきちんとしているのですが、
フレーズがだいぶ「桃太郎」+「鳴子の父母のキャラ」+α+β…ぐらいに引っ張られていて、ベタを脱していないように感じてしまいました。
「どんぶらこ」の使い方など、すごく良いなって思えるフレーズはたくさんあったのですが、笑いにもう一歩届かなかった感じです。惜しい。
第2位 あかつき
前橋:宇都宮は、死にました。
水戸:良い人でした……。
審査員 点数 |
85 |
93 |
90 |
(81) |
77 |
88 |
61 |
88 |
合計663 |
【審査員コメント】
・馬鹿だこいつら。やりたい放題やってやがる。
水戸さんの宗教的縛りや宇都宮さんのぶっ飛んだ感じなどのいろいろな要素がうまい具合に混ざり合っていて、設定を生かしたばかばかしいネタに仕上がっていると思います。
振り回されるような立場の前橋さんのツッコミもいいですね。全体的に確実にボケを打ってきたようなネタだったので、
もう一歩決定打のようなボケや展開ができていればさらに爆発力のあるアホネタに仕上がるのではないかと思いました。
・群馬は卑怯でしょうよー!!!でも銀さんは栃木だったような・・・?勘違いだったらスイマセン。
バカバカしさが後半強くなりランチパックで大爆発しました。
優勝でいいんじゃないでしょうか。
・「前橋:BAKA JA NAINO!」←言いたいことの全てがここに詰まってます。
序盤の中2っぽさから後半のカオスに至るまで、バカが全速力で止まらない。
トリオネタで天使と悪魔って設定は思いつきやすいと思うんですが、そのハードルを越えまくった面白さでした。
特に良かったのがナイススティックとキリスト。英語力の低さがバカらしさを強調してて魅せられました。
逆に、ちょっと残念だったのが天理。バカバカしくて面白くはあるんですが、笑いより意味不明が勝った部分もありました。
そういうムラはあったんですが、うなだれるほど面白かったです。今度LAFAで血華とネタ交換でやらせてくれませんかね?
・タイトルの元ネタ→https://www.youtube.com/watch?v=3-jZs9SaIEo
・三人組で天使と悪魔の漫才コントで、途中から違うのが出てくるまではありがちな流れですがそこからの料理の仕方が一級品
じわじわーっと笑いどころが増して行きキリストとナイススティックのくだりでめちゃくちゃ笑いました
天使と悪魔の部分でもうちょっと笑いの量が欲しかったかな、と
・無茶苦茶な展開を技術でまとめたという印象です。
間違いなくカオスなのに破綻させずに最後までうまいこと持ってたなあと。
お見事。でもうまい棒の影がちょっと薄いのが残念です(笑
・ベタな題材ながらそれをあまり感じさせないほどボケのチョイスが独創的でした。
良いカンジのところが万遍なくあって楽しめたのですが、今ひとつ飛び抜けた展開は作れていなかったのかなと思いました。
あと、さすがに5行目の「微妙に違ーう!」って、微妙どころか全然違うんですが。
・BAKA JA NAINO JA NE-YO! I live in 左心室 JA NE-YO!!
序盤から、宇都宮さんと水戸さんのキャラに差があってトリオであることを上手く生かせてるなぁと思っていたのですが、
後半になって、相対的にまともだった宇都宮さんがナイススティックを名乗ったあたりでカオスを覚悟しました。
好きなだけボケきった感がありますが、もう単純に面白かったのでそこを評価いたしました。はい。
第4位 優しい朝の光に包まれて
木下:く〜、こっから優勝までが遠いですね。
山田:わっほいわっほいわっほいほい!
木下:他のことを言ってくれ…!!
審査員 点数 |
92 |
73 |
85 |
86 |
94 |
65 |
84 |
68 |
合計647 |
【審査員コメント】
・ネタ自体もバカ。展開のさせ方もバカ。すごい完成されたバカネタです。
ボケが4つあることでツッコミが回りくどくなるという点をああいう形で収束させる技はお見事としか言いようがないです。
掴みのマリオカートの部分からアホなおとし方までしっかり楽しめることができました。
ネタの形式上仕方がないのですが、全体的に入りやすくする展開のまとめ方がもう少ししっかりできていれば、完成されつつアホなボケが入りやすいものになるかと思います。
・発想は面白いですが後半は読むのがつらくなってきました。
4つ目の口が大したこと言わないキャラくらいまではよかったんですが、
鏡魔法以降はまず読むのにエネルギーが要り面白さどころではなかったです。
・なんだこれ……!!なんだこの世界観、ドグラマグラかよ……!!
この設定を1本ネタとして昇華して、しかもちゃんと面白いのが凄い。僕なら設定段階で頓挫しています。
個々の口に個性を出したり、マグロマートとかさらっと強烈なボケを入れてくる辺りも上手い。
特に山田の口が4つになってからのツッコミの畳み掛けは痛快でした。このままオチても良かったくらいです。
ボケのセンスとかに文句は無いんですが、このネタの弱点は何よりも「情報過多」だと思います。
とにかく一度に消化する情報量が多いため、後半は読むのに疲れてしまいました。
個人的には効果音は要らなかったように思えます。面白い部分も多かったのですが、無闇に情報を増やしただけのようにも思えました。
ただでさえ面白いネタなので、すっきりまとまれば絶対さらに面白くなります。
・発想が凄い。ツッコミの口を4倍にする、そしたらボケの口を4倍にする、あえて黙らせてからの、16倍。
起承転結が完璧ですよね。
擬音や言葉の語感が持つ面白さに頼り過ぎな面もありますが、ホント、発想力はピカイチです。
・いつかね、色んな括弧を使うネタ書きたいなと思ってたんですよ
それの理想形というかもう完成形だと思いました。これ越えられないわ
設定負けしない発想がポンポン出て来て終始めちゃくちゃ笑いました
三回無音が続くところが本当にただ無駄な感じがしたところだけ残念
・惜しい!途中までは良かったのに
立場が逆転してから急ブレーキがかかったかなあと、
あのまま最後まで押し切ってくれれば。
非常にもったいないです。
・設定が少しゴチャゴチャしてて最初モタついた感じでしたが、後半に差し掛かるにつれて畳み掛けていくのが爽快でした。とても面白かったです。
もう素直にふざけまくってるなと。
「なに、零して生えてきて睨みつけて金平してんだよ!」ホントふざけまくってるなと。
・台詞が4倍になったわりには比較的読みやすく、ちゃんとストーリーに寄与していたのは好感が持てます。
ただ笑いという観点で言うと、実質設定そのものの面白さから先があんまりなかったかなぁ、とは思いました。
この設定をこなせるだけでも十分すごいと思うのですが、他の面白いネタと比べると弱く見えてしまうのがどうにも惜しいです。
第3位 木工用ボンドーズ
木工用:やっぱり無駄な枠だったよ!!!
ボンド:否定しきれないよ!!!!!
審査員 点数 |
80 |
85 |
88 |
82 |
(83) |
83 |
70 |
90 |
合計661 |
【審査員コメント】
・赤ずきん末裔のキャラが次々と出てくる展開や急にAcid Black Cherryになるなど展開がとにかくぶっ飛んでいました。
その後のファンが出てきたりなどの展開も面白かったのですが、終盤の部分が若干やっつけてる感もあるのでそこをびしっと決めてほしかったかなと。
ドラゴンの炎を防ぐなどのボケはいいので、それをうまく料理するようなやり取りに仕上げてほしかったですね。
あと、Acid Black Cherryの概念をしっかり明確にするような掛け合いができていれば、さらにキーポイントで入りやすくなってそのボケが生かされるのではと思います。
・漁師と猟師間違えちゃ駄目でしょうよー!!!2ヶ所とも!!!
青ずきん→末裔の流れに少し違和感を感じたものの上手い具合にパターン化できていたと思います。
ドラゴン族封印の壺とかオチ間際でも盛り上がっていたのですが上記のように校正が少し甘いと思います。
・ほのぼのでごまかしてるけどエラいネタですねコレ。MM?1史上トップクラスの人死にが出たんじゃないでしょうか。
設定をスムーズに理解させ、要所要所で爆発させるテクニックは流石の一言です。
「勘づいてやがった!」「人間味のある悲鳴」「生存者が出た!」など、頭に残るフレーズが盛りだくさんでした。
猟師登場、オレンジずきんなど展開も凝られていて、終始ニヤニヤ出来る良作でした。
改善点としましては、導入のお楽しみ会が少し邪魔かなと。フルーツバスケットとか好きなボケですが。
また、achid black cherryに関しては唐突すぎて入り込みにくかったんでワンクッション欲しかったです。
とはいえ、全体を通すと非常に満足度の高い良作でした。合掌。
・漁師⇒猟師
だんだんと躊躇なく食い殺すのが最高でした。ずるいなーこれは。
次々現れる赤ずきんの末裔を噛み殺す狼、という絵が爆発的に面白かったです。
それとは対照的に、Acid Black Cherryは突飛過ぎて頭の中で絵が思い描けず、あまり笑えませんでした。
個人ならまだしもバンドなので、何がどうなってるのか本当にわからないのです。
このへんについては読み手に伝わるよう丁寧な描写を加えてもいいかもしれません。
・外はもちもち中ジューシーみたいなボケとハイテンションツッコミみたいなコンセプトで作ったユニットのつもりですがいかがでしょうか。
今回こっちの方が上位に行ってるんじゃないかなー
・上手いなあ。
ここに来てやっと安心できる漫才を見れました(笑)
あー、まあ一応指摘するのも野暮ですが猟師違いですねえ。
Acid Black Cherryのあたりからちょっとグダってしまったかなあと
でも面白かったです。
・ツッコミがバシッと決まるところはしっかりと決まっていて面白いです。
基本的にガブー!していくことの繰り返しなんですけど、きちんと変化を加えられていてメリハリがあり飽きさせないようできていて好印象です。
でも、繰り返しによるテンドン的な面白さはあまり感じられず。構成的にそこが勿体なく思います。
あと「……は大きいのー?」はともかく、序盤の「……のー」って語尾はなんか変です。
・「狼であることがバレそうなので仕方なく食べてしまう」というツッコミ側駆動?のボケ方が斬新でした。追いつめられるって素敵ですね。
「食い殺す流れがスムースになってる」って状態がもうたまらなく面白かったです。
Acid Black Cherryのことも何も知らないんですが、なんか言葉の響きだけで面白かったです。起承転結の転って感じのボケで読み手を惹きつけていたと思います。
こんな風に勝負に出られたら、高得点を付けるしかありませんでした。
X子:第13回MM−1グランプリ、42組の頂点はが勝ち取りました。本当におめでとうございました!
Y美:また今秋開催予定の第14回MM−1グランプリでお会いいたしましょう。
XY:ありがとうございました!!
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