Y美:いやはや、すごい3ネタが残りましたね…

X子:現在残っているのは、
   サイコロパスタ、北に春、南野陽子、いざ参る!、ガンバラナイズの3組となります。

Y美:果たしてどのコンビが令和初の王座に就くことになるのでしょうか!?

X子:3位から1位まで、一気に行きます。優勝は…!?









































第3位 エントリーNo.023  サイコロパスタ
審査員
点数
84 95 80 95 72 74 95 85 +1票 合計681

第2位 エントリーNo.033  ガンバラナイズ
審査員
点数
94 95 78 81 95 85 81 94 +2票 合計705

優勝 エントリーNo.024  北に春、南野陽子、いざ参る!
審査員
点数
93 90 91 (87) 91 93 66 95 +3票 合計709





ということで優勝は
北に春、南野陽子、いざ参る!



X子:…に決定いたしました!おめでとうございます!

Y美:今のお二人の今の気持ちを伺ってみましょう!

逸脱:嬉しすぎて絶頂に達してしまいました!
日報:怖。

X子:ありがとうございました!観客席も絶頂に達していると思います!

Y美:達しているのでしょうか!?

   以下、審査員全員のジャッジペーパーと、各コンビからのコメントとなります。

X子:審査員は上から順に銀沙灘さん、とれいんさん、けうけげんさん、マグネッツさん、
   FANさん、スリーオールさん、彼。さん、ひろちょびです。



優勝 エントリーNo.024  北に春、南野陽子、いざ参る!
審査員
点数
93 90 91 (87) 91 93 66 95 +3票 合計709
【審査員コメント】
・フォーマットがいい! それでいて変化のバリエーションに富んでるので全く飽きがこない。
 このネタのキモってツッコミですよね。端的にズバっとツッコむから小気味いい。
 全体的に細かい部分含めて指摘するような箇所は見当たらないんですが、一点だけすいません。
 ……水に飛び込んで絶頂というボケに面白さを見出せませんでした。あまりに飛躍してて。
   
・繰り返しのパターンもスケールが大きくなったり不条理になっていく感じは面白かったです。
 ただ話のスケールが大きくなっていく割にはずっと淡々としてるのが気になっちゃいました。
 そういった意味でもう少し2人の掛け合いで盛り上げてほしかったかなあとも思います。
   
・名前部門ではぶっちぎり優勝です。もしかしたら既存の番組名とかかなと思ったら検索しても出ないし。なんで令和に思い付いたんだ。
 そんで内容も文句なしに面白い。「夏なので怖い話」で掴まれ、システムを理解してからはもう虜でした。
 基本的に液体に飛び込む→絶頂の繰り返しながらパターンを絶妙に変化させることで飽きさせませんし、読むにつれワクワクが増していく。
 「お前幾つだよ」「粗雑に水場を出すなよ」「お前と友人になりたくねぇな」などツッコミの上手さが際立つ構成でした。
 何よりもオチ前。ループは今大会よくある下りなんですが、味噌汁に飛び込むのは完全に予想外で声をあげてしまいました。してやられた。
 次のセクションに行く際のぶつ切り感も淡々としたネタに合っていたので気にならず、前編通して隙がほとんどありませんでした。
 強いて気になった点をあげるなら「臭い」は後半の絶頂理由として少し弱いかなってくらいです。
 名前からネタから何から何まで大好きなコンビでした。単独ライブ見に行きたいです。
   
・さすがにバレてそうな覆面です。
 前回大会が終わったあたりで「パターンとかあったほうがいいんでは?」的なことを
 アッキーさんに言われたので、久々にパターンネタを書いて見ました。
 良くない雑さが出てる気がします。これは言い訳です。
   
・つかみめちゃくちゃいいですね。買い取りたい。
 かなり面白かったです。絶頂に達するで終わる話をこの数聞くとかなり楽しいことがわかりました。ありがとうございます。
   
・ツッコミも簡潔で、すごく好きなタイプのネタでした。
 唯一、オチは少し好みと違いましたがそんな細かい話はどうでもいいくらい面白かったです。
   
・”予選Cブロック、同じシチュエーションを繰り返すネタが繰り返されている・・・。
 作者さんの考えている面白さがストレートに読者に伝わっていない部分があると思います。
 言葉を短く、空気感を出したネタにしたいのかなと思いましたが、今のままだと言葉選びが少しズレていて、怖い場面の情景が思い浮かばない状態になっていると感じました。
 そのあたりの描写テクニックがつけば格段によくなるネタだと思います。個人的に絶頂ボケはハマっていなかったのですが、後半にちゃんと絶頂部分をうまくいじって構成的な笑いに変えている所は好感が持てました。
   
・発想の源が狂ってる上に展開もちゃんとしてる。何気にすごい芸術ですよ。
 いろんな意味で今大会を象徴するネタの一つでもあり、納得の優勝でした。おめでとうございます!
 



第5位 エントリーNo.031  グルグル

鯖人:うっひゃ〜〜〜!残念!THE んねん!!!!

審査員
点数
83 93 72 97 73 88 (82) 80 +3票 合計671
【審査員コメント】
・ルールを遵守するための申し訳程度の漫才要素。いやどうも。
 起承転結がはっきりしていて、特に後半から登場人物が増えて話に厚みが増しました。
 それぞれ立ち位置や役割がはっきりしてるので読み進めてても自然と頭に入ってきますね!
 ただ、向こう側の世界に行ったり戻ってきたら世界線変わってたりのくだりは、
 本当はもっと膨らませそうなやりとりなのに行数の都合か駆け足で処理してしまって勿体無いように見えました。
   
・ギャグ漫画みたいな漫才だなあ。
 ちゃんとスピード感と展開もあって面白かったです。
 博多弁になるところとかいいですね
 オチもきれいでいいですね。
   
・MM-1の会場でいきなりモニターにこれ表示されたと思うと最高ですね。映像作品で殴り込んでくるとは。
 正直序盤はベタなボケと長ツッコミがイマイチハマらず冗長な印象だったんですが、彼女が残ってから加速度的に面白くなりました。
 単純にキャラが増えたことで「こっち側で見るの初めてかも」「君が呼び出すんか〜〜〜い」などボケの幅が広がり
 モニタリング、全てが逆になっている世界線の僕など怒濤のドタバタ展開に終始ニヤニヤして楽しめました。
 ただやはり前半が気になるというか、フリとはいえボケの弱さとツッコミのウザさが取っつきにくくしてしまってる気がします。
 もっと前半を最小限に抑えて、ドタバタを更に繰り広げられればさらに魅力的な作品に仕上がったかと。
 とりあえず鯖人と鯖子のエロ同人がコミケで発売される日が待たれますね。
   
・天才
 彼。さんだと思います。
   
・面白かったですがかなりコントですね。
   
・これ漫才…?という疑問も浮かばなくはないものの、絶対的な面白さでねじ伏せられた感じでした。
 悪魔っていう字面を打ち消すポップな雰囲気にも好感が持てました。
   
・やっほい!
   
・わざとらしいノリなところが評価分かれるところかなぁ、という気はしましたが、
 この設定でやりきってまとまったことはすごかったと思います。
 



第8位 エントリーNo.025  TOPシークレット連盟

<恐らく一生言ってるきしょいネット芸人>
時間なかったからなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜

審査員
点数
85 91 92 91 75 71 76 67 +1票 合計649
【審査員コメント】
・はー……この捲りはスゲーや。
 完全に中盤失速して停滞して、なんならネタとはいえ子供相手の容赦ない立ち回りにドン引きして、
 このまま終わったらどうしようなって杞憂してたんですけど、
 俊一選手が吹っ切れてからのスパート。非常に素晴らしかったです。
 クズとクズの掛け合いって最高ですね。
 
 ところで、読み終えてから「チームの連敗を57で止めましたね!!」や「昨シーズンは勝率1分3厘で公式戦を終えましたね。」は
 なんだったのかと疑問に感じたんですけど、なんだったんでしょうか。
   
・後半からの怒涛の回収が面白かったしうまいと思います。
 スピード感と半ばやけくそ感漂うノリノリの2人も面白いです
 ただそれだけに前半のフリの部分がちょっと淡々としすぎたかなと。
   
・完成度エグい。ここ最近の爆笑ファイターさんは暴力とゼロモラル漫才のイメージだったんですが真っ当に面白い。
 序盤はわりとオーソドックスなネタ運びでしたが、少しずつ真実が明らかになっていく臨場感に痺れました。
 放送席連呼や放尿席などの軽いボケがどんどん回収されていく爽快感はすさまじく、単純にフレーズとしての破壊力も抜群。
 後半俊一がコントにノッてからの展開も良く、最終的にほとんど全ての伏線を回収して終わったのにはスタンディングオベーションです。
 フレーズ回収型のネタばっかやってる身としては嫉妬でハンカチ噛み千切りたくなるくらいのクオリティでした。
 あえて減点理由を挙げるなら、ミドルネームでshoubenを回収するのが少し安易に思えたことくらいでしょうか。
 それくらいしか言うことないくらい完璧に面白かったです。点数としては全組で2位なんですが、優勝も全然あり得ると思います。
   
・「お前のせいでそのFBI漏らしてたからな」が最高ですね。
 そこまでの回収が鮮やかだった分、”俊一選手”として会話を始めてからの
 回収の仕方がちょっとありがちに見えてしまいましたが、
 それを差し引いても十分に面白いネタでした。
   
・ボケが蓄積していった大きな面白さになっていく様が面白かったです。
 構成の勝利だと思います。
   
・全体を通してうまく面白いレールに乗っている感じがして、面白かったです。
 終盤に俊一さんが開き直って設定に全乗っかりする展開が、思ったほどの盛り上がりにはならなかった印象を受けました。
   
・ヒーローインタビューでここまで広げるか〜っていうぐらいしっかり広げていて、良いネタだと思いました。
 ただ序盤のコメントを振りにしてボケている部分はそこまで序盤の印象が残っていなかったので、どんなコメントだったか見直さないといけない部分もあり、ちょっともったいないなと思いました。
 終盤に俊一が選手としてコントにのっかってしまう部分で、空気感を変えた割にはハネきらなかったなと思ってしまいました。
 全体を通じて、ボケそのものの強さとツッコミで分からせる面白さのバランスがしっかりとれていて、作者さんの地力の強さを感じました。
   
・設定の捻り方は見たことがなくて度肝を抜かれました。
 一方、全体的にボケの内容が酷い系だったのが気になってしまいました。
 



第7位 エントリーNo.021  PARTY NOISE

神崎:やっぱ決勝は厳しいねー……。
鳴子:8888888888888。
神崎:優勝者に拍手してるみたいでーす。

審査員
点数
92 97 (79) 75 93 77 68 83 +2票 合計666
【審査員コメント】
・架空芸人で架空芸人をイジるなよぉ!
 随所にボケを詰め込み、しかしそれを情報過多とはさせないツッコミ。流石の技です。読み手を考えてるなーと。
 導入に時間かけてほとんど脈絡の無いコンビニの話するとか、それでかつ図書館関連の話題も盛り込みとか。余裕の遊び。
 ここまで完成されていると、最後の図書館コンビニのくだりが伏線回収やボケのテンドンで終わってしまってるのが目につきました。
 いや本来それが正解なんでしょうけど、それまでが良過ぎたと言いますか。相対的に弱く見えてしまったなーと。
   
・読んでる最中に引っかかるところもなくかなり心地良いリズムで読めました。
 ともすれば間延びしがちなキャラの特徴的な語尾をあえて抑えるべき場面もメリハリがきっちり決まっていて良かったです。
 オチは投げっぱなしっちゃあ投げっぱなしだけどその前に謎の数字でボケてるから気にならないところもうまいですね。面白かったです。
   
・とにかくPARTY NOISEを決勝に行かせたい一心で、とにかく要素の削減に心血を注ぎました。
 最初は謎の宗教ボケとか女刑務所の看守で現在ラノベ作家のハッピープレジデントひろみとか詰め込んでたんですが。
 みんなどうやって要素削ってるんですかね?どうしてみんなネタ中に変な女出さなくても平気なんですかね?
   
・ハム太郎もでちゅとか言う語尾でキャラ付けしてるどうしようもないの居ませんでしたっけ?
 
 法則性のないクレイジーにまんまと笑わされてしまいました。
 途中まで面白かったんですが、オチに向かって畳み掛けはじめてからちょっとやりすぎ感がでちゃったかなと。
 「本の罠」ってすごいフレーズだなと思いました。あと「どうすんだ他の参加者のガチボケと被ってたら」は尖りすぎてて面白いですね。
   
・◎法則性が見えねぇよー。その三つが段階で表される世界ねぇよー。
 ◎ちゃんとしようよ僕は鳴子ちゃんには老若男女にお見せできるマジキチになってもらいたいんだよ。
 面白かったです!!メタ的な部分の嫌さを感じさせずメタをプラスにもってこれるくらいにボケが良かったです。
   
・密度の濃さを堪能することができました。
 一方でメタ的と言ったらよいのか、いつになく裏狙い?っぽいボケが多いような印象を受けました。
 あと入店時のナンバリング好きだったんですが、やっぱり何かしらネタ内で種明かししてほしかった気もします。
   
・何か殻を破ろうとしている気合を感じる・・・。
 ご自身の審査員コメントでおっしゃるようにベタな題材で今までと違う切り口を模索しているのでしょうか?何かを変えようとしていることはよく伝わってきます。
 ただ、全体的にどの部分を笑いどころにしていきたいネタなのかがわかり辛かったです。
 老若男女にお見せできるマジキチを目指されているとネタで出てきていましたが、今回は一つひとつのボケは意外性があるものの、
 全体としては神崎に制御されているし、構成的な伏線回収の中に納まっていて、そこまで意外性、マジキチ性を感じなかったです。
   
・ちょっと色々やりすぎてたり、テクニカルな流れになった上で急にコンビニっていうベタな題材だったり、というのは気になりましたが、
 全体的にはやはり技術を感じるボケが多くていつも通り楽しめたというところです。
 



第3位 エントリーNo.023  サイコロパスタ

猪野:散髪屋よりもMM-1で優勝することのほうが難しい。
笠原:全国の散髪屋さん、すみません。

審査員
点数
84 95 80 95 72 74 95 85 +1票 合計681
【審査員コメント】
・あー……いい発想ですね。なるほど、ボケでありがちな厄介で変わった客をこういうシチュエーションで演じてるくるとは。
 もうね、普通は毎日通わない店に毎日来るって時点で発想の勝利だと思います。だって会話自体はわりと普通なのに面白いんですもの。
 しかしながら設定のインパクトが強過ぎるせいで後半がやや霞んでしまいましたか。
 十人の僕というクローンでテコ入れしてるのはわかるんですが……ちょっと無理矢理で逆効果になってしまいました。
   
・いいですねー。
 期待通りの安心感とところどころ予想を裏切ってくるところがよかったです。
 会話にどんどんグルーヴ感が出ててちゃんと加速していく感じが良かったです。
 最後の最後に急ブレーキかかりましたけどご愛嬌の範囲なので問題なしです
   
・今大会の流行りは前半めちゃくちゃフリに使って後半回収してオチで上手いこと言うパターンなんですかね?
 良質なスカッとジャパンを見た気分と言いますか、序盤明らかに非常識だった猪野の方がツッコミに回る展開は想定外で楽しめました。
 ひたすら蓄積してからの猪野のブチギレは相当カタルシスがありましたし、クローンなど奇抜な展開もあり
 「これ見たら自信なくすんだよ」「働いてない奴のコピー10人作るんじゃねぇよ」などツッコミもキレキレで爽快でした。
 欲を言えばフリの段階で「無職」「おまかせ」以外のフックをもう少し仕込んでも良かったかなと。
 フリの仕込みが多いほどブチギレてからの手数が単純に増えるので、山場をさらに作るきっかけに出来たかもしれません。
 インタープラグさんも似たような構成で面白かったので点数迷ったんですが、後半のパワーが好みだったので多少こちらを上にしました。
   
・面白いかったです!!
 「皮肉だよね」なんてそのまま普通に散髪屋コントはじまってもいいぐらいには冒頭のくだりにオチがついてたのに、こう展開して来るとは!めっちゃ笑いました!
   
・かなり大振りのボケでしたがおもしろかったです。
 舞台映えしそうですね。
   
・最初に失礼な発言をした猪野さんがコント中では困惑させられるというのが個人的に好きですね…。
 ツッコミが壊れてしまうところなんかも面白かったです。
 終盤からオチにかけてちょっと落ち着いてしまった印象を受けました。
   
・面白かったです。ベタな設定で徐々に狂いだして、ちゃんと最後に狂えているの、素晴らしいと思いました。
 テキストで空気感や狂気を表現するのってかなり難しいと思うのですが、そのあたりをメインでしっかり笑いどころがあってよかったと思います。
 狂ってるネタなのに導入部とオチがちゃんと正統派なのも、ギャップがあってよかったです。
   
・復讐的な展開、というのがありそうでなかった展開でかなり楽しめました。
 ストーリーで持って行かれました、面白かったです。
 



第4位 エントリーNo.030  非可逆劇場

なんてこった(゜ロ゜)

審査員
点数
80 91 94 81 88 86 78 77 +1票 合計676
【審査員コメント】
・ゲームで無を取得するくだりめちゃ笑いました。ネタ元を知っててボケたのかは知りませんけども。
 さて……ちょっと前半が雑っぽく長々と時間使い過ぎたかなと感じました。
 最初の1回目でしっかりシチュエーションを読み手に理解させたら十分なのではと思いますし、
 そもそも電車に乗るのに選択肢が出てくるという異質な状況を「選択肢が出てくるってなんだよ。」
 の一言で片づけてしまうツッコミが軽すぎて困惑しました。乗る乗らない以前に一番気にすべき部分なのでは。
 後半になると天使と悪魔のくだりや無のくだりで展開に幅を持たせて盛り返しただけに、前半が勿体無いです。
   
・試みはすごく買いたいです。
 システムに対してちょっと10回クイズの
 ベタすぎるボケだったり乗らないしか出てこなかったりと
 後の展開ための伏線だとしてもエンジンがかかるまでが遅かったかなと
   
・ギミック最高。今大会で一番自分で思い付きたかったギミックです、「俺、選択肢出せるんですよ」って言いたかったです。
 最初に選択肢出てきた時点で心を持ってかれ、「ひじなのにーーー!?」で何されても笑っちゃうフィーバー状態に突入しました。
 選択肢ボケにほとんどハズシがない上に「セーブすんの忘れた」「ムームムームー」などツッコミの殺傷力も尋常じゃなく
 オチも小ボケの雑念と電車設定を活かしたベストなもので、寸分の狂いもない精密な笑いに浸れました。
 現時点で作品として完成されているんですが、フランスや市場もどっかで回収出来たらなお凄まじかったかなと。
 笑いでもギミックでも、トータルで一番心揺さぶられたので、今大会最高得点を点けさせていただきます。
   
・面白かったです。
 ちょっと一本調子気味な感じがあったので、目線を外すようなボケが1、2個あるとさらに良くなるかなと思います。
   
・シンプルながら面白かったです。根源すぎるボケかなり好き。
 オチもかなり良いです。
   
・非可逆さんの世界観を堪能できて満足です。
 強いて言うとすれば、無のくだりでちょっと落ち着いたかなという印象を受けました。
   
・面白かったです。選択肢という切り口にが良くて、さらに前半に色々広げたボケシロをちゃんと後半で回収して、ただの大喜利の積み重ねにならず展開があって良いネタだと思いました。
 序盤から中盤にかけてある程度想定範囲内のボケになっている部分があったので、そのあたりはもう少し平岡に広げて欲しかったなと思いました。
 全体的には非常に良かったです。
   
・斬新な仕組みでしたが、ボケの方向性は限られてきちゃうのかなとは思いました。
 ただ「えーひじなのにー!?」など裏切りのある箇所も多くてベタに留まらなかったのは良かったです。
 ムームムなど色々好きなフレーズがありました。
 



第2位 エントリーNo.033  ガンバラナイズ

五竹:「次回こそは!」と思います。
小村:いやそれダメなやつ!!

審査員
点数
94 95 78 81 95 85 81 94 +2票 合計705
【審査員コメント】
・決勝審査員だからこその気づきかもしれませんけど、今大会は『無の反復』というボケが非常に目立ちますね。
 ボケが中身のない話を何度も何度もして、でも話す度に加速度的に面白さが増していく。決勝の半分近くがコレじゃないすかね。
 で、中でもガンバラナイズさんは一番まとまった綺麗な形です。
 序盤からフォーマットが出来上がってて、ボケの量も多く、歯切れのよいツッコミでテンポよく読める。
 そしてどのボケもちゃんと回を重ねる毎に面白さが増してますし、ダークホース吉田の使い方が絶妙。
 強いて言うならキラーフレーズというかパワーワードというか、単語の破壊力が欲しいくらいでした。
   
・うまいですね。くり返しくり返し毎日のようにメンバーがほぼほぼ同じ行動を取り続けるという展開自体にホラーを感じるというか狂気性が漫才のテーマにマッチして面白かったです。
 話の怖い部分に行く前にもう怖いという構造がいいです。
 楽しく読ませていただきました。面白かったです。
   
・怪談は桃太郎やヒーローほどじゃないにしろトップベタな題材ですが、怖くなる前を繰り返すという着眼点はありませんでした。
 リフレインネタ特有の弱点として十分なフリが必要なのでエンジンがかかるのが遅いことが挙げられますが、
 このネタは1周目の時点から「秒刻み」「急に飛ぶ」「彼女の誕生日プレゼント」など単体で十分勝負出来るボケが多く
 それらが繰り返されるごとにどんどんパワーアップしていく様子はまさしくリフレイン漫才の理想系でした。
 最高なのは吉田の使い方でしょうよ。「そろそろ吉田の気持ちも考えようか」「吉田も熱が40℃」など数少ない出番がどれも瞬間最大風速級でした。
 あえて言うなら高橋のテレビの下りが他に比べて弱かったことでしょうか。40℃を差し置く部分は笑いましたが。
 また、17秒刻み、テレビ無い日、40℃など盛り上がったところでバチンと打ち切られたように感じたのが気になりました。
 欲を言うならばもう一展開、更にカオスかつパワフルなリフレインの終着点が見れたなら本当に思い残すことはなかったです。
   
・ガンバラナイズさんのネタは引き込まれるかどうかだなーと思うんですが、
 今回はしっかり引き込まれました。とやかく言うことはないので好みで点数つけます。
   
・うおーすごいですねこれは。
 単発だとかなり弱いボケが繰り返すとこんなに面白くなるとは……
 「ずっとテレビ見たい人」「ずっと彼女へのプレゼント考えてる人」というチョイス絶妙。
   
・地味に17秒刻みのところとか好きですね…
 繰り返すごとに面白くなっていく、非常に好みのネタでした。
 変にバランス崩しそうで難しいところですが、高橋、坂本さんでもう少し盛り上がれば…と思わなくもなかったです。
   
・刻むの面白い〜〜〜!突入しない理由もちゃんとそれぞれの理由が後半に活きてきて、お手本のような構成だと思いました。
 その反面、後半部分が予定調和になってしまったかなとも思いました。でもとにかく刻むボケが面白かったです!
   
・シンプルに仕掛けが面白いですね。最小限ぐらいの台詞で最大限味出していました。
 刻むのとか17秒毎とか、具体的なボケも色々と好きでした!
 



第6位 エントリーNo.018  ブルースイカ

青瓜:惜しくも決勝で敗れた時のコメント!
ジデ:だな。

審査員
点数
88 96 76 80 98 60 94 74 +2票 合計668
【審査員コメント】
・相変わらずの変態漫才でなによりです。タイトル通りの漫才で噴きましたよ。
 双方頭おかしいのに、さも日常会話のような自然なやりとり。パンティを栽培という出オチに終わらず、
 後半も泥棒の話に切り替えて飽きがこない工夫も見られました。
 逆に言ってしまうと栽培も泥棒ももっと展開したやりとりが見たかったです。
 個々の火力は高いんですけどね。全体で見た時に笑いどころがまとまったポイントがあると尚良しでした。
   
・最初から最後まで訳が分からないのに読みづらさを感じさせないのは流石です。
 でも本当に読み返せば読み返すほどますます訳わからなくなっていきました。でも面白いです。
 多分この漫才の世界でのリアリティがちゃんとしててぶれてないからなんだと思います。お見事です。
   
・1行目で膝から崩れ落ち、2行目で天を仰ぎました。初速のバケモンかよ。
 こんなの完全なる出オチの始まり方なのに、ちゃんと漫才として世界観が完成されつくしているのが素晴らしい。
 「パンティの種」「値札やタグ」「スポーティ」など当たり前のように知らない単語が出てくる流れが気持ちいい。
 文章力が桁違いなので、ワケわからない世界観ながらしっかりと物語が破綻せず、理解出来る仕上がりになっているのが凄い。
 理不尽ながら不思議と心地の良い夢を見ているような、不思議な浮遊感を楽しめる傑作でした。
 個人的には明らかにブリーフ栽培の方がイカれてるので、ブリーフ栽培を後半にした方がオチにかけての勢いが出た気がします。
 あと気まずい感じのオチでちょっと落ち着いて終わってしまったので、そこはボケて終わった方が気持ち良かったかなと。
   
・バカでいいですね!バカなんだけど二人ともそれぞれの信念みたいなのがあって、理想的なバカ漫才、理想的なキャラ漫才だったと思います。
 オチはあんまり好きではないです、嫌いでもないですが。
   
・◎スポーティ
 めちゃくちゃ笑いました。ふたりともぶっ飛んだ設定なのに読んでてストンと理解できてすごいです。
 ジデ:えっ? ブリーフを栽培するんじゃないの?
 ↑ここがめちゃくちゃいいです。そういえばそうだったなっていういいタイミング。
   
・二人ともがおかしなことを言い続けているというのが面白く、やみつきになるタイプのネタでした。
 点数化するのは難しいのですが…いわゆるピーク、盛り上がりがもう少しがほしいかなと思いました。
   
・面白かったです。設定が良く、ブリーフ栽培の世界観もしっかり描かれていて、赤飯やズコーっというツッコミがほどよいアクセントになっていて楽しく読めました。
 個人的な好みも入りますが、ブリーフ栽培は架空のものでパンティ泥棒は実在するものなので、後半にパンティ泥棒を持ってきても展開が弱くなったように感じました。
 前半でもっとジデがパンティ泥棒をしそうにない人物に描かれていたら、ギャップがより生み出せて大きな展開になったかもしれませんが、
 今の構成だとブリーフ栽培の世界観をもっと見せて欲しかったなと感じてしまいました。
   
・さも当然のように「ブリーフ栽培」という言葉が飛び交っている…
 ついていききれない、あるいはもう一発展あればというところではあったのですが、十分しっかりと面白さを感じました。
 



第9位 エントリーNo.036  さんさんごーごー

花咲:リベンジマン!!

雪野:う、うん…

審査員
点数
95 97 85 76 76 66 50 (71) +3票 合計619
【審査員コメント】
・丁寧なゴリ押しここに極まれり。
 後半はただただ建物が燃えてるだけなのにどうしてここまで面白いのか。
 単純にイメージしやすいし、燃え盛る京都の町を呑気に観光するバスというイメージを描いた時の絵の破壊力も高い。
 そして京都の街並みの地形とボンバーマンの掛け合わせがミソ。この2つを結び付けたことで京都の炎上に説得力が出てきました。
 とってつけたような京都要素のぶぶづけは余計でしたが、全体的に満足度の高い漫才でした。
   
・これはいいですね。
 真正面からシンプルにボケとツッコミの掛け合いの強度だけで
 殴りに来てる所が好きです。そしてちゃんと面白い。
 ごまかしの効かない分丁寧に作り込んだなというのがちゃんと見て取れます。素晴らしい。
   
・題材のとんでもないタイミングの悪さはどうしようもないのでノーカンとしまして。こんなことが起こりうるのか。
 種明かしのインパクトは今大会随一かもしれません。ボンバーマンは本当に思考の片隅にもなかったんで完全に魅了されました。
 序盤から「寺、寺、寺、寺」「ドンキホーテが3店舗」「イオンモールの屋上に寺」と強烈ワードの波状攻撃に引きずり込まれましたし
 種明かし後もイオンモールに逃げ込む、逆走、ぶぶ漬けなど設定をMAXに活かしたギミックが満載で笑いが耐えませんでした。
 終始めちゃくちゃ面白かった分、最後急に終わってしまったところがどうも残念です。最後の最後に消化不良と言いますか。
 飛び降りた後にセカンドステージ突入とか、ある程度綺麗な結末を用意した上でオチれば非の打ち所皆無でした。
 また、全体的なボケのカラー的に冒頭のジョイトイが浮いていたので、どこかで回収しても良かったかなと。
 民家の表現も燃え尽きた後に早々と再建に取りかかってるとか、更なるイジり方も出来たのではと感じました。
 現状でも十分面白い傑作に間違いはないのですが、まだまだ面白くなる伸び代もある作品でした。
   
・今大会はやたらグルーヴ感で笑わせるネタが多かったように感じましたが、その中では1ループ1ループは弱めの部類だったかなと思います。
 でも、「しかし残念、満車なので出なくてはなりません…」とかボンバーマンだったっていう一捻りはかなり良かったです。
   
・面白かったです。設定すごい良い。
 「4軒並んだ寺は強いな!?」みたいな、設定に乗っかった一個上のボケがもっと欲しかったです。
   
・この要素一本で最後までやりきったところが素晴らしいと思いました。
 前半の期待感が高かっただけに、もっと後半バシバシ伏線を回収していく展開を期待してしまった部分もあります。
   
・あえて触れますけどこのタイミングで京都で火事が起こるネタとは・・・。
 投稿は7/7に締め切られているのでもちろん意図したものであるわけはないのですが、本当に作者さんは持っていないというか・・・。
 
 序盤でコントに入って面白くなりそうな雰囲気は感じたのですが、正直火事を引っ張り出してから勢いがなくなってしまったかなという印象です。
 ボンバーマンをやりたかったのかなとは思うし、そこは面白かったんですが、そこに対してかけた行数で考えるとボケが薄まってしまったかなと思いました。
   
・ここ数年の最高傑作が出来たなぁと思って劇場に投稿したら、まさかの超高得点オフエアになったネタです。
 逆に公開されていないのを良いことにこのMM-1にも持ってきました。
 期待通りのご好評をいただいた部分もありつつ、一方で本当にとんでもないタイミングにはなってしまいましたね…
 まだしばらく投稿者としても頑張れそうです。ありがとうございました!
 


X子:第21回MM−1グランプリ、36組の頂点は北に春、南野陽子、いざ参る!が勝ち取りました。本当におめでとうございました!

Y美:また来春開催予定第22回MM−1グランプリでお会いいたしましょう。

XY:ありがとうございました!!


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