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011 真鶴ボックス 012 幽鬼弁天 013 土産のメイド 014 比叡山 015 リトルバスターズ 016 生涯探究 017 メリースリー 018 破壊されるべきオブジェ 019 悲劇の象徴 020 エルトアール


Pゲート
No.011 真鶴ボックス
DVDレンタル
真:どうも、お願いします。

鶴:最近、俺の住んでるアパートの隣にレンタルビデオ屋ができたんだ。それで開店キャンペーン中だから、色々とDVDを借りようと思うんだよな。

真:なるほど、映画とかドラマを観たら気分転換にもなるし、作品によっては知識がつくよね。

鶴:何かおすすめのジャンルとかあったら教えてほしいんだけど。

真:海外テレビドラマとかいいんじゃない?人気作品は何シリーズにも渡って製作されているし、見応えあると思うよ。

鶴:海外テレビドラマか・・・でも、シーズン1を3本ずつ借りてった時、最終巻の12巻が貸し出し中になってたらどうするんだよ?

真:いや、どうするもこうするも返却されるの待てばいいだろ。仕方ないじゃん。

鶴:返却されたタイミングでまた別の人が借りて行ったら?先行してシーズン2の1巻借りて観るわけにもいかないだろ。

真:それも我慢しろよ。貸出期間なんてせいぜい1週間なんだし。

鶴:そんなんやってたらキャンペーン終わるじゃねえか。
  割引なんてどんなに長くても1か月くらいだし、最終巻だけ通常料金で借りるのもなんか負けた気になるだろ。

真:・・・それなら、最初から1シーズンを丸々レンタルしちゃえばいいだろ。
  どうせキャンペーン中に全部借りるつもりなんだったら最初に12本全部借りても問題ないよな?

鶴:そんなに一気に借りたら返却までに11巻と12巻観れねえかもしれないだろ?
  借りた後に予定が立て込んで、ドラマ見るのに十分な時間割けないかもしれないじゃないか。

真:それは返却するときに「11巻と12巻は1週間延長で」って言えば済む話だろうが。
  キャンペーンで安くなってんだから2本位もう1回借りてもいいだろ。

鶴:それ言ったら店員に「あ、この人張り切って借りたのに自分の1週間の予定も分からないダメな人だな」って思われるだろうが。
  そもそも最初に3本ずつ借りるって言ったんだから一気に観れないことくらい察してくれよ。

真:店員の心境は分かんねえけど・・・じゃあ、全巻もう1週間借りろよ。
  改めてもう1回借りて観たいくらい感動したって思われるだろうが。

鶴:むしろ「借りたこと自体忘れたポンコツ野郎」って思われるだろ!悪化したわ店員の中で俺の評価が!

真:お前店員からどう見られたいんだよ?それならもうドラマは止めて普通の映画借りれば?
  それだったら1本長くても3時間だし、続編のない作品だったら続きも心配しなくていいし。

鶴:映画って一口に言っても色んな種類あるじゃねえか。

真:見たいジャンルがないんだったら、店の棚で一番オススメされている作品借りれば間違いないだろ。
  店入って最初のコーナーで1番売り出してる商品借りたら?

鶴:もし一番のオススメ作品が恋愛映画だったらどうするんだよ?

真:別にいいじゃねえか。甘酸っぱい青春物でも、ほろ苦い大人の恋愛物でも楽しめるだろ。

鶴:店員に「あの人彼女もいないから、恋愛映画を見ることでその虚無感を癒そうとしているんだ」って思われるだろうが。
  成人男性が一人でラブストーリー借りる時のリスクなめんなよ。

真:なんだそのリスク?店員さんも客一人一人のバックヤードを考察するほど暇じゃねえよ。

鶴:もしくは「この映画を見ることによって、今後の自分の恋愛の参考にしようとしてる」って思われかねない。

真:架空の店員の心境に行動を制限されんじゃねえよ。大体、そう思われたからってどうなるわけじゃあないだろうが。

鶴:じゃあ逆に聞くけど、貸し出しを担当してくれたレジの店員が若くてかわいい女の子だったらどうなると思う?

真:どうって・・・「あ、私この映画も大好きなんです!もしかしたらこの人と、映画の趣味が合うのかもしれない」って思わr

鶴:そんなムシのいい話あるわけねえだろ!!馬鹿か!!!!!!ポジティブが過ぎるわ!!

真:何でキレたんだよ!?っつーかお前の極端なマイナス思考の方がひどいからな?

鶴:その店員が俺が借りようとしているDVD観ていたんだったらデートの時に恋愛の際の手の内がばれるだろうが!

真:結局参考にはするのかよって言うかそっちの方がよっぽど前向きじゃねえか!
  何でデートまで持ってけるつもりで話してんだよ!?じゃあ可愛い女の子のレジを避けて太って禿げた店長のレジに行けば?

鶴:店長にその作品を持っていったら「もてない俺に対する当て付けか」って思われんだろ。
  ポイントを加算してくれなかったらどうするんだよ。

真:辞めちまえよ店長・・・見た目も性格もダメだったら接客業辞めちまえよ店長。

鶴:いるかどうかも分からない店長の用紙や性格を悪く言うなよ!

真:お前もフィクションの店長に肩入れするなや!!それじゃあ恋愛映画諦めてアクション映画借りれば?
  痛快なアクションとド派手な爆破シーン観れば気分も爽快だろ。

鶴:気分は晴れるかもしれないけど、そんな爆破シーン楽しむんだったらボリュームもそれなりに上げないと伝わらないよな?

真:テレビの音量マックスで観ろマックスで!気分転換にうってつけだわ。

鶴:大音量のせいで隣の部屋の住人から苦情が来たらどうするんだよ!?202号室の田中さんの人相の悪さ舐めんなよ!

真:誰だよ!!ノンフィクションの人を例に挙げても伝わらねえよ!そいつのこと知らねえから!!
  だったらヘッドフォンつけて観ればいいじゃねえか。自分好みの音量で見れるし周りにも迷惑かからないだろ。
  外の音も気にならないから集中して観れるでしょうが。

鶴:外の音を遮断して観てるときに、アパートで火事が起きたらどうするんだよ!!
  非常ベルの音が聞こえないで逃げ遅れるかもしれないじゃないか!

真:じゃあもう壁の厚いアパートに引っ越せよ!
  そしたら大音量で映画楽しめるじゃねえか!壁も厚かったら防火も優れてるだろうし!

鶴:引っ越しちまったら俺の家がレンタルビデオ屋の隣のアパートじゃなくなるだろうがぁ!!!
  住んでるアパートの隣に店ができたからDVD借りるって構図を理解しろや!!!

真:何で俺が頭足りてない感じになってんだよ!?
  じゃあに映画観終わった瞬間に隣人訪ねて「昨日はうるさくてすみませんでした」って言いながらお菓子とか持ってけ!
  事前にトラブルの芽を摘んでおけば!?

鶴:たまたま映画を観たときに田中さんが部屋にいなかったらどうするんだよ!?
  俺は何の迷惑もかけていない相手に謝罪した挙句お菓子渡すんか!?

真:無駄に謝るのが嫌なんだったら予め田中さんの生活スタイルを把握して、出かけて行ったと同時に映画観ればいいだろ!?

鶴:そうかぁ・・・いや、割ととんでもないこと言ってるぞ!?どうやって田中さんの生活スタイルを把握するんだよ!?

真:何曜日の何時から何時まで外出していて、この時間帯は絶対に家にいるって言うのが壁に耳当ててたらわかるだろ!
  テレビの音が聞こえちゃうくらいの壁の薄さなんだから!
  1週間それをやれば田中さんが2、3時間くらい家を空けるタイミングも狙えるだろ!

鶴:知りたくもない隣人のライフスタイルを把握しないといけないのか!?若干のストーカーだろ!
  またキャンペーン期間無駄にする動きだし!

真:それならもう先手を打って田中さんと仲良くなっとけば!?

鶴:は!?

真:「音漏れくらいしょうがないなあ」って思われるくらいの仲になっておけば田中さんのことを気にしないで映画楽しめるだろ!
  むしろ借りてきたDVD一緒に観れば!?

鶴:何で俺50過ぎたおばさんと親交を深めなきゃいけねえんだよ!!

真:あ、田中さんおばさんだったんだ!?てっきり人相の悪いおじさんかと思ってたわ。

鶴:それよりそんな態度を取って田中さんが調子に乗って、俺に対する防音に全く気をきかせなくなったらどうするんだよ!?

真:お前の生活音もある程度うるさくしても大丈夫になるんだからいいじゃねえか!痛み分けだろ痛み分け!!

鶴:うるさい部屋が2つ並んでたら1階の住人から文句言われるだろうが!!二人とも大家さんから追い出されることになるぞ!!
  ・・・やっぱり隣のレンタルビデオ屋じゃなくなるじゃねえか!!同じ失敗を何回繰り返すんだよ!!

真:・・・じゃあアクション映画諦めてホラー映画観ろよ!!ホラーならある程度音量小さくても臨場感伝わってくるだろ!

鶴:何が楽しくて一人暮らしでホラー映画見ないといけないんだよ・・・。

真:意外といいものかもしれねえだろ!平気でバッドエンドとかもある映画もあるし!
  結末がどうなるのかが分からないって言う意味では普通の映画よりもワクワクして観れるんじゃねえの!?

鶴:映画の恐怖のあまり俺が夜眠れなくなったらどうするんだよ!サンバのリズムで歌って踊りながら観ればいいのか!?
  ・・・やっぱり下の住人から怒られるだろうが!!

真:一人で何言ってんの!?サンバとか提案してねえから!その方がアクション映画見るより迷惑だわ!
  大体ホラー映画なんてどうせ嘘だと思って観れば怖くねえだろ!!

鶴:借りるのを勧めておいてその発言はダメだろ!?
  ってかそういう人さえも怖がらせようとして作ってる映画の制作委員会のこと舐めすぎだろ!
  それを生業としているプロ集団が撮影したんだっての!!

真:じゃあ普段からちょっと怖い体験しておいて映画に対して耐性を作っておけば!?

鶴:耐性!?何でホラー映画見るために下準備がいるんだよ!?そもそもちょっと怖い体験をしとくってどういうことだよ!?

真:例えば夜に誰もいない廃屋を訪れたり、使われなくなったいわくつきのトンネル入ってみたりして実際に怖い体験しておけよ!
  保険かけとけば映画の演出なんて怖くなくなるだろ!!

鶴:俺はDVD借りるためにホラースポット巡るのか!?
  っつーか恐怖心をなくす前に俺が廃墟の悪霊に憑りつかれたらどうしてくれるんだ!?

真:本物に憑りつかれたんだったら映像の中の幽霊なんて怖くねえだろうが!どっちに転んでも勝ちなんだよ!!

鶴:悪霊が憑りついた時点で人生負けじゃねえか!!
  それ以前に心霊現象が起きなくても廃屋への侵入を人に見られて警察に通報されたらどうするんだよ!?
  使われていないトンネルも単に危険だから通れないだけで、俺が入った瞬間に天盤が落ちてくるかもしれないじゃねえか!

真:・・・警察の威圧的な取り調べとかトンネルの手抜き施工とか怖い体験できるだろ!!

鶴:求めてる怖さと違う!!人間の方がよっぽど怖い!!
  そもそも恐怖心を克服するまで廃墟めぐりしてたらに店のキャンペーン期間終わるじゃねえか!!
  心霊スポット以外でどうにかしろよ!!

真:・・・滝行でもしろや!!

鶴:・・・えぇ!?

真:ホラー映画だけじゃなくて滝行すればもろもろを一発で解決だろ!!全部邪念とか煩悩とか取っ払え!
  達観したら怖いものなしになれるわ!!

鶴:そこまで!?滝にあたったことによる効果そこまである!!?

真:隣人トラブルも怖がってるんだろうけど滝行すれば田中さんの人相の悪さ怖くなくなるわ!!
  何だったら一緒に滝行に行けばいいじゃねえか!

鶴:大して親しくもない奴と滝行行けるか!!って言うか親しい奴でもよっぽどじゃなきゃ滝行は行かねえよ!!
  おばさんを滝にぶち込むのも気が引けるし!!

真:店員からの視線も怖くなくなるって!!何だったら一緒に滝行に行けばいいじゃねえか!

鶴:店員と!?知り合いでもねえのに行けるわけねえだろ!!
  っつーか滝行に誘えるくらいの仲だったら堂々と恋愛映画借りれるわ!!

真:海外テレビドラマを借りても通しで1シリーズ見れないことを怖がってるけどもうそんなのどうでもいいだろ!!
  何だったら・・・一緒に滝行に行けばいいじゃねえか!

鶴:・・・誰とだよ!一緒に行けって言うんだったら誰と行くのかを提示しろよ!!

真:行く相手いねえんだったら俺が一緒に行ってやるから!!近くの山の滝に二人で行こう!!

鶴:お前今回の件に関係ねえだろ!
  そんでさっきから簡単に滝行に行けって言うけど素人だけで行う滝行の危険性分かってんのかよ!!

真:あぁ!?

鶴:確かに滝壺で気合を入れると雑念は薄まるし精神統一はしやすいよ!!
  でも体力を消耗した際に転倒してそのまま滝壺に飲まれるかもしれねえじゃねえか!!
  それに相手は自然だから!!滝の上から流木や石が落ちてくる可能性があるんだぞ!?
  どちらのパターンになったとしても命にかかわる事態になるだろ!!!
  山奥で救急隊員の到着が遅いという意味ではアパートが火事になるのより危険だからな!!!

真:滝行に関してもめっちゃ怖がってるじゃねえか!!
  ・・・まあ、死の淵をさまようって言うこの上ない恐怖体験できるからこれでホラー映画も怖くなくなるだろうが!
  お前みたいなやつは1回死にかける位がいいんじゃねえのか!?ケッ!!

鶴:ホラー映画よりなによりお前が怖いわ!!死にかけるぞ!俺、死にかけるぞ!!!

真:・・・じゃあもう、その時の恐怖体験を怪談調で喋れば!?それをDVDにして売り出せよ!ポスト稲川淳二として活躍できるよ!!

鶴:何で店に商品を提供する側になってんだよ!!?滝行で死にかける可能性消せてねえし!
  ・・・ってかお前稲川さんの芸能人としてのスペックの高さ見くびるなよ!!!

真:ここでもキレんのかよ!?

鶴:一般的には怪談話のプロフェッショナルとみられているけどタレントとして体を張って罰ゲーム受けたりしてんだよ!!
  あとかなりの確率でファンレターの返事を出す人柄の良さも併せ持ってるんだからな!?
  それにバリアフリーに関する講演を開いたり、一級建築士の資格も持っていてデザインの分野にも明るい人なんだぞ!?
  怪談を2、3個持ってるからって簡単に後釜を狙えとか言ってんじゃねえよ!!!

真:じゃあもうイナジュンの怖い話全巻借りればいいだろ!!!あとそういう関連のDVD借りろや!
  人柄を良くする自己啓発DVDと、バリアフリー促進のDVDと、映像で学ぶ一級建築士と!!!
  気分転換にもなるし知識も増えるだろ!資格も増えるし!

鶴:まず二級から借りさせろや!

真:何だっていいわ!!堅実に二級から取りに行きたいとかその心構えは知らねえよ!!!

鶴:・・・っつーか本気で稲川さんの後継者目指すんだったら心霊スポットはむしろ行くべきだろぉ!!
  結局お前は俺を稲川淳三にしようとしてるだけじゃねえか!!!!

真:あれって数が増えていく芸名じゃないから!!先代の稲川淳一さんとかいねえから!!!

鶴:DVD借りる前に廃墟と滝行に行って、憑りつかれて生死の淵をさまようかもしれねえんだろ!?
  何週間か入院して、アパート自体にも帰れないから、拠点がレンタルビデオ屋の隣でもなくなる・・・!
  ってか何処にも行けない!!サンバも踊れない!店員にも店長にも、何よりも山田さんにも会えない!!!・・・どう思う!?
  俺がこんな状況に陥ったらぁ!!

真:何よりもって・・・何でサンバと山田さんに未練があるんだよ・・・まあお前とこうして漫才ができなくなるのが一番辛いこt

鶴:キャンペーン期間終わるだろうが!!!!

真:結局そこか!!!?いい加減にしろ。

二人:ありがとうございました。


Pゲート
No.012 幽鬼弁天
お願い☆ティーチャー
月宮:月宮です。
星影:星影です。
2人:清く正しく美しく。幽鬼弁天です。
月宮:そういえば私たちが高校の時、熱血教師っていませんでしたよね。
星影:そうですねぇ。
月宮:・・・って、女性熱血教師っていませんよね!?
星影:GTO、熱中時代、スクールウォーズ・・・。男性ばっかりだ。
月宮:なんか後の2つやたら懐かしいやつ混ざってるけど。確かに男性ばっかりですね。
星影:ごくせんは女性ですよね。
月宮:ヤンクミかぁ・・・。懐かしい。
星影:でも、それぐらいしかないですよね。
月宮:ところで・・・さっきの話、金八どうした。
星影:忘れてた。
月宮:というわけで、早速ですが私たちで熱血教師やってみましょうか?
星影:じゃあ私が担任で、月宮さんが副担で。
月宮:生徒役どうした。
星影:私たちが創造するんですよ!
月宮:どっちかがやろうよ!!
星影:じゃあ、私が生徒役で。
月宮:それでは参りましょうか。

星影:幽鬼弁天の。
月宮:お願い☆ティーチャー。
星影:高校編。

月宮:あーあ。今日も授業だりーな。
星影:おい!レディース!!
月宮:一昔前の女性暴走族かよ。
星影:なにサボっているんだ?
月宮:暇なんだよ!!
星影:暇か。そうか・・・。
月宮:だからさっさと行ってくれよ!!
星影:あーん?
月宮:なんだよ。
星影:とりあえず、たばこ吸ってないから安心したわ。
月宮:未成年だから当たり前だろ?
星影:法律には勝てないよな。
月宮:当たり前だよ!!
星影:その分お前はいい人間だよな。
月宮:勉強しないやつがか?
星影:他の学校の生徒と喧嘩しないし。
月宮:力には自信が無いんだよ!
星影:無遅刻無欠席だし。
月宮:早退はいくらでもするけどな。
星影:基本的に小銭しか持ち歩かないし。
月宮:そこ、人間性と関係あるか?

月宮:ちょっと待って?
星影:どうしました?
月宮:私のマイルドヤンキー設定何?
星影:あまりとげとげしさを出しても。
月宮:勉強以外は完全に普通の生徒じゃない?
星影:とりあえず、続き行きましょう。

星影:だけど、勉強しないとな・・・。就職出来ないぞ?
月宮:就職か・・・。
星影:いつまでも、ヤンキーっぽいことしてるのか?
月宮:もはや、ヤンキーじゃないって認めたよね。
星影:だが・・・とりあえず何とかしろ。
月宮:勉強以外ないじゃないか。

星影:夏休み。

月宮:先生。
星影:どうした!?最初から、お前ヤンキーグループに入っていなかっただろ?

月宮:私、ぼっちかよ。
星影:したかったんです、そういう設定に。

月宮:妊娠・・・。
星影:したのか?
月宮:してないですよ?
星影:そうか・・・。してないのか・・・?
月宮:なんでがっかりするんですか?
星影:熱血教師のドラマだとあるあるじゃないですか。
月宮:あるあるを持ち込まないでください。
星影:私はしたんですよ。
月宮:したんですか!?
星影:したよ。
月宮:何ヶ月ですか?
星影:4ヶ月。
月宮:じゃあ・・・卒業式には・・・?
星影:でれるよ?予定が2月だし。
月宮:間に合うのかよ!

星影:そして卒業式。

星影:卒業おめでとう。
月宮:出産おめでとうございます。
星影:いつかどこかで。
月宮:はい。

月宮:あ、終わりました?
星影:はい。
月宮:ほとんどあなたの出産までの物語ですよね?
星影:そうですか?
月宮:そうですよ。
星影:でも、更正よりも出産の方がドラマティックじゃない?
月宮:もういいです。
2人:ありがとうございました。


Pゲート
No.013 土産のメイド
唾液
主人:どうも〜! 土産のメイドです、お願いします〜!

メイ:お願い致します。

主人:実は我々、主従関係コンビで漫才やってまして。俺がご主人様で、こっちの無表情がメイドのメイって言うんですけどね、

メイ:コント『正月にモチ詰まらせるクソジジイ』

主人:俺も彼女もハタチなんですけど、こうやってメイド服まで着てるリアルメイドを雇っているのには訳がありまして、

メイ:ウヴォエェェ

主人:実はひぎゃああああ! つめたい!

メイ:(ビッチャビチャ ビッチャビチャ)

主人:うおおおおい何してんの!? 何してくれてんの!?

メイ:ご安心ください、胃液ではございません。唾液の分泌量にはいささか自信がありまして。

主人:「胃液だから不安」とかじゃねえよ! ていうかどこに自信持ってんだお前は!

メイ:飛ばねぇブタはただのブッダだ、と申しますので。

主人:養豚場釈迦だらけじゃねえか。つーかだから何なんだよ。

メイ:唾液かないメイドはただのメイド。

主人:だえかないって何だよキモい造語すんな。ただのメイドでいいわ、そんなもん。

メイ:よくおっしゃいますね、私の唾液をそのようにたっぷりと服に染み込ませておきながら。

主人:お前が吐いたから服にかかったんだろが! 好きで染み込ませるか!

メイ:どうせその服を私に洗わせようなどと思っていらっしゃるのでしょう。

主人:思ってるよお前のせいだしお前の仕事だよ! だいたいメイドと唾液に何の関係があるんだ……。

メイ:何の関係もあるわけないでしょう、この体液フェチ。

主人:殺すぞお前!

メイ:冗談はさておき、コントの設定なので吐くマネをしただけでして。

主人:マネで唾液ぶちまけんなよ。ていうか勝手にコント始めるんじゃねえ。

メイ:コントが駄目となると、ご主人様の人間性を攻撃するぐらいしか出来ませんが。

主人:駄目じゃなくて勝手にやるなって話……おい待て、俺の人間性のどこが悪い。

メイ:ご主人様は金で女に家事をやらせるクズではありませんか。

主人:それがてめーの仕事だっつってんだろ!

メイ:隙あらば私の体液を摂取しようとしますし。いくら脳味噌が昆虫並みとはいえ行動まで虫ケラ以下だとは。

主人:ねえお前は俺のメイドだよね? 俺がご主人様だよね?

メイ:そこまでお忘れですか?

主人:お前に確認してんだろーが! 敬え! 俺! ご主人様! 敬え!

メイ:そういう訳で、毒で他人を操る一族の話に戻るのですが。

主人:聞 け よ ! 一ミリもしてねえわそんな話!

メイ:まったく何なのですか先ほどから。何様のおつもりですか。

主人:てめぇのご主人様だよぉ!

メイ:はあ、喪主人様。

主人:ごしゅぅぅ! ご・しゅ・じ・ん! なんでお前の葬式上げてんだよ俺は!

メイ:モシュりたい年頃なのかと思いまして。

主人:モシュらねえよ! モシュるって何なんだよ!

メイ:モシュモシュ? 周富徳〜?

主人:急に平野ノラぶっ込んでくんな! 似てねえし!

メイ:レミの方ですが。

主人:だから周富徳だったのかよ! だからって言うのもおかしいけど!

メイ:モシュー富徳。

主人:うるせえよ!

メイ:いい加減本題に戻ってよろしいですか。

主人:こっちの台詞だボケェ! ああ疲れた……つーか本題ってどこなんだよ。

メイ:毒で人を操る……

主人:絶対そこじゃねえよ! 話広がんねーだろ!

メイ:ああ、脳味噌がギョウ虫並みの件。

主人:寄生虫まで堕とすな! 昆虫! いや昆虫でもねえけど!

メイ:あっ。

主人:何だよ?

メイ:昆チュウ富徳。

主人:クソが、クソが!

メイ:ふふふ。

主人:いやー思い付きましたみたいな顔すんな! 「あっ」じゃねえんだよ!

メイ:あとはコントの件ぐらいしかありませんので話は終わりですね。

主人:それだよ! それでいんだよ終わらせんな!

メイ:コント『きなこ餅なら大丈夫だと思った正月のジジイ』

主人:待て待て勝手にやんなって言っただろ! あとマイナーチェンジすんな! どうせ無理だろ!

メイ:ウヴォエ

主人:吐くな! ほら無理だ!

メイ:では違うものを。コント『ジジイのGパン地味な時間』

主人:見たくねえー! ていうかジジイ縛り何なんだよ!? あと無駄に韻を踏むな!

メイ:コント『バアさんやワシのメガネを知らんかのう』

主人:かけてるヤツ! どうせ頭の上にかけてるヤツ!

メイ:コント『そうだった……バアさんは去年肺炎で……』

主人:うわああ急ハンドル切ってきたぁ! 切ねえー!

メイ:コント『俺のジジイは一生独身だったくせに脳内嫁設定がリアルすぎる』

主人:バアさん妄想の産物だったのかよ!? ていうか独身だったら子孫いねーだろ誰目線だよ! もういい止めろ!

メイ:コントをやれと仰るからわざわざやって差し上げましたのに。

主人:違うわ! 話! コントの話をしろっつってんの!

メイ:まだ唾液の話をするおつもりですか?

主人:おつもりじゃねえよ! これ以上何の話もねえだろが!

メイ:そうでもありません。ご主人様、私の料理は最高だと思いませんか?

主人:何だよ急に。まあ確かに美味いのは認めるけど。二日ぐらい食べずにいると妙に食べたくなるし。

メイ:ということで、毒で他人を操る一族の話に戻るのですが。

主人:は?

メイ:日々ご主人様にお出しする料理には一服盛っておりまして、すでに私の料理なしでは禁断症状が出るお身体に。

主人:えっ? えっちょっと、毒の話マジだったの!? つーか何してくれてんの!?

メイ:その毒というのが私の唾液でございます。

主人:てめえ何してくれてんだよ!? 毎食てめえの体液を俺に摂取させてたのか!?

メイ:ちなみに禁断症状が進むと唾液と鼻水が入れ替わります。

主人:ウヴォエェ 想像しただけでウヴォエェ

メイ:まあ新鮮な唾液を摂取すれば毒効果をリセットできますが。ああちょうど良いですね、床の唾液和えでございます。どうぞ。

主人:床を料理に見なすな! てめえ責任取ってキスさせろ! 唾液よこせオラぁ!

メイ:当て身。

主人:はぐっ!

メイ:とうとう本性を現わしましたね。唾液にかこつけて私にキスを迫るとは。毒の件は冗談にございます。

主人:う、うぐ……お前なあ、自分で冗談言っときながら俺に攻撃するんじゃねえ!

メイ:では攻撃した責任を取りますので毒関係なくキスしていただいても構いませんよ。

主人:し、しねーよバーカバーカ。

メイ:まったく素直じゃないですね。そんなことではジジイになったとき正月に餅が詰まっても助けてあげませんよ。

主人:いやいつまで俺のメイドやるつもりだよ。

メイ:ご主人様が喪主人様になるぐらいまでですかね。

主人:気の長い話だな。俺に世話焼かせるんじゃねーよ、お前が俺の喪主やりやがれ。

メイ:では今夜のお食事から本当に私の唾液を……ああ、別の液の方がよろしいですか?

主人:液言うな唾液も入れるな! いい加減にしろ! どうも、ありがとうございました〜!

メイ:失礼致します。


Pゲート
No.014 比叡山
京都
宇治:比叡山です。よろしくお願いします。

先斗:旅行に行きたいな。特に京都。

宇治:確かに。京都は風情があっていいですね。
   僕は京都が大好きなので、京都について簡単に絶命させてください。

先斗:絶命は簡単にしたらあかんよ。説明してください。

宇治:仮定より∠bac=∠edc。また仮定よりcはadの中点。
   また対頂角は等しい。
   以上より、一辺とその両端の角が等しいので三角形bacとedcは合同である。

先斗:それは数学の証明だわ。そしてしてほしいのは京都の説明だわ。ボケ。カス。

宇治:まずは街並みですね。京都の街並みはまるで鎌倉のようですね。

先斗:鎌倉の街並みが京都みたいは誉め言葉。
   京都の街並みが鎌倉みたいは悪口。

宇治:合同の三角形に相似っていうのは褒め言葉で
   相似の三角形に合同っていうのは悪口みたいな。

先斗:それとこれとは全く違う。

宇治:あと京都にはお寺が一杯ありますよね。

先斗:確かに。

宇治:まず、ウェストミンスター寺院、清水寺、金閣寺。

先斗:その、三段落ちの逆はなんだよ。

宇治:あと銀閣寺、銅閣寺、ブロンド閣寺、ダイアモンド閣寺、昼御飯は各自

先斗:どれに突っ込めばいいのさ。

宇治:ウェストミンスター閣寺。

先斗:ウェストミンスターは京都じゃないからな。

宇治:サイン、コサイン、タン寺ェント

先斗:そんなカオスな寺はねえよ。

宇治:まぁ、あと御飯は美味しいですよね。僕、よく行くイタリアンがあるんですよ。

先斗:イタリアンかよ。湯葉食え。



宇治:いらっしゃいませ。京イタリアンのお店、 Parco dei Deerへようこそ。

先斗:急にコントはじめんなよ。
   すいません。 Parco dei Deerって何ていう意味なんですか。

宇治:鹿の公園です。

先斗:奈良だわ。

宇治:おまたせしました。こちら前菜の「九条葱と兎のアスパラベーコンみたいなやつ」です。

先斗:良い食材なのにタイトルがクソ。

宇治:おまたせしました。こちらサラダの「奈良よりも何倍も観光客が多い京都で採れた野菜のサラダ」です。

先斗:サラダの情報量が皆無かよ。

宇治:こちらスープの「鹿の尿」です。

先斗:鹿の尿!! 奈良だし!!

宇治:こちらパンの「パンジェント」です。

先斗:タンジェントみたいに言うなよ。

宇治:こちらメインディッシュの「近江牛のポトフの宇治抹茶ソース添え」

先斗:ちゃんと料理かよ。近江牛は滋賀だし。

宇治:こちらデザートの「東京ばな奈」です。

先斗:東京ばな奈!? 東京土産のあれ?

宇治:はい。東京土産のあれどすえ。

先斗:急にどすえるなよ。

宇治:お会計は8^4円です。

先斗:4096円ってスッと言え。




宇治:みたいなね。
   あと京都といえば、お土産も充実してますよね。

先斗:確かにね。

宇治:有名なものでいくと、生八つ橋、半生八つ橋、クォーター生八つ橋、1/8生八つ橋、1/16生八つ橋。

先斗:傾き1/2の1次関数かよ。

宇治:他にも京都限定お菓子とかね。僕は好きなポテトチップスがあるんですよ。

先斗:ありますね。好きなポテトチップスって抹茶味とかですか?

宇治:いいえ。粉末状にした舞子がふりかかってるんですよ。

先斗:ホラーかよ。何味なんだよ。

宇治:ガーリックシュリンプ味です。

先斗:どこにニンニクと海老の要素があるんだよ。

宇治:ここでコーヒーブレイク! こんな舞子は嫌だ!

先斗:漫才にコーヒーブレイクなんかいらねえよ。

宇治:こんな舞子は嫌だ! 可愛くない。

先斗:嫌だとか言うなよ。可愛そうだわ。

宇治: こんな舞子は嫌だ! 白粉に負けない肌の黒さ。

先斗:アフリカだけだよ。

宇治: こんな舞子は嫌だ! 粉末になりたがらない。

先斗:ポテトチップスになるために舞子になったんじゃねえよ。

宇治:紅茶ブレイク終わり!

先斗:別の飲み物お代わりするなよ。

宇治:あれ? ウェストミンスター寺院て京都じゃない?

先斗:最初から気づきなさいよ。

宇治:京都+東=東京都

先斗:なんだその意味無い足し算。

宇治:結果、この漫才を通して伝えたいことはこれです。京都は数学や算数とかと同じようなものだと。

先斗:というと。

宇治:京都には和があって、他の観光地とは差があると。

先斗:上手いのか、上手くないのか分からんけどもういいよ。
   いい加減にして。

二人:どうもありがとうございました。


Pゲート
No.015 リトルバスターズ
百山ひなせは映画を撮りたい
七瀬:はいどーも。リトルバスターズです。よろしくお願い致します。
   こっちが七瀬寛子で、隣にいるのが相方の百山ひなせです。

百山:あのー、私映画を観るのが好きでして。けっこう休みの日とかに映画館に行って映画を観たりしてるんですよ。
   だからもう私最近ちょっと本当に、映画を作ってみたいなと。そう思うようになりまして。

七瀬:あー、こじらせてんなあ。

百山:何本かアイディアを用意して、予告編みたいな感じにしてみたんで。
   おもしろそうかどうかを、チップスター寛子丸さんに観てもらいたいんですよ。

七瀬:観るのは別にいいけど、なにそのRHYMESTER宇多丸の完全下位互換みたいなやつ。

百山:じゃあまずは一本目。これは純愛映画のやつです。

七瀬:おお、いいじゃん。日本人は恋愛もの好きだからね。

百山:『それは、“真実の愛”を探す物語……』

七瀬:おお。いい感じじゃん。

百山:『“真実の愛”。誰もがその存在を知りながらも、それを手にした者は未だかつて存在しない。
    その“真実の愛”が、アフリカ南部のジャングルにあるという噂を聞きつけ、藤岡弘、探検隊が向かった!』

七瀬:もう違う。

百山:『ふじおかぁ〜〜〜〜ひろしだよぉ』

七瀬:藤岡弘、はそんなにしおかすみこみたいなテンションで名乗らない。

百山:『真実の愛を探して、アフリカ南部のジャングルにやってきたのは、どこのどいつだぁい?』

七瀬:絵面がシュールすぎて、言ってることが1ミクロンもちゃんと頭に入ってこない。

百山:『しかし藤岡弘、の行く手を阻むのは、ジャングルならではの数々の困難!』

七瀬:せめてちゃんと『アタシだよ』って言ってから次いけよ。

百山:『果たして藤岡弘、は真実の愛にたどり着けるのか!? 「恋森」今冬ロードショー!』

七瀬:恋空と一文字しか変わらないはずなのにこの野暮ったさはなんなんだろうか。

百山:……っていう映画なんですけど、どうですかセブンスター寛子丸さん。

七瀬:それ煙草の銘柄じゃねえか。

百山:これは、藤岡弘、さんにオファーがとれたら作ろうと思ってるんですけど。

七瀬:この内容で藤岡弘、さんにオファーがとれなかったら作れるわけないだろ。
   いや、これは観ようとは思わないだろ。だって恋愛映画だって言ってるのに、
   その肝心の恋愛をしているシーンじゃなく、その前段階のところばっかり描かれるわけだろ?
   こっちはドキドキしたくて観に行くのに別のドキドキばっかりになっちゃいそうで、
   テーマと客層のニーズが合ってないと思うんだよな。

百山:思ったよりガチな寸評ありがとうございます。

七瀬:頼まれたことはまじめにやる人間なんだよ。

百山:じゃあ次はそうですね……サスペンス映画とかどうですか。

七瀬:あー、いいじゃん。スリルとショックとサスペンスは日本人的に大好物だからね。

百山:『それは、“世界を崩壊させる鍵”を探す物語……』

七瀬:おっ。いいねえ。そういうの惹き込まれるよ。

百山:『物語の主人公は警視庁捜査一課の、半剤緩左内男(はんざいゆるさないお)』

七瀬:役名もうちょっとなんとかならなかったのかよ。そんな名前のやつが主人公の映画、感情移入できねえよ。

百山:『ある日のこと、いつものとおりに半剤緩左(はんざいゆるさ)が署にやってくると』

七瀬:そこまでが名字なのかよ。

百山:『警視庁捜査三課に勤める半剤緩左のデスクに、一通のビデオレターが届いていた』

七瀬:いつの間に転課したんだよ。三課って空き巣とか万引きとかを担当する課だぞ。ドラマになるのかそれは。

百山:『ビデオレターの内容は、国際手配されているテロリストからのものだった。
   テロリストの名前は、俺画悪伊矢津田(おれがわるいやつだ)』

七瀬:もうそんな名前つけられたらテロリストになるしかないじゃないあ。

百山:『下の名前は、よしお』

七瀬: 親の気持ちは、良い人に育ってほしかったんだね。

百山:『ビデオレターの中身は、地下鉄サリン事件の再来を想起させるような内容だった。よしおはこう言うのだった。
   「この大量のサリンを世界中にまき散らす。世界は終わる。ぼくちんを止めてみろ半剤緩左」と』

七瀬:一人称。

百山:『「この大量のサリンは、近所の雑貨屋で万引きしてやったぜ」そう言う彼の言葉が、捜査三課の半剤緩左の逆鱗に触れた。
   これは挑発だ。絶対にこの男を逮捕して、万引きの贖罪をさせてやる、と』

七瀬:ポイントはそこなのかよ。
   ていうかそれよりも先にそんな大量のサリンを普通に店先に置いているという近所の雑貨屋を摘発しろよ。

百山:『今冬、日本中が震え上がる。
   ――「大量サリン万引き王子と、一課から三課へ転課したところでちょっといいとこ見せときたい僕」。COMING SOON…』

七瀬:あー、日本の映画の駄目なとこ出た。サスペンス映画という最悪な食い合わせで食卓に上がってきた。

百山:これはけっこう自信あるんですけれど、どうですかね? モーニングスター寛子丸さん

七瀬:もうそいつ凶器じゃん。
   そうさね。まあサスペンスというテーマ的にはいいのかもしんないんだけど、“サリンを世界にばらまく”“世界が終わる”って
   一方的に言われても、あんまりイメージできなくていまいち怖さに繋がらないんだよね。
   だから、その辺の恐怖を煽る意味で、もっと身近なテーマであるとかイメージしやすいところを
   メタファーとして寄せてくるといい感じになるんじゃないかなとは思うよね。

百山:お金をもらってるわけでもないのに長台詞ありがとうございます。

七瀬:そのちょっと刺のある言い方なんなんだよ。お前が聞いて来たんだろ。これで映画は終わりか?

百山:いえ、まだあります。次はですねえ、アクション映画をご用意致しました。

七瀬:お、いいじゃんいいじゃん、テンション上がるやつ観たいよね。

百山:『それは、“本当の強さ”を探す物語……』

七瀬:お前んとこの映画は何かを探してばっかだな。

百山:『主演! エメリヤーエンコ・ヒョードル! 助演! アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ!』

七瀬:おおっ。ビッグネームだ。

百山:『監督! ヴァンダレイ・シウバ!』

七瀬:いや、そこは別にマッチョじゃなくていいよ。

百山:『製作プロデューサー! 五味隆典!』

七瀬:お笑い番組に於ける五味プロデューサーはなんか別の意味を持ってしまうやらやめろよ。

百山:『豪華キャストが送る、肉体の限界を超えた戦いを描いた最強の一作!』

七瀬:いいじゃん。ネームバリューで観にくる層は確実にいるからね。そのへんのハートをしっかり抑えることができてれば。

百山:『「オレ、ガ、……ツヨ。イン。ダーゾ、コ、コ……コノ、ヤ、ロ?」「オマーエ。ナマ、イキナコト、オ、イテジャニジグラ」』

七瀬:ネームバリューではどうすることもできない壁があったな。

百山:『「オロ、オロ、オト、コ。ティーチ、ノ、……トゥワ、タ、……カイ」「エー、エーイ。セーサクチュ」』

七瀬:もういっそ英語で話さしてやってくれよ。観てるこっちが悲しくなってくるんだよ。

百山:『「カミ、キャミ、カーミング、スーン」』

七瀬:「COMING SOONは言えろよ。唯一はっきりと喋れるところだっただろ」

百山:これはどうですかね。もうオファーはしてあるんで、あとは返事待ちなんですけれど。

七瀬:オファーしちゃったのかよ。今すぐ謝罪のメールを送れよ。
   ……いや、これもねえ。ネームバリューありきで引っ張られすぎっていうか。肝心のストーリーがまったく分からないからさ。
   じゃあ映画として観に行きたいかっていざ言われると、そこがあんまり焦点が当てられてない感じがしてさあ。
   玄人からは嫌われるタイプの作品になっちゃってるんじゃないかなあ。

百山:寛子さんはプロレスがお嫌いですか?

七瀬:お前、今こっちが言ったことまったく分かってないだろ。

百山:まあまあ、他にもまだまだ映画はご用意しております。続いては、ミステリです。

七瀬:ミステリは難しいぞ〜? あんなもん、トリックの出来が全てを左右すると言っても過言じゃねえんだからさあ。

百山:『それは、“真犯人”を探す物語……』

七瀬:ミステリは大体そうなんだよ。

百山: 『主演、エメリヤーエンコ・ヒョードル!』

七瀬:お前ヒョードルの演技力のどこに再起用の意義を見出したんだよ。

百山:『助演女優、ヒョードル・エメリヤーエン子!』

七瀬:お前その失礼極まりない芸名の女どこで見つけてきたんだよ。

百山:『ヒョードルが演じるのは、うだつの上がらない私立探偵! 「オマエ、ノ、モーノ。ワ、オリ、ノモーノ」』

七瀬:渡した台本間違ってると思うぞ。

百山:『そんな探偵ヒョードルの元にある日、半剤緩左内男(はんざいゆるさないお)を名乗る警察官が依頼をしに現れる!』

七瀬:公開されてない映画と公開されてない映画でスピンオフをするなよ。

百山:『ヒョードル宅の近所の雑貨屋で無差別殺人が起こっており、その犯人を見つけてほしい。それが半剤(はんざい)の依頼だった』

七瀬: こっちのシリーズではそこまでが名字なのかよ。

百山:『凶器は大量のサリン』

七瀬:あの店かよ。

百山:『未だ犯人は分かっていないという』

七瀬:たぶん、よしおだよ。ビデオレター来てただろ。ポスト確認しろよ。

百山:『しかし荒事を好まないヒョードルはこの依頼を断ってしまう』

七瀬:荒事を好まないヒョードル。

百山:『そこに、探偵事務所の助手であるヒョードル・エメリヤーエン子の恋人である藤岡弘、が現れ、ヒョードルの説得を始めることとなる』

七瀬:探検隊の探していた真実の愛はそこにあったのか。

百山:『果たして、ヒョードルは事件の依頼を受けることとなるのか!?
   「ヒョードルは二度閃く」 今冬上映!!!!! ざっぱーん、東映!!!』

七瀬:東映マークはそんな自由に好きなところにインサートできるシステムじゃない。

百山:……っていう映画なんですけど、どうですかねブレーンバスター寛子丸さん。

七瀬:もう元ネタが何だったか忘れてしまうくらいには原型が無くなってるな。
   ……やっぱりだめだよ、お前に映画撮るなんて最初から無理だったんだよ。

百山:いやあ。映画って、本当にむずかしいもんですね。

七瀬:水野晴郎は帰れ。

2人:どうも、ありがとうございました。


Pゲート
No.016 生涯探究
この木なんの木?
下村:僕、学芸会の木Bみたいな役を漫才にも取り入れられたなぁと思っているんですよね。

庄野:お前が木だったら、俺は一体何したらいいんだよ!いい加減にしろ!!!















庄野:はい、どうも生涯探究です。よろしくお願いします!
   今日は相方が木になってしまいましたが、気にせず行きましょう!木だけに!!

下村:(木Bらしいハリボテ感と木Bらしい表情、まさに木Bにふさわしい存在感のなさで堂々と木Bをしている)

庄野:ね!先ほどはね、お前が木だったら、俺は一体何したらいいんだよ!なんて言ってましたけど。
   我々ほどにもなればね!相方が木になろうと気にせず漫才を続けられるんですよ!そう!木だけにね!

下村:(木B)

庄野:・・・まぁね。相方が木Bになってしまったのでね。
今日はそんなときにどうすればいいかをやっていきたいと思います。
気持ちを切り替えていきましょう!そう!木だk・・・あ、もう皆さん察してきたね!
それでは少し待っててね!







庄野:どうも木Aでーす!!生涯探究は木と木のコンビでやらせてもらってまーす!!
   ただね!同じ木だとね、違いがはっきりしないんでね。
種類だけでも覚えてもらって帰ってもらえればと思います。
どうも木Aのヤドリ木でーす!体に巻き付いていまーす!
みなさーん宿ってるー!?






庄野:返事がないぞー!宿ってるって言ったら魂だろー!!!宿ってるー!?
   かくいう自分はやどり木にね、魂、奪われそうになっているんですけどね!!

下村:(木B)

庄野:すいませんねー。ちょっと木なのにテンション高すぎましたねー。
まぁここからは木らしい漫才を展開していきますよー。

下村:(木B)

庄野:(木A)

下村:(木B)









庄野:下村ぁぁぁ!!!木ってなにするんだよぉ!「木が2つあります。」だけじゃ話は進まねぇんだよぉ!
   金八ズムくれよぉ!『「林」という字は「木」が2つ並んでますね。」』の先を答えられる金八ズムくれよぉ!
   木が2つ森林浴にもなんねぇ!マイナスイオンなんかでねぇよ!出てるのは俺の怒号だけだよぉ!!

下村:よく見切り発車でここまで来れましたね、庄野さん。何とかしたいですか。

庄野:何とかしてくれよぉ!

下村:ではコチラを。

庄野:・・・なにこれ。

下村:ビーバーです。

ビーバー:ビィィィィィィィィィィバァァァァァァァァァァァ!!!!!!

庄野:ポケモンみたいな短絡的な鳴き声やめろよ。

ビーバー:だまって俺の仕事を見ろ。

庄野:しゃべんな、進化にだって過程があるんだぞ。

ビーバー:戦争にだってルールはあるんだぞみたいなこというじゃねぇ。ビバるぞ。

庄野:ビバるぞってなんだよ。






(現在ビバタイム)



  (ビバタイム終了)



下村:どうもー生涯探究でーす。いやぁね。僕たち、2LDKでお送りしているわけですけども。

庄野:ちょっと待てちょっと待て。いろいろどういうこと?百歩譲って木から家作った流れだとするよ?
部屋からお送りってこと?それとも俺らが部屋を担当するの?
   2LとDKのコンビなのかい?デブとゴリラのコンビなのかい?

ビーバー:なんだ、そんなこともわかんねぇのかい?

庄野:お前、これから俺たちにどうしろっていうんだよ。

ビーバー:俺はダムだって作るんだぜ。今まで流れをせき止めるのなんて簡単なもんさ。

庄野:なーにやり切った感出してんだよ!ただただ、あらぬ方向に突貫工事しただけじゃねぇか!
   なーにがビバタイムだよ!!今欲しいのはこの漫才のNAVITIMEだわ!!
   もういい!もっかい漫才やり直すぞ!キーワードは「木」だぞ!木の感じ出してくぞ。

下村:(木B)

ビーバー:(木Bバー)

庄野:お前もう出なくていいわ。











2人:どうもー生涯t・・・

庄野:(バームクーヘンを持っている)

下村:(ブッシュ・ド・ノエルを持っている)

庄野:

下村:

庄野:・・・バァァァァァァァァァァム!!!

下村:ブッシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!

ビーバー:!!!

ビィィィィィィィィィィバァァァァァァァァァァァ!!!!!!






ビーバー:ハムッハムッ!!(バブビバタイム −バームとブッシュを食うビーバーの時間 新明解国語辞典より)

下村:女子力高いんだねぇ。

庄野:喰い方女子力高くないけどな。・・・じゃなくてほんと助けてくれNAVITIME−!!









  ハーイNAVITIME!!

  ところで、皆さんはお気づきだろうか・・・この漫才にはずっと「木C」が存在したことを・・・
  俺たちが立っている「舞台」。
  確かに存在感は「演者」の方が際立つ。しかし、「演者」を支えているもの、「演者」を際立たせるもの。
  それが「舞台」。
  「彼」は全うしたのだ。自身が「木」であることを。「何気ない存在」ながらしっかりと役割を果たし、
「他のものを生かす存在」であることを。


下村:以上「舞台」、新明解国語辞典より。

庄野:そんな辞書あったら熟読するわ。



Pゲート
No.017 メリースリー
漢字ドリル
ケイ:どうもーメリースリーです!よろしくお願いしまーす!

キミ:俺は怒りに燃えている?

シン:知らんわ。何で尋ねた。

キミ:いや、俺は怒ってるんだよ。実はな、俺ドリルを作ったんだよ。あ、漢字の書き取りとかのだぞ。人を貫くほうじゃなくて。

シン:そっちのドリルも人を貫くのが目的じゃねえよ。てか、なんでそんなもん作ったんだよ。

キミ:漢字ドリルって、子供に漢字を覚えさせるために買うから需要があるんだよ。学校でも取り入れられてるしな。
   そこで、その需要を狙って斬新で画期的な漢字ドリルを考えて、一獲四金を狙おうとしたんだ。

シン:せめて千金を狙ってくれよ。

キミ:そしたらなんだよ!「うんこ漢字ドリル」なんでものが発売されてさ!

シン:あー、あれか。あれは確かに話題になったな。

キミ:せっかく俺が一生懸命斬新なドリルを考えたのに、うんこなんて強力兵器を出されたら勝てねえじゃねえかよ!!
   「刀の 先っぽに うんこを つけて たたかう男。」とか書かれててよ!!最強の脱糞だよ!!

シン:うん、まあ残念としか言いようがない。

キミ:こうなったら弔い合戦だよ。インパクトで勝てないのを承知で、ここで紹介したいと思いますよ。

シン:え?うんこ漢字ドリルよりも弱いドリルを今から見せられるの?

キミ:そうだよ。

シン:俺MM−1諦めてサウナ行くわ。

ケイ:待ってよ!うんこ漢字ドリルよりも弱いとは限らないよ。私が解いてみるから、紹介してよ!

シン:お前漢字の読み書き苦手だろ。

ケイ:そうだよ?でも、キミくんの考えたドリルで上達するかもよ?
   確かにうんこ漢字ドリルは人気があって考えられているけど、キミ君のドリルのほうがうんこ漢字ドリルよりもすごいかもしれない。
   だから、私はうんこ漢字うんこドリルのうんこな勢いに負けていないと信じて、うんこじゃない漢字ドリルにうんこ向き合ってうんこみせる!

シン:無駄にうんこ増殖させんな。最後誰に見せてんだ。

キミ:二人とも…!よし、分かった!二人とも、オレのドリルに向き合ってくれ!!

シン:いや、俺はサウナ行ってフルーツ牛乳飲みたいんだって。

キミ:二人に紹介したいドリルは、ずばり「ネクタイピン漢字ドリル」。

シン:本当に弱い。弱すぎて逆に意味が分からん。

キミ:うんこ漢字ドリルは、ああ見えても新学習指導要領に対応してて、覚える順序もしっかりしている完成度の高いドリルだよな?
   しかし!俺のネクタイピン漢字ドリルも新学習指導要領に対応、覚える順序もしっかりしてるぞ!

シン:まず、うんこ漢字ドリルがちゃんとしてることに感心してしまうからね。ネクタイピンのほう弱すぎて「ふーん」レベルだよ。

ケイ:その「ネクタイピン漢字ドリル」を私が解くんだね。

キミ:そうだ!早速行くぞ。まずは読み問題だ。『 』の中を答えてくれ

   【一『円』玉に、ネクタイピンが 500本 刺さっている。】

シン:状況。おい、状況よ。

キミ:文章のインパクトではうんこ漢字ドリルには負けるが、頑張って考えた。

シン:正直、意味不明さでは勝ってると思う。

ケイ:【一『円(まる)』玉に、ネクタイピンが 500本 刺さっている。】

シン:ナチュラルに間違えるんじゃない。

キミ:じゃあ、次に行くぞ。

   【『歯』を磨いて、ネクタイピンを となりの家の プリウスに 投げつけてから 寝る。】

シン;なんだこのドリルの中の破天荒な住民は。

キミ:新学習指導要領に対応してるぞ。

シン:人としてのルールに対応しろ。

ケイ:【『歯(とめこめコ)』を磨いて、ネクタイピンを となりの家の プリウスに 投げつけてから 寝る。】

シン:漢字をバラすんじゃない。

キミ:次はちょっと難しくするぞ。

   【ネクタイピンを すりおろして 水にとかし しんじゅく駅の かいさつに ぶちまける 『癖』が なおらない。】

シン:常習犯かよ。治してサイコくん、お願い。新宿駅避けると不便なのよ。

ケイ:【ネクタイピンを すりおろして 水にとかし しんじゅく駅の かいさつに ぶちまける 『癖(くそ)』が なおらない。】

シン:くせだよくせ。うんこのほうに寄っちまうわ。

キミ:じゃあ次は書き取りだ。( )の中の読みを読んで、漢字を書いてくれ。

   【きれいな 馬(たい)の 馬だ。ああ たてがみに 大量の ネクタイピンを 絡ませたい。ぐわしゃ ぐわしゃ ぐわしゃー。】

シン:必要ない文章が狂いすぎて問題が霞んでんだよさっきから。

キミ:俺はうんこ漢字ドリルの作者、古屋”ボラギノール”雄作に勝ちたいんだよ。

シン:うんこ関連のミドルネームいらん。普通に古屋雄作さんと呼べ。有名な脚本家だからな。

ケイ:【きれいな 馬岱(たい)の 馬だ。ああ たてがみに 大量の ネクタイピンを 絡ませたい。ぐわしゃ ぐわしゃ ぐわしゃー。】

シン:馬体だよ馬体。そっち三国志。魏延を斬ったやつ。

キミ:【わしをころせる ものが あるか】

ケイ:【ここに いるぞ】

シン:ドリルのルールは守れ。そっちは横山光輝ドリルでやれ。

キミ:次はこんな問題だ。

   【ネクタイピンを すばやく うごかし、 うんこに 切れ目を 入れる。それが 正社員の (やくめ)だ。】

シン:退社しろ。転職しろ。indeedで検索しろ。
   お前もうんこのほうにしっかり乗っかってんじゃねえよ。

キミ:違うんだよ!一部こういう問題を考えてたら、あっちが一色うんこで染めたんだよ!

シン:その時点で向こうの勝ちだよ。

キミ:古屋”ストッパ”雄作めー!

シン:薬で攻めるな。

ケイ:【ネクタイピンを すばやく うごかし、 便(うんこ)に 切れ目を 入れる。それが 正社員の やくめだ。】

シン:( )を人事異動させんな。女がうんこをターゲットにするんじゃない。

ケイ:原宿の最近のトレンドはうんこでしょ?

シン:お詫びいたします。

キミ:次はこれだ。さあ、解けるかな?

   【お(ぼん)には きゅうりや なすに ネクタイピンを さして かざる 風習がある。これを 精霊馬という。
    そういえば とうさんも 自分の 使わなくなった ネクタイピンで 精霊馬を 作ってたっけ。
    とうさん 元気かな? ネクタイピンを つなぎあわせて 釣り竿にして 70cmの ギガバスを釣った とうさん。
    ネクタイピンを きらいな上司の 頭にさして 脳を操り 会社の金庫を開けさせた とうさん。
    目をつぶると とうさんの声が きこえて 来るようだ。


    「お前、実家に住んでるだろ」


    吹き抜ける、夏の風。】









シン:お前の目的は何だ。

キミ:正しい漢字教育だ。

シン:片腹が痛いです。

ケイ:(泣)

シン:どこに感極まる要素があった。

ケイ:ギガバス釣れて、よかったね…!

シン:そこかよ。俺は全国のバスアングラーがキレないか心配だよ。

ケイ:えーと、問題はっと…。【お便(ぼん)(略)】

シン:泣いた割には丸ごとカットしてんじゃねえか。またうんこに寄せてるしよ。

キミ:ここで漢字の豆知識。精霊馬は「しょうりょううま」と読みます。

ケイ:へー!知らなかったー!

キミ:(どや)

シン:「俺ちゃんと子供の学を深める配慮もしてるでしょ」みたいな顔してんな。

キミ:さあ次の問題だ。今度はちょっと難しいぞ。

   【秋の陽と ネクタイピンと 赤うんこ】

シン:読み書きどこにぶっ飛ばしたんだよ。なんだこの夏井いつき先生が激怒しそうな俳句は。

キミ:そんなことはないだろう。夏井せんせー!

ケイ:はい、これは素晴らしい句が誕生しましたね!

シン:訴訟確定。

ケイ:見てくださいこれを!「秋の陽と ネクタイピンと」と、「と」で調べを作ってますね。
   これは情景がはっきりと見えますね。「秋の陽と」で、秋の夕日を思い起こさせて、「ネクタイピンと」で夕日に照らされるネクタイピンが浮かぶ。
   そこに「赤うんこ」ですよ!赤いうんこということは、夕焼けのうんことすぐに浮かびますね。
   これは、夕焼けの情景をしっかり浮かべつつ、ネクタイピンが輝く様子と、うんこのこうばしい香りが立ち昇ってくるようでしょう。
   素晴らしい句です!直すところはありません!

キミ:見事、才能アリーーーー!!!

シン:俺らTBS出禁だな。

キミ:まあこんなところだ。これで、ネクタイピンを通して漢字を覚えられる出来になっているはずだ。

シン:正直、ネクタイピンいらんからね。それに付随する文章がサイコの海に浸かってんだよ。

キミ:ちなみに、今回のケイちゃんの点数は43点だ。うーん、いまいちだな。

シン:あの回答のどこで加点された。

ケイ:うーん、文章は楽しかったけど、あまり漢字を覚えられる感じじゃないなー。
   あ!そうだ!漢字の読み書きを抜いて、ネクタイピンの文章を並べるドリルっていうのはどう!?

シン:それドリルじゃない。ただの発狂語録。

キミ:それじゃダメなんだよ!俺は、漢字ドリルとして世に出して、子供たちに楽しく漢字を覚えられるようにしたい!
   そして少しでも古屋”キミエホワイト”雄作に食らいつきたいんだ!!

シン:キミエホワイトはシミそばかすの薬だよ。うんこの流れに巻き込むな。

ケイ:キミ君、大丈夫!斬新な漢字ドリルがなくても、子供たちは楽しく漢字を覚えていけるよ!
   行き詰ったときも、うんこ漢字ドリルがある!キミ君はただ、ひれ伏されながら漢字の繁栄を願おう?

キミ:け、ケイちゃん…!!

シン:ただの敗北宣言だからねそれ。

キミ:そうだな…。俺はネクタイピンと漢字にとらわれていたみたいだ…。ネクタイピン持ってないのに。

シン:持ってからとらわれろ。

ケイ:じゃあ、最後はキミ君がこの読みを答えて終わりにしよう?

   【それでは、私たちの『漫才』を終わらせていただきます。】

キミ:ああ…分かった。




   それでは、私たちの…えっと…あれ?めん…もん…えーと『漫才』をバラバラにして…シ…ひ…よん…また…さい……。



   しひよんまたさい…?




   しひよんまたさい…。








   ひえたはっぽうさい!!!!!!!!!!!!



   【それでは、私たちの『漫才(ひえたはっぽうさい)』を終わらせていただきます。ドクタケ忍者隊、出陣!!!】



シン:お前は月刊ポピーからやり直せ。


Pゲート
No.018 破壊されるべきオブジェ
未来予想図
ぺる子「よろしくお願いします。すみませんね、業務用のハンバーグのたねみたいの連れてきちゃって」

肉塊「僕ね、将来の目標があるんですよ」

ぺる子「凄いわ肉塊くん。いつ瓦解が始まってもおかしくない身体で未来のことを考えるなんて」

肉塊「国会議員になりたいんです」

ぺる子「いいこと肉塊くん。百歩譲って」

肉塊「百歩ってどのくらいですか?僕は這いずって移動するから判らないんですよね」

ぺる子「障害持ってるクレーマーの考え方やめてよ。私だって無い羽を伸ばしたりするわ」

肉塊「人間は、いつ羽を失ったんでしょうね…。」

ぺる子「そんな話はしてないのよ。万一被選挙権を得たとしても、当選するわけないでしょって言いたかったの」

肉塊「僕としても徒手空拳でいくつもりはなくて」

ぺる子「手の言葉はいいの?」

肉塊「まずは日本肉塊党を結成して」

ぺる子「肉塊が寄り集まったら党じゃないわよ。一つの大きなそれよ」

肉塊「掲げるマニフェストについて話していいですか?」

ぺる子「そういう問題じゃなくて、誰も赤いねるねるねるねみたいなのに地元を背負って出てほしくないはずよ」

肉塊「そうですかね、注目されて町おこしに使えると思いますよ」

ぺる子「肉塊くん、例えばさ、甲子園に肉塊の高校が出たら地元の人たちはどう感じると思う?」

肉塊「校歌を歌うときどうするんだろう?ですかね」

ぺる子「私も気になるけども。じゃあ肉塊云々は抜きにしても、地盤も鞄もないあなたがどう当選するつもりなの?」

肉塊「地盤もカバンも無いけど、僕には吸盤があるから」

ぺる子「うーん、この先を聞きたくなくなってきたわ」

肉塊「僕の体の一部を散布することによって、吸着した人間の精神をある程度操れるんだ」

ぺる子「明らかに日本国の危機なのだけど、現行法で裁けるのかが頭の痛いところね」

肉塊「それで国会に入った後の話なんだけれども」

ぺる子「しかも立法機関に入り込もうとしてるわ」

肉塊「僕はかつて人だったものに人権を与えるために戦うつもりだよ」

ぺる子「そういえばマニフェストを聞いてなかった。海外から核を受け入れないのにポークチョップのクリーチャーを受け入れるのかって言われるわよ」

肉塊「ちょっと!ヤジをやめてください!」

ぺる子「ただの悲鳴かもしれないわよ。だいぶ見慣れるまで時間かかるから」

肉塊「あっ!水をかけないでください!」

ぺる子「なんで松浪健四郎がいまだに居るの」

肉塊「ボコボコボコボコ!ほら、化学反応して際限なく膨張するじゃないですか」

ぺる子「迷惑すぎる。世界一メジャーな物体をよく今まで避けてこられたわね」

肉塊「いや、不純物が混じってたら大丈夫なんですよ。純粋な水だと」

ぺる子「肉塊くんは国会で出される水が蒸留水だと思ってるの?」

肉塊「そうじゃないんですか?代議士に何かあったら大変じゃないですか」

ぺる子「日本の水道の安全性みくびらない方がいいわよ」

肉塊「違うんです!これは牛歩じゃないんです!僕には、ほら足が無いからですね」」

ぺる子「あーもうダメダメ、肉塊くんに国会議員は無理よ。自由意思を与えたのは間違いだったかしら」

肉塊「それなら、ぺる子さんは僕に何が向いてると思います?」

ぺる子「う〜ん、テレビタレントかしら」

肉塊「そうですか?向いてます?あまり公共の電波に流すものじゃないかと思いますよ?」

ぺる子「大丈夫大丈夫。ブサイクとかデブとかオカマを売りにするタレントがいるんだから不定形を売りにするタレントがいてもいいと思うわ」

肉塊「そう言うなら…でもタレントって一口にいっても色々ありますよ。どんな仕事をしたらいいですか?」

ぺる子「お料理番組のアシスタントとかどうかしら」

肉塊「ダメでしょ、食欲の対極に位置する存在ですよ」

ぺる子「大丈夫でしょ。料理番組見てる時は食べてる時じゃないんだから、一番いらない時よ」

肉塊「断言することで詭弁を押し通そうとするのやめてください」

ぺる子「じゃあ、早速やってみましょうか。えー今週もはじまりました、メンチキャッスル」

肉塊「アトラクションみたいになってる。というか僕はアシスタントなんですからタイトルに入り込んでくるのおかしいですよ」

ぺる子「今週もはじまりました、まんぷく!ペルメシです」

肉塊「だっさい」

ぺる子「元グラビアアイドル、野菜ソムリエの資格を持つ私、ぺる子とお料理を勉強しましょう」

肉塊「生き方もだっさい」

ぺる子「今日はわかめごはん、舌平目のムニエル、春雨サラダを作りましょう」

肉塊「これどういうコンセプトのメニューですか?ごちゃ混ぜの寄せ集めじゃないですか」

ぺる子「えっ、肉塊くんがそれを言うの?」

肉塊「今は一つの個ですから」

ぺる子「それでは材料はあらかじめ準備された状態で用意されています。肉塊くん、出してください」

肉塊「はい先生」

ぺる子「材料はこちら。豚の肩ロース、羊のスペアリブ、鶏のささみ、牛脂です」

肉塊「肉かい!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


Pゲート
No.019 悲劇の象徴
忘れてはならない事件の話
石田:僕真面目なんですよ
岸野:そうなん?
石田:この前も彼女の顔面をボコボコにしたんですけど、
   その時に顔にできた大きな窪み(以後顔膣とする。がんちつと読みます。)にちゃんとゴムを付けてからおちんちんを挿入しました
   いかなる膣にも避妊を忘れない。
岸野:真面目のハードルが後進国レベルだよ。お願いします頑張っていきましょう
石田:皆様、あの事件を覚えておいででしょうか。2012年に起こったあの悲惨な事件を
岸野:何でしょうかね
石田:シーシェパード隊員が鯨の膣から発見されたあの事件です。
岸野:それ虚構新聞じゃねえか。殺すぞ。
石田:だから今日は、クジラの膣の中に入ってしまったシーシェパード隊員をやるので、見ててください
岸野:嫌だなぁ
石田:ここがクジラの膣か、入ってみよ。ウィーン
岸野:たぶん人口の膣じゃねえか。過去に損傷が出るくらいレイプされたんかなこのクジラ。
石田:うわぁ!真っ暗だ!何も見えない!うわぁ!落ちる!うわぁぁぁ!!!!
   ・・・どこだここは?何か、何か聞こえるぞ!?
岸野:何が聞こえるんですかね?
石田:「スキスキスキスキスキップ〜♪ ウキウキウキウキステップ〜♪
   い〜つも〜ドッキリ〜 アイランド〜♪
   チャレンジ島は〜 夢いっぱ〜い♪」
岸野:しまじろうたちの故郷のチャレンジ島、クジラの膣中にあったのかよ!
石田:「アンアンアンアンアン!!!」
   ひえ〜!らむりんとみみりんが貝合わせしてる〜!
岸野:マンコの中でマンコ合わせんな!マンコのマトリョーシカかよ!
石田:「ねぇ、しまじろう、マトリョーシカって何?」
   「知らないのかいとりっぴー?マトリョーシカっていうのはね、ロシアの特産品なんだ!」
岸野:マンコ合わせといて今更教育テレビ面すんなよ!
石田:「あ、見てみてしまじろう!」
   「なんだいとりっぴい?」
   「トラックが走ってるよ〜!」
   「スキスキスキスキ高収入〜♪ ウキウキウキウキバイット〜♪
   い〜つも〜 短時間 稼げる〜よ〜♪」
岸野:チャレンジ島にもバニラみてえなトラック走ってるのかよ!
   しかも主題歌のメロディに乗せて!
石田:「あ、お父さん!」
   「やぁ、しまじろう!みてごらん!お父さんには、大きなマンコがあるよ!」
   「お父さん、性転換したんだね!」
岸野:性転換したことをマンコを見せることで証明するなよ
石田:「お父さんはオカマバーを経営することにしたんだ!オススメドリンクは、こうがん剤さ!」
岸野:癌患者が玉無しに用があるわけねえだろ
石田:「こうがん剤っていうのは、レッドブルにお父さんの金玉を沈めて作るドリンクなんだ。
   こうがんと魔剤、あわせてこうがん剤」
岸野:玉無しがレッドブルの類を魔剤って呼ぶなよ
石田:「ギュイイイイインンンン!!!!」
   う、うわぁぁぁぁ!!!急にしまじろうのお父さんのマンコが吸引力出してきた!!
吸い込まれるぅぅぅぅ!!!!!
岸野:女のマンコがホワイトホールで男のマンコがブラックホール、それがこの世の真理なのかよ!
石田:そして、島全体が吸い込まれてしまった!
   クソォ・・・まさか一日で二回マンコに入ることになってしまうとは・・・
   一体layer2はどんな世界なんだ?
岸野:マンコの中の中はlayer2っていうのか
石田:ここはいったいどんな世界なんだ・・・?
   「おいおい、誰に喧嘩売ってるんだ?俺が誰か知ってるのか?
俺は!!!近い将来土方の王になる人間だ!!!!ドン!!!」
   ここは・・・うっかり作者が土方をテーマに描き始めてしまった少年漫画の世界!
岸野:しまじろうのお父さん、なんちゅうもんをマンコの中に入れてんだよ
石田:「俺は生まれる前から土方になることが決まっていた、使命を持った男だ」
岸野:土方になる使命ってたぶん両親の偏差値合わせて10しかねえとかだろ
石田:「俺は、胎児にして母親の子宮の中に大きなビルを建てた!!!ドン!!!」
岸野:材料どうしたんだよ。
石田「俺が土方の王になる!!!そうだろ、ドカッター!?」
  「そうカッター!そしてその一番弟子はこの僕、ドカッターカッター!!!」
岸野:ふなっしーの土方verかよ
石田:「土方汁ぶっしゃー!!」
岸野:いくらなんでも土方汁は響きがきたねえ!
石田:「あぁ・・・・!土方汁がかかったすべてのものが・・・草木も花もすべてが・・・
    土方になっていく!!!」
岸野:人口爆上がりじゃねえか!あと作業員が増えるなら東京オリンピックを前に重宝するわその汁!!
   もういいわ!もうこれ以上聞くのは限界だわ!
石田:よかった。こちらとしてもちょうど展開に限界を感じていた。
岸野:言わなくていいわいい加減にしろ
2人:どうもありがとうございました



Pゲート
No.020 エルトアール
変身ヒーロー
レフト:右者は変身ヒーローに憧れたことはないか?

ライト:そりゃあ普通の子供並みにはな。しかし一口に変身ヒーローといっても様々なタイプがあるだろう。
    戦隊であったり、ライダーであったり

レフト:確かに世の中には様々な変身ヒーローがいる。スーパーマン、ウルトラマン、バスロマン

ライト:最後入浴剤じゃねえか

レフト:子供の時分にはただカッコイイからと自分もなりたがるものだが、現実的に考えれば激務だ

ライト:そらナメた気持ちで平和は守れんだろうよ

レフト:多くのヒーローは成り行きでその役目を務めることになる。そのため学業や仕事との両立を余儀なくされる

ライト:そういう意味でかよ

レフト:つまりプライベートがニートや風来坊なヒーローは勝ち組だ

ライト:ヒーローに勝ち組とか負け組とかあってほしくないものだが

レフト:二足の草鞋ヒーローは多くがブルーカラーだが、もしホワイトカラーの会社員がヒーローをやることになったら
    そのうち仕事を辞めざるを得なくなるかもしれぬ

ライト:ヒーローをブルーカラーやホワイトカラーという概念で考えたことなかったわ。
    まあ確かにヒーローはいつ出動することになるかわからんが

レフト:とはいえヒーロー一本では食べていけないという人物も多かろう

ライト:ヒーローを売れない役者かなにかと同列みたいな扱いするなよ

レフト:そういう者に小生は在宅ワークをお勧めする。まとめブログを運営してアフィリエイトで稼ぐのもいいだろう

ライト:「今どき?」感がすごいしまるで応援したくならんわ。ネットを活用するならYouTuberの方が今どきらしくて現実味あるんじゃないか?

レフト:何を言う。変身ヒーローは基本的にその正体を知られてはいけないもの。YouTuberなど自らバレるリスクを高めに行くようなものではないか

ライト:だが近年の変身ヒーローはそれほど正体を隠すことに固執していないと思うが

レフト:いや、個人情報の保護が叫ばれる今どきこそ正体の秘匿は大事なファクターだ。
    もしうっかり変身を写真に撮られたりしてみろ。即座にTwitterにアップされて一気に拡散、一躍トレンド入りだ

ライト:あまり考えたくない現実だな

レフト:さらにその日のうちにFacebookのアカウントが特定されて素顔と本名が白日の下に

ライト:さっきの持論なんだったんだよ。YouTuberやるよりよっぽど個人情報晒し度高いだろ

レフト:ほどなくして住所も特定され、自宅にデリカシーのないマスコミが押し掛けてくるぞ。
    「週刊新潮です。コメントお願いします」

ライト:文春に負けじと必死かよ

レフト:ヒーローはそういったリスクを掻い潜りながら悪を倒していくことが求められる

ライト:やはりヒーローがいる世界には悪がはびこっているのか

レフト:確かにヒーローの活動には事故や災害への対応もあるが、普通は悪への対抗手段として誕生するものだ

ライト:皮肉だな

レフト:しかしなぜヒーローものに登場する秘密結社や悪の組織はわざわざ日本に拠点を置いたり
    日本から侵略を始めようとするのか。治安の悪い国でやった方が軍や警察も手が回らなくて好都合だろうに 

ライト:そういうことじゃないと思うぞ。例えばアメコミの悪役はアメリカで悪さをするし、つまりはそういうことだろ

レフト:さて話は変わるが

ライト:都合が悪くなると無視か

レフト:小生が変身ヒーローだったらこんな活躍をしたいというのを考えてみた。
    題して「社畜戦士ヤセガマン」

ライト:名前の時点で死亡フラグが立ってる。というかガチガチ二足の草鞋じゃねえか

レフト:アフターファイブ、小生は会社から誰もいない家に帰宅

ライト:定時で帰れるなら社畜じゃないだろ。というか夜から始まるのかよ

レフト:まずは昨日の残り湯を沸かしなおした風呂にバスクリンを入れてどっぷりと浸かる

ライト:生活レベルをリアルに描写せんでいいわ。あとそこはバスロマンであれよ

レフト:そして風呂上がりに第三のビールをプシュッ! この一杯が格別である

ライト:アフターとはいえヒーローがひとり酒盛るシーンを見たくはないぞ

レフト:ムシャムシャムシャ…「ファミチキうめえ〜」

ライト:確かにファミチキは美味えよ、でも酒のアテにはもうちょっとなんかあるだろ

レフト:と、そのとき博士から通信が

ライト:唐突な第三者登場

レフト:ヤセガマンの正体を知る唯一の存在である博士は、過労死した小生の同僚の父親なのだ

ライト:設定が重い

レフト:博士は亡くした息子の友人だった小生を気にかけ、サポートしてくれている。
    過去には変身するところを押さえた写真がTwitterに漏れた時、撮った人物を垢BANしてどうにか食い止めたのだ

ライト:すごいけど素直に褒めたくねえな。ていうか迂闊に変身してんじゃねえか

レフト:博士から聞いてネットに接続するとバズっている生放送が。
    なんと悪の組織「日本絶対侵略するマン団」が女の子を人質に取り、監禁している様子を動画サイトで配信していたのだ

ライト:今どきの刑事ドラマの犯人かよ。ていうか悪の組織の名前どうにかしろよ

レフト:ここで小生は定期券をかざし「変身!」

ライト:変身見られたらまずいとはいえ、そこでかよ。というかその変身方法だと通勤時にうっかりしないか?

レフト:博士のつくったコスチュームに着替える小生

ライト:アナログかよ

レフト:変身した小生はヤセガアイとヤセガイヤーで映像を分析。

ライト:名前が雑なんだよなあ。というか着替えただけで五感が強化されるってどういう仕組みだ

レフト:「窓の外に特徴的な看板が映っている。さらにかすかだが電車の到着アナウンスらしき声が聞こえる。
     となれば○○線の駅付近でこの看板が立ってるところを探せば監禁場所も近くにある」

ライト:むしろヒーローが特定犯だった…

レフト:「フフフ、普段から気になる女性の住所をSNSの写真から特定してるスキルが役に立った」

ライト:ヒーローにあるまじき行為。ガチで最近社会問題になってるやつじゃねえか

レフト:こうして場所を特定し、専用バイクにまたがって現場へ向かおうとしたが…
    「しまった、酔っぱらって運転できない」

ライト:お前って、ほんとバカ

レフト:そこで現場付近まで博士に送ってもらい、監禁場所の倉庫に突入。
    「♪たらららららん、たららららん」

ライト:博士におんぶにだっこじゃねえか。あとなんでファミマ入店音が鳴るんだよ

レフト:「作品世界の平和を守る、社畜戦士ヤセガマン参上」

ライト:名乗り口上でメタるなよ

レフト:「覚悟しろ、日マン団」

ライト:日弁連や経団連のノリで略すなよ。というか何故マンを残した

レフト:「くらえ、サビ残パンチ! 休日出勤キック!」

ライト:全く光景がイメージできない

レフト:「とどめだ、デスマーチアンチウイルスクラウドファンディングビーム!」

ライト:とりあえず横文字並べときゃいいと思いやがって

レフト:こうして日マン団の怪人を倒し、人質を救助。
    「ありがとう、ヤセガマン。何かお礼をさせて」
    「気持ちだけ受け取っておくよ。明日朝一で会議があるからもう帰らないと」

ライト:超展開すぎる

レフト:こうして今日も事件を解決したヤセガマン。しかし平和を取り戻すための戦いはまだまだ続く

    未  完

ライト:いや、中の人が仕上げ間に合わなかったことそのまま反映するなよ。もうたくさんだ