哲夫:いやーPQRのゲート制があってよかった!哲夫が審査1番目だよ!
??:これまで何人もの審査員に「基準に困る」言われてきたじゃねえか。
哲夫:さあ、ということで始まりましたPQR長文決戦。
??:審査員1名にケンカ売って審査員1名にすり寄るのやめろ。
哲夫:読んでる皆さんはぜひ名前だけでも覚えて帰ってください。
こちらの長身イケメン8ケ国語話者が哲夫で、
??:全部嘘。日本語すら危うい。
哲夫:こっちの相方が??です。
??:よろしくおねがいします。
??のままか・・・まあいいけど。
哲夫:今日は哲夫がオリジナルのゲームを作ってきたんだよ。テツジナルだね。
??:あっそ。
哲夫:タイトルは「どうぶつのもりもり」で。
??:テツジナルとはなんだったのか。
哲夫:これは動物たちが筋トレして筋肉量をモリモリ増やすゲームだよ。
??:あ、思ってたのと違う。これはテツジナルだわ。
でもこのゲーム楽しいの?
哲夫:まず最初に筋トレさせる動物を選ぶんだ。次の中から選んでね。
1.ブタ
2.ウサギ
3.カメ
4.ネコ
??:筋肉とは無縁なイメージの動物ばっか。馬とか選べないの?
哲夫:馬は課金すればロックがはずれるよ。
??:嫌な時代のゲームだねぇ。それじゃあウサギで。
哲夫:ウサギにどんなトレーニングをさせるか選ぶんだ。
1.ジョギング
2.耳ダンベル
??:なんかすごく残酷そうなのあるんだけど。なんなの耳ダンベルって。
哲夫:耳飾りとして軽いプラスチックダンベルをつけるんだよ。
??:まあそのくらいなら大丈夫かな。
哲夫:ジョギングはアツアツの鉄板の上で走り回るんだよ。
??:こっちのほうはえらい残酷じゃねえか。ゲーム初心者を貶めるんじゃないよ。
哲夫:やっぱりウサギさんはおめめと両手両足が真っ赤なんだね。
??:それ手足は火傷だろ。
哲夫:トレーニングの後はお昼ごはん!食べさせるごはんを選んでね。
1.プロテイン(ニンジン味)
2.プロテイン(野菜サラダ味)
3.プロテイン(タマネギ味)
4.プロテイン(ミックス野菜味)
5.プロテイン(ニンジンとタマネギ味)
??:ごはんと言いつつ結局はプロテイン1択だし味のバランス悪くない?5に関しては1と3のを混ぜ合わせただけでしょ。
哲夫:チョコレート味は課金すればアンロックされるんだよ。
??:ちょいちょい課金システム出てくるね。はたして課金する価値はあるのか。
哲夫:チョコレート味のプロテインはスキルの伸びが違ってくるんだよ。
具体的には糖尿スキルが大幅に上昇するの。
??:だめじゃねえか。筋トレどころじゃあないよ。
哲夫:そこはご安心を。専属のDr.カッキーンが体調面を万全体制でサポートするよ。
??:確実に課金させるぞっていうメッセージ性が、むごい。
哲夫:昼食後ももちろんトレーニングだよ。
1.うさぎ跳び
2.危ない注射
??:うさぎ跳びはいいとして、危ない注射って何よ。
哲夫:毒のトゲトゲがついたヘアバンドで、
??:それは危ないカチューシャ。
注射。
哲夫:運動しなくても筋肥大する薬だよ。海外のプロレスラーもみんな隠れて使ってる。
??:堂々と使えないようなものじゃねえか。ここで提供するものはどうしてこうも道を外れたものばかりなのか。
哲夫:ためしに打ってみたら?何事もチャレンジだよ。この世で初めてフグを食べた人も死んだんだし。
??:なんでネガティブイメージになる例を引っ張ってきたのか。まあゲームですし危ない注射を。
哲夫:注射を選択したね、もう取り消せないからね、さあ結果は・・・。
ピンポーン!ウサギさんの耳が筋肥大したよ!
??:なにがピンポンだバカヤロウ。注射を打つ場所、不正解だよ。
哲夫:ナンみたいに膨れ上がったウサギさんの耳にインド人もマッスル!
??:ビックリしろよ。両手組んでフン!とポーズをキメなくていいんだよ。
哲夫:そうそう、筋肉が満足するほど付いてきたらボディービルの大会にも出られるんだよ。
人間部門とびっくり動物部門があって、みんなが出られるのはびっくり動物部門。
??:ゲテモノ扱いなネーミングだし、そんなんなら最初からびっくり部門開設するなよ。
哲夫:きみのウサギさんはまだ筋肉の量に満足していないみたいだから、大会はまた今度ね。
??:筋肉の部位も満足してねえよ。耳パンッパンて。
哲夫:さてトレーニングが終わったら夕食の時間だよ。今回の夕食は何かな〜?
1.ブタのエサ
2.ウサギのエサ
3.カメのエサ
4.キャットフード
??:ここにきてペット感覚なごはんだこと。
哲夫:ウサギにキャットフードとかあげちゃう?フフフ・・・。
??:いやまあ気になるけども。ゲームだし耳が筋肥大したデータだし別にいいか、それじゃあキャットフードで。
哲夫:残念!キャットフードはレベルが100以上のユーザー限定アイテムなんだ。
??:じゃあ聞くなよ。あとネコを選択して始めたばかりの人・・・。
哲夫:ウサギとカメのエサは課金アイテムだし、ここは残飯でも食べといて。
??:ブタのエサだろ。印象悪いよ。
哲夫:夕食の後はトイレ!これも大事なイベントだよ。
1.出す
2.貯める
??:衝撃的な選択肢。
哲夫:便のポイント、通称“便P”が貯まるんだよ。貯まりすぎると便秘になるよ。
??:糖尿といい便Pといい負のパラメータ多くない?
哲夫:トイレに続いてお風呂も重要イベント。ここは課金によって選択肢が増えるんだ。
1.風呂無し
2.露天風呂 (¥200)
3.混浴風呂 (基本¥200・メス1匹ごと+¥100)
4.秘湯 (¥1000)
5.ローション風呂(¥30000・サービス料別)
??:リアルな金額設定やめろよ。サービスってなんだよいや言わなくていい。
哲夫:1〜4は風呂上り普通のパジャマだけど、5はバスローブ羽織って出てくるよ。
??:やかましいわ。
哲夫:お風呂で気持ち良くなったあとはお夜食の時間。
??:疲れが取れて気持ち良くなったのだと改めて言ったほうがいい。
哲夫:お夜食のメニューはこちら!
1.とんこつラーメン
2.あんかけチャーハン
3.エビマヨ
??:ボディービルした1日を台無しにする高カロリーやめろ。
哲夫:ご飯はおかわり無料なんだよ。野菜は不可。
??:デブのソレじゃねえか。いい加減にしろ。
こんなゲームじゃあ全然ダメだよ。
哲夫:でも筋トレしすぎってのも良くないじゃん。まさにキミみたいに。
(??を覆っていた風呂敷を取る)
手足がムキムキなものの甲羅はそのままのカメ:脱皮に失敗した。プロテイン取りすぎたかも。
哲夫:風呂にプロテイン入れだしたときは正直目を疑ったよね。・・・風呂テインじゃないか!って。
カメ:あっそ。
哲夫:はい〜ということで〜漫才の方、締めさていただき・・・・・・。
カメ:・・・・・・。
みんな:・・・・・・。
哲夫:・・・・・・落ち着かないね。オチが悪かったのかな?
カメ:まあこんな終盤に相方のヴェールを脱がすべきではなかったな。拾いきれてない。
哲夫:くやしい!次回こそがんばるぞ!
審査員 点数 |
76 | 80 | 48 | 64 | 79 | 64 | 得点69.50 (ボーナス+1点込) |
得票3票 |
【審査員コメント】 ・いい意味でも悪い意味でも哲夫の特徴だったムラが、今回ほとんど見受けられませんでした。哲夫らしくない! いつもとっちらかしながらも安定感はあるんですが、今回は相方が終始ヴェールに包まれてるせいか安定感がより際立ちました。 筋肉・動物・課金の3要素がうまく噛み合っており、「テツジナル」「インド人もマッスル」のような印象的ワードも豊富でした。 ただちょっと淡々としすぎているというか、展開に起伏がなくやや盛り上がりに欠けた印象です。 ゲームシステムの紹介だけで終わってしまっているので、何かしらのイベントを起こして変化をつけても良かったかと。 「危ないカチューシャ」など弱い小ボケで行数を浪費している感も否めなかったため、そこが整理されればなおよくなると思います。 あとオチの正体は今のままでも悪くないんですが、もうちょっと威力があればなお締まったかと。 しかしまぁ、個人的には決勝に行ってもおかしくはない哲夫だったと思います。 ・??:これまで何人もの審査員に「基準に困る」言われてきたじゃねえか。 >ええ、そうですね。 ??:糖尿といい便Pといい負のパラメータ多くない? >めちゃくちゃ良いツッコミ。 みんな:・・・・・・。 >いや見てる側の反応は見てる側が決めるよ 課金とか要素自体はベタ寄りなんですけど、バカらしさが前面に出てて面白かったです。 ・いやもう次回こそ頑張ってください。 というのは冗談でそこそこ楽しめました。「この世で初めてフグを食べた人も死んだんだし。」とか好きです。 が、引っ張りに引っ張った正体は、引っ張ったからこその活かし方をするべきだったなあと思いますし、 それが無くてもネタ全体としてちょっと弱かったかなとも思います。 選択肢ボケにしても形として新しさを感じなかったし、課金は軸にするには手垢まみれすぎて臭いような気がします。 ・単体では所々笑えるところもありましたが、それが続かなかったので1本のネタとして見ると少し弱かったと思います。 しかし、筋肉のネタやきんにっくをつくーるようなゲームのネタが色々ある中ではきちんとテツジナルティが感じられました。 最初と最後のは何といいますか、ネタ前コメントとネタ後コメントまでくっついていたみたいな感じで「ネタが仕上がってる感」に翳りを帯びさせているかなと。 ・面白いフレーズを生み出すのと流れに組みこむこと、それに対するツッコミが素晴らしかったです。 ところどころエグイ内容がありましたが、引くギリギリの所で止めれてるバランス感覚もお手本にしたい所です。 トイレと風呂の選択肢が特に良かったと思います。 オチのやけくそ気味な件はやっぱり蛇足だったかと。 そう言う笑いを狙っているんだとしても勿体なく思いました。 ・うーん、相方を隠したことを生かし切れていない上に、さらに自分でスベっているのを認めてしまっているのはどうなのかな、と思いました。 ただ、ネタ全体としては分かりやすくてバカバカしいボケが多くて普通に良かったと思います。あとは純粋にハードルを越えるだけです。
後藤:どうも!コント一筋2年くらい後藤○○ですよろしくお願いします!
○○:じゃあなんでここに居るんだって話ですけどもー。しかも一筋付けるには2年って短いですしね。くらい要らないですしね。
ただ登場からこんな短時間でボケを3つ入れたのは漫才史上最速じゃないかと思ってます。さあ漫才がんばっていきましょう。
後藤:いやー俺らこうやってお笑いやってるからには誰もやったことないネタをやりたいと思うんですよ。
○○:ああそりゃあやりたいですよね。
後藤:それで俺らにも出来る新しいネタがないか考えてみたら、1つだけあったんですよ。
○○:おおなに?
後藤:SUPER☆GIRLS漫才ね。
○○: ...スーパーガールズ漫才?
いやお前がスーパーガールズってアイドルグループが好きだからってなかなか漫才には出来ないでしょう。
後藤:でも今まで他の芸人でももクロとかアイドルをテーマに使った漫才はあったでしょ?
でもスーパーガールズを使った漫才はない。つまりこれをやれば、やった瞬間から世界一のスーパーガールズ漫才師になれるわけ。
○○: ...そう聞くとちょっといいね。世界一って響きいいよね。
後藤:世界一だよ?俺らウサイン ボルトと並べるんだぜ?
○○:それは違うけどね。世界一の人全員横並びじゃないから。
後藤:これは絶対やっていった方がいいと思うんだよ。だから、 ネタ考えて。
○○: ...えっ?
後藤:スーパーガールズ漫才考えて。
○○: ...俺が!?
後藤:他に誰が居る!!
○○:なんで!?普段ネタ作ってるのお前だろ!?それにスーパーガールズ好きなのもお前だろ!?お前が考えろよ!
後藤:そりゃ考えたよ!これが完成したら凄いことになるんだから!
俺らは新しい漫才だと注目される!スーパーガールズは知名度が上がってブレイクする!こんな素晴らしいことないんだよ!
だから必死に考えたよ!中途半端なネタじゃダメだって!毎日やってたソリティアも我慢して考えたよ!
○○:そりゃソリティアくらい我慢しろよ!
後藤:パソコンのお気に入りに1つだけ入ってるエロサイトを見るのも我慢したよ!
○○:知らねぇよ!お前のエロの我慢!
後藤:パソコンに入ってしまったウイルスを退治するのも我慢したよ!
○○:いやそれは退治した方がいい!!最初にやった方がいい!あと多分そのエロサイトに問題があるぞ!
後藤:とにかく必死に考えたよ!
メンバーのプロフィール紹介しながらちょっとずつ言い間違えるとか考えたよ!ただそれじゃあナイツのパクリじゃねぇか!!
○○:確かにね!!確かにナイツそういうネタやってたよ!SMAPとかでやってたよ!
後藤:スーパーガールズのあるあるを4分掛けて1個言うとか考えたよ!それRGじゃねぇか!!
○○:確かにね!!それをなにかしらの曲に乗せたら完全にRGだよ!
後藤:右から来たスーパーガールズを左に受け流すとか考えたよ! ...それなんなんだよ!!
○○:こっちのセリフだよ!なんだ右から来たスーパーガールズって!
後藤:ちょっと面白いじゃねぇか!
○○:どこがだよ!大体なんで好きなグループ右から来てんのに左に受け流すんだよ!おかしいだろ!
後藤:そうやって必死に考えたよ!考えて考えて考えて!その結果!
いま頭手ぶらで舞台に上がるという悲劇の結末を迎えてます!!
○○:手ぶらなのかよ!!なに手ぶらで人前出てんだよ!
後藤:完全なるノープラン!!
○○:堂々としてんじゃねぇよ!お前ネタ完成させてから言えよ!
後藤:それじゃダメなんだよ!俺はこの舞台に賭けてるんだよ!
ここで結果を出して有名になって!スーパーガールズ漫才やりまくって!
スーパーガールズってたくさん言ったお礼にってライブに呼んでもらおうと思ってる!!
○○:不純だな!!お前そのために頑張ってたのかよ!
後藤:人は不純な動機がなければ動かぬものである!!
○○:ちょっと名言っぽく言ってんじゃねぇよ!なんだその汚い名言!
後藤:みつを
○○:絶対言わない!!その逆のこと言う人だから!
後藤:とにかく必死になって考えたよ!でも思い付かなかった!
悔しいよ!泣いたよ!今文字だけだから分からないと思いますけど僕の目腫れ上がってます!
○○:それで腫れてんの!?今こいつ顔凄いことになってるんですよ!
後藤:寝不足で目は真っ赤です!
○○:白いウサギ並みに真っ赤です!
後藤:アトピーで肌はガサガサです!
○○:それは関係ない!!今のトークテーマとは関係ない!体質!
後藤:デリケートゾーンがかゆいです!!
○○:どうでもいい!!お前のデリケートゾーン状況どうでもいい!
後藤:文字だけじゃ分からないでしょうけどね!
○○:実物居ても分かんねぇよ!なんで普段デリケートゾーン丸出しなんだよ!
後藤:みつを
○○:なにが!?どの部分がみつをなんだよ!
後藤:ネタ考えてる時何度もくじけそうになったよ!
でもスーパーガールズの曲を聴いたら元気と勇気が湧いて来ました!でも才能だけは湧いて来なかった!!
○○:言わなくていい!!話を全部そっちに持ってかなくていい!
後藤:ショートコント『握手会』
○○:はあ!?
後藤:あースーパーガールズの握手会楽しみだなー。よし次俺の番だ。
あれ?なんかみんな老けてるな。ってこれスーパーガールズじゃなくてスーパーで働くおばちゃんとの握手会かい!!
出来たネタはこれだけです!!
○○:才能ねぇな!!ホントに湧いて来なかったな!
後藤:僕は今持ってる物の全てを出し切りました!!
○○:これで!?お前どんだけ薄っぺらいんだよ!
後藤:そして今!手ぶらで優勝を目指すという暴挙に出ています!!
○○:暴挙過ぎるだろ!!暴挙にも程があるだろ!
後藤:みなさん一緒に歴史作りませんか!!
○○:作れるか!!MM−1の黒歴史になるわ!
後藤:世界初ノープランチャンピオンの誕生だ!!
○○:ノープランチャンピオンってなんなんだよ!
後藤:アイアムチャンピオン!アイアムチャンピオン!アイアムチャンピオン!
僕はこの漫才のジャッジペーパーを見るのが怖くて仕方ありません!!
○○:お前なんなんだよ!!ならちゃんと漫才やろうよ!
後藤:見た後どれだけスーパーガールズ聴くか分かりません!!
○○:落ち込むつもりじゃねぇか!くじけそうになるつもりじゃねぇか!
後藤:今回ばかりはスーパーガールズにも立ち直らせられるかどうか!
○○:そこはお前ががんばれよ!立ち直れよ!
後藤:お手並み拝見と行こうか!!
○○:なんで上からなんだよ!お前立ち直らせてもらってる方だろ!完全に立場下だよ!
後藤:ヒャヒャ。ヒャヒャヒャヒャ。ヒャーヒャッヒャッヒャッヒャッ!!
○○:壊れました!!僕の相方が壊れてしまいました!
後藤:すいません僕ジャッジペーパー見ないかも知れません!
○○:いや見ろ!!現実受け止めろ!俺も一緒に見るから!
後藤:でも僕は諦めません!必ずもっと面白くなって夢を叶えてみせます!スーパーガールズの曲にこんな歌詞があります!
『きっとジブン次第でどうにでもなるはずさ 挑むか逃げるか さあ飛び込め!』
だから僕は今!逃げます!!
○○:逃げんのかい!!!もういいよ!
審査員 点数 |
67 | 53 | 35 | 43 | 59 | 70 | 得点55.50 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・これ好きだなぁ。形式としては斬新ってわけじゃないんですが、とにかく読みやすい。 「ネタが思いつかなかった」という自虐を様々な角度からテンポよく展開出来ていたため、一本槍ながら飽きさせない。 「みつを」「お手並み拝見といこうか」のような強いフレーズが入るタイミングも絶妙でした。 ただテンポがいいゆえの弊害といいますか、弱いボケが続いてダレてしまった箇所がいくつか見られたのが惜しいなと。 目が腫れた下りやオチ前の壊れた下りが弱いわりに行数を使っていたため、勢いを弱めてしまったようにも思えます。 ボケや展開を整えて、最高の勢いのままオチまでいければもっと良くなったかと。 このテンポの良さは一朝一夕で出来るものではない確実な武器なので、もっと磨けばエラいことになると思います。 ・いやどうしたん。っていうのが最初の感想です。 漫才できなかったのに舞台出ちゃったっていうネタで、それをちゃんと勢いで押し通してるのは良いんですけど、 やはり「結局は中身が無い」ってのが見えちゃって物足りなく感じましたね… ・「世界一の人全員横並びじゃないから。」ってツッコミいいなぁ。ハッとさせられる。 勢いが良かったです。楽しそうさが伝わってきました。 全く面白くなかったわけではないですが、水増し的やりとりが多かったのが気に成りましたね。 普段の後藤○○さんのコントだと、特異な設定にそのやりとりを乗せることで、良い読み心地と笑いに繋げているという印象なのですが、 今回は元の設定がだいぶ弱かったかなあと。ただ設定の割には健闘してたと思います。使い古されたみつをボケでも笑ってしまえる楽しさがありました。 ・「ネタが思いつかなかった」というメタな題材のネタの割にはあまり思い切りが良くなかったように思います。 力を抜いた感じが功を奏さなかったような。 途中、エンジンかかってきて勢いに乗り始めたかに思われた点もありましたが。 ・割と難しい題材だったので、それにとらわれてボケの範囲を潰しているように思えました。 加えて単発で終わったボケも結構あったように思えます。冒頭のコント一筋の件とかウサインボルトとか。 二人の個人的な環境とか人柄に対するボケが多かったんですが、そこは正直はまらなかったです。 みつをとか「落ち込むつもり」とかパンチの利いたやり取りはあったのでその辺りをもっとプッシュするネタを見てみたいです。 ・どことなくカンニングの漫才のマイルド版、的な印象を持ちました。 ある意味テンプレ的な展開だったとも言えますが、 スーパーガールズを話題の中心に添えたりと、具体的なフレーズでボケられていて好印象でした。 王道過ぎた部分はあるので、あとはもう1つ2つオリジナリティのある展開を加えられるか、というところだと思います。
金剛:どうもー!『さようなら人生』です!
では早速、頑張って漫才をやっていきたいんですけれど
青鬼:?
金剛:僕達の名前だけでも覚えて帰って行ってくださいね。
僕が金剛で、こいつが青鬼です。
ところで青鬼さん、最近考えるのですけど
青鬼:??
金剛:青鬼さん、何ポカンとしているんですか!
元気良く漫才しましょうよ!元気良く!
青鬼:その前に……ちょっと、いいかな?
金剛:どうした?
青鬼:お前、誰だっけ?
金剛:えっ……ちょっと……漫才中だぞ……しっかりしてくれよ:
青鬼:どれだけ努力して、『こいつ誰だっけ?』って思い出そうとしても、
俺はお前が一体何なのかさっぱりわからないんだよ
金剛:何それ……俺だよ俺!相方のことを忘れる奴がいるかよ
青鬼:いやでも……事実、お前の事思い出せないし……
金剛:舞台に立って、いきなり記憶喪失になる奴聞いたことないぞ
青鬼:さっき、お客さんに『覚えて帰ってくださいね』って言ったじゃん。
でもさ、お客さんからすれば『お前、覚えてないやん』ってなるじゃない。
自分が出来ないことをお客さんに強要は出来ないよ。それって凄く無責任だと思うわけよ。
自分の出来ないことを他人に言うなって教育されてきたでしょ
金剛:うわ、面倒くさ……コンビ名は『さようなら人生』で、俺の名前が金剛。
思い出せるよね?思い出して漫才やろう?
青鬼:ピンポーン!お前の名前は安倍晴明!
金剛:だから答え言ってるだろ!なんで早押しクイズみたいになってるんだよ!しかも間違ってるし
青鬼:じゃあ選択肢のDでファイナルアンサー!
金剛:お前さ、ふざけてるだろ。これじゃあ漫才進まないんだよ
青鬼:あれ、まさか漫才をしに来ているんの?
金剛:あのさ、どこから説明すればいいわけ。
前にマイクがある。お客さんが目の前にいる。そして隣に相方がいる。
これ見たら、どう考えても漫才をやろうとしている状況なわけじゃない?
青鬼:なんだ、どおりで……いや、クイズ番組の可能性もあるなー、って思って
金剛:なんで?司会と回答者が一人のクイズ番組はなかなか無いぞ
青鬼:あったじゃん、選択肢のD!ファイナルアンサー!とかいうの
金剛:なんでそこをはっきり覚えてるんだよ!それは忘れていいよ!
むしろ何でこのコンビ、漫才のことを忘れてるんだよ。一番重要なとこなんだし
青鬼:相方が記憶を無くされるとは、本当に悲しい事件でしたね
金剛:開き直られた!しかも他人事かよ!お前のコンビなのに!?
青鬼:記憶を無くした人間には全てが他人事ですからね
金剛:そんなことあるかよ!でさ、急に記憶喪失になった相方がいて、俺どうすればいいの
青鬼:わかった!お前漫才をしに来たんだろ。
俺はお客さんになって笑うから、俺の分もやって、二人で一人の漫才をやればいい
(客席に行こうとする)
金剛:やめろバカ(引っ張って元の位置に戻す)
ボケとツッコミを一人でやっているのを傍目から見るだけだったら『なんだこいつ、頭おかしいんじゃないか』って思われるだけだろ
青鬼:だって、何も知らない、面白くもないみたいな人間が漫才出来るわけ……
いや、そもそも俺たちコンビなの?
金剛:あのさ……そこから説明しなきゃいけないわけ?
青鬼:ほら、そういう詐欺流行っているでしょ。
何も知らない老人に『布団を契約したでしょ』って押し付けていくみたいな。
これも何も知らない好青年に漫才を押し付けていくタイプの詐欺でしょ?
金剛:漫才を押し付ける詐欺なんて聞いたことねえよ。っていうか自分の事好青年だと思ってるわけ?
青鬼:いやさ、最近は学校の人気者を『お前芸人に向いているんじゃねえの』っておだて上げて、
養成所に入学させて、高額な学費を払わせ、鳴かず飛ばずの芸人になる。
最終的にはスーパーでお惣菜作りのアルバイトで40歳まで過ごさせる、
といった悪質な犯行が増えているんだぜ
金剛:具体的過ぎるし、なんか妙に生々しいのをやめろ。知り合いにそういう奴いたのかよ
青鬼:でも、そういう奴いたでしょ。クラスに一人。人気を勘違いしてお笑いにいくような奴
金剛:辛辣な言い方するなよ!確かに、そういう奴いたな……あいつ元気にしているのかな
青鬼:そういう奴もきっとさっきみたいに『僕達の名前を覚えていってくださいね』って漫才してるんだよ……
なんでそいつのことを『あいつ元気にしているんだよ』みたいに言いやがって!?
お前は人に自分の名前を覚えてほしいとか言っておいて、自分は忘れるのかよ!?
金剛:なんだよその無駄な正義感発揮して!
青鬼:最低な奴だ、自己中心的だ、エゴイズムだ!本当クソみたいな奴だ!
金剛:そこまで言うこと無いだろ……つかさ、そういうのじゃないの、
これはれっきとした漫才であって、別に詐欺でも何でもないの。
人前でこうやって喋ることが俺たちのやることなの。状況を考えてみりゃわかるでしょ
青鬼:でもさ、俺、そんなに面白くないじゃん?
俺さ、学校の隅でそういうおちゃらけたグループを白い目で見ながら『くだらないやつらだな』って斜めから見ていたタイプだし?
ぶっちゃげて言うとお前もそうだっただろ?正直言うとお前もつまらない人間だっただろ?
金剛:んなことないわ!自分で面白いとは言わないけどさ!なんなのそのネガティヴ思考
青鬼:やっぱり俺、そもそも漫才向いてないし、俺みたいな人間がこうやって舞台の前で人様に喋っていることがドン引きなんだわ。俺がクソみたいな人間なんだ……
金剛:急に落ち込むのやめてくれ!やりづらいわ!
青鬼:クソみたいにいってごめんな、俺が一番のクソ野郎だったわ
金剛:やめろよ!どう返していいかわかんねえんだよ!さっきから!
青鬼:すいません、こんな人間が舞台に上がっていて。今すぐ漫才止めます(袖に引っ込もうとする)
金剛:(腕を引っ張る)アホか!まだ漫才は終わってねえよ!
青鬼:すまんな、俺のクソ能力が発動してしまったわ
金剛:とりあえず何かとクソなのだけは認めるわ
青鬼:そういう人間なんだよ俺は……で、お前がそういう人間に対して漫才をやっていると言わせているこの状況!
そういう風におだてて、俺が滑るところを散々笑いものにするんだな?やっぱりお前はクソみたいな奴だ!
金剛:結局、俺はクソみたいな奴かよ!ネガティヴかと思ったらいきなり攻撃かよ!いい加減傷つくぞ!
青鬼:お前クソみたいな奴だったことだけは覚えている
金剛:そこだけ覚えているのかよ!っていうかそんなクソみたいな奴だったか?自覚無いだけに、それはショックだぞ
青鬼:クソ山クソ太郎っていう名前だったよね
金剛:ちげえよ!金剛って名前だよ
青鬼:あ、じゃあ相方違うんだな、すいません、コンビを間違えました(袖にはけようとする)
金剛:(はけようとする青鬼の腕を引っ張る)なんで違うコンビの相方を連れてくるんだよ!もう少しちゃんと考えてくれよ
青鬼:え、要するに他のコンビの人気に嫉妬して、俺を洗脳して騙して立たせて引き抜こう、みたいな恐ろしい陰謀なわけでしょ、クソ山さん
金剛:なわけないだろ!あとクソ山じゃない、金剛!そしたら他のコンビと仲悪くなるわ!常識を考えてくれ!
青鬼:あれ、常識って……なんだっけ?
金剛:義務教育からやりなおせ!
青鬼:あ、俺最初から常識がなかったわ。それだけは覚えてる
金剛:まあそうだろうけどな!っていうか漫才めちゃくちゃだよ……これどうすればいいんだよ
青鬼:大丈夫大丈夫、俺は漫才師じゃないから痛くもか痒くもないし
金剛:だからお前は漫才師なんだよ!いい加減思い出してくれ(体を揺さぶる)
青鬼:あっ……さっきのアクションで脳にスイッチが入って、やっと思い出したわ。お前が金剛か
金剛:やっと思い出したか。どういうスイッチが入ったのかわからないけどな!じゃあ漫才やるぞ
青鬼:ちょっとまて、俺これからやるネタ忘れたわ
金剛:このクソ野郎!もういいよ!」
二人:さようならだけが人生だ、どうも、ありがとうございました
審査員 点数 |
53 | 60 | 27 | 37 | 37 | 47 | 得点44.50 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・実際に舞台でやることを想像して作られたネタだと思うのですが、描写が上手くテキストでも情景が充分伝わってきました。 記憶喪失という設定から相方不審に陥る流れに説得力があり、後半のクソの応酬も気持ち良かったです。 特に客席に降りたがる天丼が良かったです。「お前クソだったことは覚えてる」などフレーズも光っていました。 改善点としましては序盤に説明調の長セリフが多いため、スロースターター気味だったのがもったいないかなと。 個人的には「悲しい事件でしたね」の辺りからようやくエンジンがかかってきた感じでした。 序盤を簡潔にしつつ爆発力のあるキラーフレーズを盛り込めれば、後半回収も出来るしネタも広がるかと。 個々の流れとフレーズの精度がもう少し洗練されれば、なおわかりやすく面白くなったと思います。 ・青鬼:記憶を無くした人間には全てが他人事ですからね >急に核心を突きますね 上みたいにちょいちょい核心をついてくるのがいいですね。 ただ一人が記憶喪失、っていう設定の中に収まりすぎている気がします。もう少し弾けるところがあったらよかったなあと。 ・コンビ名、ソラニンかなと思いましたが色々元ネタがありそうでなんだかわからなかったです。 長文はおそらく初めてということで、初めての人にあまり言いたくない言葉なんですが、すごくありがちなネタだと思いました。 もっと詳しく言えば、「独創的な漫才を、攻めた漫才をしよう」と思う人が真っ先に思いつく設定の一つだと思うんです、記憶喪失。 そしてこういう、「漫才の構造自体に切り込んでいく漫才」にありがちな展開として、 「設定を最初に出しきってしまって、後はぐだぐだと理屈っぽい話が続く」というものがあって、このネタはまさにそれでした。 詐欺のボケあたりまではまだよかったんですけど、後は正直言って笑えるやり取りでは無かった気がします。 たぶん途中から設定を持て余して、自分でもどうしていいかわからなくなっちゃったんじゃないでしょうか。 想像の範疇からはみ出してこないと基本的に笑いは生まれないので、 こういう自由度の低い設定で最初書くのは難しいんじゃないかなと思います。 この設定で書くなら、記憶喪失になった理由の方向に持っていくとか、 記憶を思い出させようとして色んなヒントを与えるけど全部違う解釈をしちゃうとか、そういう方向ならまだ広がりようがあったような気がします。 ただ、この設定で書こうという姿勢はすごく好きですし、書き続ければきっとすごいネタが作れると思うんです。 これからも書き続けてもらえたらとても嬉しいですし、楽しみです。 色々書きましたけど、全くつまらなかったわけではないですしね。期待故長くなってしまいました。すみません。 一つだけ細かい話をすると、「あったじゃん、選択肢のD!ファイナルアンサー!とかいうの」というボケはとても良かったですが、 「なんでそこをはっきり覚えてるんだよ!それは忘れていいよ!」が少し的外れ気味なツッコミで残念でした。 もうちょっと金剛さんは虚をつかれたようなリアクションをした方がいい気がします。 ・出だしは少し期待できたもののボケらしいボケがあまり見られずでした。 コントっぽい漫才だけど記憶喪失キャラが大して笑いに繋がってなかったです。 詐欺の件が良かったのでそういった感じでボケを増やせていたらまた印象も変わったかなと思います。 ・ネガティブなボケって言うのは悪くないと思うんですけど、それを上回るボケが無いとちょっと見てるの辛くなってきますね。 卑屈な中に笑いを組みこめていないのがこの手のネタでは致命的だと思います。 後半の「クソ山」とかその辺りの相方いじりは良かったと思います。 そもそもどうして記憶が無くなったかとかの原因とかが分からずじまいなので非常にもやもやしたし、その原因を掘り下げるだけでも笑いどころが生まれたと思います。 ・ひとまず、ストーリーがしっかりしていたのには好感が持てます。 その意味では悪くなかったものの、これ!っていう部分が少なかったので、他のネタに比べて見劣りしてしまった印象です。 会話が一つの自然なストーリーとして完成し過ぎていて、「ボケ」としての威力が弱く見えてしまったのかもしれません。 そんな中、「何も知らない好青年に漫才を押し付けていくタイプの詐欺」っていうフレーズは面白かったです。
KAIDOU「はいどーも。ツレヅレグサと申します。」
YAOKI「よろしくお願いいたします。」
K「僕ら2015年5月6日に結成致しました。」
Y「結成指輪はまだ貰っていません。」
K「俺だってまだケーキ入場やってないよ。」
Y「まあいいや、本題入るぞ。」
K「あいよ。桜ソングっていいよね。」
Y「春っぽくていいよね。」
K「売れるよね。」
Y「そうだよね。」
K「僕も桜ソング自分で作ったから聞いてくれよ。」
Y「わかった。」
K「♪春は桜が〜咲いていく〜すぐに散っちゃう〜それが桜〜ゴールデンウィーク近くに〜散っちゃう〜それが桜〜ゴールデンウィークは〜終わると死にたくなる〜嗚呼〜早く来い来い札幌雪まつり〜。」
Y「下手くそ。関係無い歌詞後半多いし。」
K「なんだと!?」
Y「俺だって桜ソング作って来たから聞け。」
K「わかった。」
Y「♪怖い話する人は桜金造〜ちびまる子ちゃんの作者はさくらももこ〜気が付いたら世の中桜まみれ〜セイイエース〜。」
K「下手くそ。しかもパクり入ってる。」
Y「なんだと!?」
K「怒るお前の気持ちもわかるけど俺達桜ソング作るの向かないな。」
Y「だったら一緒に作ろうや!」
K「そうだな。そしたら印税も二等分出来るしな。」
Y「お前頭いいな!二等分したら半分ずつお互いに金が入るからな!」
K「俺お前が相方で良かったハズだよ。」
Y「いやいや俺もお前が相方で多分良かったよ。」
K「それでは桜ソングよ〜い始め!」
Y「♪桜舞い散る中に忘れた記憶と君の声が戻ってく〜る。」
K「♪名もない花には名前をつけましょう〜。」
Y「♪桜ヒラヒラ舞い落ちる〜。」
K「♪桜金造は怖い〜。」
Y「♪さくらももこの漫画は面白い〜。」
K「(歌中の台詞)知ってますか?ちびまる子ちゃんって昭和49年が舞台なんですよ。」
Y「♪とにもかくにも桜金造とさくらももこは桜繋がりで〜素晴らしい〜。」
K「♪早く来い来い札幌雪まつり〜終わり〜。」
Y「・・・桜ソング二人で作ったけど難しいね・・。」
K「だから俺は嫌だったんだ。」
Y「ごめん・・俺が二人で作ろうと言わなければこのような事態にはならなかった。」
K「心配すんなって。来年にもまた桜は咲き乱れるさ。」
Y「そうだな・・。」
K「そういえばお前の好きな桜ソングって何?」
Y「喜多方新左衛門の「桜吹雪」って歌。」
K「懐かしいな。ウランバートル第2幼稚園の古武術大会の余興で俺がいたヤマブドウ組が歌った歌だ。」
Y「俺も西日本ハーバード大学昼寝同好会の真打襲名披露口上で歌ったばかりだし今から二人で歌って終わろうか?」
K「マジで!?デュエットって久しぶりだな!」
Y「それでは歌わせて頂きます。テレビの前の無職の皆さんだけ御唱和下さい。ベートーベン野々村作曲。今治区役所俳句同好会作詞。歌は喜多方新左衛門の「桜吹雪」。」
K「(前奏の台詞)いったそばから好きでした。あなたにあえて伝えます。子供の頃のお年玉。親に預けて今いずこ。喜多方新左衛門の桜吹雪〜!」
Y「♪末は〜博士か〜大臣か〜さすれば〜未来のダックスフンド〜。」
K「♪誰を怨めば良いのでしょう〜。」
Y「♪この先〜カモメが〜海渡る〜。」
K「♪嗚呼〜津軽海峡春模様〜。」
Y「♪親子共々親知らず〜。」
K「♪情け無用の三度笠。」
Y「♪嗚呼〜桜吹雪〜。」
K「・・・感動的。」
Y「確かに・・我々には到底追い付けない境地だ。」
K「・・どうでもいいけど俺達漫才やってないよな?」
Y「でも頑張って歌ったよ。」
K「そうだな。」
二人「皆さん、ありがとうございました。ツレヅレグサはゴールデンウィーク明けで鬱気味な皆さんを応援します。」
審査員 点数 |
22 | 48 | 45 | 33 | 25 | 25 | 得点34.00 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・前半と後半で作者変わったのかよと思うくらい急激にフレーズがキレッキレになってたまげました。 前半はボケも弱いしセリフもダラダラ流れていてほとんど笑えなかったんですが、 「ウランバートル第2幼稚園」から急にフレーズにバカバカしさが出て、そのままオチまで突っ走っていきました。 これが意図的か無意識かはわかりませんが、是非とも後半の勢いを全編通した漫才を見てみたいです。 ボケがとっちらかって散漫になることを防げれば、とんでもないバカ漫才が産声をあげることでしょう。 ・K「俺だってまだケーキ入場やってないよ。」 >ケーキ入場!?というか返しとして成り立っているのか 最後に存在しない歌をただ二人で歌ってたの面白かったです。 自分で作った歌の歌詞でボケるので、0からのボケということでだいぶハードルが上がりますよね。そこを越せるほどのインパクトは無かったように思います。 ・審査するのが二度目なので同じようなことになってしまい恐縮ですが、 漫才としての技量は足りないけれど足りないなりに面白い、といった感じはありました。 歌中の台詞本当に好きです。親子共々親知らずも。 ただ自由な設定過ぎるが故にハードルがあがる部分はどうしてもあると思うんですよね。 もうちょっと言葉を吟味して作っていくといいと思います。あと本を読んで文章力をつけましょう。 ・最後の歌の直前だけフレーズがちょっと面白かったです。 しかし、印象としては引っ張ってくるナンセンスな面白ワードの引き出しはあるものの 組み立て方がまだまだ発展途上だったかなぁと。 「下手くそ。」くらいしかツッコミが無い方式ももっともっと磨けそうです。 ・ボケが二人で展開していくネタ自体は別に問題ないと思います。 ただ、どう考えてもツッコミがいた方がスムーズに展開するネタだと感じました。 自分が面白いと思った台詞を羅列しているだけのように見えます。 正直散らかったまま片付かずに終わっている状態になってしまっています。 途中挟み込んである「良かったハズ」とか「多分良かった」とかその辺りの変化球は良かったと思います。 ・うーん、ちょっと会話の流れについていけなかったです。 急に自作の桜ソングを歌い始めていますが、 先に「桜ソング(とは何か)」についてもう少し掘り下げて、話題やボケの焦点をある程度定めておくとより分かりやすいネタになったと思います。 独特なノリで楽しめなくもなかったものの、会話の違和感の方が印象として強かった感じです。今後の文章力UPに期待します。
綿谷 インタープラグです!
八神 よろしくでーす。今日は僕たちのことを「アブラハム」のリズムで覚えていただきたいと思います。
綿谷 幼稚園のお遊戯でやった人も多いんじゃないですか?それじゃあお願いします!
八神 任せて頂戴。ゴホン!ワン、ツー、ワンツースリーっ・・・
♪インタープラグは漫才師〜
♪ツッコミ八神 ボケ綿谷
♪二人で仲良くネタしてる〜
♪漫才しましょ〜
♪右手 (綿谷の胸に右手の甲を当てる)
綿谷 ・・・あぁ、ツッコミだ。
八神 (右手を動かしながら)♪インタープラグは漫才師〜
綿谷 地味だなぁ1個目の動き!
八神 (右手を動かしながら)♪ツッコミ八神 ボケ綿谷
綿谷 まあ、これから動きが足されるから大丈夫かな?
八神 (右手を動かしながら)♪二人で仲良くネタしてる〜
綿谷 っていうか痛ぇわ!何回僕にツッコミ入れてんだよ!?そもそもボケてないし!
八神 (右手を動かしながら)♪漫才しましょ 右手(綿谷の胸に右手の甲を当てる)
綿谷 ツッコミだ。
八神 ♪左手 (綿谷の左手を自分の右手に重ねさせる)
綿谷 ・・・。
八神 (右手を動かしながら)♪インタープラグは漫才師〜
綿谷 (左手を動かしながら)僕のこの左手の動きなんだよ!?
八神 (右手を動かしながら)♪ツッコミ八神 ボケ綿谷
綿谷 (左手を動かしながら)ツッコミに左手に添えてるだけじゃん!スラムダンクか!
八神 (右手を動かしながら)♪二人で仲良くネタしてる〜
綿谷 (左手を動かしながら)ダメージが蓄積してるよー!ツッコミがどんどんと来てるよー!?
八神 (右手を動かしながら)♪漫才しましょ 右手(綿谷の胸に右手の甲を当てる)
綿谷 ここはいいんだよ!
八神 ♪左手 (綿谷の左手を自分の右手に重ねさせる)
綿谷 ここですでにおかしいんだけど!
八神 ♪右足 (綿谷の尻を右足で蹴る)
綿谷 痛っ!!!?
八神 (右手と右足を動かしながら)♪インタープラグは漫才師〜
綿谷 (左手を動かしながら)何その右足!?ケツを蹴るの!?
八神 (右手と右足を動かしながら)♪ツッコミ八神 ボケ綿谷
綿谷 (左手を動かしながら)せめて何かしらで攻撃を防がせろぉ!防戦一方じゃん!
八神 (右手と右足を動かしながら)♪二人で仲良くネタしてる〜
綿谷 (左手を動かしながら)ネタか!?これはネタか!?
八神 (右手と右足を動かしながら)♪漫才しましょ 右手(綿谷の胸に右手の甲を当てる)
綿谷 ここしか正解がない!
八神 ♪左手 (綿谷の左手を自分の右手に重ねさせる)
綿谷 はい外れ!意味が分からないもの!
八神 ♪右足 (綿谷の尻を右足で蹴る)
綿谷 痛っ!!!マジでやめて!
八神 ♪左足 (綿谷の左足を一歩後ろに下げさせる)
綿谷 ・・・。
八神 (右手と右足を動かしながら)♪インタープラグは漫才師〜
綿谷 (左手と左足を動かしながら)特に何もねえのか!?
八神 (右手と右足を動かしながら)♪ツッコミ八神 ボケ綿谷
綿谷 (左手と左足を動かしながら)って言うか左足一歩下げたせいでケツキックの威力上がってるぞ!
八神 (右手と右足を動かしながら)♪二人で仲良くネタしてる〜
綿谷 (左手と左足動かしながら)これで僕たちのこと覚えてもらっていいの!?
八神 (右手と右足を動かしながら)♪漫才しましょ 右手(綿谷の胸に右手の甲を当てる)
綿谷 役割も間違ってるよ!?ツッコミじゃねえもん!これタダの暴力だよ!
八神 ♪左手 (綿谷の左手を自分の右手に重ねさせる)
綿谷 はいスラムダンク!
八神 ♪右足 (綿谷の尻を右足で蹴る)
綿谷 痛っ!!!ケツキック喰らいまくり!!
八神 ♪左足 (綿谷の左足を一歩後ろに下げさせる)
綿谷 もう何かケツに感覚無くなってきたわ!
八神 ♪頭 (綿谷の頭に頭突き)
綿谷 っ!!!!ったぁ〜・・・!!!
八神 (右手と右足と頭を動かしながら)♪インタープラグは漫才師〜
綿谷 (左手と左足と動かしながら)いよいよ訴えるぞ!
八神 (右手と右足と頭を動かしながら)はぁっ・・・はぁっ・・・♪ツッコミ八神 ボケ綿谷
綿谷 (左手と左足を動かしながら)暴力!暴力と被害者です!ってか疲れちゃってるじゃん!
八神 (右手と右足と頭を動かしながら)♪二人で仲良くネタしてる〜
綿谷 (左手と左足を動かしながら)仲いいはずがねえよこれ!
八神 (右手を動かしながら)♪漫才しましょ 右手(綿谷の胸に右手の甲を当てる)
綿谷 もうこれも裏拳にしか思えない!
八神 ♪左手 (綿谷の左手を自分の右手に重ねさせる)
綿谷 この動きに関しては地味過ぎてコメントできないよ!
八神 ♪右足 (綿谷の尻を右足で蹴る)
綿谷 痛っ!!!ケツがさらに割れる!!!
八神 ♪左足 (綿谷の左足を一歩後ろに下げさせる)
綿谷 もう左足にも感覚が無くなってきた!
八神 ♪頭 (綿谷の頭に頭突き)
綿谷 っ!!!!この痛みはまだ慣れてない!純粋に痛い!!
八神 ♪腰 (綿谷の腰を後ろに突きださせる)
綿谷 ・・・いやいやいや!!!!
八神 (右手と右足と頭を動かしながら)♪インタープラグは漫才師〜
綿谷 (左手と左足と腰を動かしながら)コンボ!!コンボが酷い!!!
八神 (右手と右足と頭を動かしながら)♪ツッコ・・・がみ・・・ケ・・・わた・・・
綿谷 (左手と左足と腰を動かしながら)腰突き出すって受けいれOKみたくなってるぅ!!!頭突き連発でしてるから歌えてねえ!
八神 (右手と右足と頭を動かしながら)♪・・・
綿谷 (左手と左足と腰を動かしながら)やめやがった!!とうとう歌うのやめやがった!誰か!誰か助けて!!
八神 (右手と右足と頭を動かしながら)♪・・・ょ 右手(綿谷の胸に右手の甲を当てる)
綿谷 加減を知らないのか!
八神 ♪左手 (綿谷の左手を自分の右手に重ねさせる)
綿谷 でも、もうすぐ終わる!
八神 ♪右足 (綿谷の尻を右足で蹴る)
綿谷 痛っ!!!終わったら病院連れてけよ!
八神 ♪左足 (綿谷の左足を一歩後ろに下げさせる)
綿谷 その後警察に被害届出してやるからなぁ!!
八神 ♪頭 (綿谷の頭に頭突き)
綿谷 っ!!!!
八神 ♪腰 (綿谷の腰を後ろに突きださせる)
綿谷 この姿勢ってだけでも罰ゲームだぞ!
八神 ♪回って (その場で回る)
綿谷 え?(その場で回る)
八神 ♪ごめんね
綿谷 だったら最初からやるな!(ビンタ)
八神 痛ぃぃぃぃぃぃったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!?
綿谷 防御力ねえな!もういいよ!!
二人 ありがとうございましたー。
審査員 点数 |
38 | 46 | 20 | 77 | 自分 | 92 | 得点55.60 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・あれ?インタープラグさんってこんな西口プロレスに顔出してそうな芸風でしたっけ? ツッコミのフレーズ勝負のネタなわけですが、狙ったと思われる強いフレーズはことごとくハマりました。 ただ動きをカッコ書きで説明するのがネタの主体なため、情景を思い浮かべるのに時間がかかってしまいました。 綿谷の左手を添える動きや足を下げるくだりは、キックや頭突きの明快さに比べて分かりにくかったです。 なおかつ頭突きの辺りから、ネタでもありましたが暴力がいき過ぎて引いてしまいました。 なまじ実際の舞台を想定させる漫才なため、生々しい暴力と言いますか。ツッコミで緩和しきれていなかった印象です。 もうちょっとコミカルな描写ならなお笑えたと思います。オチはズバンと決まっていました。 ・ちゃんと伝えられるようにはなってるんですけど、やっぱり実際の動きで見たいなあと思ってしまいますね。 「左足を一歩後ろに下げさせる」「腰を後ろに突き出させる」を見て想定した動きが、たぶん作者さんの想像と完璧に一致してなくて、それでその後のボケがよくわからないということが起きました。 ・アブラハム、歌は覚えてるけど踊りが思い出せなかったです……。 それはそれとして、普通に文章でやるのに無理があるネタだったんじゃないですかね。 試みは買いたいですけど、普通に伝わってこなかったです。 まあ、頑張って絵面を想像してみましたけど、自分の想像しうる絵面だとやっぱり、あんまり面白くなかったです。 たぶんこのテンポで説明出来る範囲の動きってそんなに面白くならないんじゃないでしょうか。暴力とかとてもベタですし。 「二人で仲良くネタしてる〜」はじわじわ来ました。 ・ツッコミが翻弄されつつも的確なリアクションを返していて面白かったです。 ゴリ押し具合も相まって、毎回 良いテンポの中でのダメージに「痛っ」ってなってる所で笑ってしまいました。 漫才の流れの中で笑い所を作れていて凄いんですけど、「わざわざ歌詞を変えてやった意味」をほとんど出せてなかったように思うのが少々残念。 ・(コメントなし) ・個人的には今回一番笑いました。面白かったです。 重ねていくことによる面白さの増幅、手数、申し分なかったと思います。 歌部分の2行目・3行目あたりでもツッコミ入れて来るのもネタが単調にならなくて良かったと思います。 ただ、今回は伝わった身としての評価をさせていただきましたが、やはり曲やノリが分からないと伝わらないネタだったのは惜しいですね。 ところで、普段は本当に八神さんがツッコミなのに、このネタだとボケの役割なんですね。そこがちょっと分かりにくい部分でもありました。
松下:冒険家になりたいんだ!!
常盤:わんぱくですね。
松下:冒険家になって、未知なる秘境へ足を踏み入れたい!!
常盤:野心があるのは良い事です。
松下:冒険家になって、まだ見ぬ大地の上に立ちたい!!
常盤:はい、今日も元気にいきましょう。
松下:冒険家になって、この地球の果てにある景色を見たい!!
常盤:……あ、これ私がアクション起こさないと次進まないシステムですか?
松下:冒険家になって、世界に眠る財宝を手にしたい!!
常盤:言ってる事ほぼ一緒ですからね。じゃあ……具体的にどこか行ってみたい場所はあるんですか?
松下:女子校!
常盤:……はい。
松下:冒険家になって、女子校に入りたい!! 待ってろフェリス女学院!
常盤:松下さん。貴方に言いたい事があります。
松下:冒険家になって、女子校生を彼女にしたい!! いくぜ椙山女学園!
常盤:聞いて下さい。貴方の脳には早期治療が必要なのです。
松下:冒険家になって、女子校生とキスしたい!! いくぜ聖心女学院! 希望は初等科!
常盤:教師になれば女子校に入れます。
松下:!?
常盤:冒険家は女子校に入れませんが、教師になれば女子校に堂々入れます。
松下:マジすか!? マジすか常盤さん!!
常盤:教師になれば、女子校生を彼女に出来ますし、キスも出来ますし、当然セックスも出来ます。
松下:マジすか!? マジすか常盤さん!!
常盤:しかしそこまで進むと高確率で逮捕されるので、二度と女子校生と会えなくなります。
松下:教師ゴミだわ。じゃ女子校入っても意味ねーわ。カース。
常盤:……貴方分かりやすい性格してますね。
松下:あざっす!!
常盤:ちなみに、私は女子校に入れます。
松下:!?
常盤:なぜなら私は女子校生だからです。
松下:マジすか!? マジすか常盤さん!!
常盤:その気になれば女子校生を彼女に出来ますしキスもセックスも出来ますし、なんなら女子校生相手に1ラウンドKOで勝つ事が出来ます。
松下:マジすか!? オレも女子校生にして下さい常盤さん!!
常盤:ではタイに行って体を工事して来て下さい。
松下:よっしゃ、パスポートとってくる!!
常盤:行動力ありますね。
松下:しまった! パスポートは今朝パンに挟んで食べてしまった!
常盤:食生活が荒れてますね。ヨーグルト食べて腸内環境整えましょう。
松下:ヨーグルトおいちー。
常盤:冒険家になって、他に行きたい所は無いんですか?
松下:女湯!!
常盤:だいたい予想通りです。
松下:女湯に入って、おっぱいをいっぱい見ったい!
常盤:そんな貴方に良いお知らせがあります。
松下:女湯に入って、お姉さん方の肢体を後ろから前から見ったい!
常盤:聞いて下さい。貴方の脳はもう手遅れのようなので、女湯に入れる方法を教えます。
松下:マジすか!?
常盤:タイに行って工事して来て下さい。
松下:よっしゃ、パスポート作ってくる!!
常盤:貴方性欲のためなら手間暇を惜しまないですね。
松下:しまった! パスポートはお尻を拭くのに使ってしまった!
常盤:早くも記憶があやふやですね。
松下:なんてことだ……パスポートが無ければ女湯に入れないじゃないか!!
常盤:女湯は国ではありません。
松下:んだよ、女子校にも女湯にも入れない冒険家なんてゴミクズじゃねーかクソが……
常盤:ちなみに私は女湯に入れます。
松下:!?
常盤:なぜなら私は女性だからです。
松下:マジすか!? マジすか常盤さん!!
常盤:パスポート無しで女湯に入れます。
松下:密入国者だ!!
常盤:女湯に入れますし、なんなら男湯にも入れます。
松下:嘘だ!! 知ってるぞ!男湯は男しか入れないんだ!
常盤:突然ですがクイズです。
松下:ピンポーン!
常盤:松下さんは銭湯の男湯で入浴中です。
松下:バッシャバッシャ!
常盤:すると全裸の吉高由里子が入ってきました。
松下:ビクンビクン!
常盤:さて問題。 男湯は男しか入れませんか?
松下:全裸の吉高由里子なら許す!
常盤:よくできました。
松下:え、というと常盤さんは全裸の吉高由里子なんすか!?
常盤:トポロジー的には、形と穴の数がイコールなので、私と吉高由里子は同じです。
松下:マジすか!? 証拠は!?
常盤:RADWIMPS炎上しろ。
松下:全裸の吉高由里子だ〜!!
常盤:「全裸の」は頑なに外さないんですね。私ちゃんと宇宙服着てるんですが。
松下:全裸の吉高由里子さんにお願いがあります!!
常盤:このネタが吉高さんかRAD目当てで検索してきた人の目に留まらない事を祈ります。
松下:僕は女湯に入れなくてもいいです! 代わりに男湯に入ってきて下さい!!!!!!!!!!!!!
常盤:そんな事よりプリン食べましょう。
松下:プリンうまぴー。
常盤:松下さん。女子校と女湯以外に冒険家になったら行きたい所はないんですか?
松下:バルト海!!
常盤:……え?
松下:バルト海で沈没船と共に眠ると言われる莫大な金貨銀貨を手にしたいんだ!!
常盤:あの、ちょっと。今更冒険家らしい事を言われてもコメントに困ります。
松下:金貨銀貨を換金して、毎夜風俗に通いたいんだ!!
常盤:平常運転でした。
松下:七億人の吉高由里子を侍らせて、風俗王に俺はなる!!
常盤:ここで末期症状の松下さんに良いお知らせがあります。
松下:マジすか!?
常盤:風俗は冒険家にならなくても行けます。
松下:よっしゃ、パスポート作ってくる!!
常盤:お気をつけて。
審査員 点数 |
72 | 77 | 40 | 87 | 85 | 81 | 得点74.67 (ボーナス+1点込) |
得票5票 |
【審査員コメント】 ・舞台上で女子高生がこんなアホ最前線の漫才を淡々とこなしているのを想像するとちょっとドキドキしますね。 松下のクズっぷりと常磐の冷静っぷりが非常にいい対比になっており、展開のバカバカしさが輝いていました。 「希望は初等科!」「女湯は国ではありません」「ビクンビクン!」とか全力バカすぎて大好きです。 単純な構成がバカバカしさを際立たせていいんですが、もうひとつ捻りがあっても良かったかなとは思いました。 ラストのバルト海が一番弱かったように思えるため、出来ればバカを爆発させて欲しかったです。 個々のパートに出てきたキラーフレーズをバルト海で終結させてカオスにした方がこのネタのオチに相応しいかと。 もしもこのユニットが覆面であったら、翔さんと予想していたかもしれません。お上品劇団の香り。 ・二人の立ち位置がハッキリしていていいですね。 吉高由里子のくだりが面白いです。吉高由里子自体も面白いなあとは思ってたんですがちゃんとネタで使われているのを見て、その見立ては間違ってなかったと安心しました。 ・奇妙な雰囲気で構成されてる割にはボケが普通だった気がします。 テーマが低俗であることは何の問題もないんですけど、低俗なテーマってもう結構やりつくされてるんじゃないかなと、 その高いハードルを飛び越えるだけのパワーがこのネタには無かったんじゃないかな、と思います。 雰囲気は印象に残るけど、笑いに繋がる部分では印象に残らない、そんなネタな気がします。 ただ、「RADWIMPS炎上しろ。」「行動力ありますね。」とか、好きなくだりもありました。 ・「女湯は国ではありません」マジでその通りだと思います。かなり笑いました。 「おいちー」「うまぴー」はあざと過ぎて少々空回ってますけども、終始バカに徹底していて面白かったです。 ・ボケのゲスさとスルーを織り込むツッコミの温度差が良かったと思います。 RADWIMPSと吉高由里子の件は人を選ぶと思いますが自分は好きです。 パスポートのボケが途中でずれて行って新しい展開を生んでいる辺りも良かったと思います。 ただ、狙っている所ではあると思うんですけど、1ラウンドKOとか宇宙服の件は笑いよりも違和感が先行しました。 ・ボケと提案、とでも言えばよいのでしょうか。これまた新しい独自の型が産まれましたね。 いろんな意味で裏切り方の形として良かったと思います。 ただ、ボケの内容としてはよくある下ネタ系のノリ(決して下品過ぎはしないですが)だったので、そこまで深くはハマらなかったというところです。 今後の展開も楽しみなコンビですね。 (あと何となくですが、パスポート使ってしまった系のボケのところにラーメンズっぽさを感じました。)
七重:はじめまして、七重八雲です。よろしくお願いします。
八雲:最近猫を飼い始めた話。
七重:唐突だな。
八雲:猫はいい。俺が帰ってくるのがわかるんだろうな、いつ帰っても玄関にちょこんと座ってるんだ。
七重:なんてかわいいんだ。日々の疲れも吹き飛ぶだろうな。
八雲:最近は毎日それを楽しみに入り口の鉄格子を開いてるよ。
七重:なんで玄関に鉄格子があるんだ。
八雲:今俺囚われの身なんだ。それで猫ってのは
七重:聞き捨てならない言葉が出たんだが。
八雲:囚われの身って言ってもあれだぞ、エロい意味じゃないぞ?
七重:そこは疑ってなかったけど、不思議とエロく見えてきた。
八雲:確かに俺は女子大生に囚われてはいるが、エロい意味ではない。
七重:一気にエロさが増してきたな。なんで女子大生に囚われてるんだ。
八雲:罪を、犯したのだ。
七重:罪を……一体どんな罪を……。
八雲:ある日道端を歩いて居たら、女子大生の魂が浮遊していてね。
七重:そんなスピリチュアルな世界線の話になるとは。
八雲:思わず小脇に抱えた虫取り網で捕えてしまったのだ。
七重:この年で虫取り網を持ち歩くことって、あるのか。
八雲:バッタを売りさばいて生計を立てているからな。
七重:何故よりによってバッタを……。
八雲:前世で俺はバッタに売りさばかれる側だったからな。その報いだ。
七重:スピリチュアルかつファンタジックな世界に生きすぎだろ。
八雲:それで、女子大生の魂を捕えた俺は、軒下にでも吊るそうと思って、紐を買いに行ったんだ。
七重:女子大生の魂って、風鈴みたいなもんなのか。
八雲:いや、渋柿かな。
七重:干し女子校生の魂を作るつもりだったのか。
八雲:極上の紐を選び、レジに向かう俺の心は、踊りに踊っていたよ。
七重:よくわからないが、楽しいことなんだな。
八雲:しかしだ、気づいたら俺はレジの女にぐるぐる巻きに縛られていたんだ。
七重:なんだそいつ。職を辞せよ。
八雲:そう、そいつは俺が売りさばきまくったバッタの生まれ変わりだったんだ。
七重:色々気に成るけど、まずお前は何年に渡ってバッタを売り続けていたんだよ。生まれ変わりがレジに立つレベルなのかよ。
八雲:この道27年だよ。
七重:極めてるな。
八雲:そして気づいたら、俺はそのバッタ女に囚われてたってわけだ。
七重:最初に捕まえた魂の女子大生は関係ないのかよ。
八雲:ないよ。
七重:ないんだな。最初の女子大生の魂はどうなったんだよ。
八雲:結局紐を買えなかったから、肌身離さず持ち歩いているよ。今日もここに持ってきてる。
七重:マジかよ。俺はお前とだけじゃなく、女子大生の魂とも漫才をしてたってことになるのか?
八雲:ああ。
七重:マジかよ。興奮してきた。
八雲:猫の話に戻っていいか?
七重:そうだったな。すまんな。脱線させてしまって。
八雲:何処まで話したか忘れてしまった。猫が夜な夜な通ってる小洒落たBARの話はしたっけか?
七重:聞いてねえよ。なんだお前の飼い猫。
八雲:カクテルが美味いんだよ。
七重:ほう、ちょっと気になるな。今度連れてってくれよ。
八雲:いや、猫が美味いって言ってただけだから、実際には俺は行った事ないんだよね。
七重:なんで猫の話がわかるんだよ。
八雲:猫の「魂との対話」だよ。
七重:自己啓発本みたいなワードでスピリチュアル世界に引き込むなよ。
八雲:猫の言ってることがわかるってのは、とても楽しいぞ。
七重:たぶんだけどお前わかってねえよ。猫がBARに行くわけないもん。
八雲:バッタが人身売買をする世界なんだから、猫もBARに行くだろ。
七重:知らない間に俺かお前、どっちかが違う世界線に迷い込んでいる恐れがあるな。
八雲:……言われてみれば、お前のホクロの位置、俺の慣れ親しんだ七重と違うな。
七重:マジかよ。本当に世界線が違うのかよ。
八雲:俺の知っている七重のホクロは、ほうれい線をなぞるように配置されていた。
七重:お前の世界の俺、気持ち悪いな。
八雲:お前、本当に俺の知っている七重じゃないのか?好きな料理は?
七重:ほうれん草のミルク煮だよ。
八雲:やっぱり違う……俺の知っている七重はコンデンスミルクのミルク煮が好きだった。
七重:ニアミスなようで全然違うな。なんかこう、豆腐の味噌汁は大豆を大豆の汁で煮たもの、みたいな感じの料理だな。
八雲:それを食べながら牛乳を飲んでいるときしか、笑顔を見せてくれなかったな……。
七重:お前の世界の俺、深い闇と牛の乳にダブルで囚われているのでは?
八雲:深い闇の生まれ変わりと、牛の乳の生まれ変わりに、ダブルで囚われていた気がするな。
七重:色々気に成るけど、深い闇の生まれ変わりってなんだ。
八雲:深い闇の生まれ変わりはOLで、牛の乳の生まれ変わりは女教師だったと思う。
七重:お前の世界の俺、微妙にうらやましくなってきた。本当微妙に。
八雲:こうなると、どっちが世界線を乗り越えてきたのかが重要になってくるな。
七重:そうだな。俺が乗り越えた側なら、俺はOLと女教師の待つ檻に帰らなければいけないんだろう。
八雲:俺が乗り越えた側なら、俺は女子大生の待つ檻には帰らなくてもいいが、猫は飼ってないかもしれない。
七重:しかし、どうやって確かめるんだ?
八雲:スマホアプリの「世界線チェッカー」を起動しよう。
七重:アプリ化されるほど世界線移動はよくある話なのかよ。
八雲:……ここの世界線は「34」か。どうやら俺が移動しているみたいだ。
七重:俺が今まで生きてきた世界線に、そんな中途半端な数字が振られていたとは。
八雲:ちなみに俺の出身世界線は「フエラムネ」だった。
七重:世界線の名づけ基準、知りた過ぎる。
八雲:と、言うことは……もううちの猫には会えないかもしれないのか……。
七重:……元気出せよ。
八雲:まあ、うちの猫、黒猫でちょっと怖かったし、次は三毛猫買いに行こうっと。
七重:いや切り替えくっそ早いな。
八雲:さて、そうと決まればそろそろ漫才を切り上げて、バッタを捕まえてお金を稼がないとな。
七重:非常に言いにくいんだが、この世界線では、バッタは、金にならない。
八雲:はぁ?……ふざけんなよ「34」……。どうやって生きていけっていうんだよ「34」……。
七重:その中途半端な数字で呼ぶのやめてほしいな。
八雲:あと俺にできることと言ったら、へそから石油を湧かせることぐらいだよ……。
七重:……漫才やめて、一緒に大儲けしないか?
八雲:……よくわからないけど、幸せに生きれる気配がした。
審査員 点数 |
58 | 73 | 僕ちゃん | 67 | 87 | 68 | 得点70.60 |
得票1票 |
【審査員コメント】 ・最初正統派かと思いきやどんどんバカになって、最終的にファンタジーで終わるという衝撃。 この世界観大好きです。ややこしいようでルールがしっかり説明されてるから分かりやすい。 「OLと女教師」「34」など、世界線の違いが明らかになってからのフレーズが特にキレてました。 個人的には前半をもっとコンパクトにしつつ、世界線の違いをメインに据えても良かったかと思います。 八雲の世界の描写や世界線移動の方法など、膨らませられそうな話題が多く見られたので。 ていうかAブロック始まってから今までバカしかいないぞ、どうなってんだ。 ・面白い会話でした。会話がというか、コントに近い楽しみ方ですね。 漫才のボケとしてはパンチの強さがなかったんですが、僕はこれで好きなネタです。 ・ジャッジペーパーを書きながら自分のネタを見ると、 「いやお前偉そうなこと言ってるけど全部お前のネタにも当てはまるやんけ!!!!!ふぁっきゅー!!!!!」 って感じがありますね。 覆面ということで逆に割と普通の漫才を書くつもりだったんですが、なんだか中途半端に変なネタになってしまった気がします。 あと極東さんのブログで「おちんちんを育てる会と同じ匂いがする」って言われてしまった!! ・独特でなかなか良いネタでした。世界線とかスピリチュアルとかそういう話は好きです。 後半は特にボケの着眼点が斬新で ボケ方が良いと思いましたが 淡々としたネタでもそういうネタなりの勢いがあったら良かったかなと。 ・割と大きなスケールでの話題なのにブレることなくネタを進めているのが凄いと思いました。 序盤はボケと言うか設定の説明に宛てるので結構分量を割いていてツッコミが若干し切れていないように思えました。 それでも中盤から終盤にかけて不気味だけど笑える世界観を見せれていたと思います。 バッタとか石油のボケも普通の漫才だったら浮いちゃうようなものだと思うんですけど、あらかじめそう言うボケが自然に思えるような展開を作り込んであるのが良かったと思います。 ・不思議な話題のネタでしたね。ストーリーに引き込まれました。 ただこのぐらいの「おかしさ」だと今までのMM−1でも多々あったかなぁという感じで、すごい抜きんでてるってほどでは無かったかなぁ、と。 これはこれで味が出ている作品だと思うので指摘は難しいですが、ものすごいこと言っている割にフレーズのチョイスとかが地味すぎたのかなぁ、という気はしました。 「世界戦チェッカー」のあたり(ふざけんなよ「34」、とか)は特に面白かったですね。ごく個人的にはそういうのがもうちょっと見たかったです。
大牛鬼:キイシャアシャー、キーシャシャアシャーア
超牛鬼:キシャシャシャキシャシャーキシャーア
大:キーシャーシャーシャキーシャシャシャシャシャ
超:キーキーシャーシャーシャキーシャシャシャシャシャーア
大:キーシャキシャーキシャシャシャキシャーシャキーッシャキシャシャアシャ
超:キーシャッシャキシャシャシャア
大:キシャー、キシャシャキシャシャ、キーシャキシャーシャキシャシャシャーシャキーシャシャシャシャー
超:キーシャシャシャー
大:キシャシャシャシャ、キッシャアシャア、キッシャアシャア、キシャシャシャシャシャシャキッシャアシャア
超:キシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
大:キーシャシャー
超:キイキシャシャシャシャシャキーシャシャー
大:キーシャーシャシャシャシャキッシャキシャシャシャ
超:キシャシャアシャシャ、キーシャシャシャキーシャシャキシャシャー
大:キッシャシャシャアッシャキシャシャシャーシャキーシャシャシャー
超:キーシャシャアシャシャシャキーシャ
大:キイシャキシャシャキシャシャシャシャ、キシャキシャキーシャシャキシャシャキシャーキシャシャア
超:キーキッシャキシャシャーキシャシャキシャシャシャキシャシャ
大:キシャシャシャ、キシャシャキシャシャキシャシャシャキシャシャキイシャシャシャキーシャシャキイシャーシャキシャーシャシャキシャーキシャシャ
超:シャー、キーイシャキーシャシャシャー シャアキシャシャキシャシャシャアキシャアシャ、キイシャアシャアキッシャキシャシャア
大:キシャシャシャシャシャ
超:キシャーア
大:キシャッシャアシャシャー
超:キシャキシャシャア
大:キシャシャキイシャシャキシャシャーキシャキシャシャシャアシャシャ
超:キシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
大:キイシャシャー
超:キイシャシャキシャッシャキシャーシャ
大:キーシャーキシャーシャシャキシャシャーキシャ
超:キイシャシャシャキイシャシャキシャシャシャキーシャ
大:キイシャキシャキーキシャーシャキイシャアキシャシャシャキシャ
超:キイシャアシャシャーキシャーシャキシャシャシャ
大:シャーキシャシャキシャシャシャアキシャシャシャキイシャアキシャシャ
超:キシャシャ
大:ウィーン
超:キシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
大:キイシャシャー
超:キイシャキシャーキシャシャキシャキーシャシャ
大:キイシャシャー、シャーキーシャシャ
超:キーシャシャキシャ、キーシャーシャ
大超:キーシャキシャシャシャーキシャーシャシャシャ
(以下、翻訳文です。お暇な方は照らし合わせてお読みください)
大牛鬼:はいどーもー、「大と超」でーす
超牛鬼:よろしくお願いしまーす
大:大きい方が「大牛鬼」で
超:超大きい方が「超牛鬼」でーす
大:顔と名前だけでも覚えて帰って下さいね
超:がんばっていきましょう
大:いやー、それにしても、今日はきれいなお客さんが多いですねー
超:そうですねー
大:左から、べっぴんさん、べっぴんさん、一つ飛ばしてべっぴんさん
超:うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい
大:なんだよー
超:何ひとつ飛ばしてんだよ
大:本当のことを言ったまでだろ
超:失礼だろ、そんなことないですからねー
大:接客業って難しいじゃないですか
超:どうしたんですか急に
大:こんな身なりですからね、なかなかバイトに受からないんですよ
超:まあちょっといかつい見た目してますからね
大:なのでね、今のうちにこの場を借りてコンビニのバイトの練習をしたいなと思いましてね
超:ああ、いいんじゃないですか。じゃあ僕がお客さんやるんで店員さんやって下さい
大:分かりました
超:ウィーン
大:いらっしゃいませー
超:これください
大:私ペンより重たい物持てないんです
超:うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい
大:なんだよー
超:なんだよそのぶりっこアピール
大:こういう可愛げも必要だろ
超:コンビニにそんなのいらねえよ
大:そんなこというお前は店員できるのかよ
超:店員ぐらい普通にできるよ
大:じゃあ俺がお客さんやるから店員やれよ
超:やるよ
大:アイーン
超:うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい
大:なんだよー
超:そんな自動ドアの音ねえだろ
大:無いのか―、じゃあ帰るわ
超:唐突だな、もういいよ
大超:どうもありがとうございました
審査員 点数 |
8 | 34 | 37 | 29 | 47 | 33 | 得点30.33 (減点−1点込) |
【審査員コメント】 ・1回チャンピオンになったらふざけ倒さなきゃいけないってルールありましたっけ?ヤベェよ僕やってねぇよ。 高得点はつけようにもつけられないネタではあるんですが、楽しそうだからいいです。 どうでもいいんですが、通説では牛鬼という妖怪は蜘蛛の体の鬼で、セクシーな美女に化けて人を誘うと言われています。 ゆえに僕はこのネタの二人をセクシー美女に変換して楽しんでるんですが、楽しみ方合ってます? ・よかった、ボケが二個だけかと思った。 と思ったけど、翻訳した漫才めちゃくちゃ素朴じゃないですか…… 最初にものすごい出落ちをしているわけなので、翻訳を最後に出すとなったらそこでは結構めちゃくちゃにやってしまってよかったと思いますね。 ・おい前回優勝者。 (C)けうけげん 出落ち的インパクトは十分でしたし、翻訳語の漫才が普通にめちゃくちゃ独創的で面白い漫才でも面食らうので、これでいいんじゃないでしょうか。 高得点は難しいですけど。「まあちょっといかつい見た目してますからね」とかさりげなくいいですね。 あと、翻訳前だと正しく「ウィーン」って言ってるのに、翻訳すると「アイーン」になってるの気づいてから5分ぐらい薄ら笑い浮かべれました。 ・キシャシャキシャキシャーシャ、「ウィーン」シャ「ウィーン」キシャ「アイーン」シャ「アイーン」シャシャシャキシャキシャシャキシャシャ。 (以下、翻訳文です。) 試みの面白さ以外は、「キシャーア」が「ウィーン」なのに「ウィーン」が「アイーン」なことくらいしか笑いどころが無かったので。 ・ネタのつくりは斬新だったと思います。 実際に見比べてみるかどうかって審査員を逆に試すようなネタだと感じました。 個人的には笑いどころは1発で分かるようなネタの方が好きなので、ページを行ったり来たりする手間が若干鬱陶しかったです。 翻訳の内容については結構ベタな内容だと思いました。 ギャップ有りきのネタだと思うんでそこではまらなかったのは結構でかいと思いました。 ・いやまぁこんなネタで挑まれたら面白いには決まってるんですけどね。 ただ正直言ってしまうと、原文はツッコミらしき発言とウィーン(アイーン)以外をどう楽しんでよいのか分からなかったです。 もう1セット以上入店があれば想像がもう少し膨らませられたかなぁ、というところです。 ところでこのネタ、そもそも絶対もっと仕掛け入れられた、というか工夫のし甲斐がまだまだあったんじゃないかと思うんですよね。 字面そのもの+翻訳文とのギャップで笑わせている部分も大きいと思うんですけど、 例えば「数行ごとぐらいに原文と翻訳文を記していく」形式にするだけで笑いどころがもっともっと増やせるんじゃないでしょうか。 さっきと同じセリフなのに言ってること全然違う、みたいな小ネタがどんどん入れられそうです。 とはいえまぁ、潔い形式ってのもそれはそれでという感じですね。 実質「アイーン」の力で2回戦まで来ているのはある意味驚異だと思います。
Y美:はいどうも、姉妹漫才師「乙女の方程式」です。よろしくお願い致します!
X子:いやぁ、しかしお腹が空きましたね!
Y美:開始早々何言ってるの!?
確かに出番が想像以上に早くて食事のタイミング掴みづらくてお腹ぐーぐーですけども…
X子:こんな時は、レストランネタでもやって気を紛らわせましょう!
Y美:いや逆効果な気がするけど!?自爆飯テロにも程があるけど!?
まぁ分かったよ。お姉ちゃんが店員、あたしがお客さんやるね。
X子:いらっしゃいませ。レストラン「ゾルドネッペリオンガガガジョリー」へようこそ!
Y美:いや何て何て何て!?個性的にも程がある店名ね!
X子:お客様、-2147483647名様でよろしいですか?
Y美:何バグってない!?1名よ、1名。
X子:-2147483647名様ですね、かしこまりました。
Y美:だから1名様ね!…さっそく不安になってきたなぁ。
X子:禁煙席、喫煙席、禁煙と喫煙の中間の席とありますが、いかがいたしましょう?
Y美:中間って何よ中間って。
あたし未成年だし、禁煙席でお願いします。
X子:「禁煙8:喫煙2」のお席でよろしいですか?
Y美:どういう意味!?なんで?
10割禁煙でお願いします!
X子:お客様。大変申し訳ございませんが、ただいま10割禁煙のお席は満席となっておりまして…
Y美:あらそうなの…
…よくわからないけど、なるべく禁煙寄りの席でお願いします。
X子:かしこまりました。
お客様-2147483647名様、「禁煙9:喫煙-2147483647」の席にごあんなーい!
Y美:多分だけど「1」って言おうとするとバグる仕様なのかな!?
仮にこの人がロボットなのだとしてもいろいろと腑に落ちないレベルのバグだよ!
X子:こちらの席になります。灰皿の割れたカケラを置いておきますね。
Y美:どういうことよ!?まさかこの元の灰皿の10%ぐらいの部分しかないのを置くのをもって「1割喫煙席」と言うつもりじゃないでしょうね!?
…要らないんでそれ引き下げていいです。
X子:かしこまりました。
ではメニューの方お持ちしますね。
Y美:はぁ…これちゃんとした食べ物にありつけるのかな…
X子:うんとこしょ…っと。
お待たせいたしました。お料理の方、こちらの「高円寺」からお選びください。
Y美:わっ何この分厚い本!?
いやおそらく「広辞苑」のことだとは思うんだけど、だとしてもおかしいよね!?
X子:お好きなメニューをそちらの辞書の方からお選び頂けます。
なおお料理のお値段は、「そのお料理の名前が書いてあるページ数×100円」となります。
Y美:どんな仕組みよそれ!?
ってかこの辞書2000ページ超あるんだよね!?100ページ目でも1万円て!!
これもう、全力で「あ」から始まる食べ物を探すしかないじゃん…
X子:ご注文の方決まりましたらまたお呼びくださいね。
Y美:うーん…現実的な値段になる食べ物が「アイスクリーム」ぐらいしかない…
今日ガッツリ食べたいんだけどなぁ…
あとは「あいなめ」っていう魚があるけど、魚だけ出されてもなぁ…
っていうか魚の名前だけ言ってどういう状態で出てくるかも分かったもんじゃないしなぁ…
これアレだな、もう詰んだんじゃないかな…
X子:あっお客様、よろしければこちらのオススメメニューもご覧くださいませ!
Y美:そういうのあるなら先に言ってよ!!
誰がこんな分厚くて意味不明で先の見えないメニューから選びたいと思うのよ!
X子:なお一番安いのはこちら「あいなめの塩焼き定食 1800円」となっております。
Y美:地味に高すぎるわね…もういいや、その定食1つください。
X子:かしこまりました。ではご注文を「n文字目をn文字分言う」方式で繰り返しますね。
Y美:いやどういうこと!?普通に繰り返してよ!?
X子:あいいなななめめめめののののの塩塩塩塩塩塩焼焼焼焼焼焼焼
きききききききき定定定定定定定定定食食食食食食食食食食が-2147483647つ。
以上でよろしかったですか?
Y美:狂気かよ!!もうなんか別物に聞こえてよろしくない気すらしたよ!
そしてラストに忘れかけてたバグが再発してるし!
X子:お客様、ちなみに本日こちらの定食のごはんの量をお選び頂けますが、
何粒がよろしいでしょうか?
Y美:いやごはん粒の数で聞かれても!基準がわからないわよ…
X子:そうですね…一般的な大盛りのごはんが「780粒」となっておりますが。
Y美:そ、そうなんだ…まぁ、お腹空いてるしそのくらいでお願いします。
X子:780粒ですね、かしこまりました。
ただいま、おしぼりの方お持ちいたしますね。
Y美:そういえばおしぼりもまだだったわね…
はぁ、注文だけでかなり体力使った気がするなこれ…
X子:お待たせいたしました。「おしぼりの左上の部分」です。
Y美:どういうこと!?これまた何で4分の1サイズのおしぼりをひとカケラだけ!?
X子:おしぼりの他の部分、ご用意が出来次第お持ちいたしますね!
Y美:いやおしぼりの4分の3が用意できていないってどういう状態なのよ!?
まぁ4分の1でも手拭けなくはないし、とりあえず拭いておくか…
X子:失礼いたします。
こちら、お先に定食の「ごはん100粒目〜199粒目」をお持ちいたしました。
Y美:だからもうなんなのよ!?
100粒ずつ持ってくる意味がわからないし、まず「100粒目」とかって何なのよ!?
X子:他の粒の方、炊き上がり次第お持ちいたしますので、
よろしければお召し上がりになってお待ちください。
Y美:粒言うな粒…ほんとどういう仕組みなのよここ…
X子:失礼いたします。
続きまして「400粒目〜499粒目」 をお持ちいたしました。
Y美:あーもう落ち着かないなぁ!なんか粒番号も飛び飛びだし…
X子:他の粒の方、炊き上がり次第お持ちいたしますので、
よろしければお召し上がりになってお待ちください。
Y美:どういうテンプレ発言なんだか…
…仕方ない、お腹も空いたし食べるか。せめて味噌汁とか一部でいいから焼き魚本体と先に来てほしいなぁ…
X子:失礼いたします。
「600粒目〜699粒目」 をお持ちいたしました。
Y美:ごはんかぁー…そろそろ他のもの来てよ…
X子:失礼いたします。
「200粒目〜299粒目」 をお持ちいたしました。
Y美:ごはんかぁー…っていうかいったい何なんだろう。この状況、この気持ち…
X子:失礼いたします。
「500粒目〜582粒目」と「584粒目〜599粒目」をお持ちいたしました。
Y美:またごはんかぁー…583粒目どこいったのか気になるけどまたごはんかぁー…
もう大盛りごはんの約3分の2、つまり普通のごはん1杯分以上「だけ」が来てるこの状況…
あーもう本当にごはん以外のもの来ないかな!?
X子:失礼いたします。
「おしぼりの右下の部分」をお持ちいたしました。
Y美:こ こ に 来 て お し ぼ り ! !
いや忘れかけてたよ、おしぼりがまだ4分の1しか来ていなかったことを!まだ半分しか揃ってないけども!
あのすみません、定食の他のおかずまだですかね!?
X子:失礼いたします。
こちら定食の「お味噌汁」と、
ごはんの「0粒目〜99粒目」となります。
Y美:0 粒 目 ! ?
いやもうなんかさっきから「100粒区切りにしては妙な区切り方だなぁ」って薄々思っていたけども
「0粒目」って言葉はいよいよ定義がよくわからないよ!?
あーもう「やっと味噌汁キター!」 っていう喜びの感情で産まれた元気の大半をツッコミに使ってしまったじゃないのよ!!
X子:0粒目…特に意味はありません。
一般的に言う-2147483647粒目のことだと思っていただければ…
Y美:あーそうだった!!この人1って言おうとするとバグるんだった!!
むしろ「0粒目〜」って言う方がまだ自然っていう、あーもうなんか複雑!!
X子:失礼いたします。
こちら定食のごはんの「300粒目〜399粒目」です。
Y美:からの、再びごはん100粒…
いや良いんだ。今のあたしにはお味噌汁がある…美味しく頂くんだ…
X子:失礼いたします。
こちら定食のごはんの「700粒目〜780粒目」です。
Y美:うん………味噌汁飲み切っちゃった…そろそろお魚さんが欲しい…
X子:失礼いたします。
こちら定食の「あいなめの塩焼き 〜583粒目を添えて〜」です。
Y美:5 8 3 粒 目 ! !
いやちょっとその一粒どこから出てきたのよ!?
確かにさっき583粒目だけ抜けてたけど、その一粒どこにくっついて来てるのよ!?
その一粒どこからどうなったか分からないけどちょっとリアルに飲食店的にまずいんじゃなくて!?
あと細いけど「0粒目」から「780粒目」まで全部揃ったら合計「781粒」だよねってそこはぶっちゃけ誤差だからどうでもいいや!
いやどうでもいいって言ってもごはん1粒の差を粗末にしているわけじゃないのよ!
むしろ大事にしているからこそそのお皿に1粒添えられてるのが気になるんだからね!!
あーもう「やっとお魚さんキター!」 っていう喜びの感情で産まれた元気の大半を即半ギレとどうでもいいツッコミと弁解に使ってしまったじゃないのよ!!
X子:あ、あの、お客様、
Y美:あ、す、すみません、ちょっと熱入りすぎましたね…
X子:こちら「おしぼりの左下と右上の部分」でございます。
Y美:お し ぼ り ! !
いやいいけどね!?別にちょうどそろそろ手拭きたいなとか思ってたし!
ただそれも本来食事が来る前に全パーツ揃ってるべきものだからね!
いやそもそもおしぼりのパーツって何よ!?
X子:お、お客様!お客様!
Y美:あ、す、すみません、熱入りすぎですよね…
X子:ここで店名の方、「n文字目をn文字分言う」形で言わせていただきますね。
Y美:いや何で!?
X子:ゾルルドドドネネネネッッッッッペペペペペペリリリリリリリオオオオオオオオンンンンンンンン
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガジジジジジジジジジジジジ
ョョョョョョョョョョョョョリリリリリリリリリリリリリリーーーーーーーーーーーーーーー
Y美:うるさーーーーーーーい!!!!!
ただ長くて複雑で意味不明なだけで完全に忘れかけてた店名を何十倍にもウザい形で掘り起こすんじゃないわよ!!
X子:お客様、大変失礼いたしました。
謝罪の方、「n文字目をn文字分言う」形式でさせていただきますね。
申しし訳訳訳ごごごご
Y美:言わんでいい言わんでいい!!
あーもう何よこのネタ!
意味不明なレストランにも程があるわよ!
何よ、メニューが広辞苑って!
何よ、ごはん100粒ずつ持ってくるって!
何よ、「n文字目をn文字分言う」って!
あと 異 様 に お 腹 空 い た ! !
X子:何言ってるのよ。インパクトのあるネタどんどん入れていかないと他のレストランネタと差別化できないじゃない。
Y美:正論っちゃ正論だけど…
X子:そうよそうよ。
このくらいやらないとMM--2147483647グランプリ優勝できないわよ!
Y美:いやそこもバグってるんかい!!!
もういい加減にしなさい。
XY:どうも、ありがとうございました!
平岡: どうもー 非可逆劇場です。平岡と岡井の二人で漫才やってます。よろしくお願いします。
岡井: 男二人で漫才やってます。
唐突だけど、満員電車でオジサンに痴漢に間違われた。
平岡: それはついてないね。しかもよりによってオジサンだもんね。
岡井: うん。だから幸せになるために四つ葉のクローバーが欲しい。
平岡: 「幸せになる=四つ葉のクローバーを手に入れる」という謙虚な姿勢は日本人の美徳ですね。
岡井: だから、今日は四つ葉をゲットする練習したいから平岡さん四つ葉やって下さい。
平岡: 自分の人生で「平岡さん四つ葉やって下さい。」と言われる事を果たして想像出来ただろうか?
平岡(四つ葉): 四つ葉のクローバーだよー。
岡井( 牛 ): モー。
平岡(四つ葉): ちょっと……。
岡井( 牛 ): ムシャムシャ。
平岡: 幸せの象徴である四つ葉のクローバーを食べるなよ。バチが当たれ。深爪になれ。
岡井: 誠に申し訳ない。もう一回やらして。
平岡(四つ葉): 四つ葉のクローバーだよー。幸せにさせるぞー。
岡井(芝刈機): ウィーン。
平岡(四つ葉): ちょっと………。
岡井(芝刈機): ウィーン。ガガガガ。ギシャギシャ。バリバリ。ブシャッ ブシャブシャッ。
平岡: 深爪になれ。
音もグロいし、最後のブシャブシャッは何の擬音だよ。
岡井: 道管から吹き出した水の音。
平岡: 水分量の多い四つ葉ですね。そしてこいつは植物の頸動脈をいきやがった。
岡井: もう一回やる。
平岡(四つ葉): 友達は牛に食べられたり、芝刈機で頸動脈をいかれたからなー。僕は四つ葉としての仕事を果たしたいなー。
岡井(ピカチュウ): ピッカー。
平岡(四つ葉): メルヘンの世界にぶっ飛んだ。
山田(サトシ): ピカチュウ。本当に行くのか?
岡井(ピカチ): ピッカー。
平岡(四つ葉): 誰だよ誰だよ。山田は誰だよ。
山田(サトシ): よし行け! ピカチュウ! カスミのポケモン、クローバーを倒せ!
平岡(四つ葉): いつから俺はカスミのポケモンになったんだよ。そして山田は誰だよ。
山田(サトシ): ピカチュウ! かみなり!
平岡(四つ葉): 容赦ねえな。 そしてお前誰だよ。
岡井(ピカチ): ビリビリー。
平岡: 言いたい事沢山あるんだけど、まず山田は誰だよ。
岡井: 山田一郎、和歌山県出身、高校時代の書道部の先輩。フランス人だよ。
平岡: ゴリゴリの日本人なんだけど。
岡井: 山田先輩、フランス語で挨拶を。
山田: ぽんじゅーす。
平岡: ゴリゴリの日本語なんだけど。ボンジュールだろ。
っていうか帰れよ。邪魔だよ。
山田: (帰宅)
岡井: 山田先輩も帰った所でもう一回いきましょう!
平岡: さっきから、ピカチュウとか牛とか人間じゃない奴ばっかりなんだよね。せめて人間で来てよ。
岡井: もうちょっと行数稼ぎたいから人間以外で。
平岡: こっち側の事情を言うなよ。審査員に指摘されるぞ。
平岡(四つ葉): 人間が来ない時点で成功しないことはすでに分かってるんだよなぁ。
岡井(四つ葉): やぁ。四つ葉のクローバーだよ。
平岡(四つ葉): ・・・。
岡井(三つ葉): ・・・。
平岡(四つ葉): ・・・。
岡井(二つ葉): ・・・。
平岡: 無展開。そして何でお前の葉が1枚ずつ減ってくんだよ。
岡井: 命の儚さを伝えたかったの。
この漫才の裏テーマが「命の大切さ」ですから!
平岡: くたばれ偽善者が。貴様、植物の頸動脈を切りやがったくせに。
岡井: そんな直接的な表現はダメだよ。コンドームに包まなきゃ。
平岡: オブラートな。
もういいよ次行こう。
岡井: さぁお待ちかね次は人間で行きます。
平岡: やっとスタート地点に立った。
平岡(四つ葉): さぁ、人間ということでちょっと期待してるよ。
岡井(スナイパー): やぁ。
平岡(四つ葉): ちょっと……。
岡井(スナイ): パーン!!
平岡: 深爪になれ。電車乗り過ごせ。口の中に小さい虫入れ。
岡井: だって人間だよ〜。
平岡: 普通の人間をやってくれよ。四つ葉のクローバーが欲しいんでしょ?
岡井: 本の栞にしたい。
平岡: ならちゃんとやれよ。
岡井(ごく普通のスナイパー): パーン!!
平岡: 何がしたいんだよ。
岡井: 普通の人間をやれと言ったから、ごく普通のスナイパーをやりました。
平岡: スナイパーのポテンシャルは知らねえよ。
一般人をやれよ。
岡井: ニトロは?
平岡: 不所持で。武器一式不所持で。
岡井(普通の人): やぁ。
平岡(四つ葉): 今までの事があるから嫌な予感しかしない。
岡井(ニトロ不所持の普通の人): やぁ。
平岡(四つ葉): ニトロ不所持は最低条件だからね。
岡井(公務員の普通の人): やぁ。
平岡(四つ葉): ちょっと信用できる。さっきから「やぁ」しか言ってないんだけど、何か行動をしてよ。
岡井(ライフルを持った普通の人): パーン!!
平岡: 武器一式不所持って言ったんだけど。何してるの?
岡井: 天丼。
平岡: そういう事を聞いたんじゃねえよ。
岡井: じゃあ天重。
平岡: 何、ちょっと豪華になってんだよ。
そろそろ、ちゃんとやろうぜ。
岡井: 「やる」というのは「殺る」ってこと?
平岡: ちょっと前に命の大切さがどうだとか言ってた奴の発言とは思えんな。
「やる」っていうのは、四つ葉をゲットする練習だよ。四つ葉をゲットする練習って何だよ。
岡井: よーし、次こそ成功するぞ。
平岡(四つ葉): もういい加減ちゃんとやってくれ。
岡井(エヴァ 初号機):
平岡(四つ葉): またもや人外が。
岡井(初号機): ピッカー。
平岡(四つ葉): 初号機ってそんな鳴き声だったっけよ。
岡井(初号機): 四つ葉だ。ピッカー。幸せになりたいよ。ピッカー。よーし。ピッカー。貰っちゃうぞ。ピッカー。
平岡(四つ葉): ピッカーピッカーうるせえよ。
岡井(初号機): 四つ葉を手に入れた! ピッカー。
平岡: やれば出来るじゃないか。初号機は余計だったが。
岡井: よし! これで僕も四つ葉をゲットできるかも? ピッカー。ピッカー。
平岡: ピッカー気に入ったのかよ。
まぁこれで君も四つ葉を手に入れられるだろうよ。
岡井: でも四つ葉を手に入れるだけで幸せになれるほど世の中甘くないよね。
平岡: 散々やって結論これかよ。もういい加減にしろ。
岡井: ピッカー。
審査員 点数 |
63 | 45 | 46 | 66 | 95 | 76 | 得点66.17 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・正直ちょっと感動しました。レベルアップが目に見えて目覚ましい。 リフレインの構造は押さえつつ、各セクションで予想を裏切ってくるのが上手い。 四つ葉が一枚ずつ減っていくくだりなんて非常に心地よい裏切りでした。 逆に、山田の登場はちょっと冷めちゃいました。「誰だよ」以上の感想がなく、あまり必要性が感じられませんでした。 どうせ出すなら後半に再登場させた方が、山田という存在に必然性が出るかと思います。 あとコント部分はほぼ面白かったんですが繋ぎの部分が比較的弱く思えたのも少し惜しかったです。 全体を通してみると面白かったし成長著しいのですが、まだまだ成長の余地があるためワクワクです。 ・平岡: 水分量の多い四つ葉ですね。そしてこいつは植物の頸動脈をいきやがった。 >「植物の頸動脈」って凄い単語だな… 四つ葉のクローバーをゲットする練習でいろんな物が出てくる、ってのは面白いと思うんですけど、 なんかそのおもしろさが上手く伝えきれてない感じがしました。途中から目的がわかんなくなってる。 あと、山田が急に出てくるのと、行数稼ぎたいなどのメタなところは個人的には少し気持ち悪い部分でした。 ・パターンネタに近いネタだと思うんですが、「こっち側の事情を言うなよ」とか「ぽんじゅーす」とか、 「四つ葉をゲットする練習って何だよ。」とか、小ボケの方が面白かったです。 本筋で言うと四つ葉が散っていくところとか中々味があって好きですが、後は四つ葉というファクターを全然活かせてなかった気がします。 題材ミスかなー、という感じもありました。 ・良いカンジの繰り返し具合で面白かったです。()の中身でもきちんとポイントを稼げていました。 最後 ピッカーという安易なかたちに収まったのは残念なところ。 ・今大会で1番笑ったネタでした。 痴漢にあったとか山田とか行数稼ぐとか単発で終わったボケもいくつかありましたがそれでも良かったです。 徐々に葉が減っていく件とか、スナイパーが何回も出てくる所が凄く面白かったです。 ツッコミのさばさばした感じが更にいいネタに昇華していると思いました。「何がしたいんだよ」とかシンプルで破壊力があってよかったです。 ・「いわゆる概念系」がAブロックにも!?…という冗談はさておき。 題材が斬新で、かつ型としてはしっかりできていたので素直に楽しめるネタでした。 ボケとかフレーズがもうちょっと洗練されるとより笑いが取れるようになるかなぁ、という印象は抱きましたが、 四つ葉のクローバーを普通に食べてしまう、など分かりやすいボケだったという意味では良かったと思います。 それにしても「深爪になれ」がキラーフレーズ過ぎてヤバいですね。