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021 ゴットマン 022 こけまみれコオロギ 023 ガンバラナイズ 024 分からないズ 025 炭酸電池
026 エクサかわいい おーりん☆ 027 MMー1交通局 028 機械と栂野 029 エルトアール 030 帰ってきた安物鬼


Qゲート
No.021 ゴットマン
ラーメン屋
和田『和田でーす』

猫神『猫神でーす』

和田『一般人と』

猫神『猫の神でお送りさせていただいきます』

和田『ところで猫神さん』

猫神『どうしましたか和田さん』

和田『猫神さんは芸人やってなかったら何やってましたか?』

猫神『そうですね、全世界の猫を従えてましたかね』

和田『そういうことではなく』

猫神『はい?』

和田『猫の神様や芸人をやってなかったら何やってましたかね?』

猫神『そうですね、ラーメン屋に憧れてましたね』

和田『猫舌なのに?』

猫神『決め付けるなよ』

和田『すいません、猫の神様だからといって猫舌だとは限らないんですね』

猫神『猫尻ですけどね』

和田『初耳ワードですね』

猫神『辛いもの食べたあとにお尻が痛くなるアレですね』

和田『あれはそういう名前の現象だったんですね』

猫神『ところで和田さん、ラーメン屋になりたかったんですけど』

和田『じゃあ夢を叶えてあげましょう』

猫神『神を差し置いて願いを叶えるなよ』

和田『すいません、言い換えます。ラーメン屋コントやりましょ』

猫神『いいですニャー』

和田『ここで急に猫要素いれるなよ』

猫神『へー、こんな所にラーメン屋ができたんだー』

和田『急に始めるのかよ、そしてお前がラーメン屋になりたかったのでは』

猫神『ウィーン』

和田『まぁいいや、いらっしゃいませー』

猫神『狭い店だな、猫のひたいかよ』

和田『失礼だし、比べやすいのが目の前にいる』

猫神『じゃあ注文を』

和田『何にしますか』

猫神『ペディグリーチャムください』

和田『それ犬な』

猫神『すいません、イカラーメンください』

和田『初耳ワードだし、腰抜かすぞ』

猫神『じゃあ、オススメくださいよ』

和田『オススメの殺鼠剤ラーメンです』

猫神『猫関係なく腰抜かすね、食べれるのください』

和田『では、特性ラーメンです』

猫神『おい!この店では虫の入ったラーメンくわせんのか!』

和田『!! すいません!!どれですか?!』

猫神『このノミだよ!!』

和田『宿主おまえだな』

猫神『バレましたか』

和田『いいから食えよ』

猫神『ズル、アチッ、ズル、アチッ、ズル、アチッ』

和田『やっぱ猫舌なんかい』

猫神『美味い、シェフを呼べ』

和田『目の前におるがな』

猫神『このラーメンは何で出汁をとってるんですか』

和田『煮干です』

猫神『それください』

和田『おやつの時間感覚かよ』

猫神『ちなみにあのサインは誰のですか』

和田『神龍とシヴァと釈迦のです』

猫神『神様来すぎじゃない?』

和田『ついでにあなたもサインくれますか』

猫神『すいません、肉球はペンが持てないので』

和田『さっき箸持ってたよな?』

猫神『バレちゃった』

和田『いいからラーメン食えよ』

猫神『あれも食べていいですか?』

和田『どれだよ、肉球で指さされてもイマイチわかんないよ』

猫神『あのネズミです』

和田『それこそすいませんですよ!すいません!すぐに駆除します』

猫神『シャッ!モグモグ!』

和田『いや、ハント早いな!』

猫神『では、お代を払いましょう』

和田『880円です』

猫神『百万両でいいですか』

和田『いや、招き猫の持ってる奴』

猫神『いやー、美味しかった』

和田『満足頂けましたか』

猫神『満足なのでお前を猫にしてさしあげよう(ボン!)』

和田『ニャーニャー!(急に神っぽいことするな!)』

猫神『以上です、ありがとうございましたー』

予選総合第35位(2回戦敗退) ゴットマン
審査員
点数
50 61 20 45 49 61 得点47.67
【審査員コメント】
・癒されました。ただでさえ死とかおっぱいとか多いんで心洗われました。
 「猫」と「神」という2つのキャラが乗っている訳ですが、双方ともにいいバランスで展開出来ていました。
 「宿主おまえだな」「それください」など、ほのぼのとした空気感から繰り出されるフレーズが読んでて楽しかったです。
 その一方、ゆったり進みすぎて山場に欠けた感じもあったので、中盤から変化が欲しかったです。
 また、殺鼠剤ラーメンなどの和田がボケる下りは要らなかったです。流れを乱してしまっているように思えました。
 猫神というキャラは素晴らしい発明品なので、練磨された新たなる猫神を見てみたいと思わされました。
   
・ほのぼのしてますね。猫だから?
 猫と神っていうキャラが2個乗ってて、そんなにそこ活かしてる感じもしなかったんですけど、それでもそんなに気にならなかったというか。
 低空飛行な感は否めないですが、いい気持ちになりました。
   
・猫の神様が良い意味で普通過ぎるぞ! まさかそっちがツッコミとは。
 猫要素と神要素をしっかり生かした点はよかったですが、
 ツッコミが淡泊なせいか単調な漫才に思いました。こう、山場なく淡々と進んでいくような。
 もう少し展開にメリハリや抑揚をつけると、漫才に深みが出てきます。
   
・平常なトーンで猫神という滅茶苦茶な存在が会話してるのが面白いですね。
 ただ滅茶苦茶な設定の割には一つ一つのボケが弱く、それをあっさりと流してしまっているので笑いと言う意味では物足りなかったです。
   
・ボケの出どころがなかなか独特で面白かったです。
 「さっき箸持ってたよな?」とかすっごいじわじわきますね。
 一行が短いのとボケも若干少なめで大分あっさり終わっちゃって満足感に欠けますので、この感じなら行数制限ギリギリまで入れてほしいかなと。
   
・ネコがかかりまくったフレーズが良いですね。シンプルに面白かったです。
 ただ書き方がサラッとし過ぎていたせいもあるのか、そこからさらに面白くなっていく感じには欠けていたかもしれません。
 二人ともボケていたのも統一感に欠けていたかなぁ、と。ただ1つ1つのボケは分かりやすくて楽しみやすかったです。
 

Qゲート
No.022 こけまみれコオロギ
いろいろな愛の形
○どうもーこけまみれコオロギでーす。よろしくお願いしまーす。

★なぁ今度飲みに行こうや。

○いきなりやな。まぁええけど。

★今週の土曜は?

○すまん、友達の結婚式やわ。

★来週の土曜は?

○すまん、友達の結婚式やわ。

★再来週の結婚式は?

○すまん、友達のあるわ。

★適齢期か!
 もう良い、お前が遊んでくれんのなら、俺がお前を作ってそいつと遊ぶ。

○あかんあかん、発想が変な方向いっとる!

★しゃあないやんけ、お前遊んでくれへんのやから。

○じゃあ金曜の仕事終わった後とかあかんの?

★すまん、金曜は毎週友達の結婚式あんねん。

○お前も適齢期やないか!それに華金で結婚式すなよ!しかも毎週て!

★お互い友達の結婚式で遊ぶ暇無いからお互いを作ってそれぞれ遊ぶしかないわけや。

○だからその発想になるのやめろ!
 っていうても僕を作るって何?僕の人形でも作るんか?

★あほ、この年にもなってお人形さん遊びできるか!適齢期やぞ!

○ほんならどうすんねん!

★人間のほとんどは水らしいから、水にいろいろ混ぜたらお前っぽくなるんちゃう?

○考え甘過ぎるやろ!

★まぁやってみよや。
 まず、風呂にぬるま湯を溜めます。

○本気でやる気か! 

★次に人間に必要なタンパク質とカルシウムを補うためにプロテインと牛乳を入れます。

○安易安易!

★それから、お前が毎朝飲んでる「FIRE、挽きたて微糖」を入れます。
 よっしゃ!完成や!

○はっ?めっちゃ薄くてぬるいプロテイン入りミルクコーヒーやんけ!

★そう、一見めっちゃ薄くてぬるいプロテイン入りミルクコーヒーです。
 ところがどっこい、これとお前の成分はほぼ一緒でございます。
 ほら、見てください、この辺どことなく似てる気がしませんか?

○似るわけあるか!どうせプロテインの溶け残りかなんかやろ!

★お前が何と言おうと、俺がこれをお前やと思えば、もはやお前やからな。
 幸い、既に俺はお前に対するものと同じ嫌悪感をこれに対しても感じ始めてる。
 成功や。
 
○ちょっと待て、100歩譲って僕に対して嫌悪感があるのは仕方ないとして、それとこれに対する感情が同じっておかしいやろ!
 ほんで、この液体をどうする気?

★このお前と一緒にさっそく今週の土曜遊びに行くわ。

○気狂ってるって!やめとけ。

★ほな、このお前に友達の結婚式出席してもらって、お前が俺と遊ぶ?

○もっと気狂ってるって!薄茶色の液体が結婚式に出席してるの見たことあるか?

★スーツ着ていけばなんとかなるやろ。

○薄茶色の液体がスーツ着たらそれはもはやビショビショの汚れたスーツや。

★自分の席のイスにそれ掛けといて、「きっとあの子、式場の前の噴水で友達に落とされたのねぇ」ってお互いの親族に察されとけ。

○人の祝いの席ではしゃぎ過ぎたヤツみたいになりたくないわ!
 僕はちゃんと乾いたスーツで出席する!

★ということで、お前は友達の結婚式へ、薄茶色のお前は俺と一緒に遊びに行きましたとさ。
 めでたし、めでたし。

○そんな薄茶色の僕のその後が気になる形で終われるか!
 薄茶色の僕と何して遊ぶ気?何がしたいんか全く分からん。

★まぁ、とりあえず、駅の東口集合して、

○もう既にその時点で心配やわ。

★大丈夫、俺、ニンジンが目の前にぶら下がった帽子かぶって行くからすぐ分かるはず。

○大丈夫の要素0のままやで。むしろマイナス。

★駅の東口で待つ俺。
 けど、待っても待っても薄茶色のお前は現れへん。携帯に電話しても出ぇへん。
 おい!どうなっとんねん!

○必然や!薄茶色の僕は携帯を持ってへんからな。

★まぁこんなこともあろうかと持参した薄茶色のお前をカバンから出す。

○お前も薄茶色の僕が来れんこと想定しとるやんけ!

★「スプライトのペットボトルに伊衛門のキャップを合わせるってところが渋いね。」と、本日のコーディネートを褒める。

○デートか!しかもそれはお前のさじ加減やしな。

★カラオケに行く。

○やめとけ。

★「すみません、お客様、当店は持ち込み禁止なんですー」
 なくなく薄茶色のお前を排水溝に流す。

○予想以上に早い僕の脱落!

★大丈夫、この空のペットボトルもお前やと思えばお前や。
 お前への嫌悪感はしっかりこのペットボトルに引き継がれとるで。

○それは僕と成分が違い過ぎるやろ!さすがに僕にも合成樹脂の要素は無いわ!

★お前、小学の時にリサイクルで作られたクソダサい服着てへんかったっけ?

○言うとくけど、あれめっちゃ乾くの早いんやからな!

★部屋に案内されて、順番に歌うこと8時間。

○長っ!そもそも空のペットボトルの僕って歌うんか?

★ベトナムの国歌とか ”food coloring agent?”とか歌ってもらう予定。

○知らん曲を歌わすな!食品着色料の歌はなんやねん。

★歌い疲れた俺らは近くの居酒屋へ。
 そこで野菜スティックとフライドポテトと焼鳥を注文する。

○ペットボトルの僕にも食べやすいチョイスをありがとう。

★ビールと焼酎と串が入ったペットボトルのお前と仕事の愚痴などを言い合う。

○お前、ペットボトルの僕を串入れにしてへん?

★ビールと焼酎と串が入ったペットボトルのお前が「今夜は帰りたくない」とか言う。

○おい!ビールと焼酎と串が入ったペットボトルの僕、さっさと帰れ!余裕をみて帰れ!

★仕方なく俺の部屋へ連れ込まれるビールと焼酎と串とレシートが入ったペットボトルのお前。

○僕はそんな尻軽ペットボトルでもゴミ入れでもないぞ!

★着いてすぐにトイレへ行くビールと焼酎と串が入ったペットボトルのお前。

○飲み過ぎ、いや詰め込まれ過ぎか。

★しばらくして出てきた空のペットボトルのお前。

○おい、クラシアンの人を困らせるのはやめろよ!

★急に頬を赤らめて恥ずかしそうにするペットボトルのお前。

○やっと我に返ったか。てか頬どこや。

★おもむろに自分でキャップを外すペットボトルのお前。

○ん?

★そっと口を近づける俺。

○んん!!??

★身を任せるペットボトルのお前。

○あかんあかん、子供も見るかもしれんのに。

★無我夢中でお前の緑の服を破る俺。

○スプライトのパッケージ!

★帽子の先のニンジンを外す俺。

○まだ付けとったんかい!それは早よ外せ。

★ペットボトルのお前がいやらしい液体を垂らし、濡らされる布団。

○うぉぉぉ!僕も興奮してきたー!うぉぉぉ!

★ピーーーー。

○自主規制やめて!僕のこの変な興奮はどうすんねん。

★みなさん、ペットボトルは洗って良く乾かしてから各自治体の制度に従って捨てましょう。

○急にまともなこと言うな!
 もうええわ。


Qゲート
No.023 ガンバラナイズ
早寝早起き
五竹:(布団一式を抱えて登場)

小村:いや待て待て待て!お前

五竹:どうもガンバラナイズです。(布団を敷いてる)

小村:あっ、皆さんどうも、僕が小村でこっちの布団敷いてる方が五竹です。
   ・・・で、何で布団敷いてんだよ!?

五竹:明日朝早いからさ、早めに寝なきゃと思って。

小村:ここで?

五竹:ここで。

小村:いや、おかしいよね!?

五竹:え、明日朝早いから寝坊しないように早めに寝るんだぞ?

小村:視野狭すぎかよ!?

五竹:じゃあお前は明日早くても寝ないの?

小村:寝ないよ!?俺はね、場所を選ぶよ!?

五竹:・・・風水?

小村:違うわ!倫理だわ倫理!

五竹:そうか、俺は規則正しい生活を選ぶけどな。

小村:舞台上がって客前で寝るのが規則正しくあってたまるか!
   だいたい明日早いって何があるんだよ?

五竹:NHKニュース、おはよう日本。

小村:ニュース!?え、なんかあるの!?

五竹:いや、普段は全然見てないんだけどなんか急に見たくなっちゃってさ。

小村:ならねえよ!ものすごい主観でごめんけど、特定のニュース番組急に見たくならねえよ!

五竹:まあでも・・・なったもんは仕方ないよね。

小村:仕方なくねえよ!別に何の用事だったとしても舞台上で寝る理由にはならないからな!?

五竹:そういう訳で俺は寝るよ。

小村:いやいやいやいや!!漫才は!?

五竹:2人いるんだから1人寝ても大丈夫だろ。

小村:まずなぜ2人いるのかを考えようか!?そうすれば自ずと1人欠けてはいけない理由が見えてくるよ!?

五竹:起こすなよ。

小村:起こすし起こす前にまず寝ささねえよ!?

五竹:・・・邪魔するようだと小村さんの人生におやすみ日本してもらうことになるけど、いい?

小村:いや、なんだよそれ!?よく分かんねえけどめっちゃ怖いわ!

五竹:じゃああとは頼んだぞ。

小村:いや頼まれても困るんだわ!やりようないからね!?

五竹:うーん、枕はこっち側で運勢大丈夫そうかな・・・

小村:めっちゃ風水気にしてるし・・・

五竹:滑りの良い敷布団持ってきたから漫才終わったら引っ張って捌けてな。(布団に入る)
   じゃあ、おやすみ。

小村:いや寝ないでー!!無茶苦茶なお願いを投下すると共に寝ないでー!!五竹さーん!!
   ・・・えー、相方が寝てしまったんですが、私はどうすればいいのでしょうか。

五竹:ぐー・・・ぐー・・・

小村:熟睡だし・・・
   はぁー・・・あー、睡眠といえば僕最近面白い夢見たんですよ。
   競馬を見に行った夢なんですけどね、

五竹:あー!寝れん!

小村:いやさっきめっちゃ熟睡してなかった!?フェイク!?

五竹:小村さんちょっと静かにしてくれない?あと照明落としてもらってもいい?

小村:いい訳あるか!お前に合わせなきゃならねえんだ!?

五竹:あー、じゃあ本でも読んで眠気待ちするかな・・・

小村:ってか眠くないんなら漫才しろよ!?バックグラウンドで本読んでんなよ!?

五竹:猫でもわかるC言語プログラミング。

小村:なぜ参考書をチョイスしたよ・・・

五竹:(読んでる)

小村:まあ眠くはなりそうだけど・・・
   ・・・さっきの話の続きですけど、競馬を見に行く夢見たんですよ。
   でレース見てたらぶっちぎりで一着の馬がいましてね、なんでそんな速いのかなと思ったらなんとその馬、瞬足を履いてたんですよ。
   いやでも瞬足履いてるだけでそんなぶっちぎるか?と思って他の馬に目をやったらですね、

五竹:羊が一匹・・・

小村:!?
   えっと・・・他の馬に目をやったらですね、なんと全部馬じゃなくて

五竹:羊が二匹・・・

小村:・・・なんと全部馬じゃなくて、馬っぽい

五竹:羊が三匹・・・

小村:・・・馬っぽい羊だったんですよー!

五竹:羊が四匹・・・

小村:なに急に羊カウントし始めてくれてんだよ!?ピンポイントで執拗に!

五竹:羊が五匹、五匹そろってヒツジンジャー・・・

小村:なんかヒーロー的なのになったし!そして名前が生姜臭い!

五竹:あー、架空のヒーロー考えてたらめちゃくちゃ面白そうで興奮して寝れない・・・

小村:クソつまらなそう過ぎてぐっすり眠れそうじゃねえか!

五竹:・・・小村さんさ、好きな子とかいるの?

小村:いや急にどうした!?どういう思考回路でその質問飛んできたんだよ!?

五竹:いるんだな?誰?ねえ誰?

小村:いやいや何話進めてんだよ!?怖い怖い!

五竹:教えてくれよ。誰にも言わねえからさ。

小村:なんで修学旅行の夜みたいなテンションなってんだよ!?この場にそんな空気感微塵もねえよ!?
   あとお前が誰にも言わなくてもなんだわ!ワールドワイドに筒抜けなんだわ!

五竹:分かった、俺も言うから。じゃあせーので言おうぜ。

小村:話進めないでくれない!?当たり前だけど俺全くそんなテンションじゃないからね!?

五竹:せーのっ、バボちゃん!いや言えよ!?俺だけ言っちゃったじゃねえか!

小村:いやお前が勝手に進めてるだけだからね!?あとそのバボちゃんって誰だよ!?バレーボールのマスコットキャラかよ!

五竹:バレーボールのマスコットキャラだよ。

小村:そのものだった!?好きな人、バレーボールのマスコットキャラ!?

五竹:あー、もう寝れる気しねえわ。(起きて小村の横に立つ)

小村:この環境で寝ようと思うのが間違いだからな!?
   大人しく終わってから寝ろ!

五竹:いやもう寝ない。

小村:寝ないの!?おはよう日本見るために早く寝るんだろ!?

五竹:寝れそうにないから徹夜することにした。

小村:いや極端すぎるだろ!もういい加減にしろ!

2人:どうもありがとうございました。

予選総合第22位(3回戦敗退) ガンバラナイズ
審査員
点数
56 67 64 51 - 73 得点62.20
得票1票
【審査員コメント】
・これまたいい設定。布団抱えて舞台袖に待機してたのかな。
 出オチ気味の設定ですが、「風水?」「小村さんの人生におやすみ日本」など序盤からフレーズが良く、
 ツカミのインパクトを殺さないままネタを展開できる手腕にまず感服しました。テクニカル。
 しかし、実際に寝てしまってからはダレてしまったかなと。「ヒツジンジャー」とか面白いんですが。
 読書や好きな人を言う展開も序盤の勢いには至らず、不完全燃焼のままオチに辿り着いてしまいました。
 もう少し眠るための努力を増やすとか、逆に寝る前のやりとりを強化するとか、一山足りなかったかなと。
 なまじ序盤の期待値が高かっただけに尻すぼみが目立ってしまいましたが、決して悪くはなかったので改良版が見たいです。
   
・面白い設定だと思います。
 寝ようと思ってる理由とか、寝るなよっていう問答のとこ面白かったんですけど、いざ寝に入ったところからあんまり広がりがないなあと思ってしまいました。
   
・導入から斬新で興味を惹かれる漫才でした。
 それで漫才として一応成立してるんだから小村さんの努力や…。
 羊や好きな子等寝る前の定番ネタをしっかり押さえていながらも、そこから発展したネタは見受けられなかったため、
 いまひとつ終盤の盛り上がりに欠けました。
 理想は定番ネタを中盤で消化して、終盤は熟睡か寝るのを諦めるか極端に振り切る展開だと感じてます。
   
・方向性変わりました?なんか文体とか普段とちょっと違う感じの印象でした。色々やるのはとてもいいと思います。
 ただ、一方が寝る、という設定自体に無理があったのか、かなりこじんまりしたネタになっちゃってたかなあという印象を受けました。
 書きづらそう、とも思いました。「風水?」がピークでした。
   
・灰汁の強いことやろうとするとどうも展開に詰まってしまいがちですね。
 2回に1回ぐらいのペースで変なことやって3回戦落ちしてる気がするんですが、今回も、どうでしょうかね...
   
・設定は秀逸でしたし、要所要所のボケで神懸かり的に面白いところもありました。
 まさか舞台上で寝る、という状況から修学旅行の夜のテンションに持って行くとは…感服いたしました。
 ただ全体で言うと、実質的なボケの数が少なめだったこともあるのか、ちょっと弱めに感じてしまったのも正直なところです。
 

Qゲート
No.024 分からないズ
分かろうとする努力
坂本:どうも、わからないズです。
   僕が分かる方の坂本で
   それで相方の名前が

不明:ちょっと分からないです

坂本:ということで、分かる方と分からない方で覚えて帰ってください

不明:ちょっと覚えられないです

坂本:前から聞きたかったんだけど
   それって「記憶力が無い」なのか「知識が無い」なのか、どっちなの?

不明:分からないです

坂本:こればっかりは質問したこっちが悪いけどさ
   なんだろう、思考回路が動いてないのかな
   じゃあ例えばだけど、10回クイズとかやってみようよ

不明:ちょっと分からないですけど、良いですよ

坂本:もう無理なのは分かったけども
   じゃあ「ピザ」って10回言って

不明:分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない
   分からない

坂本:じゃあここは?

不明:分からないです

坂本:想像以上のお手上げだよ
   12回言ってるし
   数字も分からないんじゃ、どうしようもないわ
   なんだろうな、じゃあ例えばなぞなぞとかなら出来るのかな

不明:分からないです

坂本:分からないのに結果が分かってしまうのが悲しいな
   パンはパンでも

不明:「パン」?

坂本:食べられない

不明:「パン」?

坂本:パンは

不明:「パン」??????????????

坂本:なーんだ?

不明:分からないです

坂本:ふざけるなよマジで
   さっきから思うけど考えるそぶりが一切見られないんだよ
   もうちょっと考えてから結論を出せよ
   パンはパンでも食べられないパンはなんだよ

不明:??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ??????????????????????????
   ???????????????????分からないです

坂本:ごめんて
   そんなに追いつめるとは思わなかったんだよ
   10回クイズもなぞなぞもダメか
   円周率とかどこまで知ってる?

不明:それが何かすら

坂本:それが何かすらかよ
   徳川15代将軍もじゃあ

不明:それが何かすら

坂本:それが何かすらかよ
   多分「15」すら分かってないだろうな

不明:この世の全て「それが何かすら」なもんで

坂本:馬鹿の格言かよ

不明:分からないですけど「馬鹿の格言」では無いと思います

坂本:分からない奴が分からなさで冷静に突っ込むんじゃないよ
   それでクイズ番組のオファーとか来たらどうするつもりなの?

不明:それが何かすら

坂本:それが何かすらかよ
   クイズの説明するの難し過ぎるけど要は「難しい質問に答える」のをコンセプトにした番組だよ

不明:分からないですけど、それは違うのでは?

坂本:純粋な否定はやめてくれよ
   違うことくらいはこっちだって分かってんだよ
   じゃあ試しにやってみようよ、僕が司会者やるからパネラーやって

不明:それらが果たしてなんなのかすら

坂本:分かんなくていいからそこにいてくれ
   さぁ始まりました「クイズ!ブレインブレイン!」

不明:「ブレインブレイン」?

坂本:即興なんだよいいだろ触れるなよ泣くぞ恥ずかしいな怒るぞ泣くぞ泣くぞ泣くぞ泣くぞ

不明:「情緒不安定」?

坂本:お前本当はめちゃくちゃ分かってんだろ
   本日の回答者の方自己紹介をお願いします

不明:ちょっと分からないです

坂本:クイズ番組の冒頭で自分の名前すら分からない人が出て来てしまいました
   不安で一杯ですが、それではさっそく参りましょう、問題!
   「アニメドラえもんのドラえもんが好きな食べ物と言えば」

(ピンポーン)

不明:分からないです

(ブッブー)

坂本:ちゃんとボタンを押してまで分からなさを伝えるなよ

不明:分からない「ですが」?

坂本:そんな「ですが」問題は無いんだよ
   「分からないですが、さてどうでしょう!」みたいな問題が出ることあると思ってるのかよ

(ピンポーン)

不明:分からないです

坂本:だからいちいちボタンを押して分からなさを伝えるなよ

(ピンポンピンポン〜!)

坂本:正解なのかよ
   「分からない」がクイズの正解になったの歴史的瞬間すぎるだろうが

(ピンポーン)

(ピンポーン)

(ピンポーン)

(ピンポーン)

(ピンポーン)

(ピンポーン)

坂本:流れが止まるくらいのボタン連打やめろよ、ボタンがあったら押したくなるのは小学生の発想だぞ
   え、なに知識量といい小学生なの?

不明:そんなことがあるとでも?

坂本:急に何だよ
   なんでこっちが攻めたことし言ったら冷静な大人になるんだよ
   恥ずかしくなるから止めろよ

(ピンポーン)

不明:分からない物は

(ピンポーン)

不明:分からないので

(ピンポーン)

不明:仕方ないんです

坂本:ボタンを押すのをまず止めろよ

(ピンポーン)

不明:止め方が

(ピンポーン)

不明:分からないです

(ピンポーン)

不明:分からないです

(ピンポーン)

不明:分からないです

(ピンポーン)
(ピンポーン)
(ピンポーン)
(ピンポーン)

坂本:おいおい止まれ止まれ
   今の光景はあまりにも病的過ぎる
   ボタンから手を離すだけだから

(ピンポーン)

不明:分からないです

(ピンポーン)

不明:分からないんですよ

(ピンポ…)

坂本:だぁもう!!
   なんか触るの怖かったけどもう無理矢理止めたからな!!

不明:分からないんですよ!!!!!
   自分と言う物が!!!!

坂本:本当にどうしちゃったんだよ!

不明:分かりますか!?
   分からない人間の気持ちが!!
   分からないでしょうね!分かるんだから!!
   分かったことが無い人間の気持ちを、考えたことが無いでしょう!?
   分かったようなことを言わないでください!!

坂本:いや、本当にどうしちゃったんだよ
   ごめんごめん、ちょっと追いつめすぎたな
   お前の気持ち、素直な所聞かせてくれ
   相方として真剣に考えるから

不明:ちょっと分からないです

坂本:てめえ

不明:「てめえ」?

坂本:都合がいいなこの野郎
   本当になんでもいいから分かること1個くらいないの?
   それさえあれば漫才がなんとかなりそうな気がするんだよ

不明:「分からない」ということだけしか

坂本:だからこういうことになってんだよね、知ってたよ

不明:僕は知らなかったです

坂本:知らなくていいよもう
   でもそれだと困るでしょ実際これから
   例えばこれから勉強するとかさそうやって一つずつ分かって行けばいいんじゃないの?

不明:「勉強」?

坂本:「分からない」を「分かる」ようにすることだよ

不明:「分からない」を「分かる」に・・・・・・?

坂本:あぁそうだよ「分からない」を「分かる」にかえるんだ
   そうしたらあんなに追い込まれなくていいだろ?

不明:「分からない」を「分かる」に・・・!!

坂本:あぁ、なんか希望が見えて来ただろ?
   今日から一緒に勉強しよう、な?

不明:「魅力が無くなる」?

坂本:お前本当は全部分かってるだろ

不明:分からないです

坂本:てめえ


Qゲート
No.025 炭酸電池
ゴミ屋敷のリポーター
たん:どうも炭酸電池です!

でん:お願いしますー!張り切って漫才しましょう!!!

   いや、こないだ、報道番組でね、ゴミ屋敷の特集やっ、

たん:・・・ごめん張り切ってるところ申し訳ないんだけど、ちょっと時間もらっていい?

でん:おいおい、漫才の邪魔するなよ。せっかく久々のMM-1でテンションMAXなのに。

たん:いやその前にどうしても一個皆様に見せたいものがあって。

でん:なに?

たん:実は俺、背中に刺青入れました!

でん:ま、まじかよ!!

たん:しかも龍の刺青だぜ!!

でん:すげえな!!それは勿体ぶってないで早く見せろ見せろ!

たん:では貴重な漫才のお時間を使いまして、お披露目タイムです!! じゃじゃーーーん!!

でん:すっすげええええ!!!・・・・ええええええぇぇぇぇ、え?

たん:ははぁ〜ん、かっこいいだろ?龍の刺青!!

でん:龍じゃない・・・

たん:え

でん:龍じゃない、ジョイ君。

たん:は?ジョイ君ってあの食器洗剤の?

でん:うん、どこからどう見ても、ジョイ君の刺青。

たん:はぁぁああ??なんでだよぉおおお!!!直ちに消せ!消せ!

でん:刺青はそう簡単に無理だよ・・・

たん:いや、サッとかけてサッと流すだけだろ?

でん:それは洗剤ジョイの話!!話が混じってるよ!

たん:そうだった・・・

でん:その刺青どこで掘ってもらったのよ

たん:一応、「巷で有名な手彫りのプロフェッショナルだよ」書いてあるおっちゃんにやってもらったんだけど・・・

でん:その看板怪しいなあ・・・

たん:いや書いてあったのは、看板じゃなくておっちゃんの背中。

でん:掘ってあったの?!!

たん:うん。「巷で有名な手彫りのプロフェッショナルだよ」っていう文字がおっちゃんの背骨に沿って掘ってあった

でん:まさかの縦書き!!

たん:その文字自分で掘ったって言ってたから相当な腕あるぜ、そのおっちゃん。

でん:うん、かなり腕あるね、腕の長さがね!

たん:はぁ。俺はちゃんと緑色の龍を掘ってくれって頼んだんだぜ?

でん:色は指定通り

たん:ジョイ君は緑だからな!

でん:しかも、お尻に小さく『cP&G』って掘ってあるよ?

たん:そこしっかり著作とらなくていいだろ。

たん:どうしよう・・・これじゃあもう上裸で買い物行けない

でん:服来て行けばいいだろ

たん:それに街で高田純次に遭ったら親近感沸いちゃう

でん:それはどんな感情だよ!

たん:はあ俺はこれからの人生、ジョイ君を背負い、暮らし感じる、変えていく、ことになるのか・・・

でん:それP&Gのキャッチコピーじゃねーか

   しょうがない!このまま残りの人生、背中にジョイ君背負って歩み続けるしか選択肢ないんだよ!

たん:実家で使ってるのはキュキュットだけどいいの・・・?

でん:そこ罪悪感感じなくて良いよ!

たん:嫌だぁあああ!!

でん:どんまい(右肩叩く)



「奥さんー!!ジョイ使ってますぅ??」(声:高田純次)



たん:・・・・・ん?何いまの。

でん:肩押したら鳴ったよ。なんかボイスが内蔵されてるよ?

たん:ふざけんなよぉぉおおおお!!!俺の肩に何埋め込んでくれてんだよ!!

でん:これ、肩叩かれるたび鳴るってこと?

たん:困ったもんだよ!! 会社でリストラされた時、高田純次が社内に鳴り響くじゃねーかよ

でん:肩叩かれる代表例それかよ!

たん:ちょっとどうにかしてよぉ・・・

でん:かわいそうに・・・洗剤のジョイでこんな悩みを抱えているの世界でたった一人だよ

たん:・・・はあ。でも、まっ!いっか!

でん:開き直った!

たん:ハロウィンだし

でん:どういう頭の構造だよ。

たん:ここはポジティブに考えることにした。

でん;おぅ・・・

たん:つまり、2015年10月。私は、ジョイ君の仮装を刺青でやってみせる命がけのギャグやっているという発想!

でん:ポジティブすぎる!

たん:おおそう考えたら背中からオレンジピールが漏れはじめてきたよ!!

でん:独特な表現すぎる!

たん:これさ、左肩も押してみていい?

でん:なんでちょっとワクワクしてんだよ

たん:いや、右肩が高田純次だったら左肩は誰だろうって

でん:確かに気になるけども

たん:国分太一かなぁ?

でん:ジョイシリーズ繋がりでね

たん:森喜朗元首相かなぁ?

でん:関係ねえだろ!!なんで、お前の左肩で東京オリンピックの新国立競技場問題をかかえなきゃいけないんだよ

たん:さて・・・運命のボタン!


(左肩押す)


「タウンページあります?!」(声:石原良純)


たん:まさかの両肩CMの突撃訪問集!!!!

でん:おお!!

たん:嫌だぁあああああ!!身体の中に、高田純次と良純が内蔵されてるの嫌だぁあああああ!!

でん:森喜朗を許せる許容範囲の持ち主なら石原良純にも対応できるだろ

たん:森 か 舛 添 が 良 か っ た ・ ・ ・(泣き崩れる)

でん:感情がおかしいよ!何故そこまでオリンピック関連を肩に入れたがる!!どうせなら佐野エンブレムも刺青で入れちまえ!!

たん:も う 太 も も に 入 れ て る ぅぅ ・ ・ ・

でん:はいってんのかい!

   まぁそう落ち込むなって・・・。俺が、全部疲れとってやるからさ。


「奥さんー!!ジョイ使ってますぅ??」


「タウンページあります?!」


「奥さんー!!ジョイ使ってますぅ??」


「タウンページあります?!」


「奥さんー!!ジョイ使ってますぅ??」


「タウンページあります?!」


たん:うるさーい!!! 「肩たたき」するな!!

でん:ごめん・・・善かれと思って!(両肩同時に押す)



(・・・・・ピピ。)



でん:あれ押しても鳴らなくなったよ

たん:ん?

でん:同時に押すと消音になるパターンだね

たん:俺の肩、たまごっちシステムか

でん:どんなシステムかは知らないけど、とりあえず肩の荷が下りたね。

たん:ふう。それでは・・・張り切って漫才しまsy

   ・・・・・やる?

でん:もういいわ

2人:・・・じゃあ、ありがとうございました。

予選総合第11位(準決勝敗退) 炭酸電池
審査員
点数
80 86 70 53 73 73 得点72.50
得票1票
【審査員コメント】
・これまた奇跡の設定。スロースターターながらフリの長さに負けないだけのパワーがありました。
 「サッとかけて流すだけ」「実家で使ってるのキュキュット」などジョイ絡みのボケも上手いし、
 停滞しそうになったところでボイス内蔵という新展開を入れたのも良かったです。
 概ね出来に不満は無いんですが、東京オリンピック関連のボケの入れ方が急だったかなと。
 「森か桝添が良かった」「もう足に入ってる」などボケは面白かったので、そこへの導入が丁寧ならなお綺麗でした。
 あと、石原良純というチョイスは微妙かなぁ。決して悪くないんですが、タウンページはボケとしてベタなので。
 あと「たん:」が2行続いた部分があって混乱しました。不満ないとか言って結構指摘してごめんなさい。
   
・◎俺の肩、たまごっちシステムか
 
 「背中にジョイ君の刺青入ってる」というのが、ただそれだけで、ボケも他にそんなにないんですけど、それがめちゃくちゃ面白いですね……。
   
・これは酷いタイトル詐欺。いやでも刺青ネタは刺青ネタで面白かったです。
 ジョイ君のくだりはまずまずといったところだったんですが、音声内蔵でやられました。これはずるい。
 しかし、東京五輪ネタにこだわる意図がいまひとつ掴めなかった点が悔やまれます。
 チョイスは悪くないですが、無関係なこの設定にねじ込む理由が欲しいところでした。
   
・ゴミ屋敷のリポーターどこ行ったんだよw
 中々独創的な設定で、ボケも独創的だったと思います。
 では面白かったか、と言われると、「まぁまぁ」となってしまうところが難しいところですね。
 まだまだ魅せ方もボケも工夫の余地があるネタじゃないかなと思いました。
 ジョイ君を活かし切らないままボイス内臓に持って行って、それもフルでは活かせないまま終わってしまった、かなと。
 たまごっちシステム、肩たたき、とかいいワードもあるし、悪くないんですけどね。悪くない、止まりでした。
   
・ジョイ君の威力がとてつもないですね。
 ただ序盤がピークで、話が進むにつれて勢いが落ちていく感じだったでしょうか。
 ボイス内臓されてるって展開は、ちょっと急にきて面喰ったところがありましたので、龍の刺青と思わせといてジョイ君みたいな、別のものを期待させてっていう部分があれば流れもスムーズで面白さも立てられたんじゃないかなぁと思います。
   
・タイトルで騙してくるとは…
 まず最初から設定勝ちみたいなところはあるのですが、その上で肩に音声入ったあたりからさらに盛り上がってきたなぁ、と。
 終盤の肩たたきの展開なんかも秀逸です。
 個人的には、もう少し面白いボケか何かがあればさらに、といったところでした。
 

Qゲート
No.026 エクサかわいい おーりん☆
参拝
おーりん:おーりんだよ!

でぶりん:でぶりんでーす!

がりりん:がりりんです。

でぶりん:3人揃って、エクサかわいい おーりん☆ +他2名です!よろしくお願いしまーす!

おーりん:はいはいはーい! おーりんは参拝がしたいよ!

でぶりん:いや、唐突だね! いきなり参拝がしたいなんて言われて、こっちはどうしたらいいのさ。

がりりん:おーりんがやりたいって言ってるんだからやらせてあげたいです。何をしたら良いですか?

おーりん:あのねー、おーりんが参拝する人になって寺院に行くから2人は寺院の入口の社の両サイドにいる金剛力士像をやってほしいの!

でぶりん:金剛力士像をやればいいの? それでいいのね?

がりりん:やってみます。

おーりん:じゃあ、2人の間を通って参拝しに行くから



     あ、金剛力士像だ!

でぶりん:(金剛力士)

がりりん:(金剛力士)

おーりん:さてと、2体の間を通って本堂へ向かって、と。そして、合掌して一礼して……




     っ て 、 バ ラ ン ス 悪 ッ ! ! !

     さ っ き の 金 剛 力 士 像 2 体 の バ ラ ン ス 悪 ッ ! ! !


でぶりん:は?

おーりん:片 方 は ガ リ ガ リ で も う 片 方 は デ ブ デ ブ て !

     対 に な れ て な い じ ゃ ん ! ち ゃ ん と や っ て よ !

でぶりん:いやいや

おーりん:せ め て ガ リ ガ リ な ら ガ リ ガ リ と 組 む !

     デ ブ デ ブ な ら デ ブ デ ブ と 組 む !

     そ う や っ て 左 右 非 対 称 を 調 整 す る べ き だ よ !

     金 剛 力 士 像 な ら さ !

でぶりん:ちょっと待てよ

おーりん:ど う し て 真 逆 の 体 型 の ま ま 金 剛 力 士 像 や っ た の ?

     普 通 の 人 と や る よ り も 体 格 差 が 際 立 つ じ ゃ ん !

でぶりん:ちょっと待てってば!

おーりん:そ れ か お 互 い 歩 み 寄 り な よ !

     変 化 を 一 方 だ け に 押 し 付 け ち ゃ ダ メ だ よ !

でぶりん:いい加減止まれよ!

がりりん:おーりん落ち着いてください。

おーりん:何? ムキムキじゃないことには目を瞑ってあげてるけど?

でぶりん:いや、お前がやらせたんだろ金剛力士像を!何でこんな言われないといけないんだよ!

おーりん:だって、あまりにもバランス悪いし ちゃんとやってくれないから

でぶりん:無理だろ!そう都合よく易々と体型を変えられるわけないから! やる前から分かるだろこれくらい!

おーりん:待つのに。

でぶりん:待たなくていいんだよ! この漫才中に体型が変わるの待つって大長編の漫才になるし、そもそも気に入ってるこの体型を変えるつもりないから!

がりりん:私もです。

おーりん:しょうがないなー。じゃあ、寺院への参拝は諦めるよ。その代わりに神社の参拝をやりたいなー

がりりん:神社ですか。私たちは何をやったらいいですか?

おーりん:おーりんが神社へ行って参拝する人をやるから、2人は神社の前にいる狛犬2匹をやってほしいの。

でぶりん:大丈夫だろうな? バランスが悪いとか言いださないだろうな?

おーりん:もちろんだよ。そこは目を瞑るよ。

がりりん:わかりました。やりましょう。

おーりん:じゃあ、2人の間を通って参拝しに行くから



     あ、狛犬だ!

でぶりん:(狛犬)

がりりん:(狛犬)

おーりん:さてと、2匹の間を通って賽銭箱の前へ向かって、と。そして、お賽銭を入れてガラガラ鳴らして……




     っ て 、犬 の 種 類 バ ラ バ ラ か い !

     さ っ き の 狛 犬 2 匹 の 犬 種 違 う ん か い !


でぶりん:は?

おーりん:片 方 は チ ャ ウ ・ チ ャ ウ で も う 片 方 は チ ワ ワ て !

     対 に な っ て な い じ ゃ ん ! ち ゃ ん と や っ て よ !

でぶりん:お前が見た目で勝手に決めつけただけだろ!

がりりん:チワワはちょっと嬉しい……

おーりん:チ ャ ウ ・ チ ャ ウ は 狛 犬 ち ゃ う で し ょ !

     チ ャ ウ ・ チ ャ ウ は 狛 犬 ち ゃ う が な !

でぶりん:やかましいわ!もともと北極圏の犬だから寒さに強いし、深い雪でも進める力強さがあるんだぞ!なめんな!

がりりん:チワワも狛犬とはチガワワだけどね……

おーりん:対 に な っ て な い け ど ち ゃ ん と 役 割 を 遂 行 で き る の ?

     私 が 敵 だ っ た ら 先 に チ ワ ワ 狙 う よ ?

でぶりん:やめろよ!クズ過ぎるぞおーりん!もうやめだ!やめ!

がりりん:ええ、もうやめましょう。ここまでで不快に思われた皆さま大変申し訳ございません。

おーりん:憎まれ役はクズキャラの宿命なのだ☆

でぶりん:重ね重ね申し訳ございません。

おーりん:あ!せめて最後に得意の歌でこの漫才を総括させて!おーりんは歌がうまいの!

がりりん:分かりました。それではお聞きいただきましょう。おーりんで、DRAGON BALL Z のオープニング「WE GOTTA POWER」のワンフレーズ替え歌です。

おーりん:♪SANPAI SHIPPAI でも元気〜

でぶりん:いや、IPPAI OPPAI ボク元気 みたいにこの漫才を一言で表すな!もうこれ結構!

3人:どうもありがとうございました。

予選総合第30位(3回戦敗退) エクサかわいい おーりん☆
審査員
点数
28 55 51 63 61 60 得点53.00
【審査員コメント】
・オチは今大会で一番好きかもしれません。このオチのためにこのネタを作ったのではと勘繰るくらい良かったです。
 ネタ自体はやりたいことが明確ですし、試みの面白さはあるのですが、肝心のボケが少ないのに安直と言いますか。
 実質大ボケが「さじ加減」で片付くもの2つというのは少しキツかったかもしれません。
 狛犬の後半はおーりんの絶叫に捻りがきいてて良かったので、金剛力士像の段階から発展していれば変わったかなと。
 また、ツッコミのでぶりんはともかく、がりりんに大した役割がない点も気になりました。
 トリオの強みはボケのパターンを増やせることなので、もっとトリオであるというところを生かして欲しかったです。
 色々指摘しましたし厳しい点数になってしまいましたが、オチは最高でした。最高でした。
   
・いや潔!(いさぎよ!)ボケ体格差だけて!
 それで笑っちゃったのは笑っちゃったんですけど、さすがに物足りないですね…。M-1一回戦のサイズならいいかも。
   
・ボケ2つて!! 
 名前で分かる体型を活かしたネタは使い捨ての相方だからこそできる技。
 いやでもボケ2つて。どっちも一撃は重いですが、やはりボリューム不足が否めません。
 せめて3つなら基本の三段落ちの構成にできますしね。
   
・すがすがしい力技でした。「チワワはちょっと嬉しい」とか放り込んできてるのも良いです。
 一時空けの下りは行数を割いただけのリターンがあったと思うんですけど、むしろそれ以外の部分にちょっと隙が多かったかな、と思います。
 たぶん本人としてもそこまで高い得点がつけられるネタじゃないのは分かってだと思うんで、色々言うのも無粋かとは思うんですけどね。面白かったです。
   
・「待つのに。」←いいですね。体系変わるの待つとか大長編も大長編すぎるでしょよ。
 
 対象じゃないってフォーマットは良かったと思います。面白かったです。
 ただ、でぶりんさんの「いい加減止まれよ!」の通り、1個目のおーりんさん、ちょっとしつこかったかなと。
 あと、行数も余裕ありますし、このタイプのボケでもう2、3重ねてほしかったですね。2つじゃあちょっと物足りない感が。
   
・ここもトリオの役割構成が面白いですねぇ。ボケ方も度肝を抜かれました。
 めちゃくちゃ面白くはあったのですが、ただ合計たった2展開、というのはさすがに物足りなかったかなぁ、と。
 せめてもう1展開あるだけでもだいぶ締まりのあるネタになって決勝も夢では無かったと思います。もったいない!
 

Qゲート
No.027 MMー1交通局
バス停がやってきた
(スタッフによりセンターマイクの前にポール型のバス停が設置される)

(マイクの高さがバス停名が書いてあるぐらいのところに合わせられる)



バス停:はいどうもー!

マイク:バス停とセンターマイクでMM-1交通局です、よろしくお願いします。

バス停:ま…マイクが喋ったーーー!?

マイク:バス停には言われたくないですけどね。

    まぁバス停さんを人に見立てたところで一見ピン芸やるのかな、みたいな配置ですけども、
    世にも珍しい前後配置の人外漫才コンビということで、なんとか受け入れていただければと思います。

バス停:ピン芸…?
    うーん、そう言われてみるとボクもピン芸をやってみたくなったぞ!

マイク:おっと、いきなり私の存在無視ですか。
    まぁマイクとしての仕事も本業っちゃ本業なんで構わないですけれども。

バス停:「にしおか〜〜〜〜〜」

マイク:ピン芸のチョイスそこかよ。

バス停:「しえいじゅうたく〜〜〜〜〜」

マイク:………???

バス停:(西岡市営住宅/北海道中央バス)

マイク:あっ、そういうバス停があるってことなのかな?
    だとすれば思いの外バス停らしいネタだったな。

バス停:「西岡市営住宅からバスに乗ったぞ〜。
     次のバス停は『西岡3条3丁目』
     その次のバス停は『西岡3条4丁目』
     その次のバス停は『西岡3条5丁目』
     ははーん、パターン、パターン」

マイク:ほう?

バス停:「その次のバス停は、『札大正門前』



     Why Japanese Bus-Stop!? オカシイダロ!!」

マイク:なるほどね、まぁへーそうなんだって感じですけども。
    っていうかそれなら1丁目と2丁目はどこいったんでしょうね。

バス停:「安心して下さい…1丁目も2丁目も無いですよ!」

マイク:無いのかよ。ってか安心なのかそれは?

バス停:「では続きまして、全裸に見えるバス停のポーズ」

マイク:えっ、そこ続いちゃう?



(スタッフが来てバス停を90度回転させる)



バス停:「Hey!!!」

マイク:ヘイじゃないですよ。
    まぁ確かに横から見たバス停は時刻表とか広告も無くてそれっぽいですけども。

バス停:「安心してください…穿いてますよ…!」

マイク:いやどう考えても穿いてはないだろ。
    バス停がパンツとか穿いてたらむしろオカシイダロだよ。

バス停:えーでも恥部は隠さなきゃだし…

マイク:お前の恥部どこだよ。あったとしてパンツで隠せるのかどうか。

バス停:「でも…でも…でも…でも…!そんなの関係ねぇ!」
    ボクはパンツを穿くんだ!

マイク:逆にパンツ見せてる分、やらしいからな?
    ってか小島よしおて。

バス停:「バス停なのにパンツ穿く!すごい何故だか逆にイヤらしい!
     武勇伝武勇伝!武勇でんでんででんでん!Let’s Go!」

マイク:もうそれに至ってはピンネタじゃないけどな。

バス停:「1日3ミリバス停ずらす!すごい2年をかけて自宅の前へ!
     武勇伝武勇伝!武勇でんでんででんでん!Let’s Go!」

マイク:実際にあるネタじゃないか。
    まぁキミがそのネタ言及しておきたい気持ちはよく分かるけどな。
    ちなみに2年で2メートル19センチしか移動してないです。



(スタッフが来てバス停を元の角度に直す)



バス停:…まぁわーわー言うとりますけども。

マイク:多弁なバス停とマイク、そろそろ客席の皆さんも免疫ついてきた頃でしょうか。
    しかし芸人のみなさんも、バス停にネタ真似されるとは思わなかったでしょうね。

バス停:芸人のみなさんも是非、様々なバス停の真似をしてみてくださいね!

マイク:どんなネタだよ、って話ですけども。様々て。
    ってか今更ですし別に良いんですけど、マイク使う芸が全くと言ってもいいほど無かったですね?

バス停:まあじゃあせっかくセンターマイクさんもいることですし、
    マイクがあるシチュエーションでやってみたいことがるんですけども。

マイク:おお、ご配慮ありがとうございます。どんなシーンですか?

バス停:なんか社員とかが事件起こした時に、重役が謝罪会見したりするじゃないですか。
    あれやってみたいなって。

マイク:やってみたいんですか…?まぁ確かにマイク必須な場面ですね。

バス停:じゃあバス会社の謝罪会見、という設定でやってみますね。

マイク:分かりました。





バス停:「この度は…当社の職員が運転が酒気帯び運転を行っており大変申し訳ございませんでした。」

マイク:ふむ…確かにあったら大問題だな。謝罪ものだ。

バス停:「乗客の皆様、市民の皆様に対して大変危険な行為であり、深くお詫び申し上げます。」

マイク:うん、まったくですね。

バス停:「本件を受けまして、当該の職員は懲戒解雇とし、」

マイク:…………よく考えたら、確かにマイクが必要な場面だけど、漫才やコントとして私要りますかね?
    まぁもういいや。適当に感想とか述べとくか。

バス停:「また本件の責任を取りまして、私は代表取締役停留所の座を降りることに…」

マイク:ん…ちょっと待ったちょっと待った!

バス停:…はい?

マイク:今、なんか聞き慣れない役職名ありましたけども。

バス停:あぁ、代表取締役停留所?

マイク:それそれ。バス停が代表取締役ってどういうことですか。

バス停:いや…停留所もバス会社を運営する上で大事な一員でしょう。

マイク:一「員」とは言わないでしょ。
    まぁあなたが言う分には多少説得力ありますけども、だとしても取締役て。

バス停:あまりにも乗客増加に貢献した停留所であるという功績を認められたんですよ。

マイク:だとしたら余計になんですけど、停留所に他の役割与えて動かしちゃダメでしょ。

バス停:まぁでも異例の出世ですから疑われちゃうと思うんですけど、
    実はこの代表取締役停留所、国土交通省出身の天下りなんですよ。

マイク:どういうことだよ。
    バス停がそもそも役人だったって時点で意味不明だけど、
    天下りなのに一旦ヒラの停留所を経由してるのは逆に偉いぐらいだな。

バス停:しかもこの停留所、学歴としては東京大学理科三類出身の超エリートですからね。

マイク:ほぼ全員医学部に進むところじゃないかよ。どんな経緯で国土交通省行ったし。

バス停:在学中に「毛細血管を路線バスで乗り継いで4日以内に心臓にたどり着けるか」って発想が生まれて、
    そこからですね。

マイク:最近テレ東でよく見るやつだろそれ。
    ってかちょっと待て。謝罪会見どこ行ったんだよ。

バス停:うーん、飽きちゃいましたね。バス停だけに。

マイク:飽きるなよ。ってかどこがだよ。
    むしろバス停って基本動かないだろ、飽きたらやってらんないだろ。

バス停:(飽田西小学校/九州産交バス)

マイク:知らねえよ。あるのかもしれないけど。だとしても何だよ。
    さっきから北海道とか九州とかのバス停名よく出てくるな。

バス停:いろいろ飽き飽きしちゃうんで、もっと刺激的なことやりたいですね。
    「バス停ガス爆発」とか。

マイク:過激すぎるだろ。ガスはどっから来たんだよ。
    しかもなんだそれ、そのテンポが狂って早口言葉より言いにくいやつは。

バス停:で、漫才の方も飽きてきたんで最後に一つ良いですか?

マイク:絶対舞台上で言っちゃいけないやつ吐いちゃったな。で、何だよ?

バス停:皆さん…このネタはあなたの心に響きわたりましたか!?
    そう…マイクだけに!!

マイク:さいごバス停絡みじゃないんかい!
    いい加減にしなさい。

バス停&マイク:どうも、ありがとうございました!



(スタッフによりバス停が撤収される)

(マイクはそのまま次の組のマイクになる)

予選総合第37位(2回戦敗退) MMー1交通局
審査員
点数
49 56 55 31 44 得点47.00
【審査員コメント】
・まずマイクとバス停という着眼点が秀逸。ツカミの「マイクが喋ったー!?」でいきなりやられました。
 設定を最大限活かそうと貪欲にボケまくってる姿勢が気持ち良かったです。西岡市営住宅とか凄い好きなボケでした。
 ただ、基本的にバス停ボケばかりで、マイク設定がツカミとオチくらいしか有効利用されてないのが気になりました。
 この設定なら相方が人間でも成立しそうなので、相方がマイクである必然性をもっと出して欲しかったです。
 また、前半と後半でネタの形が変わりすぎて、別のネタを繋ぎ合わせているように見えた点も減点対象かなと。
 後半の謝罪会見は「ほぼ全員医学部に進むところ」など面白かったのに、広げきれずに終わってしまったのが惜しいです。
 前半のギャグはいくつか削ってツカミ扱いにして、後半の行数を増やせばネタとして見やすくなったと思います。
   
・キャラが乗っかったネタ多いですが、キャラ自体は一番特殊ですね。
 その割にわりと普通の漫才でしたね。それ自体はいいと思うんですけど、それでもあっさりしてたかなと。
 実在の駅名を活かすやつもっと見たかったですね。大変だと思いますけど。
   
・絶対ちょびさんだろ!絶対ちょびさんだな!?
 芸人ネタのオマージュってわり長文でタブー視されてた覚えがあるんですが、
 このネタに限ってはバス停を活かした芸人ネタが一番面白かったです。
 西岡市営住宅からの流れがホントに綺麗。
 その反面、後半の謝罪会見が弱く見えてしまい、尻すぼみな印象を受けました。
   
・まずは、この設定で良く書いたなって思います。バス停て。
 
 前後でネタの構成が180度転換する感じに成っちゃってましたが、それぞれがそれぞれ面白そうな設定だったので、
 どちらも掘り下げずに進んでしまったのが勿体なかったです。
 一つ例を挙げてみると、代表取締役停留所、っていう面白ワードを思いついたのに、結構適当な調理の仕方しちゃった点。
 天下り、高学歴、ここまでは代表取締役というワードから想像できる範疇です。
 どういう経緯で天下ったのか、前は何をしていたのか、天下り特有の無能さ(天下りの皆さんすみません)とかはないのか
 、学生生活は?、元は人間だったの?、、、色々広げていけば面白く成り得るポイントだったと思うんですよね。
 バス停と言う広げにくい設定からこれだけの可能性を感じるワードを引き出す力はかなりのものだと思うので、それを上手く活かしましょう。
 一つ一つのやりとりを大事にして、丁寧にネタを仕上げる心がけさえすれば、ただの色物で止まらない魅力ができると思います。
   
・空気感は嫌いじゃないんですけどね、無茶苦茶な設定でありながらそれに見合う威力がなかったかなと。
 バス停とマイクである必要がある部分がそんなに無かったようにも思います。
 「バス停役やらせて」からの漫才コントでも事足りる部分も多かったかなと。
 「(マイクはそのまま次の組のマイクになる)」はこれ、次の組被害被ってませんか?笑
   
・そうです、絶対ちょびさんです!
 
 「代表取締役停留所」というフレーズを思いついた、というところからキャラやらネタやらを作ってみたのですが、
 思いのほかバス停一発芸が膨らんだ一方、本編の方を広げきれなかったのが、いろいろご指摘がある通り反省点ですね…
 
 せっかく産んだ個性的なキャラなので、バス停にはまたどこかでネタやらせてみたいです。
 

Qゲート
No.028 機械と栂野
誕生日プレゼント
栂野 どうも〜!機械と栂野です!
僕がツッコミの「とがの」で、隣の鉄の立方体が僕が作った高性能お笑いメカです
メカ ボケ担当のメカだ。
今日は初めましての輩が多いと思うが我たちの顔と名前だけでも帰ってもらえるとありがたい。
ま、我は鉄の立方体であるが故に顔もクソもないのだがな!フハハ
栂野 どうです?想像の22倍くらい流ちょうに話しよるでしょう?
メカ 我、高性能なんで(クイッ)
栂野 鉄の立方体がどこでどこをクイッしたのか分からないんですけど、こんな二人(?)でやっていますよろしくお願いします。
メカ よろしこ
栂野 ところでメカ、今日は君に相談したいことがあるんだ
メカ なんだ?高性能な我に何でも話すとよい
栂野 実はもうじき妹の誕生日なんで何かプレゼントを買ってあげようと思っているんですよ。
メカ お主、なかなか良い虫だな。
栂野 ・・・。
で、何を買おうか迷っているんですけど何かいい案ないか?
メカ そうだな、心がこもっていれば何でも嬉しいと思うぞ。
栂野 鉄の立方体が心とか言うなよ。俺も分かってるから。
心をこめて贈るものを聞きたいんですよ。
メカ うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
栂野 人!いきなりスゴイ変化球を投じてきた!
デニーさん本人もこんな変化球投げたことないよ!
人じゃなくて物でお願いします。
メカ うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
栂野 今言ったところ!メカなのに痴呆症なの!?
も〜、真面目に考えてくれよ
メカ うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
栂野 メカ!
メカ うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
栂野 ・・・
メカ うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか


栂野 バグった〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
メカ うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
栂野 こんな時にバグるなんて想像だにしてなかったよ〜!
メカ うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
栂野 このままだとこの鉄の立方体は誰を講演に呼ぼうか迷ってる自治体会長にしか役に立たない、、、
メカ うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
栂野 こうなったら苦肉の策だ、Wikipediaのおまかせ表示機能をこいつに組み込もう

栂野つ https://ja.m.wikipedia.org/wiki/特別:おまかせ表示 メカ

ガシャン

栂野 よし、これでどうだ
メカ 北九州市立池田小学校
栂野 しかたないけどここで諦めるのもアレだ、これで漫才を続けよう
メカ 松本規之
栂野 で、妹への誕生日プレゼント何かいいものあるかな?
メカ キャンベルタウン (ニューサウスウェールズ州)
栂野 俺にどれだけの資産があると思ってるんだよ!というかどこだよ!
(ニューサウスウェールズ州)という補足があっても分からねーよ!
メカ 徳島合同庁舎
栂野 大嘘!徳島にニューサウスウェールズ州は絶対無いよ!
他には何かないの!?
メカ ルリチョウ
栂野 普通にアリだ。おまかせ表示頼りの醍醐味だな。
メカ 宮城県道149号鹿島台停車場線
栂野 一転してナシだよ!県道をプレゼントする兄なんていないだろ!
県道をプレゼント???
メカ 嫌韓本
栂野 やめて!!割とブラックなの引き当てちゃったよ!
メカ アンネシュ・ベーリング・ブレイビク
栂野 だれ!?!?
メカ オスロ生まれ
栂野 分からないよ!
メカ 大学は中退している
栂野 知らない知らない
メカ 19才の時、200万クローネを株式投資の失敗で失う(約3000-4000万円程度)
栂野 波乱の人生だな
メカ 1999年から2004年まで移民政策に反対的な進歩党(新保守主義)党員として所属
栂野 なるほどそいつは政治家だったのか
メカ 2011年7月22日(金)にノルウェー連続テロ事件を起こし77人を殺害した。
栂野 思ってた万倍ヤバイ奴じゃねーかよ!
メカ 法廷で裁判官から職業を問われると「作家です」と答えた。
栂野 何そのどうでもいい逸話。ヤバさは伝わるけどよ!
って、いつのまにかアンネシュ・ベーリング・ブレイビクについて学ぶコーナーになってるじゃねぇかよ!
妹への誕生日プレゼントを聞きたいんだよ!!
メカ うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
栂野 ああああああ!!バグ、再び!!!!!!!!!
メカ うむ、ならデニー友利なんてどうだろうか
栂野 こりゃもうだめだ!明日不燃ごみに出そ!!
メカ マグカップとかが良いと思います
栂野 っ〜!!おかえり!!!!!!!
二人 どうもありがとうございました(!!!!!)

予選総合第32位(3回戦敗退) 機械と栂野
審査員
点数
59 42 60 55 38 55 得点51.50
【審査員コメント】
・改行の仕方など若干読みにくくはあったのですが、酷いってほどでもないので減点対象には含まないとして。
 おそらく長文は初めてか書き慣れてないと思うのですが、嫉妬に身悶えするほど面白かったです。
 「想像の22倍くらい流暢に話しよる」「(クイッ)」などツカミから順調で、バグるという肝設定のインパクトも充分。
 おまかせ機能のカオスっぷりも楽しめましたし、オチもバスンと決まっていて上出来でした。
 気になった点はまずボリューム不足です。基本的に羅列ネタなので行数増やすのも難しいとは思うのですが。
 また、フレーズ羅列ゆえに展開に欠けた点も否めないため、後半に何か変化があっても良かったかもしれません。
 一旦バグが収まるとか、違う単語でバグるとか。展開が増えれば自ずとボリュームも増えますし、ボケの種類も広がります。
 改善点はありながらも、まだまだ他のネタをたくさん見たいと思わせて頂きました。今後が楽しみです。
   
・Wikipediaを組み込む、いいですねー。これもっと化けそうだと思うんですけどね。
 ただ並べただけで今回終わってしまっているので、勿体無いです。
   
・デニー友利とかまた読む人を選ぶ人間チョイスしますねえ……。自分は好きですよ。デニキの恫喝gifはお気に入り。
 さて、後半のwikiおまかせ表示を使った展開ですが、こういうのは本当におまかせでやってる事を証明できる状況にないと、
 どんなボケでもアリの状況になってしまい物凄くハードルが上がってしまいます。
 なのでアンネシュ・ベーリング・ブレイビクのように面白そうな単語一つ一つを掘り下げて笑いを作っていかないと、厳しいです。
 実際、「テロで77人殺した」で噴きました。ここまで掘り下げて初めて爆笑が生まれると思います。
   
・書き慣れて無さゆえの読みにくさとか、不自然さとかはあったんですけど、まあ置いておきましょう。
 文章の見にくさよりも、ちゃんと面白が伝わる文章が書けてるかどうかの方が大事ですしね。
 面白が伝わる文章にはなってたと思います。オチなんかベタなんだけどくすっと来てしまう。
 まずネタの発想がすごいし、扱いにくい設定をそれなりに活かしてたと思います。これ本当にランダム表示で作ったんですか?w
 アンネシュ・ベーリング・ブレイビクの魅せ方もシンプルながら良かったです。
 漫才を形式的になぞるだけで中身が希薄なネタが多い中、こういう面白の原石めいたものを見れるとワクワクしてしまいますね。
 ただ、非常に短い上、まだまだ続ける余地があったと思うので物足りなさはやっぱりありました。
 比較的簡単に改善できるポイントが結構多く、それを改善すれば面白いネタが書けそうな空気を感じたので、今後も投稿を続けてくれるとうれしいです。
   
・九州の小学校なんてそんなピンポイントで前の組と被りますか。
 1つ1つのボケが軽く、単発なものがほとんどだったので、ちょっと深みのないネタになってしまっていたかなと。
 デニー友利を勧めるのは良いボケだったと思いますし、このボケに関してはうまく活用できてたんじゃないかと思います。
 あと、バグるとかWikipediaのおまかせ表示機能とか、メカであることがしっかり活かされてた点は良かったと思います。
   
・Wikipediaルーレット、普通に芸人が生でやってたりしたら面白いかもですねぇ。
 
 前後にそれ以外の大きな展開がある訳でもないので、ほぼWikipediaの一芸みたいになっていたような気はしました。
 ひとまずは面白かったのですが、もっと面白いものが作れる余地はたくさんあるかなぁ、と。
 

Qゲート
No.029 エルトアール
一週間
レフト:時に右者、ロシア民謡のメロディーは妙に耳に残るな

ライト:相変わらず唐突だな、左者。確かに『コロブチカ』とか妙な中毒性があるが

レフト:コロブチカ…テトリアシトリスの曲か

ライト:テトリスな。足まで取らんでも歩けるわ。というか別にテトリス発祥の曲じゃないが、イメージ的に結びついてるのは確かだな
    「♪チャ〜チャラ チャ〜チャラ チャ〜チャラ チャ〜チャラ チャ〜チャ チャ〜チャ〜 チャ〜チャ〜チャ〜」
     ――なお客席の皆さまにはお届けするメディアの都合上メロディーが伝わりづらいことをお詫びいたします

レフト:「♪ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン ソーランナー」

ライト:確かにリズム似てるし北の方の曲だけどよ、オホーツク海の手前じゃねえか。
    それよりロシア民謡ったらもっと有名なのがあるだろ、『一週間』とかさ

レフト:一週間…はて、どういう曲であったか…

ライト:こういうやつだよ。
    「♪(ハミングで前奏)ンフ ンフフフ ン〜フ〜フ〜」

レフト:ああ、あれか。
    「♪ドーはドーナツーのツー」

ライト:なんでだよ。明らかにロシア感ないだろ。しかも「ツー」ってそっちを伸ばしてどうする

レフト:「♪カーラースー なぜ鳴くのー」

ライト:あまつさえ日本に帰国するなよ。今んとこどんどん正解から遠ざかる一方じゃねえか

レフト:いや…小生の記憶が確かなら“7つ”の何かがキーワード、すなわち答えは遠くないはず…

ライト:どういう物の覚え方してんだよ、教科書の重要でないとこに下線引くタイプか。
    それにドレミの歌はまだしも『七つの子』は子ガラス個々の名前出てこないだろ

レフト:む…七つの子の名前ならI・J・L・O・S・T・Zではなかったか?

ライト:何のイニシャルだよ。カラスと相まってちょっとミステリアスじゃねえか

レフト:ミステリアスといえば一列開けて準備万端な時ほどIが降ってこないのは意図的な操作を疑わざるを得ない

ライト:テトリスのミノじゃねえか。確かにあれも7種類だがアルファベットで書いてもピンとこない人多かろうて。
    そもそもあれがカラフルなカラスで隙間を埋めていくゲームならサイケがすぎる

レフト:あと親の名前は確か「アブラハム」だったな

ライト:それもまた別の曲だ。確かに「アブラハムには“7”人の子」って7要素はあるけどよ

レフト:で、兄たちが狼に食べられる中、末弟だけが柱時計に隠れて…

ライト:やめろやめろ、もうこれ以上7の引き出し開けるな。『狼と7匹の子ヤギ』って曲ですらなくなってるじゃねえか

レフト:長兄のくせに仕事しないI者とは実に大違いだ

ライト:Iが長兄て、それじゃあ「ひとりはのっぽで あとはチビ」は“Iミノとそれ以外”ってことかよ。というかIミノ以外の誰が末っ子なんだよ

レフト:それは大トリのZ者に決まっておろう

ライト:アルファベット順かよ。確かにこの7種じゃIが最初に来るけどよ。じゃあ仮にテトリスの7種を歌にしたらどうなるんだよ

レフト:「♪LはLemonのンー」

ライト:そっちに繋げるのかよ。そんでもってやっぱり後ろを伸ばすのかよ。「ンー」て、おい、「ンー」て。
    もうしょうがねえから一番を歌ってやる。いいか、
    「♪日曜日に 市場へでかけ〜 糸と麻を〜 買ってきた〜
      テュリャ テュリャ テュリャ テュリャ テュリャ テュリャリャ〜
      テュリャ テュリャ テュリャ テュ〜リャリャ〜」
    こういう歌詞だ

レフト:なるほど…キーワードの“7つ”は曜日のことであったか

ライト:そもそも“一週間”と“7つ”のワードが出た時点で答えは1択に等しいんだが。
    お前だけクイズ番組とかで「撮れ高の期待できるおバカタレント」としてブレイクしたら俺は泣くぞ

レフト:しかし「糸と麻」とは…ピアノ線や麻薬のことだろうか

ライト:やっぱお前おバカタレント枠無理だわ、危険でテレビ出せねえよ。それとロシア当局にケンカ売って赤く染められても知らんぞ

レフト:あと後半のテュリャテュリャいうのはなんだ?

ライト:ザ・マイペースかよ。お前のそういう泰然自若としていられる所、嫌いじゃないぞ。
    まあテュリャテュリャはコーラスとか囃子ことばの類だろう。日本でいう「ソレ、ヨイヨイヨイ」とか「ハァ〜、ドッコイショ」みたいな。
    それより、教えてやったんだから一度ちゃんと歌ってみろよ

レフト:「♪日曜日に 市場へでかけ〜 アブラとハムを〜 買ってきた〜
      ヤーレン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン ソーラン ソーランナー」

ライト:なんでさっき自分で触れた「糸と麻」の部分間違えんだよ。そしてなんで「アブラハム」ちぎっちゃったんだよ

レフト:なに、『アブラハムの子』は7児をもうけたアブラとハム夫妻のことではなかったのか?

ライト:そんな大家族ドキュメンタリーじみた歌じゃねえよ。ていうかさっきの、“アブラとハム夫妻”のつもりで歌ってたなら人身売買じゃねえか。
    でもって後半また帰国かよ。囃子ことばで説明した俺も悪りいけど、明らかにメロディー違うものくっつけんな

レフト:確かにメロディーには小生も違和感があった、申し訳ない。
    「♪ドレミファソラ ドレミファソラシ〜 ドレミファソラ ド〜ラ〜ミ〜」

ライト:また序盤で余分に経由した要素に引っ張られるなよ。
    メロディーだけ直したところでフレーズ収まって無えし、最後どこぞの猫型妹になってるじゃねえか

レフト:ちなみに「♪サッポロ一番 みそラーメン」の「みそラ」の部分は実際に「ミソラ」の音階になっているそうだ

ライト:この状態で豆知識ぶち込むな。なんでお前の引き出しは優先順位と取り出しやすさが反比例してるんだよ。
    あと、もしかして北海道大好きっ子か

レフト:“北海道”というより“函館”が好きだな、小生は。ソーラン節を聴きつつ函館山から見下ろした夜景は忘れられない思い出だ

ライト:そうか。左者が函館好きでそれ以上にソーラン節好きなのはわかった。じゃあここからはそのこと封印して歌うのに集中してくれ

レフト:「♪日曜日に 市場へでかけ〜 みそラーメンを〜 買ってきた〜」

ライト:案の定さっき豆知識ぶち込んだ弊害が出てんじゃねえか。もっかい買い直してこい

レフト:「♪みそラーメン市場で売って〜 塩ラーメンを〜 買ってきた〜」

ライト:そうだな。函館ならみそより塩ラーメンだな。





    そうじゃない。問題なのはそこじゃない。
    いいか、“売り手に回る必要はない”、そして“買ってくるものは2種類”、それを踏まえてだ。
    「♪日曜日に市場へ出かけ〜」

レフト:「♪塩と〜砂糖〜 買ってきた〜」

ライト:何回間違い繰り返せば気が済むんだよ。そして「味噌→塩→砂糖」って何のコンボだよ。
    それこそテトリスでいえば一段も消せずにどんどんブロック積み上げてる状態だぞ

レフト:「♪日曜日に コーヒー淹れて〜 塩と〜砂糖〜 間違えた〜」

ライト:間違いの中で間違いを応用するな。間違いのマトリョーシカか。
    もう埒が明かねえからとりあえず前半部一通り歌ってやる。後半の「テュリャテュリャ」は全部共通だから割愛な。
    「♪日曜日に 市場へでかけ〜 糸と麻を〜 買ってきた〜
      月曜日に おふろをたいて〜 火曜日は おふろにはいり〜
      水曜日に ともだちが来て〜 木曜日は 送っていった〜
      金曜日は 糸まきもせず〜 土曜日は おしゃべりばかり〜
      ともだちよ これが私の〜 一週間の 仕事です〜」

     ―――――うーむ

レフト:どうした右者、らしくもない。

ライト:いや、言い出した自分が言うのもなんだが、元の歌詞も不可解だと思ってな

レフト:ふむ。ならば具体的に言ってはくれまいか?

ライト:まず「♪月曜日に おふろをたいて 火曜日は おふろにはいり」だ

レフト:一日冷めない風呂とは素晴らしいではないか

ライト:お前の解釈のポジティブさ羨ましいわ。
    確かに温度のことも気になるが、それよりもなぜ焚いたあと一日おいてから入るのかということだ

レフト:それは一晩寝かせたカレーがおいしいのと一緒ではないか?

ライト:お前は一晩寝かせた風呂の湯を飲むのかよ

レフト:できるなら美少女が入った後のを飲みたいところだ

ライト:聞いて後悔したわ

レフト:それより今思いついたが「カラスの行水」という可能性はどうだ?

ライト:ここでカラス再登場かよ。カラスの行水って極端に入浴時間が短いことだろ?一日おいて入るのとは対極じゃないのか?

レフト:だからこそだ。あまりに忙しすぎて「焚いても翌日まで入る時間がない」のだろう。
    もしくは「自分を後回しにして七つの子を入れてあげてるうちに日付が変わる」

ライト:お前の言う七つの子ってテトリスのミノだろ。せっかく前半で納得しかけたのに信憑性なくしたわ。
    もうこの辺で切り上げて次行くぞ。「♪水曜日に ともだちが来て 木曜日は 送っていった」。

    ――夜に何があったのかはしょりすぎだろ

レフト:それもそうだがパスする相手を一日待たせたのも問題だな

ライト:…?どういう意味だ?

レフト:「自分に回ってきたボールを味方にパスするまで一日キープした」ということだろう?

ライト:「ボールは友達」のキャプ翼理論かよ

レフト:あと、家人が出ていくまで柱時計に隠れ続けた末弟も辛かったろう

ライト:Z者まで再登場かよ。そしてそれまでどこに狼が居たんだよ

レフト:よく「送り狼」と言うではないか

ライト:だったら家にいる間は狼じゃねえから隠れる必要無いだろ。それに誰もが送り狼になるとは限らねえのに失礼だわ。
    ――そりゃあ、友達が襲われる確率ゼロとは断言できんが

レフト:もっともミノ6人前を完食後の狼は友達にまで食指が動かないと思うがな

ライト:「ミノ6人前」って焼き肉かなんかかよ。というかZミノ以外食べられた設定まだ有効なのかよ。
    その割には堂々と「ミノ」っつって子ヤギ云々の設定どっかいっちまってるし。
    話がしょうもない方向にしか行かなそうだから次だ、「♪金曜日は 糸まきもせず 土曜日は おしゃべりばかり」。
    それまで糸巻きしてる様子も無ければ、友達を送っていったあと誰とおしゃべりしてるんだよ

レフト:糸巻きについては逆に考えるんだ、木曜日までは没頭していたと

ライト:その割には悠長な描写ばかりに思うが

レフト:「優雅に泳ぐ白鳥も水面下では激しく足を動かしている」というように敢えて表に出してないのだろう。
    その分、歌詞の裏では黙々と作業していたに違いない。
    七つの子を風呂に入れながら「カラカラカラ…」、友達と夜通し語らいながら「カラカラカラ…」

ライト:やるならせめてそれ以外の時間帯にやれよ

レフト:それからおしゃべりについては、部屋に一人だろうといくらでもできるだろう。ニコ生だとかツイキャスだとか

ライト:この曲の背景そんなに最近なのかよ。訳詞者が当時それを予見して書いたなら凄すぎるだろ
    で、最後。「♪ともだちよ これが私の 一週間の 仕事です」……これ誇ることか?それとも自虐?
    どちらにしろいわゆる「構ってちゃん」に見えて仕方ない

レフト:何を言う。この歌詞の人物は思いきり仕事してるだろう。木曜日まで糸巻きに没頭したり、七つの子を風呂に入れてあげたり、
    ボールを味方にパスしたり、コーヒー淹れる時に塩と砂糖を間違えたり、美少女が入った後の風呂の湯を飲んだり…

ライト:それ全部お前が推測した部分だし、どんどん内容ショボくなってるし、最後に至ってはお前の願望じゃねえか

レフト:まあそう憤るな。実は右者とディベートしている間に答えが見えてきてな

ライト:あれをディベート扱いされちゃあ堪んねえな

レフト:そう、小生の中で全ての麻が一本につながった

ライト:糸がつながれよ

レフト:まず「糸と麻」というのは縫合に使う糸と、手術前に使う麻酔のことだ

ライト:これまた唐突な解釈だな。手術の様子を歌った曲だと?

レフト:それから「おふろにはいり」は消毒することの暗喩だ

ライト:…まあ、消毒は大事だがそんな全身どっぷりと?

レフト:「ともだちが来て」と「送っていった」は医者が来たことと治療を終えて帰ることを意味している

ライト:なんか変だと思ったら自分が患者かよ。なんで手術受ける側が準備を担当しなきゃならねえんだ

レフト:「糸まきもせず」は術後安静にすることで、「おしゃべり」は病状を心配している人に対する経過報告だ

ライト:確かに一見、筋通ってるっぽくもあるけどよ、それだと安静が必要な患者が医者送っていったことになるぞ。
    送った方も許可した医者も大概だぞ

レフト:そりゃあ未だに北方領土占拠してたりあちこちの国と火花散らしてるような国の歌だからな

ライト:理由付けの強引さにも程があるだろ。ほんとお前粛清されても知らんからな

レフト:ま、結論としては「『一週間』は“おそロシア”の歌」、ということだな

ライト:最後の最後がベタなダジャレかよ、いい加減にしろ

予選総合第29位(3回戦敗退) エルトアール
審査員
点数
45 50 76 23 68 70 得点55.33
得票1票
【審査員コメント】
・「サイケがすぎる」「撮れ高の期待できるおバカタレント」など、フレーズセンスは相変わらず流石の一言。
 そしてとにかくフレーズが多彩。バカボケから言葉巧みなボケまで、フレーズの波状攻撃に圧倒されました。
 ただその弊害と言いますか、フレーズが渋滞を起こしてしまい、読み手を置いていってしまった部分が目立ちました。
 序盤からドレミの歌、カラスの子、アブラハムと次々とボケが展開していくわけですが、
 その根拠である「七つ」という要素が多少理解しにくいため、話についていくのに労力が要りました。
 個々のボケが中盤や終盤に再利用されるテクニックは素晴らしいのですが、
 そういうタイプのネタは回収されるボケが読み手の印象に残らなければ効果が薄れてしまいます。
 もっと1つ1つのセリフをスッキリさせ、ボケがより印象的になるようにしてあげるべきかと思いました。
   
・やっぱり歌ネタは文字で見るのちょっと厳しかったですね……
 後半の実在の歌詞に物申すところはいいと思うんですけど、「確かにな〜」というのが一番に来ちゃって、漫才、お笑い、という感じがあまりしませんでした。
   
・テトリス、曜日、ソーラン節、アブラハム等、バラバラだった要素を上手く組み合わせた完成度の高い漫才でした。
 印象に残るフレーズが多いですが、中でもみそラーメンのくだりがお気に入りです。
 キャプ翼や7匹の子ヤギや、無駄に感じた要素もいくつかありましたので、もう少しスッキリした方がテンポの良くなります。
   
・これだけ考えた労力は評価したいんですけど、労力を評価する企画じゃないんですよね。
 ツッコミを捻りすぎてほぼ全部的外れでした。ツッコむべき点にツッコまずにズレたところにズレたことを言っている下りが多すぎます。
 そうでなくてもツッコミというよりは、知識の補足、情報の整理に終始してしまっている部分が多かったです。笑いが産めてない。
 これは補足や整理が必要なタイプのボケを魅せ方の工夫もせずに放り投げているのが原因かな、とも思うのですが。
 非常に読むのに疲れるネタで、なんとか解読しても「あー、よく考えたなあ」で終わってしまう、非常に残念なネタでした。
 そんな中、「全ての麻が一本につながった」は非常にわかりやすい上に流れにも沿っていて、しかも面白い、良いボケだったと思います。
   
・いろんなボケを撒いておいて、それを後からいろんなところへつなげる技術すごいですね。勉強になります。
 ただ、ちょっと要素が多かったり若干難しめなボケがあったり(アルファベットがテトリスのミノ等)、しっかり集中して読まないと分からなくなりそうな部分が結構あって、
 情報整理が苦手な人間からすると、脳の何割かを内容理解の方に取られてしまってちょっと面白をロストしてしまってる部分があったでしょうか。
   
・どっから出てくるんだっていうツッコミが多くて楽しめました。
 
 ・教科書の重要でないとこに河川引くタイプ
 ・優先順位と取り出しやすさが反比例
 ・間違いのマトリョーシカ
 ・(麻が繋がった→)糸が繋がれよ
 
 テーマについての掘り下げが深く、一つ一つのボケは非常に関心出来ました。
 ただ、1つ1つの説明が丁寧過ぎた分、軽さとか勢いが抜けていて、漫才として読むにはちょっと重厚過ぎるネタになっていたのが惜しいです。
 っていうか後半はもはや考察ですよねw
 

Rゲート
No.030 帰ってきた安物鬼
赤ずきん
鬼:宇宙から帰ってきたぞ。

禿:どうも安物鬼です。久々にネタ作ったので見てってください。宇宙行ってないです。

鬼:昔話と言えば、赤ずきん。トップオブザ昔話。

禿:う、うーん・・・昔話カテゴリのトップかなぁ・・・桃太郎やシンデレラに負けてるような・・・。
  準「昔話と言えば」に認定。

鬼:赤ずきんちゃんのあの有名なシーンを重力有りでやってみたいんですが。

禿:じゃあやってみますか。あと宇宙行ったってなんで嘘つくの?そういう子じゃなかったでしょ・・・。



鬼:(扉バーン)オオカミめ!これでもくらえっ!(ダァーンダァーン!ギャウンッ!)

禿:えっそのシーン?

鬼:(ダァーンダァーン!)キャアアアッ!りょ、猟師さん・・・どうして・・・ぐふっ・・・。

禿:赤ずきんも被弾してるじゃないか!

鬼:猟師が息絶えた赤ずきんの耳を削ぎ落として「ふはははは今月はこれで5枚目也」とか言って。

禿:武将かよ。無情な仕打ちしやがって。
  いや違うでしょ、普通なら顔を隠して寝ているおばあさんに赤ずきんが質問していくシーンでしょ。

鬼:もう1個猟師突入のボケがあるから、それをやったら質問シーンいくか。

禿:予定を言うな。



鬼:(扉バーン)オオカミめ!これでもくらえっ!(パララララ・・・)

禿:なんでマシンピストル使ってんだよ!そんな猟師嫌だわ!

鬼:割れる電灯、被弾する赤ずきん、猟師への突進をやめないオオカミ。

禿:一番最悪の結果じゃねえか!

鬼:こうしてオオカミによって赤ずきんとおばあさんと猟師は食べられてしまいました・・・。
  さて、赤ずきんとおばあさんの問答シーンをやるか!

禿:この流れでかよ!ニンゲン全員死んじゃったのに!

鬼:オオカミが化けたおばあさんと死期を悟る赤ずきんの問答だね。

禿:いたたまれないよ・・・。



鬼:「こんにちは!私は赤ずきん、もうすぐ死んじゃうの!」

禿:悟ってる!明るい口調で暗いこと言うんじゃないよ!

鬼:「もうすぐ死んじゃうけど、こちらもまたもうすぐ死んじゃうおばあさんのところへお見舞いに行くの!てかもう死んでるかも!」

禿:この赤ずきん、口悪いな。

鬼:「それではまずはこちらのお宅からお邪魔してみましょうか」

禿:なんでローカル強めの旅番組っぽくなってるんだよ!演出が邪魔だよ!
  さっさとおばあさんと例の有名なやりとりを。

鬼:「おばあさん、おばあさんはどうして悪性腫瘍が大きいの?」

禿:病気だからだよ!つーかやっぱり死にかけてた!?
  それと悪性腫瘍ってそんな色濃く表れるものなのか・・・?

鬼:おばあさんは答えます。『それはね、子どものころの悪さが蓄積したからだよ』
  そして赤ずきんからヒロポンを没収するおばあさん。

禿:赤ずきんはなんてもの持ってんだよ!おこないの悪さがしっかりと遺伝してるじゃねえか!

鬼:「おばあさん、おばあさんはどうして耳が大きいの?」

禿:そうそう。そういうのを頼む。

鬼:『それはね、暑いときに団扇みたいに仰ぐためなんだよ』

禿:・・・それはちょっと違うんじゃないかな。

鬼:「おばあさん、おばあさんはどうして鼻が長いの?」

禿:あっこれオオカミじゃなくゾウだわ。耳がでっかいのも納得だわ。

鬼:『それはね、お前を絞め殺すためなんだよォー!』長い鼻で赤ずきんの首を絞めるおばあさん。

禿:思ってたよりずっと凶暴なゾウだった!
  ストップストップ、ぜんぜんなってないよ!オオカミという初期設定はせめて守ってよ!

鬼:「おばあさん、おばあさんは病人なのにどうしてそんなエレファントな、いやエレガントな服を着ているの?」

禿:だからゾウ押しはやめろ!エレファントな服って、それはもはや 象皮 じゃねえか!

鬼:このあとゾウ皮を突き破ってオオカミが登場します。

禿:そんな怖すぎる演出いらないわ!ホラー映画みたい!

鬼:頭には子ゾウの頭蓋骨を被って飛び出すんだ。

禿:戦闘民族かなんかかな?どっちみち怖いよ!手練れ感がすごい!
  ちょっともう滅茶苦茶だよ!一回ゾウから離れようか。

鬼:「おじいさん、おじいさんの耳…」

禿:元の路線に戻した途端ド級のベタを放り込むのやめろ!ふり幅がキツ過ぎるよ!

鬼:「おじいさんの耳たぶから黄色っぽい汁が流れ出てるけど、大丈夫なの?

禿:大丈夫なワケないよ!確実に膿んでるじゃねえか!

鬼:『それはのぅ・・・若いころにピアス開けたくて、でも医者に行くお金が無くて。
   当時はピアスあけんのがイケてる奴等の共通項で。
   だからセンパイ達に自分で開けるやり方を教わって、ついでにヒロポンも覚えて・・・』

禿:ヒロポンやかましいわ!!そういうのが戦後流行ってた時代とか知らんわ!!
  もっとちゃんとしたのお願いよ!

鬼:「おばあさん、おばあさんはどうして耳が大きいの?」
  『それはね、お前のことをよく見るためなんだよ』

禿:耳聞こえてねえじゃねえか!会話がちぐはぐなことに!

鬼:「おばあさん、おばあさんはどうして耳が大きいの?」
  『それはね、お前の声をよく聞くためだよ』
  「おばあさん、おばあさんはどうして目が大きいの?」
  『それはね、アイプチして付けまつげして・・・』

禿:そんな要らねえよ!せっかくいい感じに物語進んでたのに!

鬼:「おばあさん、おばあさんはどうして耳が大きいの?」
  『それはね、お前の声をよく聞くためだよ』
  「おばあさん、おばあさんはどうして目が大きいの?」
  『それはね、お前をよーく見るためだよ』
  「おばあさん、おばあさんはどうして口が大きいの?」
  『それはね・・・それはね・・・』

禿:ここからですよ。急展開するのは。

鬼:『それはね・・・着ぐるみだからだよ。この大きな口から顔を出すんだ』

禿:どこのバラエティだよ!!せっかくいい感じで来てたのに!!

鬼:『着ぐるみで丸太の一本橋の上でハリセン持って戦うんだよ。落ちたら熊に食べられるんだよ』

禿:いやそこはオオカミでいいじゃねえか!熊とかガチ過ぎて笑えないよ!

鬼:「おばあさん、おばあさんはどうして耳が大きいの?」
  『それはね、お前の声をよーく聞くためだよ』
  「おばあさん、おばあさんはどうして目が大きいの?」
  『それはね、お前をよーく見るためだよ』
  「おばあさん、おばあさんはどうして口が大きいの?」
  『それはね、お前をよーく食べるためだよ』
  「おばあさん、おばあさんはどうして・・・」

禿:怯めよ!食べちゃう宣言したんだぞ!
  オオカミもオオカミですぐに襲いに行けよ!

鬼:「おばあさんはどうして口が大きいの?」
  『それは・・・・・・お前を・・・・・・食べる・・・・・・ためだよ・・・・・・!』
  「きゃあああああっ・・・・・・きゃあああああっ・・・・・・きゃあああああっ・・・・・・!」

禿:変な間いらねえよ!赤ずきん言うことないからって悲鳴繰り返すんじゃねえ!
  まあやっとこさ襲われたわけですし猟師登場させてよ。

鬼:「いやー今日も大漁大漁」

禿:そっちの漁師じゃねえわバカ!超バカ!

鬼:「今助けるぞ!」オオカミのこめかみに海鮮丸が突き刺さる。

禿:漁船て。

鬼:一命をとりとめた赤ずきん、船の下敷きになるオオカミ、座礁した船を前に立ち尽くす漁師。

禿:つーかよく船持ってこれたな。ロケーション森でしょ?

鬼:船内の休憩室に赤ずきんを連れ込もうとする漁師。

禿:コラーーーッ!条例違反だ!こいつも悪人かよ!

鬼:そこへ猟師が駆けつけ漁師を撃ち殺しおばあさんも助かり一件落着です。

禿:なんか・・・ニンゲンの汚さが強調されてる話だなぁ・・・。
  おばあさんの助かり方もうやむやだし。

鬼:おばあさんは漁船の網に引っ掛かってたんだよ。海女さんなんだ。

禿:じぇじぇじぇ〜〜〜!いい加減にしろ!(予想外のオチにジョジョジョ〜〜〜と失禁しながら)