arisa:惑星Daydreamです。 kento:よろしくお願いします。 arisa:そろそろ犬でも殺さなきゃと思ってて。 kento:導入から物騒かよ。 arisa:どんな種類の犬を殺すかとか、いろいろ考えなきゃいけない。 kento:そんな義務はない。 arisa:日本人の三大義務。納税、兵役、犬殺し。 kento:三段落ちと見せかけて二個目から間違ってるんだけど。 arisa:日本は徴兵制度を復活させるべき。 kento:議論を呼ぶからやめろ。 arisa:本題に戻るね。犬を殺す上で決めておかなければいけないこと。 kento:本題も本題で広げたくねえな。 arisa:まず犬種。何マンにするか。 kento:もうドーベルマンに決まっちゃってるだろ。 arisa:内面読み男かよ。 kento:内面読み男じゃねえよ。 arisa:ドーベルマンを殺してもチワワより罪の意識が薄い。 kento:ちょっとだけ分かる差別するんじゃねえよ。 arisa:続いて場所。これはもう定番の。 kento:定番あるのかよ。 arisa:もちろん、猫カフェ。 kento:ミスマッチが過ぎるだろ。 arisa:猫を無視して犬を殺す。そこに生まれるカタルシス。 kento:なんだよカタルシスって。なんだよ。 arisa:そして最も大事なのは、誰と、ですよね。 kento:メシ食うときの話じゃねえんだぞ。 arisa:世界中の穀潰しが集まる掲示板で人を募ったんだけど。 kento:世界中の穀潰しが集まる掲示板ってなんだよ。 arisa:収入がある人間特有の文体が全部禁止ワードに指定されてるの。 kento:収入の有無で文体が変わるのかよ。 arisa:収入のある人間は、目の色合いに歪みがない。 kento:文体の話は。 arisa:収入のある人間は、金のためなら衒いもなく生き物を殺せる。 kento:お前は金のためですらないだろ。 arisa:収入のある人間は、収入のない人間のことを見下している。 kento:文体の話しないならもう次行けよ。 arisa:世界中の穀潰しが集まる掲示板には優しい人が沢山いるの。 kento:ぬるま湯に浸かっているんだね。 arisa:本当に優しい。蚊も殺せないぐらい優しい。 kento:じゃあ犬殺しの伴侶には向いてないだろ。 arisa:人間が出来てるっていうのかな。とにかく素晴らしい人たちなの。 kento:潰された穀のことも考えてやれよ。 arisa:そこで犬を殺す人を募ったんだけど、めっちゃ叩かれた。 kento:穀潰しにすらも。 arisa:でもね、一人だけ連絡をくれたの。 kento:穀潰してそう。 arisa:Panasonicの副社長さんでね。 kento:穀潰しとけよ。 arisa:収入の全てを妻ではない女につぎ込んでるから、実質穀潰しなんだって。 kento:穀潰しかよ。 arisa:最近は重役会議にも呼ばれないとか。 kento:何をしているんだよ。 arisa:「才能は枯渇する」って熱弁してた。 kento:熱弁するなよ。 arisa:この人、ビジョンが見えないな、って思いました。 kento:犬殺す人を募ってる穀潰しにすら言われるとはね。 arisa:未来に繋がる犬殺しがしたいの。非建設的な犬殺しはしたくない。 kento:理解できない美学だよ。 arisa:その次は世界中の穀潰しが集まるマッチングサイトに登録してみた。 kento:どこに需要があるんだよ。穀潰しと穀潰しがくっついてどうするんだよ。 arisa:ヒモを飼いたくて穀潰しを装うキャリアウーマンとかが結構いたりするの。 kento:世の中がちょっとしんどく見えてきた。 arisa:そこで私は再会を果たす、あの副社長と。 kento:果たすなよ。大体妻も浮気相手もいるんじゃねえのかよ。 arisa:「性欲は枯渇しない」って熱弁してた。 kento:熱弁するなよ。 arisa:なんか2回寝たら15万貰えた。 kento:犬殺しと別ベクトルの最悪の話やめろよ。 arisa:対象を穀潰しに限らないことにした。 kento:最初からそうしろよ。 arisa:世界中の副社長が集うパーティに潜入した。 kento:なんでオチの読めるところに行っちゃったんだよ。 arisa:初の上流階級のパーティはとても楽しかった。ミシュラン4つ星のシェフの提供する料理はとても美味しかったし、 美女がたくさん居てなんか凄くキラキラしていた。ホリプロスカウトキャラバン特別賞獲ったとか言ってた。 kento:なんかほんのちょっとずつランク低いの嫌だな。 arisa:そこで私は再会を果たす、小学校の同級生と。 kento:小学校の同級生なのかよ。 arisa:小学校の時あたしをいじめてた、同級生。 kento:辛い扉を開けるなよ。 arisa:あたしはすぐに目をつけた。被虐趣味があるということは、犬殺しの才能があるということ。 kento:お前過去とか全然引きずらないのかよ。 arisa:彼も大人になり、なりふり構わず被虐趣味を振りかざす人間ではなくなっていた。 kento:まあ、副社長だしな。 arisa:感情のこもっていない謝罪は鉄の味がした。 kento:急にわかんない比喩で怒りを表現するなよ。 arisa:形式だけの謝罪なんて良いからあたしと一緒に犬を殺せよ。そう言い放った。 kento:パーティ会場でかよ。 arisa:彼は目を輝かせた。 kento:三つ子の魂百までかよ。 arisa:かくしてあたしはパートナーを見つけたのであった。あとは実行に移すだけ。 kento:いじめられっ子がいじめっ子と手を組んでもっと弱い者をいじめる様は、人間の浅ましさを感じさせる。 arisa:因みに実はパーティーにはPanasonicの副社長も来ていた。 kento:待ってたよ。 arisa:彼は誰とも喋らず隅っこの方で大人しくしていた。 kento:熱弁の才能を発揮しろよ。枯渇しない性欲でも可。 arisa:よく躾のできた犬のようで、とても良かった。とっても可愛かったよ。また寝たいな。お金なんかくれなくてもいいよ。 っていうかこっちから連絡してるのになんで連絡くれないの?もしかして奥さんにばれちゃった? この漫才見てたら連絡ちょうだい。ね。ね。 kento:あ、帰ろう。 arisa:惑星Daydreamでした。
藤林:どうも、海洋ブリザードです。よろしくお願いします。 横田:よろしくお願いします。いきなりなんですけど、いつかこのネタもオチというか、終焉を迎えるわけじゃないですか。 藤林:…始まってすぐネタの終わりのこと考える奴があるかよッッ! ちょっといきなりどうしたんですか。猪木だったら間違いなくビンタしてますよ。 横田:でも実際、事実じゃないですか。僕らのネタもそうだし、今回のMM−1グランプリだって同じですよ。 いつかは優勝者が決定してフィナーレを迎えるわけですよ。 藤林:まあまあ、そりゃいつまでも優勝者決めずにじらし続けるとは考えづらいからね。 横田:そして、いつか僕らの人生も終わりを迎えるじゃないですか。 藤林:なんで今そんな切ないこと言う!? このタイムリーな時期にそんな新興宗教教祖感出そうとして大丈夫? 横田:最終的に、この地球もいつかは終わるとされてますからね。 藤林:マジで何の説法の時間!? 徐々に話のスケール広げてるところ申し訳ないけど。 横田:だから、この「終わり」という存在は常につきまとう命題なわけですよ。 それなのに、それなのに! その運命から逃れようとしてる不届き者を見つけてしまったんですよ。 これはまさに運命への冒涜! 宿命への反逆とも言うべき危険分子と言っても過言ではない! 藤林:頼むから怪しいヨガ教室とか開くなよお前。 それで、お前のいう終わらない危険分子って一体何よ? 横田:…3.14って知ってるか? 藤林:…3.14は知ってますよ。知ってるけど…終わらないってそういう意味、なの? 横田:お前、「こいつ、とうとうそれ言いやがった…俺もう知らねぇからな…」みたいな顔すんなよ。 堂々と胸張ってていいんだよ! いつか誰かが言わなきゃいけないことを俺らが言ったってだけのことだろ! 藤林:そんなタブー視されるようなこと言ってないわ!それ以前の問題だよ! ストレートに言うけど、円周率っていうのはあれよ、延々終わらないやつだよ? 横田:終わらないっていうお前の意見もよくわかる。お前は悪くない、お前はまだ洗脳が解けてないだけなんだよ。 藤林:洗脳とかじゃないんだよ! むしろお前が何かに取り憑かれてるだろ! あのな、円周率って超高性能のコンピュータで計算しても未だに終わらないの。 むしろ終わらないもの界隈の象徴みたいなとこあるし。 横田:まあまあ、確かに俺の勇気ある行動がそう簡単に受け入れられるとは自分でも思ってないよ。 だから今日は俺が、最後の数字は何かを暴いてやろうじゃないかと。 藤林:これに関しては勇気とかそういう話じゃ無いと思うんだよな… ありもしない数字予想しても何の生産性もないじゃないですか。別のテーマで話しましょうよ。 横田:いや、わかる。わかるよ、お前も辛いよな。 藤林:何も辛くないわ! 俺のことどう見えてんだよ。 暴くとか言うけど無意味じゃんか。結局存在しないものを暴くって難しいだろと言ってるの。 横田:…さっきからなんでそんな頑なに拒否するんだよ! いつもは「居酒屋の店員やりたい」とか言ったら素直にお客さん役やってくれるじゃんよ! 今日だけかたくなに俺の提案に応じてくれないのは怪しいぞ! 目を覚ませよ! 藤林:むしろお前が目を覚ませよ! 居酒屋店員と円周率の話を一緒にされても困るだろ。 まぁいいや、このままじゃ話も平行線だし、今日はあなたの妄想に付き合ってあげますよ。 横田:やっと素直になってくれたか、ありがとな。 じゃあ早速俺が円周率の最後の数字を暴いていくから、お前はお客さんやって。 藤林:何のお客さんだよ! お前さっきの居酒屋店員の話から引っ張られてんじゃねぇか! 横田:「ちょっとそこの店員さん、小数点以下200桁ちょうだい」みたいなことだろ! 藤林:どういう店なんだよ!挽き肉200gみたいな感覚で200桁売らないだろ! とりあえず横で聞いてるからお前の考えた通り話してみろや! 横田:言われなくとも真相に切り込んでいきますよ! といっても、選択肢は最初から1〜9の9通りしか存在しないわけよ。既にだいぶ絞れてる。 藤林:絞れてるっていうのかなこういうの… 横田:しかも、4と9は縁起が悪いのでこの時点で選択肢から外れます。 藤林:そんな駐車場みたいな理由で勝手に省くなよ! 数学って縁起とかで答え決まるもんじゃないだろ! 横田:いいからいいから。 まず、「1」の場合。 藤林:場合分けしたところで一体それはどうなんだ、という…。 横田:3.14159265……61!! 藤林:………。 横田:………。 藤林:………………。 横田:………………な? 藤林:何がだよ! 何をもっての「な?」なのかわかんねぇよ! 随分余韻を楽しんでたけども! 横田:なんつーかこう、高1の夏に初めて洋楽を聴いた時のような、あれに似た感情だよな。 藤林:湧いてきてねぇよそんな背伸びした男子みたいな感情! あるとすれば怒りだ怒り! この数分が無駄になりつつある事への怒り! 横田:今、実際に数字を口にしてみて、改めて初心に帰るというか、そういう心境に至るなぁ 藤林:気のせいだ気のせい! まず算数の初心に帰れお前は! 横田:まぁとりあえず1で終わるパターンに中々の手応えを感じたところで、「2」の場合を考えてみましょうか。 藤林:手応えとかじゃないんだよな…数学なんだからビシッと答え決まるはずだろ… 横田:3.14159265……62!! 藤林:……。 横田:あーっと、これは…完全に若さが空回っちゃったパターンかな〜 藤林:若さってなんだよ!別に若さゆえとか無いだろ結局数字なんだから! 横田:わかるのよ、とがってセンス出したいのもわかるんだけど、そこじゃないでしょって言いたいね。 藤林:そのちょいウザ評論家やめろお前! なんで最後が2だとセンス出したいんだよ! 横田:でもここから諦めずに続けていけばきっとよくなると思う。 だからこれに懲りずにずっと続けなさい、終わりがないんだよこの世界は。まるで円周率のようにね… 藤林:一人で長々何言ってんだ! よさげな雰囲気でまとめたけども! そもそも円周率に終わりがないとか言っておきながらお前が今まさに終わりの数字探してんじゃねぇか! 破綻してる! 話が! 横田:この調子で「3」の検証に行ってみましょうかね。 藤林:いやマジでこの不毛な検証どこまで続くの? 横田:3.14159265……63!! なるほど…これはね、個人的に結構しっくり来てますよ。 藤林:だからわかんないんだよしっくりとか! そんなニュアンスで決まる事じゃないだろって! 横田:これは具体的なシチュエーションをイメージした方がわかりやすいかもな。 例えばプロポーズする時とか、「僕が円周率を最後の数字まで言えたら、結婚しよう」って言うじゃん? 藤林:どんな約束だよ! そもそも最後の数字無いんだから一生叶うことないだろ! 横田:「3.14159265……63!!結婚しよう」「はい!!!」 藤林:アホ夫婦じゃねぇか! なんで二つ返事でOKなんだよ! 横田:「ほら、給料3.14ヶ月分の指輪」 藤林:誰も欲しくないよそんな円周率にちなんだ指輪! 横田:「僕らの愛は永遠に続くんだ。そう、円周率のように…」 藤林:…だからその永遠をお前が終わらせようとしてたんだろうが! なんなら最後の数字を自分で言ったうえでプロポーズしたんだろ! 今日2度目の破綻だよ! 横田:これが最後「2」だったら上手くいってないからね! 「3.14……62!!結婚しよう」「あーっとこれは…完全に若さが空回っちゃったパターンかな〜」 藤林:さっきのお前じゃねーか! そんな評論家感出してる奥さん嫌だろ! 横田:別のシチュエーションで見ても劇的に違いが出るからね。 他だと…ほら、入院中で手術を受けなきゃ助からないのに嫌がってる子供がいるとするだろ? 藤林:まぁ、ドラマでそういうシーンもよく見るけども。 横田:そこに、子供の憧れであるプロ円周率選手が来てくれるわけよ。 藤林:誰だそいつ! そんな職業あるか! こういうのは大抵スポーツ選手とかに憧れるんだよ! そもそも円周率選手はどうやって3.14で飯食っていくんだよ! 横田:「ほーら、サイン入りの3.14だよ」「わぁ、ありがとう!一生の宝物にする!」 藤林:サイン入りボールみたいなノリで渡したそれは何だよ! 数字の羅列に勝手に名前を書くな!そしてそれを宝物にするな! 横田:「君、手術を受けたくないんだって? じゃあ、僕と約束をしようか。 僕が今から円周率を最後の桁まで全部言えたら、手術を受けるんだよ。」 藤林:言い終わる前に面会時間終われ、もう。 横田:「3.14159265……63!!」「…僕、手術受けます!」 最後が3だからこそ、きっと勇気を与えられると思うんだよ。 藤林:ならねぇよ! なんで最後が3だと勇気もらえるんだよ! 横田:最後が違ったら子供も態度変わるからね。 「3.14……61!」「…あの夏、初めて洋楽を聴いた時のような、あれに似た感情だ…。」 藤林:その洋楽例えのくだりそんなに浸透してんのかよ! 入院中の子供に洋楽の楽しさ教えてどうすんだ! なんで3がそんなに持て囃されてるのか謎のままだよ! 横田:さっきからなんなんだよ、横から全部否定してきて! お前あれか、目の前で最後の数字が暴かれて洗脳が解けるのが怖いのか!? びびってんのか!? 藤林:そんなんじゃないわ! ばかばかしすぎてむしろ呆れ気味だよ! そもそも円周率なんてあれだろ、「π」使っておけば基本どうにかなるもんだろ! 横田:「π」? なんだそれは、まったくもって初耳だが… 藤林:そんな興味深げな感じ出すほどでもないだろ! πも知らずに円周率語ってたんかい。 とにかくπを使っとけば3.14の最後がどうだとか基本考えなくて済むの! 不毛なんだよここまでの話が! 横田:…なるほど、そういうことだったのか! つまり、“3.14159265・・・・・・6π” これが真実か! 藤林:そういう使い方する記号じゃねぇわ! ややこしい数字作るなバカ! …あと1の時からずっと気になってたけどよ、なんで最後の1個前が全部6なんだよ! 6までわかってたら次の数字おのずと導き出せるだろ! 横田:おい、やめとけ! 俺のことはどう言ってくれてもいい、だが6だけは!6だけは責めないであげてくれ! 藤林:なんでそんなに6をかばうんだよ! 6にどんな思い入れがあんだお前。 結局この話に何の説得力もなかったわ! 終わりだよ終わり! 横田:まぁ、円周率の終わりは解き明かせなかったけど、漫才の終わりはこの辺にしておこうか。 藤林:いいかげんにしろ。 横田:…あ、そういえば√2の最後の数字も隠蔽されてるな! 今度はこの真実を… 藤林:今いい感じに終われたとこだろうが! マジでいいかげんにしろ! 二人:どうもありがとうございました。
3人:エバーグリーンですお願いします 井島:僕ちょっと憧れてるお仕事がございまして。それが駅員さんなんですよね。 制服も格好いいですし、やっぱ良い声で「次は〜新宿、新宿です」とか言いたいじゃないですか 安奈:でも大変そうじゃない?電車ってトラブル多そうだし、アンタ痴漢の対処とかちゃんとできるの? 井島:まぁ確かにそれは大変そうですね。最近だと触らない痴漢とかいろいろな痴漢の犯罪が増えてますし。 大崎:じゃあこの場で練習しましょう!僕が痴漢をやりますんで!僕に痴漢をやらせてください! 井島:お前にしか役が割り振られてねえじゃねえか。どんだけ痴漢やりたいんだよ じゃあ僕が駅員やるんで安奈さん被害者で 大崎:・・・・ハァハァハァ・・・ 安奈:ちょっとなんですか!やめてください! 大崎:ハァハァ・・・・イタチ・・・ 安奈:なに?なに?離れてください!警察呼びますよ! 大崎:ハァハァハァ・・・ヨークシャーテリア・・・・ 安奈:なんなんですか!もうずっと何言ってるんですか! ちょっと駅員さん!助けてください! 井島:どうされました? 安奈:この人、痴漢なんです! 大崎:ハァハァハァ・・・スイカ・・・・ 井島:痴漢ですか!? 安奈:ずっとさっきから私の尻を取ってくるんです! 大崎:ハァハァハァ・・・スミレ・・・ 井島:尻を取ってくる?どういうことですか? 安奈:しりとりです!ずっと私の耳元でハァハァ言いながらしりとりしてくるんです! 井島:どういう痴漢!?え!?まず痴漢なんですかこれは!? 安奈:これが俗にいう、触らない痴漢です! 井島:僕の知ってる奴と違うんですけど!ちょっととりあえず嫌がってるんで離れてもらってもいいですか!? 大崎:お姉さん!良い言葉尻してるねぇ! 井島:どういう価値観!? っていうかちょっとやめてもらってもいいですか?あの人嫌がってるんで! 大崎:ハァハァ・・・・・電信柱 井島:誰の尻でもいいんですか!?俺の尻でもいいんか!? 大崎:ハァハァハァ・・・カナブン 井島:「ン」がついても負けじゃねえんか 大崎:ハァハァハァ・・・堅い縄 安奈:もう逮捕してくださいよこんな人 大崎:ハァハァハァ・・・透明な縄 安奈:まだ尻取ってるじゃないこの人もう!ふざけんな! 大崎:ハァハァハァ・・・長い縄 井島:なんなんですかさっきから! 堅い縄だの長い縄だの何で縄に拘るんですか!? 大崎:わかりませんか!?今ぼく、縄で縛られてるんですよぉ!!!! 井島:意味が違うだろ意味がぁ!気持ち悪いマジで警察に突き出すからな! 大崎:ハァハァハァ・・・・なわとび 井島:何で急に縛るのやめて飛び始めたんだよ 安奈:もう警察呼んでくださいお願いします!本当に怖い! 大崎:ハァハァ・・・!委員会! 安奈:いい加減にもう尻取るのやめてよ! 大崎:フフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ!!!!! 井島:きっしょ!!今度は何だよ! 大崎:君、今僕が「いいんかい」って言った後「いい加減に」って言ったよね? 僕の言葉尻、取ってくれたよねぇ!!! 安奈:キャーーーーーーー!!!! 井島:どう生きてきたら培われる性癖なん!? 安奈:もういい加減警察呼んでください! 井島:今呼びましたから安心してください! 安奈:キャーーーーー!!!! 井島:今度はどうされました!? 安奈:私が今「警察呼んでください」って言った後駅員さんが、「今呼びましたから」って 井島:誤解です誤解です!誰もかれもが尻を取ろうとして会話してないんで! あなたもおかしくなってますから落ち着いて 大崎:ねぇねぇお姉さん!ここに桃味のバブリシャスがあるんだけどさぁ こういうお菓子の類のことを一般になんて言う? 安奈:・・・ガ、ガム・・・? 大崎:何味か英語でなんて言う? 安奈:ピーチ・・・? 大崎:こういうお菓子の類のことを一般的になんて言う!? 安奈:なんですか!?だからガムって言ってるじゃないですか! 大崎:あぁもう!そうじゃなくて!お菓子の類の名称だけ言って! 安奈:ひぇっ!ガ、ガム・・・! 大崎:何味か英語で言って! 安奈:ピ、ピーチ・・・ 大崎:もう一回二つの単語を繰り返して! 安奈:え!?なんで・・・ 大崎:もういいからこのお菓子の類の名称は!? 井島:おい語尾を「ム」「チ」「ム」「チ」にしようとすんなや!! 安奈:キャーーーーー!!そういう意味だったの!?本当に気持ち悪い! 大崎:ハァハァハァ・・・だってぇ、触りたいじゃぁん、ムチムチな言葉のお・し・り。 井島:流石にキショすぎるからその想像力を活かしてクリエイティブに死んでくれ! 大崎:あぁもうダメだ興奮が止められないよ!! リンゴ!ゴリラ!ラッパ!パンツ!・・・・ハァハァハァハァハァハァ!!! 井島:もう普通に一人でしりとりしてるだけじゃねえか! 大崎:ああああああああああ言葉尻オナニーきもぢいいいいいいいんんんんん!!!! 井島:きもぢわりいいいいいいいんんんんんんん!!!!! 安奈:もうやだ本当に気持ち悪い!ねぇ、警察はいつ来るんですか!? 大崎:可愛いねぇ君はしかし。 安奈:まだ尻取ってる!いい加減にして! 大崎:手も可愛いねぇ!食べちゃいたい! 安奈:だから気持ち悪いからやめてください! 大崎:良いおっぱいしてるねぇ!揉ませてよ! 井島:もうしりとり以前に普通にセクハラだわ!普通にダメなこと言ってるから! ってかもういいわ!何で駅員やりたいって言っただけでしりとりでオナニーする奴相手にさせられなきゃいけないんだよ! 大崎:ハァハァハァ・・・ヨーグルト 井島:いやもうコント終わり!コント終わったから! 大崎:ハァハァハァ・・・ライオン 安奈:本当にトラウマになるからやめてほしい! 大崎:ハァハァハァ・・・・いい加減にしろ 井島:こっちのセリフだわいい加減にしろ 3人:どうもありがとうございました。
○どうも、こけまみれコオロギです。よろしくお願いします。 ★お前に俺のお願いを聞いてほしい。 ○何?引き受けるかどうかは事によるけど。 ★俺の牛を逃がしてほしい。 ○え、お前の牛を逃がす!? どういうこと? ★ちょっと事情があって牛を逃がしてほしいんや。 ○何の説明にもなってへんわ! お前んちって牧場か何かっけ? ★普通のアパートやわ。 ○牛はどこ? ★アパートにおるで。 ○アパートに牛は住めんやろ。 ★1LDKの「D」におるで。 ○狭っ。 牛って臭くない?苦情とかはないん? ★アパートがペットOKやからお互い様やわ。 わざわざその為に引越したんやから。 ○他を牛が圧倒してるやろ。 そもそもなんで牛なんて飼い始めたん? ★俺だって好きで飼い始めたわけちゃうんや。 ○自らの意思以外で牛を飼い始めることってある? ★俺1ヶ月前に誕生日やったんやけど、親友から「なんか好きなもの奢ったるわ」って言われたから 「腹一杯肉食いたい」って答えたんや。 そして、3日後、この状態や。 ○親友あほ過ぎるやろ! クーリングオフや!クーリングオフ! ★いや、俺も説明不足やった。日本語は難しいと言うことや。 お前も気を付けとかんと牛送られるで。 ○聞いたことない脅しやわ。 その親友、牛なんてよく買ったな。むちゃくちゃ高いやろ。 ★なんか1頭買いは安いらしい。 ○それ焼肉店が安い理由やから!個人で恩恵受けるの無理やから! ★さすがにあんまり高級牛は買えんかったみたいで、N-5ランクらしいわ。 ○N-5て何!? A-5,A-4,A-3…N-5て何!? ★Nの中では最高級ってことや。 ◯あの記号ってCくらいまでちゃうの? ★裏ルートでの仕入れやから内緒な。 ○そんなまずい肉に興味ないから。 ★でもな!でもな!食感は松茸に似てるらしい! ○せめて噛みきれないとかであってくれ。 ★あいつのことを攻めんといて 「Nー5でごめんよ。」って泣いてたし。 ○もっと謝るとこあるやろ!泣くな! 良いやつか悪いやつか分からんな。 ★完全に良いやつなんや。すんごいピュアなだけで。 だからあいつを傷付けへんように逃げられたことにしたいんや。 ○なるほど、お前もピュアの犠牲者ということか。 ★よーし!協力してくれるってことで、さっそく作戦会議やな。 ◯ちょっと待って!まだ引き受けたわけちゃうから! ★お願い!食事の支給はするし! ◯そういう問題ちゃうで。 まぁ、とりあえず話聞くところからにさせて! ★ありがとう。 まずは牛の紹介や。 名前はワーク・ライフ・バランス。年齢は5歳。 ○名付けに「仕事」って単語入ることある? ★体調、よい。 ○日によるやろ。 ★BMI、46.8か46.9 ○そこそんな重要ちゃうから。牛の基準知らんし。 ★好物は人の食ってるカップラーメン。 ◯確かにおいしそうに見えるけど! ★あと、大きな翼と獲物をがっしりと掴む爪と鋭いクチバシと 恐竜のような硬い皮膚とほんの少しの優しさ。 ○!!!! ★は、無い。 ○無いんかい。 ほんの少しの優しさくらいはあってほしかった。 ★以上。 ◯結局得られたのは変な名前っことだけか。 ★次に逃がすルートについて相談したい。 ○玄関からで良いんちゃうの? ★来たときより大きくなってもう玄関からは出せんのや。 ○1ヶ月でデカくなりすぎやろ。 ★来たときでドアサイズぴったりやったからな。 郵便屋さんと一緒になんとか押し込んだ。 ○その郵便屋さんに何か特別手当付けてあげて。 じゃあ窓とかは? ★2階やし、小窓。 ○防犯とおしゃれさがアダとなっている!もはや密室空間やん。 ★ただ1つだけ方法がある。空や。 ○空?屋根破壊する気? ★いや、このアパートは大型動物に対応できるように2階は屋根がないんやで。 ○牛レベルは大家の想定範囲内かい! でも屋根なくても牛が出るのは難しいやろ。 ★207号室の室田さんに協力してもらってほしい。 室田さんの飼っているあの大きな翼と獲物をがっしりと掴む爪と鋭いクチバシと 恐竜のような硬い皮膚とほんの少しの優しさを持つチビちゃんに手伝ってもらうしかない。 ○室田さんどえらいモンスター飼ってるやん。 ワーク・ライフ・バランスくんが持ってないもの全部持ってるし。 あと、絶対でかい。 ★チビちゃんの翼があるから雨風を防げてるみたいなとこはあるな。 ○でか! そんな化け物をどう利用したらええねん。 ★プランとしてはお前がチビちゃんに乗ってロープで俺の家の中に入って、 ワークにロープをかけて吊り上げるイメージ。 ○壮大! ★ただ、ワークはいつもテーブルの下で寝てるから好物でおびき出す必要がある。 ○人の食ってるカップラーメン! ★そう!だからお前にはワークの前でカップラーメンを食ってもらいたい。 ○カップラーメンをお願いされて食うことなんて初めてやわ。てか食事支給ってこれかい! お前んちで作って食えばええんか? ★いや、俺が留守の場合、ワークにもしものことが無いように電気ガス水道は止めてるから無理や。 ○牛中心の生活! 心配し過ぎやろ。 ★親友のことを思うとワークに傷を付けられんわ。 ◯その親友は食べる目的で渡してるけどな! じゃあカップラーメンはどうすればええねん。 ★室田さんちでお湯を入れてからチビちゃんにまたがってほしい。 ○初対面な上に化け物飼ってるやつからお湯借りたくない! そして絶対こぼす! ★後入れのスープはカップの上で温めて、食べる直前に入れてほしい。 ○もはやおいしく食べることを目的にする気ないから。 ★チビちゃんにまたがったらシートベルトを締め、荷物は網棚に置いてほしい。 ○あんの? お湯の入ったカップラーメンは網棚に置くべき? ★あ、搭乗中は飲食禁止な。 ○上で飲食しても良い生き物なんておらんから! ★これで準備万端! と、言いたいところやけど、チビちゃんの飛行能力はバッタと同等。 ○もはやジャンプ!根本的に作戦練り直しやんけ! さっきから無茶苦茶ばっかりで全然進まんけど、なんやかんや言うて ほんまは逃がしたくないんちゃうか? ★そんなわけあるか!あー逃げてほし! ◯嘘つけ!僕なら来た瞬間追い返すわ! 本気で嫌なら1ヶ月も我慢できんやろ! ★う、確かに。いつの間にか愛着が沸いて手放したくなくなってたかもしれん。 出張の時はワークの臭いが恋しくなってた。 ワークが独り暮らしの物寂しさを埋めてくれてたことに今気付かされた。 ○やっぱりか。なんかお前が牛に対する愛情を捨てきれてない感じがしたわ。 じゃあもう逃がす必要はないな。 ★ありがとう。 これからもワークと一緒に電気ガス水道無しで生きていくわ。 ◯ワークライフバランス!!
谷崎:どうも、谷崎と町田で谷町六十九丁目と申します よろしくお願い致します 町田:ちょっと相談がありましてね 谷崎:どないしたん? 町田:デリヘルを呼んでみたいと思ってるんやけど 谷崎:おい話題、おい! 町田:ああ、すんません、みんな見てるってのに 谷崎:気づいてくれたんならええよ 町田:派遣型風俗店を使ってみたいんやけど 谷崎:言い方の問題ちゃうねん かしこまった言い方してもソレはソレやん 町田:ミッドナイト・トラベラーのことなんやけど 谷崎:真夜中の旅行者、いやかっこよくないよ? 何そのスタンド能力みたいな言い回し 町田:俺的にはデイタイム・トラベラーでもええねんけど 谷崎:いや昼から呼ぶ気やん 町田:デイドリーム・ビリーバーやから 谷崎:いっぺん黙ろか? デリヘルを夢として追いかけるのやめてくれへん? 町田:まあもちろん一定のラインは超えへんように相談するつもりや 谷崎:ほんなら聴くだけ聴こか 町田:ああいう店は家に来た女の子が好みと違ったら チェンジ言うて他の女の子と交代してもらえるシステムがあるやろ 谷崎:あるみたいやな 町田:俺な、好みじゃない女の子が来た時に気使って チェンジ言われへんようなると思うねん 谷崎:なるほど 町田:でも決して安くないお金払ってるのに そこで妥協したら俺はベッドの片隅で膝を抱えちゃうわけやん 谷崎:落ち込み方は知らんけども 町田:ベッドの下で斧を抱えちゃうわけやん 谷崎:都市伝説のやつ 町田:ベッドリーム・ビリーバーやから 谷崎:お口もいだろか? 言いたなったらなんでも言うてええんちゃうで? 町田:だから今日はチェンジって言う練習をさせて欲しいねん 谷崎:わかった、ほなちょっと個性的な女の子やったらええねんな 町田:そうそう、ブスな子やってくれたらええねん 谷崎:ハッキリ言うなや! こっちが個性的って気使った言い方してんのに! 町田:あーまだかなー 谷崎:ピンポーン 町田:はーい、ガチャ 谷崎:初めましてー、ふーふーふー! さくらんぼシスターズのふー!ふー! まいにゃんでふー!ふー!ふー! 今日はよろひふお願いしまふー! ふー!ふー! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 谷崎:ふー!ふー! ふー!ふー! ふー!ふー! ふー!ふー! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 谷崎:ふー!ふー! ふー!ふー! ふー!ふー! ふー!ふー! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 谷崎:ふー!ふー! ふー!ふー! ふー!ふー! ふー!ふー! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 汚いとこやけどどうぞ 谷崎:いけてまうなや 町田:でも俺ぽっちゃり好きやし 谷崎:今はチェンジする練習なんやろ? 今のでOK出したら後で膝抱えちゃうよ? 町田:それは嫌や 谷崎:ほな頑張ろうや 町田:ほなもうちょっとヤバい女の子にしてくれへん? もっとチェンジって言いやすい女の子 谷崎:しゃーなしやで 町田:あーまだかなー 谷崎:ピンポーン 町田:はーい、ガチャ 谷崎:やっほーい! さくらんぼシスターズのシドヴィシャ子だよ!! 背中に3LDKの理想の間取りのタトゥーを入れてるし 体中に1000個ピアスつけてるの! よろしくねー!!!!!! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 谷崎:3LDKのタトゥーには風水で金運が良くなる位置にピアスつけてるんだ! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 谷崎:飛行機に乗る時は保安検査で一回全部ピアス外してるんだよ! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 夜中やから静かにあがってな 谷崎:いけてまうなて! 町田:俺パンク好きやし 谷崎:やとしてもやろ あとパンク好きやったらチェンジぐらい言える気概もっとけよ 町田:なんか俺、お前のこと相方として尊敬してるから ちょっとヤバイ女の子演じられたぐらいじゃ、嫌いになられへんねんな 谷崎:絶対褒めるタイミング間違ってるで? 町田:もっとヤバイ女の子で来てくれや 谷崎:めんどくさいな 町田:まだかなー 谷崎:ボカーーーーーン!!! 町田:はーい、ガチャ 谷崎:はじめまして、こんばんみ!! さくらんぼシスターズから来たドア爆破山ビビる大木さん大好きっ子だよ! ドアを爆破するプレイが大好きなの! 今一番爆破したいドアはビビる大木の家のドアだよ! よろしくねー!!!!!! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 谷崎:あたしドア爆破以外のプレイはNGだから、基本一人でしてね! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ お風呂場のドア、やっちゃおっか!? 谷崎:脳死んどんけ!? 町田:俺もビビる大木さん好きやし 谷崎:お前一個のプラスで他のマイナスカバーしすぎやねんて! 町田:でも一個でも良い面を見つければ、それで苦手な人との人間関係も上手くいくやん! 俺はそれを新社会人に伝えたいねん! 谷崎:そんなもんクソアカウント作ってツイッターでせぇ! 今そんなメッセージ性いらんねん! ・・・ あとお前・・・・ なんで徐々に考える時間短かなっとんねん!!!!! ヤバイ奴ほど迷えや!!!! 町田:俺頑張るからもう一回だけチャンスくれ! 谷崎:ほなもう飛び切りヤバイ奴するからとっととチェンジ言え! 町田:わかった!病気の子供たちの為にも、俺絶対チェンジって言う!!! 谷崎:お前がチェンジ言うたとこで病気の子供が手術受ける勇気でるかー!!! 町田:あーまだかなー 谷崎:ワンワーン 町田:はーい、ガチャ 谷崎:ワンワンワン! ワンワンワン! 浄土真宗スーパードッグスから来た、犬です! しかもオスだよワンワンワン! よろしくね! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 谷崎:ワンワンワン! ワンワンワン! プードルのくせにめちゃくちゃデカいキモい品種だよ! ワンワンワン! ワンワンワン! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 谷崎:ワンワンワン! ワンワンワン! よだれが毎秒2リットル垂れてるよ ワンワンワン! ワンワンワン! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 谷崎:ワンワンワン! ワンワンワン! オレンジとエメラルドグリーンの縞々模様だよ! ワンワンワン! ワンワンワン! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ 谷崎:ワンワンワン! ワンワンワン! タイムスリップしたキリスト教ミラクルキャッツに僕の親を殺されかけているから 下半身から徐々に透けてきているよ! ワンワンワン! ワンワンワン! 町田:・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ チェンジ 谷崎:おー、やっと言えたやん 町田:ウチのマンション、ペットあかんねん 谷崎:いやプレイ相手の基準としてはいけてたんかい! もうええわ
木工用:ウニが好きです ボンド:あー、ウニおいしいよね 木工用:どんぐらいウニが好きかというとね ボンド:お、どんぐらい好きか言ったげて 木工用:ウニがすごい好きです ボンド:こいつウニすげえ好きなんです!!! 木工用:すごい好きだからね、ウニ料理専門店なんか開いてみたいと思うの ボンド:ほう、面白そうじゃん 木工用:ちょっとお店の雰囲気やってみるからお客さんとして入ってきて ボンド:いいよー 木工用:いらっしゃいませー、ウニ料理専門店「ウニ」です ボンド:あ!分かりやすい! 木工用:どうぞ、こちらお掛けになってください ボンド:ああ、丁寧にありがとうございます 木工用:ウニの殻でできたイスです ボンド:あ!とても痛い! 木工用:普通のイスもあります ボンド:そっちがいいです! 木工用:かしこまりました、それでは料理をご用意いたしますので少々お待ちくださいませ ボンド:食べ終わったら外科に行こう! 木工用:お待たせいたしました。本日はウニ料理のフルコースをご用意しております ボンド:いやー、すごく楽しみ! 木工用:まずはこちら、ウニのお刺身でございます ボンド:お、定番ですね 木工用:今回特別に、お皿にたっぷり盛らせていただきました ボンド:わー、贅沢ですね! 木工用:こちらわさび醤油でお召し上がりください ボンド:わさび醤油とこんなに相性のいいもの、他には様々な魚介類くらいしかないですね! パクッ。うーん、おいしいです! 木工用:続きましてこちら、ウニのメッターでございます ボンド:ほう、メッター。どういう意味ですか? 木工用:これはフランス語で「包み込む」という意味でございます ボンド:はー、なるほど!オシャレですね! 木工用:ですので、ウニをウニで包んだ料理でございます ボンド:あーーーーーーー、多めのウニですね!ウニをウニで包んでるんで、多めのウニですね! 木工用:こちらわさび醤油でお召し上がりください ボンド:わさび醤油とこんなに相性のいいもの、他には様々な魚介類くらいしかないですね! パクッ。うーん、おいしいです! 木工用:続きましてこちら、ウニのバイリーゲンでございます ボンド:これも聞いたことないですね。どういう意味ですか? 木工用:これはドイツ語で「添える」という意味でございます ボンド:はー、なるほど!ん? 木工用:ですので、ウニにウニを添えた料理でございます ボンド:多めのウニだよ!!!!!さっきから多めのウニしか出てきてねえよ!! ボキャブラリーで誤魔化してんじゃねえぞ!! 木工用:こちらわさび醤油でお召し上がりください ボンド:味付けワンパターンだな!!鼻ツーンとして仕方ないわ!!!! 木工用:続きましてこちら、ア ロット オブ ウニです ボンド:多めのウニだよ!!!!さすがに分かるわ!! 木工用:こちらそのままでお召し上がりください ボンド:ここに来て素材の味で勝負すんなよ!!!もう舌にわさび醤油が染みついてるよ!!!! 木工用:続きましてこちら、ウニクリームパスタでございます ボンド:お、そういうのそういうの!ウニの可能性ちゃんと引き出してんじゃん 木工用:今回パスタの代わりに、ウニをところてん状にしたものを使用しております ボンド:多めのウニだよ!!!!結果多めのウニだよ!!!ウニにとろっとしたウニがかかってるだけだよ!! 木工用:わさび醤油でお召し上がりください ボンド:ウニのクリームがかかってるというのに!!ウニのクリームで勝負してくれ!!! 木工用:続きましてこちら、ウニの4段重ねでございます ボンド:多めのウニだよ!!!!ウニを4つ重ねたらそれは多めのウニだよ!!!! 木工用:続きましてこちら、お皿の縁にウニを一周させたものです ボンド:多めのウニだよ!!!!お皿の縁にウニを一周させたらそれは多めのウニだよ!!!! 木工用:続きましてこちら、多めのウニです ボンド:多めのウニだよ!!!!「多めのウニだよ」だよ!!!! 木工用:続きましてこちら、ウニ多めです ボンド:だよだよ!!!!『「多めのウニだよ」だよ』略して、「だよだよ」、だよ!!!! 木工用:続きましてこちら、ウニ ウニ味 増量 です ボンド:だよだよ!!!!だよだよだよ!!!!!! 木工用:続きましてこちら、ウニ2kgです ボンド:だよだよだよ!!!!だよだよだよだよ!!!!!! 木工用:続きましてこちら、ウニ2.1kgです ボンド:だよだよだよだよ!!!!だよだよだよだよだよ!!!!!! 木工用:続きましてこちら、ウニ2.11kgです ボンド:お前いい加減にしろよ!!!!!!!!これ以上ツッコミの形骸化を進行させるんじゃねえよ!! 木工用:少しウニが多かったですかね ボンド:少しどころじゃねえよ! 木工用:箸休めにこちらどうぞ ボンド:なんですかこれ 木工用:ウニ1個です ボンド:少なめのウニだよ!!!!多めのウニがいっぱい出たところに少なめのウニが加わったら、結果多めのウニだよ!!!! だよだよだよだよだよだよ!!!!!!! 木工用:こちらどうぞ、ちっちゃいウニです ボンド:少なめのウニだよ!!!!多めのウニがいっぱい出たところに少なめのウニが加わったら、結果多めのウニだよ!!!! だよだよだよだよだよだよだよ!!!!!!! 木工用:こちらどうぞ、ウニ ウニ味 減量 です ボンド:少なめのウニだよ!!!!多めのウニがいっぱい出たところに少なめのウニが加わったら、結果多めのウニだよ!!!! だよだよだよだよだよだよだよだよ!!!!!!! 木工用:こちらどうぞ、お冷です ボンド:あ、ありがとうございます・・・ 木工用:ウニでできてます ボンド:ウニだよ!!!!多めのウニがいっぱい出たところにウニが加わったら、結果多めのウニだよ!!!! だよだよだよだよだよだよだよだよだよ!!!!!!! 木工用:こちらどうぞ、何もないです ボンド:何もないだよ!!!!多めのウニがいっぱい出たところに何もないが加わったら、結果多めのウニだよ!!!! だよだよだよだよだよだよだよだよだよだよ!!!!!!! 木工用:こちらどうぞ、×0です ボンド:×0だよ!!!!多めのウニがいっぱい出たところに0を掛けたら、結果0だよ!!!! ・・・0じゃん!!!!! 木工用:0になりました ボンド:おい!!!!!!!今まで積み上げてきた「だよ」返せよ!!!! 木工用:こちらどうぞ、多めの「だよ」です ボンド:多めの「だよ」だよ!!!!0に多めの「だよ」が加わったら、結果多めの「だよ」だよ!!!! だよだよだよだよだよだよだよだよだよだよだよだよだよだよ!!!!!! 木工用:「だよ」が返ってきて良かったですね ボンド:良かったです!!!! 木工用:最後にこちらどうぞ ボンド:なんですか! 木工用:外科の案内状です ボンド:いってきまーーーーす!!!!!
岡井: 非可逆劇場です。お願いします。 今日のお客さんはべっぴんさんが多いですね。 平岡: すごいベタな入り方だろ。 岡井: 右からべっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: いやいや、3人目飛ばせよ。3人目ブスでいろよ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: いつ飛ばすんだよ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: それは、美人美人ブス美人のときしか使えないボケだから。 美人美人美人美人のフォーカードじゃ無理だから。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: ブスはよ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: てか美人多くね? アイドルグループですら、1人はブスいるぞ。 担当カラー黄色系の明るいブスがいるぞ? 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 美人多すぎだって。 東京ガールズコレクションかよ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: あまりの美人の多さに酔ってきたよ。美人酔いだよ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 美人はもう飽きたよ。美人は3日で飽きるって言うけど、俺は1分でもう飽きたよ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。1人飛ばして、べっぴんさん。 平岡: ナイスブス!!!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 64人目で急にブスが飛び出したな。ホラー映画のオバケかよってくらい急に飛び出したもんな。 まぁ、オバケみたいな顔もしてますけどね。右から64人目のブス、ナイスブスです。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: また、美人ルーティーンかよ。ただ、ブスがいると分かっただけで気持ち楽。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。上戸彩似のべっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 美人の中でも選りすぐりの美人じゃねえか。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。普通。普通。普通。べっぴんさん。普通。 平岡: いや、ブスでも美人でも無い中途半端なやつはここに来るなよ。 普通のやつはお笑い見るな。バカ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。普通。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。普通。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: ここに来て普通が増えすぎだろ。むしろ前半美人しかいなかったの凄えな。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。黒幕。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 何だ黒幕って。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。おじさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 女性専用車両に迷い混んだやつかよ。お前痴漢で捕まるぞ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 1列目終わったんで、次2列目いきますね。 平岡: 2列目いくの!? まだ続くの!? 岡井: 右からべっぴんさん。 次、3列目いきますね。 平岡: 2列目1人!! 1列目126人に対して2列目1人!! Excelしかできないだろ!! この会場はどういう仕組みになってるんだよ。 岡井: 右からべっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: ブスはよ。美人はもういらねえんだよ。 あと1列に126人って多くないですか? どういう会場なんだよ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: ブスいねえな。ブス来いや。 ブス待ち長くないですか? 岡井: べっぴんさん。ブス。べっぴんさん。 平岡: ナイスブ…… 飛ばせや!!!! ブスを飛ばすボケだろうが!! 飛ばさないブスはただのブスだよ!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 美人に囲まれたブスってどんな気持ちなんですかね。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。上戸彩似のブス。べっぴんさん。 平岡: ブスの新ジャンルが!! 見たこと無いよ!! 四次元ブスだね!! あとブス飛ばせよ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 3列目終わり! 4列目飛ばして5列目 平岡: 4列目ブスしかいない!! ブスと美人のバランス悪すぎだろ。 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。いもむし。べっぴんさん。べっぴんさん。いもむし。 平岡: 虫!? ここに来ての虫!? 岡井: べっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。 一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。 一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。 一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。 平岡: ブスと美人のミルフィーユ! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。母親。べっぴんさん。 平岡: 岡井さんの実の母が美人に囲まれとる! おばさんこんにちわ。いつもお世話になっております。 岡井: あとは全員べっぴんさん。 平岡: 最後適当! やっと漫才本編に入れますよ。 岡井: 突然なんですけどやりたいことがありまして、 客を1列目から順に美人とブスに分類して、ブスを飛ばしたいので、ここでやってみますね。 平岡: 待て。 岡井: 1列目右からべっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: まさかの2周目!! これは耐えられん!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 待てよ!! こんなの無理だって!! 前代未聞だよ!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: マジで無理だって!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。一人飛ばしてべっぴんさん。 平岡: ナァァァァァイスブス!!!!!!! 64人目は安定のブス!!!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。空席。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。空席。 平岡: 空席!? 漫才の途中で帰ったのかぁぁぁぁ!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。上戸彩似の空席。べっぴんさん。 平岡: 上戸彩似の面影が残っとるんかい!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。空席。空席。空席。べっぴんさん。空席。 べっぴんさん。べっぴんさん。空席。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。空席。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: お笑い見るなって言ったから普通のやつ全員帰った!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。黒幕。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: さっきからいる黒幕は何なんだぁぁぁぁぁ!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。おじさんと両隣の警察。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 言った通りにお前は痴漢で捕まった!! バカじじいめぇぇぇ!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 1列目終わったので次2列目。 右からべっぴんさん。べっぴんさん。2列目終わったので、 平岡: 2列目1人増えてるぅぅぅぅ!! 怖いぃぃぃぃ!! 岡井: 次3列目。 右からべっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 3列目序盤の何もない時間帯ぃぃぃぃ!!!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。 平岡: 3列目ってこんなにも何も起きなかったっけよ!!!! ブスまだかよ!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。上戸彩似のべっぴんさん。べっぴんさん。 3列目終わり。 平岡: この短時間で3列目のブスが整形して美人になってるぅぅぅぅ!! おい!! 4次元ブスはどこいったぁぁぁぁ!!!! 岡井: 4列目飛ばして5列目。 平岡: 安定のブス列!!!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。蝶。べっぴんさん。べっぴんさん。蝶。 平岡: この短時間でいもむしがサナギを越えて孵化してるぅぅぅぅ!! 岡井: 空席。一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。 一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。 一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。 一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。一人飛ばして空席。 平岡: ミルフィーユの美人が帰ったぁぁぁぁ!! ブスフィーバータイムぅぅぅぅ!! 岡井: べっぴんさん。べっぴんさん。べっぴんさん。倒れた母親と両隣の警察。 平岡: 何があったぁぁぁぁ!! 大丈夫かおばさんんんんんん!! 岡井: スナイパーのべっぴんさん。 平岡: お前が撃ったんだろぉぉぉぉ!! さっきはただの美人かと思ったが、人は見た目に寄らないのかぁぁぁぁ!? いや、黒幕ぅぅぅぅぅぅ!!!! きっと、あいつが元凶だぁぁぁぁぁ!!!! 岡井: あとはスナイパーのべっぴんさん。 平岡: スナイパーが飽和しとる!!!! 依頼の需要と供給があってないだろ!!!! 岡井: これ楽しかったんで、もう1周していいですか? 平岡: もう見てらんない!! もういいよ!! どうもありがとうございました。
碓氷:絶対に売れるゲームを考えてきた。聞け。 市河:ずいぶんと直球な導入だなァ! ま、お前のそういうとこ嫌いじゃないけどな。 碓氷:喜べ、市河の好きなギャルゲーだぞ。 市河:別に好きじゃねーよ。ゲームで彼女作んのはパワプロのサクセスくらいだ。 碓氷:タイトルは「ワクワク漫才部」。 市河:お、なんかファニーな匂いがすんぞ。 碓氷:高校生の主人公が幼馴染の誘いで漫才部に入って、女子部員たちとの学園生活を満喫しつつ、 最終的には部員の誰かとコンビを組みM-1優勝を目指す育成型恋愛シミュレーションゲームだ。 市河:目標だけ一丁前だなコノヤロー。 碓氷:肝心の部員紹介だが、漫才部は主人公を除くと3人だ。 市河:ほう。 碓氷:まず一人目、「前橋 なつき(16歳)」 市河:……おう。 碓氷:私立あかつき大学附属高校の2年生。 主人公の幼馴染であり、天真爛漫な性格でクラスの人気者。 食べる事が大好きだけど、料理はちょっぴり不得意。 市河:まあ、よくいるヒロイン枠ってコじゃね? 碓氷:漫才部の副部長で、帰宅部だった主人公を部に招き入れた張本人。 元気と思い切りのいいツッコミが持ち味だが、「ヤベーじゃねえか!」しか喋れない。 市河:致命的じゃねえかそれ! ツッコミとしては汎用性ありそうだけど、漫才はできねーよ!! 碓氷:二人目、「宇都宮 玲嘉(38歳)」 私立あかつき大学附属高校の3年生。 市河:オイ年齢。オイ年齢! なんか時空を超越してんぞ! 碓氷:学園のオーバーエイジ枠として20年間高校3年生でいる主人公の先輩。 今年ついに同級生の子供と同じクラスになった。 市河:なんだそのサッカーの国際大会みてーな制度は!! 早く卒業させてやれよ! 碓氷:クールな性格と近寄りがたいオーラのせいでクラスでは孤立した存在。 一方、漫才部では部長として部員をまとめるお姉さん的存在として好かれている。 市河:ここだけ聞くと、ありがちな先輩枠って感じなんだけどなー。 碓氷:そして三人目、「水戸 詩緒里(15歳)」 市河:お、3人の苗字が北関東だな。わかりやすい。 碓氷:私立あかつき大学附属高校の1年生。 日本生まれイギリス育ちの帰国子女で、主人公の後輩。 元々物静かで人見知りする性格だったが、漫才部への入部を期に少しずつ殻を破ろうと模索している。 市河:あ、オレこのコ推すわ。一番いいコそう。 碓氷:漫才部では一番年下ながら、その実力は他2人も一目置くポテンシャルを秘めている。 客席に石灰を撒いたり、舞台上でナイフを出して自分の皮膚を切り裂いたりと破天荒なパワースタイルが武器で、 過去に出演したライブは一度の完走を除き、全て強制終了を食らっている。 市河:扱いづれえええ!! 撤回だわ、こういうヤツが一番扱いに困るっつーの!! 碓氷:ちなみに、Dの86。 市河:…………悩ましい設定つけんなよ。ちょっと評価回復しちゃうじゃねーか。 碓氷:―――という事で、以上がキャラ紹介だ。 市河:いや、もう……言いたい事は山ほどあるんだが、言っちゃいけない事は山脈ほどある。 碓氷:OK。じゃあお前主人公でゲームスタートな。 市河:スタートと言われても何をどうすれば。 【サウンド】 ⇒ステレオ モノラル VOICE;■■■■■−−−−− B G M;■■■■■−−−−− S E;■■■■■−−−−− 【文章】 文字速度;はやい ⇒ふつう おそい フォント;おっきい ⇒ふつう ちっちゃい 【その他】 モザイク;⇒あり うすめ なし 市河:誰がゲーム始める前にオプションいじる派とか言ったよ!!! いいよ全部デフォで! 碓氷:『今日で入部して一ヶ月。そろそろ部の雰囲気にも慣れて頃だし、誰と組むか決めようかな。』 市河:……ああ、オレのセリフか。唐突に始まったからわかんねーや。 碓氷:『幼馴染の前橋が一番気が合うけど、「ヤベーじゃねえか!」しか喋れないからネタ作るが大変そうだ…。 宇都宮部長なら経験豊富だから漫才での心配は無いけど、38歳独身女と組むのは何かと重いし…。 水戸は水戸で、この間漫才中に興奮してマイクスタンドへし折ってたしなあ…。』 市河:全員どうしようもねえなあ!! バカとババアとサイコパスて! つーかゲームスタートのわりにまあまあ中盤ぽくねーかコレ。 碓氷:『……考えても一人に決められない。でも、次のライブまで時間も無い。 よし。とりあえず、今日部室で最初に話した人と試しに組んでみよう。 目の前の偶然に運命を託し、意を決して部室の扉を開ける。』 『宇都宮■■■■■:はああああああああ(殴り合い) 前橋■■■■■:ヤベーじゃねえかあああ(殴り合い)』 碓氷:『部室に入ると、宇都宮と前橋が殴り合いのケンカをしていた。』 市河:待て待て待て待て!! ノーバイオレンス!ノーバイオレンス! 初回の初球からビーンボール放るんじゃねえ! 『 前橋■■■■■:→(長押し)+B(フライングボディープレス) 宇都宮■■■■■:L1(両腕でガード)』 碓氷:『あれ? ぼくプロレス部の部室に入っちゃったかな?』 市河:のんきにボケてる場合かよ! いいから早く止めろよ!! 碓氷:『どちらに加勢しますか? 宇都宮 前橋 』 市河:だから止めろっつーの! 『宇都宮■■■■■:→(タメ)↑+B(サマーソルトキック) 前橋■■:ヤベーヤベー!ヤベっ……ヤベッ!、ヤベーじゃねえか!!(血)』 碓氷:『どちらに加勢しますか? 宇都宮 前橋 』 市河:あーもー!じゃー前橋! 弱ってる方を助けるに決まってんだろ! なんかライフゲージみたいなの減ってるし。 ||| 宇都宮 宇 都宮 宇都宮宇都 橋前橋 前橋前橋前 前橋前 橋前橋前橋 橋前橋 前橋前橋前 市河:は!?!?!? 碓氷:『宇都宮部長の攻撃をふせげ!』 市河:ゲームが違うんだが!? さっきとゲームが違うんだが!? ||| 宇 都 宇 宮 都宮 宇都宮宇都 橋前橋 前橋前橋前 前橋前 橋前橋前橋 橋前橋 前橋前橋前 碓氷:『宇都宮部長の攻撃をふせげ!』 市河:落ちものパズルゲームで何をどうふせげっつーんだよバカ!! 配置的にテトリスじゃねーか!! 『 前 :ヤベーーーーー!!!』 | 宇 | 都宮 |宇都宮宇都 橋前橋宇前橋前橋前 前橋前都橋前橋前橋 橋前橋宮前橋前橋前 『 前 :ヤ……』 宇 都宮 宇都宮宇都 碓氷:『漫才部の部員が3人になってしまった。』 市河:まえばしいいいいいいいいいいいい!! ああ……バカな事を除けば一番親しみのある部員だったのに……。 『宇都宮:…………あら。市河君、いたの? 来たなら挨拶くらいしなさいよ、もう。 それより、次のライブは来週よ? もう”どっち”と組むか決めたの? …………その様子じゃ、まだ悩んでるようね。 でも、ネタ作りや稽古の時間を考えたら、そろそろ決めないとダメよ? ねえ? 試しに、私と……漫才してみない?』 碓氷:『宇都宮とコンビを組みますか? はい いいえ 』 市河:ヤダアアアアア!!! ぜってーヤダ!! 部員を殺……、いや、消……? とにかく部員を消したやつとなんか組みたくねーよ!! いいえだこんなもん! いいえしかありえねえ!! 宇都宮:『…………その様子じゃ、まだ悩んでるようね。 でも、ネタ作りや稽古の時間を考えたら、そろそろ決めないとダメよ? ねえ? 試しに、私と……漫才してみない?』 『碓氷:宇都宮とコンビを組みますか? はい いいえ 』 市河:しつけーなテメー!! そんなボケでもねー台詞繰り返したところでつまんねーんだよ! だからいいえだって言って…… 待って。 碓氷、お前、なんで…… 『』 の 中 に い る ん だ ? ? 宇都宮:あー、気づかれちゃったかー。 ま、もう入れ替えは終わったから、今更遅いんだけどね。 市河:い、入れ替えって、どういう事だよ……。碓氷はどこだよ。 宇都宮:簡単な話よ。貴方のいるMM-1の世界も、私のいたゲーム世界も、文章上は同じ世界線。ただの空想。 ネタも演者も、書き手のさじ加減ひとつでいくらでも自在に変えられる、脆い世界。 市河:……簡単な話か、それ? 宇都宮:ほら、今大会だって漫才師としてありえない相方が何人、いや、何体いた? 現実では絶対に演じられない表現や展開を取り入れた漫才をしたコンビが何組いた? MM-1の漫才は、一般的な”漫才”と違うのよ。 20回の歴史の中で独自の進化を遂げた、いわばMM-1漫才。 第1回から出てる貴方ならこの変遷を肌で感じてるはずよ。 テキスト上で漫才の体を成していればなんでもあり。それが今のMM-1のデファクトスタンダード。 だから、相方の入れ替えくらい驚く程のことではないわ。 ……長文とはいえ、長文が過ぎたわね。 さあ、漫才の続きをしましょうか。 市河:あ、すまん。途中からおっぱいのこと考えてたから聞いてねえ。 宇都宮:ファッキン! スケベな妄想で現実逃避してんじゃないわよ。 …………いいわ。バカな貴方のためにもう一度説明してあげる。 相方の入れ替え・変更なんて本質的には何の意味の無い事なの。 本体はネタ。私たちはネタにおいて発言者を区別するためのただの記号。ボケとツッコミ。AとB。 そういう機械的な存在。 だからAという存在がCに替わったところで、何も関係無い。わかるでしょ? 市河:は? AがCになったら相当変わるだろ! 見た目とか触り心地とか!! 宇都宮:ズレたツッコミしてんじゃねーよ三流の芸人が!! ったく……、アンタのレベルに合わせてたら無駄に疲れるわ……。 それより、絶対に売れるゲームを考えてきたわ。聞きなさい。 市河:絶対に売れるゲームなんてあるわけねーだろいい加減にしろ!どうもありがとうございましたー! 宇都宮:即落ち2行漫才にしてんじゃねーよ踏み潰すぞクソ虫が! 市河:……いいか、その雑でエゴくて上から目線でクッソムカつく導入は碓氷だから許せるセリフだ。 あいつ以外に言われて漫才始めんのは相方のオレが認めねー!! 宇都宮:…………あっそ。 もういいわ。アンタも要らない。 要らない。 消す。 二度と長文の舞台に立てないよう存在を抹消する。 碓氷と同じ、『ワクワク漫才部』の中で終わらない一生を生きなさい。 市河:おいおい、冗談はやめろよ……。 宇都宮:漫才で冗談言って悪いかしら? 心配しないで。時間はかからないわ。 きっと次のセリフには、 もう『』がついてるから ???:一人で行かないでくださいよ〜〜〜!! 忘れちゃだめですよ……宇都宮部長ォ!! 宇都宮:そ、その声…… 市河:なんだなんだ!? 水戸:ヒャッハアアアアアアアアアアア 宇都宮:うそ!?!? どうしてお前が……!! 水戸:一人じゃ漫才できないじゃないですか〜! あたしもついてきますよ部長ォ〜!!! あはははは! This! Is! The! Painkillerrrrrrrrrrrr!! 【コンプラ】!【コンプラ】!【コンプラ】!!!(コンプラ) 宇都宮:バカ!!あ゙ッ……【コンプラ】!! どう……して!? 【コンプラ】は【コンプラ】で【コンプラ】してな…ガッ!!(コンプラ) 市河:た、助かった…………モザイクありの設定にしてよかった…… そうか……書き手の、さじ加減で……、いかにも規制まっしぐらな行為が…… こうして法令遵守された安全な行為に見えてしまうのか……。 『宇都宮:【コンプラ】…………【コンプラ】アアアアアアアアア!!!(コンプラ)』 『 水戸:…………解散なんて一生させませんからね、部長。(コンプラ)』 ―――ボケとツッコミ。それを区別する2つの名前は宇都宮の言う通り、ただの記号、AとBでしかないかもしれない。 きっと、別の誰かが同じネタをやっても、そのネタのおもしろさは変わらないかもしれない。 だけど、それでもオレらはオレらだ。 AはAだ。BはBだ。 碓氷は碓氷だ。市河は市河だ。 2人にしかできない漫才が、ある。 2人だからできる漫才が、ある! オレらに替わりなんかいないんだ――― 碓氷:絶対に売れるゲームを考えてきた。聞け。 市河:ずいぶんと直球な導入だなァ! ま、お前のそういうとこ大好きだけどな。 碓氷:…………キモ。
┏━┓ ┃ ┃棒人間と、 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「カギカッコさんです。よろしくお願いします。」 ┏┻┓ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃厚切りジェイソンじゃないですよ。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「分かってますよ。」 ┏┻┓ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃突然ですが、医者と患者のコントがしたいです。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「いいですね。」 ┏┻┓ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃僕が患者をやるので、カギカッコさんは医者をお願いします。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「分かりました。」 ┏┻┓ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃先生、なんだか体が熱っぽいです。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「風邪薬出しておきますね。」 ┏┻┓ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃先生、右膝が腫れてしまいました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「湿布薬出しておきますね。」 ●┻┓ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃先生、右脚が分裂してしまいました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「なんてこったい。」 ┏━┳┻┓ ┃ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃左脚も分裂しました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「バランスが取れてよかったですね。」 ┏━┳┻┳━┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃先生、右脚がすくすくと育ちました。歩きづらいです・・・。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「切り落としましょう。」 ┏━┳┻┳━┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃左脚も育ちました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳┻┳━┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 「また切り落としますね。」 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃今度は両脚ともに伸びてきました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳┻┳━┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 「キリがないですね・・・。」 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃高いレベルでバランスが取れてきました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳┻┳━┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 「もうこのままでいいんじゃないでしょうか。」 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃息子も育ちました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳╋┳━┓ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ 「モテ期到来ですね。」 ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃先生、右脚が個性を出し始めました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳╋┳━┓ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃┏┛┃┃ ┃ ┃┃ ┃┃ ┃ 「アイロンかけときましょうか。」 ┃┗┓┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃┏┛┃┃ ┃ ┃┃ ┃┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃左脚が対抗心を燃やし始めました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳╋┳━┓ ┃ ┃┃┗┓┃ ┃┏┛┃ ┃┃ ┃┃ ┃┏┛┃ 「しょうがない子ですね。」 ┃┗┓┃┗┓┃ ┃ ┃┃ ┃┃ ┃ ┃┃ ┃┃ ┃┏┛┃┏┛┃ ┃┃ ┃┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃絡まっちゃいました・・・。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳╋┳━┓ ┃ ┃┃┗┓┃ ┃┏┛┃ ┃┃ ┃┃┏╋━┛┃ 「あらら・・・。とりあえず引っ張りましょう。」 ┃┗╋╋┓ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃┏╋╋┛ ┃ ┃┃┗╋┓ ┃ ┏━┓ ┃ ┃先生、脚が腫れてきました。痛いです。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳╋┳━┓ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ 「無理に引っ張ったせいでしょうか・・・。」 ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ●┃● ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃腫れがひどくなってきました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳╋┳━┓ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ 「だんご三兄弟になっちゃいましたね。」 ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ●┃┃ ┃ ┃ ●┃┃ ┃ ┃ ●┃● ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃だんご三兄弟が双子になりました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳╋┳━┓ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ 「ややこしいですね。」 ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ●┃● ┃ ┃ ●┃● ┃ ┃ ●┃● ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃三兄弟の三兄弟が三兄弟になりました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏━┳╋┳━┓ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ●●● ┃ ┃ ●●● ┃ ┃ ●●● ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ 「『三兄弟』がゲシュタルト崩壊しそうです・・・。1回全部切り落としましょう。」 ┃ ●●● ┃ ┃ ●●● ┃ ┃ ●●● ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┃ ●●● ┃ ┃ ●●● ┃ ┃ ●●● ┃ ┃ ┃┃┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃スッキリしました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「二足歩行の幸せを噛み締めてください。」 ┏┻┓ ┃ ┃ ┏━┓ ┃ ┃先生、右脚が右脚になりました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「ちょっと何言ってるのか分かんないです。」 ┏┻┓ 右 ┃ 脚 ┏━┓ ┃ ┃左脚も左脚になりました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「日本語って難しいですね。」 ┏┻┓ 右 左 脚 脚 ┏━┓ ┃ ┃分裂しました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「忘れた頃に・・・。」 ┏━┳┻┳━┓ 右 右 左 左 脚 脚 脚 脚 ┏━┓ ┃ ┃先生、下半身でトーナメントが始まりました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「なんだこれ。」 ┏━━━┻━━━┓ ┏━┻━┓ ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ 右 左 右 右 左 左 右 左 脚 脚 脚 脚 脚 脚 脚 脚 ┏━┓ ┃ ┃1回戦が終了しました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「ちゃんと左右揃うといいですね。」 ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ 左 右 左 右 脚 脚 脚 脚 ┏━┓ ┃ ┃左だけ勝ち上がりました・・・。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「ご愁傷さまです・・・。」 ┏┻┓ 左 左 脚 脚 ┏━┓ ┃ ┃先生、新しいトーナメントが始まりました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「夢も希望もないですね。」 ┏━━━┻━━━┓ ┏━┻━┓ ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ 右 鼻 睾 左 腋 右 臍 左 脚 丸 腕 毛 腕 脚 ┏━┓ ┃ ┃睾丸と腋毛は嫌です・・・。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「神に祈りましょう。」 ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ 右 睾 腋 左 脚 丸 毛 脚 ┏━┓ ┃ ┃大丈夫でした! ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「よかったですね!」 ┏┻┓ 右 左 脚 脚 ┏━┓ ┃ ┃右脚が優勝しました・・・。 ┗┳┛ ━╋━ 右 「強く生きてください・・・。」 脚 ┏━┓ ┃ ┃先生、竜王戦決勝トーナメントが始まりました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「楽しみですね。」 ┏━━━━━━┻━━━━━━━┓ ┏┻━┓ ┏━━┻━┓ ┃ ┏┻━┓ ┏┻┓ ┏┻━┓ ┃ ┃ ┏┻━┓ ┃ ┃ ┏┻┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏┻━┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┏┻┓ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 松 久 阿 佐 増 藤 丸 稲 佐 村 羽 尾 保 久 々 田 井 山 葉 藤 山 生 利 津 木 康 聡 忠 康 慈 善 歩 明 主 勇 弘 太 久 陽 光 明 治 八 王 税 気 四 四 九 八 九 七 三 段 将 八 五 段 段 段 段 段 段 冠 段 段 ┏━┓ ┃ ┃羽生さんが優勝しました。 ┗┳┛ ━╋━ 羽 「よっ! 下半身永世七冠っ!」 生 善 治 二 冠 ┏━┓ ┃ ┃先生、カタカナのトーメントが始まりました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「そろそろネタも終盤です。『オチ』が揃うといいですね。」 ┏━━━┻━━━┓ ┏━┻━┓ ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ オ ヌ モ リ ユ ノ ス チ ┏━┓ ┃ ┃1回戦が終了しました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「これは・・・?」 ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ オ モ ノ チ ┏━┓ ┃ ┃モチでした・・・。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「モチ・・・。」 ┏┻┓ モ チ ┏━┓ ┃ ┃先生、また新しいトーナメントが始まりました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「これならいけるでしょう。」 ┏━━━┻━━━┓ ┏━┻━┓ ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ モ オオ オ オ チ チ チ チ ┏━┓ ┃ ┃「モ」が勝利しました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「まだ大丈夫。」 ┏━━━┻━━━┓ ┏━┻━┓ ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ モ オ オ オ チ チ チ チ ┏━┓ ┃ ┃ベスト4が出揃いました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「あ、あれ?」 ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ モ オ チ チ ┏━┓ ┃ ┃モチでした・・・。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「モチ・・・。」 ┏┻┓ モ チ ┏━┓ ┃ ┃先生、新しいトーナメントです。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏┻┓ ┏┻┓┃ ┏┻┓┃┃ ┏┻┓┃┃┃ 「こんなトーナメントは嫌いです。」 ┏┻┓┃┃┃┃ ┏┻┓┃┃┃┃┃ ┏┻┓┃┃┃┃┃┃ ┏┻┓┃┃┃┃┃┃┃ オ モモモモモモモチ ┏━┓ ┃ ┃「オ」が勝ち上がってますよ。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏┻┓ ┏┻┓┃ 「どうせダメですよ・・・。」 ┏┻┓┃┃ ┏┻┓┃┃┃ ┏┻┓┃┃┃┃ ┏┻┓┃┃┃┃┃ オ モモモモモチ ┏━┓ ┃ ┃破竹の勢いですね! ┗┳┛ ━╋━ ┃ ┏┻┓ 「もう騙されませんよ・・・。」 ┏┻┓┃ ┏┻┓┃┃ ┏┻┓┃┃┃ オ モモモチ ┏━┓ ┃ ┃こ、これは・・・! ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「まさか・・・!」 ┏┻┓ ┏┻┓┃ オ モチ ┏━┓ ┃ ┃モチでした・・・。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「モチ・・・。」 ┏┻┓ モ チ ┏━┓ ┃ ┃先生、最強のモチを決めるトーナメントが始まりました。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「興味ないです・・・。」 ┏━━━┻━━━┓ ┏━┻━┓ ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ ┏┻┓ キ ア カ ワ ク カ タ ズ ナ ン シ ラ ズ ガ イ ン コ コ ワ ビ モ ミ コ ダ モ ロ モ モ チ モ モ モ チ モ チ チ チ チ チ チ ┏━┓ ┃ ┃タイコモチが優勝しました。 ┗┳┛ ━╋━ タ 「唯一餅じゃないやつ・・・。」 イ コ モ チ ┏━┓ ┃ ┃先生、最後のトーナメントです。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「もう期待するのはやめました。」 ┏━┻━┓ ┏┻┓ ┏┻┓ モ オ チ チ ┏━┓ ┃ ┃揃いました! ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「やったーーーー!!!」 ┏┻┓ オ チ ┏━┓ ┃ ┃「オ」がドーピングで失格。「モ」が繰り上がりました・・・。 ┗┳┛ ━╋━ ┃ 「モチ・・・。もういいです・・・。」 ┏┻┓ モ チ
啓介:はいどーもー!! ミルキーケース騎士団ですよろしくお願いしますー!! ミル:(やたら通気性が良く夏場でも着ていられそうな鎧を纏って登場) 啓介:はいそんなわけでね、ファンタジー世界からやってきた女騎士のミルさんと漫才やってますけれどもー。 ミル:皆の者、お初にお目にかかる。私は女騎士のミル・ブロッサム!! 聖ケッカヴィジニア王国に仕える誇り高き女騎士!王国の為に戦い、王国の為に死ぬ! 好きなスライムはマグマスライム!!嫌いなスライムはムラサキマダラオオスラくっ殺せ!! 啓介:何がどうした!?自己紹介の最中にお前の精神に何があった!? ミル:くそっ、ツタヤで借りていたDVDの返却期限が昨日だったことを思い出した……何たる不覚!!殺せ!! 啓介:返しに行けや!死で償う必要ねえよ、延滞料金払えば許して貰えることだよ! ミル:さぁ殺せ!そして私の首を、ツタヤの店員に差し出すといい……!! 啓介:何のけじめだ!!DVDの代わりに生首帰ってくるとか聞いたことねえサイクルだわ!! いいから漫才しようぜ、そんで漫才した後にツタヤに馬を走らせろよ。 ミル:……フッ、そうだな……私は生きて漫才を成し遂げ、ツタヤに「ゲロッパ!」を返しに行かなくてはな……!! 啓介:何借りてんだ。別に何借りてもいいけど何借りてんだ。 ミル:というのも、私は映画が大好きでな。ファンタジー世界でも任務の合間にツタヤでDVD借りたものだ。 啓介:ファンタジー世界にもツタヤ出店してんのかよ。流石ツタヤどこにでもあるな。 ミル:懐かしいな……霊山でゴーストドラゴンを討ち倒した夜、宿屋で見た「チェケラッチョ!」……。(しみじみ) 啓介:余韻が台無しだよ。そんで基本的に映画のチョイスが微妙だなおい。 ミル:映画に限らず物語が大好きでな。 特に幼少期母親に読み聞かせてもらった絵本「スライムたろう」は強く頭に残っている。 啓介:スライムたろうて。現時点じゃ元ネタが桃なのか金なのか浦島なのかもわからんぞ。 ミル:あとは「ゴーレムたろう」「エルフたろう」「ドラゴンたろう」「マグマカマキリたろう」……。 啓介:だから元ネタなんだよ!!なんで上の句潰しのたろう残しなんだよ!! ミル:あと思い出深いのが「走れスライム」「ごんスライム」「大造スライムとがんスライム」だな。 啓介:何そのスライムにまみれた教科書オールスターズ!!スライム走れんのか! ミル:懐かしいな……スライムに捕らえられたスライムを助けるためスライムの結婚式に急ぐスライム……。(しみじみ) 啓介:何が面白いんだ!! ただスライムが跋扈するだけの物語に何の教訓があるんだ!! ミル:そうだ、今日はいい機会だし、私が「スライムたろう」を読み聞かせてやろう! 構わないな!?どうしてもイヤだと言うのなら仕方ない、いつものように私を殺せ。 啓介:殺したことねえよ!!やめろ角が立つだろ、俺ご近所じゃガンジー啓介と呼ばれるほどの聖人君子で通ってんだぞ!! ミル:いつものように私を殺した後いつものように血をすすり、その夜いつものように漫才をするが良い。 啓介:これは紛れもない名誉毀損だからな!?相方じゃなかったら法廷案件だからな!? もうわかったよ、これ以上俺のクリーンなイメージ壊されたら適わん、早く話せよ。 ミル:ありがとう!!お礼に後日ツタヤ店員の首をくれてやろう!! 啓介:もうお前女騎士とかじゃねえよ!!国に監視つけられるタイプのやつだよ!!もう早く話せよ。 ミル:よし、では始めるぞ、あーあー、こほん……ころせー、くっころせー……。 啓介:なんだその発声練習。袖でやったら他の芸人ビビるからやめとけよ。 ミル:えー『スライムたろう』 「昔々あるところに、勇者アルファルドと賢者マリエッタがいました」 啓介:おじいさんおばあさんポジションが仰々しい!! いきなり勇者とか出ちゃうの!? スライムたろう霞むよ!? ミル:「勇者アルファルドは魔王ルコナーを征伐した後、名を捨てて最果ての街で静かに暮らしていました。 なお彼は、討ち滅ぼした魔王ルコナーの魂が彼の妻である賢者マリエッタの体に住み着いていることを知りません」 啓介:ごめん、今からでもいいからそっち主軸にしてくれないかな!? スライムたろうとかどうだっていいよ、エピローグでぷるぷるさせときゃいいよ!! ミル:「ある日、勇者アルファルドが山へゴブリン退治に、賢者マリエッタが川へ水のマナを溜めに行くと」 啓介:専門用語が多すぎてよくわかんねえ!興味のない資格の説明を受けているかのようだ! ミル:「川上から大きなスライムが、どんぶらすらいむどんぶらすらいむと流れてきました」 啓介:どんぶらこでよくね!? どういう流れ方なのかちっとも想像出来ない! ミル:ちなみに通常のスライムは水に入ると溶けてしまうため、このスライムは水に耐性のあるアクアスライムだとわかるな。 啓介:謎の解説を挟むな!!絶対他に説明すべきことあるだろ! ミル:「賢者マリエッタは言いました。 『グハハハハ、こんなに大きなスライムは危険だ!吾輩が両断してくれようぞグハハハハ!』」 啓介:魔王の魂が強い!!勇者よく気付かないでいられたな!! ミル:「賢者マリエッタは風斬の魔法でスライムを真っ二つにしました。ズバァァァッ!!! するとびっくり、さっきまで巨大スライムがいたところに、スライムAとスライムBが!!」 啓介:分裂してない!?そいつ攻撃すると増えるタイプじゃない!?よくわかんねえけど!! ミル:「スライムAは人畜無害ということもあり、スライムたろうと名付けられ2人に育てられました。 一方スライムBは邪悪な存在で、人を襲い金品を奪ったあげく、島を占拠しておにスライムとして君臨しました」 啓介:あ、鬼のポジションスライムBなんだ!?賢者余計なことしなけりゃ良かったんじゃない!? ミル:「スライムたろうは言いました。 『お二人とも、私は島へ向かいますたろう。片割れの愚行は私が止めねばなりませんたろう』」 啓介:語尾のキャラ付けがクソだ!語尾たろうって何だよ、せめてスライムを活かせよ! ミル:「賢者マリエッタは言いました。 『グハハハハ、おにスライム誕生は私の責任でもある!!! 貴様にはこのきびだんごを授ける、必ずやおにスライムを根絶やしにするのだゲァーヒャッヒャッヒャーッ!!!』」 啓介:魔王濃くなってない!?今んとこ賢者感感じた部分ゼロだぞ!? ミル:「勇者アルファルドは言いました。 『ぶきや ぼうぐは ちゃんと そうび しないと いみが ないよ』」 啓介:何でだ!!何で勇者は最序盤の村人に成り下がってんだ!! ミル:「2人の想いを背負い、スライムたろうは旅立ちました」 ちなみに余談ではあるが、時を同じくして北の海を守るマーメイドプリンセスが消息を絶ったのはまた別の話だ。 啓介:だからサイドストーリーのが抜群に面白そうなんだけど! もうスライムたろう爆死させてスピンオフしようぜ!! ミル:「おにスライムヶ島を目指し進むスライムたろう。 ゴーレムの封印された洞窟、ゴブリンの働く炭鉱、マグマカマキリに支配された街などを越えて進みます」 啓介:それらを描写しろや!! イベントをことごとく透かすなや!! ミル:「するとそこに、いぬスライム、さるスライム、がんスライムが現れました」 啓介:1匹出演作品間違えてるぞ!?そいつ大造スライムの管轄下だぞ!? ミル:余談ではあるが、スライムは食べた動物の特性を吸収する性質があるため、彼らはそれぞれの動物を喰っているぞ。 啓介:怖い裏設定をバラすな!ちょいとほのぼのした絵面が台無しだよ!! ミル:「いぬスライムは言いました。 『スライムたろうさん、僕達お腹ペコペコだワン』」 啓介:語尾だけだとただの犬だな。スライムである必要性が皆無だな。 ミル:「さるスライムは言いました。 『ア、アンタがお腰に付けたきび団子、アタシ達にくれてもいいんだからねッキー!』」 啓介:無駄なキャラ付けだよ。サルにツンデレ要素絶対いらねぇよ。 ミル:「がんスライムは言いました。 『クエーッ!!クエックエックエックエーッ!!!』」 啓介:なんでコイツだけ野性味強いんだ!!マジでただのがんじゃねぇか!! ミル:これも余談だが、人語を話すスライムは例外なく人を食べている。 啓介:マジで知りたくなかった!!その補足説明やめてくれよ、今んとこ裏目にしか出てねえよ!! ミル:「スライムたろうは言いました。 『今から向かうおにスライム退治、ついて行くならあげましょうたろう』」 啓介:じゃあコイツも人喰ってるじゃねえか!!たろう的なやつを喰ってるじゃねえか!! ミル:「こうして3匹のお供を連れたスライムたろうはおにスライムヶ島へと向かいました」 啓介:もうダメだ、俺はこの物語を愛せない!おぞましいモンスターの群れとしか思えない! ミル:「エルフとダークエルフの争いが続く森、ヴァンパイアの住む古城、 マーメイドプリンセスがいなくなったことで毒の海域となった北の海を越えて進みます」 啓介:だからそれらをストーリーに組み込めよ!! 絶対本筋より面白ぇじゃん!! マーメイドプリンセスの下りとか掘り下げろよ、俺もうマーメイドプリンセスの虜なんだよ!! ミル:「旅路の果てに遂にスライムたろう一行はおにスライムヶ島へと辿り着きました」 啓介:うるせぇー! マーメイドプリンセスを見せろー! ぷるぷるしたものはもう懲り懲りだー! ミル「『ここがおにスライムヶ島ワンか……』 『遂にアタシ達、ここまで来たっキーね……』 『つーかー、早くやっつけて帰るっきゃなくねクエーッ?』」 啓介:がんスライム人喰いやがったな!?恐らくギャル的なやつ喰いやがったな!? ミル:「するとそこに姿を見せたおにスライム!! 『ふふふ……流石は我が半身マーメイド……来ると思っていたよプリンセス……』」 啓介:コイツマーメイドプリンセス喰ってやがる!!なんてヤツだ俺のマーメイドプリンセスを!! ミル:「元は血を分けた同じ存在マーメイド……葬るのは惜しいプリンセス……。 どうだい、1つに戻らないかいマーメイド? 我等はノアの方舟を創り出す存在になれるさプリンセス」 啓介:コイツの世界観なんだよ!! なんでぷるぷるのクセしてこんなラスボスぶれるんだよ!! ミル:「ふざけるな、人を傷つけ世界を支配しようとするお前は許せないたろう! いいか覚えとけたろう、命は平等たろう、死んでいい命なんてないたろう!!」 啓介:お前たろう喰ってんだろうが!! お前の一味ツンデレやギャル喰ってんだろうが!! ミル:「おにスライムに対し一斉に攻撃を仕掛けるお供たち!! いぬスライムは火炎放射を放ち、さるスライムは樹木を操り、がんスライムは雷を落とす!!」 啓介:動物の特性を全く活かしていない!!道中どんだけ凄えヤツ喰ったんだ!! ミル:「しかし攻撃をどれだけ喰らっても平気な顔のおにスライム。 『これで終わりマーメイド?ならばこちらの番だプリンセス!!』 おにスライムが右手を掲げると、島の周囲を取り囲む海水が竜の形となり一行に襲いかかる!!」 啓介:ちくしょう、全員スライムの分際でいっぱしのバトル感出しやがって!!スライムに右手なんてあんのか!! ミル:「スライムの弱点である水を浴びて瀕死のお供達! しかし一人、凛と立つスライムたろう!!」 啓介:すげぇ、クライマックスなのに全然ワクワクしねぇ!やっぱスライムって題材が悪いな! ミル:「『な、何故マーメイド、何故水を浴びて溶けないのだプリンセス!?』 『ふっ、忘れたのかいたろう……僕は水に耐性のあるアクアスライムだ!!!』ばーん!!!」 啓介:何の伏線回収だ!!まさか伏線が話ではなく語り手の補足説明にあろうとはな!! ミル:「『今度はこちらの番たろう……喰らえ、風斬!!!』 巨大な風の刃がおにスライムを両断する!!!ズバァァァッ!!!」 啓介:あれ、賢者喰ってない!?その技冒頭でお前ら分裂させた技だよね!? ミル:「激しい戦いの末、遂にスライムたろうはおにスライムを倒しました。 『終わった……これで村に平和が訪れるたろうイヌサルガンマーメイドプリンセスおにスライム……!!!』」 啓介:全員喰っちゃってんじゃねえか!!悪の討伐譚じゃねえよ、単なる弱肉強食の話だよ!! おいいい加減にしろよ、メチャクチャじゃんかよ。どうしてくれるんだよ。 ミル:…………くっ、殺せし殺せし!! 啓介:めでたしめでたしみたいに言うな!!もういいよバーカ!! ミル:くっ、終わりし終わりし!!