哲夫:はいどうもー。バカでーす。
違いまーすようこそ哲夫ワールドでーす!
今日も漫才頑張りたいんですが、哲夫に足りないもの・・・それは「学」です!
まあ固いプライドを形成するくらいなら学なんて無くてもいいんですが、やっぱり知識や勉強法をひけらかしたいですよね。
テツイッター(哲夫のtwitter)やフェイステッツ(哲夫のfacebook)で学問自慢したいなあ!
ということで今回の相方はコチラ。
??:(瓶底メガネで瞳が見えない男性)
哲夫:はい!ガリ勉君です。今日もガリってる?
ガリ:あ、ちょ・・・アババババ!!
哲夫:会話が成り立たねえな!!勉強ばっかりしてるからコミュニケーション能力ゼロじゃねえか!!
ガリ:コミュニケーション(communication)とは、人間または動物がお互いの・・・
哲夫:いやそういうのいいから!!
まったく、ガリ勉くんはいつもこうなのかい?
ガリ:あ、は、はい。
哲夫:友達とかいるの?自分が友達と思ってても相手からは煙たがられてない?
ガリ:あ、う、その・・・アババババ!!
哲夫:ああ駄目だこいつちょっとでもまくしたてると混乱するわ。
落ち着いて?
ガリ:フォーゥ!!フォーゥ!!フォーゥ!!(やりすぎ深呼吸)
哲夫:過呼吸にならんようにしてね・・・こんなんで漫才できるか不安だなぁ・・・
それじゃあ本題に入るけど、ガリ君は勉強が得意なんでしょ?
ガリ:あ、うーん。
哲夫:最初に「あ」って言うの止めろよ!!絶対社会で通用しない!!
ガリ:はいぃ!!お助け!!
哲夫:ふぅ・・・それじゃあ得意な科目はあるのかな?
ガリ:得意というのは他に比べ突出した才能のことを指しますが、全教科でき過ぎて得意が あ り ま せ ん !(笑顔で)
哲夫:うぜえええええっ!!にこやかな笑顔がうざったいよ!!スローで「ありません」って言うのがうざいよ!!
えーと、しいてあげるならどれとか。
ガリ:わたくし、センター試験 満 点 でしたので。全教科 満 点 でしたのでちょっと。
哲夫:満点のとこだけスローで言うなよバカ!!社会的バカ!!
ガリ:この世は学問!!学問がすべて!!友達よりも先生、恋人より参考書・・・そう!!学問がすべて!!
学問無くして人類に非ず!!!!!
・・・高校、大学でもっと友達作ればよかったなぁと反省してます。
哲夫:折れた!!!!!ついにスカイツリーを彷彿とさせる鼻っ柱が折れた!!!!!
ガリ:あ、その・・・就活で「コミュニケーション取れない」って面接落ちばっかりで・・・就活失敗して・・・ニートなんですけども。
高学歴ニートなんですけども。
哲夫:可哀想なんだけど最後の一言で同情する気失せた!!
ガリ:調子こいて大学院まで進んだらこのザマです・・・大学院のときは教授としか喋れなかった。
哲夫:可哀想通り越して引くわぁ!!ドン引きだよもう!!
じゃあ今日はガリ君が就職できるように面接練習でもしようか?
ガリ:あのー手話のみの面接ってないですかねぇー?
哲夫:あるかもしれないけどてめえ喋れるだろ!!あるとしても耳とか不自由な人用だよ!!
ガリ:手話なら完璧にマスターしてるんですけどねぇ・・・ 3 日 で マスターしちゃったんですけどねぇ・・・
実 質 1 日 でマスターしたんですよ手話。
哲夫:いや、3日が1日ってちょっと無理あるわ!!説明を求める!!
ガリ:あ、えっと、その・・・なんていうか。
哲夫:ソコだよ!!そういうとこ直していこう!!ヨーシやる気出てきた久々に大物の相手だコンチクショウ!!!!!
ガリ:・・・わっ、あっ、アババババ!!
哲夫:重症だよもう!!そのアババババって叫ぶの止めろ!!ツバめっちゃ飛ぶし臭い!!
更生させようとやる気出た途端にやる気を吹き飛ばされちゃったこの感じ!!
ガリ:コンコン、失礼します。
哲夫:この流れで面接練習入っちゃう!?もう掛け合いなんてクソ程にも無いよ!!
ガリ:・・・・・・
哲夫:もうわかった!!わかったからキョロキョロしないで!!
ではお掛けください。
ガリ:・・・??お掛け・・・ください・・・ 一 体 ど こ に ??
ウワアアアアアッ!!
哲夫:落ち着けよ!!面接なんだから椅子か何かに決まっているだろうが!!
ガリ:そ、それでは失礼しますドンガラガッシャーン(椅子から転げ落ちるモーション)
哲夫:なんでそうなるかなあ!?まったくわかんないよォもう!!
ガリ:以前実際にあったんです・・・たまたま椅子が壊れたらしいんですが、なんかもうわけが分からなくなっちゃってダッシュで逃げました。
哲夫:そりゃあ面接通らねえわ!!予測不能の事態に弱いねガリ君。
ガリ:なので椅子が壊れている設定でお願いします・・・
哲夫:まあいいけども。
では椅子にお掛けください。
ガリ:ぐらぐらっ。
哲夫:そう!そこでバランス!!無様に転ばないようにバランス!!
ガリ:アバババババランス。
哲夫:駄目なほうのバランスが!!それだとバランス取れねえわ!!
いったん落ち着きなさいよ。
ガリ:フォーゥ!!フォーゥ!!フォーゥ!!
哲夫:その落ち着き方も相手に良い印象与えねぇわ!!普通の深呼吸できんのか。
ガリ:よ、よろしくお願いします。(お辞儀とともに菓子折り)
哲夫:収賄!!面接官も逆に採用しづらいと思うよ!!そんなの渡さなくていいから。
ではまずお名前をお聞かせください。
ガリ:はい、我利 デュフーォム です。よろしくお願いします。
哲夫:よろしくお願いされねえわ!!何その名前!?デ・・・デホーム?
ガリ:デュフーォムです。カタカナです。
哲夫:キラキラネームも就活に響くって聞いたことがあるぞ・・・
仮に入社したとして名刺とか、
==========================
| |
| 株式会社 うんこたれ証券 |
| |
| 課長補佐代理 |
| 我利 デュフーォム |
| Gari Dhufoomu |
| |
| TEL:123(456)7860 |
| MAIL:dhufooooomu@yahooooo.co.jp |
| |
==========================
こんな感じになるよ絶対!!これじゃあ会社も採用をためらうよ!!
ガリ:いや、メアドはNightmareEarlyEpisodeTechnician@kitty.jpです。
哲夫:意味わかんねえよ悪夢の早いエピソードがテクニシャンて!!
一つわかるとすれば各頭文字をつなげるとニートになるってことぐらいだわ!!
しかも何気にサンリオハローキティのメアドじゃねえか!!よく知ってたなそんなの!!
ガリ:自分で自分にメール出すと、たまに迷惑メール行きになるんだよなぁ・・・サンリオめ!!死ね(ピー音)!! ←ピー音間に合わず・・・ッ
哲夫:危ない危ない!!ディズニーほどじゃないけどサンリオも危ない!!
あと自分で自分にメールってなんなの。
ガリ:難 関 大 の過去入試問題をですね、自分に送
哲夫:ああもうわかったわかった!!凄いなぁ凄いぞぉ!!これからはその凄さを社会に活かせるように頑張っていこうなぁ!!
話を戻して、今度は必ず聞かれる志望動機について練習しようか。
では我が社を志望した動機をお聞かせくだ
ガリ:御社は同系列の他社にはない技術力がありこれからの市場競争を有利に進めていくと思い
ます。また海外事業においてはアジアの主要ベースを確保しつつも欧米へ新たな架け橋を
作っており日本企業として社会に大きく貢献している点に共感すると共に私も海外経験や
社会貢献で自らのスキルアップを図りたいと思い御社を志望いたしました(ここまで7秒)
哲夫:テンプレートだけは得意だな憎たらしい!!まず相手の話は最後まで聞く!!もっとゆっくり話す!!
ガリ:御 社 は 同 系 列 の・・・
哲夫:ソコ!!自慢げに話さない!!それじゃまあ志望動機はOKとして・・・
では次に学生時代のサークル活動やアルバイトについて、
ガリ:アババババ!!
哲夫:わかったわかった!!エピソード無いのな!!
うーん、じゃあテキトーにボランティアやってましたァ、って言え。
ガリ:アハハ!!ぼらんちあアハハ!!
哲夫:テキトーに喋るんじゃなくて適当なことを言えってこと!!もう!!
ガリ:ぼ・・・ボランティアをやっていました。
哲夫:ほう、どんなボランティアですか?
ガリ:ッ・・・講義のノートを休んだ人や寝てた人にコピーして配るのとか・・・
哲夫:単なるパシリじゃねえか!!きっと友達じゃなく便利屋って思われてたんだよガリ君のこと。
ガリ:まあ 便 利 でしょうしね。
哲夫:あ、そこはショック受けねえのか。便利って意味だけに着目してるわこいつ!
話を戻して、では自己PRをお願いします。
ガリ:あ、えっと、・・・私には、コミュニケーション能力が、あり、
哲夫:見え見えのウソを!!そこは得意分野を語ればいいんだよ!!
ガリ:自己PRとしては、勉強ができ過ぎちゃって困っています。勉強できるのに困るって!!困るって!!どういうこと!?
哲夫:うん、PRにはなってるけどぜってえ不採用だわ!!鼻に付くわお前はハナクソか!!今日からハナクソだ!!
ガリ:じゃあ履歴書に貼る写真をハナクソの粘着力で・・・
哲夫:ちょっと頭良いばかりにこんな突飛なことしか出てこないなんて不憫だわぁ・・・
うーん、やっぱり企業へ就職は難しいかも。
ガリ:・・・ガーン!!アババババババババババババババアアアアアアアアアアアアアアアッ!!
哲夫:いや当然だろ!!それよりも企業じゃなくて起業しちゃったら?株でもFXでもなんでもいいから。
ガリ:いや株取引は1万円を10億にしたあたりから飽きちゃって・・・
哲夫:帰れよ。
(帰り道にガリ勉くんがキモ系AV男優のスカウトを受けこれを快諾し終了)
審査員 点数 |
65 | 61 | 47 | 34 | 52 | 77 | 平均56.00 |
【審査員コメント】 ・いきなり点数つけづらいの来たなあ。ガリ君の設定が異質すぎてあんま付いていけなかったんですが、 ツッコミが良い感じに主導しているので面白く読めました。スローで言うの面白いですねー。 でも、全体的に小ボケが脇道に逸れ過ぎな感じがして、切っ先がぶれちゃったように思います。 ・のっけからえらいモン来ますね。2大会連続で困惑したひろちょびさんの心中お察ししますわ。 相方さんが絵に書いたような「コミュ障の秀才」を極端に尖らせたキャラでしたが、 それで一貫してたので、イロモノ漫才でありながら安定感があり、提案⇒実践という構成も基本に忠実でした。 名 刺 を 除 け ば ね。あれはイロモノであるこのネタだからこそ違和感なく使える飛び道具。 ただこの漫才ならもっとぶっ飛んだボケを組み込むことができたはずです。 先述したとおり、構成や面接という題材は珍しいものではなかったので、そこはボケでカバーしてもらいたいところ。 あともうちょいボケにバリエーションの豊富さがあればなぁというのが悔やまれます。 ドヤ顔スロー発言とアババババがこのネタのキーになってるのでそれを減らせとは言いませんが、 出し方に捻りや変化があると後半でもボケとして生きてくるかなと。 ・ガリをあそこまで嫌味のある設定にせず、もう少し微笑ましいキャラクターにした方がいいのではないかと思いました。 結局2人とも特に好感が持てず、笑いづらくなってしまいました。 それと、笑わせどころもほぼガリいじりと知能嫌味だけなので、もっと色々な角度からのボケがあった方が良いかと。 取ってつけたような下ネタ終わりも雑だなぁと感じました。 「アバババババランス。」は面白かったです。 ・アバババァァはあまりはまらなかったけども、 ガリのキョドり具合も巧く出来てるし、 突拍子もないオチも良い。 ボケに捻りが少ないので、 イケてないあるあるみたいなのをぶち込めばもっとよくなる筈。 ・基本的には3流コメディなんですけど、あえて3流感を狙っている独特の世界観を堪能させていただきました 名刺あたりまでは本当に好き勝手やっていて、それが心地よく面白かったんですが後半からラストにかけて やり取りが普通になってしまい、ネタ全体のバランスが崩れてしまった感じです ただ、このネタが全体のトップバッターってことが今大会の大波乱を感じさせるものがありました ・キャラ設定が上手いですよね。キャラ芸としてはなかなかの出来なのではないでしょうか。 後半になっても「難 関 大 の過去入試問題」とか「便 利 でしょうね」と意表を突くあたりが特に上手いです。 必ずしも好感を持てるキャラではないところを除けば、わりと減点要素は少ないです。後半に急展開とか爆発があればというところでしょうか。
ゴム太郎:はいどうもー、天然亭一門ですー
パーマ太郎:んっあっあっ
ゴム太郎:僕が天然亭ゴム太郎、そして相方の
パーマ太郎:うっんっんっ
ゴム太郎:こいつが天然亭パーマ太郎です!ねー、太郎と言っても女の子ですからね!
パーマ太郎:はぁっあっやっうぅっ
ゴム太郎:改めて、よろしくお願いします!
パーマ太郎:ふっんんっんっっっ
ゴム太郎:いやほんとねー、待ちに待ったMM-1!!
パーマ太郎:あっあっあっ
ゴム太郎:頑張っていきたいと思ってるんですけどね!
パーマ太郎:やっあぁっあっ
ゴム太郎:そうだ、僕この前、街で女優さんを見たんですよ、誰だと思います?
パーマ太郎:やだっっんっんっっ
ゴム太郎:そうそうそうそう、矢田亜希子、
ってお前それ!!!!
押尾学の元嫁じゃねーかーーーーーーー!!
(スパーン!!!!)
パーマ太郎:んーーーーっ!!!んーーーーっっ!!!!
ゴム太郎:なんでやねん!!!!なんでやん!!!!
パーマ太郎:あああああーーーーっっ!!!ああああああーーーーーーんんっっ!!!
ゴム太郎:なんでやねんっっっっ!!!!!なんっっでやねんっっっっっっ!!!!
パーマ太郎:んんんんんんぅぅぅぅ!!!!!んふうううううううううーーーーっっっ!!!!
ゴム太郎:ねーほんと、で!その女優さんがどうやら待ち合わせをしてるみたいなんですよ!
パーマ太郎:はあっあっんっんっだめっっ
ゴム太郎:誰だと思います?
パーマ太郎:んっんんっっまっっ、くっっっ
ゴム太郎:そうそう、なんと日本プロ野球を経験しないでメジャーリーグ入りを目指した初の選、
ってマック鈴木とちゃうわーーーーーーい!!!!
(スパパパーーーーーン!!!!)
パーマ太郎:んーーーーっ!!!んーーーーっっ!!!!
ゴム太郎:なんでやねん!!!!なんでやん!!!!
パーマ太郎:あああああーーーーっっ!!!ああああああーーーーーーんんっっ!!!
ゴム太郎:なんでやねんっっっっ!!!!!なんっっでやねんっっっっっっ!!!!
パーマ太郎:んんんんんんぅぅぅぅ!!!!!んふうううううううううーーーーっっっ!!!!
ゴム太郎:どないやねん!!!!どないやねーーーーーーーんんんん!!!!!
パーマ太郎:はあああああーーーーーっっっっっ!!!!
(ズルッ)
パーマ太郎:はああっ・・・?
(バチン)
パーマ太郎:んん・・・
(ジュプッ)
ゴム太郎:ええかげんに・・・・
ええかげんにーーー!!!せーーーーーい!!!!!!!
(ズバァァァァーーーーーーーンンン!!!!)
パーマ太郎:ああああああーーーーーーんんっっ!!!!ああああああああーーーーーんんんっっっっ!!!!
ゴム太郎:もう!!!!!もう!!!!
もう!!!!!!!
やめさせてもらうわーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パーマ太郎:ああああああああああああああああああーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!!
(ズビューーーーーーーンン!!!!)
ゴム太郎:ありがとうございましたーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!
ありがとう、ございましたーーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!!!
パーマ太郎:ああああああああああああああああああーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!!
パーマ太郎:ああああああああああああああああああーーーーーーーッッッッッッ!!!!!!!
Q:天然亭ゴム太郎がやめたのはどちらか
1)漫才 2)避妊
解答はkurubushisox☆gmail.com(☆を@に)まで
審査員 点数 |
25 | 32 | 22 | 5 | 6 | 18 | 平均18.00 |
【審査員コメント】 ・こらこら、あまり下ネタばかり言ってはいけませんよ。 ・なるほど、「天然」亭一「門」だからナチュラルゲーツ。その発想嫌いじゃないですよ。 数字ネタってことで48点か69点にしようかと思ったんですけど、それはいくらなんでも申し訳ないんで、直感で点数つけました。 この漫才は理屈とかそういうのないんで特に言えることもないです。ごめんなさい。 あ、ボクは2番に3000point。 ・3)人間 ・この作者は童貞 ・6点です ・台詞の間隔とかが絶妙だったりしますし、新しい表現の可能性は感じない訳ではないのですが、 いくらなんでも中身が薄いというか未完成というか、この設定でまだいろいろ出来ると思うんです。 MM−1ナメたらあかんぜよ。
ポテト:どーもー!野菜亭ポテトでーす!
ブロリ:野菜亭ブロッコリーでございます!二人合わせて野菜亭ポテトブロリですよろしくお願いします!
ポテト:略してポロリで覚えてください!
ブロリ:野菜から水着へ大躍進やね!いやぁ今日もたくさんのミミズが来て頂いておりますけども、やはり綺麗な方多いですね!
ポテト:そうですねえ、右からべっぴんさん、べっぴんさん、一つ飛ばしてべっぴんさん
ブロリ:失礼だな君!君の畑だけ土の中を動き回らず空気を循環させずに作物を育たなくされてまうで!
ポテト:いやぁそれは失礼しやした!
(会場爆笑)
ブロリ:あぁ笑っていただいてはるわ、良かった。前のコンビがエラいことになってたんで不安やったんですよ
ポテト:里芋とオクラのあいつらね。もう尋常じゃないスベり方しとったな!もうヌルッヌルやったやん!
ブロリ:ズルッズルやろそれ言うなら!ヌルヌルはあいつらの身体的特徴や!
ポテト:あのウケ具合を見るに、さっきのネタはきっと、お蔵入りになるでしょう・・・・・!!
ブロリ:さて、ぼちぼちネタの方やっていこう思ってるんですけども
ポテト:Oh...
ブロリ:やっぱね、この業界に居るからには思いっきりモテてみたいじゃないですか
ポテト:そらモテたいよ!思いっきりめしべをはべらしたいわな!
ブロリ:でしょ?でも正直言って僕ら全然モテへんのですよ!
ポテト:確かにな。でも俺の仲間って結構モテてるのよね
ブロリ:せやったっけ?
ポテト:あいつらズルいねん。ほらギャップのある奴がモテるってよく言われるやん?
ブロリ:普段無愛想な奴がたまに見せる優しさとかな
ポテト:そういう要領でサツマイモの奴、ひと皮剥いて皮と身との色のギャップでモテてんねや!
ブロリ:そこの違い見せるん!?確かに赤紫の中身が黄色なんてもの凄い違いやけども!
ポテト:もうウハウハやで。カボチャやナスもそういった感じでモテとるしな
ブロリ:何やその変わった仲間!でもそう言ったら君かて皮剥いたら色が違うやんけ
ポテト:いやいや、中途半端ってのは一番アカンねん。ズッキーニのアングラ感みたいなもんや
ブロリ:さらっとズッキーニのいまいち浸透されてない現状を暴露したけども、行き過ぎてるのが大事ってことやね
でもメジャー度で言うんやったら、ジャガイモであるあなたもモテていいんやけどね
ポテト:おそらくな、この名前がアカンねん
ブロリ:名前?
ポテト:そらジャガイモかてモテる奴はおるで?「メークイン」とか「北あかり」とか可愛らしい名前の奴はよぉモテとるわ
ブロリ:あぁ
ポテト:わし「男爵いも」やで!?
ブロリ:だからなんやねん!
ポテト:他と比べてなんやねんこのゴツゴツ感!!
ブロリ:しゃあないやろそういう名前やねんから!
ポテト:しかもいもなんて付いてたら、めちゃくちゃダサい男爵やんけ!!
ブロリ:そんな身内も巻き込む自虐はやめとけよ!!
ポテト:ほいで「メークイン」や「北あかり」とかは食感がしっとりしていて「男爵いも」ってのはホクホクしてるっていう違いがあるのも腹立つねん!
ブロリ:何がやねん!
ポテト:あいつらそれを活かして煮込み料理に良く使われるんや!だから豚肉さんやカレールーさんといった大御所と絡めるわけや!
ブロリ:うわめっちゃ華やかな世界やん
ポテト:それに対して「男爵いも」が一番使われる料理って知ってるか?ポテトチップスや!!
ブロリ:うわぁ、ぼっちや
ポテト:あいつら色んな大御所と一緒に優しく煮込まれるのに対して、なんでワシら煮えたぎる油にダイブせなアカンねん!!
ブロリ:あれお前リアクション芸人やっけ?
ポテト:こんな薄っぺらい人生こりごりや!!
ブロリ:形状の問題やろそれ!
ポテト:俺がこんなに苦悩してるのに、あいつらのほくほく顔ったらないで・・・!
ブロリ:君も十分ほくほくしてるどな
ポテト:お、お前///
ブロリ:褒めたつもりないけども!
ポテト:ていうか何やねんお前、お前そ知らぬ顔でモテないキャラ演じてるけども
ブロリ:いや演じてへんし!何や突然、全然モテへんよ!
ポテト:お前こないだ色白な奴と一緒に歩いとったやろ!
ブロリ:色白な奴・・・?
ポテト:お前にそっくりな色白の奴や!
ブロリ:それ妹のカリフラワーや!
ポテト:え
ブロリ:妹のカリフラワーが最近ひたちなかのに新しい農薬バーが出来たからって誘われただけや!
ポテト:Oh...
ブロリ:まぁでもな、モテないとは言うものの、確かにお前に負ける気はせんわ
ポテト:うわ、自ら言い出すと腹立つ!薄切りにして揚げたろか!
ブロリ:お前の専売特許やろそれ!俺はお前と違ってモテるように努力してるからな
ここ最近の一番のウリは、「茎も食える」これやね
ポテト:何という身の削ったアピールや・・・!ていうかそれにも文句あんねん!
「茎の硬いところを削って火を通すとホクホクして旨い」って、完全に営業妨害やんけ!
ブロリ:ホクホクを自分だけのものにするなや!ホクホクは皆のもんやで!
それに比べてお前は大した努力もせずに家でイモ焼酎をちびちび飲んでる毎日やんか
ポテト:お、お前かて毎日家でブロ焼酎を
ブロリ:ブロ焼酎って何やねん!無いわそんなもん!
ポテト:Oh...ザック
ブロリ:それポテチの商品名やん!最近めっきり姿を消したけどその唯一無二の食感で今もなお語り継がれる、アレやん!
ポテト:もうええ!君とはもうやってられん!他の新しい相方と漫才していく!
ブロリ:誰と漫才すんねん!
ポテト:いかの塩辛とするわ
ブロリ:最強タッグすぎる!もうええわ
(収穫)
審査員 点数 |
66 | 62 | 45 | 35 | 45 | 70 | 平均53.83 |
【審査員コメント】 ・この形式だと結構爆発しづらいと思うんですが、それでも上手く話題を縦横に転がしていて良いですね。 話の展開も分かりやすく読みやすいし、狂い方もほどほどで良い感じです。 ただ、何か一つ展開の軸となる「異常」があれば、もっと点数はつけられたと思います。 端的に言うと、低空飛行気味だったということでする。いやでも、最後の(収穫)は良いなあ。衝撃的だなあ ・「ポテト:どーもー!野菜亭ポテトでーす!」 「ポテト:里芋とオクラのあいつらね。もう尋常じゃないスベり方しとったな!もうヌルッヌルやったやん!」 アンタエスパーか。直前の覆面コンビの正体やネタの内容がわかった上でとしか思えないっすわ。 勢い押しの漫才かと思いきや、ポテトチップスのくだりなんかボケと設定が絶妙にマッチしてました。 「あれお前リアクション芸人やっけ?」ってツッコミもまた秀逸です。 でもそのポテチのくだり以外に特筆すべき箇所はありませんし、 ギャップでモテるのくだりはまんま野菜の説明になってました。皮の色と果実の色以外にも発想を膨らませて欲しかったです。 ・これが優勝経験者の余裕か…貴族の遊びというか、「俺らは別にもういいし、こんな感じで遊ぶから、君らは真剣にやればぁ〜?」っていう。 KTさんってそういうとこありますよね?C大会とか、大事な局面で全然勝つ気のないネタ出すっていうw。 一応真面目にコメントを考えると、このネタを見てて思い浮かんだのは、学生が学園祭でふざけて野菜漫才やってスベってる光景でした。 野菜と人間関係を掛け合わせたくだりはそれなりにうまいとは思いますが、全体としては設定作ったところで終わったという印象です。 ・安心して見れた、以外の何者でもないんやけども、 いかぽっぽしゃけぽっぽみたいな、 亜種の漫才は個々の特徴が多くボケを作りやすい分、笑いに繋げるのが難しいの法則が当てはまっている。 「前のコンビがえらいことになってた」「ズルズル」「ヌルヌル」は合ってます。 ・ジャガイモとブロッコリーのあるあるネタどまりだった印象です。いや、しょうがないとは思いますが 実力のある人なら誰でも思いつきそうな発想をストレートに出してしまったかなと 優勝経験のあるサイバト管理人ならまだまだ高みを目指せるでしょう ただ直前のコンビがナチュラルゲーツだってことを計算していたなら最初の8〜12行目は爆発的な面白さがあるのですが 偶然だと思うんで加点は特にしません ・ボケが全体的に上手いし面白かったです。ただ、普通といえば普通でした。ええ、70点です。 「ポテトとブロッコリーが漫才をやる」以上の意外性が、個々のボケ以外で何かしらあると良いですね。
2 人:ど〜も〜
副部長:♪そーらを自由に飛びたいな
はぁ?寝ぼけてんじゃねぇよ
♪アン・パン・マン とっても大好き ドラえもん
部 長:…二言目なのに早くも爆弾が多すぎて処理しきれねぇ!
副部長:ツッコミがその程度では不安だ…。
お先真っ暗だよ。
「輝く光の中に一筋の暗雲が漂い始める。それが俺だ!オサキブラック!」
部 長:そんなレンジャーいねぇよ。
さぁMM-1グランプリですよ。
頑張りましょう
副部長:頑張ろう。
MM…つまり「未解決事件・皆で考える」大会だね
部 長:そんな探偵みたいなことしないよ?
違うでしょ?
副部長:あ、そうか。間違えてたね。
「迷宮事件・見直そう」の方か
部 長:やること変わってねぇ!!
副部長:未解決事件といえば怪奇現象ってあとをたたないよね?
部 長:とりあえずお前は第1回から第9回まで読み返してMMの意味把握してこい
副部長:いろんな怪奇現象を聞いた俺はさ、幽霊の存在を信じることにしたんだけどさ
部 長:うわぁー死ぬほどどうでもいい情報だな
副部長:簡単に死ぬとか言うなよ!!死んだこともないくせに
部 長:お前もねぇだろ
副部長:そんな俺が考えた怖い話を披露しよう
部 長:素直に面白い話披露しようとは思わないの?
そういう大会なんだけど
副部長:ある暗い夜の話なんだけど。
友達と会う約束をしてて待ち合わせの駅に行ったわけ。
俺が着いたときにはまだ友達はいなかったんだけど。
その日に限って妙に「○○家↑」みたいな葬儀の看板が目につくな、って気になって。
気持ち悪いな、早く来ないかなとか思ってたら急に後ろからポン、ポン、って肩を叩かれたんだよ。
あ、これ幽霊な。
部 長:ん?
副部長:んで、幽霊がすげーなんか話してくるわけよ。
んで、その話を聞いた俺は呪われたんだ。
部 長:ん!?
副部長:幽霊が出て、その話を聞いた人は、呪われて怖いね
部 長:竜頭蛇尾を体現したような話術だなぁ!?後半テキトーすぎる。
大体その話のどこが怖いんだよ
副部長:わからないヤツに改めて説明すんのメンドいから別にいいや
部 長:急に冷たくなったな。
本題に入るよ?
何年前かのアンケートで「学校にあったらいい部活」で1位になったのがお笑いの部活らしいんだよ。
つまりさ、裏を返せば、ないってことだろ?
そんななか俺達はお笑い研究部立ち上げたわけで。
だから、他の学校の人達も立ち上げられるように、どうやって設立するか教えてあげようと思う。
部活を立ち上げるためには、まず、学校に提出する、部活を作りたいぜ!!って書類を書くんだ
まず部活名を書く。
部活名は…お笑い研究部
副部長:お祓い研究部!?
部 長:言ってねぇよ
副部長:ハンニャーハーラミターハンニャーハーラミター…霊よ、出ていけ!!ハンニャー…
部 長:儀式しなくていいから。
で、部長を含む3人の氏名を書く。部長は俺だろ
副部長:ウソでしょ?
部 長:だってそうじゃね?役名にも「部長」って書いてあるんだし
副部長:…ちっ…。
呪われろぉぉぉお。記号問題の答えにエが連続して不安になってしまえぇぇえ
部 長:呪いが地味だな。
で、必要なのは最低3人だから…あと1人だな
副部長:うーん…じゃあトイレの花子さんって書いとけ
部 長:はぁ!?
副部長:あいつ一応学校の生徒じゃね?
部 長:違うだろ。
活動日は金曜日でいいよね
副部長:13日の金曜日!?
部 長:なんで13日限定なんだよ!!
活動時間は…
副部長:22:00〜26:00
部 長:遅い遅い遅い遅ぉい
副部長:だって幽霊出てくんのってその時間じゃん
部 長:一応確認しとくと、お祓いじゃなくてお笑い研究会だからね
副部長:マジで!?え?ドッキリ?ドッキリなの!?
部 長:仕掛けてねぇよ。
あと活動内容を書かなきゃいけないんだよな…。うーん…、
お笑い研究と
副部長:あぁお祓い研究と
部 長:違う。
即興でネタ
副部長:あぁお経で寝た
部 長:違う。
あと大会で力試し
副部長:あぁ怪談で肝試し
部 長:違う。
それからネタ作り
副部長:あぁ藁人形作り
部 長:違ぁぁあう!!お祓い研究に寄り過ぎ!!
部室は
副部長:トイレ
部 長:花子に寄せるな
副部長:あ、奥から3番目のトイレね
部 長:もろじゃねぇか
副部長:ぅおーい!花子ぉ!テメェいつまでひき籠もってんだよ!?さっさと出てこいや!!!!
部 長:怖いよ!!花子さんチビっちゃうよ
副部長:トイレん中だから大丈夫だよ
部 長:そっか、これで漏らしても安心だね。じゃねぇよ!!違うから。
で、あと「その部活でやりたいこと」書かなきゃな…うーん……
“お笑いは発想力、人前でさらっと話せる力を持ち、物事の核を学べる恰好のモノである”
副部長:“お祓いは、殺傷力、井戸前で皿を数える力を持つ物の怪の悪を祓える恰好のモノである”
部 長:…。
“しかし個人レベルではそれは難しく、1人でお笑いに足を踏み入れようとするのも難しい”
副部長:“仕返し、個人レベルではそれは難しく、1人で心霊スポットに足を踏み入れようとするのも難しい”
部 長:……。
“この部活をその場にしたい”
副部長:“子の迂闊、その場で死体”
部 長:怖いよぉぉお。最後子供殺されちゃったよぉぉお。
ま、設立趣意書はこんなもんでいいから。
設立趣意書出してしまえばよっぽどのことがない限り認可してもらえる。
だーけーど、部活出来ても、部を残すためには新入部員集めなきゃいけないんだね
副部長:宣伝か…。
まぁ謳い文句「部活に入ると、アメリカに行けます」でいいんじゃないすか?
部 長:残念だけど部費1万しか出てないんだよ
副部長:1万ドルありゃ十分だよ
部 長:通貨までアメリカに合わせるなよ。円だよ、円。そんなんじゃアメリカには行けないから
副部長:ま、いいか。自費で行かせれば
部 長:最低か!!
副部長:じゃあ「お祓い研究部に入ると彼女が出来ます」でよろし
部 長:どーせ「その彼女というのは花子」っていう安直なボケなんだろ?
あとお笑い研究部だから
副部長:ツッコミがボケを追い越すな!!
っつうか入ってこなくても俺が卒業するまでお笑い研究部がありゃそれ以降はどうでもよろし
部 長:最低だし、あとお祓い研究部だから
副部長:お笑い研究部だから!!見失ってんじゃねぇよ
部 長:…っていう安直なツッコミなんだろ?
副部長:なんで俺が悪いみたいになったんだよ。
大体俺がボケだから、お前がテリトリー侵すな!!
部 長:ツッコミすんの疲れたんだよ
副部長:憑かれたの?そんな時こそお祓い研究部。君に憑いた霊を祓って…
部 長:そのつかれたじゃないわ。なぜそんなにお祓い研究部推すの?
副部長:いや、俺自身がさ迷う幽霊だから、成仏させてほしいんだよね
部 長:はいはい、厨二病乙。
副部長:俺も霊なんてないと思ってたけどね。
自分がいざ霊になってみて、俺はさ、幽霊の存在を信じることにしたんだけどさ
部 長:うわぁー死ぬほどどうでもいい情報だな
副部長:簡単に死ぬとか言うなよ!!死んだこともないくせに
部 長:お前もねぇだろ!!…ないよな?幽霊じゃないよな?
副部長:信じないヤツに改めて説明するのメンドいから別にいいや
部 長:急に「冷たくなった」…な……
副部長:さぁ、怖い話でもするか
部 長:は?
副部長:幽霊が出て、その話を聞いた人は呪われて怖いね
部 長:嘘だろ…?お前幽霊なのかよ!?俺のこと呪うのかよ?待てよ。落ち着け。
…よぉし…お祓い研究部も活動開始するか!!
って今更遅いわぁ!!呪われる〜
副部長:呪われろぉぉぉお。記号問題の答えにエが連続して不安になってしまえぇぇえ
部 長:だから呪いが地味だわ!!
…こんな感じの作り話をバラまけばオカルト好きの新入部員は入ってくると思うよ。
みたいな流れで部活はつくるんだよ。
一番大切なのはちゃんと練習すること。
夏休みだろうが雨の日だろうが練習せねばならぬのじゃ
副部長:…え?夏休みはムリ。
お笑い研究部入部したから宣言通り自費でアメリカ行ってこなきゃ
部 長:お前バカだろ!!
もういいよ
2 人:どうもありがとうございました
審査員 点数 |
40 | 28 | 33 | 19 | 23 | 35 | 平均29.67 |
【審査員コメント】 ・読みやすそうですっげえ読みにくいです。 きちんと文章は書けているんですが、キャラクターの区別が付けにくくて「あれ、部長ツッコミなん?」ってなっちゃったり、 話の展開がグダグダになっているのでどうも乗りにくいのです。 その乗り難さなのに、トントン行く感じで笑わせようとしているので……うーん。 それに、必要の無い長台詞多すぎないですか?わざとらしさがどうも鼻に付く作り方に好感が持てませんでした。 それにしても、本当にお笑い研究部の部長と副部長と言う設定は必要だったんでしょうか。 他の人が読んだら面白いのかもしれません。この点数くらいのものは作れているとは思うので、この点数で。 でも、僕はあんまり好きなネタではありませんです。MM−1は、ミニM−1グランプリでしたっけ、そういえば。 ・あ、やっと人間同士の漫才が見れた。 終始お笑いとお祓いのモジりで貫徹した姿勢は見事です。 でも、少々モジりに囚われすぎたのか、面白さという点では……。 ただただオカルトチックな単語や怪談に纏わる単語を使うだけで、ボケが読めるところもちらほら。 結局、お笑い部に関する事をお祓いに関する事に置き換えました! という域を出ていませんでした。 「部 長:そっか、これで漏らしても安心だね。じゃねぇよ!!違うから。」 は今まで見たノリツッコミの中でもかなり印象的でした。いや、ナプキンの宣伝文句じゃねえんだから。 ・部 長:怖いよ!!花子さんチビっちゃうよ 副部長:トイレん中だから大丈夫だよ 部 長:そっか、これで漏らしても安心だね。じゃねぇよ!! このくだり面白かったです。 2人の掛け合いも、読む形式としてそれほど作りこまれてはいませんが楽しそうな漫才らしくできていると思います。 途中ちょっとだけボケとツッコミが入れ替わるのは、分かりづらさ、キャラのブレの元になっており、やらない方がよかったと思います。 ・このネタこそが竜頭蛇尾だった。 ところどころ「おっ」と思うものがあるんだけども、 何故だか会話がうまく会話が噛み合ってない気がする。 これも呪いの影響ってとこまで計算してたら見事としか云えないんですが… ・伏線の張り方がちょっと雑なんで、オチへの入り方「そうきたか!」っていう感じが無いですね 後は基本的に2人の会話が成り立っておらず、部長のツッコミも的外れなものが多くて 見ていて勿体無いなぁと思いました ・ところどころ良いフレーズ・ボケがあり、期待できる部分もあったのですが、 ただ、本題の設定の伝え方が雑だったり、ボケとツッコミを入れ替えてしまったりしていたのは残念です。 終盤に向けて確実に盛り上げていくような意識があると良いと思います。
山下:よろしくお願いします。ロイヤルストレートフラッシュです。
藤野:よろしくお願いします。
山下:今回も頑張りましょう。
藤野:早速いいですか?
山下:どうぞ。
藤野:林間学校ってありますよね。
山下:夏に田舎で宿泊するやつですね。
藤野:今となったら懐かしく。
山下:もう一度行ってみたいですね。
藤野:コンコン。
山下:どうした?
藤野:林間学校に行きたい。
山下:ちょっと待って、おかしくない?なんで林間学校に行くまでの過程がクローズアップされるわけ?
藤野:あの、林間学校だぞ?あの!!
山下:学校の行事の一部しかないが。
藤野:一部だから一部なんだよ!!
山下:は?
藤野:だからぁー、一部なんだよ!!
山下:思い浮かばないならその件いらないだろ!!
藤野:じゃあ、ここが村だと仮定して。
山下:最初から仮定しろよ!!
藤野:林間学校といえば、カレーライス!
山下:聞けよ!!
藤野:でも、作り方がわからない。
山下:わからないのかよ!!
藤野:だから、レトルトでごまかす。
山下:ごまかしちゃダメな部分!!普通に、お湯で溶かしたルーに、野菜や肉その他もろもろを入れればいいだけの話だろ!!?
藤野:それなら出来る。
山下:できるのかよ!!で、作り方がわからないって言ったのはなんで?
藤野:シナモンとか、ターメリックとかの量が・・・。
山下:スパイスとか気にしなくても、カレーのルーに全部集約されてるんだよ!!
藤野:それを忘れてた自分が悪い!!
山下:自覚してるなら最初からやれよ!!
藤野:じゃあ、カレーを作ってる間に肝試しでも行ってくるか。
山下:はえーよ!!なんでカレーを放置プレーしてまで肝試しいかなきゃいけないんだよ!!
藤野:幽霊怖いの?
山下:そういう問題じゃない!!カレー冷めちゃう!むしろ、作ってる最中だから焦げちゃう!!
藤野:カレー?あっ忘れてた(真顔)。
山下:忘れてたのかよ!!しかも、真顔って、絶対食べる気ないだろ!!
藤野:あるよー。野菜以外!!
山下:好き嫌いはアカン!!
藤野:まあ、肝試し中に捨ててくればOKだろ?
山下:それもアカン!!何してこようとしてるんだよ!!
藤野:先生にバレないかどうかの。
山下:行く前にバレるわ!!
藤野:じゃあ、カレーも食ったし肝試しに行こう!!
山下:この順番が正しいんだよ!!「到着→料理→カレー→就寝」!!これが正解なんだよ!!
藤野:じゃあ、肝試しに行く前にすることを。
山下:なんだ?
藤野:悪霊たいさぁ〜ん!!
山下:気持ち悪い!!悪霊今から祓ってどうするんだよ!!
藤野:しょうがないじゃん、ここに来る前から憑いていたんだもん!!
山下:気持ちわる!!
藤野:隣のクラスのバスが崖下に転落したのもこの悪霊のせい。
山下:そうなのか・・・ってなにしてるの!!?
藤野:祟りじゃぁ〜!!
山下:気持ち悪いわ!!さっさと払ってお社に行こうぜ!!
藤野:いってらっしゃーい!!
山下:お前も行くんだよ!!
藤野:行くの?
山下:行くの!!
藤野:こぉ〜わぁ〜い〜!
山下:ブリっ子か!!よってくるんじゃない!!
藤野:そうだ、あそこの茂みと、お社の所で待機してる人がいるからそこに気を付けていけば大丈夫!
山下:答えを言うな!!もう、どこに隠れてるかわかっているから怖くないわ!!
藤野:ナンテコッタ
山下:なんてこったじゃない!現実だ!!
藤野:でも、君の後ろにいるのも幽霊だとしたら?
山下:は?
藤野:実は俺、この村に住み着いている幽霊なんです!
山下:ギャー・・・ってなるか!!やめさせてもらうわ!
2人:ありがとうございました。
審査員 点数 |
10 | 7 | 9 | 3 | 14 | 22 | 平均10.83 |
【審査員コメント】 ・ああ……えっとお……。 題材が分かりやすいので、さぞすらすらと読めるんだろうなあと思ったら、展開が頭の中で自己完結してる様子なので目の前で何が繰り広げられているか、さっぱりさんでした。 ただただ書く力が無いんだと思います。「文章を書く」「会話をする」ことを研究しないと、多分どうにもならないですよ、このままじゃ。 「!」マークの使い方一つで、文章の印象が変わってくるんですよ。そのレベルで注意してください。 あと、多少なりともセンスのありそうなやり取りを見つけたら加点出来るんだと思いますが、ううん、無いのでこの点数です ・若いっていいなあ。題材からボケからツッコミから、もうすべてから若さ溢れるフレッシュな漫才でした。 漫才の形は出来ていますので、これから色んなネタを見て自分の漫才に取り入れてください。 ・作った人の頭の中でしか成立していない、伝える気のない文章。 たいへんよくできました もうすこしがんばりましょう ・「コンコン」の時点でもう何が起こってんだか全然分からなくなった。 ・会話が成立していない部分か多々あって、スムーズにネタを見ることが出来ませんでした ボケもまだまだ雑すぎて、ボケと呼べないものがほとんどでしたのでこれでは厳しいですね これからの努力に期待したいと思います ・ところどころに興味深いボケがあったりするのですが、ツッコミ方だったりそもそもの会話の方向だったりがちぐはぐで上手く伝わっていませんでした。 とにかく「文章力を磨いてください(伝わる文章を書いてください)」としか言いようがないです。
南条:どうも、シュビビン!です。以後お見知り置きを。
簡単に僕達のことを紹介しますと、僕達はいつもは「ちょびっとオンエアバトル」さんでコントをさせて頂いてます。
なので今回は漫才はおろか、長尺でネタをすることも初めてなんです。
生原:そんな訳で20行になったら帰ります。
南条:マズいマズいマズい。みんなの1/5の力で勝負って僕達ラスボスですか。100行全力で行きましょうよ。
生原:20行越えたらオカマキャラになるけどそれでもいい?
南条:なんですかその発作。何とか抑えてくださいよ、相方が突如オカマになるとか悪夢ですよ。
生原:でもさ、緊張すんじゃん。ただでさえ俺達漫才すら初体験なのに。
俺漫才で知ってること「なんでやねん!もういいよ!ありがとうございました!」だけだぜ?
南条:コテコテの偏り方ですね。でも手探りで頑張っていきましょうよ。
生原:いやいや、俺ガチで漫才のこと何もわからないからムリだって。
だって俺漫才とキャメルクラッチの違いすらわからないもん。
南条:それはわかりましょうよ。逆に漫才とキャメルクラッチの一致点を教えてくださいよ。
生原:えーと、相手の背中に乗って首を締め上げる方が漫才だっけ?
南条:それはキャメルクラッチです。どつき漫才にもなってません。
生原:でもそこまで漫才のやり方知らないからさ、漫才のやり方教えてよ。
南条:いや、そう言われても……そもそも相方だから僕だって漫才ヴァージンですし……。
生原:頼むよ、お前何でも知ってんじゃん!宇宙の真理も知ってんじゃん!
南条:知りませんよ。僕ごときの物知りが理解出来るほど宇宙は単純じゃありませんよ。
生原:とにかく教えてくれよ!勉強も、逆上がりも、酒もタバコもフィリピンパブも全部お前が教えてくれたじゃん!
南条:完全に悪い幼なじみじゃないですか。僕はフィリピンパブどころかフィリピン人にも会ったことありませんよ。
生原:教えてよぉ……俺お前に教えてもらわなきゃダメなんだよ……南条知識ジャンキーなんだよ……。
南条:何ですかその不気味な中毒症状。わかりましたよ、僕も大して知らないけど……。
えっと、漫才はですね、最初に客イジリをしておくとやりやすいって聞きましたよ。
生原:なんでやねん!もういいよ!ありがとうございました!
南条:帰らない帰らない。持ち前の知識フルに使って20行で終わらせないでください。
生原:何よ、大体客イジリって何をすればいいのよ!アンタのアリーナ席を弄ってやろうか!
南条:オカマにならないでオカマに。ただでさえ初の漫才に初のキャラ上乗せとかチャレンジャーすぎますよ。
生原:どんどどーん!どんどどーん!
南条:どんだけーですね。勢い余ってオカマが太鼓をかき鳴らしてるみたいになってます。
戻って来てくださいよ、ほら、戻って……やめろぉ!!
生原:客イジリかぁ……要は片っ端からお客さんに変なあだ名を付けてけばいいの?
南条:しれっと話戻してもオカマのくだり無かったことになりませんからね。
生原:右から亜熱帯、バナナ、歌舞伎町、一斉摘発……。
南条:おやおやここはフィリピンパブかな?どんな特徴から「一斉摘発」なんてあだ名が思いつくんですか。
よくある客イジリと言ったら、べっぴんさん、べっぴんさんみたいなのがあるじゃないですか。
生原:ああなるほど。今日は綺麗なお客さんが多いですね。
べっぴんさん、べっぴんさん、1人残らずかかって来い!
南条:ラスボスじゃないですかって。お客さんを挑発しないでください。
生原:そんで最終的に舞台に立っていた2人が真のシュビビン!だ!
南条:そんな勝ち残り方式じゃありませんよ。始まりと終わりでメンバー編成が違う漫才師とか前代未聞ですよ。
生原:生きるか死ぬか。それが客イジリだ……!!
南条:いいえ、それはバトルロワイアルです。そんな殺伐とした漫才はありません。
もう客イジリはいいですよ。漫才の本題に入りましょう。
生原:なんでやねん!もういいよ!ありがとうございました!
南条:帰らないでってだから。生原君ったら新要素が出そうになるとすぐに逃げますね。
生原:本題って何よ!アタシのセンターマイクでツッコんでやるわよ!
南条:やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!愚民めがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
生原:本題ってなんだよ、本棚の友達?
南条:生原君がいくらクール気取ってもオカマは払拭されませんからね。
生原:つまりここで本棚を作ればいいわけか!
南条:何しに来たんですか僕達。そして何を見に来たんですかお客さん達。
生原:でも材料の木材が無いなぁ……そこのべっぴんさんとべっぴんさん、ひとっ走りで買ってきて!
南条:べっぴんさんをパシリに使わないでください。客イジリの要領でホームセンターに行かせないでください。
生原:なるほど、みんなで1つの物を作り上げるという一体感。それこそが漫才か!
南条:気持ちは立派ですが手段が違います。レクリエーションじゃないんですから。
本題と言っても難しく考えなくていいですよ、2人で喋ればそれで漫才になるんですから。
生原:喋る……あ、こないだお前に勧められて買った掃除機、すげぇいいぞ。
南条:うん、やっぱりもう少し考えましょうか。色んな人が「家でやれ」って思ってます。
生原:あれすげぇな、マジで勝手に掃除してくれるんだな。観葉植物も避けて……あ、観葉植物買ったんだけど。
南条:やめようやめようやめよう。完全に深夜に電話でする話じゃないですか。
生原:じゃあどんな話すればいいんだ?俺が知り合った外人美女に2万貰ってケツ蹴った話とかか?
南条:それはメチャクチャ気になるけど人前で話してはいけない気がします。
んー、漫才でよくあるパターンは「漫才コント」ですね。
生原:漫才コント?なにそれ、和風ハンバーグみたいなこと?
南条:何か違います。真逆の言葉が組み合わさってるという意味では同類ですが。
生原:剛力彩芽みたいなこと?
南条:それは人名です。全くもって無関係この上ありません。
簡単に言えばさ、漫才してて、その話の流れから「ちょっとやってみよう」って言ってコントに入るんです。
生原:漫才からコント……?えっと、普通に遊んでたら偶然時空の扉をこじ開けて異世界に行くみたいな……?
南条:何で生原君はめんどくさい方向に言い換えることに特化してるんですか。そんなファンタジーな現象じゃないですよ。
生原:普通にフィリピン人と飲んでたら、急にお店に警察がやってきたみたいな?
南条:一斉摘発じゃないですか。喩えが急に生々しくなってついていけません。
生原:よし、ちょっとやってみよう。
南条:ちょっと出来ませんよ。僕はフィリピンパブの知識も警察突入の知識も皆無なんですよ。
生原:「ハナセ、オマワリ!アタシもアイリーンと同じトコに連れてくツモリカ!」
南条:なりきらないでください。相方がオカマやらフィリピン人やらになりきってる僕の虚無感えげつないですよ。
生原:「ハナセ、ハナさないならせめてアタシのケツをケレ!2万払うカラ!」
南条:人前で話しちゃいけない話じゃないですか。後でファミレスで聞かせてくださいよ。
違うんですよ、漫才コントっていうのはもっとわかりやすくないと。
生原:えー、話の流れからコントに入るってこういうことじゃないの?
南条:流れはそういうことなんですがコントの内容がクソッタレすぎるんですよ。
例えば、「子供の頃マルマルになりたかったんだ」「じゃあやってみよう」みたいな。
生原:俺は子供の頃は早く大人になりたかった。
南条:叶っちゃった。シミュレーションするまでもなく現在進行形で叶っちゃった。
生原:大勢の前で「かかって来い!」と言えるような強い大人になりたかった。
南条:これまた叶っちゃった。図らずもついさっき叶っちゃった。
生原:それゆえにさっき「かかって来い!」と言った時の俺の高揚感たるや。
南条:さっきの小ボケにそんなワクワクがあったんですか。僕「ラスボスじゃないですかって」であしらっちゃいましたよ。
生原:あの高揚感をお前にも味わわせてやりたいよ。よし、ちょっとやってみよう。
南条:やりません。何でついさっきの相方になりきらないとならないんですか。
生原:「はいどうも、シュビビン!です。以後お見知り置きを」
南条:え、さっきのくだりに行くまで配役入れ替えて丸丸やるんですか?どんだけ壮大な前フリですか。
生原:「それより生原君知ってますか?最近の掃除機は自分で動いてゴミを吸うんですよ」
南条:せめて漫才に入ってからの僕をやってくださいよ。プライベートの家電大好きな僕を見せびらかさないでください。
ちょっと待ってください、とんちんかんにも程があります。いくらなんでも話が進まなさすぎます。
生原:なんでやねん!もういいよ!ありがとうございました!
南条:逃げるな逃げるな逃げるな。手口が当たり屋とまんま一緒ですよ。
生原:あはぁん、しょうがないじゃなぁい、わからないんだからぁん、うふぅん。
南条:キャラの濃いオカマへの進化を遂げちゃった。オカマに関してのみどんどんレベルアップしていくんですね。
生原:どんどどどどどどーん!!どーん!!どどどどどどどどどどどどどどどどどどぉぉぉぉぉん!!!
南条:太鼓をかき鳴らさないでください。あれですか、ここはオカマ祭りかなんかですか。
生原:よし、ちょっとやって……。
南条:みなーい。ちょっとやってみなーい。ガッツリもやってみなーい。
生原:『えっ、お、お尻を!?急に言われても、いやお金は受け取りましたけど……!!』
南条:人前で話すなって言ってるじゃないですかー。再現した覚えありませんよー。
やめようやめようやめよう。僕達は漫才について知らなすぎたんですよ、もっと勉強しましょう。
生原:そうだな。でも、少なくとも漫才とキャメルクラッチの共通点は見つけたよ。
南条:どのタイミングで発見したんですか。てか共通点あるんですか?なら言ってみてください。
生原:漫才もキャメルクラッチも、最終的には
『 シ メ て オ ト し ま す 。 』
南条:おあとがよろしいようで。
生原:なんでやねん!もういいよ!
南条:今のでオトセただろうが!!なんでやねん!もういいよ!
2人:ありがとうございました!
審査員 点数 |
86 | 79 | 61 | 77 | 65 | 67 | 平均72.50 |
【審査員コメント】 ・けうけげんさんって、設定いじらせたら最強ですね。綺麗な漫才なので、とても読みやすかったです。 20行でオカマになるとか、人前で話しちゃいけない話とか、爆発力もところどころありましたしね。 それでも90を超えないのは、やっぱり他のこれより面白いネタとの比較になります。 言うなれば、有機丸アポロの責任です。これ以上このネタは伸びようが無いんじゃないかな、と言う限界が見えたのもあるかも。 ・「2万貰ってケツ蹴った」という発想が出てくる奇人の漫才はこれですか? や、面白かったです。突き抜けて、というわけではないんですが、さすがは書き慣れてるなという。 不慣れなことを生かしつつも、設定ににつかわず漫才中に出した伏線もきっちり回収してるあたりは抜け目ないです。 バトルロワイアル〜掃除機の間がだらだらと中だるみしてた点と、 オチが上手いこと言ってるようで実は物凄い強引な点を除けば素晴らしい漫才でした。 ・実は全55(審査数としてはボルケーノを外した54)組中1番採点に困ったネタですね…。面白く作れているのは分かるんですけど、それゆえに悩むといいますか…。 1回目の「どんどどーん!どんどどーん!」が分かりにくかったです。 これで「どんだけーですね。」と返せるなんて、どんだけー良い相方なんですか。 全体としては、展開が少ない上に、セオリー通りに作りすぎて機械的というか無機質というか色がないなぁと。 確かに、作り自体は普段通りうまいのですが…。流れも分かりやすく、前に出したワードを後になってもう1度出してきたり(むしろボケがちょっとそればかり過ぎる)とか。 構成がお上手なのは間違いないのですが、他のネタに比べてちょっと繰り返しが露骨に見えました。 作りに頼りすぎていて、もっと自分の考える単独ボケの力を信じてもいいのではないかなと。 悪い言い方をすると、面白さはあるけど面白味はない、ただ点数を稼げるだけのネタだったなと。 ↑さんざ言ってしまいましたが、それでも質が高い方のネタであることも間違いないと思います。 「普通にフィリピン人と飲んでたら、急にお店に警察がやってきたみたいな?」の部分は面白いと思いました。 ・丁度20行で天丼を生かしたボケをかます、緻密な計算が良い。 あと、基本的に「○○が分からないから教えて」ってネタは、ボケが好き放題やるせいでツッコミが過剰反応になりがちなんだけども、 南条のキャラ付けがしっかりされてるから読んでいても違和感を感じなかったです。 ・中盤まではつかみからのフリを上手に使って、ほぼパーフェクトに持っていったんですが 中盤から大きく失速した感じですね。漫才コントに入るくだりからはパワーのあるボケを期待したのですが そこからのボケも同じようなフリからのボケだったのが残念 ・良い設定ですが、設定の枠を超えるようなボケ・展開があまり無かったのが惜しいです。 文章力などのおかげで読みやすいネタではあったのですが、想像を裏切る展開が欲しかったなぁ、と。 あと、「どんどどーん!」がものすごく分かりにくかったです。
大島:ドラフト三位・六位です。よろしくお願いします
苫米地:……。僕が、昨日宇宙と交信していたときの話
大島:いきなり何!?
苫米地:……。僕が、昨日宇宙っ交信していると、相手は僕に「星を離れて宇宙空間に出ると、食欲が無くなる」と伝えてきた
大島:ふーん
苫米地:……。何故なら「くうき(空気、食う気)が無くなるから」
大島:…。何なんだよこの話は!
苫米地:……。お客さんのハートをがっちり掴む
大島:不可能だよ!今更そんな古典的なネタじゃあ!
苫米地:……。そんなことは置いといて……。ラジオのパーソナリティを……。やりたいんですよ
大島:あ、そう。でもラジオのパーソナリティってハキハキ喋んなきゃいけないんだよ
苫米地:苫米地鉄人のラジオ番組
大島:名前がダサい!まあいいけど
苫米地:(仮)
大島:まだ企画段階かよ!ちゃんと始まってから放送してよ
苫米地:今日は……。ステキなゲストをお呼びしています……。
綾波レイさん……。長門有希さんです。どうぞ
大島:放送事故になるわ!誰一人マトモに喋んないよ!
綾波レイっていったら無口キャラの元祖みたいなので、長門有希っていったらその系譜を継ぐ者だよ
苫米地:……。説明ありがとうございます
大島:うるせー
苫米地:……。こんにちは
綾波、長門「「……。」」
大島:そら見たことか。もう番組として成立してないからね
苫米地:……。どうやったらいいか……。やってみてください
大島:例えばだよ。じゃあやってみるから苫米地は聞いてて
この前デパートに行ったときの話ね。上の階に行くのにエレベーターに乗ったら、サラリーマン風の男性が乗ってきたのね
で、ふとそのおじさんを見たら、何かがおかしいんだよ
よく見たらそのおじさん、もみ上げが耳の後ろに来てんの
苫米地:……。ラジオでも聞こう。ピッ
大島:聞いとけ!俺の話を!
苫米地:……。あ、カープ勝ってる
大島:しかも野球中継かい!
苫米地:……。すいません、もう一回……。
大島:やだよ。恥ずかしいよ
苫米地:……。おじさんのカツラがずれてたって……。オチだけでも
大島:オチまで言うなよ!絶対ウケないじゃん
苫米地:……。ラジオでも聞こう。ピッ
大島:この前デパートに行った
苫米地:……。カツラがズレてるおじさんが……。いたんですよね
大島:おじさん、カツラがズレてんの
苫米地:……。はい
大島:……。
苫米地:……。スベりましたね
大島:お前のせいだよ!
苫米地:……。黙ったかと思ったら急に怒鳴ったり……。リスナーびっくりしちゃいますよ
大島:今はもうラジオのパーソナリティって設定生きてないよ!
苫米地:……。そもそも大島さんの話面白くない……。
大島:そこ言うかーっ
苫米地:……。というか、リスナー役じゃなくて出演者を……。やってみたい
大島:じゃあ、ゲストとして呼ぶから。
みなさんこんにちは。この番組は毎回ゲストの方をお呼びして、リスナーのみなさんからの質問に答えてもらうという番組です
では、早速今回のゲストをお呼びしましょう。苫米地さんでーす
苫米地:……。どうも
大島:それでは、質問の方にいきたいと思います。ラジオネーム、委員長さん。
「苫米地さんは、休みの日は何をしていますか?」ということですが、苫米地さん休みの日は何をしてるんですか?
苫米地:……。そうですね……。買い物に行ったり……。散歩したり……。してますね……。はい。
大島:へ、へえー。なんか…意外ですね。では次の質問です。ラジオネーム、めがねっ子さん。
「苫米地さんは、何のお酒が好きですか?」ということですが、苫米地さんお酒は飲まれます?
苫米地:……。そうですね……。あんまり飲まないですね……。はい
大島:あ、お酒はあんまり飲まないそうでーす。次の質問、ラジオネーム、セーラー服とお饅頭さん。
「苫米地さんの今後の目標って何ですか?」ということですが、目標を教えてもらえます?
苫米地:……。目標……。う〜ん……。……。…。
大島:早く喋れ!放送事故になるわ!
しかも何だ答えたら答えたでつまんねー答えしかないし。アイドルじゃないんだから
苫米地:……。武道館で……。単独ライブですかね……。
大島:不可能だよ!そんなにボソボソ喋ってたんじゃあ!
苫米地:……。武道館……。盛り上がってるか……。
大島:盛り上がれないよ!
苫米地:……。あ……。スポーツ中継はどうですか?
大島:もっと無理だよ。ラジオの中継ってその場で起きたことを全部伝えなきゃいけないんだよ
苫米地:……。やってみます
大島:…がんばれ
苫米地:……。絶対に負けられない戦いが……。そこにある
大島:盛り上がるよね。そういう煽り
苫米地:……。昼休みのグランド使用率を賭けた……。運命の戦いが、今始まる
大島:は?
苫米地:……。4年2組対4年3組……。ドッジボール45分マッチ……。試合開始
大島:規模が小さい!
どっかの小学校の昼休みのドッジボールを中継したとして、誰が聞くんだよ!
苫米地:……。地球代表対火星代表の……。
大島:今度は規模がでかすぎるよ。そんな盛大な戦いを伝えられる自信が無いよ
苫米地:……。火星代表の監督の談話……。「何故ならくうき(空気、食う気)が無くなったからさ」
大島:つまんねーギャグ言うなよ。一応試合中だろ
苫米地:……。はい……。野球……。野球…野球拳の
大島:野球拳には監督いらないから
苫米地:……。さあ、火星代表のア二チュペ選手……。残すは左足靴下のみ……。
……。一方地球代表、日本の草薙選手は酔っているのか……。自ら服を……。
大島:懐かしいネタを持ってきたな!
つーかさ、全然パーソナリティできてないじゃん
苫米地:……。じゃあ、僕はラジオやるんで……。大島さんチューニングしてください
大島:いや、もう意味がわからないよ!
(苫米地、腕を大島の前に出す)
何?腕を回してチューニングをわせるの?
(大島、苫米地の腕を回す)
苫米地:……。
大島:ん?なかなか合わないな…
苫米地:……。……。では、長門さんに質問です……。
長門「……。何?」
大島:あ、入った…
ってこれ放送事故になるって!
(大島、苫米地の腕を回す)
苫米地:……。カツラが…ズレていたんです
大島:やめてー!聞いてる俺が恥ずかしい
(大島、苫米地の腕を回す)
苫米地:……。田中くん…アウト……。2組の勝利!
大島:だから、それどこに需要があんの?
もう次が最後な。ちゃんとやれよ
苫米地:……。僕がこの前星を離れて宇宙空間に出たら食欲が無くなったんだ。何故かって?……。何故なら、くうき(空気、食う気)が無くなるからさ
大島:宇宙の電波を受信しちゃったよ!もういいよ
ドラフト3位大島と
苫米地:……。ドラフト6位苫米地でした
(2人:礼)
審査員 点数 |
17 | 20 | 20 | 5 | 17 | 53 | 平均22.00 |
【審査員コメント】 ・うわあ、この二人で漫才やってみたい! 苫米地さんを使いたい……使ってみたいッッ!! 可愛い!! げふんげふん。肝心の漫才は面白くなかったというか……コテコテのボケに身を任せすぎです。 あと、あまたまでも言えるんですけど、展開ごとに行間空けなくて良いですよ。逆に読みにくいです。 ・裸になって何が悪い! ああ、そういえばあったなぁ(しみじみ) ボケこそ小粒揃いで大笑いはしないもののクスックスッとくるものは多く、 序盤はローテンションなボケを生かした漫才で、新鮮な感じだったんですが、 スポーツ中継あたりからボケの発想がありがちなものになり、ごくふつうのラジオネタと変わりないものとなっていました。 序盤の寡黙さをもっと前面に出せていたら……どういう漫才が見れたか気になります。 ・苫米地:……。僕が、昨日宇宙っ交信していると、相手は僕に「星を離れて宇宙空間に出ると、食欲が無くなる」と伝えてきた 大島:ふーん 苫米地:……。何故なら「くうき(空気、食う気)が無くなるから」 ↑このくだりは1行目の台詞の時点で何を言うか分かるので「ふ〜ん」すら挟まず一気に言って流した方がいいかと。 その後ツッコミで自ら「古典的」って言っちゃってますし。 また、ラジオゲストに趣味が出過ぎています。 固有名詞を出すならある程度一般知名度を考慮に入れ、見る人を突き放さずに済む自信のある物を選んだ方がいいかと。 あと、本人の頭の中では繋がっているのでしょうが、描写不足で、所々のやりとりに若干ちぐはぐさを感じました。 ・残念ながらこのネタ自体がつまんねーです ・自己満足の漫才でこちらにまで面白さは感じませんでした 自分では面白いと思うものを人に伝えるって言うことは簡単なようでなかなか難しくて それが出来たときにこのコンビはもっと上にいけるんだろうなぁと思います とりあえずラジオの相談コーナーでたくさんボケを入れないと、このネタの緩さでは笑いは起きないでしょう ・ラストのチューニングのところが良いですね。そういう形で過去のボケをたたみかけてくるとは思いませんでした。こういう発想が大事です。 個人的には、ベタながらもバランスの取れたネタで悪くなかったと思います。
爽雄 爽雄です。
陽子 陽子です!二人合わせて・・・
二人 バニーガールでーす!!
陽子 第10回MM−1グランプリということで頑張っていきましょう!
爽雄 そうですね。でも、僕らよりももっと頑張ってほしい人がいますよね。
陽子 それって何ですか?
爽雄 そりゃあ、ロンドンオリンピック日本代表の選手たちですよ。
陽子 それって私達と比べるのおこがましくない!?
爽雄 しかし、オリンピックってあれですよね。久しぶりですね。
陽子 そりゃあ4年に1回しかやらないから!何を当たり前のこと言ってんのさ!?
爽雄 今回の夏季オリンピックは節目の30回大会ということですね。
陽子 歴史ある大会ですね。そして、ロンドンでの開催は3回目で、これは史上最多だそうですよ。
爽雄 僕はロンドンだったら2回目より1回目の方が好きですね。
陽子 1回目のロンドンオリンピックっていつだったの?
爽雄 1908年ですね。
陽子 お前何歳だよ!?最低でも104歳のじいさんと漫才してることになっちゃうから!
爽雄 いやぁ、しかしわしも長年見ているけれども今年は期待しておるんじゃよ。
陽子 急にじじい的なしゃべり方になった!絶対途中で息切れするからやめて!
爽雄 いやあ、もう年だから、後12回くらいしかオリンピックみられんのお・・・。
陽子 これから60年かかるわ!絶対じじいの考え方じゃない!
爽雄 それにしても開会式から盛り上がりましたね。
陽子 そうですね。式典ではイギリスのエリザベス女王が上空からパラシュートで降りてくるなんて演出がありましたし。
爽雄 まあ、パラシュートはフランス語だけど。
陽子 何だっていいわ!そこは気にしなくていいところだから!
爽雄 あのパラシュートを見たら、軍にいた時を思い出しますね。
陽子 パラシュート部隊!?完全に戦時中だ!
爽雄 日本の選手団は吉田沙保里選手が騎手として登場しましたね。
陽子 騎手じゃない!旗手!馬に乗ってないから!
爽雄 今回で女子レスリング55kg級3連敗がかかっています。
陽子 3連覇だわ!そんなに負けてないから!むしろ逆なの!
爽雄 応援席で「行けー!気合だ京子ー!!」
陽子 アニマル浜口関係ない!
爽雄 日本選手団は1964年の東京オリンピックと同じ赤ジャケットと白いズボンで登場しましたね。
陽子 そうですね。
爽雄 全員ぬいぐるみの狸が本物見たく動かせたり、トランプで手品ができたり、耳が大きくすることができます。
陽子 それマギー審司だわ!色合いが似てるだけだから関係ないって!
爽雄 「このメダル銀色なんだけど、このハンカチに包むとね、銅メダルになっちゃった〜!すごいでしょ〜!」
陽子 メダルで手品するなよ!しかもメダルのランク落ちてるし!
爽雄 あ、師匠の方がいいかな?
陽子 そういうことじゃない!マジックは関与しない!
爽雄 しかし、トラブルもありましたね。日本選手団に対する誘導の不手際で聖火台点火に立ち会えなかったんですよね。
陽子 そうなんですよね。何でこういうことが起きるんでしょうね?
爽雄 たぶん、誘導にあたったのは競歩保日本代表の山崎選手に違いないですね。
陽子 それ大阪世界陸上で誘導ミスされた選手だわ!逆の立場にならないでしょ!?
爽雄 まあ、今回のオリンピックにも出場しますから、今回はミスの無いように頑張ってほしいですね。
陽子 ミスしたのは山崎選手じゃないんだけどね。でも、日本代表として頑張ってほしいですよ。
爽雄 他にもインド代表選手団に謎の女性が紛れ込んだり。
陽子 なんでも、開会式に参加したボランティアの一人だったらしいですね。
爽雄 もっと代表選手の少ない国に紛れこむべきでしたよ。
陽子 問題の本質が分かってない!選手でもないのに紛れこんだのが問題なの!
爽雄 他にも、開会式のポール・マッカートニーの歌が音ズレして見えたりとか。生演奏が故の事故らしいですね。
陽子 運営側は口パクで歌ってもらうつもりが、マッカートニーがライブにこだわって、熱唱したらから起きたみたいですね。
爽雄 実は歌っていたのはいっこく堂だったから声がずれていたんじゃないの?
陽子 そんなわけあるか!異例の大抜擢にもほどがある!
爽雄 だから、彼の両脇に人形のレノンとハリスンが見えたんですね。
陽子 完全に腹話術の人形じゃん!それは幻覚か開会式じゃない謎のテレビ見てただけだって!
爽雄 でも、口パクが予定されてたと思うとちょっと残念ですよね。天国で同じビートルズのリンゴも悲しんでいますよ。
陽子 リンゴはまだ生きているって!勝手に天国に昇らせるな!
爽雄 それにしてもマッカートニーは70歳と思えない声量でしたね。歌手でも行けるんじゃないんですか?
陽子 マッカートニーとビートルズを何だと思ってんのさ!?あれ以上の歌手は世界を探してもほとんどいないから!
爽雄 それにしても、オリンピックにはたくさんの種目があるから、中々全ての競技を見ることはできませんよね。
陽子 それはそうでしょ。それに、時差も8時間もありますからね。
爽雄 せっかくみようとしたら現地時間で夜の10時だから、大体どの競技もやってませんよね。
陽子 そうだね・・・って言うか何で朝4時にテレビ見ようとしてんのさ!?
爽雄 やっぱり早起きは大切じゃからねえ。
陽子 またじじいになった!やめてって言ったじゃん!
爽雄 この設定は忘れがちだな。じじいだけに。
陽子 どっちの意味のボケなの!?もうやらなくていいよ!
爽雄 競技の方に目を向けると柔道で日本人第1号金メダルが出ましたね。
陽子 柔道の松本薫選手が見事金メダルを取りましたね。
爽雄 決勝も見事にルーマニアのカプリイオリウ選手に勝利しましたね。
陽子 やっぱり柔道は日本が頑張ってほしいですね。
爽雄 決勝も見事な一本勝ちで。カプちゃんも思わず「一本取られた!」ってあっけに取られていましたね。
陽子 カプちゃんって友達かよ!そんでルーマニア人がそんなうまいことを言うか!
爽雄 ただ、柔道と言えば微妙な判定がありましたね。
陽子 そうですね。男子66kg級の準々決勝で日本の海老沼選手は最初0−3の判定負けの結果を受けたんですよね。
爽雄 ところが、その後に異例の沢田研二が判定を覆したんですね。
陽子 ジュリーだからって沢田研二って今の世代には分からないよ!?
爽雄 3−0で準決勝進出となったんですね。ハットトリックですね。
陽子 種目が違う!ルール知らないのか!?
爽雄 この試合は勝敗にかかわる大きな技をかけたのが海老ちゃんだけだったんですね。
陽子 さっきからなれなれしい!トップアスリート舐めるなよ!?
爽雄 最初相手のチョ・ジュンホ選手の勝利の判定が下った時、会場は異様な空気に包まれたんですよね。
陽子 正直、日本人選手じゃなくても疑問が残る判定でしたね。
爽雄 「・・・あのインドの行列に紛れこんでた人誰だったんだろう・・・?」
陽子 今更そこに疑問を感じたのか!?そいつは疑問に思ったとしても柔道をみなよ!
爽雄 「・・・口パクじゃないとしたら腹話術しかないよな・・・?」
陽子 音ズレのことも今更気にするなよ!
爽雄 「・・・家のガス閉め忘れたかな・・・?ま、いっか!!」
陽子 それは気にしないと駄目!早く家に帰ってちゃんと確認しなよ!
爽雄 柔道だけに、電話の一本を入れないといけませんね。
陽子 上手くないんだって!てか家に人がいるんだったら大丈夫だと思うけど!
爽雄 ただ、奥さんがいるはずの家に電話をかけたら、知らない男の声が聞こえてきて・・・
陽子 え?何それ?もしかして浮気!?
爽雄 これは内股ならぬ、二股をかけられましたなと。
陽子 そんなこと言ってる場合か!奥さんは!?
爽雄 まあ、わしももう長くないから大目に見ることにするかのぉ。
陽子 最後じじいに戻った!もういいよ。
二人 どうもありがとうございました。
審査員 点数 |
27 | 50 | 55 | 36 | 22 | 52 | 平均40.33 |
【審査員コメント】 ・おぉーう、審査の遅れ気味の僕には懐かしさの残る漫才ですね。嫌いじゃないですよ。 話が一貫しているように見えて、すげえ飛び飛びで展開が少ない上、ボケ一つ一つにちっとも爆発力が無いです。 これじゃあ、無理矢理時事ネタ縛りで漫才させられているようで、ちょっと可愛そうです。面白くない漫才でした。 にしてもジュリーが沢田研二は無いでしょ。日本国民全員思ったネタですよそれ。うん、この点数です。 ・うーん、これはほかほかな漫才。(8月13日現在) 旬な話題でかなり読みやすく、読む人を選ばないお手本のような時事漫才です。 しかし、性質上ネタを考える時間が足りなかったのか、軽いジャブのような浅めのボケが多く平均的クラスの無難な出来でした。 もう一歩踏み込んで独自の色を加えたボケをもういくつか入れると、記憶に残りやすい漫才になるかもしれません。 ・柔道の判定の話の時に「・・・あのインドの行列に紛れこんでた人誰だったんだろう・・・?」を持ってきたのは面白かったです。 爽雄 日本の選手団は吉田沙保里選手が騎手として登場しましたね。 陽子 騎手じゃない!旗手!馬に乗ってないから! 喋っているものとすると同音だからツッコむのおかしいんですけどね。自分が気にしすぎなだけかもしれませんが。 あと、弱い小ボケが多いせいでネタ全体をかすませてしまっていて、もったいないなぁと感じました。決め手が欲しいです。 ・爽雄がジジイっていう設定が中途半端だったので、 それをオリンピックと絡めてもう少し色んな展開ができたんじゃないかと思います。 レスリングのくだりは不発だった。 前回と比べて格段に面白い。 山崎選手は警告の累積で失格になりましたね。 ・オリンピックを題材にネタを書くっていうのは時事ネタですし好きな試みなんですが あまりにもボケが初歩過ぎるのが勿体無いです。安易なボケが続くとどうしてもネタの質を下げてしまいますね しかしネタの運び方や、全体的なバランスは悪くないですし、何より雰囲気が駆け出した頃の天体観測に似てます それが褒め言葉になっているかは8823さんの受け取り方ですが、今後は注目したいコンビですね ・ボケの素材は豊富に揃っていたと思います。見応えがありました。 ただ、一つ一つの話題・ボケが行数を割いている割りに浅く、そこまで面白さが増してなかったのが惜しいです。 細かいところで一つ指摘するなら、最初の「ロンドンだったら2回目より1回目の方が好き」のあたりは、 2回目のオリンピック自体もそこまで有名でない以上、1回目の方に話題を持って行くのも何となく不自然なような気がしました。
ゆい先生:大和くん、あなた大丈夫!? ほら、ここはもうMM−1の舞台の上なのよ!
緊張しすぎて五臓六腑がメッタメタのギッタギタになっていない!?
大和くん:先生、僕は大丈夫だよ! 五臓六腑だって、骨盤だって、三半規管だって、
みんなみんな、産まれたばかりのプテラノドンのように生き生きしているよ!
ゆい:あら本当、ならば先生安心! 大和くんは強い子だもんね! じゃぁほら、お客さんに挨拶して!
みんなあなたのことを、まるで東野圭吾の新作を書店でたまたま見つけたかのような煌びやかな目で見ているわよ!
大和:皆さん、はじめまして! 僕は大和くん、10歳です!
こっちの、一見清楚に見えるものの、体から滲み出る粗野で無作法な風格を隠しきれていない哀れな女性が、
僕の小学校の担任のゆい先生、自称24歳だよ!
ゆい:こらっ、大和くん! そんなはしたない言葉、どこで覚えたのかしら!
私は「精霊流し」や「レ・アモーレ」や「米良美一」などの綺麗な言葉しか教えていないはずよ!
さぁ大和くん、お客さんに訂正して。私はマルセイユ生まれチューリッヒ育ち、
モントリオールの学校を主席で卒業してニュールンベルグで教鞭を取ったこともあるお嬢様だと説明するのよ!
あっ、待って、モントリオールじゃなくてアムステルダムもいいわね。
イスタンブールやカサブランカも捨てがたいわ。プラハなんかもおしゃれよ。
大和:ゆい先生、僕昨日、三丁目のスーパーから出てきた先生が、
買い物袋をあさりながら98円のサラミを取り出して、そのままむしゃぶりついて、
「うわっ、何これっ、薄いビニール付いてるやん、オエ、オヴェエエエエ」って、
うんこ座りで嗚咽しているところを見ちゃったんだ。
ゆい:……
大和:でも、これは不可抗力なんだよ。僕はそんな光景を好き好んで視姦する性癖は持ち合わせていないんだ。
他にもゆい先生は授業中におならをぶっこいて僕に罪を着せようとしたり、
ペットボトルにおしっこを溜めて後でまとめて捨てたりするけど、本当は先生は心の綺麗な人だって僕知ってるからね。
だから皆さんも、先生のことは寛大な心を持って接してあげてください。
あ、それから先生はマルセイユ生まれチューリッヒ育ちの
ゆい:もうおっそいわこのクソガキャァアア!! 黙って見とったらおんどれワシのプライバシー次々と暴露しやがって!!
もうええわ!! ええかお前ら、ワシは浅草生まれ浅草育ちの綾小路ゆい27歳!!
この血の気が多いのは母親似じゃ!!
趣味はホラー映画の序盤に出てきたクッソ生意気な学生どもがジェイソンやブギーマンに殺される様を嘲り笑いながら
皿いっぱいに盛り付けた亀田の柿ピーを両手で貪ること!! 以上!!
大和:うわーん、先生がすごく怖いよ! ジェイソンやブギーマンがまるで赤子同然だ!!
ゆい:お前の家に咲いとるハイビスカス後で全部うちのサボテンでメッタ刺しにしたるからな!! 覚えとれよ!!
大和:うわーん、もしも会場にパパか義理のママが居たらハイビスカスたちを全部安全な場所に避難してあげてー!
ゆい:オホン、閑話休題よ、大和くん。何事にもアクシデントは付き物だわ。
旧約聖書によると、神は地上に溢れ返った悪人たちを滅ぼすため、ノアにアクシデントの建設を命じたと言うわ。
この世は全て、アクシデントによって成り立っているのよ。
大和:うわーん、歴史が利己的な大人のエゴによって改ざんされていくよ! これはまるでこの世の縮図だ!!
ゆい:ね、そんなことよりも大和くん、今日は先生と一緒に色んなことをお勉強しよっか。
大和:わーい、お勉強大好き! 最近業界に復帰して大人の色気が増した笠木忍と同じくらい好き!
いや、待てよ、見るからに乳が熟れてきた村上涼子、ムチムチボディを維持し続ける風間ゆみも捨てがたいよな……
ゆい:大和くん、その年齢で熟女好きなのは何か原因があってのことなの?
そのラインナップと同一線上にいるお勉強が惨めでならないわよ?
大和:実は昔、重度のショタコンババアに拉致監禁されたおもひでがぽろぽろと……
ゆい:ごめん予想以上にリアルだったわ、それ以上云わないで。前歯燃やすわよ。
さぁ大和くん、そんな醜く重苦しいお話はやめにして、先生と歴史の勉強をしよう!
大和:わーい、歴史大好き! 爪切りの爪を研ぐ部分と同じくらい好き!
ここで、僕とっておきの歴史雑学を披露しちゃうよ!
日本で始めて発売されたのは、日本ビデオ映像が1981年に発売した『OLワレメ白書・熟した秘園』だと云われているんだ!
ゆい:アダルトビデオの歴史はどうでもいいの! どうしてそんな詳しいこと知ってんの!
全く、この子はいつからこんな破廉恥な子になっちゃったのかしら……
大和:先生、どうしたの!? 酷く頭を悩ませている様子だけど、脳にゾウリムシが沸いてきたの!?
ゆい:あのね大和くん、小学生の男の子の性っていうのはもっとね、
女の子のスカートをめくったりだとか、おちんちんを出したりだとか、そういうものでしょ?
熟女のAV女優が好きだなんて、先生ちょっとドン引きしちゃうなぁ。
大和:先生、そういった戦前の精神論を引き継いだ個性を摘み取る日本の教育が国を駄目にしているんだよ。
ゆい:……!! 大和くん、すごいわ! 今の意見、10歳の男の子がスラスラと言える台詞じゃないわよ!
これは神童誕生の瞬間よ! 文部科学省だけじゃない、環境庁や農林水産省までもが動き出すわよ!!
大和:ほんとう!? うわーい、僕有名人だ!
有名人になったら、何をしようかなぁ!
まずあき竹城の豊満ボディに溺れて、あき竹城の豊満ボディを吸い尽くして、
それからあき竹城の豊満ボディをどうしてやろうかなぁ……!!
ゆい:大和くん、やっぱり今の取り消しよ! 先生、ただならぬ思い違いをしていたわ!
やっぱりあなたは救いようのないアホな子供よ! ホラー映画でいつの間にか殺されてるタイプよ!
大和:でね、この流れに乗った日活が1981年に『生撮りシリーズ』を刊行したんだけど
ゆい:「アダルトビデオの歴史はどうでもいいの」を取り消すな!!
はぁ、全くこんな知識どこで詰め込んだのかしら……
大和:先生、どうしたの!? 酷く頭を悩ませている様子だけど、脳にテトラポットが沸いてきたの!?
ゆい:分かったわ大和くん、アダルトビデオの話は後でいっぱい聞いてあげる!
だから今は先生と歴史のお勉強をしよう! 今日のためにいっぱい予習したんでしょ?
大和:うん、僕いっぱい、袋詰めにされたうまい棒くらいいっぱい予習したよ!
だからパパも義理のママもすごくあたふたしていたんだ!
今まさに人生で初めてビラ配りを経験して人間の冷たさを痛感している大学生くらいあたふたしていたよ!
ゆい:うん、「いっぱい」も「あたふた」も基準が曖昧すぎてよく分かんないんだけど。
じゃぁ、歴史をいっぱい勉強してきた大和くんに歴史クイズを出しちゃおうかな!
大和:わーい、歴史クイズ大好き! ウルトラマンティガと同じくらい大好き!
ゆい:ここにきてビックリするくらい子供らしくなったわね。
じゃぁ第1問! 鎌倉幕府を開いたのは源頼朝ですが、その正室は一体だーれだ!
大和:うーん、鎌倉時代がくるとは予想だにしていなかったなぁ、難しいなぁ。
先生、ヒントか大金かシャンデリアちょうだい!
ゆい:ヒントをあげるわね。うーんそうねぇ、
歴史の教科書なんかでは、顔が真っ白でふっくらしてて坊主の写真が載っているわね。
大和:分かった! 出家したゆい先生!!
ゆい:みぞおちに重いの一発食らわすわよ
大和:えー、じゃぁ野球部に入部したゆい先生?
あ、分かった! 食生活があまりに悪いせいで近頃脱毛が激しいゆい先生!!
ゆい:ハゲたゆい先生シリーズから離れて!! 何の呪いよ!!
正解は北条政子よ、聞いたことあるでしょ?
大和:あー、そっちかぁ! 北条政子と日野富子で悩んだんだけどなー!
ゆい:何でその二択が浮かんでてゴミみたいな答えがポンポン出てくるの!?
まぁいいや、本当は大和くん頭いいの先生知ってるから、もう1問出しちゃお!
第2問! 「鉄の女」と呼ばれた、イギリス史上初の女性首相はだーれだ!
大和:うーん、今年映画になった気がするんだよなぁ。
先生、ヒントか楽園か甲子園の砂ちょうだい!
ゆい:ヒントをあげるわね。「サ」から始まる5文字の名前よ!
大和:分かった! 甲子園の砂に生き埋めにされた哀れなゆい先生!
ゆい:ヒント完全に無視なの!? なんなの、ヒントより甲子園の砂が欲しかったの!?
大和:うーん、「サ」から始まる5文字かぁ、サカキバラ? サカキバラゆい?
ゆい:上手いこと「ゆい」に繋がってるけど、それじゃ7文字だし国籍も職業も年齢も全部違うわよ。
これは難しかったわね、答えはサッチャーよ! 大和くんの言う通り、今年映画になったわ!
大和:わーい、惜しいところまでいったぞー! 先生、ご褒美ご褒美ー!
ゆい:うーん、まぁ映画になったのは当たってたし、いいわ! 何が欲しい?
大和:パルテノン神殿ー!!
ゆい:この子の物事に対する尺度が不明すぎるわ。
じゃぁこうしましょう、先生がもう1つだけ問題を出すから、
それに答えられたらパルテノン神殿の模型なりパズルなりを買ってあげる!
大和:うわーい! 今までの人生で一番パルテノン神殿に近付いた瞬間だー!
このチャンスを逃しては男が廃るぞー! この問題を間違えたら去勢も厭わない覚悟だぞー!
ゆい:パルテノン神殿の何が大和くんをここまで駆り立てるのかしら。
まぁいいわ、頑張ってね。第3問!
第一次世界大戦が始まったのは1914年ですが、では第二次世界大戦が始まったのは何年でしょう!
大和:牛車で八百屋に突っ込んで気絶したゆい先生ー!!
ゆい:もう何なのかしらこの子
大和:先生、どうしたの!? 酷く頭を悩ませている様子だけど、脳にレオナルドダヴィンチが沸いてきたの!?
ゆい:さっきから何で私の脳そんな異様なものばかり沸いてくるの!? 何も沸いちゃいないわよ!
答えは1939年よ。駄目ね大和くん、こんなんじゃパルテノン神殿はお預けよ。
大和:えー!? まぁいいや、エルサレム神殿のほうが好きだし。
ゆい:エルサレム神殿>去勢の覚悟>パルテノン神殿なのね。人生で1回見るか見ないかくらいの序列だわ。
大和:エルッサーレム!! エルッサーレム!! アッテーカ!! アッテーカ!!
ゆい:ちょっ、ちょっ、大和くんどうしたの急にズボンからちょんまげと松明取り出してピョンピョン飛び跳ねたりして!
大和:あ、先生!
アッラーの神が豚肉を食べながら「ウンジャクソワカー」と僕に囁いているよ! インディアン嘘つかない!!
ゆい:ありとあらゆる宗教が混在しててわけがわかんないわよ!?
大和:アシュタローテ!! アシュタローテ!! タナカヨウジ!! タナカヨウジ!!
あ、先生! キリストが十字架のキーホルダーをじゃらじゃら付けて石油の上をボブスレーで滑ってくるよ! ベジタリアン野菜食べない!!
ゆい:大和くん落ち着いて!! 田中要次は神でも何でもないし、ベジタリアンが野菜食べないと何を食べるの!?
そしてキリストはそんなチャラ男じゃなかった筈よ!!
大和:……はっ! ゆい先生! 僕、どうしたんだろう……
ゆい:大和くん、正常に戻ったのね? あなた今、色んな神から矢継ぎ早に洗脳されてたのよ? 禿げた俳優も混じってたけど。
何も覚えていないの?
大和:あぁ、また発作が出たんだ。先生、ごめんね。僕さっき、重度のショタコンババアに拉致監禁された思い出があるって云ったけど、
それ以来、色んな神と禿げた俳優に洗脳される悪夢を見るんだ。その間、記憶が飛んでいるんだ。
ゆい:あら、そんなことがあったの……とんでもなく厄介な呪いね、お祓いで何とかならないのかしら。
大和:でも大丈夫だよ、そのショタコンババアとも仲直りして、今では僕の義理のママなんだ。今日も会場に漫才を見に来てくれてるよ。
ほら、あそこでハイビスカスの花壇を背中に抱えてる馬力のありそうなババアがそうだよ。
ゆい:へぇ、あら本当だわハイビスカスの花壇を背負って……って、お母さん!?
大和:え!?
ゆい:え、お母さんじゃない!! ちょっと何してるのこんなところで!!
……ふんふん、お母さんと、大和くんのお父さんが再婚して……こっそりと娘と義理の息子の漫才を見に……あらそうだったの……
大和:まさか昔僕を拉致監禁したババアが、ゆい先生のお母さんだったなんて……
ゆい:我が母ながら恥ずかしいわ……え、ということはひょっとして、私と大和くんは兄弟になるってこと!?
大和:うん、厳密にはお姉ちゃんは僕の義理のママの娘なわけだから、僕とお姉ちゃんは義姉弟だね!
因みにお姉ちゃんから見て僕のパパは義父になるよ!
ゆい:大和くんが小学生らしからぬ単語を駆使して急展開に着いてくる!!
大和:そんなわけだから、ハイビスカスもろともよろしくね、お姉ちゃん!
ゆい:え、うん、よろしく……何だろう、サザエさんとカツオもこんな感覚なのかしら。
大和:さて、二人の関係も変わったことだし、もう一度漫才をやり直そうか、お姉ちゃん。
はいどーもー、いやー僕らは姉弟で漫才をやtt……
カンヘール!! カンヘール!! タケナカナオト!! タケナカナオト!!
ゆい:大和くん!! また発作が出てきちゃったわ、全然大丈夫じゃないじゃない!!
大和:あ、ゆいお姉ちゃん!
軍服で武装した杉本彩が亀甲縛りされたまま恍惚の表情で天に召されていくよ! ウィキペディアン出典書かない!!
ゆい:もはや神との関連性が無くなってきたわよ!? 誰か、誰かこの子に霊媒師を紹介してあげてー!!
審査員 点数 |
82 | 92 | 58 | わたし | 52 | 92 | 平均75.40 |
【審査員コメント】 ・僕はね、こういう漫才が好きで好きでたまらないんです。誰が書いたんですか? 是非名乗り出てください。馬乗りになってボコボコにしてからレイプします。 固有名詞が非常にズレてて駄目なところが多々あるんですけど、修正することでこの勢いがそれで衰えるならもう好き放題やって欲しいものです。 大和君がAVの歴史に詳しいとか、お前本当に大概にしろよ抱きしめて殺して愛すぞって感じです。あ、終盤の展開は完全に蛇足ですね。 やばいです。好きです。既視感がアリアリなコンビですが、良いです。 ・あなた博識だけどアホでございますね。 ここまで語彙力を無駄なく無駄遣いしてる漫才もそうそう見れません。 ・「先生、ヒントか大金かシャンデリアちょうだい!」 ↑ここはヒントの後に言うものは1つにしてテンポ上げた方がよかったかと。 全体通して飽きずに最後まで見ていられますし、面白いと言えば面白いのですが、 ゆい先生のキャラクターは、わざわざ最初に暴露させておいて以降ほぼ触れないというか何にも活きて来ないので、何のために作ったのだろうと。 またワードチョイスも色々なジャンルの物を出してますが外してるものが目立ったように感じました。 特に終わりの方は、雑に単語を繰り返させているだけのように見えました。 大和:うわーん、先生がすごく怖いよ! ジェイソンやブギーマンがまるで赤子同然だ!! ←この台詞は面白かったです。 ・さよなら、お蝶夫人よ ・こういうぶっ飛んだネタをやる時のセオリーというのをほとんど守っているからちゃんと形になっているんですが 最近の流行なのか、大人と子どもというか演者のキャラがかぶってしまっているネタが増えてきましたよね 具体例を出すと生姜焼きが大好きなユウスケみたいなコンビなんですけど、今回のネタはその人たちの二番煎じ感がしてしまいました 後半の大和くんの壊れっぷりはなかなか破壊力があって面白いので、それを生かせる形を見つけていただきたいです ・ボケの濃密さ、10行もしないうちに来る斬新な展開、勢い。完全にハマりました。 大和くんがAVに詳しいのはどうかと思いつつも、「小学生といえば〜」的なのと比較するくだりがあるのは良いですね。 あとは、キャラのわざとらしさ(?)みたいなのが薄まると万人ウケに繋がりそうな感じですが、自己満足とどちらを追求するかは難しいところですね。
否幡「やぁ、みんな大好きウサギ型マスコットの否幡さんだね」
狂栖「ひつじくるすー」
否幡「そんなワケで着ぐるみ生命体の二人組、パウダービーズだね」
狂栖「いぇすすちろーる」
否幡「まぁ取り敢えずはまず、否幡さん達が何者なのかと言う話なんだね」
狂栖「ぷろふぃーる」
否幡「否幡さんは割とベテランのマスコットさんなので良いのだけれどね。
この隣に居る狂栖さんが少し問題なのだね」
狂栖「わっつはっぷん」
否幡「何せ、出来上がって間もないデザインだけの見切り発車なマスコットを、
否幡さんがココまで勝手に連れてきただけだからね。
キャラクターがふわっふわしてて、危なっかしいコトこの上ないんだね」
狂栖「べいべー」
否幡「マスコット業界的にこのふわふわ感は死活問題なんだね。存在意義がピンチなんだね」
狂栖「わーにん」
否幡「なので今からココで、狂栖さんのキャラ設定を決めてしまおうと思うんだね。
異論は認めないんだね」
狂栖「さっでんりー」
否幡「そうと決まればまず、種族から決めるんだね。ココはシンプルに妖精さん辺りがイイと思うんだね」
狂栖「すたんだーど」
否幡「よし、ユニクロ川崎店の妖精なんだね」
狂栖「さぷらいじんいんだすとりある」
否幡「普段は試着室に住んでるんだね」
狂栖「とぅーすもーる」
否幡「警備員も兼ねてるんだね」
狂栖「みすまっち」
否幡「いざという時は右手がアイロンに変形して襲いかかるんだね!」
狂栖「ふぁんしーぶれいく」
否幡「んでもって、性格の方はイタズラ好きだったりするんだね」
狂栖「ちゃーみん」
否幡「主に近隣の別のアパレル店に嫌がらせをする形になるんだね」
狂栖「ぶらっくすとまっく」
否幡「スタッフルームの冷蔵庫にある麦茶をめんつゆにしたり、」
狂栖「でりしゃすばーん」
否幡「マニュアルの全部の文に蛍光ペンひいたり」
狂栖「だめーじ・おん・りありてぃ」
否幡「洗濯機の中に紅茶のティーバック放り込んだり、」
狂栖「とらじぇでっ」
否幡「2月になってから年賀状を送りつけたりするんだね!」
狂栖「なんせんす」
否幡「しかしそれでもなかなか来栖さんに逆らうワケにはいかないんだね。
逆らうとバチが当たるからなんだね」
狂栖「さんくちゅある」
否幡「お客様情報とかフル活用なんだね」
狂栖「あい・てぃ・てろりずむ」
否幡「腎臓を片方、切除する羽目になるんだね」
狂栖「まふぃあんちっく」
否幡「まるでPTAのように強大な力をふりかざすんだね」
狂栖「ちるどれんずえねみー」
否幡「回避するためには供物を供えるんだね」
狂栖「れりじおす」
否幡「主に白ワインだね」
狂栖「すたいりっしゅ」
否幡「特に生きたシラウオを入れて飲むのがお気に入りなんだね」
狂栖「こんとらでぃくしょん・おぶ・うーる」
否幡「あの美味しさの前では草食動物としてのアイデンティティなど、消し飛んでしまうんだね」
狂栖「ばいばいねいちゃー」
否幡「しかしまぁそんな力を使えば、もちろん早く死ぬんだね」
狂栖「かたすとろふ」
否幡「余命三ヶ月のマスコットなんだね」
狂栖「もーたる」
否幡「3か月後には親知らずが悪化して死ぬ命なんだね」
狂栖「わっつうぇい」
否幡「その経緯も細かく設定して、」
狂栖「のん」
否幡「さらに設定を、」
狂栖「のん」
否幡「…………」
狂栖「のん」
否幡「…………ふ、やっと自我が目覚めましたんだね」
狂栖「!」
否幡「そうだね。コレでもう、君のキャラは大丈夫だね。ふわふわは止まったハズなんだね」
狂栖「らびっと」
否幡「だから、一人にしても大丈夫なんだね。もう、……否幡さんは行くんだね」
狂栖「らびっと」
否幡「もう、いいんだね……」
狂栖「…………ぐらってぃとぅーど」
否幡「という設定でオチなんだね」
狂栖「でぃすかれっじ」
審査員 点数 |
55 | 16 | 31 | 2 | 24 | 90 | 平均36.33 |
【審査員コメント】 ・多分、低得点つける人いっぱい居ると思うんですけど、このコンビの楽しみ方を発掘出来てないだけじゃないかなー。 狂栖さんの言ってる単語の意味分かると、途端に面白くなりますよ。辞書片手に楽しむタイプのネタですよ。 何となくあってたり、あえて微妙にずれてたり。 これ、面白がれる人が読むとすげえ面白いですよ。絶対万人受けしませんけど。 数値化するとして、あまり良い得点与えられないのは仕方ないことだとは思いますけど。 いやでも好きです僕ぁ。絵が浮かびやすいところも好きですね。 多分高得点つけすぎな感じがしますけど、良いんです。僕が好きだから良いんです。フロンティアスピリッツ賞です。 ・オチにちょっぴり感動しました。自我の芽生えかぁ…。 きぐるみのキャラを決めていくって題材は面白かったんですけど、肝心のボケがどうにもこうにも…。 淡々とボケて、淡々とりあくしょんする構成だけでなく、 ボケそのものも「まさに外道!」的な一種のあるあるネタに偏ったものなので、申し訳ないですが後半は読むのに疲れました。 でも一見ほのぼのとしたルックスながら中身は黒くてシュールっていうギャップ。この雰囲気は好きですよ。 ・きゃらづけのためのくふうとしてやったことなのでしょうが、ひらがながおおすぎてよみづらくなっています。 会話だけで成立させているので形は漫才だとは思いますが、 内容としては波もなくボケも弱く、「ぼくのかんがえたきゃらくたーしょうかい」の域を出ていなかったかと。 『試着室に住んでる』『警備員も兼ねてる』の辺りはよかったと思います。 ・はぁ、そうですか ・オレ、バカなんで英単語が分からないんですよ。こういうネタだとスラスラと続けて読めば楽しめるんでしょうが バカなオレはいちいち「ん?」って止まってしまうので、このネタの面白さを削いでしまっていました ただこのスタイルだと「うまいな」とは思えても笑いがおきにくいスタイルで「面白い」まではいかないんですよね チャレンジは認めますが、漫才としての質は低いと思います ・否幡「やぁ、みんな大好きウサギ型マスコットの否幡さんだね」 何ならこの1行だけでも死ぬほど笑いましたが(何だよ「否幡」って!w)、ネタ全体としてもツボだったとしか言いようがありません。 正直全ての英単語の意味が分かったわけではないのですが(ってかむしろノリで英単語選んでたりするのでしょうか)、 山下さんの仰る通り「合ってたりズレてたり」なのがツボでした。ツッコミにもボケにもなるっていうのはやっぱり強いと思います。 終盤の「のん」→「らびっと」→「でぃすかれっじ」の展開も、魅せるなぁと思いました。 好みは分かれると思いますが、「特徴的な設定+お決まりな展開」ってのが個人的にはキますね。 ただまぁ、狂栖さんの2台詞目「いぇすすちろーる」からいきなり訳しにくかったり、 そもそも「否幡」「狂栖」が分かりにくい当て字だったりするので、 その点、読み手にやさしい何かが施されていた方が良かったとは思います。それだけで印象がUPするかも。 漫才というか、エンタの神様あたりでありそうなネタ形式だったかもしれませんね。 今回は自己紹介的な一発ネタ?だったのですが、次があるのかどうかが気になります。 ところで、「ぶらっくすとまっく」を「ブラックスとマック」と読んで、 昔横浜にいたG・ブラッグス選手と巨人にいたS・マック選手を思い出したのは僕だけでしょうか(銀沙灘さんあたりの方を見ながら) (ってかこのネタで何段落語るんだ僕は)