○:ササキに願いをです
2:よろしくお願いします
☆:あ、僕さっきアニメイトに行ってマンガ買って来ました
○:知らねえよ!
誰も興味ないからね。お前が今日何してたかとか
☆:僕たち、高校時代は演劇部だったじゃないですか
で、演劇部って地味なんで、部員を増やす方法を考えました
ズバリ!「演劇部アニメ化計画!」
○:アニメイトで思い付いたなコイツ
まあ確かに軽音楽部とかサッカー部とかはアニメの影響で部員増えたらしいけど
どんな作品にすんの?
☆:んっと…何個か台本作ってきたんで読んでみますね
まずは、ラブコメで、部活がちょくちょく入って来る感じの作品です
○:いいんじゃない?人気出そうじゃん
☆:第一話「出会い」
俺は、隣町の学校から転校して来た季節外れの転校生「田中」
はぁ…。今からクラスで挨拶しなくちゃいけないんだけど、憂鬱だな…
隣町の学校から転校して来ました、田中です。よろしくお願いします
「じゃあ、田中は平井の横に座ってくれ」
はい
「よろしくね、田中くん」
俺は学級委員の平井さんの横に座った
一時間目は数学。教科書が無いので平井さんに見せてもらう
「ちょっとあんた、こんな簡単な問題も解けないの?
はぁ…。隣町の学校ってここまでバカだったのね」
そう言って平井さんは、俺に問題の解き方を教えてくれた
二時間目は…
○:あのさ、演劇部の要素はいつ出てくんの?
☆:あ、じゃあ演劇部が出るまで話を進めますね
話が進むと田中が転校して来たのは親の借金が理由だったって分かるんです
そこで演劇部が出てきます。
○:お、やっと出てくる
☆:第四話「裏切り」
「オラッ、金返せやコラ!」
「やめて!」
「あぁ?何や姉ちゃん。借りたモンは返すのがスジちゃうんかい!?」
「でも田中くんのご両親は病気で亡くなったのよ」
「関係ないわ!ええから金返せやコラ!」
演劇部の秋本が暴れている
○:待てい!
☆:え?
○:そんなアニメ放送したら演劇部に対して変なイメージ持たれるじゃん
☆:そうですか…。インパクトはあると思うんですけど
○:インパクトはあるよ。高校生がヤクザだったらさ
もうちょっと、普通の高校生がいいかな
☆:じゃあこれですかね。日常系です
○:ああ、最近よくあるし、いいんじゃない?演劇部のこと知らない人でも楽しめるだろうし
☆:ただ、ちょっと問題があって…
演劇部は地球の平和を守るために日夜敵と戦ってるから殆ど出てこないんですよ
○:じゃあ却下だ
☆:却下ですか…
○:うん。だって殆ど出番無いんだよね?
☆:はい。最終回の1つ前の回に5分だけ出ます
○:短かっ!
どんだけ地球のために戦ってんだ!
しかも5分だけって何人の記憶に残るんだよ…
☆:そうですね…
彼らが演劇部っていうのは裏設定ですから、何人の記憶に残るかは…
○:演劇部なの裏設定かよ!
せめて表に出そうぜ
☆:演劇部なのを表に出すんなら、ヤクザの秋本でいいじゃないですか
○:秋本、思いっきりやな役じゃん
もっと普通の学生で普通に目立つのはないのか?
☆:あ、じゃあこれですね
学園コメディの主人公グループに、演劇部の部員がいるってやつです
○:あ、いいね
主人公グループに入ってたら、キャラが地味でもコアなファンが付きそうだし
☆:第一話「春」
俺は森秀樹。この春から高校に通う、高校1年だ。ちなみに部活は演劇部
今俺は通学時間を利用して、趣味のストーキングをしている
ターゲットは、吹奏楽部部長の早川みゆき。彼女の写真は高く売れる
○:却下!
もうこれ以上聞くまでもないよ。演劇部の森秀樹クズじゃねえかよ!
☆:どうしました?
普通の高校生で目立つ役ですよ
○:目立ちすぎて衝撃だよ!
主人公が女子高生をストーキングして盗撮する男とか
☆:いや、FRIDAYって可能性もあるじゃないですか
○:ねえよ!
あと、一応FRIDAYは盗撮ではないからね
☆:お言葉ですが○さん、FRIDAYは夜の繁華街で…
○:いいよ!今FRIDAYの話はどうでも
他にもっとまともなやつは無いの?
☆:あ、じゃあこれを(○に渡す)
主人公は○さんにやってもらおうと思います
○:マジで?
俺が主人公やんの?
☆:はい。それじゃあいってみよう!
○:「……う〜ん…」
☆:「…何うなってるのよ唯」
○:「あ和ちゃん…どの部活入ろうかまだ迷ってて」
☆:「え!?まだ決めてなかったの?もう学校始まって2週間たってるよ?」
○:「でもでも私運動音痴だし、文科系のクラブもよくわからないし…」
☆:「はあ……こうやってニートが出来上がっていくのね…」
○:「部活していないだけでニート!?」
○:ねえ、これ多分このまま話を進めたら、主人公は軽音楽部に入っちゃうよね
☆:すいません、台本と「けいおん!」1巻を間違えました
○:間違えようが無いだろ!
☆:こっちです。僕が書いたのはこれでした(○に渡す)
○:だ、だめだよ憂。私たち姉妹だよ
☆:ふふふ、お姉ちゃん可愛い
○:憂、やめてよぉ…
☆:ダメだよお姉ちゃん。約束は守らないと
○:何だこれ
☆:あ、これは僕が書いた同人誌でした…
○:何てモンを書いてんだよ!
18禁の同人誌書く暇あったらネタ書けよ!
☆:あった!これですよ。これ(○に渡す)
○:「オラッ、金返せやコラ!」
☆:「やめて!」
○:「あぁ?何や姉ちゃん。借りたモンは返すのがスジちゃうんかい!?」
☆:「でも田中くんのご両親は病気で亡くなったのよ」
○:「関係ないわ!ええから金返せやコラ!」
○:ってこれ最初のやつだろ!
☆:あれ?違いましたね
○:こんなの放送したら今いる部員も辞めちゃうよ
☆:あ、これです。これ
○:本当にこれで合ってるんだろうな?
☆:合ってますよ。ちなみにこの作品の主人公は○さんをイメージしてますから
○:え?そうなの?
☆:この作品は、主人公が困難を乗り越えて日本一の演劇部を作っていく話なんです
笑いあり涙ありで、これを見たら、みんな演劇部に入りたくなりますよ
○:へぇ〜。それは楽しみだ
☆:じゃあ○さん、早速これを読んで下さい(○に渡す)
○:俺は森秀樹。この春から高校に通う、高校1年だ。ちなみに部活は演劇部
ってこれさっきのFRIDAY野郎だろ!
☆:だからFRIDAYは夜の繁華街で…
○:もういいよ!
つーかお前は俺のことをこういう風に思ってたんだな
☆:へへっ
○:誉めてないからね
もういいよ。アニメ化とか無理無理
☆:そうですか…
でもスタジオジブリに作ってもらえば…
○:何でもかんでもは無理だから
もういいよ
2:どうも、ありがとうございました
審査員 点数 |
4 | 40 | 3 | 7 | 41 | 平均19.0 |
【審査員コメント】 ・ボケらしいボケが第四話に飛ばすくだりまで無いに等しいというのは読む側に優しくないと感じました。 どれだけ引っ張っても自信のあるボケが控えていれば全く問題はないのですが、このネタでは待ったあげくの第四話も強弱の問題以前にボケなのかどうかの判別も難しく、 待った結果がこれかと少々先が思いやられるようでした。 その後もこの設定をどうしたいのかはっきりせず、方向性も漫才というより単なる趣味の押しつけと感じざるをえませんでした。 ・演劇部出てこないorマイナスイメージになるボケが大半なんですよね、それだけじゃつまらんです。 最初けいおん渡しといて次同人誌、っていう下りはおもしろかったです。 ・やる気ないでしょ ・まさかとは思ったんですが本当に演劇部の要素が何一つ出てこなかったんで凄くビックリしました。 いや、「演劇部アニメ化」と言っておきながら演劇っぽいことを一瞬もやんないってどういうことですか。野球をしない野球漫画が面白いと思うのですか。 しかしもしも、作者が構成の面で大減点を食らうことを覚悟の上で、ボケの面白さだけで勝負しようとしてこのようなネタを書いたのなら、 その目論見は的外れもいいとこだと言わざるを得ません。 もう一つ驚いたのが、一切笑えるボケがなかったことです。 長ったらしい台本も、ヤクザやストーカーなどキャラクターを出しただけで終わっていて、面白さに繋がっていませんでした。 けいおんの同人誌だとかそんな無駄なオタクアピールを挟むくらいなら、もっとこの二つのストーリーを広げて欲しかったです。 二人とも今の状態じゃ「ただのヤクザ」と「ただのストーカー」なのですよ、この二つの存在が物語を動かして初めて笑いが生まれるのです。 森秀樹の話に秋本が出てくるなど、そんな使い方でもいいのでもっと活用してほしかったです。でないと長いくだりが全部無駄話で終わってしまいます。 構成をイジるんでしたら、もっとボケに力を注いでください。何度も読み返して「これって面白いのかな」と自分に疑問を持ってください。 それがキツいのなら、もう諦めて「演劇部」を活用したボケ作りをしてください。一つの単語から思いついたことを書くという漫才の作り方が一番楽なのですから。 ・けいおん1巻→同人誌(→最初の台本)の流れは個人的にツボでした。分かる人にしか分からないネタなのが難点ですが… そこだけ異様にネタの見せ方がうまいのですが、それ以外の部分の書き方は下手だったように思います。 アニメ派生ネタを褒めておいて難ですが、読み手がアニメファンとは限らない、ということはもう少し意識すべきだと思います。
○どーもー、こけまみれコオロギです。
★釣りせん?
○釣りしよ!
★なかなか釣れんね。
○釣りやもん。
★釣りって釣れへんの?
○釣りは釣れへん部分も含めて釣りやから。
★釣れへん部分は釣ってへんから釣りちゃうやん。
○釣りが釣れてる部分だけの話やと思ってんの?
★釣りやからそうやろ。
○その理論やと釣りに行って1匹も釣れんかったら釣りしてへんってことになるで。
★「防波堤で棒持って座ってた」やな。
○誰も好きで防波堤へ棒持って座りに行こうってならんわ。
★いやいや、防波堤へ棒持って座りに行くのが趣味の人もおるから。
○せっかくの休みが無駄に過ぎ去っちゃう!
★防波堤へ棒持って座りに行くのが趣味の人からしたら全然無駄ちゃうで。
○その人は何を喜びに防波堤で棒持って座ってるんやろな。
★防波堤で棒持って座ること自体が喜びなんやろ。
○そんなもんか。
★実は俺も友達に誘われて座りに行ってからすっかりはまっちゃって。
○わっ、思いっきり渦中の人やった!しかも、急に略しだしやがった!
★お前もそのうち座り具が欲しくなってくるで。
○釣り具みたいに言うなや!だいたい釣り具と何が違うん?
★座り具では釣れへん。釣れてしまった時点で座り具としては失格。ただの釣り具。
○釣れたら釣れたでええやん。
★それは釣りやん。
○それでええやん。
★座り師たちは座りに来てんの!釣りじゃないの!遊びじゃないの!
○プロ釣り師に謝れ!てか、すでに趣味の範疇を超えてるん?
★最初は軽い気持ちで始めても、だんだん新しい座り具費が家計を圧迫してくるから困る。
○そんな費用をやりくりに組み込みたくないわ!
★言っとくけど、良い座り具は結構高いよ。
○座り具の相場なんか予想付かんから。
★うーん、それは座り具屋さんによって違うから一概には言えんな。
○座り具屋さんってなんや!
★そりゃ、座り具を売ってる店や。
○知らん知らん。
★ちなみにいくらくらいやったら買う?
○それは場所を取るん?
★ずばり、取ります。
○じゃあ1円でも買わんわ。
★使わんときは倉庫にでも置いとけば良いやん。
○今の僕には倉庫の空いたスペースの方が大事やもん。
★じゃあ俺がお前の倉庫の空いたスペースを2円で買い取るわ。
○人んちの倉庫の空いたスペースを勝手に買うなや!
★じゃあ3円でどうだ!
○お前の金銭感覚は戦前か!10円でも売らんよ!
★大丈夫。倉庫の外側はちゃんとお前の所有物やから。
○倉庫は中の空いたスペースありきの物体や!
★じゃあ使わん時は俺が預かっといたるから一緒にやろうや。
○だって、何が楽しいんか分からんもん。
★やったことなければ楽しさは分からんやろ。
○防波堤で棒持って座ることの楽しくなさくらい想像付くんやけどね。
要するに釣りの楽しくない時間が永遠に続くってことやろ。
★はー、座りのこと全然分かってへんな。
○そうなるやん。
★ええか、釣りは釣れる可能性があるから待ってる時間が暇なんや。
ところがどっこい、座りは釣れる可能性が無いからもっと暇なんや。
○暇なんやんか!
★それに肥満なんや。
○座ってるだけやからや!
★違う!夜中に甘いもの食べるからや!
○それは正論!
★釣りも座りも消費カロリーはそんな変わらんからな。
○日頃からちゃんと運動もした方がええぞ!
★でも、座りしてたら健康診断で言われた嫌なこととか忘れられるしな。
○そこは現実と向き合え!だいたいまだ僕の中では座り自体が嫌なことやわ。
★俺は座りしながらよく物思いにふけるんや。
あー、あのウミウシに乗ってどこか遠くの町に行きたい。
○軟体動物に乗ろうとするな!ウミウシに肥満を支える強度はないわ!
★じゃあ俺がウミウシを乗せてどこか遠くの町へ行く。
○それ第一印象最悪やで。
★「ウフフ、ユニークな子ね。これ良かったら食べて。」って年上のお姉さんがウニくれるかも。
○体にウミウシ乗せてるやつに高級食材なんかあげんわ!
★でも、「唯一ウニだけは苦手なんで」って断る。
○自分の妄想上のお姉さんに自分の唯一苦手なもの渡させるな!
★気持ちを通じ合わせるって難しいね。
○あかん、座りの楽しさが全然伝わってこん。
★じゃあお前の好きなことしたらええやん。サッカーとか。
○元も子もないこと言うなや!せっかく座りの楽しさを知ろうとしてやってんのに。
★いや、もちろん座りをしながらやで。
○座りながら!?それただ海にボール蹴り入れるだけにならん?
★他の座り師と仲良くなってみんなでやれば良いやん。
○どうやって仲良くなれば良いん?それに僕人見知りやし。
★やっぱり最初は座りの何気ない話からかな。
「座れてますかー?」「いやー全然ですわ。」「あはははは、僕もです。」って。
○ちゃんと座れ!
それに良く考えたら僕の過去最高リフティング回数4回やわ。サッカー全然できへんわ。
★ラモスも小さい時はそんな時期あったやろから問題ないって。
○別に今さらラモスを超えようとは思わんよ。
★じゃあ読書でもしたらええやん。
お前がいつも読んどる「明快!浮く野菜、沈む野菜」っていう変な本でも持っていけや。
○「明快!浮く野菜、沈む野菜」はお前がしつこく薦めてくるから買ったんや!
なんやあれ、水に野菜が漬けてある写真が並んでるだけやんけ!
★あれは俺が座りしながら暇なときバケツに野菜浮かべてたやつ。
○作者お前かい!印税返せ!
★出版費の方が高く付いたわ!
○ちょっとそろそろしっかり座りの良いところ説明してくれや。
★うーん、あっ、エサ代が浮く!
○ケチ!
審査員 点数 |
43 | 98 | 24 | 45 | 63 | 平均54.6 |
【審査員コメント】 ・白黒ありますが2組続けて○と☆がしゃべってるんですね。 独特のゆるい感じの会話が個性的で、所々面白いポイントもあったのですが全体的に振り返って印象に残るような箇所はありませんでした。 言葉遊びがあまりはまらなかったというのもありましたし、特に前半は言葉をこねくりまわしてる感が強く笑いどころとしては大きくなかったというのもありました。 ・おもしろい。おもしろいですこれ。ウミウシとかラモスとか、節々の単語のセンスがいいわあ……読んでてニヤケが止まらんです。 会話の中で自然にボケてる感じが、僕の感覚にはハマりました。読み返す毎におもしろくなっていく感じ。最高です。 ・変則的な笑いが多く好きなところも多いんですが、 「好きなところも多い」以上の何物でもありませんでした。 ・淡々と暇そうに防波堤で話す二人の姿が安易に想像できて、なんだか朗らかな気分になりました。 ウミウシに座る妄想や釣りよりもさらに暇など、特殊な設定を上手く活用したボケが多くて、面白かったです。 特に現実と向き合え!のツッコミには爆笑しました。ツッコミは全体的に秀逸のものが多かったです。 ただ、座りに対する熱い思いをもっと語って欲しかったですね。全体的にサッパリしすぎて、展開の盛り上がりに欠けています。 倉庫とかラモスとかではなく、「座り」という主題に関するボケがもっと見たいです。 座りのボケが一番面白いんですから、話を脱線せぬよう気を付けてネタを書いてみてください。 ・毎度のことながら、2人のキャラや会話がリアルなのが良いですね。 ボケや言葉のセンスもよく、今回の場合「明快!浮く野菜、沈む野菜」周辺の言葉回しが異様に面白かったです。 ただ、そのくらいインパクトのあるボケができれば中盤までにもう1つ2つ出てきて、かつ漫才の中でうまく生きていれば、というところでした。
レン:どうもレンコンです、よろしくお願いします。
コン:お願いします。突然なんですけど、ちょっと俺の話聞いてくれよ。
レン:どうした?
コン:あのですね、最近どうしても汚い液体が作りたいんだけど、どうしようかなって悩んでんの。
レン:本当突然何言ってんだお前。何?何を作りたいって?
コン:いやだから汚い液体をだね。
レン:当たり前のように言うね!何がしたくてそんなもん作ろうとしてんだよ!
コン:実はな最近俺の周りに凄い嫌いな奴が居まして。
レン:うん。
コン:そいつにとにかく汚い液体を飲ませて苦しませようと思ってんの。
レン:色々思考が唐突すぎだろ!なんで液体縛りかも謎だしよ。
コン:まあその為に汚い液体が必要なんだけど、作るしかなさそうだからどうしたもんかな。
レン:別に作らなくていいわ。今時汚い川とかそこら中にあるし。
コン:それがだよ、俺の家近辺はどこも凄い澄んでて、川も透明なの。
レン:マジで?こんな酷い事考える奴がそんな場所に?
コン:だからなかなか天然物の汚い液体が手に入らないわけ。
レン:んな言い方しねぇよ汚い液体に!
コン:だから作ろうと思ってんだけど、材料がよくわかんないんだよ。
レン:そんなもん何でもいいわ!適当に混ぜとけ汚くなるから!
コン:お前なめんなよ!ただ汚きゃ良いわけじゃねぇんだよ微妙な色合いを考慮して作りたいの!
レン:何そのこだわり!色合いって、ならお前どんなのが良いか決まってんの?
コン:当たり前だろ。ちゃんと理想の形が存在すんだよ。
レン:じゃあ何色だよ。
コン:ナヒャリアンクトプントファララニアピンクだな。
レン:長ぇし初めて聞いたわ!辛うじてわかったのピンク系かなって事だけ!!
コン:この色に出来れば最高だな。
レン:そもそもそんな色何処で見かけたんだよ!
コン:友達の家に置いてあった水槽の水がこの色だったんだよ。
レン:本当に!?名前がもう気持ち悪いし絶対中の魚死んでんだろ!
コン:200匹全部元気に過ごしとるわ。
レン:多いな!水族館かそいつん家は!
コン:ギュトギュトミルピアブルーの魚がゆらゆらと泳いでんの。
レン:また気持ち悪い色出てきたぞ!そんな水槽見たら絶対吐く自信あるわ。
コン:まあどっちにしろ凄い色だったんだよ。あれ作りたいな。
レン:そのなんとか色だっけ…。ピンクみたいなもんなんだろ?
コン:いや結構緑色に近い。
レン:だったら名前もう少し歩み寄れや!全然違うじゃん!
コン:名前なんて皆気分で決めるだろ。
レン:そうか?…でも緑にしたいなら青汁とか混ぜるのはどうなの?
コン:青汁か…色は良いかもしれんけど味がな…。
レン:青汁もまずいし良いと思うけどな。
コン:青汁は個人差で美味しく感じるかもしれんし、何より健康になっちゃうからな。
レン:何だそれ!水に混ぜときゃほぼ効き目ねぇだろ!
コン:仮に少しでも効き目あって相手が巨大化して反撃してきたらもう殺されるのを待つしかないし…。
レン:いくらなんでもそんな効果ねぇわ!健康の域を越えてるだろ。
コン:他のないか?
レン:お前が心配してるようなん起きないしこれで良くないか?他は…緑色の絵の具とかな。
コン:絵の具美味いじゃねぇか!
レン:初めてされたわそんな否定のされ方!
コン:本当お前はさっきから美味しそうなのしかあげねぇな!
レン:いやお前の味覚が狂ってんだよ!こっちは極力色も味も最悪なの選んどるわ!
コン:もっと他にないのかよ。
レン:もう難しいだろ…。お前もなんか良さそうなの見つけてねぇのか。
コン:そうだな。俺も緑の物は思い浮かぶんだけどな…どうかな…。
レン:とりあえず浮かんだの言ってみろよ。
コン:わかった。まず…バッタは?
レン:バッタ漬けても色染みないから意味ないだろ。
コン:そうか。じゃあ、漬けて染みなきゃいけないなら…昆布とかどうだ??
レン:ダメだわ!結果的に美味しい出汁が染みてるだけなのそれは!
コン:お前、絵の具を提案した奴に美味しいって理由でキツく言われたくねぇからな!
レン:だから何だその絵の具イコール美味いって思考!他あげろ!
コン:かつお節は?
レン:何で出汁とる事メインなってんだよ!!もう色もあってねぇよ!
コン:あぁああもうないわーいったい何が良いんだよ!!
レン:まだバッタと昆布と鰹節しかあげてねぇじゃん!お前何も思い浮かんでないだろ。
コン:仕方ないだろ。味も考えると難しいんだよ。
レン:大体お前味の方には具体的なこだわりあるの?
コン:まずかったらなんでも良いよ。
レン:色だけ気にしてそっち大雑把なのかよ。なら緑になる絵の具をまず入れて後で透明なまずいなんか入れときゃ良いだろが。
コン:なるほどな。けど透明なまずいのって何かあるのか?
レン:そうだな…。うがい薬とかどうだ?
コン:いやうがい薬は喉が健康になりそうだからな。
レン:どうでもいいわ!青汁といい気つかいすぎだろそこに!
コン:それで仮に喉が巨大化したらどう対処すんだよ!
レン:…どうもしねぇよ!喉だけやたら重くなって相手不利になるわ!
コン:お前は本当隙あらば相手をパワーアップさせようと目論むな。スパイか。
レン:別にさせたくてしてんじゃねぇよ!お前が考えすぎなの!
コン:なんか何考えても全然ダメだな…。
レン:要求が無茶すぎるからだろ。
コン:どうすればいいんだ。
レン:諦めとけそろそろ。
コン:でも……そうだ良いの思いついた!!
レン:何だ?
コン:液体飲ませたすぐ後に思い切り殴りまくれば苦しむんじゃないか?
レン:いやもう液体関係ねぇよ!!もういいよ!
2人:どうもありがとうございました。
審査員 点数 |
40 | 46 | 17 | 59 | 55 | 平均43.4 |
【審査員コメント】 ・やりとりがしっかりしているだけに、ボケの内容が大きく影響してくるネタだと思いました。 絵の具に対しての唐突な美味いじゃねぇかは面白かったのですが、そこ以前・以後ともにちょっと物足りない印象を受けました。 ここまでをもっとコンパクトにしつつ、液体の飲ませ方など一歩踏み込んで内容を膨らませたりして、あと一押しとなる要素を作っても良かったのではないかと思います。 ・汚い液体を作る、っていう話題はすごくおもしろそうだった、のに……実際に作る過程になってからが残念だったなぁ。あまりおもしろくなかったです。 入れる材料が、飲ませるにしてはアレだけど、ボケとしては……みたいな感じで、中途半端でした。 ・悪い意味で単純の一言に尽きるネタ ・どうやれば汚い液体が作れるかという設定がまず凄かったです。 日常に馴染んでいるけど自然に作ろうとしない物を作ろうとするだけでこんなに面白いのかと、発想の巧みに驚きを感じました。 さらにその設定だけで終わるのではなく、味覚狂いなどキャラを重ねていって上手い具合に展開してたのが凄いと思いました。 ただ、迫力不足なことがとても残念です。 ずっと液体の中身を入れるかどうするかの会話しかなかったので、少し飽きてしまいました。 大きく笑える山場が欲しかったです。実は既に試作の液体を飲ませてあるんだなど、構成にもっと工夫を加えてみてください。何度も読み返したくなる漫才になると思います。 ・いろんな角度のボケ・ツッコミがあって楽しく読める作品ではあったのですが、 汚い液体を作れれば何でもアリ?という感じで、ボケの方向性の軸が定まりきらないのが惜しいところです。 後半は液体の話に終始せず、もっと別の目新しくてインパクトのある展開があっても良かったんじゃないかと思います。
倉前エイジ:はいどーも!クラマエカナエです!よろしくお願いします!
金江仁志:MM−1グランプリ初挑戦という事でね、気合入れて頑張りましょう。名前だけでも覚えて帰ってもらわないとね。
倉前:いやー、今日のクラマエは気合が入ってるよ!さっき昼ご飯に回転寿司で60皿も食べてきたからね!うっかり取りすぎちゃったお寿司はポケットの中に詰めちゃったけどね!
金江:気合の入れ方がいじきたねえよ。詰めたのは後でおいしくいただいとけよ。
倉前:あっ、そんなことよりねえカナエカナエ聞いて聞いて!最近クラマエすっごい嬉しい事があったの!
金江:おお、どうしたいきなり。何があったんだ?
倉前:この前クラマエはね、とあるランキングで2位を取ったんだよ!
金江:へー、2位か。なかなかやるな。何のランキングで取ったんだ?
倉前:「倉前エイジランキング」でだよ!
金江:なんだその奇怪なランキングは!何の順位を競うんだよ!
倉前:そりゃあ倉前エイジランキングって言うんだから、倉前エイジらしさを順位付けしたランキングに決まってるじゃん!
金江:・・・その倉前エイジらしさってのはなんだ?
倉前:それはクラマエも具体的には分からないけど、たぶん倉前エイジっぽい雰囲気を出してるかどうかってことじゃないかな?
金江:・・・なあさ、色々と言いたいことがあるが・・・。
倉前:ん?なによ?
金江:とりあえず・・・そのシステムだと、お前が1位取らなきゃおかしくないか?
倉前:1位って!・・・カナエったら考え甘すぎだよ!
金江:甘いもなにもねえだろ!倉前エイジのランキングで倉前エイジが1位取らなくてどうするんだよ!本家本元オリジナルだぞお前は!
倉前:カナエ、何でも1位を取るのは、才能だけじゃなくて、底知れない努力が必要なんだよ・・・。
金江:「倉前エイジである」って要素だけでもう完全勝利だろ!じゃあなんだ、1位は誰なんだよ、誰に負けてるんだよ!
倉前:1位は海苔だよ!
金江:まさかの人外だと!お前海苔に自分らしさで負けてるのかよ!
倉前:だって!海苔の倉前オーラが凄いんだもん!あれはもうどっからどう見ても倉前エイジにしか見えないんだよ!もう本物と言って良いんじゃ・・・。
金江:海草と己を見間違えるんじゃねえ!もっと自分に自信を持て!
倉前:そんなこと言ったって、カナエだってたまに海苔に向かって話しかけてるじゃないか!
金江:・・・マジかよ!?えっ、じゃあ、もしかして昨日コンビニで俺がどんなに注意しても米の上に寝転がってたお前って・・・。
倉前:・・・カナエはずっと海苔弁に向かって会話してたんだよ!
金江:ぬぉわなんて気持ち悪い客っ!なんでだよ昨日の俺はそんな極限状態だったのかよ!
倉前:いや、カナエは悪くないよ。そのくらい海苔の倉前エイジらしさが完璧だったってことさ・・・。
だからクラマエは、せめてもの2位にランクインする事ができて、とっても嬉しいんだ!
金江:ああなんだろう、牛丼屋で「人気メニューをください」と頼んだらカレーが出てきた時のようなこの気持ちは・・・何かが理不尽すぎる!
倉前:ふふ、だけどね、クラマエも海苔に完全に負けを認めた訳じゃないんだよ!
金江:おおよかったその辺はまだ常識持ってた!
倉前:倉前らしさでは負けていても、別の方向から海苔に勝ってやろうと色々努力をしたんだよ!
金江:おお、おおやったれ!人間らしさを見せつけてやれ!
倉前:その結果、「海苔ランキング」ではクラマエがぶっちぎりで一位を獲得したんだよ!
金江:努力の方向性!なんでお前らそんなアウェイに強いんだよ!
倉前:それだけじゃないさ!個別に分けられた「アサクサ海苔ランキング」でも「韓国海苔ランキング」でも「海苔のつくだ煮ランキング」でもクラマエは一位を独占したんだよ!
金江:・・・お前って本当は海苔なんじゃねえの。
倉前:うん、そうかも、水に漬かると体がフニャフニャになるよ。
金江:そんな体になってまで海草ごときに勝ちたかったのかよ・・・てか最近どこに行っても磯臭くてたまらないのはお前のせいかよ・・・。
倉前:なんてったってカナエですらクラマエを海苔と見間違えるくらい完璧な海苔らしさだからね!ちなみにこの前カナエが喫茶店でモシャモシャほお張ってたの、あれクラマエの髪だよ!
金江:言えよおぉっっ!!傍から見ればすげえ気持ち悪い二人組みじゃねえかっ!!俺も喫茶店になぜ海苔が置いてあるのか深く考えなかったけど・・・それでも頭を齧られてるんだからなんか抵抗しろやあっ!!
倉前:ねえ、カナエ・・・食ると暴れだす海苔なんて、あると思うの?
金江:うるせえ何ちょっと悟らせようとしてんだよ!
てか、そもそも、そもそもだ!そのヘンテコなランキングは一体どこの、誰が集計して出した結果なんだよ!!
倉前:実はね、そういう何でもランキング付けをするサイトがあるんだよ!(i-Phoneを取り出し操作する)で、このランキング結果ってのは一人が勝手に作ってるんじゃなくて、
このサイトを見た人達が「これにはこれが一番だろ!」って投票して出した結果なんだ!ほら、こんな感じ!(サイトを金江に見せる)
金江:うわあ・・・色んな数字が動き回ってて目がチカチカする・・・まるで株価だぜ。
倉前:何万もあるランキングがリアルタイムで変動しているからね。あっ、ほらカナエ!「金江仁志ランキング」もあるよ!
金江:もうなんでもアリだなそのサイト。
倉前:凄い!カナエ金江仁志ランキングで現在第一位だよ!凄いね、やるじゃん!
金江:いやそれが普通だからな!絶対に負けちゃいけない分野だぞそこは!
倉前:ああでも・・・!凄く僅差で二位にお米が並んでるよ!
金江:なんで穀類に追い詰められてるんだよ俺は!!誰だよ米に投票したヤツは!
倉前:ええと、お米に投票した人のコメントを見ると・・・。
「どっからどう見ても金江仁志である、むしろなんでコイツが今まで金江仁志じゃなかったのかが疑問でしかたない。
金江母」
金江:オフクロおおお!!!アンタ米を自分の息子以上に考えるってどんな心情の変化があったんだよっ!!
あっ!もしかして最近米袋かついで街に出かけてるのってこれが原因か!!
倉前:「米は重くても8キロ程、対する金江仁志は54キロ程。かついだ場合にどちらが楽なのかは明白である
金江母」
金江:目覚ませオフクロっ!!俺は二足歩行できるけど米は自立すらできないんだぞ!老後の面倒見てやんねえぞチクショーッ!!
てかそもそも何で俺が米に負けなきゃなんねえんだよ!こんなランキング信じられるかぁ!!
倉前:いや、信用性はあるから気を付けたほうが良いよこのサイトのランキングは。例えば「シシャモランキング」だとシシャモを追い抜いてカラフトシシャモが一位だし。
金江:確かにシシャモって言われたら細長い方を想像するな!
倉前:「織田信成ランキング」では、なぜか織田信長の順位がメッチャ低いし。
金江:そいつはそいつで別の伝説作ってるからな!もう祖先の面影が見えねえよ・・・。
倉前:「日本の総理大臣ランキング」にいたっては・・・もうみんな棒一直線状態だし!
金江:抹殺されるぞそのランキング!
け、けどな!少しは信用性あると分かっても俺は断じて米に負けねえからな!田んぼから生まれたヤツなんて金江仁志じゃねえからな!
倉前:大丈夫だって、少なくとも今はカナエが一位なんだし・・・ってボエッ!?
金江:ど、どうした?すげえ間抜けな声出したぞ今!
倉前:く・・・倉前エイジランキングで、クラマエが5位に転落してるよっ!!アサクサ海苔と、韓国海苔と、海苔のつくだ煮が票を伸ばしまくってるよ!
金江:海苔一派の逆襲が始まった!てかそいつ等も努力の方向性を間違っていやがる!
倉前:こ、こうしちゃいられない・・・!今すぐ倉前力を高めないと!
金江:なんだその倉前力ってのは!女子力みたいに言うんじゃねえ!
倉前:「こうすれば倉前エイジっぽくなる」って投票者の皆さんがアドバイスしてくれるんだよ!えっと、さっそく調べなきゃ・・・。
金江:何様だよその投票者は!てかどうすれば倉前エイジっぽくなれるかなんてことを倉前エイジが聞くんじゃねえ!!
倉前:ふむふむ・・・「金髪アフロにすれば倉前力が50は上がる」か、なるほどね・・・。
金江:お前金髪アフロじゃねえだろ!倉前エイジは金髪アフロじゃねえだろ!
倉前:おお、「車を持ち上げるくらい筋肉ムキムキになればもう完璧な倉前エイジである」そうなんだ・・・!
金江:そうなんだじゃねえよ!お前筋肉ムキムキじゃねえだろ!車持ち上げた事とかねえだろ!
倉前:「純粋なインド人は生まれつき倉前力が高い」ああ、確かに!
金江:何が確かにだ!お前沖縄生まれ沖縄育ちだろうが!インド人だった覚えがあるのか!てかさっきからメチャクチャじゃねえかそのアドバイス!
倉前:ああもうこうしちゃいられない!漫才やってる場合じゃないよ!(舞台袖にはけようとする)
金江:おいまてお前!どこに行くつもりだ!
倉前:筋肉ムキムキになるためにスポーツセンターで機材を買いに行くんだよ!あっ、その前に美容院行ってアフロにしてもらわないと・・・そんなことよりインド人と入籍しないとっ!!
金江:落ち着け落ち着け!何勝手にパニックになってるんだよ!!まだ漫才終わってねえんだぞ!
倉前:ああでもまずは倉前エイジっぽい服装を買いに行かないと・・・そうだ、食事も生活習慣も倉前エイジっぽくしないと・・・
・・・もう、そもそも倉前エイジらしさってなんなんだよっ!!でもランキングで抜かされたくないよ・・・海苔に負けたくないよ・・・一位取りたいよぉっ!!
金江:クッソ馬鹿野郎っ!!!(頬を殴る)
倉前:クラブァ!!な、なに・・・カナエ・・・?
金江:・・・何がランキングだ!そんな他人が決めたものをいちいち気にしてるんじゃねえ!!お前がただ、お前の好きなように生きて、何が悪いって言うんだよっ!!
倉前:カ・・・・・・カナエ・・・!
金江:ヘッ、ガラでもなく熱い事語っちまったな・・・。
倉前:・・・・・・今ので金江仁志ランキングのカナエの順位が三十五位に転落したよ。
金江:チクショオオオオオ!!!!最早別人じゃねえかああっ!!
倉前:そしてお米が堂々の一位に君臨したよ!
金江:クソオオオオ!!何だよ世間から見れば俺より米の方が俺らしく見えんのかよ!!じゃあなんだ、今舞台に海苔と米が置いてある方がクラマエカナエっぽく見えるってのかよっ!!
倉前:海苔とお米・・・あっ!(ポケットを探る)
金江:どうした!?
倉前:・・・・・・・・・(海苔巻きを取り出し、舞台の真ん中に置く)。
金江:・・・・・・・・・!!
倉前:・・・・・・・よ、よし!美容院行ってくる!!(舞台袖に走る)
金江:待てゴラァ!!身代わり置いて逃げるんじゃねえ!!(それを追いかける)
倉前:あ、カナエ!「空を自由に飛びまわる事ができれば金江力が120アップ」だって!
金江:出来るかあああああ!!!
(二人退場)
海苔巻き:(倒れる)
雪崩:ワンガン摩だ。
神:ワンガン摩だと?
雪崩:あああああ
神:あああああ
雪崩:あああああ
神:あああああ
雪崩:あああああ
神:優勝
雪崩:お願い
神:あああああ
雪崩:人生も?
神:優勝しない
雪崩:なぜ?
神:それはあああああ
雪崩:あああああ
神:うん。
雪崩:うん。ので、問題だとはね〜
神:あああああ
雪崩:突っ込むことは終わった。
神:突っ込むことはしない
雪崩:あああああ
神:あああああ
雪崩:!
神:!
雪崩:顔文字ネタでしたとはね〜
神:(^з^)/チュッ
雪崩:(^з^)/チュッ
神:さようなら。
雪崩:お前は
神:突っ込む。
神:お前は
雪崩:ぼけ
神:お願いします。
雪崩:何した
神:さようなら。
雪崩:ワンガン摩だ。
神:さようなら。
雪崩:自殺行為だった。神:自殺します。
ワンガン摩:探さないでください。
神:探さないでください。
雪崩 アールビバン
神 キャスト
審査員 点数 |
0 | 33 | 0 | 0 | 29 | 平均12.4 |
【審査員コメント】 ・革新すぎて僕には追いつけません ・……え、これ狙ってます?狙ってこれ書いてるんだったら怖いなあ。 高得点は出せないです。でも、本当に適当に書き散らしたネタや、不快感を感じるネタよりは、僕はこのネタの方がおもしろく感じました。 ・(^з^)/チュッ ・組織に送る暗号文を間違えて投稿してしまったのですね、以後気をつけてください。 ・不覚にも電波を受信してしまったようなので簡単に解説すると… 3行目から「あああああ」の連続という予想外の展開、その後もいろいろ予想外の要素が繰り広げられていく。 同じ人が2台詞連続、や改行ミス、顔文字ネタなど、漫才のタブーもところどころに入れている。 まさに「革新」というタイトルの芸術漫才、といった感じですね。 そして最後の「アールビバン」「キャスト」という台詞のチョイスは普通に好きです。この2台詞の威力はすごいと思います。 じゃあこの作品を安易に認めて良いのかといえば…それはやはり難しいところでして。 FANさん同様、下手なネタよりは面白かった、という意味でのこの点数です。
キム・ヨナ:日本のみなさん、こんにちは!キム・ヨナです!
今日は漫才頑張っていきたいと思います!
え?一人じゃないかって?
・・・ええ、そうよ。私は韓国国民の妹とか呼ばれてるけど結局は一人、って違う?
一人で漫才できるのかって話?ええ、そりゃあできますとも。
結局はボケてつっこんでを愚直に繰り返せばいいだけでしょ?愚直に。
ということでそんなのは一人でできまーす。わざわざ2人もいりませーん。
それじゃあ何から話しましょうか。少女時代の処女時代はとうの昔に終わったことについて話しましょうか。
「はいどうもーキム・ヨナですー少女時代の100倍可愛いですー」「当たり前のことを言うなよ!!」
「少女時代が最近音楽会社と問題になってるのはソレですー」「みんな感づいてるよ!!」
「少女時代のCDがこの前ゴミ捨て場に吊るされてましたー」「みんなそうしてるよ!!」
【暗転】
キムチ・ヨナ:日本のみなさん、こんにキムチ!キムチ・ヨナです!
今日はキムチの国からわざわざやってきたんですよ。だからもっと韓国キムチを輸入してください!
日本の美味しいキムチと違って韓国のキムチは辛すぎるし不衛生だし私も基本的には食べないですが、輸入してください。
個人輸入してください!
さて今日は一人で漫才をしたいと思います。
「少女時代って実はキムチエステしてるんだよー」「んなわけねえだろ!!」
「前握手した時、どうりでキムチくさいと思ったわ」「んなわけねえだろ!!」
「爪の間に白菜が挟まっていたという噂もちらほら」「んなわけねえだろ!!」
【暗転】
(キキーーーーーッドカーーーーーン!!)
キム・ヨナヨナ:に、日本のみなさん・・・こんにちは・・・キム・ヨナヨナです。
たった今、トラックに轢かれました、大丈夫です、小型です。
それでは一人漫才に移りたいのですが、ちょっとイスを持ってきてくださいませんか・・・
「最近の若者はすぐに弱音を吐くね・・・」「いや病院行けよ!!」
「ちょっと自動車と接触したくらいで、ね」「小型トラックじゃなくて大型タンクローリーだったよ!!」
「とりあえず今から献血に行ってきます・・・」「逆に迷惑だよ!!」
【暗転】
キミ・ヨナ:え・・・あれ?キミ・・・ヨナ?
キミヨナでしょ!?ねえ絶対にそうでしょ!?テレビで見たことあるかも!!
ぶっぶー違いまーす私がヨナでーすあなたはヨナじゃありませーん。
私がキム・ヨナだという証明写真もありまーす。
この前一人でプリクラ撮った時のなんですけどね。ホラこんなに可愛い!!
韓国のプリクラは全部キムチ枠なので日本へ遊びに来た時はついついプリクラ撮りだめしちゃうんですよねー!
それでは一人漫才をしまーす。
「この前韓国でプリクラを撮ったら顔がキムチに隠れちゃったの」「んなわけねえだろ!!」
「写真もうっすい白菜にプリントされるし最悪」「んなわけねえだろ!!」
「頭にきたからキムチを急速に腐らせる虫を放り込んでやったわ」「んなわけねえだろ!!」
【暗転】
(キムーーーーーッヨナーーーーーン!!)
キムヨナ:たった今、私のドッペルゲンガーに轢かれました、キム・ヨナです。
ドッペル:どうも、キム・ヨナのドッペルゲンガーです。
キムヨナ:やっぱりね、漫才はこうして2人で掛け合いした方が楽ということでね、急きょ轢かれましたけども。
あのさ、轢かれる以外で出てきてくれないのキミ?
ドッペル:貴様が死ねば私がキム・ヨナに繰り上がる。
キムヨナ:だから轢くってか!!何その影武者が本人喰いつぶしちゃう感じ!!ううう夜道は気をつけよう・・・
ドッペル:あっ、夜とか影が出来ない場所はちょっと・・・
キムヨナ:弱点をまさかのカミングアウト!?このドッペルゲンガー馬鹿だ!!
ドッペル:元の人に似ているんです。
キムヨナ:元の人言うんじゃねえわ!!
さて、そんじゃ改めまして日本の皆さんこんにちは!!
ドッペル:こんにキムチ!!
キムヨナ:それちょっと前の私!!結構恥ずかしいから蒸し返さないでよ!!
いやあそれにしても今日本では韓国の音楽ユニットがすごいらしいですよ。
ドッペル:なんでも毎食ごはん3杯は喰うらしいですね。
キムヨナ:すごいってそういうことじゃねえわ!!
違いますよ勢いがすごいってことですよ。
ドッペル:無我夢中でご飯を口に頬張りまして。
キムヨナ:勢いってそういうことじゃねえわ!!揚げ足ばっかり取りやがって!!
ドッペル:K−POPはオリコンチャートでいい成績ばっかり取りやがって!!
キムヨナ:ちゃんと知ってるじゃねえかよもうイヤあああああ!!
んで少女時代だのKARAだのいるじゃないですか?彼女らの活躍はすごいですよもう。
ドッペル:厳しいことでお馴染みの韓国の音楽会社に噛みつきましたからね。大活躍です。
キムヨナ:だからなんかさっきからベクトルが違うトコ向いてんの!!
ドッペル:握手会においてKARAは握手してる最中は別の方を向いてますよ。ファンと絶対に目を合わせません。
キムヨナ:確かにそうかもしれないけど!!ちょっとファンサービスが足りてない感じするわな。
ドッペル:ファンを大切にしないなんて考えられないですね。脳みそ詰まってるんでしょうか。
どうせすっKARAかんなんでしょうけども。
キムヨナ:ぜってーソレ言いたかっただけでしょ!!イヤあああああ!!
あと気になるK−POPといえば東方神起ですよ。
ドッペル:脱退もあってマルコとポーロの2人組になりましたけどね。
キムヨナ:それ東方見聞録の人!!あとマルコとポーロに分けんじゃねえよ!!元ネタは1人だよ!!
ドッペル:まあそのたまごボーロですが、
キムヨナ:もうめちゃくちゃ!!イヤあああああ!!
ドッペル:めちゃくちゃ、そう、ボーロボロというわけですね。
キムヨナ:イヤあああああ!!
おいしいトコとられた畜生。
ドッペル:みんなもおいしい韓国キムチを食べてね!!
キムヨナ:またそうやって被せてきやがって!!全部持ってくんじゃねえよ!!
もう、
2人:いやああああああああああああああ!!
審査員 点数 |
25 | 51 | 30 | 17 | 50 | 平均34.6 |
【審査員コメント】 ・一人で漫才していた前半の方が独特で面白そうだっただけに、後半普通の2人漫才と変わらない内容になっていたのが勿体なかったです。 ただ前半も形式に対して内容が伴っていたかと言われると正直そうでもなかったです。 一人で何をするのかと思えば結局ダジャレに近い内容で、ボケが浅い印象を受けました。 後半は、大きな特徴(と思われる)一人という要素が抜け落ちているためか、これといった印象もなく、パーッと終わっていきました。 ・作者さん、韓国に恨みでもあるんですかね。 おもしろいことやってるとは思うんですけども、ネタ全体になんとなく黒いオーラを感じる……素直に笑えるネタじゃなかったなと。 なぜか突然に出てきたマルコポーロがなんかおもしろかった。 ・何が悔しいってちょっと笑った ・自分こういう国際系のネタっていけ好かないんですが、 いけ好かなくても大爆笑できたら見合った点数つけてやろうと思ったんですが、 ずっといけ好かないままで、ずっと笑えなかったです。 もっとボケを練った方が良いと思います。その手の思想を持つ人だけを笑わせるのではなく、その手の思想に嫌気が差してる人が見ても面白いと思わせられるボケを考えてほしかったです。 それとドッペルになってからの展開が、一人語りの何倍も面白かったので、もっと早くドッペル化した方が良いです。 ・一人で漫才、ってのは斬新でしたね。そのインパクト程度には面白かったです。 普通の漫才に入ったあたりまでは面白かったのですが、その後が普通の漫才のツカミにあたるようなボケばかりで、かつ短いので、いくらなんでも消化不良だったかなぁ、と。 行数的にももう少し費やせるはずなので、より多様なボケ・展開を見せて欲しかったです。
三須:どうも〜! エロ漫画大好きの三須でーす。ズッコンバッコン
松野:お前、帰って寝ろ
三須:しかし世の中はエロ漫画で満ち溢れているね
松野:そうでもねーよ。エロ漫画とは無縁の青春ど真ん中の漫画だってたくさんあるよ
三須:そんなことねーよ。例えば?
松野:例えば、あだち充のタッチとかね。 多くの人が感動と嫉妬する漫画じゃないですか
三須:タッチ!? タッチだと!?
松野:どうしたんだよ、いきなり興奮して。やっぱ帰って寝るか?
三須:タッチなんて超ドスケベ漫画の代表作じゃねーか! もう18禁どころか180禁だよ!
松野:誰も見れねぇよ! それにタッチのどこにエロ要素があるんだよ?
三須:もうあり過ぎて100行で収まる気がしねぇよ
松野:そんなにあるのかよ、もうお前の名字「ゲス」も改名しろよ
三須:まずタイトル! 「タッチ」ってどこを触るんだよ! ケツか? おっぱいか?
松野:なんで2択なんだよ。 違うよ、果たせなかった夢を弟から兄にバトンタッチするからタッチっていうタイトルなの
三須:果たせなかった夢ってあれだろ? AV男優とかだろ?
松野:違うわ! 甲子園に行くことだよ
三須:「甲子園ギャルをナンパして、マジックミラー号でお小遣い渡して、ムフフなことしちゃいました」 って奴だろ?
松野:それはお前が昨日見たDVDだよ
三須:それに、タイトルだけじゃないよ!? 登場人物知ってるか?
松野:さっきもちらっと言ったけど双子の兄弟が出てくるじゃん
三須:そう! 双子といえば双生児……ソーセージ……チンコ……
松野:なんでそうなるんだよ! お前の考えすぎだよ!
三須:チンコが主人公って完全にエロ漫画だろ! それに兄貴の名前も「勃つや」だしな
松野:達也だよ! とんでもない変換ミスしてんじゃねぇ!
三須:さらにヒロインも出てくるんだよな? とんでもないド淫乱の
松野:淫乱なのはおめーだよ。ヒロインといえば南ちゃん。未だに憧れてる男性もいるそうですよ
三須:その淫乱が「南を甲子園に連れてイッて」って! 神聖な甲子園で何をしようとしているんだよ、こいつは!
お客さんもいる中で大乱交プレイですか!?
松野:なんで試合中に乱交するんだよ! 意味が全然違うんだよ!
三須:飼っている犬の前もパンチだかチンポだか
松野:パンチで合ってるんだよ! なんでわざわざ下品に間違うわけ!?
三須:大体野球っていうスポーツ自体どうなんだよ?
松野:矛先がとんでもないとこに来たな。野球がどうかしたのかよ?
三須:野球ってタマを磨いたり、棒で球に刺激を与えたりするんだろ?
松野:表現の仕方がおかしいっつーの! ボールを磨いたり、バットでボールを打つって言え!
三須:みんなユニフォーム着ているけど、あれを脱いだら裸だろ?
松野:どんな競技だってユニフォーム脱げば裸になるわ!
三須:審判だって英語で言えばオッパイアだし
松野:アンパイアだ! お前今回審査員に先風さんいないからって好き放題やり過ぎだぞ!
三須:そんな卑猥なスポーツをやる漫画がエロ漫画じゃないわけないだろう?
松野:全部お前の間違った妄想なんだよ! それにストーリーはめちゃくちゃ爽やかですよ
三須:じゃあ試しにストーリーを説明してみ?
松野:いいよ。まずさっき出てきた双子の達也と和也と幼馴染の南ちゃんは小さいころから仲良しで、何をやるにも3人一緒なんだよ
三須:3Pじゃねぇか!
松野:まぁ、言うと思ったからスルーの方向で。で、3人が高校に入学するんだけど和也は野球部に、達也はボクシング部に入部するんだよ
三須:で、南ちゃんは乳部に入部するんだ
松野:ダジャレがくだらねーよ! 南ちゃんは野球部のマネージャーになるの
三須:マネージャーって響き、興奮するよね
松野:そこは否定しないけど。で、野球部は夏の大会に参加して決勝まで勝ち進むんだよ
三須:南ちゃんが枕営業したおかげでな
松野:落ち目のアイドルかよ!
三須:そのツッコミは芸能界に衝撃を与えそうだけどな
松野:いいんだよ。で、決勝の朝に和也に悲劇が起こるの
三須:「あれ? パンツ濡れてる? え? なんで? どーしてーーーーー!」
松野:夢精してんじゃねぇよ! 違う、交通事故ですよ。で、南ちゃんが病院に駆けつけるとすでにそこには達也がいて、こう言うんですよ
三須:「綺麗な顔してるんだろ? ドピュッ」
松野:何か出ちゃったぞ! なに兄弟に欲情してるんだよ!
三須:こんなストーリー、ソフトオンデマンドだろ!?
松野:まだ途中だけど、この調子じゃ先は見えてるからもうやめとくよ
三須:だから実写化してもこけたんだよ ストーリーはエロいし、ヒロインは性格悪そうだし
松野:長澤まさみちゃんを悪く言うな!
三須:もっと爽やかにすればいいんだよ、オレが改変したらもっと人気出るね
松野:もう十分人気は出たと思うけどな! ここまで来たらちょっと改変してみろよ
三須:エロ要素を一切消すぞ? まず南ちゃんって途中で新体操はじめるよな?
松野:うん。レオタード姿になるし、そこを変えるの?
三須:そうだね……レオタードを脱いでみようか
松野:全裸になるんですけど! 余計いやらしくなるんですけど!
三須:バカヤロウ! オレ達人間は生まれたときはみんな裸だったんだ! つまりは原点に戻るんだよ!
松野:なんか色々と矛盾してるぞ!
三須:で、新体操をやめて木馬に乗ってみようか
松野:全裸で木馬!?
三須:そしてそれを揺らすのが達也
松野:達也なにやってるんだよ! 天国で和也が悲しむわ!
三須:これを延々やっているのを映画化しましょう
松野:つまんねーよ! 最初は興奮するかもしれないけど飽きるに決まってるだろ!
三須:飽きたらツタヤで
「甲子園ギャルをナンパして、マジックミラー号でお小遣い渡して、ムフフなことしちゃいました」借りて見ればいいだろ!
松野:もういいよ!
二人:色々とすいませんでした!
審査員 点数 |
7 | 61 | 31 | 62 | 63 | 平均44.8 |
【審査員コメント】 ・ボケが入るべきところに全部下ネタが入っているだけのように見えました。 こういうのは下ネタと同時にボケになっているからこそ面白くなるのであって、今回は単に趣味を聞かされただけのような気分になりました。 ・下ネタオンリーのわりに、ボケが非常に巧みです。前回王者を彷彿とさせますね。 題材がドギツイわりに、インパクトに残らないで終わってしまったのはかえってマイナスだったかもしれません。 それにしても最後の改変するところが中途半端で変に浮いてるんですが…… ああそうか、今回全体通して下ネタ多いのは先風さん枠消えたからか…… ・前半は既存の単語やストーリーを下ネタに置き換えるという単調なものだったのが、 「飼っている犬の名前もパンチだかチンポだか」 こう云う大胆でくだらないボケがはまると一たび笑いが止まらなくなります。 あとお前翔だろ ・二人のキャラクターが徹底されていて、とても読みやすかったです。 特に三須のウホウホ興奮する様が見事に表現されていて、頭の中に絵が浮かびました。とても綺麗な文章です。 「ユニフォーム脱いだら全裸じゃねえか」など、発想の盲点をついたボケには爆笑させられました。下ネタにもコツがいるのだと思い知らされました。 しかしその一方で、「タマ磨いたり棒でタマに刺激を与えるスポーツ」など、誰でも思いつくような定番の下ネタがあったのが、残念で仕方ありません。 新鮮な下ネタで刺激を与えられたかと思えば、急に定番の下ネタを言われて冷めてしまうという繰り返しが続いて、不安定な気持ちにさせられました。 どこかで聞いたことがあるように思う下ネタは、できるだけ避けてください。 下ネタが嫌われる理由の一つは、恐ろしくワンパターンなものが多いことなのです。もっと読み手が驚くような、見たこともない下ネタでこの漫才を満たしてください。 そうすれば、この手のネタが嫌いな人にも、大いに笑ってもらえる作品ができる筈です。 ・前半からフッ切れてて良いですね。とりあえず下ネタを言ってやろう、みたいな心意気が面白さに拍車をかけていました。 ただ、後半で若干失速していたと思います。無理やりな下ネタ自体は良いのですが、話の持って行き方があまりハマらなかったというか。 松野があえてツッコまなかった部分があるのも、このネタではあまり必要なかったかなぁという気がします。
ろぺす:はいどうも、くるぶしソックスです。
おまりー:・・・・
ろぺす:まあ頑張りたいなあって言ってるんですけど
おまりー:・・・たい。
ろぺす:え?今なんて?
おまりー:・・・したい。
ろぺす:いやだからなんて?
おまりー:優勝したい。
ろぺす:
おまりー:という訳で優勝について本気出して考えてみました。
ろぺす:
おまりー:この企画ではやはり一つのライン、そう決勝進出というラインが非常に重要になってきます。
なぜか。その理由はこの企画の審査システムにあります。
決勝にて審査員数が増える。つまりはそう、決勝に進出すればそこから逆転も可能だということ。
裏を返せば決勝に駒を進めない限りは優勝はありえないということです。
ろぺす:言っとくけどお前今アホほど当たり前の事を4行使って言ってるよ
おまりー:私は考えました。どうすれば決勝に進出できるか。
そして気が付きました。全体に付けた平均に対する決勝進出者につけた平均点が最も高い審査員を狙えば、
勝利する確率は飛躍的に上昇するということを!
ろぺす:あっこいつめんどくせえ
おまりー:つまりはそう、夏草さんを狙い撃ちすれば!決勝進出への可能性は飛躍的に上昇する!!
ろぺす:お前普通に漫才楽しむ気無いの
おまりー:ここで前回夏草さんが高得点を付けた組をザッピング致しましたので御覧ください。
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生涯探求
天然亭一門
ろぺす:ゲテモノばっかじゃねえか
おまりー:(敬称略です。)
ろぺす:俺お前のそういう細かい配慮するとこ嫌いじゃないよ
おまりー:そして、私はこの三組から4つの傾向を導き出しました!
ろぺす:えマジでそれは気になる
おまりー: 1!!ちんぽを出す!!
2!!固有名詞を出す!!
3!!感嘆符を使わない!!
4!!空を飛ぶ!!
ろぺす:あぁ俺等のMM-1終わった
おまりー:という事で!もっかい漫才します!!お楽しみに!!
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(月に向かって発射される蛭子能収のちんぽ)
ろぺす:こいつ一行に七割五分詰め込みやがった
おまりー:はい!!どうも!!くるぶしソックスです!!しゃーおら!!しゃーーすぞおら!!おらしゃー!!
ろぺす:なのに3番ルール守る気0じゃねえか。県道を走るアイルトン・セナ並みに守る気0じゃねえか。
おまりー:最近はバントの構えをした細木数子の走馬灯が桂馬の動きで巡る毎日ですけどろぺすさんいかがお過ごしですか!!
ろぺす:意味わかんねえよなんで一昔前のネット大喜利NGワード羅列したんだよ
おまりー:そうですね!僕は蛭子能収のちんぽにまたがって通勤する事にはまってますね!!
ろぺす:お前のマイカー今大気圏突破してっぞ
おまりー:そうそれでね!!こないだも通勤してたんですけどね!!
ろぺす:あとお前この前生活保護申請してただろ泣きそうな顔で
おまりー:信号待ちしてた時にね!なんと!!隣を何かが過ぎ去って行きましてね!!
ろぺす:そして断られてただろ泣きそうな顔で
おまりー:何かと思ったらね!!
ろぺす:もう漫才終わっていい?
おまりー:右半身の無い少女が
ろぺす:事情が変わった
おまりー:おっ!!食いつくねえ兄ちゃん!!
ろぺす:いやいいからいいから早く続きを
おまりー:ききたい?
ろぺす:ききたい。
おまりー:実を言うとですね、まあその右半身の無い少女ですね、
ろぺす:(ごくり)
おまりー:驚く事に左半身も無かったんですけど
ろぺす:
おまりー:スッポンポンだったんですけど
ろぺす:うんあのさお前知ってる?1ひく1は0だって事
おまりー:でまあとにかく僕は会社に遅れるからそのちくわぶのアクセルをベタ踏みしまして
ろぺす:蛭子能収さん本当ごめんなさいコイツ悪気は無いんです
おまりー:でまあなんとかギリギリ間に合いましてね
ろぺす:ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って、お前絶対定職ついてないけどとりあえずきいとこ、どこの会社行ってんの
おまりー:NTT南日本
ろぺす:黙れや
おまりー:いや!!NTTがなんの略か聞いてから黙れやって言って!!
ろぺす:…あぁ、悪かった悪かった、そうだな、よし聞こ
おまりー:ニトログリセリン
ろぺす:黙れや
おまりー:ニトログリセリン南日本
ろぺす:東西南北に分けるほどニトログリセリンに特需生じてねえよ。Tが一個迷子だしよ
おまりー:でね、まあ自分の席に座ろうとしたんですけどね、気づいたんですよ・・・!!
ろぺす:何に
おまりー:僕の席で…
全身の無い少女がブリッジをしている・・・!!!
ろぺす:今日の分の薬飲んだ?
おまりー:もうこれは完っ璧にホラーですからね!!駐車場に急いでポケットからお札と釘を取り出すと
一心不乱にちくわぶにお札を打ち付けまして!!
ろぺす:もう色々と何を解決する気だよ
おまりー:取り出すお札、鳴らすトンカチ、遠くで聞こえる誰かの悲鳴。
ろぺす:多分だけどそれ蛭子さん
おまりー:やがて断末魔も聞こえなくなりましてね、
手間かけさせやがってとスッキリした気持ちで僕はタイムカードを挿した訳ですよ
ろぺす:今世紀最大の趣旨のフィルダースチョイスだよ。当初の目的が樹海に迷い込んでるよ
おまりー:しかしその時にまたも僕は気づいてしまったんです!!!!!
ろぺす;その前にお前の主治医の電話番号教えて
おまりー:このビル・・・
6Pチーズだって・・・
ろぺす:20分後に反省会な
おまりー:だから次は裂けるチーズに就職したいなって考えてるんですよ!!
ろぺす:俺等の仲もたった今断裂したがな
おまりー:とりあえずがんばりますよ!!
ろぺす:いやまずお前裂けるチーズって意味分かんない、どんな仕事するつもりなんだよ
おまりー:そうですね、ふだんは全世界が見渡せる玉座に座り、
戦においては8本足の馬スレイプニルにまたがって百発百中の槍グングニルを操る仕事です。
ろぺす:いやお前それ北欧神話における片目とひきかえに知恵の泉の水を飲んで太古の知恵を身に付け、
クワシールの霊酒を手に入れて詩を世にもたらしたアース神族の最高神オーディンじゃねえか
おまりー;ありがとうございました
遠山:どうも、有機丸アポロです。
出雲:こんにちは、個人名言いますと、俺がハリケーンリリで、こいつがボストンマリです。
遠山:嘘をつかない。俺達はAAAの曲のタイトルになってない。
出雲:そして舞台袖に控えているのがフランケンボブです。
遠山:そんなやついねえよ。いるとしたら早々に引き取ってもらってくれよ。
出雲:そんなことよりさ、お前に聞いてほしい話があるから、背中で語るわ。
遠山:すまん、出来れば発音して貰えると助かる。そんな男らしい一面いらない。
出雲:ああ、あのな、俺の子供時代の話なんだけど。あ、お前子供時代あったっけ?
遠山:まず無いヤツがいないわな。母胎からニュルッといっぱしの大人が現れたらショッキングだろ。
出雲:クリス松村は?
遠山:クリス松村にも子供時代はあるよ。ただ単に想像がつかないというだけだよ。
出雲:そんでさ、子供時代は親父と一緒に風呂入ったりしたじゃん。
あっ……ごめん、お前の前で親父の話しちゃった……。
遠山:構いませんけれども!?俺別に親父にまつわるトラウマありゃしねえよ。
出雲:本当にごめん、あとで2万払うから……。
遠山:要らねえよ!そんなよくわからない理由で貰った金使えねえよ!!いいから話続けろよ。
出雲:うん、そんでさ。そん時の親父の背中見てさ、「広いなー」とか「デカいなー」とか「怖いな怖いなー」とか思っただろ?
遠山:最後の稲川的感想は抱かなかったけどな。まぁわかるわ、そういうの見て親父の偉大さとか感じたんだよな。
出雲:そう、それで俺も息子に偉大に思ってほしいから、背中の拡張手術を受けようと思ってる。
遠山:…………………?
…………!!?
! ! ! ? ?
出雲:そんで背中の拡張手術を受けたとしてよ、息子が将来グレた時の対処法が……。
遠山:いやいやいやいやいぃやいやぁっ!!!グレただのなんだのどーでもいーぜ!!!
お前、何クレイジーな大前提さておいてベタベタな漫才展開しようとしてんだ!!
出雲:でも子供グレたらイヤじゃん。お前も相方の子供がグレたらイヤだろ?
遠山:相方が背中の拡張手術受ける方がボロ勝ちでイヤだわ!!ていうか背中の拡張手術って何じゃい!!
出雲:あれ、お前拡張手術知らないタイプの人間?
遠山:え、そんな常識みたいに語る!?絶対にお前がマイノリティだぜ!?
出雲:まぁ簡単に言うとな。1メートル四方くらいの鉄板を皮膚に埋め込んでだな……。
遠山:怖いグロいキモいエグいデカい!どうなっちゃうんだよお前の体!!
出雲:剥がれないように背骨と鉄板を溶接するんだよ。手術室に技師さんに来てもらってさ。
遠山:どんな奇妙な手術室だよ!ちょっと立ち会いたいわ!!
出雲:鉄板の重さに耐えられるように筋肉を強くする怪しい薬を注射して。
遠山:ドーピングじゃねえか!!親の威厳のために罪を犯すな!
出雲:もちろん安全のために角張った部分は削って丸めます。
遠山:何への配慮だよ!鉄板仕込んでる時点でだいぶ危険人物だよ!
出雲:でも心配すんな、拡張手術しても漫才師としての仕事はおろそかにしないから。
遠山:むしろ背中に仕込むことが漫才師としてどうなんだろうな!?
出雲:直立すると俺の後ろから服を突き破って肌色の正方形がはみ出してみえる。
遠山:変な漫才師だな!?そんな奇抜なヤツの隣でニコニコ漫才出来ねぇよ!
出雲:あ、じゃあ特注のスーツとか作る?それくらいの手間はかけないとな。
遠山:まず拡張手術の手間を真っ先に削れるんじゃねえかな!?
出雲:だったら普段は鉄板を折りたためる感じにして、好きな時に広げられるような……。
遠山:もはや改造人間じゃねえか!!むしろ新手のバケモンだよ!!
出雲:ちょ、バケモンって……お前、フランケンボブに謝れよ。
遠山:舞台袖にいるヤツ!?そいつ背中の拡張手術受けたタイプの人間なの!?やだすげぇ気になる!
出雲:だからさ、お前がツッコミで俺を叩こうものなら俺は半身捻らせ背中でガードするからな。
遠山:防御手段にするな!鉄板にツッコんだら俺の腕ぶっ壊れんだろ!!
出雲:それがイヤならお前も腕に鉄板を埋め込む手術をしろよ。
遠山:何で俺までそんな得体の知れない手術受けなきゃならねえんだよ!改造人間漫才とか怖いわ!
出雲:漫才師として唯一無二の武器を見つけたな!
遠山:ただの武器だよ、歩く凶器だよ!ていうか、何で背中を広く見せたくて物理的に広くしちゃうの!?
親父の背中って威厳でデカく見えるんだぜ!?無条件でクリアだぜ!?
出雲:いや考えてもみてよ、鉄板仕込まれた親父とか子供から見ても箔がつくぜ?
遠山:むしろ迫害されるよ!「お前のとーちゃんアイアンマン!」とか苛められるよ!
出雲:あっ、そうだったな……ごめんな、嫌なこと思い出させちゃったな……。
遠山:いや、今のは俺の体験談じゃねえよ!?俺のとーちゃんアイアンマンじゃねえよ!!
出雲:本当にごめん、あとで土地の権利書渡すわ……。
遠山:だから何でそこまでするの!?俺むしろ親父と仲いいぜ、去年一緒にエアーズロック行ったぜ!?
出雲:まぁ、とにもかくにも背中に鉄板を仕込むことは親としてメリットだらけなのよ。
遠山:人としてデメリットだけどな。少なくとも俺は距離を置きたいけどな。
出雲:一緒にお風呂に入ったらすげぇお湯が流れ出て親父の重さがわかるし。
遠山:それ鉄板の重さだな!?威厳を水増しするなよ!!
出雲:背中洗ってもらう時、息子が楽に洗うこと出来るし。
遠山:背中を洗うというより窓拭きの要領だな!?親子の触れ合い無機質この上ないな!?
出雲:お馬さんごっことかしたら安定感抜群だし。
遠山:足場が平行だからな!?そんなもんお馬さんじゃねえよ、馬車だよ!!
出雲:息子の参観日とかのプリントを背中にマグネットで貼れるしさ。
遠山:冷蔵庫か!何なの、お前冷蔵庫代わりになりたいの!?
出雲:あっ、そうだ!背中に冷蔵庫を仕込むってのは……!!
遠山:それは意味がわからない!常に冷蔵庫背負った父親みて息子どう思うよ!
出雲:「すごいなー、広いなー」って。
遠山:「怖いな怖いなー」だよ!そんな親父はもう怪奇現象と同じだよ!
出雲:何でそんなに否定すんだよ、背中どころかどこにも拡張手術施したことないくせに。
遠山:無いからこそ客観視出来てるんだよ!ていうかあったら文句言えんのかよ!!
出雲:ただ唯一の難点は背中を指でなぞって書かれた文字を当てるゲームが出来ないことだな。
遠山:本当にそれが唯一なのかな!?むしろ他のマイナスからすりゃ些細なことだぜ!?
出雲:もう、何でそんなに否定するんだよ……子供に憧れてもらいたいんだよ……。
遠山:むしろ子供の気持ち考えろよ……親父が改造人間な子供の気持ち考えろよ……。
出雲:確かにお前と違って俺には改造人間の息子の気持ちはわからないけど……。
遠山:だから俺の親父そんなんじゃねえよ!?普通の禿散らかしたおっさんだよ!?
出雲:今はそう信じているがいいさ、だがしかしいずれ嫌でも実感する日が来るだろう……。
遠山:意味深なことを言うな!!嘘でも気になっちゃうだろ!!
出雲:とにかく!俺は息子に背中を大きく見られたいんだよ、そのためには鉄板埋め込むしか無いんだよ!
遠山:絶対それ以外あるって!むしろそれを真っ先に除外すべきだって!
出雲:じゃあ百歩譲って鉄板は止めるとしよう!じゃあ何を埋め込めばいいんだ!?
遠山:まず何かを埋め込むという発想自体を何とかしろ!
出雲:じゃああれか!?メッセージボードか!?リアルに背中で語ればいいのか!?
遠山:そんなこと望んでねえよ!!比喩を実現しようとするなや!!
出雲:あ、でも「語る」だからな、背中から声出た方がいいか。なら背中にスピーカー付けて声帯をそっちに繋いで……。
遠山:なぁ、お前はそれでいいの!?そんなことのために体弄くり回して本望なの!?
出雲:だったらもうアレか、クリス松村か!?俺の背中にクリス松村の背中を付ければいいのか!?
そうなれば俺とクリス松村は一心同体、やべぇ、息子がクリス松村を父親と見なしたらどうしよう!
じゃあお前息子やって、俺クリス松村と繋がった父親やるから……。
遠山:目を覚ませぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!何をワケわからんことをベラベラとぉぉぉぉぉっ!!
なーにを思い出したがごとくクリス松村ぶっこんで伏線回収気取ってやがんだ!!
なーんだ最終的にクリス松村と繋がった親父って!!俺そんなんとは早々に縁を切るわ!!
出雲:……経験者は語る、か………。
遠山:もうここまで来ると本当に親父に何かあるのかと思うわ。今夜は家族会議だ。
出雲:わかった、背中に鉄板埋め込むのは諦めるよ。クリス松村についてはちょっと考えるよ。
遠山:まずクリスを真っ先に諦めてほしかったんだけどな!?まぁいいや、正気に戻ってくれて何よりだ。
出雲:でも、1つだけ!1つだけどうしても背負いたい物があるんだよ。
遠山:ええぇぇぇぇぇ!?もういいよ、お腹いっぱいだよ!これ以上お前の背中のこと考えたらノイローゼになるわ!!
出雲:頼む、1つだけだから!!全財産払うし土地も売る、一生お前に逆らわないから!!
遠山:どんだけ賭けてんだよ、恐れ多すぎて腰抜かすわ!!
もうわかったよ、そこまでして背負いたい物って何だよ!!全力でツッコミ倒してやるわタコ助がぁぁぁぁぁっ!!
出雲:………父親としての責任だよ。
遠山:………こんだけムチャクチャして最後綺麗にまとめやがったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!ぎゃふん!!
2人:どうもありがとうございました。
審査員 点数 |
80 | 52 | 85 | 92 | 89 | 平均79.6 |
【審査員コメント】 ・設定からの安定感やら運び方やらはいつもと同じく高水準でした。加えて今回はツッコミのリアクションなど以前より幾分か踏み込んだような要素もあり、攻めている印象も受けました。 巧くできているだけに下手に指摘しづらい感じも以前までと同様なのですが、今回は前回に比べてちょっと設定が先走って笑いが取り残されている印象が少々強かったです。 また、芸能人関連のくだりが妙に浮いていた気がします。そこを削ってもうひと盛り上がり作った方が良かったかもしれません。 ・…グロい。グロすぎるてこれ。 物理的に背中を大きくする、まではいいんですけど、手術の内容が詳しく述べられ過ぎててちょっと……無理でした。 テンドンの上手さなど、力量はひしひしと感じるネタではあるんですけどね…… ・最初の10行でこれは面白いと分かるんだけども、 最後まで読んでも面白いものは面白かった。 フランケンボブとクリス松村の天丼が出てきた時点でベスト3を確信しました。 ・フランケンボブの存在意義が微妙だったのと角削ったのになんで正方形になるんだってことくらいですかね。 もうブラボーです、これが面白い漫才の模範的な形だと思います。 奇抜な設定をこれでもかと言うほど発展させていく想像力を心行くまで楽しみました。 背中に鉄板を仕込むというハチャメチャな設定をどうしてこう読みやすく滑稽に調理ができるのでしょうか。羨ましいです。 ボケから構成まで全てが素晴らしかったです。背中ひねってガードで笑い死ぬかと思いました。 ・面白くない行は1つもない、というくらい完璧感のある作品でした。 設定から何からいろいろと凄かったのですが、ボケの生かし方が割りと基本に忠実過ぎる部分があり、 そこで血華美人の方と少し点差をつけさせていただいた次第です。まぁ、それにしても面白かったです。
Aお母さんになりたいね
Bなんやねんいきなり。お前男やから無理に決まってるやろ
Aいやそれはわかってんねん。でもなりたいねん
Bお父さんじゃあかんのか?
Aお父さんはあかんね。死んでも嫌やね。
Bなんでそんな嫌やねん
Aお父さん専門店みたいなとこあったら焼き討ちしてまうくらい嫌いやわ
Bなんで焼くねん。もうちょっとおだやかにしろや!
Aほんならネットで叩くか
B穏やかを履き違えるな!!
Aカタカタカタ・・「お父さん専門店臭い」、、っと
B書くな!!
Aカタカタカタ・・「お父さん専門店狭い」、、っと
Bだから書くなって!!
Aカタカタカタ・・「四畳」、、っと
B狭っ!!そのスペースでよう専門店名乗れたな!!
Aカタカタカタ・・「地図とアニメのCDしか置いてない」、、っと
Bなんで品ぞろえが渋滞した時にしか使えへんやつばっかりやねん!!カバーしてる範囲狭すぎるやろ!!
Aカタカタカタ・・「少年野球のセカンドか」、、っと
B俺の「カバーしてる範囲狭すぎるやろ」を踏まえて例えツッコミしてきた!!なんやねんこいつ!!
Aそこいくと、お母さん専門店は素晴らしいぞ
Bお母さん専門店もあったんや・・
Aまず品ぞろえがいい
Bどんなんがあんの
Aクーラーボックスと手頃な昔話
Bその品ぞろえも渋滞した時に使えるやつやんけ!なんで親関連の専門店はそんな狭い範囲をカバーしてくんねん!!
Aカタカタカタ・・「な行しか載ってない辞書か」、、っと
Bいちいち俺のツッコミを踏まえるな!!ほんでなんやねん「手頃な昔話」って・・そんなんどう売るねん
A紙に書いて渡して、それを覚えてもらう
Bめんどくさそうやなーしかもそんなん長くて覚えられへんやろ?
Aいやいや、要点をまとめて声に出したら覚えられんねん
Bあーギュッとして覚えんねや
A例えばやな、「おかんとおとんの出会い」の話な。これを分かりやすくまとめんねん
Bほうほう
A「血だらけの1LDK。床には死体。隣にはアナタ」
Bなんちゅう出会い売ってきてんねん
A今はそういう出会いもあるやろが!
Bないわそんなもん!そんなん聞かされたら子供どないしろいうねん!
Aそんなもん知るかいや!!そっちでなんとかせえや!
B後のイザコザ大変すぎるやろ!どうせ売んねやったらもっとまともなもん売れや!
A・・・もう1個売ってるわ。「遊園地」の思い出。これええで
「国道から少し見える遊園地は楽しそうだった。少しすぎて、炭鉱が見えた」
Bつらい九州時代の思い出やん
Aあ?
B遊園地や言うから遊園地の中の思い出が出てくると思ったら、炭坑に行くまでの道から見える遊園地の思い出やんけ!華やかさ0や!
A誰が他人の楽しい思い出話聞きたいねん!
Bお前の僻んだ性格からくるラインナップやったんか・・どうりで嫌な奴ばっかり出てくんねや!お前に良い話期待したのが間違いやったわ・・
Aうっさいわ!いや、それでも俺お母さんになりたいねん!!頼むわ!!
Bいや頼まれても無理やて
A何したらなれんねん!?なあ!なあ!?
B何しても無理やて
Aホッケーか!?アイスホッケーか!?
B両方間違ってる二択で聞かれてもなんとも言えへんわ・・
Aまさか・・・・・・・・ローラーホッケー・・?
Bなんでお前はホッケー関連で母性を得られると思ってんねん
Aわからへん・・・・・・・・わからへんねやあああああああああ!!!!!!!!!!
B落ち着けって!!しっかりしろ!とりあえず今分かってる事は、「ホッケーはお母さんになれない」それは確かやから!!
A柔道か!?
B谷亮子さんがたまたまお母さんやっただけや!スポーツをしてもお母さんにはなれない!!
Aそうやったんか!!!!・・・スポーツを・・・・・してても・・・・お母さんには・・・なられ・・へんのか・・・・・
Bどこにそんな情報が載っててん・・
A「週刊お母さん」・・
B何その結構なペースで版行されてる割りに全然聞いた事無い雑誌・・
A今まで何しててん俺・・・
Bまあな・・
Aずっと競歩してたわ・・
Bお前そんなことしてたんか・・
A昨日は咲いてなかった花に気づけるくらいしてたわ・・
Bめっちゃ競歩してるやん・・ま、まあ早くに気付けてよかったやん・・
A・・・・そやな・・俺もこのままいってたら「お母さん廃人」になってるとこやったわ・・
B・・・「お母さん廃人」って何や??
Aお母さんになれなかった者たちの、なれの果てや・・
Bそんな禍々しい世界やってんや・・
Aお母さん廃人になった者は未来永劫、「お母さんといっしょ」を見ることは許されない・・
B・・なんか刑軽ない?
A考えただけでも身震いするわ・・さらにや・・・・お母さん廃人になったものは・・・・・・・・
「あかちゃん本舗」の近くに寄る事すら許されへんねや
B・・・・・いや、別にええやん
Aはあ!!!?????おまえ、「赤ちゃん本舗」の中に、入れへんねんぞ!!
Bいや、ええやん。どうせお母さんちゃうねやから入ることも無いし・・
Aそれだけじゃない!「赤ちゃん本舗」の話題にも入ったらあかんねんぞ!!
Bいやええやろ。だいたいそんな話題してんの主婦くらいやろ。お前とか関係ないやん!
Aいっつもいるわ
Bお前主婦の輪の中に入ってんのか!
Aレギュラーメンバーや
Bどんだけお母さん欲強いねんお前!その輪に入って少しでもお母さん気分味わおうとしてるやん!!
A下手したらあの中で1番俺がお母さんやで
Bどんだけの地力発揮してんねん!!
Aいもしない息子の事が心配になって一旦帰ったりするからな
Bお前それはもうあかんて!!
A家帰っても、食べられもしないのに置いて行ったおやつのドーナツがパッサパサになってるだけやねんけどな
B辛すぎるやろ・・
Aそれをゴミ箱に捨てて、また主婦の輪に加わりに行くねん
Bタフやなお前!!
Aでももう疲れてきたわ・・
Bそやろ
A・・俺もうお母さん目指すの辞めるわ
Bお!ほんまか!そうしたほうがいいわ
A次は競歩で頂点目指してみるわ
Bだいぶ入れ込んでるやん!もうええわ
審査員 点数 |
41 | 94 | 37 | 57 | 59 | 平均57.6 |
【審査員コメント】 ・決して面白くなかったというわけではなかったのですが、飛び抜けて面白い箇所があったというわけでもなかったです。 また、別に取り立てて必要とは感じられないようなところで「!」を連発していたり、「…」と「、、、」が両方使ったりしていて、 読んでいてボケ以外のそういう部分の違和感が気になってしまって、恐らくボケの面白さが削がれたようにも思いました。 表現のひとつとしてそれを否定するつもりはなく、逆手にとってネタにできたりもするのでしょうが、 このネタにおいてはボケに良からぬ影響を与えているため、何か別の方法があってもよいのではないかと思います。 ・おもしろい。おもしろいです。 独特のテンポや雰囲気が心地いいのと、あとこれも単語のセンスからですかね、節々でグッとツボを突いてくるボケが多かったです。 なんとなく、このネタにはそのままであってほしいと思いました。 ・根本的に覚束ない書き方で冷や冷やするものの、 お母さん専門店と云うネーミングや構造は斬新で面白かったです。 ・前半の専門店が凄く面白かったので、そこをもっと後半の展開に繋げてほしかったです。 後半のボケは全部小出し小出しだったので、物語としての筋が薄いです。 とりあえず一本の物語を作ることを意識して書いてみてください。複線を貼ったり天丼を重ねたりすると、さらに読み手に満足感を与える物になります。 それとAがなぜお母さんになりたいのかがあまり触れられてなかったので、気になって展開に集中できませんでした。 ・個別のボケでは面白いものが多かったです。最初のネットで叩くあたりとか(ちょっと出だしから飛ばしすぎだったかも)。 ただ、全体でコレ、というほどのボケが見えてこなかったのが残念です。 この漫才の主軸である「お母さんになりたい」というのもリアルさに欠けていたため、そこまでピンと来ない感じでもありました。