予選Eブロック 予選審査員専用の審査フォームはこちら

041 炭酸電池 042 オーバーキャストポラリス 043 海洋ブリザード 044 同級生 045 サイコロパスタ 046 バトルロワイR 047 天体観測 048 PARTY NOISE 049 あかつき 050 シベリア派遣部隊


Rゲート
No.041 炭酸電池
第20回記念大会に愛を込めて
2人:どうもー!よろしくお願いします!

でん:頑張っていきましょう!

たん:さてさて今日は、MM-1ということで、サプライズゲストお呼びしています!

でん:え?待って!MM-1ということで、じゃないんだよ。ゲスト呼んじゃダメだろ、大会なんだから。

たん:え、ダメ? 人数を一人増やせば、150点満点になるじゃん!

でん:なんだよその採点方法!普通、コンビで100点満点だろ、一人50点ってルールなんだよ!

   そういうのはね、主催者に許可を取らないとダメなの!

たん:チョロビチョさん?

でん:ひろちょびさんだよ!少々のお漏らしをするな

たん:いいじゃないか!漫才のスタイルってのはどんどん変えていかないとダメなの。

   どん底に落ちたらスタイルを変えて売り出すっていう業界の決まりなの。

でん:それはアイドルが週刊誌にすっぱ抜かれてAV女優になるパターンだけだよ!その法則をMM-1に持ってくるな!

たん:さ、もたもたせずに、登場していただきましょう!

でん:待て待て本当にゲストいるの?ふざけんなよー!

たん:ほら、もう袖中で四つん這いになってスタンバってるから!

でん:待って!誰が来るの?! 絶対に漫才できないやつ来る気配!!

たん:もう、行くよ?行くよ!!放つよ!!

でん:なになに

たん:ハイ、ヤギ100匹です!!!

でん はぁ????


ドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!

メェー メェー メェー メェー メェー

ドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!


でん:逃げて!逃げて!お客さん逃げて!!


ドドドドドドッ!!!! ドドドドドドッ!!!!

メェー メェー メェー メェー メェー


たん:いや早速ですけどもね、街ブラ番組のリポーターやってみたいんですよね

でん:何事も無いように漫才始めた!!

たん:「さーて本日は、巷で噂の、ヤギの行列ができるコロッケ屋さんを取材しにやってきましたよ!」

でん:上手くヤギを盛り込んだ漫才にしてる・・・

   待て漫才ストップ!!とりあえず、この状況を説明してくれ!

たん:あ、ごめんごめん。首に白い札つけてるのが、「ザーネン」という種類のヤギで、付いてないのが「シバヤギ」です。

でん:種類はどうでもいいよ!!んで、ヤギに白い札付けても区別しにくい!!

たん:一応ね、一匹ごとに名前つけたよ。

でん:いや、そうじゃなくて

たん:ヤギの下くちびるに名前書いてあるから

でん:どこに書いてんだよ!名前確認するためにいちいち、くちびるを見なきゃいけないのかよ

たん:大変だったんだよ、動くから!書きづらいったらありゃしない

でん:当たり前だろ、動物なんだから動くよ!

たん:ほんと、ぷるぷる動いてさー

でん:動くってくちびるのほうかよ!そんなセクシーなくちびるしてないだろ!

たん:美意識高い系ヤギ

でん:女子みたいにいうな

たん:ナイトプールに浮かんでパンケーキを頬張るインスタ映えヤギ

でん:だから女子かよ!

たん:SNOWアプリでイヌになるヤギ

でん:ややこし! ってどうでもいいんだよ!この100匹どうするんだよ!


(チャイム音)


でん:なになに?なんか鳴ったよ?

たん:このチャイムがなったということは・・・クイズターイム!

でん:あのさぁ!MM-1なんだけどー!!BSのジャニーズJr.の番組じゃないんだけどー!

たん:出題! ヤギを見て答えろ!

でん:どういうことだよ

たん:まずはしっかりとヤギをご覧ください

   さて、「このヤギの中に、変装したアンミカが隠れてます。さてどーれだ」

でん:出題がカオス!急に、ニンゲンモニタリングのようなクイズ仕込んでくんなよ!

たん:さて、5回チャンスがありますよー!

でん:アンミカ見つければいいんだろ?5回やらなくたって分かるわ!

   ・・・ってかアンミカいんの!?

たん:います。

でん:ヤギ100匹より、アンミカをゲストにすべきだろ

たん:はい、つべこべ言わず答えて!

でん:えーとじゃーこれ?

たん:ブー

でん:じゃーこれ?

たん:ブー?

でん:これ??

たん:ブー?

でん:これ??

たん:ブー。ラスト!

でん これ!!

たん ブー!!ザンネーン!

でん:全 部 ア ン ミ カ に 見 え る ぅ ! !

たん:なかなか難しいでしょー

でん:アンミカってこんなヤギに似てたっけ

たん:じゃあラストチャンスですよ!ヤギを40匹に減らします。皆様、少々のお時間お待ちください。


(60匹を会場から出す作業・・・約45分)


でん:はぁ、ネット長文界に、制限時間という概念が存在しなくて良かったぁ

たん:さあ40匹になりました。どれ!

でん:でもまだ難しいなー

ヤギ:「どうも、こんにちはメェー」

でん:あ!わかった!こいつが、ヤギに変装したアンミカだ!

たん:ブー。

でん:うそーん!いま、ACジャパンのコマーシャルのありがとウサギぐらい強引に喋ってたよ?

たん:正解は・・・ただ四つん這いの澤穂希でしたー。

でん:なでしこ日本代表のレジェンドも混じってた!!

   っておい!!自由すぎるよ!!俺ら今、持ち時間どのぐらい使ってるか分かってるの?

たん:わからない、アンミカがカンペ食べちゃった

でん:アンミカ!!!せめて、紙はヤギが食べろ!

   もう、ヤギのせいで記念すべき第20回大会の会場が台無しだよ!

たん:あのさ一旦、ヤギの気持ちになって考えてみようよ

でん:先に、アンミカと澤穂希の気持ちを考えてあげようよ

たん:最後に一ついい?

でん:なに?

たん:やっぱ、ヤギ100匹入れると、テンポ悪くなるし、読みづらくなるね

でん:いやまともに反省するな!いい加減にしろ

2人:どうもありがとうございましたー!!


でん:ヤギと、その他二人撤収ーー!!


Rゲート
No.042 オーバーキャストポラリス
LIVE
最上:(顔真っ白メイクを施している)

北尾:何そのメイク。はいどうもオーバーキャストポラリスです。どうぞお手柔らかに。

最上:ツカミ代わりにワンフレーズ歌っても良いか?

北尾:ダメに決まってんだろ。まだ4行なのにお前自由が過ぎるぞ。

最上:ちょっと待てよ。「ダメよ〜ダメダメ!」は白塗りメイクしてる俺が言う台詞だろうが。

北尾:連想ゲームの思考の飛躍が凄い。手に負えねえから好きにしたら?

最上:♪I could not look back, you'd gone away from me〜

    I felt my heart ache. I was afraid of following you〜

    When I had looked at the shadows on the wall〜

    I started running into the night to find the truth in me〜

北尾:前回そんなツカミやってたコンビ居たよな。二番煎じかよ。

最上:(息を思いっ切り吸って)








   お前だあああああああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!!

北尾:








   はあ?

最上:どうだ?ビビったか?俺の渾身の「お前だあああああああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!!」を。

北尾:別の意味で驚いたけどよ。白塗りメイク施して何かやるんじゃねえかとは思ったけどよ。

   それって怖い話のオチでやるヤツじゃねえか。ライブバージョンの紅みたく言うモンじゃないんだよな。

最上:年齢は10万飛んで云十歳って設定なんだけど。

北尾:それだと蝋人形にしたがる閣下率いるバンドっぽくなるぞ。ある意味ホラーには成り得るかもしれんけども。

最上:お前を蝋人形にしてやろうかあああああああああああーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!








   って蝋人形はお前だあああああああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!!

北尾:既になってんのかよ。それだと閣下がマジでやべえヤツじゃねえか。

最上:どうだ?鳥肌立ったろ?俺の渾身の「お前だあああああああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!!」に。

北尾:もうただそれ言いてえだけだろ。

最上:まあでも俺が言うと不自然だな。何故なら実際今日の俺は蝋で出来ているワケだからな。

北尾:……ワッツ?

最上:いけねっ。この会場暑いからそろそろ俺の身体の蝋が融けてしまうな。(でろーん)

北尾:えっ

最上:じゃ……あな……(でろでろ)

北尾:うわあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   最上が融けてもうたああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   って何でお前蝋で出来てんだよおおおおおーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   閣下何考えてんだあああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!










最上:(舞台袖から何事もなく出てくる)やあ。

北尾:普通に戻ってくるのかよお前。

最上:(最上を象った蝋をかき集めて100本のロウソクを拵えている)

北尾:出オチ用に自分を象ったモノを再利用するんじゃねえよ。何だったんだこの茶番は。

最上:折角だし百物語をやろうと思ってな。ロウソクを用意したんだ。(100本のロウソクに火を点ける)

北尾:行数の事考えた事あんのか。一行一話ペースでも間に合わんわ。

最上:おそ祭りさん。

北尾:唐突にタイトル言うなよ。2年前の流行りに乗せたタイトル言うんじゃねえよ。

最上:おそ祭りさんはな、六つ子じゃないんだ。

北尾:本家に寄せてこないのかよ。

最上:六つ子にしちゃうとな、残り65行じゃ収まらないんだ。

北尾:分かってて言う辺り腹が立つな。明らかに100本使い切れねえだろ。

最上:おそ祭りさんは、親でも数えた事が無い位の兄弟が居るんだ。

北尾:六つ子である事以上に100行に収められない設定を入れんなよ。一行何人ペースでやるつもりなんだ。

最上:おそ祭りさんは、みんな顔が同じだから数えても数えてもキリが無いんだ。

北尾:顔の区別が付かない部分は本家に寄せてくるのかよ。等間隔に用意した椅子にでも座らせて数えろよ。

最上:そりゃ無理だ。次から次へと増殖してるんだ。

北尾:アメーバか何かかよ。細胞分裂のノリで増殖するとか怖ぇよ。

最上:それにおそ祭りさんは、首から下が無いんだ。

北尾:何サラっと重たいのブチかますんだよ。

最上:顔がビッシリと一面に飾られてるんだ。

北尾:今日のお前止まらねえな。一遍も止まった試しが無かったけど。

最上:ほんで一つあたり500円で売買されるんだ。

北尾:ん?首から下が無い……?顔がビッシリ一面に飾られる……?500円位で販売……?

最上:で子供達はそれを被って夜店を彷徨うわけなんだよ。

北尾:夜店で売ってるお面じゃねえかよ。そら数え切れない数もあるわな。ただこれを怖い話にカウント出来るか甚だ疑問だな。

最上:そしてそのおそ祭りさんの顔を買った子供達は身体を乗っ取られ、

北尾:ん?

最上:その数を増やして日本中、否世界中をおそ祭りさんに仕上げて行くのだ!!!フハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!

北尾:ま、マジモンの超怖ぇ話じゃねえか……!!閣下っぽい笑いも今更出してきやがるし……!!

最上:(ポロン)いっけねえ、仮初めの姿のお面が外れちまった。 

北尾:うわあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   最上の顔がおそ祭りさんっぽくなったああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   ってそもそもおそ祭りさんって何だよおおーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

最上:さあ刮目せよ。我等の仲間を紹介しよう。

(審査員席、みんな同じ顔)

北尾:うわあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   けうけげんさんもFANさんもマグネッツさんも彼。さんも藍殿TTさんもひろちょびさんもおそ祭りさんっぽくなったああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   どうなってやがんだああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

最上:さあ前を向け。

(観客席、みんな同じ顔)

北尾:うわあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   何百人もおってみんなおそ祭りさんやああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   ミミズだってオケラだってミジンコだってみんなみんなおそ祭りさんなんだああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

最上:まだまだ居るぞ。

(控え室の出場者、みんな同じ顔)

北尾:うわあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   何十組もおってみんなおそ祭りさんやああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   出場者同士で絶対混乱するやろおおおおおーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   トンボだってカエルだってミツバチだってみんなみんなおそ祭りさんなんだああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

最上:そして、最後におそ祭りさんになるのは








    北  尾  君  、



    お 前 だ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ あ ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー っ ! ! ! ! !

北尾:うわあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   やめろおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   ぼくらはみんな生きているうううううううーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   生きているから怯えるんだあああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!










   ってアレ?何とも無い…………!?

最上:皆さん、会場入る時に配ったお面取っちゃって良いですよ〜。(普通の顔に戻ってる)

(審査員一同、イケメンの顔に戻ってる)

(観客席一同、べっぴんさん、べっぴんさん、一つ飛ばしてべっぴんさんに戻ってる)

(出場者一同、個性溢るる顔に戻ってる)

北尾:あっ、元通りだ良かった……。何だったのこの流れ……?

   てかお前どんだけお面が好きなんだよ……?外れたって事は二重にお面被ってたって事だもんな……。

最上:いつぞやの紅白のゴールデンボンバーが会場全員に仮面付けてたリスペクトだ。

   どうだ?失禁したか?俺の渾身の「お前だあああああああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!!」に。

北尾:お前マジふざけんなよ……!!危うく俺のダムが決壊するところだったぞ……!!

   皆さんもコイツの悪乗りに乗っかるんじゃねえですよ本当に。

最上:20回の歴史を誇るMM−1史上最も会場が一体化した瞬間でしたね。

北尾:お前如きが言うんじゃねえよ。そう云うのは主催者のひろちょびさんが決めるんだよ。

最上:強いて欠点を挙げるとなると、今の俺は白塗りじゃないから樽美酒研二ってボケが使えないって事でしたね。(ロウソクを一本消す)

北尾:逆に問おう、



     長  所  が



     ね  え  だ  ろ  。


  
最上:では最後の話になりました。これは僕が初めて東京に行く時に作った話です。聞いて下さい。

北尾:小規模のライブの三流ミュージシャンの語りみたいな入り方やめろ。

最上:あるやりきれない夜を数えてたある日、俺は薄っぺらのボストンバッグ持って北へ北へ向かっていた事だった。

北尾:普通に夜東京に向かった時で良くね?

最上:何処からか男の「ウォーウォー」ってうめき声がしたんだ。

北尾:うん。

最上:逃れられない闇の中!!コツコツとアスファルトに刻む足音を踏みしめる俺!!

北尾:うん?

最上:ざらついた苦い砂を噛む!!ねじふせられた正直さ!!

北尾:おい。

最上:うめき声のする方に向かう俺!!

   そこには  し  あ  わ  せ  の  と  ん  ぼ  が  舌  を  出  し  て  笑  っ  て  い  た  !  !  !

北尾:お前これ、歌詞順バラバラだけどモロ長渕じゃねえか。さっきから黙って聞いてりゃ。

最上:正解!!!と云うワケで北尾君には50ポイントを差し上げます!!!

北尾:クイズ番組みてえな仕掛け要らねえよ。終盤で新システム入れるんじゃねえよ。

最上:最初の「ウォーウォー」までで分かった方は100ポイント、

   俺が「東京に行く時に作った話です」で分かった方は200ポイント、

   北尾がおそ祭りさん錯乱の状態で叫んだ「トンボだってカエルだってミツバチだって」で分かった方は何と500ポイントを差し上げます。

北尾:大胆な伏線回収するなよ。俺がおそ祭りさんの叫んだ段階で展開が分かったらエスパーだぞ。

最上:でもお前考えてみろよ。虫けら如きが舌を出して笑ってたら怖いだろうが。

北尾:確かに怖いけども。比喩表現なんだから目を瞑れよ。ほんでさっき俺の「手のひらを太陽に」聞いたんだから虫けら如きって表現止めろ。

最上:しあわせのとんぼは











     お  前  だ  あ  あ  あ  あ  あ  あ   ー  ー  ー  ー  ー  ー  っ  !  !  !  !  !

北尾:取って付けた様に言うんじゃねえよ。本当にとんぼだったら遠くに飛んで行きたいわ。

最上:どうだ?全身から妙な汗が飛び出しただろ?俺の渾身の「お前だあああああああああああああーーーーーーーーーーーっ!!!!!」に。(ロウソクを一本消す)

北尾:おそ祭りさんでサスペンス要素入れたから今平熱だわ。構成的にアウトだぞ。

   つーか忘れそうになったけど、お前結局2本しかロウソク消してねえじゃねえか。危ないから残りも消すぞ。

最上:止めろお前!!!

   このロウソクは序盤で  俺  だ  っ  た  モ  ノ  だぞ。

   言わばもう一つの    魂    だぞ。





     こ  れ  全  部  消  し  た  ら  



     死  ん  じ  ゃ  う  だ  ろ  う  が  …  …  …  …  。



北尾:えっそんな言われても……。水で一気に全部消しちまったぞ……。

最上:えっ





   ウッ、苦しい…………!!










   俺を殺したのは


















   お


   前


   だ



   (バタッ)  


北尾:うわあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   最上いいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   ぼくだけ生きているううううううううううーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   最後の最後でえええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   嘘だって言ってくれよおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!











最上:(ムクリ)まあ勿論最初の蝋人形の下り同様嘘なんですけども。ロウソク消された位で死ぬヤツおらんやろ。

   まあホラーだけに最後はホラで閉めました、みたいな?

北尾:うわあああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   最上いいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   ぼくらはみんな生きているうううううううーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!

   何回も振り回した挙句にクソベタなオチ言うんじゃねえ!!いい加減にしろ!!


Rゲート
No.043 海洋ブリザード
終わりなき旅
藤林:どうも、海洋ブリザードです。よろしくお願いします。

横田:よろしくお願いします。いきなりなんですけど、いつかこのネタもオチというか、終焉を迎えるわけじゃないですか。

藤林:…始まってすぐネタの終わりのこと考える奴があるかよッッ!
   ちょっといきなりどうしたんですか。猪木だったら間違いなくビンタしてますよ。

横田:でも実際、事実じゃないですか。僕らのネタもそうだし、今回のMM−1グランプリだって同じですよ。
   いつかは優勝者が決定してフィナーレを迎えるわけですよ。

藤林:まあまあ、そりゃいつまでも優勝者決めずにじらし続けるとは考えづらいからね。

横田:そして、いつか僕らの人生も終わりを迎えるじゃないですか。

藤林:なんで今そんな切ないこと言う!? このタイムリーな時期にそんな新興宗教教祖感出そうとして大丈夫?

横田:最終的に、この地球もいつかは終わるとされてますからね。

藤林:マジで何の説法の時間!? 徐々に話のスケール広げてるところ申し訳ないけど。

横田:だから、この「終わり」という存在は常につきまとう命題なわけですよ。
   それなのに、それなのに! その運命から逃れようとしてる不届き者を見つけてしまったんですよ。
   これはまさに運命への冒涜! 宿命への反逆とも言うべき危険分子と言っても過言ではない!

藤林:頼むから怪しいヨガ教室とか開くなよお前。
   それで、お前のいう終わらない危険分子って一体何よ?

横田:…3.14って知ってるか?

藤林:…3.14は知ってますよ。知ってるけど…終わらないってそういう意味、なの?

横田:お前、「こいつ、とうとうそれ言いやがった…俺もう知らねぇからな…」みたいな顔すんなよ。
   堂々と胸張ってていいんだよ! いつか誰かが言わなきゃいけないことを俺らが言ったってだけのことだろ!

藤林:そんなタブー視されるようなこと言ってないわ!それ以前の問題だよ!
   ストレートに言うけど、円周率っていうのはあれよ、延々終わらないやつだよ?

横田:終わらないっていうお前の意見もよくわかる。お前は悪くない、お前はまだ洗脳が解けてないだけなんだよ。

藤林:洗脳とかじゃないんだよ! むしろお前が何かに取り憑かれてるだろ!
   あのな、円周率って超高性能のコンピュータで計算しても未だに終わらないの。
   むしろ終わらないもの界隈の象徴みたいなとこあるし。

横田:まあまあ、確かに俺の勇気ある行動がそう簡単に受け入れられるとは自分でも思ってないよ。
   だから今日は俺が、最後の数字は何かを暴いてやろうじゃないかと。

藤林:これに関しては勇気とかそういう話じゃ無いと思うんだよな…
   ありもしない数字予想しても何の生産性もないじゃないですか。別のテーマで話しましょうよ。

横田:いや、わかる。わかるよ、お前も辛いよな。

藤林:何も辛くないわ! 俺のことどう見えてんだよ。
   暴くとか言うけど無意味じゃんか。結局存在しないものを暴くって難しいだろと言ってるの。

横田:…さっきからなんでそんな頑なに拒否するんだよ!
   いつもは「居酒屋の店員やりたい」とか言ったら素直にお客さん役やってくれるじゃんよ!
   今日だけかたくなに俺の提案に応じてくれないのは怪しいぞ! 目を覚ませよ!

藤林:むしろお前が目を覚ませよ! 居酒屋店員と円周率の話を一緒にされても困るだろ。
   まぁいいや、このままじゃ話も平行線だし、今日はあなたの妄想に付き合ってあげますよ。

横田:やっと素直になってくれたか、ありがとな。
   じゃあ早速俺が円周率の最後の数字を暴いていくから、お前はお客さんやって。

藤林:何のお客さんだよ! お前さっきの居酒屋店員の話から引っ張られてんじゃねぇか!

横田:「ちょっとそこの店員さん、小数点以下200桁ちょうだい」みたいなことだろ!

藤林:どういう店なんだよ!挽き肉200gみたいな感覚で200桁売らないだろ!
   とりあえず横で聞いてるからお前の考えた通り話してみろや!

横田:言われなくとも真相に切り込んでいきますよ!
   といっても、選択肢は最初から1〜9の9通りしか存在しないわけよ。既にだいぶ絞れてる。

藤林:絞れてるっていうのかなこういうの…

横田:しかも、4と9は縁起が悪いのでこの時点で選択肢から外れます。

藤林:そんな駐車場みたいな理由で勝手に省くなよ! 数学って縁起とかで答え決まるもんじゃないだろ!

横田:いいからいいから。 まず、「1」の場合。

藤林:場合分けしたところで一体それはどうなんだ、という…。

横田:3.14159265……61!!

藤林:………。

横田:………。

藤林:………………。

横田:………………な?

藤林:何がだよ! 何をもっての「な?」なのかわかんねぇよ! 随分余韻を楽しんでたけども!

横田:なんつーかこう、高1の夏に初めて洋楽を聴いた時のような、あれに似た感情だよな。

藤林:湧いてきてねぇよそんな背伸びした男子みたいな感情! あるとすれば怒りだ怒り! この数分が無駄になりつつある事への怒り!

横田:今、実際に数字を口にしてみて、改めて初心に帰るというか、そういう心境に至るなぁ

藤林:気のせいだ気のせい! まず算数の初心に帰れお前は!

横田:まぁとりあえず1で終わるパターンに中々の手応えを感じたところで、「2」の場合を考えてみましょうか。

藤林:手応えとかじゃないんだよな…数学なんだからビシッと答え決まるはずだろ…

横田:3.14159265……62!!

藤林:……。

横田:あーっと、これは…完全に若さが空回っちゃったパターンかな〜

藤林:若さってなんだよ!別に若さゆえとか無いだろ結局数字なんだから!

横田:わかるのよ、とがってセンス出したいのもわかるんだけど、そこじゃないでしょって言いたいね。

藤林:そのちょいウザ評論家やめろお前! なんで最後が2だとセンス出したいんだよ!

横田:でもここから諦めずに続けていけばきっとよくなると思う。
   だからこれに懲りずにずっと続けなさい、終わりがないんだよこの世界は。まるで円周率のようにね…

藤林:一人で長々何言ってんだ! よさげな雰囲気でまとめたけども!
   そもそも円周率に終わりがないとか言っておきながらお前が今まさに終わりの数字探してんじゃねぇか!
   破綻してる! 話が!

横田:この調子で「3」の検証に行ってみましょうかね。

藤林:いやマジでこの不毛な検証どこまで続くの?

横田:3.14159265……63!!
   なるほど…これはね、個人的に結構しっくり来てますよ。

藤林:だからわかんないんだよしっくりとか! そんなニュアンスで決まる事じゃないだろって!

横田:これは具体的なシチュエーションをイメージした方がわかりやすいかもな。
   例えばプロポーズする時とか、「僕が円周率を最後の数字まで言えたら、結婚しよう」って言うじゃん?

藤林:どんな約束だよ! そもそも最後の数字無いんだから一生叶うことないだろ!

横田:「3.14159265……63!!結婚しよう」「はい!!!」

藤林:アホ夫婦じゃねぇか! なんで二つ返事でOKなんだよ!

横田:「ほら、給料3.14ヶ月分の指輪」

藤林:誰も欲しくないよそんな円周率にちなんだ指輪! 

横田:「僕らの愛は永遠に続くんだ。そう、円周率のように…」

藤林:…だからその永遠をお前が終わらせようとしてたんだろうが!
   なんなら最後の数字を自分で言ったうえでプロポーズしたんだろ! 今日2度目の破綻だよ!

横田:これが最後「2」だったら上手くいってないからね!
   「3.14……62!!結婚しよう」「あーっとこれは…完全に若さが空回っちゃったパターンかな〜」

藤林:さっきのお前じゃねーか! そんな評論家感出してる奥さん嫌だろ!

横田:別のシチュエーションで見ても劇的に違いが出るからね。
   他だと…ほら、入院中で手術を受けなきゃ助からないのに嫌がってる子供がいるとするだろ?

藤林:まぁ、ドラマでそういうシーンもよく見るけども。

横田:そこに、子供の憧れであるプロ円周率選手が来てくれるわけよ。

藤林:誰だそいつ! そんな職業あるか! こういうのは大抵スポーツ選手とかに憧れるんだよ!
   そもそも円周率選手はどうやって3.14で飯食っていくんだよ!
   
横田:「ほーら、サイン入りの3.14だよ」「わぁ、ありがとう!一生の宝物にする!」

藤林:サイン入りボールみたいなノリで渡したそれは何だよ! 数字の羅列に勝手に名前を書くな!そしてそれを宝物にするな!

横田:「君、手術を受けたくないんだって? じゃあ、僕と約束をしようか。
    僕が今から円周率を最後の桁まで全部言えたら、手術を受けるんだよ。」

藤林:言い終わる前に面会時間終われ、もう。

横田:「3.14159265……63!!」「…僕、手術受けます!」
   最後が3だからこそ、きっと勇気を与えられると思うんだよ。

藤林:ならねぇよ! なんで最後が3だと勇気もらえるんだよ!

横田:最後が違ったら子供も態度変わるからね。
   「3.14……61!」「…あの夏、初めて洋楽を聴いた時のような、あれに似た感情だ…。」

藤林:その洋楽例えのくだりそんなに浸透してんのかよ! 入院中の子供に洋楽の楽しさ教えてどうすんだ!
   なんで3がそんなに持て囃されてるのか謎のままだよ!

横田:さっきからなんなんだよ、横から全部否定してきて!
   お前あれか、目の前で最後の数字が暴かれて洗脳が解けるのが怖いのか!? びびってんのか!?

藤林:そんなんじゃないわ! ばかばかしすぎてむしろ呆れ気味だよ!
   そもそも円周率なんてあれだろ、「π」使っておけば基本どうにかなるもんだろ!

横田:「π」? なんだそれは、まったくもって初耳だが…

藤林:そんな興味深げな感じ出すほどでもないだろ! πも知らずに円周率語ってたんかい。
   とにかくπを使っとけば3.14の最後がどうだとか基本考えなくて済むの! 不毛なんだよここまでの話が!

横田:…なるほど、そういうことだったのか!
   つまり、“3.14159265・・・・・・6π” これが真実か!

藤林:そういう使い方する記号じゃねぇわ! ややこしい数字作るなバカ!
   …あと1の時からずっと気になってたけどよ、なんで最後の1個前が全部6なんだよ!
   6までわかってたら次の数字おのずと導き出せるだろ!

横田:おい、やめとけ! 俺のことはどう言ってくれてもいい、だが6だけは!6だけは責めないであげてくれ!

藤林:なんでそんなに6をかばうんだよ! 6にどんな思い入れがあんだお前。
   結局この話に何の説得力もなかったわ! 終わりだよ終わり!

横田:まぁ、円周率の終わりは解き明かせなかったけど、漫才の終わりはこの辺にしておこうか。

藤林:いいかげんにしろ。

横田:…あ、そういえば√2の最後の数字も隠蔽されてるな! 今度はこの真実を…

藤林:今いい感じに終われたとこだろうが! マジでいいかげんにしろ!

二人:どうもありがとうございました。


Rゲート
No.044 同級生
中学時代
ヒロ男:ヒロ男です

マド子:マド子でーす

ヒロ男:すみませんね
    こんな可愛い子の横で漫才させていただいて

ブス美:ブス美と申します

ヒロ男:すみませんね
    喋るアメ車持ってきちゃって

ブス美:誰がアメ車よ
    銃撃戦で盾にされたことないわよ

ヒロ男:見ての通り二人と一台でやってますけども

ブス美:だからアメ車じゃないわよ
    三人で、でしょ

ヒロ男:まあまあ中学時代の同級生三人で
    漫才やらせていただいております
    よろしくお願いします

マド子・ブス美:よろしくお願い致します

ヒロ男:中学時代と言えば
    色んな授業がありましたけど
    僕が一番好きだったのは体育なんですよ

マド子:私は男子が変な目で見てくるから
    体育の授業嫌いだったなー

ヒロ男:思い当たる節がある・・・
    でもそれは男の性というか、ねえ?

マド子:透けてる背中のブラ見てきたり

ヒロ男:すみませんなんか

マド子:透けてる背中の唐獅子牡丹見てきり

ヒロ男:唐獅子牡丹

マド子:透けてる亡くなった先代見てきたり

ヒロ男:姐さんなのかな!?
    姐さんで亡くなった組長の霊まで憑いてたら
    そりゃみんな見ちゃうでしょ

ブス美:でも本当男の子って変な目で見てくるわよね

ヒロ男:お前のは見ない!

ブス美:見てきたわよ!
    私Gカップあるんだからね!

ヒロ男:聞いてねぇよ!
    なんだよGって!ゴキ乳かよ!

ブス美:何よゴキ乳って!
    一乳あれば三十乳ある巨乳っておかしいでしょ

マド子:ううぅ・・・

ヒロ男:どうしたのマド子ちゃん

マド子:あたしBカップしかないから・・・

ヒロ男:お前マド子ちゃんの心を切り裂いてんじゃねぇぞ
    このドブスカリバーが!

ブス美:エクスカリバーみたいに言わないでよ
    ブスに聖なる力を宿らせないで

ヒロ男:お前の発言でマド子ちゃんが傷ついたんだろ!
    もっとデリカシー持てよ!
    女心のわからない奴だな!

ブス美:あたしとあなたの性別知ってる?

ヒロ男:マド子ちゃん大丈夫だよ
    Bカップが好きな男はたくさんいるし
    君のBカップは世界一のビーナス乳だよ

マド子:ありがとうヒロ男君

ブス美:ビーナスだとVカップになるけどね

マド子:でも私やっぱり体育は苦手だったな
    マラソン大会とか嫌だったもん

ヒロ男:確かに嫌いな人は多いね

マド子:私、友達に一緒に走ろうって言われてさ
    一緒にゴールしようね〜って言ってたのに
    最後の最後で友達がダッシュして
    先にゴールされちゃったことあるんだ

ヒロ男:お前マド子ちゃんに何やってくれてんだよ!

ブス美:あたしじゃないわよ
    ブスが心までブスなら救いようなくなっちゃうでしょ

ヒロ男:どうだかな!?

ブス美:なんで疑うのよ
    ねぇマド子、あたしじゃないわよね?

マド子:ショック過ぎて忘れちゃった

ヒロ男:マド子・・・
    ブス美をかばってわざとごまかして

ブス美:何がなんでもあたしを犯人にしたいわけ?

ヒロ男:じゃあ三人で一緒に走って
    最後にブス美が先にゴールしようとする
    悪魔みたいな女やってくれよ
    それを見て俺が本当にお前が
    やったかやってないか判断してやる

ブス美:仕方ないわね

ヒロ男:よーし今日はマラソン大会だ!
    三人で一緒にゴールしような!

マド子・ブス美:はーい!

ヒロ男:よーい、スタート!!

ブス美:はっ・・はっ・・( ブス美乳:たゆんたゆん )

マド子:はぁ・・はぁ・・( ブス美乳:たゆんたゆん )

ヒロ男:ふぅ・・・ふぅ・・( ブス美乳:たゆんたゆん )

マド子:きつ〜い・・・・( ブス美乳:たゆんたゆん )

ヒロ男:あ、ここからすごい上り坂だ( ブス美乳:たっっゆん )

マド子:パンスト破りの坂ってやつね( ブス美乳:たっっゆん )

ヒロ男:心臓破りね!( ブス美乳:たっっゆんっ )
    変態の集う坂じゃないよ?( ブス美乳:たっっゆんっ )

マド子:坂きついねー( ブス美乳:たっっゆん )

ヒロ男:本当だね( ブス美乳:たっっゆん )

マド子:はぁ・・( ブス美乳:たっっゆん )
    はぁ・・( ブス美乳:たっっゆん )

ヒロ男:よし、次は下り坂だ・・( ブス美乳:たゆたゆたゆたゆたゆっ )

マド子:膵臓治療の坂ね( ブス美乳:たゆたゆたゆたゆたゆっ )

ヒロ男:心臓破りの坂の対義語は( ブス美乳:たゆたゆたゆたゆたゆっ )
    膵臓治療の坂じゃないと思うよ( ブス美乳:たゆたゆたゆたゆたゆっ )

マド子:はぁ・・( ブス美乳:たゆたゆたゆたゆたゆっ )
    はぁ・・( ブス美乳:たゆたゆたゆたゆたゆっ )
    あ!水たまり!( ブス美乳:たゆたゆたゆたゆたゆっ )

ヒロ男:本当だ!避けなきゃ!( ブス美乳:たっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ )

マド子:ジャーーーンプ!( ブス美乳:ゆんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ!!!! )

ヒロ男:よいしょっと( ブス美乳:ゆうんっゅぅうんゅぅうん・・ )

マド子:あー危ないところだった( ブス美乳:ゅぅう )

ヒロ男:うん・・そうだね( ブス美乳:たゅぅうん )

マド子:ん?どうかした?( ブス美乳:たゅん )

ヒロ男:いや・・・( ブス美乳:たゆん )

マド子:あ・・そろそろゴールだね( ブス美乳:たゆん )

ヒロ男:う・・うん・・( ブス美乳:たゆん )

ブス美:あ、ごめんお先!( ブス美乳:たゆ! )

マド子:あ!ひどーい!( ブス美乳:たゆ! )

ヒロ男:・・・( ブス美乳:たゆ! )

マド子:ねぇひどくない!?( ブス美乳:たゆ! )

ヒロ男:俺もお先!!( ブス美乳:たゆ! )

マド子:なんであんたもついてくのよ!!
    ブス美が抜け駆けするシーンを
    やるんでしょ!

ヒロ男:そりゃブス美様がいくんだったら
    ついていくだろ!

マド子:なんで急にブス美側についてんのよ!

ヒロ男:うるせぇ!
    元はと言えばお前がブス美様に
    あらぬ疑いをかけたのが悪いんだろ!

マド子:テメェが勝手に疑ったんだろ!

ヒロ男:Bカップのくせに文句言うな!

マド子:テメェさっきビーナスカップって
    言ってたじゃねぇか!

ヒロ男:バーカ!
    ビーナスだったらVカップだろうが!

ブス美:それあたしが言ったやつ

ヒロ男:お前のBカップはブス乳のBだろ
    このブスカップ野郎が!

マド子:乳がブスってどういう状況よ!
    大体テメェ私のこと可愛いって言ってただろ!

ヒロ男:うるせぇ!
    外見良くても性能だめなら
    意味ねーんだよこの軽自動車が!

マド子:テメェ女を車で例えるのなんなんだよ!

ヒロ男:女なんて乗ってもらって
    ナンボだろうが!

マド子:ただのクズかよ!

ブス美:もうその辺にしときなさいよ

ヒロ男:ごめんねブス美
    君を守るためについ熱くなって・・・
    これから君のことをずっと守り続けるからね

ブス美:結構です

ヒロ男:なぜだい?
    素直になっていいんだぜ?

ブス美:いやあんたどんだけあたしのこと馬鹿にしてたのよ!
    今更そんな手のひら返しても遅いわよ!

ヒロ男:ケッ!
    ちょっとやさしくしたらすぐ調子乗りやがって!
    これだからブスは嫌だよな
    ね、マド子様〜!

マド子・ブス美:いい加減にしろ!


Rゲート
No.045 サイコロパスタ
ペンション殺人事件
猪野:サイコロパスタと申します。お願いいたします。漫才頑張っていきましょう。

笠原:コント、ペンション殺人事件。

猪野:心配しないでください、漫才ですよ。やめてください失格になりますから。すみません意思疎通が取れてなくて。

笠原:そんなに血相を変えてどうされました?

猪野:続けるみたいです。えっと、あなたは?

笠原:私、探偵でして。ひと月前にニュースで話題になった事件あったでしょ?あの事件を迷宮入りさせたのは私です。

猪野:解決してくださいよ。

笠原:捜査中に遺体を失くしてしまいまして。

猪野:そんなことあります!?前代未聞ですよ?大問題じゃないですか。

笠原:それより今はあなたの問題です。朝からすごい騒がしいですが?

猪野:実は…、親友のたかしが部屋から出てこなくて。さっきからドアを叩いてるんですが、返事がなくて…。

笠原:なんだって…!?
   ドンドンドン!親友のたかしさん!ドンドン!親友のたかしさん!ドンドン!返事をしてください!親友のたかし!

猪野:親友を連呼するの止めてもらえます?恥ずかしいので。

笠原:ダメだ…返事がない…。なんだか嫌な予感がします。この部屋の鍵穴は?

猪野:鍵穴は固定なんでドアですが。鍵はたかしが持ってるので、部屋の中には…。

笠原:くっ!こうなったら手荒になりますが…、少し下がっていてください。

猪野:まさか!部屋の扉を突き破る気では―

(笠原の腕が扉を通り抜ける)

猪野:腕が通り抜けてますね!?セロみたいに!?

笠原:カチャッ!開きました。

猪野:いや、どうやったんですか??ありえないことが起きたんですけど??

笠原:そんなことより、今はあちらを。

猪野:なっ…!(倒れてるたかしに駆け寄る)たかし!たかし!!

笠原:むね肉を、刃物で一突き…。

猪野:たかし!しっかりしろ!たかし!!

笠原:(腕時計を見て)時刻は?ダメだ…、ひと月前から動いてないんだった…。

猪野:たかし!なんでなんだよ!!たかし!!

笠原:くっ…!お涙頂戴の場面だ……!

猪野:うるさいなあさっきから!ごちゃごちゃごちゃごちゃ!ひと月前に壊した時計なんでつけてるんですか?

笠原:その疑問は今は後にしましょう。まさか事件が起きるとは…。
   被害者は親友のたかしさん。死因はおそらく、ハツに刺さっているこの包丁でしょう。

猪野:ハツって。あなたさっきもむね肉とか言ってましたけど、食料として見てません?

笠原:さっそく捜査を始めましょう。何か手がかりとなるもの……、
   ハッ!遺体から流れている赤い液体、これは…、(ぺろっ)血!?

猪野:一目瞭然でしょ。白い粉とかでやるんですよそういうのは。

笠原:ぺろっ、ぺろぺろっ(床の血を舐める)

猪野:舐め続けないで!止めて食欲!

笠原:ですがここを見てください。何か血で文字みたいなのが書かれています。
   まあ今となってはほとんど読めませんが。

猪野:ペロペロ舐めるから!ダイイングメッセージでしょ!何やってるんですか!

笠原:そして、今回の事件で気になる点は一つ。
   この部屋の窓はすべて閉まっており、部屋のドアも私が入るまで鍵がかかっていました。
   出入りできそうな所は他にありません。

猪野:え…?ということはまさか…。

笠原:はい。実質殺人です。

猪野:密室殺人です!すぐわかる殺人なんですよ。くそっ!せめて、いつ殺されたかだけでもわかれば…。

笠原:それなら昨日の夜中1時くらいだと思います。
   実は私、幼稚園くらいの時におじいちゃんを老衰で亡くしましてね。
   その時、布団に横たわるおじいちゃんの遺体を見てから、一目見ただけでその人がいつ死んだかがわかるようになったんです。

猪野:全然理由に納得がいかないんですけど。それでいくと幼少期に家族亡くした人みんなわかることになりますよ?

笠原:では、まずはその時間にアリバイがなかったか、みなさんに聞いていきましょう。
   さっそく第一発見者であるあなたにもお聞きします。昨日の晩ごはんは何を?

猪野:何してたかを聞けよ。脳トレなのこれ?『昨日の晩は何を』でしょ!
   昨日は、たかしと晩ごはんを一緒に食べてて、夜10時くらいには部屋に戻りましたよ。
   そのあと昨日は疲れてしまって、すぐに部屋で寝てしまいました。

笠原:なるほど。それを証明する印鑑は?

猪野:ねえよそんなの!ですが部屋には妻もいましたし一緒に寝ていたので、証人はいますよ?

笠原:ちなみに?奥さんは今どこに?

猪野:具合が悪いらしくて、今もベッドの上で寝ています。

笠原:なるほど。つまり整理をすると、たかしさんの命が失われていく中、あなた達は新しい命を作っていた。そういうことですね?

猪野:違います。なんか寝てるの意味を歪曲してません?

笠原:まあそれも奥さんに聞けばわかることです。いっても奥さんの上の口は、正直ですからね。

猪野:はっ倒すぞ。なんなんだお前?

笠原:ちなみに私はその時間、ずっとロビーで一人くつろいでいました。

猪野:アリバイないじゃないですか!

笠原:それを証明する印鑑です。

猪野:わざわざ意味のない証明をどうも。ですが、こうなるとペンションにいる人全員に聞いていかないといけないですね。

笠原:いいえ、犯人はもうわかっています。

猪野:早っ!?ええ??今ので??

笠原:はい。あなたの親友であるたかしさんを殺した犯人…。それは、床(とこ)の中にいる!

猪野:『この中にいる』!床の中って…。まさかあなた、寝ている妻を疑ってるんじゃ…!?

笠原:落ち着いてください。

猪野:ふざけるな落ち着けるわけないでしょ!妻を疑われて!なぜなんですか!?一体何を根拠にそんなこと言ってるんですか!?

笠原:…実は昨日の夜中、顔色が悪い奥さんがロビーに来ましてね。話を聞いたら、自分から殺したと言っていました。

猪野:確定じゃねえか!え、なんなのそれ??

笠原:だから言ったでしょ。奥さんの上の口は正直だと。

猪野:あれそういう意味だったんですか?

笠原:これで無事に事件は解決しました。

猪野:さっきまでの捜査は何だったんですか?茶番??

笠原:ですがまだ一つだけ、私にも解けてない謎があります。

猪野:もともと解けてましたけど…。でも確かにそうですよね。

笠原:一体なぜ、奥さんはあなたの親友であるたかしさんを殺したのか…。その動機が―

猪野:密室のトリックはあああ!!!!!!??

笠原:…はい?

猪野:密室は!!どうやって!!!
   なぜ!?わざわざ!!密室まで作って!!!うちの妻は!!あっさり!!自供しちゃったの!!!???

笠原:ああ、あの密室は私がやりました。

猪野:…は?

笠原:ほら、さっき腕が扉を通り抜けてたでしょ。あれを使って、私があの部屋を密室に作り上げたんです。

猪野:…え?ごめん?なんで??

笠原:さあ!ここで探偵である私からあなたに一つ謎をお渡ししましょう!!
   一体なぜ!私が!そんな事件をかく乱することを!急に!しでかしたのでしょおおおか!?

猪野:いきなりどうしたんですか!?

笠原:わっかるかなああああ!??わからないでしょおおおおお!?

猪野:なにこいつ!人殺しより怖い…!まさか…、うちの妻が美人だったから、それで助けて少しでも気を引こうと!

笠原:はあ?うっせえ!黙れよブス女!!

猪野:こいつ、ここにいない人の悪口を平気で…!やめろ!妻を悪く言うのは!!

笠原:おまえの奥さん、ひーとごーろし!!

猪野:なんてこったい!反論ができない!

笠原:正解はですね、遺体は少しでも狭い空間に閉じ込めておくべきだからです。

猪野:はい??

笠原:私も昔はイヤだったんですよ。棺というんですか?
   私はやめてって泣き叫んだのに、大好きだったおじいちゃんをみんなが狭い箱の中に閉じ込めたんです。
   それ以来ですかね。私も遺体を見ると、少しでも狭い空間に閉じ込めるように、普段から心がけるようになりました。

猪野:言ってることがまるでわからない…!!

笠原:そしてあなたもあなたの奥さんも、もうすぐその狭い空間に閉じ込められる。

猪野:な…!ま…、まさかお前、俺たちを殺して棺の中に入れようっていうんじゃ!?

笠原:いいえ違います。あなた達が収まる狭い空間というのは、『私のお腹の中』ですよ。

猪野:こいつ何を言って…!……!ひと月前に壊した時計、すごい速さで動いて…。

笠原:ああこれですか?これはですね。前に人を食べた時間を示す時計なんですよ。

猪野:ひと月前…。そういえばさっき、捜査の途中に遺体を失くしたって、お前まさか!!

笠原:捜査の途中で中途半端に血を口にしたから、お腹がすっかりすいてしまいマシタヨ。
   バリ…!バリバリ…!バリバリバリバリバリ!!!!

猪野:うわあああああああ!なんなんだよ!!なんなんだよこれ!!
   ちょっと待っていい加減にしろよお前!!ドラマの探偵をやってみたいって始まった漫才なのに!!超展開がすぎるよ!!
   ちゃんとやらないと、お客さんも俺も!!誰もみんな納得しないからな!!!

笠原:え?ごめん…。俺一言も探偵がやりたいなんて言ってないんだけど…。

猪野:コントのつもりをやめろや!!失格になるよ!!!ありがとうございました。



Rゲート
No.046 バトルロワイR
バトルロワイR

R:やぁやぁ! 我こそはバトルロワイRじゃ!

?:えぇ、どうもよろしくお願いします。

R:よし、言え。

?:はい! こちらの お面をつけておられる方はバトルロワイR様でして、
  第13回MM-1グランプリで1度だけギリギリ決勝に進出したこともあるご立派な方なのです!

R:そうじゃ。

?:そして私がそのバトルロワイR様の弟子でございます。 今日も勉強させていただきます。
  よろしくお願い致します。

R:さて、早速ではあるが青年よ。

?:何でしょうか。

R:おぬしがワシのもとでバトルロワイRになるべく修行を始めてどれくらいになる?

?:はい。私が師匠に弟子入りしたのは5歳の時でしたから丁度20年になりますね。

R:そうか。ではこのMM-1でワシに同行するのは何回目じゃ?

?:はい。今回で丁度10回目となります。

R:うむ、良き頃合いじゃな・・・

?:と、申しますと……?

R:よいか青年。ワシはこれより、バトルロワイRの座を退き、おぬしにバトルロワイRを継承する。

?:な、な、なんと!? えええええぇぇぇぇぇぇぇ!?

  わ、わたしが次のバトルロワイRにですか!? つ、つまり師匠のもとで修行する2000人の弟子の中から私が選ばれたと!?

R:そうじゃ。

?:バトルロワイR 1800年の歴史の中で最も華麗な技を持つとされるアランドリック・ツヴァ兄弟子でもなく!?

R:あぁ。

?:5・7・5・100・100の句を詠ませたら右に出る者はいないと言われたキャダパー兄弟子でもなく!?

R:あぁ。

?:アメリカの州を49個まで言える事から2億年に一度の逸材と言われたハワイ・オボエン兄弟子でもなく!?

R:あぁ。

?:ただ顔の長さだけが評価されている、この小比類巻 門左衛門ノ介が選ばれたと!?

R:そうじゃ。

?:うぅぅ、わ、わたしがバトルロワイRに。背負えるでしょうか……

R:うむ、もちろん継承は、おぬしに その気持ちがあればの話だがな。今時、いくつも内定を貰っているなど当たり前の時代ゆえ。

?:た、たしかにバトルロワイRとして生きるのは茨の道……
  そもそもバトルロワイRは歴史の影で暗躍する存在ですから。光の当たる舞台に出ることなど許されず、
  憎まれることはあっても褒められることなど決して無い……

R:あぁ。

?:一晩にして良き王さえ民衆の敵に変えられるほどの力を持つゆえに、権力者からも忌み嫌われております。
  国によってはバトルロワイRの存在そのものが憲法違反です。

R:そうじゃな。

?:しかし、私は知っております。本当はバトルロワイRは人類全ての味方であることを!
  ある時は神聖ローマ帝国で民と共に戦い、ある時はアヘン戦争で第一線に立ち、ある時は巨大隕石すら打ち砕いています!

R:まあな。

?:それに、そもそも私もバトルロワイRに救われた身。あの日あの時あの場所でバトルロワイRに会えなかったら私らはいつまでも見知らぬ2人のまま!

R:突然に。

?:あの夏の昼間、パチンコ店の駐車場でのこと、今でも鮮明に思い出せます!

R:ほう。

?:ええ、そうです。その時にもう答えは出ております。その時より覚悟はできています!
  私は誰よりもバトルロワイRを尊敬しております! 誰よりもバトルロワイRになりたいです!

R:ふむ、そうか。おぬしなら そう言うと思っておったぞ。
  一言一句違わずな。

?:えっ、キモっ。

R:では、これより継承の儀にとりかかろう。さぁ、バトルロワイRの証である このハローキティのお面を受け取れ!

?:な、なんと!? 師匠が漫才中だけでなくお風呂や睡眠時も顔から外すことのなかった そのお面を!?

R:そうじゃ。

?:そもそもその猫がハローキティというのですね。スヌーピーの猫版だと思っておりました! では、失礼いたします。



  ………………はっ!? 師匠、そのお顔……! 今までお面でわかりませんでしたが、


  まさか 竹 内 大 納 言 タ ー ボ α なのでは!?



R:ふっ、もはやそうであったのか否かも覚えておらぬ。

?:その白き お顔。その猫のお面と一寸の狂いもなく同じでございますね。

R:ワシの顔のことは良い。さぁ、そのお面を付けよ!

?:はい。




  う、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
  ぐう、ぐがあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


R:(さぁ、そのお面を付けたらもう後戻りはできんぞ。一つの時代が終わり、新たな時代が始まるのじゃ。)


?:ぎやあぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
  ういぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!


R:(思えば、ワシは長くバトルロワイRで いすぎた)


?:あ、頭の中にぃ、 今までのバトルロワイRの歴史が全てぇ、 流れ込んでくるうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!


R:(それでも最後まで人間をやめずに済んだのも、弟子たちのおかげかもしれんな)


?:第7回MM-1グランプリ1回戦敗退の悔しさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

  第13回MM-1グランプリ決勝進出の喜びぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!

  大塩平八郎の乱を防げなかった悲しみぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!

  ピサの斜塔が傾き始めたけど何とか倒れず止まった時の嬉しさぁぁ!

  
  あぁ、全てだ。これがこの世の理(ことわり)だ。あぁ、愛おしい。全てが愛おしい……!


  ハッ!? このわたしが泣いている……!?


R:とても綺麗な涙じゃ。

?:まさか このわたしにもまだ涙が残っていたとは。

R:さぁ、ここに第0721代バトルロワイRの誕生を宣言しよう! 早速おぬしに最初の務めを与える!

?:はい! 何でしょうか!

R:それは、ワシを、食うことじゃ。

?:師匠を…… 食べる……!?

R:そうじゃ。この世に新たなバトルロワイRが誕生した以上、この世に2人もバトルロワイRはいらぬ。

?:そんな! 師匠は私にとって父も母も妹も同然! それを食べるなんて……!

R:甘えるな! おぬしがそんな弱気では「これは漫才か?」と言われるぞ! 強気で、ただ職務を遂行せよ!
  それに、その行為がバトルロワイR継承の最後の1ピースとなるのじゃ!

?:ううぅ…… でも、クッ、いやっ、だけどっ……



 


  師 匠 ! 今 ま で あ り が と う ご ざ い ま し た !


  い た だ き ま す !


R:(そうじゃ。それで良い。
   おぬしはこれから辛い道を行く。その末を見守ってやれぬことは心残りじゃが、それがバトルロワイRの宿命。
   覚えておけ。辛いだろうが、誰かがバトルロワイRをやらねばならぬのだ。 世のために生きよ、我が最愛の弟子。)


?:って、熱っ! なんだこの体温! 熱すぎるわ! 食えるかぁ! もうこれ結構!

R:・・・

?:・・・

R:・・・

?:・・・

R:・・・

?:・・・

R:どうも ありがとうございましたー


Rゲート
No.047 天体観測
鈍牛倶楽部
翔:サッカーW杯。面白かったですねぇ。日本もベスト16と大健闘でした



ミヤ:惜しくもベルギーワッフルに負けてしまいましたが、ヨーロッパの強豪国とほぼ互角でしたもんねぇ 



 翔:ワッフルいらないですよ。ミヤさんサッカー大好きですもんね。やっぱりベルギー戦は興奮したんじゃないですか?



ミヤ:もちろん当日はテレビに釘付けでしたよ。一人ではさみ将棋しながらベルギーワッフル戦を観てましたね



 翔:片手間じゃねぇか。一人ではさみ将棋をして何が面白いんだよ。あとワッフル付けんなって言ってるだろ



ミヤ:結果は1点差で負けてしまいましたけど、やっぱり♯は強かった! ♯にあと一歩で勝てそうだったのに! 



 翔:ベルギーワッフルを♯で表すんじゃねぇ!! 表面は確かに似てるけどな!



ミヤ:でもやっぱり日本代表としてあの人はカッコよかったですねぇ。普段はビッグノーズですけど、やる時はやる。まさに日本からミラノに渡ったファンタジスタですね



 翔:マウスな。ノーズだったらただの鼻がでかい人だから。ミヤさんの言う人ってもちろん、あの人ですよね?



ミヤ:そうです。その名はケイスケ・ホリベ



 翔:それタモリ倶楽部にたまに出ている人ですよ。俳優兼タレントのおじさんです。そりゃ本田圭佑さんもビックリしてビッグノーズになるわ



ミヤ:彼を見ていると私の心の奥に秘めたサッカー魂が湧き出てきますね!



 翔:なんで堀部圭亮を見てサッカー魂が溢れてくるのかはわかりませんが、その情熱は嫌いじゃないですよ



ミヤ:というわけで先週から私サッカーをはじめたんですよ。家の中で



 翔:バカの塊かよ。外でやれ、外で



ミヤ:外にはニンテンドー64のコンセントがありませんからね



 翔:ゲームだったのかよ。しかも今どきニンテンドー64って



ミヤ:大体、今は真夏なんですよ!? 外でスポーツなんてやったら熱中SHOWで倒れちゃうよ!!



 翔:どんなショーだよ。でも確かに今、真夏の時期のスポーツは賛否両論がありますからねぇ



ミヤ:でしょ!? だから私みたいに家の中で冷房を−8度に設定してずーっとサッカーゲームをやっているのが一番体に良いのよ



 翔:お前シロクマかよ。常人が−8度の中で生活できると思ってんのか



ミヤ:私とケイスケ・ホリベの中ではベスト温度なのよ!



 翔:堀部はペンギンかよ。いやいや−8度の中で生活してたら絶対に体調おかしくしますって



ミヤ:う〜ん……確かに最近ちょっとした風邪の予兆が出てきているんですよねぇドスコイドスコイ



 翔:おいその語尾どうなってんだよ。急にお相撲さんみたくなったけど一体どうしたんだよ



ミヤ:あっ、やっぱり風邪かなぁ。しかもこれはインフルエンザかもしれないハッケヨイハッケヨイ



 翔:だから何事!? 語尾が相撲用語なのとインフルエンザに何の関係があるの!? 



ミヤ:これはインフルエンザのモンゴル型の可能性が高そうですねツッパリツッパリ



 翔:ねぇよ、そんなインフルエンザ!! 香港型とかだったら聞いたことあるけどな!



ミヤ:日本でよくあるインフルエンザにはA型やB型、香港型が一般的だけどその他にもモンゴル型とか竜泉型というのも稀に発症するのよコトオウシュウコトオウシュウ



 翔:琴欧州!! あと竜泉って堀部圭亮の作家の時のPNじゃねぇか。こんなもん誰がわかるんだよ!!



ミヤ:いやぁ、参ったなぁ。夏にインフルエンザとかになったら絶対に皆に迷惑かけるもん……



 翔:本当勘弁してくださいよー。隣で漫才の相方している僕の身にもなってくださいよ。でも、語尾治っているじゃないですか



ミヤ:あっ、本当だ。インフルエンザじゃなくて良かったごる!



 翔:さっきの語尾と合わせてモンゴルになってる! やっぱ治ってねぇわ! インフルエンザモンゴル型だわ!



   インフルエンザモンゴル型ってなんだ!!!



ミヤ:とりあえず薬でも飲みます(ごっくん)



   これで急場しのぎにはなるはず……



 翔:モンゴル型の薬とかあるんだ……



ミヤ:ベルギーワッフルを粉末状にしたものです



 翔:じゃあお前はただ舞台上でベルギーワッフルを食べただけだよ



ミヤ:ごめん、翔ちゃん太陽でマテ茶持ってる?



 翔:太陽のマテ茶な。太陽で待てとか無理難題が過ぎる。



   あと、せめて薬ぐらいはお水で飲んでくださいよ。はい、お水です



ミヤ:いやごめんごめん。なんか履いてるサッカーシューズが汚れてて……



 翔:まさか靴掃除のために使われるとはな!! 



   当初は太陽のマテ茶で掃除しようとしてたのかよ!! ていうかなんでサッカーシューズ履いてるんだよ!



ミヤ:サッカーゲームをやる時は衣装を身にまとってサッカー選手になりきってやるのが常識でしょう!



   靴はサッカーシューズ! 下半身はスカート! 上半身は甲冑! 頭にはプロペラ!



 翔:どこの民族だ! ただの変人じゃねぇか



ミヤ:そして室温は−8度!



 翔:そりゃインフルエンザにもなるわな!



    この漫才終わったら早く家に帰りなさい。サッカーゲームとかしないですぐに休もうぜ?



ミヤ:すぐにお相撲?



 翔:言ってねぇよ。ダメだこれは重病だ



ミヤ:そういえば最近、風邪を引いた時だけ参加できるサッカー大会があるのはご存知かな?



 翔:そんな奇天烈な大会は存じあげねーな! どんな条件下だよ!



ミヤ:サッカーゼっていう名前で試合前にメディカルチェックがあるの。熱が38度以上でなければ参加が認められない



 翔:メディカルチェックの意味!! まさか体調不良でなければ駄目だなんて! あとサッカーゼっていう名前だっせぇ!!




ミヤ:無事にメディカルチェックに不合格したら抽選でチームがランダムに決まります



 翔:無事に不合格っていう文はたぶん二度と聞かないな



ミヤ:チームが決まったらまずチームメイトに自己紹介します



   名前、出身地、学生時代に所属していた部活、体温、症状、食欲の有無、吐き気はあるか、好きな横綱を言います



 翔:段々病院の問診みたくなってるじゃねぇか!! あと横綱は別に言わなくてもいいだろ!!



ミヤ:ちなみに私が学生時代に所属していた部活動は堀部です



 翔:くだらねぇわ!! あと読み方「ほりべ」だからな! 「ぶ」じゃねーからな!!



ミヤ:体温は38、8℃。症状はインフルエンザモンゴル型とほぼ同じ。食欲全く無しで吐き気が止まりません!



 翔:虫の息じゃねぇか!! サッカーなんてやったら死ぬぞ!



ミヤ:好きなモンゴル出身でサッカーが大好きな横綱は朝青龍です! よろしくお願いします!



 翔:その条件だったら該当者ほぼ1人! 



ミヤ:自己紹介も終わったらいよいよ試合に向けてユニフォームに着替えます



   ユニフォームも普通のサッカーとは一味違うよ。まずはマスク着用が義務化されています



 翔:そういう配慮する前に家に帰っておとなしく寝とけや……



ミヤ:私は愛用しているこのキャッチャーマスクをつけます



 翔:マスク違い!! 風邪引いた時にキャッチャーマスク付けたってなんの意味もねーぞ!



ミヤ:マスクであればなんでもいいんだよ。覆面マスクだって構わないし、最悪マスクメロンでも



 翔:ルールゆるゆるか! マスクメロンとかどうやって着用するんだよ!



ミヤ:頭に乗せておけば大丈夫!



 翔:ヘディング出来ないな! バーカ!!



ミヤ:それで、下半身はももひきを穿かなければなりません



 翔:だから暖を気にするくらいならサッカーなんてやらないで帰宅しなさいよ



ミヤ:私は大好物の岡山産の桃を穿きます



 翔:もはや衣服でもねぇじゃねぇか!! ももひきと桃は完全に別物なんだよ!! 桃を穿くってなんだ!!!



ミヤ:確かに桃は穿けません。だから頭に桃を乗せておけば大丈夫



 翔:なんでこの競技、頭に果物乗っけてる奴ばっかりなんだよ!! 農家主催の悪ふざけかよ!!



ミヤ:ユニフォームに着替え終わったらいよいよグラウンドに集合。まずはチームで記念写真を撮ります



 翔:あぁ、11人が2列になって肩を組んで写真を撮るやつね。日本代表戦とかでよく見る光景ですね



ミヤ:ですが全員体調不良で写真撮影どころではないので、写真の上のほうに別枠で掲載されます



 翔:全員別枠かよ!! もう写真撮る意味ねーじゃん!!



ミヤ:写真撮影が済んだら国家斉唱。斉唱するのは朝青龍です



 翔:せめてそこは日本人で!! あいつの日本語、ツイッター見る限りめちゃくちゃだぞ!!



ミヤ:Эмч дуудаж өгнө үү.



 翔:モンゴル語!! 全然読めない!!



ミヤ:これは「早く医者を呼んでください」という意味です



 翔:国家関係ないじゃん!! 何で朝青龍が医者を必要としてるんだよ!



ミヤ:これは私の今の気持ちを言っただけです



 翔:なんでモンゴル語で喋ったんだよ!! お前国籍日本だろがい!!!



ミヤ:国会斉唱が済んだらいよいよキックオフ! 全員グラウンドに設置されたニンテンドー64の前にスタンバイします!



 翔:結局ゲームするのかよ!! いい加減にしろ!!


Rゲート
No.048 PARTY NOISE
Come×School×Fox
竹林鳴子:コーンコンコン!! ニンゲン共よ、妾は妖怪九尾の狐!!
     遙か昔に封印された大妖怪じゃ、此度MM−1に参加すべく甦ったのじゃ!! 油揚げが大好きじゃ!!

神崎 駿:鳴子ちゃん。

鳴子:コンコン、残念ながら鳴子の体は妾が乗っ取ったのじゃ!
   貴様には鳴子ではなく、妾とべしゃりのテッペンを目指してもらうのじゃ!
   ニンゲン共よ、今日は顔と名前と、油揚げの年間消費量全国1位は静岡県という事だけでも覚えて帰るといいのじゃ!!

神崎:鳴子。おい鳴子。聞いてんのか竹林。

鳴子:コンコン、いやーそれにしても今日はろくろ首みたいなお客さんが多いのじゃ。
   ろくろ首、ろくろ首、1人飛ばしてろくろ首。
   飛ばされた貴様はドクロ沼のほとりで薬屋を営むぬらりひょんみたいな顔してるのじゃ!

神崎:かああぁぁぁ
   んんんんんん
   ざああぁぁぁ
   きいいぃぃぃ
   波あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!(どぎゃーん)

鳴子:ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)

神崎:はいどーもPARTY NOISEですよろしくお願いしまーす!!
   顔と名前と、かんざき波には邪を祓う力があることだけでも覚えて帰ってくださーい!

鳴子:ぐあぁぁぁぁぁ!!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!!(びくーん)

神崎:そんなに撃ってねぇぞー? 余韻が長ぇよ、タチウオみたいになってるよー。

鳴子:ぐあぁぁぁ……っハッ!! 私は一体何を……。
   私は確か、昨日渋谷のクラブでテキーラ2本ラッパ飲みしてたはず……。

神崎:何やってんだお前ー。MM−1前日に何パリピ気取ってんだー。

鳴子:それで帰り道、おいなりさんが祀られたほこらにゲロぶちまけたとこまでは覚えてるんですが……。

神崎:そりゃ祟られますわなー。渋谷のどこにキツネ封印されてたんでしょうねー。

鳴子:そんなことより漫才ですよね! 聞いて下さいお客さん、私昨日ゲロ吐いたんですよ!(ウキウキ)

神崎:よくネタにしようと思えるなー。乙女が喜々として振る話題じゃねぇよー。

鳴子:じゃあちょっとやってみましょうか!
   私が今から泥酔して渋谷を徘徊するんで、神崎君は私の口から……。

神崎:どんな漫才コントだー。相方にゲロの擬人化やらせんなやー。
   それより鳴子ちゃん、僕やってみたいシチュエーションがあるんだよ。

鳴子:しちゅえーしょん? なんじゃそれは、新しいいなり寿司の名前か? コンコン!

神崎:うわ、また出たー。長年封印されててなんで油揚げの年間消費量リサーチ出来たんだー。

鳴子:そんなことよりニンゲンよ、妾はバイトリーダーがカッコいいと思うのじゃ!
   妾がバイトリーダーをやるから、お主は仕事出来なさすぎてバイト仲間からめちゃくちゃ嫌われてるぬらりひょんを……。

神崎:かああぁぁぁ
   んんんんんん

鳴子:ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)

神崎:まだ撃ってねぇぞー? まだチャージの段階に過ぎねえぞー?

鳴子:ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)

神崎:ここは?(ひじを指差す)

鳴子:娘の葬式でまた会えるから。

神崎:サイコパステストやってねぇぞー? サイコパスであることは疑う余地はないけれどもー。

鳴子:っはっ、私は一体何を……。
   私は確か、神崎君に伝説のポケモンを貰えるって話をしていたはず……。

神崎:記憶を捏造すんなよー。やらねぇかんな、僕のミュウツーは僕だけのミュウツーだかんなー。

鳴子:そんなことより漫才ですよね?
   聞いて下さい神崎君、私こないだ灰皿で殴られたんですよ!(ウキウキ)

神崎:鳴子ちゃんのプライベートガラ悪くねー? テキーラ吐いて灰皿でガツンとかゴロツキじゃねー?

鳴子:ちなみに殴った相手は、ドクロ沼のほとりで薬屋を営むぬらりひょんみたいな顔してました。

鳴子:え、アイツ!? お前何殴った相手の舞台見に来てんだ、貴様もサイコパスだなぬらりひょん。
   そんなんはどうだっていいんだよ、やりたいシチュエーションの話だよ。

鳴子:しちゅえーしょん? 何ですかそれは、新しいクラブミュージックのジャンルですか?(キョトン)

神崎:素でこれかよー。世が世なら鳴子ちゃんも封印対象だよー。
   そうじゃなくてね。よくドラマとかで、不登校の生徒をクラスメイトが学校に来るように説得するシーンあるじゃん。

鳴子:ああ、「HEET」「家族のうた」「夫のカノジョ」とかでやってたやつですね。

神崎:ごめん全部見てねぇー。ここ10年の低視聴率ドラマ三本柱は見てねぇー。
   それで、不登校の生徒に対して「学校来なよ」って説得するシーン。あれやりたいんだよ。

鳴子:わかりました、じゃあ私は学校をやります。

神崎:規模がデケぇよー。なんだPARTY NOISEはゲロと学校のコンビなのかー?
   鳴子ちゃんは不登校の生徒をやって? 僕が説得するクラスメートやるから。

鳴子:うぃー。



   こもりこもり……ひきひきこもりこもり……。

神崎:いやー、この部屋で鳴子ちゃんが引きこもっているのか。さっそくノックしてみよう。コンコン。

鳴子:(ガチャ)コンコン!? なんじゃ、貴様もキツネか!? 妾と一緒に静岡油揚げツアーに行かぬか!?

神崎:K
   N
   Z
   K
   H!!!(どぎゃーん)

鳴子:ぐあぁぁぁぁぁ!!!(びくーん)

神崎:油断も隙もありゃしねぇー。お前なんか省略かんざき波で充分だー。
   なんでお前さっきウーマンラッシュアワーさんのネタやろうとしたんだー。

鳴子:ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)
   ぐあぁぁぁぁぁ!!(びくーん)

神崎:あるところに夫、妻、娘の3人家族がいました。ある日、夫が事故で死んでしまいました。
   その葬式で、妻はあろうことか参列者の男性と恋に落ちてしまいました。
   数日後、妻は娘を殺してしまいました。何故?

鳴子:ひじ。

神崎:サイコパスですわー。サイコパスの引きこもりがキツネに憑かれてましたわー。

鳴子:っはっ!! 私は一体……。
   私は確か、ガマガエルとキャバ嬢のハーフという設定のバーチャルYouTuberの動画を編集していたはず……。

神崎:学校行かずにやることじゃねぇよー。キツネに憑かれながらカエルのキャラ作るなよー。

鳴子:あ、あなたは同じクラスの! えーっと……なんとか波に邪を払う力がある人!!

神崎:名前を覚えて欲しかったなー。技名に思いっきり名字入れてんのになー。
   鳴子ちゃん、学校に来なよ。みんな待ってるよ?

鳴子:しちゅえーしょん? 何ですかそれは、底辺バーチャルYouTuberの名前ですか?(キョトン)

神崎:シチュエーションの話してねぇよー。学校に来やがれって話してんだよー。

鳴子:行きませんよ……学校に行くくらいなら、学校になった方がマシです……。

神崎:ごめん、イミフー。DA PUMPのアメリカの歌詞くらいイミフー。

鳴子:神崎君だってゲロに行くくらいならゲロになった方がマシでしょう?

神崎:お前ずっと何言ってんだよー。今日だけじゃないぞ、PARTY NOISE組んでからずっと何言ってんだよー。
   そんなに学校に行きたくないなんて……どんな理由があるの?

鳴子:………実は……信じて貰えないでしょうが、私、キツネに取り憑かれているんです……。(ぶるぶる)

神崎:ごめん知ってるー。何なら3回くらい祓ってるー。

鳴子:乗っ取られてる時の記憶はありませんが、きっと恐ろしい悪事をしようとしてるに違いありません……!(わなわな)

神崎:大丈夫だよ、そいつ油揚げの話しかしてねぇからー。ただ油揚げとウーマンラッシュアワー好きなだけの愚物だからー。

鳴子:こんな状態で学校に行ったら、きっといじめられて、灰皿で殴られちゃいます……。

神崎:クラスにぬらりひょんいんのかー? ドクロ沼にすっこんでりゃいいものをー。
   安心して鳴子ちゃん、みんな君の味方だから! キツネは現れ次第僕が祓うから!!

鳴子:か、神崎君……! 嬉しいのじゃ、ウーマンラッシュアワーがTHE MANZAI優勝したときくらい嬉しいのじゃ……!(うるうる)

神崎:あれいつの間にか人格乗っ取られてねぇかー? 素の人格がキツネになってねぇかー?

鳴子:わかったのじゃ、妾、学校に行くのじゃ!!
   そしてバーチャルYouTuberの設定も、油揚げとガマガエルのハーフにするのじゃ!!
   そしてゆくゆくはヒカキンを油揚げにして喰ってやるのじゃ!!! キーッツネツネツネ!!

神崎:竹林。おい竹林、一旦コントから戻れ竹林。鳴子ってなんだ、変な名前だな。

鳴子:ツネツネツネ……あら、どうしたんですか神崎君、修羅みたいな顔して。

神崎:誰のせいだと思ってんだよー。僕は君が生み出した修羅だよー。
   もういいや、鳴子ちゃん全然出来てないから、今度僕が不登校の生徒の見本見せるわ。

鳴子:わかりました、じゃあ今度は私がゲロ役をやります。

神崎:さっきまでの僕もゲロじゃねぇからなー? あとキツネ出すなよ、次はフルパワーのかんざき波をぶっ放すぞー。



   いやー、引きこもっているなー。学校に行ったらいじめられるから引きこもってるなー。

鳴子:コンコンテクテク。いやー、ここが神崎の引きこもっている部屋じゃな! 油揚げみたいな色のドアじゃな!

神崎:はい予想通りのヤツ来たー。終盤に来て裏切りのないヤツ来たー。フルパワー確定ー。

鳴子:ガチャ、神崎! 学校に来るのじゃ、そして修学旅行で静岡に行くのじゃ!

神崎:かあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
   んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん
   ざあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
   きいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
   波あああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!(どっぎゃあぁーん)

鳴子:?(キョトン)

神崎:!!!!? あれ!!? 祓われてない!!?
   フルパワーでかんざき波撃ったのに!? フルパワーは寿命8年失うほどなのに!?

鳴子:何を勘違いしておる、妾はキツネに取り憑かれてなどいない。
   ただ世界征服を目論む秘密結社デスデスメリケンサックにより怪人キツネ女に改造されただけじゃ。

神崎:何その急展開ー!? ここに来て何の伏線も張ってない組織が来やがったー!!

鳴子:神崎が休んだ翌日、学校がデスデスメリケンサックに占拠されてな。
   今では神崎以外の生徒職員全員、デスデスメリケンサックの忠実な奴隷じゃ。

神崎:引きこもってよかったー!! イジメとは別に学校に行けない理由が爆誕しやがったー!!

鳴子:改造前は口下手目隠れ巨乳図書委員だった妾も、今では本をめくるより油揚げをつまむ日々よ。

神崎:変わり果てたなー。鳴子ちゃんがそんな萌えに媚びたキャラだったとは思えないけどなー。

鳴子:とにかく神崎、学校に来るのじゃ!
   神崎には幹部クラスのポテンシャルがあるって、怪人カミナリミミズ女様も言ってたのじゃ!!

神崎:誰だよそいつー!! 伏線回収するならぬらりひょんが出て来るもんじゃねぇのかよー!!

鳴子:イジメのことなら安心せい! 神崎をイジメていた奴らは全員戦闘員になったから、命令すればクソでも食べるぞ!?

神崎:そんな復讐は嫌だ!! そんなエグいリベンジやりたかったわけじゃない!!

鳴子:クラスのマドンナも戦闘員になったから、命令すればどこでも裸になるぞ!?

神崎:そんなマドンナは嫌だ!! そんな催眠エロ小説みたいな展開は嫌だ!!

鳴子:さぁ、学校に行くのじゃ! このワープカバの口に入ればすぐ学校に行けるのじゃ!

神崎:お前そんなんでウチ来てたの!? コンコンテクテク歩いてたのは何だったの!?

鳴子:ちなみにこのワープカバは、改造前はドクロ沼のほとりで薬屋を営んでおったのじゃ。

神崎:ぬらりひょぉぉぉぉぉーーーーーん!!! 変わり果てた姿にぃぃぃぃぃーーーーーっ!!! クソッタレーッ!!!

   もういいもういい鳴子ちゃん、超展開が過ぎる。デスデスメリケンサックとかネーミングも見直した方が良い。

鳴子:なるほど……やっぱり神崎君は何でも教えてくれますね!(きらきら)

神崎:何きっかけで見直してくれてんだよー。瞳の輝きの無駄遣いだよー。
   しんどいよ鳴子ちゃん。やりたいことも出来なかったし、もう鳴子ちゃん見てるだけで吐きそうだよ。

鳴子:見てると吐きそうなヤツと、何でも教えてくれるヤツ……。
   じゃあやっぱりPARTY NOISEはゲロと学校のコンビだったんですね。

神崎:ク
   ソ
   ッ
   タ
   レーッ!!



Rゲート
No.049 あかつき
セレぶり3
 前橋:ねー聞いて聞いて!  昨日スクラッチで2万円当たったの!

 水戸:えっすごい! よかったねー!

 前橋:それでねっ! せっかくだから何か買お〜と思ってメルカリ眺めてたら、ずっと欲しかったハンドバッグが出品されてたんだけど、
    それがなんとジャスト2万円! 思わず買っちゃった〜♪

 水戸:すごい! ラッキーだね!

 前橋:あとねっ、今コンビニで700円以上買うとクジ引けるじゃん? あれでエクレア当たった〜♪

宇都宮:……いいわね、あなたは幸せそうで。

 前橋:お? どーしたそこの幸薄そうな宇都宮さん(38)?
    宇都宮さん(38)エクレア欲しい? ん?

宇都宮:要らないわよ。というか名前横にカッコ書きで数字置くな。
    …………ねえ、私の話……聞いてくれる?

 水戸:何かあったんですか…?

宇都宮:……まあ大した話じゃないんだけど、昨日スクラッチで200万当たったのよ。

 前橋:出だしから大した話なんだが!? うわ、ウチの芝生に除草剤撒いてきたよこの人!!

宇都宮:それで、せっかくだから何か有価証券でも買おうと思って東証眺めてたら、ずっと追ってた銘柄が一部上場してたんだけど、
    それがなんと株価がジャスト2000円。思わず1000株買っちゃったわよ。

 前橋:ウチの話し方にカブせんのやめてくんないかな!? これ見よがしに小難しいワードで並べてさぁ!

宇都宮:あとコンビニでエクレア当たったわ。

 前橋:そこは一緒なんかい。

 水戸:? ……それで、なんで落ち込んでるんですか?

宇都宮:今朝その会社の不祥事が発覚して株価が暴落した上、損切りしそこねて気づけば200万がパーよ……。

 前橋:そーかそーかー! それは残念だねえ!それは悔しいねえ!
    200万円当たっても手元に残らないんじゃ意味ないよねえ! ま、ウチは2万円分の幸せを手に入れたけど!

宇都宮:……まあ、いいわ。200万なんて副業で取り返せるし。

 水戸:副業…?

宇都宮:簡単な仕事よ。業者から借りた専用PCの前に待機して、
    指定の時間になったらネットでライブチケットを大量に買ってネットオークションに出品するのよ。

 前橋:ダメなやつー! それニュースで色々問題になったダメなやつー!!

宇都宮:ああ、安心して。あかつきのライブチケットは全く儲からないから手を出してないわ。

 前橋:あ、よかった…………いやよくないよくない! そこ嘘でも人気あって欲しかったなー!

 水戸:あの、宇都宮さん…

 前橋:いーぞいーぞ! たまには水戸ちゃんも宇都宮(38)に言いたい事言っちゃいなよ!

 水戸:今度11月にヘヴィーメタル界のゴッドと讃えられてるJudas Priestの来日公演があるんです!!

宇都宮:オーケー。ステージ前の座席全て確保するわ。後で好きなの選びなさい。

 水戸:サンクス!!!!!

 前橋:ばかァ〜〜〜!! ノってどーすんの! 止めないと!そこは相方として止めないと!

宇都宮:そうね、同じ相方として水戸だけじゃ不公平よね。
    ところで、あなたが大ファンって言ってた嵐のライブチケット、ペアでとれるけど、別に要らないわよね?

 前橋:…………ほちぃ。

宇都宮:定価1万7千円。後払いでいいわよ。

 前橋:くそぅ!!くそぅ!! ウチはこんな安い女じゃないもん!!

宇都宮:たかだか2万円儲けただけで人生勝ち組になれたかのごとく大喜びできる幸せ者なんだから、
    1万7千円で買収されるのは分相応じゃなくて?

 前橋:なんか上から目線でめちゃムカつくんだけど。この(38)。

宇都宮:や、褒めてるのよ? 私がハンドバッグ欲しいなんていったら日本の代理店ですら入手困難なブランド品だから、
    いくらお金あっても簡単に手に入らないのよ。
    その点、二次流通で容易に入手できるハンドバッグで満足できるあなたは簡単に幸せになれていいわね。

 前橋:転売チケット程度でマウントとった気になってんじゃねーぞ!?おぉん!!?

宇都宮:あっそ。じゃあ要らないってこと?

 前橋:ヤダ!! いる!!

 水戸:もう…………2人ともそのへんにしてよ。
    昔から言うでしょ? ケンカしてるとケルベロスが群がるって。

 前橋:初耳だよ、そんな魔界のことわざ!

宇都宮:そうね、1万7千円と低レベルな小競り合いしても時間の無駄だわ。

 前橋:人を金額で呼ぶな!

宇都宮:なら人を年齢で呼ぶな。
    というわけで、水戸は最近なにか儲けた話はある?

 水戸:あたし? 何もないですよ? スクラッチとか株とか、もちろん競馬や競輪や野球みたいな賭け事なんて全然興味ありませんから。

 前橋:水戸ちゃん、最後のは賭け事じゃないよ。風化したところだから、そっとしようね。

 水戸:…………あっ。そういえば、アレは儲かったっていうのかな……。

 前橋:なになに? なんか良いコトあった!?

 水戸:別に何もしてないんだけど、なぜか毎日38億円もらえるの。





 前橋:…………え、今なんて?

 水戸:まいにち、38おくえん、もらえるの。

 前橋:ごめん。ひらがなでやさし〜く言ってもらったけど、さっぱり意味が分からないよ。

 水戸:全く心あたりは無いんだけど、ある日突然口座に38億円が振り込まれていたの。
    それで念のためにと思って次の日記帳しに行ったら、また38億円が振り込まれていたの。
    それから毎日、なぜだか分からないけど38億円もらえてるの。

宇都宮:羨ましい……。

 前橋:いやいや恐いっしょ!! そりゃ額が額だからちょっと羨む気持ちもわかるけど、勝手にお金振り込まれてんだよ!?
    使ったら何かヤバげな臭いするじゃん!

 水戸:あ、その発想はなかったなー。

 前橋:マジすか。水戸パイセンマジすか。
    出所不明のお金だよ!? 38億ってゆー意味不明な金額だよ!? 恐くないの?

 水戸:そりゃ恐いよ……。恐いから世界20ヶ国の金融機関に送金してから分割してスイス銀行の口座に入れてる。

 前橋:手慣れてんなオイ! 貯金の仕方が悪い組織のやり方じゃん!

宇都宮:……ねえ、水戸。悪い事は言わないわ。

 前橋:いーぞいーぞ! (38)もなんか言ってやれ!

宇都宮:買えば高確率で儲かる銘柄があるの! 私に1億円くらい預けてくれない?

 水戸:いいですよ。いっぱいあるんで1億と言わず10億あげます。

宇都宮:サンクス!!!!!

 前橋:悪い事言ってんじゃねえかこのババア!!
    子供がおかーさんに物ねだる感覚でビッグマネーをもらうな!

 水戸:あー、いいのいいの。10億円なんてジュース代みたいなもんだから。

 前橋:えー……それ金銭感覚おかしいよ……。

 水戸:おかしくなっても仕方ないよ。
    だって、欲しい物はなんでも買えるし、行きたい場所はどこでも行けるし、嫌いな会社はどこでも敵対的買収で潰せるもの。

 前橋:あのー、あかつきはいつからこんな金融用語使いまくるフィナンシャルなグループになったのかなー。

宇都宮:http://www.akatsuki-fg.com/

 前橋:もうあるんかい! そーゆー会社ホントにあるんかい。

 水戸:最初はすごく楽しかった。好きな服着て、好きな場所行って、好きな物食べて…

宇都宮:具体的には?

 水戸:ココスの制服着て、ガストに行って、タッパーに詰めたココスのランチセット食べて…

 前橋:楽しみ方がエキセントリックだよ! 何そのすげーヤな客……。

 水戸:好きな人を誘って、好きなライブ行って、好きなグッズ買って…

 前橋:あのー、さっき言ってたJudasなんとかってゆーバンドのライブ、
    別に頼まなくても、お金出せば自力でいけんじゃないのかなー。

宇都宮:……ちょっと興味本位で聞きたいんだけど、これまでで一番高額な買い物は?

 水戸:あー……お金が余り過ぎたから土地買って自分好みの私有地を造った時はすごくお金使ったなー。

 前橋:なにそれ石油王の遊びじゃん…。

 水戸:まず自分が住む豪邸建てて、周りに好きなブランドやメーカーのお店を置いて、あと必要な公共機関も整備して、
    そこを水戸市って名付けたかな。

 前橋:も う あ る 。

 水戸:でもね、好きな事がなんでもできるせいで、逆に何をやっても楽しくなくなったの……。
    恋人とか、家族とか、親友とか、世の中にはお金で買えないものがあるってテレビや本屋で見聞きした事あるじゃない?
    でも、実際大金を積めばだいたい買えるって分かったの。

宇都宮:それは同感ね。きっと世界の共通言語は英語じゃなくて金だと思うわ。

 前橋:黙れよチケクソセレブ。世界はナスダックで回ってるんじゃねえ。

宇都宮:(前橋の足元に紙幣をばらまく)

 前橋:えっ?

宇都宮:あら、ポケットに入れてたはずの10万円が無いわ。どこに落としたのかしら……?
     まあいいわ。あんなチケット転売で稼いだ汚いお金なんか、拾ってくれた銭ゲバの小市民にくれてやるわ。

 前橋:…………くそぅ!!くそぅ!! ウチはこんな安い女じゃないもん!!(拾)

 水戸:はあ…………何か楽しい事ないかな……。
    心の芯から興奮を掻き立てるような、刺激的な楽しい事……。

 前橋:…………あるよ。

 水戸:え?

 前橋:何億、何十億出しても買えないものが、…………今、ここに一つだけあるよ。

宇都宮:ふーん。

 前橋:それは、…………MM-1の優勝だよ!!










 水戸:あ、ひろちょびさんなら五千万円で手打ちしたよ。

 前橋:買収済かいッ!!!!


Rゲート
No.050 シベリア派遣部隊
暁WORKS
碓氷:絶対に売れるゲームを考えてきた。聞け。

市河:ずいぶんと直球な導入だなァ! ま、お前のそういうとこ嫌いじゃないけどな。

碓氷:喜べ、市河の好きなギャルゲーだぞ。

市河:別に好きじゃねーよ。ゲームで彼女作んのはパワプロのサクセスくらいだ。

碓氷:タイトルは「ワクワク漫才部」。

市河:お、なんかファニーな匂いがすんぞ。

碓氷:高校生の主人公が幼馴染の誘いで漫才部に入って、女子部員たちとの学園生活を満喫しつつ、
   最終的には部員の誰かとコンビを組みM-1優勝を目指す育成型恋愛シミュレーションゲームだ。

市河:目標だけ一丁前だなコノヤロー。

碓氷:肝心の部員紹介だが、漫才部は主人公を除くと3人だ。

市河:ほう。

碓氷:まず一人目、「前橋 なつき(16歳)」

市河:……おう。

碓氷:私立あかつき大学附属高校の2年生。
   主人公の幼馴染であり、天真爛漫な性格でクラスの人気者。
   食べる事が大好きだけど、料理はちょっぴり不得意。

市河:まあ、よくいるヒロイン枠ってコじゃね?

碓氷:漫才部の副部長で、帰宅部だった主人公を部に招き入れた張本人。
   元気と思い切りのいいツッコミが持ち味だが、「ヤベーじゃねえか!」しか喋れない。

市河:致命的じゃねえかそれ! ツッコミとしては汎用性ありそうだけど、漫才はできねーよ!!

碓氷:二人目、「宇都宮 玲嘉(38歳)」
   私立あかつき大学附属高校の3年生。

市河:オイ年齢。オイ年齢! なんか時空を超越してんぞ!

碓氷:学園のオーバーエイジ枠として20年間高校3年生でいる主人公の先輩。
   今年ついに同級生の子供と同じクラスになった。

市河:なんだそのサッカーの国際大会みてーな制度は!! 早く卒業させてやれよ!

碓氷:クールな性格と近寄りがたいオーラのせいでクラスでは孤立した存在。
   一方、漫才部では部長として部員をまとめるお姉さん的存在として好かれている。

市河:ここだけ聞くと、ありがちな先輩枠って感じなんだけどなー。

碓氷:そして三人目、「水戸 詩緒里(15歳)」

市河:お、3人の苗字が北関東だな。わかりやすい。

碓氷:私立あかつき大学附属高校の1年生。
   日本生まれイギリス育ちの帰国子女で、主人公の後輩。
   元々物静かで人見知りする性格だったが、漫才部への入部を期に少しずつ殻を破ろうと模索している。

市河:あ、オレこのコ推すわ。一番いいコそう。

碓氷:漫才部では一番年下ながら、その実力は他2人も一目置くポテンシャルを秘めている。
   客席に石灰を撒いたり、舞台上でナイフを出して自分の皮膚を切り裂いたりと破天荒なパワースタイルが武器で、
   過去に出演したライブは一度の完走を除き、全て強制終了を食らっている。

市河:扱いづれえええ!! 撤回だわ、こういうヤツが一番扱いに困るっつーの!!

碓氷:ちなみに、Dの86。

市河:…………悩ましい設定つけんなよ。ちょっと評価回復しちゃうじゃねーか。

碓氷:―――という事で、以上がキャラ紹介だ。

市河:いや、もう……言いたい事は山ほどあるんだが、言っちゃいけない事は山脈ほどある。

碓氷:OK。じゃあお前主人公でゲームスタートな。

市河:スタートと言われても何をどうすれば。



【サウンド】
⇒ステレオ モノラル
VOICE;■■■■■−−−−−
B G M;■■■■■−−−−−
S   E;■■■■■−−−−−

【文章】
文字速度;はやい  ⇒ふつう おそい
フォント;おっきい ⇒ふつう ちっちゃい

【その他】
モザイク;⇒あり  うすめ  なし



市河:誰がゲーム始める前にオプションいじる派とか言ったよ!!! いいよ全部デフォで!



碓氷:『今日で入部して一ヶ月。そろそろ部の雰囲気にも慣れて頃だし、誰と組むか決めようかな。』

市河:……ああ、オレのセリフか。唐突に始まったからわかんねーや。

碓氷:『幼馴染の前橋が一番気が合うけど、「ヤベーじゃねえか!」しか喋れないからネタ作るが大変そうだ…。
    宇都宮部長なら経験豊富だから漫才での心配は無いけど、38歳独身女と組むのは何かと重いし…。
    水戸は水戸で、この間漫才中に興奮してマイクスタンドへし折ってたしなあ…。』

市河:全員どうしようもねえなあ!! バカとババアとサイコパスて!
   つーかゲームスタートのわりにまあまあ中盤ぽくねーかコレ。

碓氷:『……考えても一人に決められない。でも、次のライブまで時間も無い。
    よし。とりあえず、今日部室で最初に話した人と試しに組んでみよう。
    目の前の偶然に運命を託し、意を決して部室の扉を開ける。』



『宇都宮■■■■■:はああああああああ(殴り合い)

 前橋■■■■■:ヤベーじゃねえかあああ(殴り合い)』



 碓氷:『部室に入ると、宇都宮と前橋が殴り合いのケンカをしていた。』

 市河:待て待て待て待て!! ノーバイオレンス!ノーバイオレンス!
    初回の初球からビーンボール放るんじゃねえ!



『 前橋■■■■■:→(長押し)+B(フライングボディープレス)

 宇都宮■■■■■:L1(両腕でガード)』

 碓氷:『あれ? ぼくプロレス部の部室に入っちゃったかな?』

 市河:のんきにボケてる場合かよ! いいから早く止めろよ!!

 碓氷:『どちらに加勢しますか?

     宇都宮   前橋   』

 市河:だから止めろっつーの!



『宇都宮■■■■■:→(タメ)↑+B(サマーソルトキック)

  前橋■■:ヤベーヤベー!ヤベっ……ヤベッ!、ヤベーじゃねえか!!(血)』



 碓氷:『どちらに加勢しますか?

     宇都宮   前橋   』

 市河:あーもー!じゃー前橋! 弱ってる方を助けるに決まってんだろ!
    なんかライフゲージみたいなの減ってるし。



|||
宇都宮


宇
都宮  宇都宮宇都
橋前橋 前橋前橋前
前橋前 橋前橋前橋
橋前橋 前橋前橋前



市河:は!?!?!?

碓氷:『宇都宮部長の攻撃をふせげ!』

市河:ゲームが違うんだが!? さっきとゲームが違うんだが!?



  |||
   宇
   都
宇  宮
都宮  宇都宮宇都
橋前橋 前橋前橋前
前橋前 橋前橋前橋
橋前橋 前橋前橋前



 碓氷:『宇都宮部長の攻撃をふせげ!』

 市河:落ちものパズルゲームで何をどうふせげっつーんだよバカ!!
   配置的にテトリスじゃねーか!!

『 前 :ヤベーーーーー!!!』



   |
宇  |
都宮 |宇都宮宇都
橋前橋宇前橋前橋前
前橋前都橋前橋前橋
橋前橋宮前橋前橋前



『 前 :ヤ……』





宇
都宮  宇都宮宇都





 碓氷:『漫才部の部員が3人になってしまった。』

 市河:まえばしいいいいいいいいいいいい!!
    ああ……バカな事を除けば一番親しみのある部員だったのに……。



『宇都宮:…………あら。市河君、いたの? 来たなら挨拶くらいしなさいよ、もう。
     それより、次のライブは来週よ? もう”どっち”と組むか決めたの?

     …………その様子じゃ、まだ悩んでるようね。
     でも、ネタ作りや稽古の時間を考えたら、そろそろ決めないとダメよ?

     ねえ? 試しに、私と……漫才してみない?』



 碓氷:『宇都宮とコンビを組みますか?

    はい    いいえ    』


 市河:ヤダアアアアア!!! ぜってーヤダ!!
    部員を殺……、いや、消……? とにかく部員を消したやつとなんか組みたくねーよ!!
    いいえだこんなもん! いいえしかありえねえ!!





宇都宮:『…………その様子じゃ、まだ悩んでるようね。
     でも、ネタ作りや稽古の時間を考えたら、そろそろ決めないとダメよ?

     ねえ? 試しに、私と……漫才してみない?』



『碓氷:宇都宮とコンビを組みますか?

    はい    いいえ    』



 市河:しつけーなテメー!! そんなボケでもねー台詞繰り返したところでつまんねーんだよ!
    だからいいえだって言って……



    待って。



    碓氷、お前、なんで……



    『』 の 中 に い る ん だ ? ?





宇都宮:あー、気づかれちゃったかー。
    ま、もう入れ替えは終わったから、今更遅いんだけどね。

 市河:い、入れ替えって、どういう事だよ……。碓氷はどこだよ。

宇都宮:簡単な話よ。貴方のいるMM-1の世界も、私のいたゲーム世界も、文章上は同じ世界線。ただの空想。
    ネタも演者も、書き手のさじ加減ひとつでいくらでも自在に変えられる、脆い世界。

 市河:……簡単な話か、それ?

宇都宮:ほら、今大会だって漫才師としてありえない相方が何人、いや、何体いた?
    現実では絶対に演じられない表現や展開を取り入れた漫才をしたコンビが何組いた?

    MM-1の漫才は、一般的な”漫才”と違うのよ。

    20回の歴史の中で独自の進化を遂げた、いわばMM-1漫才。
    第1回から出てる貴方ならこの変遷を肌で感じてるはずよ。
    テキスト上で漫才の体を成していればなんでもあり。それが今のMM-1のデファクトスタンダード。
    だから、相方の入れ替えくらい驚く程のことではないわ。

    ……長文とはいえ、長文が過ぎたわね。

    さあ、漫才の続きをしましょうか。

 市河:あ、すまん。途中からおっぱいのこと考えてたから聞いてねえ。

宇都宮:ファッキン! スケベな妄想で現実逃避してんじゃないわよ。

    …………いいわ。バカな貴方のためにもう一度説明してあげる。
    相方の入れ替え・変更なんて本質的には何の意味の無い事なの。
    本体はネタ。私たちはネタにおいて発言者を区別するためのただの記号。ボケとツッコミ。AとB。
    そういう機械的な存在。
    だからAという存在がCに替わったところで、何も関係無い。わかるでしょ?

 市河:は? AがCになったら相当変わるだろ! 見た目とか触り心地とか!!

宇都宮:ズレたツッコミしてんじゃねーよ三流の芸人が!!
    ったく……、アンタのレベルに合わせてたら無駄に疲れるわ……。

    それより、絶対に売れるゲームを考えてきたわ。聞きなさい。

 市河:絶対に売れるゲームなんてあるわけねーだろいい加減にしろ!どうもありがとうございましたー!

宇都宮:即落ち2行漫才にしてんじゃねーよ踏み潰すぞクソ虫が!

 市河:……いいか、その雑でエゴくて上から目線でクッソムカつく導入は碓氷だから許せるセリフだ。
    あいつ以外に言われて漫才始めんのは相方のオレが認めねー!!

宇都宮:…………あっそ。
    もういいわ。アンタも要らない。
    要らない。
    消す。
    二度と長文の舞台に立てないよう存在を抹消する。
    碓氷と同じ、『ワクワク漫才部』の中で終わらない一生を生きなさい。

 市河:おいおい、冗談はやめろよ……。

宇都宮:漫才で冗談言って悪いかしら?
    心配しないで。時間はかからないわ。
    きっと次のセリフには、

    もう『』がついてるから



???:一人で行かないでくださいよ〜〜〜!! 忘れちゃだめですよ……宇都宮部長ォ!!

宇都宮:そ、その声……

 市河:なんだなんだ!?

 水戸:ヒャッハアアアアアアアアアアア

宇都宮:うそ!?!? どうしてお前が……!!

 水戸:一人じゃ漫才できないじゃないですか〜! あたしもついてきますよ部長ォ〜!!!
    あはははは! This! Is! The! Painkillerrrrrrrrrrrr!!
    【コンプラ】!【コンプラ】!【コンプラ】!!!(コンプラ)

宇都宮:バカ!!あ゙ッ……【コンプラ】!! どう……して!?
    【コンプラ】は【コンプラ】で【コンプラ】してな…ガッ!!(コンプラ)

 市河:た、助かった…………モザイクありの設定にしてよかった……
    そうか……書き手の、さじ加減で……、いかにも規制まっしぐらな行為が……
    こうして法令遵守された安全な行為に見えてしまうのか……。

『宇都宮:【コンプラ】…………【コンプラ】アアアアアアアアア!!!(コンプラ)』

『 水戸:…………解散なんて一生させませんからね、部長。(コンプラ)』





―――ボケとツッコミ。それを区別する2つの名前は宇都宮の言う通り、ただの記号、AとBでしかないかもしれない。
きっと、別の誰かが同じネタをやっても、そのネタのおもしろさは変わらないかもしれない。



だけど、それでもオレらはオレらだ。

AはAだ。BはBだ。
碓氷は碓氷だ。市河は市河だ。

2人にしかできない漫才が、ある。

2人だからできる漫才が、ある!

オレらに替わりなんかいないんだ―――







碓氷:絶対に売れるゲームを考えてきた。聞け。

市河:ずいぶんと直球な導入だなァ! ま、お前のそういうとこ大好きだけどな。

碓氷:…………キモ。