Y美:いやぁ…あの組が落ちてしまうなんて…そしてどこが勝ってもMM-1の歴史が変わる感じが…

X子:現在残っているのは、
   木工用ボンドーズ、谷町六十九丁目、棒人間とカギカッコさんの3組となります。

Y美:果たしてどのコンビが王座に就くことになるのでしょうか!?

X子:3位から1位まで、一気に行きます。優勝は…!?









































第3位 エントリーNo.029  谷町六十九丁目
審査員
点数
89 90 94 79 90 (87) 87 80 +2票 合計697

第2位 エントリーNo.030  棒人間とカギカッコさん
審査員
点数
91 95 78 83 76 94 95 82 +5票 合計699

優勝 エントリーNo.006  木工用ボンドーズ
審査員
点数
92 93 82 89 92 80 85 87 +2票 合計702





ということで優勝は
木工用ボンドーズ



X子:…に決定いたしました!おめでとうございます!

Y美:お二人の今の気持ちを伺ってみましょう!

木工用:優勝です
ボンド:優勝だよ!!!2回の優勝に優勝が加わったら、3回の優勝だよ!!!!!!

X子:ありがとうございました!実質連覇は史上初じゃないですかね!?

Y美:本当におめでとうございます!!

   以下、審査員全員のジャッジペーパーと、各コンビからのコメントとなります。

X子:審査員は上から順にステーヴンV世さん、とれいんさん、けうけげんさん、マグネッツさん、
   FANさん、彼。さん、藍殿TTさん、ひろちょびです。



優勝 エントリーNo.006  木工用ボンドーズ
審査員
点数
92 93 82 89 92 80 85 87 +2票 合計702
【審査員コメント】  
・いや流石にくどい(笑)笑っちゃったからしょうがないけど!
 バカとバカがバカやってるなあって感想しか出てこないです
 多めのバカですね。
   
・まーた長文界流行語大賞取りそうなフレーズ発明しやがって……ヒットメーカーかこの野郎……。
 スロースターターではあるのですが、仕組みが明らかになってからの加速っぷりが半端ない。
 ボキャブラリーやわさび醤油で展開しながら、飽きそうなところで「だよだよ」を投入する技量も上手い。
 そこからはもう勢いだけで笑えますし、「お冷や」「×0」などで緩急もついて疲れずに読み切れました。
 あまり言うことはないのですが、強いて言うなら序盤に強いボケが一つくらい欲しかった点と、
 「だよだよ」の間に違う言葉が挟まるなどの裏切りがあっても良かったかなと思ったくらいです。
 とりあえずだよだよは1回リアルで友達に試します。スベったらボンドの責任です。
   
・序盤はちょっと弱く感じましたけど、多めのウニラッシュ以降は腹抱えて笑いました。お上手ですね。。。!
   
・「こいつウニすげえ好きなんです!!」でもう掴まれました。おもしれ〜〜
 だよ、だけ解釈が要るのでちょっと立ち止まってしまったのと、途中まで全部ノッていたツッコミが急に突き放すタイミングがびっくりしました。それ以外は完璧だと思います。
   
・ウニ、だよだよの連呼、面白いし展開もしっかりしてて素晴らしいと思いました。
 ただ100行で考えるとちょっと間延びさせちゃったかなとも思いました。
 かといってじゃあもう一つ展開をつけるのかというと、
 そういうなネタでもないと思うので、もうネタとしては完成されているのかなと思います。
 70行の大会で見たかった、ただそれだけですね。
   
・ボケの見せ方がとても上手くて面白かったです。
 雰囲気と内容のくだらなさが非常にマッチしていてホント面白い。特に「ア  ロット オブ ウニ」でバッチリ掴まれました。
 フリとボケの間にワンテンポおく余裕、とても見習いたいです。
 普通にべた褒めなんですが、
 個人的には、テンポ感がとても良いネタに あまりちゃんと読む意味の無い「だよだよ」の羅列(個数には意味がある)は ちょっと悪い意味でテンポ崩れちゃうかなぁと。
 読む人にもよりますが。
   
・「多めのウニ」をこれだけ連発されちゃたまったもんじゃないですね。
 「だよだよ」までくるともう勢いかなとも思いつつ、でもここまでやられて面白くないわけがなかったので安心して高得点をつけます。
 実質連覇おめでとうございます!
 



第8位 エントリーNo.052  惑星Daydream

arisa:チアノイズと何が違うんだって感じが、敗因かもしれないですね……。
kento:どうでしょうね!また次回があったらお願いします!

審査員
点数
73 88 92 (82) 90 91 62 76 +2票 合計656
【審査員コメント】  
・非常に上手い漫才ですね。
 強いワードも入ってますし構成もいいです。
 ただちょっとツッコミの心情的なスタンスがちょっと見えにくかったので
 どういう気持でボケの話を聞いているのかがもっと明確になると
 より良かったです。
   
・これチアノイズじゃない?マグネッツさんはおちんちんとゼロモラルに取り憑かれてるんですか?
 淡々としながらもフレーズ一撃一撃でブチ抜いてくるスナイパー感が凄いのなんの。
 「穀潰しにすら叩かれた」「2回寝たら15万貰えた」など一撃必殺レベルのフレーズを惜しげもなくばらまくじゃないすか。
 「待ってたよ」のような簡潔なツッコミもツボを抑えたものが多く、ボケの強烈さと喧嘩しない塩梅。
 現時点で完成度高いのですが、何で犬を殺したいのかという理由が簡単でいいから欲しかったのと
 ドーベルマンや猫カフェの下りも最終的に回収してくれたら気持ち良かったなぁという部分が心残りです。
 今大会におけるフレーズの打率に置いては1番だったかもしれません。犬殺す漫才なのに。
   
・なんか結局チアノイズやないか!とか、チアノイズからコミカルさが抜けてより終わってるやないか!とか、そういう感じがしますよね。。。
 MM-1サイコパス女枠に殴り込みたいと思います。
   
・arisa:まず犬種。何マンにするか。
 
 kento:もうドーベルマンに決まっちゃってるだろ。
 
 arisa:内面読み男かよ。
 
 kento:内面読み男じゃねえよ。
 
 ↑なんかわかんないですがここめちゃくちゃ好き。面白い。
 
 一定のテンションの中で強いボケが何発もあって、かなり面白かったです。
   
・面白かったです。絶対に被らないボケ、絶対に被らない設定、
 結局漫才の中で犬を殺さずに終わった優しい世界。
 テンポ、リズムも良く、楽しんで読めました。
 ボケの強度とツッコミの切れ味が少しでも落ちたら、
 見てられない漫才になりかねないのに、
 そこで勝負できるの、すごいなと思います。
   
・ワードセンスでバカスカ殴ってくる感じ、とても良かったです。
 大きな笑いを作りにくいスタイルではあると思うんですが、これでもかというくらい鋭いツッコミを堪能させていただきました。
 ならでは という事で片付けて良いのか、唐突な終わり。
 罪の意識とか人間の浅ましさとかちょいちょいアーティストな一面が垣間見えますね。
   
・タイトルと「内面読み男かよ/じゃねぇよ」が秀逸過ぎますね…
 さすが優勝経験者!なテクニックも多く、とてもテンポよくポンポンと楽しめました。
 設定自体がぶっ飛んでいる分、本編がちょっと大人しめに見えてしまったのは惜しいです。
 



第10位 エントリーNo.043  海洋ブリザード

横田:敗れてしまい、いっぱいいっぱいさんに合わせる顔がないです…。
藤林:懐かしいな。確かにπさんと名乗ることもあったけども。
横田:反省会をぱいチャで開催しますので是非来てくださーい!
藤林:しないしない!優勝した方おめでとうございます!

審査員
点数
87 89 79 76 85 80 66 74 +0票 合計636
【審査員コメント】  
・題材が数字なだけに共感し辛いイメージをいかにバカバカしく
 伝えるかがこのネタの肝だと思うのですが
 面白かったのは確かですが後ちょっとハマりきらなかったです。
 とはいえこういう難しい題材で一本芯の通った漫才を書き上げたのはお見事です。
   
・「円周率の最後の数字を考える」という設定は地味ですし、大きな展開があるわけではないんですが
 この設定でここまで面白く出来る文章力とフレーズのチョイスセンスは流石の一言。
 「高1の夏」「若さが空回っちゃったパターン」など数字後の一言は確実にハメてますし
 それを活かした終盤のプロポーズや約束の下りはお見事。尻上がりに盛り上がっていました。
 前半の説法部分が間延びしてしまったかなという印象はありますが、後半で充分巻き返していました。
 あえて言うなら数字の印象が完全なる個人の印象なので、無理矢理でもいいので理由がつくと飲み込みやすいかなと。
 個人的には「66」が見たかったです。行数的に難しかったかもですが待ってました感が出そうです。
 ど派手なギミックやキャラがなくても技術でねじ伏せる、合気道のようなネタでした。何それ。
   
・絶対触れなくていい猪木に触れるところはスリーオールさんの遊び心を感じますね。
 ずっとにやにやできるネタでしたけど、おそらく意図されてる「何の話ししてるんだこいつ」という笑いがちょっと弱く見えました。そこのバカバカしさがもっと強く見える書き方だとさらにいいのかなと思います。
   
・設定、かなりいいですね。そこからの展開も面白かったです。
 円周率の最後の数字を……というところに持っていくまでが少しくどかったように思います。本筋をもっと見たかったです。
   
・センスで勝負してくる感じ、すごく良いですね。
 センスだけじゃなくて、61の洋楽とか、62の若さがから回るとかを後半うまく絡めて、
 構成的な面でも笑いどころを作ろうとして、それがしっかりハマっているのも良いと思いました。
 それだけに最初のくだりがちょっと長くてノッてくるのが遅いのがもったいなかったかなと、
 結局は円周率の最後の数字がテーマなんで、もっとスッと入って、
 65.66.67.68.60なんかの検証も聞きたかったなと思いました。
 もっと長く見たかったです。
   
・正統派なしゃべくり漫才で面白かったです。着眼点が素晴らしい。
 なにより、ネタの題材がすごく好きなんですけど、「えー!?3で辞めちゃうの!?」という感じはありました。
 もっと見たい(厳密には総量このままでもっと先に進んで欲しい)と思っちゃうネタでしたね。
   
・普通わざわざ話題を広げなさそうなところにボケの土台をしっかり用意してネタが作られているのが良いですね。
 めちゃくちゃ爆発するネタにはなりにくいかなとは思ったのですが、設定が斬新ってだけでもいろんなボケを楽しめました。
 



第7位 エントリーNo.022  エバーグリーン

胸は焦がしても焼かないカーペットって全然うまいこと言えてないぞぱいぱいでか美!!!!
ぱいぱいはでか美 でも脳のしいしい(CC)はちいちゃ美か(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)

審査員
点数
96 94 72 78 88 85 62 80 +2票 合計657
【審査員コメント】  
・バカですねえ。仕掛けもバカだし言葉選びも絶妙なバカで
 好きなネタです。終盤の被害者役がおかしくなっていくのも
 いい展開だと思います。面白かったです。
   
・なんか倫理観のある井島君久々な気がします。育てる会といいプラコミュといいみんな憑き物取れたんか。
 まずシステムが明かされた時の期待感たるや。しりとりネタ自体はベタベタの範疇なのですが
 「痴漢」「性癖」と掛け合わせることで一気に異常性が出て唯一無二の設定に仕上がっている。
 「言葉尻」「縄で縛られている」など上手い部分もあれば終盤の普通のセクハラもあり、テクニックを浴びせていただきました。
 気になった点としては、「ムチムチ」は行数を使った割には爆発力が足りなかったかもしれません。
 また、例えば「る攻め」をするとか、しりとりのワードに全て共通点があるとか
 そういうギミックがあと1つくらいあると、よりいっそう読み手を驚かせる余地が生まれたかもしれません。
 とは言え面白さと技術が高い地点で噛み合った名作でした。倫理観捨てなくても面白いじゃーん。
   
・杏奈の字が変わってるところに、妙な寂しさというか、誰も元に戻れない感を感じました。。
 
 設定の時点で面白く、それを巧く活かせていたと思います。変化が欲しいと思ったところで入って来たムチムチの下りがやや弱かったのが惜しいところ。
   
・いやしっかり面白いな。なんじゃい。テクニカルなようでパワー。言葉尻オナニーバカすぎる
 語尾をムチムチ、だけ段違いで理解が難しくないですか?
   
・面白かったです!3人も生きてるし、言葉尻を取るだけでなく縄で縛られてたり、言葉尻を取られても興奮したり
 設定の中でしっかりボケ幅があって、オリジナリティもあって良かったと思います。
 ただ、最後に大崎がただしりとりしてイッちゃったのが残念でした。
 これだけ変な性癖なやつなんだから最後にイク時も一つ裏切ったポイントでイって欲しかった。
 そこだけストレートに変態の勢いで押しきってるので、そこだけもう一個欲しかったなと思いました。
   
・おおっ!と思うような面白い発想のネタでした。
 トリオの関係も活かしつつ、くだらなさバッチリで笑いました。
 ただ発想こそ素晴らしいですがその先があまり広がらなかったのかなぁという印象です。
 無意識に言葉尻をとっちゃう件でまたちょっと盛り返しましたけども、掘り下げが少し足りなかったように思います。
   
・言葉尻を取るって発想が良いですね。ちょっとボケを作ろうとしてる感が伝わっちゃいがちではありましたが面白かったです。
 安奈がボケともツッコミともつかないような役割ながらもちゃんと機能していて、トリオって奥深いって思いましたね…
 細かいところですが、良い声で「次は〜新宿、新宿です」って言うのは車掌さんかな?と思いました。ただ、その部分除けば駅員さんでも成り立ちますね。
 



第4位 エントリーNo.012  こけまみれコオロギ

貯金をはたいたのに。

審査員
点数
94 97 91 68 100 86 65 86 +5票 合計692
【審査員コメント】  
・これは凄いですねえ。
 まずボケもツッコミもまともな人間同士の会話なのに
 そこに1つ「特異な状況」を
 置いただけでちゃんと漫才を成立させてるのはお見事です!
 ボケも状況の説明以上の変なこと言わせてないのにちゃんと面白いし
 ツッコミもちゃんとかゆいところに手が届いてて
 大変素晴らしかったです!
   
・普段生活しててどんなタイミングで「友達から貰った牛を逃がす」なんて漫才の発想が降りてくるんすか。
 奇抜な設定の漫才って設定紹介がピークになって広げきれず尻すぼみになる事が少なくないんですが
 このネタは牛、友人、部屋、室田さん、チビちゃんと全ての要素を十二分に活かしているのが凄い。
 個人的に素晴らしいと思うのが「腹一杯肉食べたいと言ったから牛を貰った」という動機です。
 単純にボケとして面白いですし、これのおかげで「牛を逃がす」という奇抜な設定に格段に説得力が増しました。
 「N−5でごめんよ」「体調、よい」「牛中心の生活」などフレーズも強くオチも綺麗。読み応え抜群でした。
 現時点でも素晴らしいんですが、強いて難癖をつけるならもう少し回収出来るボケがあったかなと。
 基本的にワークを逃がす作戦が主なので、ワーク側の反応の想定を書いても面白いかもしれません。
 また、チビちゃんの「ほんの少しの優しさ」も見たかったかな。ラーメンこぼしても許してくれるとか。
 とはいえ読み物としての完成度が凄まじい傑作でした。伊坂幸太郎作品読み終えたような読後感です。
   
・綺麗なオチ。全体的に綺麗でしたね。
 なんかずっと変なこと言っている割にはこっちにあんまり変さが伝わってこない感じが、心地よくももったいなくもあるなぁと感じました。もうちょっとツッコミで引き込みにきてもいいかもしれません。
   
・「俺の牛を逃してほしい」ってすごいな、見たことない導入。
 こけまみれコオロギさん、毎回ずっと面白いですが、今回が個人的には一番おもしろかったです!!雰囲気からボケから全部が全部おもしろい……
 「それ焼肉店が安い理由やから!個人で恩恵受けるの無理やから!」が最高です。
 文句なしでこの点数をつけさせていただきます。
   
・面白かったです。設定が斬新で読みやすく、全体的にのほほんとした雰囲気もマッチしていたと思います。
 この設定で最後までいけるのかなと思ってましたが、
 しっかり展開を作れていて良かったです。
 ただ、ワークライフバランスがテーブルの下で寝てることに対してだけ
 玄関から出れないのにテーブルの下で寝れるの???テーブルはそんな大きいの???
 テーブルどかせばよくない???とひっかかってしまい、
 その後が入ってこなくなっちゃったのがもったいないなと思いました。
   
・とても独創的な題材と進め方なんですけど、全然置いてけぼりにされない感じが お見事です。
 絶対無いだろって内容ではありつつも あれ理に適ってる?と思わされるような引き込み具合でした。
 逆を言えば、面白かったんですけど少し大人しめだったかなと。
 「★体調、よい。  ○日によるやろ。」みたいにバッサリいく所や「お湯の入ったカップラーメンは網棚に置くべき?」みたいなどこ気にしてんねんツッコミのコントラストが好きです。
   
・バラシの技術が凄すぎますね。牛飼うって設定だけでもすごいのにこんな展開になっていくとは。
 面白かったです。
 



第3位 エントリーNo.029  谷町六十九丁目

町田:チャンス

谷崎:いやもうチャンスは逃したんや

審査員
点数
89 90 94 79 90 (87) 87 80 +2票 合計697
【審査員コメント】  
・コント入ったときにいきなりツッコミがノリノリでヤバいやつ始めたのでそこで若干ついていけなくなりそうになったのですが
 呼んでるうちに気にならなくなりましたね。沈黙の後の一言が
 面白かったです。ただどこかで展開を裏切ってほしかったなともちょっと思いました。
   
・これ優勝なんじゃないですかね。デリヘルネタ優勝しちゃうんじゃないですかね。
 何が凄いって、終始自分で設定したハードルの高さを上げまくっては越えていくところですよ。
 まいにゃんの下りなんか間を開けまくって期待感煽っての「いけてまうなや」は端的ながら大正解過ぎます。
 谷崎への「もっとヤバい子」というフリも、毎回ちゃんとヤバさを底上げしてますし
 「保安検査でピアス全部外す」「お風呂場のドア、いっちゃおっか!?」などワードセンスもキレッキレ。
 正直題材がド下ネタって部分以外に減点理由が見つかりません。序盤が少し冗長かなってくらいです。
 どう審査されるか全くわかりませんが、少なくとも僕は今大会最高得点をつけさせていただきます。
   
・いやぁ、面白いですね。間の使い方が非常に上手い。
 最後のワンちゃんの部分、セオリー的に変化が欲しいところだと思うんですが、それまでも強烈だったので変化の度合いとしてはやや弱かったのが残念ですね。
   
・「お口もいだろか?」が妙にツボにハマってしまった。口に敬称つけたあと汚い言葉で取り除こうとしている。
 行数使っていけてまうの、ある程度わかってることではあるけどかなり笑いました。周りが一行に詰め込みがちな分映えてました。行数使った分の面白さが十二分にあってよかったです。
   
・風俗の姫たち、ありがとう。
   
・手数こそ周りと比べて少なめですが1個1個が力強く面白かったです。
 徐々に考える時間が短くなってるとかは完全に意識の外にあったものをツッコまれた感覚で 見事でした。
 悩んだあげくに出てくる言葉がホント絶妙なラインで、ただただ笑いました。
 本人的には不本意かもしれませんが、長文ネタでのボケの見せ方を完璧に掴んでおられるので、非常に参考になりました。
 あとどんな犬でも絶対可愛いだろうと思ってるので、ここまで的確に犬をキモくできるのも凄いですね。
   
・デリヘルチェンジの練習ってだけでも面白いですし、その上で全然チェンジできないとか、仕組みの部分が好印象です。
 ただ構造が面白い上で、途中途中のくだりにもうちょっと何かあるとっていう感じでした。マイナスとかでは無かったのですが。
 



第9位 エントリーNo.036  非可逆劇場

平岡: 残念(。´Д⊂)
岡井: また頑張るp(^-^)q

審査員
点数
85 88 90 75 86 86 47 85 +4票 合計646
【審査員コメント】  
・これはハマるかハマらないかの一点勝負だと思うんですが
 ごめんなさいそこまでハマりませんでした。
 でもこれハマる人には滅茶苦茶ハマるんだろうなというのも十分伝わります。
 上戸彩の天丼とか後半の展開とか滅茶苦茶練ってあるのが好きです。
   
・今回のMM−1べっぴんさん多くない?べっぴんさんとアスキーアートが多くない?
 非可逆劇場さんのリフレインを追求する姿勢にはマジで脱帽です。どんどん面白くなる。
 序盤のひたすらリフレインは「ブスはよ」「黄色系の明るいブス」など平岡のワードで飽きさせず
 そこから徐々に普通、おじさん、飛ばされないブスと変化を付けるのも上手い。
 この時点で充分面白かったのに、2周目突入して今までの全てがフリだと判明した時の衝撃たるや。
 そうなれば2周目はもう確変状態でした。同じことをやっているだけで面白いのに
 「上戸彩似の面影」「2列目1人増えてる」「3列目ってこんなに何も無かったっけ」などキレは増すばかり。
 黒幕やいもむしが他と比べて世界観が浮いてるように見えたというような減点理由はありますが
 リフレインネタとして最高峰の漫才として語り継がれるレベルだと思います。なんでここまでリフレインにこだわりを。
   
・ひろちょびさんは2回戦3回戦放送時のネタに困らないように順番を操作している。
 
 たぶんこれ連続するんだろうなぁと思ってたら連続したので非可逆劇場に慣れて来た感じがありますね。でもナイスブスでいい感じに虚を突かれました。
 後半もうひと展開あるのもよいと思います。わりかし自由にやれる形式だと思うので、もっともっとやれるネタだとも思うんですけど、ぎとまず良かったです。
   
・ボケ方が限られる設定の中で、ここまでやれるんだ、と思いました。面白かったです。二周目いくとか。
 ツッコミの方がおかしくなるのいいですね。ナイスブス!!が面白すぎるのでもっと言ってほしかったです。
   
・面白かったです。べっぴんさんだけでいってやるぞという気合いと、
 きっちり平岡がフレーズで笑いを取っていく所と、二週目の展開と、
 総合力の非常に高いネタだなと感じました。
 あとはこれはもう仕方ないんですけど、同じフリでボケていくので、
 一週目のボケを二週目で見た時に、どんなボケだったか覚えていない所がありました。
 ボケのインパクトなのか、ネタと行数が合っていないのか、僕の記憶力が終わっているのか。
 そのあたりの調整次第で1000点ぐらいつけられるネタになるなと思いました。
   
・こういう構成は面白いとは思うんですが、2周目に入ってやっとボケらしくなってきたなという状況でしたかね。
 全体で見ると挑戦的な試みに見えますが、個々で見ると割と安易なものが多かったかなぁと。
 安易なボケもいれて緩急をつけるとかではなく全体的にそう感じたので。
 ただ2周目の回収していく感じは爽快感あって気持ちよかったです。
   
・あーもう非可逆劇場って感じのネタでしたね。
 設定がが勢いな部分もありつつ、ちゃんといろんな展開・ギミックがあるというのが良いです。
 



第6位 エントリーNo.050  シベリア派遣部隊

 前橋:『サイッテー。』
 水戸:『見損ないました。』
宇都宮:『アンタなんか要らない。』
市河:あああああああああああああああ

BAD END

審査員
点数
68 90 81 96 91 67 73 93 +0票 合計659
【審査員コメント】  
・仕掛け自体は「そう来たか」と良かったんですが
 ちょっとメタに入ってからの説明でどうしても失速しちゃったかなあと、
 そこを踏まえてもう1つ大きいのがほしかったなと思います。
 格ゲー描写とかテトリスの部分が面白くて好きでした。
   
・マジかこれ。長文であることを活かしたメタネタは数多見てきましたがこれは完全なる初見。
 まずいきなり自身のサブユニット弄ってくる時点でぶっ飛んでますし、
 「プロレス部に入っちゃったかな?」、テトリスで消える前橋など見応えたっぷりだったのですが
 碓氷と宇都宮の入れ替わりにはマジでちょっとゾクッとしました。今大会サスペンス多くない?
 シリアス路線に入って笑いが控えめになったかと思いきや、水戸とモザイクの回収には舌を巻きました。
 オチも綺麗でしたし、第1回から出てるシベリア派遣部隊にしか出来ないネタに浸らせて頂きました。
 あかつきとどっちが好きか考えた結果、個人的な好みとドラマ性の強さでこちらの点数をちょっと上げさせて頂きます。
   
・ゲームのタイトル見て「ドキドキ文芸部」ネタかと思って密かに期待してたら、期待通りだったっぽいですね。
 主張の強いパートもなんか面白かったですし、38の間接天丼から始まり、モザイク無しが選べる、テトリスで前橋が消される、全部面白かったですね。笑いの量、質ともに満足です。
 
 ただ今回人外意外と少なかったですね。。。
   
・うわ、びっくりしちゃった。こんな自ユニットの使い方あるんだ。発見だ。一番点数の付け方に迷う……
 こういうネタだからこそ細かいボケが散りばめられているの良かったです。モザイク選べるんかい!!
   
・狙いが面白いですね。思わずあかつきのネタを見返して、
 前橋が一回も「ヤベーじゃねえか!」と言ってない事実がめちゃくちゃ面白かったです。
 登場人物のキャラ設定を前のネタでわからせてしまっている分、
 実際に有利なスタートを切れるはずなんですけど、
 最後にメタな感じにいったのはどうしてだったんでしょう?
 そこに入るまでのゲームを使ったボケも面白くてすごく良い展開だと思ってたんですが、
 個人的に後半の流れで点数をつけづらくなったのですごくもったいなく感じました。
 なんとなくですけどわざと点数をつけにくく持って行ったのかな?とも思いました。
 決勝にあがっちゃうと前の組があかつきじゃなくなっちゃうってとこもありますし。
 申し訳ないですけど、後半はあまり漫才としての面白みは感じませんでした。
 ただ記憶に残る素晴らしいネタだと思います。
   
・今回のメタなネタの中で1番重みがあって好きです。とても振り切っている。
 読んでいて、超展開に突入してからの追い上げが凄かったです。
 色々な仕掛けが凄くて面白いネタでした。
 第20回記念ネタとしては優勝かと。
   
・これでもかってくらいメタなのに、これでもかってくらい設定がぶっ飛んでるのに、
 ちゃんとネタで漫才で、ってのがとにかく度肝を抜かれました。
 採点悩むところでもあるのですが、ここまでやられると高得点に振り切るしかないな、ってところです。
 



第2位 エントリーNo.030  棒人間とカギカッコさん

       ┏━┓
       ┃ ┃ここまでこれただけでも嬉しかったです。ありがとうございました!
       ┗┳┛
       ━╋━
        ┃    「せっかくなので最後にオチを揃えましょう。」
    ┏━━━┻━━━┓       
  ┏━┻━┓   ┏━┻━┓
 ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓
 オ オ オ 才 チ チ 千 チ


       ┏━┓
       ┃ ┃才千でした・・・。
       ┗┳┛
       ━╋━
        ┃    「才千・・・。」
       ┏┻┓
       才 千

審査員
点数
91 95 78 83 76 94 95 82 +5票 合計699
【審査員コメント】  
・いやこれインパクト以上にしっかりしてますね。
 この仕掛けの中でどうすれば最大限に活かせるか。
 枠組みの中での面白を追求できてて凄いです。
 面白かったです。
   
・何故こんなにもアスキーアートネタが被るんだ!!ここは15年前の2ちゃんねるか!!
 色物に見えて構成が完璧。最初に腫れの下りでシステムを説明してからメインのトーナメントという流れが分かりやすい。
 AAの形的にトーナメント開催は予想出来ましたが、試合内容が確実に想像を超えてきて楽しめました。
 視覚的なインパクトに目が行きがちですが、「アイロンかけときましょうか」など地味にツッコミも抜群なんですよね。
 後半のモチ連打は予定調和ながら面白かったのですが、「モチ」というワードがゴリ押しするには力不足な感じもしました。
 また、顔や腕部分にも何かしらの仕掛けがあっても良かったかもしれません。顔がモチになるとか。
 面白かった分申し訳ないのですが、同じAAネタというフィールドで見た時に
 個人的にはブルースイカさんの方が好みだったため、若干の点差を点けさせて頂きました。
   
・やっぱり視覚に訴えるボケって強いと思うんですよね。二人のセリフの淡白さもいい味出してます。
 竜王戦決勝トーナメントが始まるあたりとかめちゃくちゃ笑いました。よかったです。ひろちょびさんと予想します。
   
・うお〜なんだこれは。脚でいじるところはそうしてほしいところではあったのですが、ちょっと長かったようにも思います。
 モチになるくだり面白かったです。かなり好きでした。トーナメントもあるかな、と思っていたのですが、これはいいですね。
   
・面白い!見せ方に工夫があって、中のボケはわかりやすくて、
 見せ方ならではのボケも多分に含まれていて、非常に面白かったです。
 ボケの内容自体はそこまでぶっ飛んでる感じはないのですが、
 見せ方、テンポの良さと非常にマッチしていて、ちょうど良いバランスになっていると思いました。
 モチの流れとか、わかってても笑ってしまう、テキストで、この空気感を表現できるのはすごいと思いました。
   
・凄い!面白すぎる!冷静に見てみても、試みだけじゃなくフレーズや構成も最高でした!
 カギカッコさんの位置も絶妙に見やすい位置ですね。
 しかも100行ピッタリ!MM-1史上最縦長では!?こんなネタが作ってみたいです。
 ただただ面白かったので、かけた労力が報われる結果になると良いですね!
   
・これはもうアイディア賞すぎますね。AAを突き詰めてちゃんと面白いって言う。
 ちゃんとストーリーがある上で「息子も育ちました」「右脚が右脚になりました」の唐突感は最高ですね。
 終盤トーナメントだらけだったなぁというのがやや惜しいのですが、それにしても「モチ」に執着するとかなかなか見ない発想でとにかく斬新でした。
 



第5位 エントリーNo.011  ミルキーケース騎士団

ミル:くっ、殺せ!

啓介:もうそれやめない?

ミル:やめない。

審査員
点数
72 96 (82) 63 87 85 78 95 +3票 合計661
【審査員コメント】  
・文章の書き方はトップクラスで上手いです。
 ずっとニヤニヤしながら読ませていただきました。
 漫才中にあった他の昔話も気になるので
 全部まとめて文庫サイズで読みたいですね(笑)
 大好きです。お見事でした!
   
・新ユニットか畔野暮らしの新ネタを書く予定が既存ネタの加筆になっちまいました。
 わりと「食べた生物の特性を得る」ってくだりが書きたかっただけな気がします。
 信じられないだろう?コイツら優勝経験者なんだぜ?
   
・食ってる下りとか面白かったんですけど、要所要所ベタというか、想像の範疇っぽいところも目立ったかなーと。
 ある意味、手垢のついたRPGネタと桃太郎ネタになってしまって要る感じがあったのかもしれません。書き方とかもあって一定以上は面白いんですけどね。
   
・「いつものように私を殺した後いつものように血をすすり、その夜いつものように漫才をするが良い。」◎
 面白いです。なんかわかんないけど「水のマナを溜めに行くと」がちょうど良すぎて面白い。
 ただただ物語が良くてそこが楽しかったです。
   
・情報量が多いネタながら、キャラの描写や、ツッコミの客観性、ネタ全体の構成力から
 スッと設定が入ってきて、非常に読みやすく仕上がっていると思いました。
 桃太郎という手垢のついた設定でも独自の設定を織り込むことで他にマネできない展開を作り、
 なおかつファンタジー設定の枠を飛び越えない範囲でしっかり裏切りを作れていて
 素晴らしい手腕だと感じました。人を食う設定を思いついたのがお見事ですね。
 ただその構成力が前面にですぎて相対的にボケがこじんまりしちゃった部分があると思うので
 そこの突き抜けがあれば完ぺきだったなと思いました。
   
・本題が始まるまでが長いようには感じましたが、魅力あるフレーズや濃厚な設定で面白かったです。
 特に、人語を話すスライムは人間を食ってるって設定が大好き。
 また、ツッコミが説明し過ぎず、ボケとの距離感が良いですね。
 ベタな題材はMM-1で埋もれるのではないかと思いましたが、全然遅れはとっていませんでした。
 それだけすごいセンスと想像力で、100行に伸びてもちゃんと面白かったです。
   
・よくある桃太郎ネタに「スライムは食べた動物の特性を吸収する」とかいう爆裂ヤバ設定がかけ合わさることでこんなに面白くなるとは…
 文句なしの今回最高得点です。
 



第11位 エントリーNo.007  HIGH-POP

小沢:?

審査員
点数
78 91 83 76 46 68 74 87 +3票 合計606
【審査員コメント】  
・以前別の場所で読ませていただいたことがあったんですが
 その時よりも大分加筆修正されてますね。
 導入部がよりスムーズになって話に入り込みやすかったです。
 落ちがウィキペディアの天丼なのはちょっと間延びした感じになるので
 もう少し短い言葉でズバッと決めてほしかったかなというところはあります。
 やっぱり中盤の女将やストレートテレビに引っかかる下りが好きですね。
   
・「私が女将'18(ストレートテレビ)」でめっちゃ笑いました。マジでなんだストレートテレビ。
 あるなしクイズが簡単すぎるって設定自体はよくあるんですが、切り口とフレーズ選びが抜群。
 「ツハイマー」「貰う暴力」など一つ一つのワードが刺さってきますし、Wikipedia引用というギミックも面白い。
 「存在しない」という答えが解決しないままなのでモヤモヤしてしまったところと、
 VTuber以降がサラッと流れてしまった印象なのでラストにもう一盛り上がり欲しかったという欲はありますが
 全体通して非常に好みのネタでした。まじろや海援隊の天丼があっても良かったかも。
   
・一回審査したネタですけど、足されたwikipediaの下りよかったですね。
 面白いんですけど、あるなしクイズ自体ではそれほどボケれてないところがもったいないのかもと感じました。
   
・私が女将'18、確かに変すぎるな・・・
 まじろはある、で実際パッと分かるか?と思っちゃいました。そこが万人に分かるラインだったら漫才としてかなり面白いとは思います。
   
・あるなしクイズという割と手垢のついたテーマで「まじろはある、まぐろはない」の切り口から
 様々な点を小沢がツッコんでいく様が面白く、読みやすかったです。
 2問目の対義語を絞りだす所も面白く読めたんですが、3問目の切り口が僕にはハマらなかったです。
 1、2問目は伊上が問題を一生懸命考えた結果うまくいかなかった部分を
 小沢がかみ砕いてつっこんでいく様が描かれていたのですが、
 3問目で単に伊上が変な人になっちゃったので、
 その飛び方が好きな人もいると思いますが、僕にはもったいなく感じました。
   
・目の付け所が面白いネタでした。
 それにゆるいやり取りながら構成のうまさが光るネタだと感じました。
 特徴あるフレーズに時間差で引っかかるのとか皆 好きですよね。
 どのタイミングで分かっちゃうかは、人による部分もあるので 正解とか無さそうで難しいところですね。
   
・その上で「まじろは、ある」ひいては「私が女将'18(ストレートテレビ)」という超絶キラーフレーズを軸にした展開が最高でした。
 「この名前の項目はありません」がオチに使うにしては初出のタイミングがちょっと遅かったのが若干気になりましたが、
 全体的には大胆な展開でとても面白かったです。
 


X子:第20回MM−1グランプリ、53組の頂点は木工用ボンドーズが勝ち取りました。本当におめでとうございました!

Y美:また来春開催予定第21回MM−1グランプリでお会いいたしましょう。

XY:ありがとうございました!!


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