ボケ「ども慇懃無礼メンです。よろしくお願いします」
ツッコミ「どもども」
ボケ「世の中あれですね」
ツッコミ「なんですか」
ボケ「整形が溢れてますね」
ツッコミ「ファンが引いている音が聞こえる。
売れてないうちに尖るのはやめなさいキミ」
ボケ「いやいい意味ですよ。ボクもやりたいんです。」
ツッコミ「おや。あなたもですか」
ボケ「ちょっとさせてもらってもいいですか」
ツッコミ「尊重しましょう。」
(以降、医者がツッコミ。患者がボケ)
医「Let me see your smile
Don’t give me grumpy bitter face
It’s so terrible! So terrible!You are so selfish〜♪」
医「私にできない手術はない、
カリスマ整形外科シモカワ!
ふたえ整形手術保険適応外(ウィンク)。
次の患者さんどうぞー!」
患「は〜ん整形したぁい整形したぁい」
医「なんだなんだ?」
患「はぁ〜んもう限界だよ〜。お願いします、ちょうどいい感じのブスしてもらえませんか〜?」
医「こわいやつがきた!
いや、あの、ちょうどいいブスって言っても、そんな顔にする必要がわからないんですけど」
患「そりゃそうでしょうね!あなたみたいな顔に生まれてたらこんな相談しませんよ!」
医「顔以上の問題があるだろ!失礼だなあんた。冷やかしなら帰らせますよ」
患「待ってください!待ってください!
あ〜!帰れって言うならここのクチコミ、ボロクソ書きますよ〜?」
医「なんですか脅しですか」
患「福利厚生星3つ!」
医「どの目線で物言ってんだよ」
患「『家賃を半分負担してもらえるが通勤距離が遠いため星を2つ減らしました』」
医「お前の都合じゃねーか。近くに住めばいいじゃん。
…いや違う来んな!帰れ!もううるさい!もう帰ってください、帰って帰って!」
患「話だけでも聞いてくださいよ〜!お願いしますよお金なら払いますから〜」
医「なに?その、理由ってのは」
患「長くなってもいいですか?」
医「なるべく短くお願いします!」
患「じゃ、準備します」
医「準備?」
患「(ハーモニカを持ちつつ口でロードを歌う)〜♪ ちょうど一年前に〜」
医「ふざけてんじゃねえか帰れ!!帰れ!警察呼ぶぞ!!」
患「待ってください!理由説明しますから!」
医「なんで顔を変えたいんですか!」
患「モテたいんです!
この間Twitterみてたら『ちょうどいいブスがモテる』って」
医「そんなわけねーだろ!」
患「えっ嘘なんですか」
医「嘘だよ嘘!万国共通美人がモテるよ!」
患「よかった〜!なんだうそか〜!!」
医「よかったですね解決しましたね、解決したらもう帰ってください。しっしっ」
患「最後に教えて貰っても良いですか?」
医「何?」
患「何でモテないんでしょうか〜?」
医「そういうとこだよ。もういいよ。」
審査員 点数 |
23 | 20 | 24 | 25 | 23 | 25 | 得点23.33 |
【審査員コメント】 ・雰囲気たまんないっすね。出だしは冗長だったんですが、コントに入ってからのバカバカしさがエグい。 突然の英語とか(ウィンク)とか、めちゃくちゃ荒削りながら勢いで笑わせるだけのパワーがありました。 ネタ全体の印象としてはまだまだ発展途上と言いますか、この流れを軸にどんどん展開を肉付け出来る余地を感じました。 モテたい理由とか細かい希望とか実際の手術の様子とか、まだまだ笑いどころを増やせると思います。 現在のバカバカしさを維持したままフレーズのクオリティが上がれば、とんでもない傑作を産み出せるかもしれません。 ・ザ・舞台用の台本って感じでした。 実際に演じてるとしたらノリ次第で面白いかなと思う部分もあるんですが、 文章のみで評価するとなると、ノリやテンションが伝わりにくい分を何かでカバーしなきゃいけないと思います。 実際に演じてるとしてもオチ付近雑かなとも追います。 福利厚生のくだりは良かったですし、「は〜ん整形したぁい整形したぁい」もすごい文字列で面白かったです。 ・漫才の入りの感じリアリティがあって好きでした。 期待感が持てたのですが、コントに入ってからは浅いところのブス議論で終わってしまって残念でした。 ・飄々としたテイストのボケと勢いのあるツッコミに好感が持てました。 しかしながらボケの質や純粋な文章量といった点では物足りず、発展途上な印象を受けました。 ・ツッコミ、ボケとハッキリ提示してネタをやっている割には、コントに入ってから医者もボケっぽい匂いを出しているので、ちょっと立ち位置が分かり辛くなっているなと思いました。 展開があまりなくボケも少ないので、あまり点数をつけられませんでした。整形クリニックなのに結局整形しない展開を狙っているのかもしれませんが、 実際に整形を行う部分でのやりとりや施術前のヒアリング等、ボケの膨らみそうなポイントは多々あると思いますので、そのあたりを膨らませた形で読んで見たかったです。 ・一瞬期待が持てる部分はあったのですが、ボケやその広げ方が流石にちょっと安易な印象を受けました。 もう少し行数を伸ばした方が良いとは思うのですが、その際にボケを増やすというよりは、一つ一つのボケをもっと丁寧に描くことを心がけると良いと思います。
高橋:はいどうもー!ローコストキャリアです。よろしくお願いします。
森:オレたち中学生・大学生の同級生でコンビを組んでるんですけど、
高校だけは別の学校に通ったんです。
高橋:オレの頭があんまり良くなくて。
森:で、お前の知らない高校時代の話なんだけどさ、
勅使河原っていう、一言でいえば…奇妙な行動と書いて「奇行」するやつがいて。
高橋:へー、でもそんな『名物バカ』ってどこにでも1人はいないか?
森:プールの授業の時にバブ持ち込んでプールの中に全部入れて、「これで湯上り爽快だぞー!」ってしゅわしゅわの中泳いでたんだぜ。
高橋:…ごめん。大奇行野郎だったわ。
森:ゆずの香りが3日は取れなくて、柑橘系の匂いにつられたカブトムシが凄い数来て、
近所の小学生に「あそこに忍び込めば…」ってその子の人生初の『作戦』を立てさせた。
高橋:なんだよその『ひと夏の経験』。山口百恵かよ。
森:伝説は他にもいろいろあってな、普通「保健室のイメージカラー」って何色を想像する?
高橋:え?いや、白だけど。
森:保健室の蛍光灯に勅使河原はピンク色のセロファンを貼ったんだ。
高橋:なんだそのイヤらしい蛍光灯。
森:そして2コあるベッドをくっつけ、
高橋:なんだそのイヤらしい配置。
森:横開きのドアのところにピラピラのすずらんテープを垂らした。
高橋:なんだその保健室ラブホテル計画。
森:『そこにベッドがあったから』という名言を残して勅使河原は教頭にガッツリ絞られた。
高橋:冒険家が残すタイプの名言を勝手にサイコカラーにするな。
森:理科室でもひと悶着あってな。
高橋:トラブル起こすことで人生を謳歌してるの?
森:理科室中のスチールウールがなくなってな、窃盗事件か?って警察に届けようかなって学校中がそんな雰囲気になったときに、
よく見たら凄いの鳥が立ち入り禁止の屋上に飛んできてて、まさか!?って屋上に教師たちが入ったら、
100ではきかない数の鳥がスチールウールの巣で卵あったためてて、
その真ん中に大の字で寝てる勅使河原がいたっていう。
高橋:え?なに? ジュブナイル小説の冒頭にこの世のものではない転校生がやってきたみたいなシーン?
森:残念ながら勅使河原は人間だった。
…あぁ勅使河原で小説で吸血鬼と言えば…。
高橋:何がトリガーになるんだよ勅使河原…。
森::うちの中学校、結構図書館が広くて充実しててさ、小説がいっぱいあったんだけど、
その中の「ダレン・シャン」が偶数巻だけ抜かれてたっていう。
高橋:ハリーポッターになれなかったやつ…デルトラクエストと並んでなれなかったやつ…。
森:ダレン・シャンって全12巻だから『結末が分からんぞー!オチどうなるんだー!』って当時の学生がプチパニックになったんだ。
高橋:…で、ダレン・シャン偶数巻は見つかったの?
森:2カ月後、給食配膳室から見つかりました。
高橋:隠し方がガチじゃねえか。
森:あぁ「これガチで1人でやったんか…?」っていう騒ぎもあった。
高橋:なあ、もう勅使河原の名誉のためにオレ喋んないほうがいい?
何しゃべってもエピソードトーク出てくるじゃん。
森::音楽室のピアノが増えてたやつ。
高橋:もはや怪奇現象じゃねえか。パワータイプの怪奇現象って稲川淳二の引き出しにもあんまねえから。
森:音楽の加奈子先生が音楽室に入ったら、ピアノが本来あった1台と、カタカナの「コ」の字型になるように2台増えて
3台並んでたっていう。
高橋:それ勅使河原がやったって証拠はあったの?ピアノ2台なんて1人で運ぶの無理じゃない?
森:深夜に親戚一同で運ぶ姿が映ってたんだよ、監視カメラに。
高橋:その辺ガバガバなんだ…。
森:その勅使ガバラにもガバガバじゃないときがあってだな。
高橋:金輪際聞いたことねえぞ「勅使ガバラ」なんてニックネーム。チェ・ゲバラみたいなやつ。
森:2年5組だけ電波が届かなかった。
高橋:人工で電波障害起こしたの?動くたびにバッチバチに静電気発生しない?
森:2年5組だけ、校内放送の音声が一切届かない上に電子機器の電波がまったく送受信できないようになってて。
高橋:いたずらの質がもはやミリタリーレベルじゃない?
森:2年5組は「絶望の情報統制クラス」って言われてたわ。
高橋:確実にデスゲームに選ばれたクラスじゃねえか。
森:勅使河原ってアレで教師だったんだぜ。
高橋:ふーん。………ええええええええ!???
森:バカお前マイクの前で大きな声出すなよ!鼓膜破る気か!勅使河原か!
高橋:えええっ!? えっ? ええー…。
ずっといたずら好きな学生のバカな行動だと思ってたわ…。
「鼓膜破る」が勅使河原に使える例えツッコミなのはもうどうでもいいわ。
森:頭がおかしい教師の犯罪すれすれな行動だよ。
高橋:即日免許を剥奪できないのかよ…。
森:オレが高校生の時の40台後半のおっさんですよ。
高橋:……今その事実を聞くと、さっきまで聞いてた数々の事件の印象が変わってくるな…。
森:普通学校のプールって冷たい水だろ?
高橋:まあ、お金持ちの私立学校じゃない限りは。
森:でも、うちの学校、なぜか誰も温めてないしもちろんそんな機能もないのに「温水」になってたんだ。
それで監視カメラを確認した結果…
高橋:ほかの学校より監視カメラの活躍頻度が高すぎるわ。
森:勅使河原が自分で42℃のお湯を作ってプールに入れて入浴してたんだ。
入浴→冷めて温水プール化→ぬるま湯にバブ→湯上り爽快!って流れだったんだ。
高橋:豪邸サイズの風呂にしてんじゃねえよ。塩素が怖くねえのかよ。
森:この現象をうちの学校ではどん兵衛の「後乗せサクサク」にかけて「後入れしゅわしゅわ」って呼んでた。
高橋:あとは…ラブホ…?
森:ラブホ化計画では「お好きにどうぞ」って紙に書いた台車が保健室の前に置いてあって、
「生徒がいつでも『すずらんふぁさぁ』を楽しめるような優しさ」があった。
高橋:高校で何教えてんだ。エンジョイ性教育にも程があるわ。
森:屋上スチールウールでは卵から孵ったヒナたちが最初に勅使河原を見ちゃったせいで、
249匹のヒナがすり込みで勅使河原を親だと思って学校中どこでもついてくるっていう現象が。
高橋:学校で巨大風呂に入浴しつつ、すずらんテープの気持ちよさを薦める
249匹のヒナを引き連れる勅使河原ヤバすぎだろ。
森:ずっとヤバい話しかしてないよ?
高橋:…そうでしたね。
森:「図書室ダレンシャン」では…
高橋:AKBの曲名っぽい。
森:いたずら心が爆裂しすぎたのか、奇数巻の間に「江戸川乱歩怪人二十面相シリーズ」が挟まってて。
ダレ1・怪人二十面相・ダレ3・青銅の魔人・ダレ5・悪魔人形・
ダレ7・魔人ゴング・ダレ9・夜光怪人・ダレ11・電人M・ダレ外ダレ外ダレ外ダレ外ダレ外っていう構成だった。
高橋:この際ダレ外も散らかせや。
森:ピアノ3台騒動では、勅使河原は何の意味もなくただ2台増やしただけなのに、生徒たちがいろいろ勝手に解釈しすぎて
「うちの学校の音楽教師が小室哲哉になるんじゃないか?」っていう噂だけが流れました。
高橋:勅使河原の影響で想像力がみんなもバカになってんじゃねえか。
森:『校歌が「どこまでも限りなく降り積もる雪とあなたへの思い」とかいう冬専用校歌になるぞうちの学校!』って大騒ぎ。
高橋:推理力だけトキントキンに尖っとる。
森::絶望の情報統制クラスではその推理力が無駄にならなかったんだよ。
なんでこのクラスだけ?って学級委員がいろいろ調査した結果、
勅使河原が、教室を出て電波を受信できるようになる、好きな女性生徒のGPSが受信されるタイミングを見て、
その生徒が下校する時間を把握したかったっていうことが判明したんだ。
高橋:最近巷でよく聞くド変態じゃん…。エレクティックド変態じゃん…。
森:これを最後に、勅使河原は学校を追放になった。
高橋:…今までの恩赦の数々はなぜだったんだ。
森:教育能力だけは確かだった。
でもさすがに生徒に手を出したからアウト、ってことで…。
高橋:今、なにしてんだろうな…
森:芸能関係の仕事をやってる。
高橋:えぇ…接触する可能性あるじゃん。
森:っていうか接触してるぞ。
高橋:…は?
森:昨日ライブのネタ見せ行ったじゃん?あそこの放送作家席にいたの、勅使河原。
高橋:ウケちゃったじゃん!ライブ出れちゃうじゃん!
森:だから今度紹介しようかなって。
高橋:いいよいいよ、電話でキャンセルしないと…あぁぁ!!圏外になってるー!!
森:勅使河原からは逃げられないんだな、オレ。
高橋:諦めが良すぎる!お前諦めが良すぎる!
森:じゃ、来週のライブ頑張ろうな。
高橋:無理だよ!もういいよ!
審査員 点数 |
67 | 45 | 47 | 62 | 38 | 59 | 得点53.00 |
得票1票 |
【審査員コメント】 ・やられた。絶対途中でどんでん返しが来るパターンだと構えていたんですが、「教師」は読めませんでした。 羅列タイプのネタな訳ですが、1つ1つのエピソードが強烈なため単純な構成ながら飽きずに読み進められました。 「ジュブナイル小説の冒頭」「ハリーポッターになれなかったやつ」などキラーワードが目白押しで面白かったです。 ただ、この手のネタは要素が増えた2周目からが本番だと思うんですが、1周目の補足に留まってしまった感じがしました。 勅使河原が教師という事実を活かし、1周目のエピソードを別の角度から見るギミックがあればなお盛り上がったように思えます。 そのためには勅使河原に教師であること以上のどんでん返しがあっても良かったかなと。実は女性とかハーフとか。 放送作家オチも良いんですが、「昨日ネタ見せでウケた」というフリがあらかじめあればなお効果的だったように思えます。 ワードセンスが申し分のないクオリティだっただけに、その辺りのギミックが凝られていたらなおのこと最高でした。 ・考え込まれたボケではあると思うんですけど、 割とすぐなんでもありな状況になっちゃったんで、裏切りが全く無く笑いには繋がってなかったかなと。ワードだけで勝負できるほどの強度も薄かったですし。 「教師なのかよ!」ってところが面白かったんですけど、それがわかってから2週目のボケが別に教師じゃ無くても成立してるのがもったいないなあと。ここの巻き返し次第では序盤のなんでもありも帳消しにできたかもしれません。 ・奇妙なお話。楽しく読めました。 お話感が強すぎたとも。 ・ボケに独特の世界観のようなものを感じましたし、勅使ガバラみたいなシンプルなボケも面白かったです。 一方で、勅使河原が実は先生だったという展開があまり活かされていないようにも感じました。 前半のボケが全部フリで、後半勅使河原が先生であることが明かされて局面が大きく変わる、 といったような構成まで持っていくことができれば、もう一歩踏み込んだネタになると思います。 ・単に変な生徒の大喜利になっていくのかなと思っていて、実は勅使河原が先生だったというポイントで期待したんですが、 二週目のボケが、先生だったことによって上乗せされたものではなかったので、あまり二週構成にした意味が感じられませんでした。 ボケに関しては面白いものもあるのですが、前振りがやや強引になっていたり、読者側がその単語を知らないと意味が分からない部分もあり、もったいないと感じる所が多かったです。 ・それぞれの変な行為やネタバラシの展開は面白みがありました。 しばらくボケツッコミがない部分もあったりで、そういうところにも笑いか説得力があると一気に上がってきたかもしれません。
塩山:茶がま研究員です。よろしくお願いいたします。
堀田:アンパンマンにはなりたくないね。
塩山:急にどうしたんですか?
堀田:アンパンマンにはなりたくない。
塩山:子どもが聞いたら悲しみますよ?
堀田:いやでも日常生活に支障をきたし過ぎてるから。朝起きるじゃん。顔洗うじゃん。顔が濡れて力がでないよぉ〜。
塩山:洗ったからでしょ。
堀田:朝一からだよ?嫌にならない?
塩山:洗わなきゃいい話だから。
堀田:でも寝てる間に虫とかたかってたらどうするの?夏場。絶対洗ったほうがいいよ?
塩山:それなら寝る時、顔にサランラップかなんか巻いて防いだらいいじゃん。
堀田:窒息死するんですけど…。
塩山:知らないよそんなの。めんどくさいなあ。
堀田:で、朝だから歯磨きもするじゃん。そしたら歯ブラシにべったりあんこがついてるの。汚い。
塩山:嫌な話だなー。アンパンマンってまず磨く歯あるの?
堀田:そしてその後うがいもするでしょ?ガラガラガラ。顔が濡れて力がでないよぉ〜。
塩山:水を口に含むなよ自分で。
堀田:なんなのこれ!?朝から2回も。
塩山:そうは言ってもねえ。
堀田:うわ!そんなことしてたらもうこんな時間!いってきま〜す!やばい〜!遅刻だ〜!
あ、ちなみにこれ今食パンくわえてるから。
塩山:共食いじゃん。なんで歯磨きした後に飯食うんだよ。
堀田:キーンコーンカーンコーン。危ない間に合った〜!走ったから汗かいちゃった。顔が濡れて力がでないよぉ〜。
塩山:汗かくのアンパンが?
堀田:ほらまた。
塩山:余裕を持って家を出なさいって。大体なんで学生の設定なの?
堀田:今日の1限は体育でプールか〜。ザバーン。顔が濡れて力がでないよぉ〜。
塩山:不注意がすぎるって!自分でわかるでしょそうなるの。
堀田:もっと言えば、プール出た後の目洗うヤツでとどめを指すからね?目つぶし。
塩山:水に警戒心を持ちなさいって。
堀田:なんならプール入る前の腰に浸かるやつでもう危ういから。
塩山:あったけど、消毒層。
堀田:テクテクテク。ちゃぽん。ばぁ〜ひぶ〜へぼ〜!!!
塩山:バイキンマンが浸かったらそりゃそうなるでしょ!全員弱点把握しとけよ!プールなんて入らずに見学したらいいじゃん!
堀田:でも嫌じゃない?
アンパンマンどころかカレーパンマンや食パンマンやメロンパンナちゃん、みんながプールサイドで体育座りしてる光景。
塩山:だからなんでみんな学校に通ってる設定なの?
堀田:そしてその中を一人カバオくんだけが優雅に泳ぐ。
塩山:カバだからねえ。いやでも別にカバオくん以外にも泳いでいる生徒はいるでしょ。
堀田:カバとは一緒に泳ぎたくない。衛生面的に。病気が移されそう。
塩山:差別がひどいって。なんのために消毒層浸かってるんだよ。
堀田:こんなんじゃアンパンマンでの生活はやっていけないよ?
塩山:でも別にプールは夏場だけじゃんか。それを乗り越えたら学校生活くらいはなんとかなるんじゃない?
堀田:いやでも1限体育は変わりないから。そしたらダメだ。なぜならヤツは、汗をかくから。
塩山:お前が勝手に汗かく設定にしたからだろ。
それなら濡れるのを見越して、バタコさんに1限終わりに替えの顔を持ってきてもらったら?
堀田:いやいや嫌でしょ、身内が学校に来るのは。
塩山:うーんまあそれはそうかな。
堀田:大体、グラウンドにアンパンマン号が乗り入れてみなよ。
それ見た生徒みんなテンションMAXだよ?犬のレベルでは済まないからね?
塩山:なんで校庭まで乗り入れるの?歩いてくるかその辺に止めなよ。
堀田:家から遠いし駐車場もないし路駐が厳しい。
塩山:アンパンマンに路駐の世界観ないって。
なら、バタコさんは諦めて自分で顔を持ってきておけばいいじゃん。それを1限終わりに交換したら?
堀田:アンパンを?1限に?
塩山:うん。
堀田:でもそれってさ…、早弁にならない?
塩山:ならん。なったとしてもだろ。
堀田:大体あの顔カバンに入れるにはでかいからね?持ってくるのが面倒。
塩山:そんなの大きめのナップサックかなんかに入れたらいいじゃん。
堀田:言っとくけど、その日水着か体操着も持ってきてるからね。そしたらナップサック2つになっちゃうんだけど。
塩山:知らないよ!我慢しろよそれくらい!
堀田:それにナップサックってほら、よく蹴とばして歩いたりしたじゃん。学校着く頃にはもう中身の顔ボロボロになってるから。
塩山:生命線入れてるのになんで蹴とばして歩くんだよ。
堀田:百歩譲って大丈夫だったとして、給食の時間ね。
塩山:給食?
堀田:給食。危険しかないから。みんなー給食の時間でーす。ちゃんと食べる前に手を洗って消毒しましょうねー。
(手を抑えながら)ばぁ〜ひぶ〜へぼ〜!!!
塩山:バイキンマンはバイキンマンでさっきからダメージ負いまくってるね。
堀田:そしたらカバオくんが隅で一人で食べてるの。
塩山:なんで?クラスメイトいるでしょ?
堀田:いや、カバと食べるのは汚いしちょっと…。
塩山:さっきからカバの衛生面を気にしすぎだって。
堀田:あ!かびるんるん!一緒に食べよ!
塩山:かびるんるん完全にアウトだから。基準どうなってんだよ。
堀田:でもアンパンマンは世間体があるから、カバオくんと一緒に食べてあげないといけない。
塩山:世間体って言うな。そこを気にして活動してないんだよアンパンマンは。
堀田:あれ?どうしたのカバオくん。給食ほとんど残して。
え?嫌いなものが多くて食べられない?しょうがないなあ。それなら僕の顔を食べなよ。顔が欠けて力が出ないよぉ〜。
塩山:自分からやったじゃん今。
堀田:ほら!また!
塩山:あげなきゃいい話だから!カバオが嫌いなものがんばって食え!言ってもそれくらいでしょ?なんとかなるって。
堀田:学校行事!体育祭!汗のオンパレードだから!顔が濡れて力が出ないよぉ〜。
塩山:オンパレードって…。汗かかなくていい楽な競技も探せばあるって。
堀田:例えば?
塩山:うーん、大玉転がしとか?
堀田:そこそこしんどいし…。大体あれって、自分の顔が転がされてるみたいに感じて気分悪くならないかな?
塩山:気にしすぎだって。共通点丸いだけじゃん。じゃあ飴食い競争。
堀田:顔が粉まみれで力が出ないよぉ〜。
塩山:うーん。じゃあパン食い競争。
堀田:パン…、食い…?
塩山:まあまた共食いにはなるけど。
堀田:仲間のアンパンたちが…、ひもで…、首を吊るされている…。
塩山:ごめん、まさかそう見えてるとは思ってなかった。
堀田:魔女狩りと一緒の光景だよ?魔女狩り。そんなん見たらトラウマで冷や汗かくわ。あ。顔が濡れて力が出ないよぉ〜。
塩山:冷や汗で。見つけなくていいからそんなとこ。
堀田:でもまあなんだかんだで体育祭も無事終わったなー。
いやー学校から帰ってきたし、疲れたからお風呂入ろ。ざぶーん。顔が濡れて力が出ないよぉ〜。
塩山:自覚がなさすぎるんだって。注意をしなさい。
堀田:というわけで、アンパンマンでの生活はできません。だから私はやりません。別のをやります。
塩山:誰もやれなんて一言もいってないから。別の?別のって何?
堀田:俺がやりたいのはね、かびるんるん。
塩山:かびるんるんの評価なんでそんな高いの?いい加減にしろ。ありがとうございました。
審査員 点数 |
69 | 71 | 63 | 64 | 53 | 67 | 得点64.50 |
得票1票 |
【審査員コメント】 ・最初の数行読んで「はいはい、この手のアンパンマンいじりですねわっかりましたー」とナメてた自分を捻り潰したいです。 正直アンパンマンって題材はドベタだし、「顔が濡れて力が出ない」も擦られまくったフレーズなんですがとにかく構成と展開が丁寧。 アンパンマンに学校要素を加えることで斬新な展開が生まれてますし、「なんのために消毒槽」など強いワードも豊富。 何よりこのネタのキラーワードである「顔が濡れて力が出ない」が、ちゃんと繰り返せば繰り返すほど面白くなっているのが素晴らしいです。 他のキャラとの絡みなどアンパンマンという設定をもっと縦横無尽に使い倒して欲しかったという欲求は残りますが アンパンマンネタとしてかなり高いクオリティでまとまっていた良作でした。アンパンマンでまだこれだけ面白く出来るんだ。 ・巧さとバカバカしさが絶妙。身内が学校に来るのは嫌とかナップサック蹴飛ばすとか良かったです。 終盤の体育祭のくだりでパワーダウンしたのが惜しいです。もっとこじつけでもいいから別角度のボケが見たかったかなと。パン食いのくだりはやりたい感もわかりますが。 ・面白かったです。 ナップサック2つになる、蹴っちゃう、みたいにどんどんいろんなifが蓄積していく様が好きだったので、もっとそういう面を見たかったです。 ・会話のテンポが良く、ツッコミも的確で読みやすかったです。 路駐、バイキンマンが消毒層に入る等のボケが好みでした。 一方で顔が濡れる系統のボケがやや多く(主題なので当たり前ですが)、ちょっと飽きてくる部分もありました。 そこから更に一歩踏み込んだ展開をもう少し見てみたかったです。 ・アンパンマンをいじるネタは割と多くあるので、どうしても序盤の朝起きて顔が濡れる部分などは弱く感じてしまいました。 中盤からかなり独自の目線や切り口も増えてきて面白いなと思いましたが、エンジンがかかるのが遅かったなという印象です。 塩山が「なぜ学校なのか」など、話の流れを成立させるツッコミを入れていますが、 だったら最初から、「高校生活で一番思っていたことはアンパンマンにはなりたくないってことだよね?」ぐらいの入りにして、 高校生活の補足で使った行数を、もっとボケに回しても良かったんじゃないかなと思いました。 ・アンパンマンネタとしてはなかなか新しい切り口だと思いました。 ボケもベタではなかったのですが、もう一歩踏み込まれているとさらに良かったです。
レフト:セピア色と化す運動会
ライト:急にどうした
レフト:近年の運動会・体育祭というやつは小生の子供時代と比べるといろいろ変わっていると聞く
ライト:「徒競走で順位をつけない」とか「撮影は学校側の頼んだ専門の業者のみ」とか
「授業を圧迫するので午前中のみの開催」とかな。時代の流れとはいえ寂しいものではある
レフト:あと「BGMはフリー音源のみ」
ライト:今後実際そうならんとも限らん嘘、リアルにやめろ。某団体に新たな搾取のヒントを与えるな
レフト:運動会とはやはりお祭り感あふれるものであってほしい。
「『それでは全校児童の入場です』」
ライト:“ぼくのかんがえたさいきょうのうんどうかい”かな?
レフト:「ダン、ダン、ダダン。ダン、ダン、ダダン」
PRIDEのテーマ曲に乗って行進する子供たち。
「テテーテ テテーテ テテレテテレテーテー」
ライト:小学生に不釣り合いだろ。いきなりフリー音源じゃねえし
レフト:そして整列する赤組・白組・ロゼ組
ライト:ワインかよ
レフト:まずは校長の挨拶、続いて児童代表の宣誓だ。
「宣誓。ルサンチマンシップにのっとり」
ライト:そんなシップがあってたまるか
レフト:「喧々囂々と戦うことを誓います」
ライト:そういうタイプのバトルフィールドでは、ない
レフト:いよいよ始まる競技、最初は1年生の50m走だ
ライト:徒競走は定番オブ定番だな
レフト:「『1枠1番、マチカネイチロー。2枠2番、メジロジロー』」
ライト:競馬かよ。名前でジロジロするなよ
レフト:「(パーン)『さあ各児一斉にスタート。勝負は最後のストレートに持ち込まれた』」
ライト:50m走にカーブがある方が、稀
レフト:「『ここで先頭に立つのはメジロジロー、他を大きく引き離す。ジローが伸びる、ジローが伸びる。
そして今2位に10馬身差でゴール』」
ライト:左者の50mは世間の何mなのか
レフト:観客席に舞い上がる歓声とハズレ児券。
3連単を的中させた教師。おけらになる保護者。胴元なので損しない校長
ライト:コンプライアンスがどうとかいうレベルじゃない
レフト:ちなみに運動会自体は「本命:紅組、対抗:白組、大穴:ロゼ組」だ
ライトだからロゼ組はなんなんだよ
レフト:続いては2年生の玉入れ。赤や白の球を台の穴に向かって投げ入れる子供たち
ライト:台の穴とは
レフト:そして入った穴に応じてソースせんべいが払い出される
ライト:屋台の枚数決めゲームかよ。だとしても直接払い出されねえよ
レフト:「『5組の三者くんがJACKPOTで500枚獲得です』」
ライト:そんなに食えねえだろ
レフト:3年生の借り物競争は一筋縄ではいかない指令が多く並ぶ。
「トイレ貸してください」「カツラ被ってる人いませんかー」「テッパンネタおしえて」
「徳川埋蔵金」「部下を向かわせますので指定の場所まで200万円持ってきてください」
ライト:トリッキーすぎる。それに反社会的勢力まで育てる気か
レフト:「この中にお医者様はいらっしゃいませんか」
ライト:飛行機内の急患かよ
レフト:カツラを貸した校長が熱中症で倒れたのだ
ライト:児童のためにカミングアウトする男気。だが頭皮が日光に弱すぎるだろ
レフト:テントに運ばれる校長。テッパンネタがスベって喧嘩になる児童。
200万だまし取られた教師
ライト:喧々囂々の精神を出すな。
あと騙されたのさっき3連単当てたやつだろ
レフト:次は4年生の大玉ころがし。これにはF-1のBGMが似合う。
「テトテトテトテトテトテトテトテトン テテン テテン テテン」
ライト:まあ無しとは思わんが何故その選曲
レフト:F-1も大玉ころがしもコーナリングが重要
ライト:まさかの正論
レフト:ゆえに失敗すると悲劇を招く。
「『おーっと3組の玉がコースアウト。テントを巻き込んで激しくクラッシュ』」
ライト:校長ォーーーー
レフト:プログラムはまだまだ続く。5年生の障害物競走では
網をくぐり、そり立つ壁を登り、平均台を渡り、クリフハンガーを越え、粉の中から飴を探して食べる
ライト:SASUKEのPでも噛んでるのか?難易度の高低がえげつなさすぎる
レフト:泥水まみれの顔で粉に顔を突っ込む子どもたち
ライト:鬼畜かよ。クリフハンガーの下はせめてきれいな水にしろ
レフト:「お前の母ちゃんわら半紙〜」「おケツプリプリティ・ウーマン」
耳元でささやかれ、くわえた飴を思わず噴き出す
ライト:誰だよ、つまみ出せよ
レフト:「『校長先生は、自重してください』」
ライト:ピンピンしてんじゃねえか
レフト:そして6年生の綱引き。全精力を注いで綱を引っ張る児童たち。
つながれた手足を引きちぎられそうになる校長
ライト:拷問かよ。自業自得だが
レフト:情にほだされて手が緩むとすなわち負け。なので誰も気を抜かない
ライト:ある意味冷静な子供たち
レフト:それから運動会では競技以外にいわゆるダンス・遊戯の時間も忘れてはならないだろう。
寄席でいうところの色物だ
ライト:あのプログラムを寄席で例えるやつ見たことねえよ。
ともあれ、どんな曲か、動きが揃っているかなど見物だな
レフト:曲はレペゼン地球の『令和』
ライト:そこはゴールデンボンバーじゃねえのかよ。無料で使える的な意味でも
レフト:なお当初は『全てが僕の力になる!』の予定であったが諸事情で変更された
ライト:曲に罪はないんだよ。タイミングの問題なんだよ
レフト:途中の歌詞に「令和」が登場するところでは3人1組で「レ」「イ」「ワ」のポーズをとる
ライト:元ネタがレイクエンジェルとか今の子どもは知らねえよ
レフト:さて、ここで弁当タイム。全員にソースせんべいがおすそ分けされる
ライト:玉入れで獲って持て余したやつだろそれ
レフト:そして午後の部
ライト:昼食の撮れ高の少なさよ
レフト:まずはエール交換、応援合戦というやつだな
「あかぐみー(↓)がんばれー(↓)」「はいはい、ふれふれしろぐみ」
ライト:ド塩対応じゃねえか
レフト:これぞまさに“敵に塩を送る”という究極のエール
ライト:塩ってそういうことじゃないぞ
レフト:そしてここぞとばかりにシャッターを切りまくるカメラ小僧
ライト:甲子園のチア的なものを小学校に求めるな
レフト:いよいよ競技再開。まずは、「危ない」といわれてやらなくなっているところも多い
棒倒しと騎馬戦をミックスした「棒戦」
ライト:余計危なくなるとしか思えんぞ。というか競技名の雑さよ
レフト:相手陣地に置かれた騎馬を模した棒から帽子を取り合うゲームだ
ライト:木偶かよ。ただの早いもん勝ちだろそれ
レフト:ここで保護者が参加するレース。
「『ロゼ組の皆さんは入場ゲート前に集まってください』」
ライト:ロゼ組、まさかの保護者勢
レフト:「『遊者くんのお父さんはこの日のためにライザップで仕上げてきたそうです』」
ライト:力の入れどころよ
レフト:そしてレース開始。
「『現在トップはロゼ組の人。追うはロゼ組の人。少し離れてロゼ組の人。
おっとここでロゼ組の人を追い抜いてロゼ組の人がトップに。
そして今1着でフィニッシュ』」
ライト:普段見ない顔だろうけどもう少し呼び方考えろよ
レフト:そして最後はクラス対抗リレー。
「『1枠1番、1年1組テイエムサブロー。1枠2番、1年2組アドマイヤシロー(中略)そして8枠18番、6年3組アーモンドアイ。以上18頭フルゲートです』」
ライト:アーモンドアイいるしもう完全に競馬じゃねえか。トラック上どうなってんだよ。
というか全学年同時スタートかよ。そしてロゼ組は優勝争いに加われないのかよ
レフト:「(ドガシャン)『さあ各馬一斉にスタート。先頭は1番人気のアーモンドアイ。観客からは応援の声が飛び交います』」
「全財産賭けてんだから勝てよー」「貸したトイレ返せー」「ソースせんべいいかーっすかー」
「ここまでルサンチマン要素ほぼなし」「もっとPRIDE要素入れるとこあっただろ」「俺には…SASUKEしかないんですよ」
ライト:伏線の活かし方下手か
レフト:しかしアーモンドアイは中継地点でバトンを渡さず駆け抜けたので6年3組失格。
「なんてことしてくれるんだ」「金返せー」「この小学校の教育方針はどうなってんだ」
と荒ぶる大人たち。
「知るかボケ」「そもそも賭けてんじゃねーよ」「滅入るわー」
やさぐれる児童たち
ライト:ここでルサンチマン爆発させるなよ
レフト:これですべての競技が終了。さて、優勝したのは…
ライト:もはや結果とかどうでもいいし、そもそも成立していたのか?
レフト:校長が収益を持ってトンズラしたのでうやむやになりました
ライト:この漫才が一番うやむやだよ、もう結構
審査員 点数 |
86 | 74 | 52 | 59 | 38 | 81 | 得点65.00 |
得票1票 |
【審査員コメント】 ・出た、MM-1名物・直前の組とのネタかぶり。まさか立て続けに運動会が開催されようとは。 個人的に今までのエルトアールさんのネタで一番好きかもしれません。めちゃくちゃ笑いました。 「ワインかよ」「名前でジロジロするなよ」「カーブがある方が、稀」など序盤からツッコミのキレが最高。 漫才の形式がオーソドックスな分、クセ強めのワードが進行の邪魔をせずすんなり読むことが出来ました。 組体操から棒戦までが他と比べると若干パワーダウンして見えてしまった部分は否めませんが 終盤もキレイにまとまっていて非常に満足感のある漫才でした。「ジロジロするなよ」はどっかで使いたいです。 ・「伏線の活かし方下手か」大好きです。ロゼ組保護者勢とかも良かったです。 純粋に面白いボケが多かったですが、ハズレのボケが気にならなくなるような構成力みたいなのは欠けてると思いました。 枚数決めゲームは全くわからなくて、調べても全くわかんなかったです。。。 ・かなりちゃんとした漫才で好感をもてます。 単発のボケはややベタかなと思います。 ・会話が独特といいますか、他とあまり被らない個性のようなものを感じました。 しかしながら、こういった系統のネタで陥りがちだと思うのですが、これという山場やメリハリがなくスーッと終わっていく印象でした。 ・運動会というテーマでしっかりボケを連発して、読みやすいネタだと思いました。 ただよくある運動会ネタと同じ部分でボケているので、どうしてもボケに既視感があり、パンチ力を感じるボケが少なかったなという印象です。 ・全体的に小学校らしからぬワードの組み合わせでずっと面白かったです。ただマニアック過ぎて逆にハマらない感じにはなっていたかもしれません。 「50m走にカーブがある方が、稀」は今回一好きなフレーズですね。
まい:「もしかして:PINKY PUNK PUMKIN POP!! ネタ」
陽一:もしかしなくても。
まい:よろしくお願いします。
陽一:よろしくお願いします。
まい:っしゃー、じゃー、世相でも斬るか。
陽一:のっそり始めましたけど。まいちゃんに世相なんか斬れるの?
まい:確かに準備不足感は否めない。
陽一:ちゃんとニュースとか見とかないとね。
まい:ニュースはまあ、一旦ばらまいといて。
陽一:置いとけや。散らかすなよ。
まい:もっと大事なことがあるでしょ。
陽一:えぇ、例えば?
まい:まずね、あたし日本刀を持ってないの。
陽一:え?もしかして世相を物理的に斬ろうとしてる?
まい:そうだよ。
陽一:多分だけど、世相に実体は無いんだよね。
まい:え?そうなの?ニュースとかでやってた?
陽一:最新の動向は知らないけど、多分昔から無いままじゃないかな。
まい:あぁ、そういう考え方ね。東京オリンピックも近づいてるってのに古いね。
陽一:五輪関係あるかな。
まい:今日本はすごい速度で変わろうとしているんだよ。ちゃんとついていかないと。
陽一:世相を斬る人っぽい面構えになってきてるけども。
まい:世相の実体の無さが外国人にはわかりにくいらしくて。
東京五輪までを目処に世相の実体化に向けた動きが始まってるの。
陽一:外国には世相って無いのかな。
まい:民主党のゴリ押しで始まったプロジェクトなんだけどね。
陽一:もう二度と政権渡すなよ。
まい:だから、その辺りを目処に私も世相を斬る準備を進めようと思ってて。
陽一:なるほどね。楽屋戻ったら「世相 実体」で調べるけど、とりあえず続けて。
まい:まず日本刀を手に入れなきゃいけないわけじゃん。
陽一:一応確認なんだけど、日本刀じゃ無いと斬れないの?
まい:世相を斬る時に一番大事なのは、その斬れ味の鋭さでしょ。それは実体が無い頃からそうでしょ。
陽一:確かに。
まい:でもね、日本刀を買うとすると一つ問題があるの。
陽一:問題はたくさんありそうなイメージだけど。
まい:日本刀を売っている店の店員は絶対頑固じゃん。
陽一:う、うーん、そうかも。
まい:となると必然的に、私のような乙女に日本刀を売ってくれないと思うの。
陽一:必然?
まい:「日本刀は武士の魂、女子供に触らせるようなものじゃ無いんだよ!!」とか抜かしそうじゃん。
陽一:偏見すごくない?
まい:だからね、性転換をするの。
陽一:世相を斬るためだけに??
まい:世相を斬るためと、もう二度と痴漢にあわないため。
陽一:色々苦労してるんだな。
まい:と言うことで、性転換を完了したところで。
陽一:そこはあんまり苦労しないんだな。そして日本刀を買いに行くわけか。
まい:まずはお世話になった人たちに性転換を報告しないと。
陽一:そうだけど。
まい:小学校の時の担任の谷原先生、中学校の時の朝山先生、高校の時の橋田先生……。
陽一:各学校一人ずつ印象に残ってるタイプの。
まい:虫ばっかり食ってる大塚、毎晩夢精してる秋口、モテなすぎて乳首を毟った天野……。
陽一:やばい知り合い多いな。
まい:性別でしか人を見てない秋元、性転換に厳しい袴田、手術経験のある奴に暴力を振るう柴田……。
陽一:そいつらに報告する必要ないだろ。
まい:民主党の赤井。
陽一:ゴミプロジェクトとっとと止めろ。
まい:おそらく秋元、袴田、柴田の3人にボコボコにされる未来はあるなぁ。
陽一:他二人は置いといて、秋元って男見ると殴るのかよ。
まい:そりゃもう。
陽一:そりゃもうなのかよ。
まい:エロい男を見るとすぐ殴るんだよ。
陽一:エロい男にならなきゃ良くない?
まい:それは、なっちゃうと思う。現状から考えると。
陽一:そうか……そうか……。
まい:だから、暴力に耐えうる鍛え抜かれた肉体が必要。
陽一:報告しに行かなきゃいいんじゃ?
まい:仲間はずれは絶対ダメって谷原先生言ってたし……。
陽一:小学校時代1位の教師の言うことなら仕方ないか。
まい:でもね、私筋トレ続かないの。
陽一:そんな壁あるの。
まい:だから、報告に行く前の数日間、私を殴って欲しいの。
陽一:は?
まい:私をそれなりの強さで殴り続けて欲しいの。そうして私は強くなるから。
陽一:いやいや、女に手を上げるのは無理だって。
まい:その時私は男になってるから!受け入れて!
陽一:受け入れられるかなあ……。
まい:あるいは代わりに日本刀買ってきて!!
陽一:じゃあそれでいいわ!最初っからそれでよかったわ!性転換すんな!
まい:痴漢が。
陽一:それはもう秋元をボディガードにつけろ!男殴りの秋元をつけろ!!
まい:痴漢どころか車両一つ分全ての男が倒れちゃうんだけど。
陽一:じゃあ俺が守る!!
まい:それはキモい。
陽一:言いすぎた。
まい:だからもう性転換するか、女性専用車両に乗るかしか選択肢がない。
陽一:乗れ!!すぐにでも乗れ!!
まい:そうします。
陽一:これでもう世相斬るのに壁はない!?
まい:性転換もせず、体も鍛えず、日本刀は陽ちゃんが買ってくる。
完璧だ……。あとは本当に実体化政策が進むかどうか。
陽一:一番の関門残ってたわ。楽屋戻って「世相 実体化」で調べなきゃ。
まい:多分出てくるよ、「もしかして:PINKY PUNK PUMPKIN POP!! ネタ」って。
陽一:俺たちしか口にしてない概念なんじゃねえかよ。もういいよ。
二人:どうもありがとうございました。
審査員 点数 |
85 | はい | 62 | 70 | 79 | 77 | 得点74.60 |
得票1票 |
【審査員コメント】 ・入り方好きだわぁ。「っしゃー、じゃー、世相でも斬るか」は今大会の導入-1グランプリ1位です。 最初時事ネタかと思ったんですが、まさか「世相を斬る」自体をネタにするとは。この着眼点凄い。 そこから「日本刀を買う→性転換する→痴漢から身を守る」と話題が二転三転しているのに一切ツギハギ感の無いスマートな構成。 「そりゃもうなのかよ」「男殴りの秋元」などワードも強く、オチもキレイに回収されて非常にクオリティが高かったです。 しいて言うならキラーワードがあと1つくらい欲しかったことと、日本刀を買う下りをもう少し広げられたかなってくらいです。 しかしこの題材PARTY NOISEでやりたかったなぁ……やっていいですか? ・屁理屈で話が展開していくだとか、最後に色んな伏線を回収するだとか、 苦手なことに挑戦してみようと思って書いたネタです。 そうなっているかはわかりませんし、これは言い訳です。 ・節々におもしろいボケがあってさすがですね。 普段に比べるとあっさりしてるかも。 ・全体を通して水準以上に面白かったです。 ただ振り返ってここが特に!という感じとはちょっと違ったかもしれないです… 世相が実体化するという設定も(ネタの趣旨からするとさほど関係ないとは思いますが)あまりピンとこなかったように思います。 ・独創的な展開と、一つ先のツッコミが気持ちよかったです。 端的な会話で面白い絵を想像させるテクニックは素晴らしいのですが、反面読者の想像力を信頼したツッコミが多く、ついていけない部分も少し感じました。 割と読者によって好き嫌いが出そうな雰囲気ですね。構成面では痴漢の使い方がすごく上手だなと思いました。 ・
A:最近ですね、漫画やドラマとかにハマりましてね、
その中で、病人を手厚く看病してるシーンをよく見かけるんですよね。
B:ありますね。
A:羨ましいなぁ、と思いましてね。
大人になってからは、そういうこと一切無くなりましたからね。
今だと熱出した時は、一人でうなされながら寝ているから寂しいものですよ。
B:………。
A:ん?どうした?
B:………なるほどねぇ。
A:えっ?えっ?
B:おっ?あれ?お前顔真っ赤じゃね?
A:いえ、平常ですけど。
B:ちょっと、おでこ触らせてよ。(ピタッ)熱っ!これ、平常な人の温度じゃないって!
A:………何言ってるの?
B:ちょっと熱測らせて。77.7℃……!凄い熱!!辛いだろ?今すぐ横になりな。
A:いや……、あの……、まさかとは思うけど、俺の言葉真に受けて今から看病ごっこしようとしてる……?
言っとくけど、あれフリじゃないからな!!
B:なりな!!!
A:は、はい!!!やっぱり、そうだ俺の言葉真に受けてる……(横になる)
B:全くこんな無茶してまで、観客の前で漫才するとか、どんだけ凄い根性持ってるんだよお前。
A:………あの、ちょっといい?お前さっき77.7℃って言ってたけど、パチンコにハマってる?
後さ、もし本当にそんなに熱あったら、病院送りどころか地獄巡りするレベルだぜ?
B:熱でうなされてるせいでか、戯言が多いな……。大丈夫かな……。
A:………都合が悪くなると、こうやって話を聞いちゃくれないよコイツ。
B:取り敢えず、こんな邪魔な物は片付けておこう。
A:おい、センターマイク片付けるな。
B:寒いだろ?しかし、この部屋本当に何にも無いじゃん。
A:部屋じゃねーよ、ステージの上だよ……。
B:あー、毛布どうすっかな。仕方ない、楽屋にあるの取ってくるから暫く俺のスーツでも着て暖まってろ。
A:うわー、すげー男臭いわー。
B:じゃ、ちょっと楽屋まで一っ走りしてくるわ。(タッタッタッ……)
A:えっ!?マジで俺一人、横になって待ってるの!?おい、ちょっと…。あーあ、行っちゃったよ。
…………。
…………。
…………。
…………。
…………すいません、観客の皆様。こんなことに付き合って頂きまして。
…………。
…………。
…………何この羞恥プレイ。
…………。
…………。
B:ただいまー。
A:あー、やっと帰ってきた……。
B:ほら、毛布だぞ。
A:わー!ありがとう!これでやっと全身を隠す事ができるよー。
B:それと、楽屋においてあった弁当に水を入れて、お粥作ってきたぞー。
A:弁当がビショビショなだけじゃねえか!お粥バカにするんじゃねーぞ!
B:しかも卵粥だぞ。ほら、食えよ。
A:おい、それ卵焼きじゃねーか。揚げ物も入ってるから消化に悪いし、
こんなビショビショなの食べたくないわ!持って帰れ。
B:我侭だなー。あっ!そういえば、よくよく考えたら氷枕忘れてた!おい、そこの観客!ボーッとしてないで氷枕持って来い!
相方が危機的状況なんだぞ!野次馬のようにボーッと様子を見てるんじゃない!
A:おい、そこ!観客を巻き込むんじゃねーよ!!後、なんで命令口調なんだよ!
B:はい、そこの右端の観客から、氷枕、氷枕、氷枕、氷枕、氷枕、氷枕、氷枕、一人飛ばして氷枕……。
A:あの氷漬けにするつもりですか?俺は魚か!
B:そっかお前獅子座だもんな。
A:俺が魚座だったら遠慮なく氷漬けにするつもりかい!
B:後やってないと言えば……、そうだ!すいません!観客の中にお医者様はいらっしゃいませんか!?
A:……病名・仮病。後、お前さ設定がブレブレ過ぎて、ちょっと俺ついてこれませんわー。
B:てか、お前ブツブツ言わないで寝とけよ。寝ないと熱下がらないぞ?
A:ほらまた、都合が悪くなると強引に話を変えてくるー。
それにこんな大衆の目線の中、気になってなかなか寝れんわ。
B:わかった。じゃ、俺が昔話話してあるからそれで眠りな。
A:お前の昔話聞くよりも、国語辞典見てた方がよっぽど早く眠りにつけるわ。
B:昔々あるところに、おじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯しに行きました。
A:桃太郎かよ。二人とも寝転んで、漫才のステージにいるって異例だぞ。
B:おばあさんが川で洗濯していると、川から大きな桃が流れてきました。
おじいさんが山で芝刈りをしていると、山の奥で光ってる竹を発見しました。
A:おじいさんの部分要らない!
B:二人は仲良く分けようと、家に持ち帰り仲良く桃と竹を割りました。
すると、桃の中から小さな男の子、竹の中から小さな女の子が出てきました。
A:よくこの二つの昔話をミックスしようとしたな……。
B:男の子は、桃から生まれたから「桃太郎」、女の子は竹から生まれたから「かぐや姫」と名づけられました。
A:なんでだよ!竹から生まれたからってかぐや姫っておかしいだろ!もう昔話はもういい!メチャクチャ過ぎる!
B:じゃあ、何かとっておきのマジックを……
A:てか、看病自体もういいわ!(起きる)なんだよ!とっておきのマジックって!それで眠れる訳無いだろ!
さっきからお前に合わせて、寝込む演技してたけどツッコミ所が多すぎて逆にもうヘトヘトだわ!
B:あっ、もう看病いいの?
A:いいよ!
B:ところでなんだけど、俺の看病どうだった?物凄く癒されたでしょ?
A:お前の行動で街一つ滅ぶわ。もういい加減にしてくれ。
審査員 点数 |
57 | 32 | 44 | 55 | 45 | 61 | 得点50.00 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・「なりな!!!」いいなぁ。わずか3文字にも関わらず全てをねじ伏せるだけのパワーが迸ってますね。 メタ的な漫才は数あれど「実際に本気の看病をする」という設定は初見だったので非常に引き込まれました。 「この部屋本当に何もない」「全身を隠すことができるぞー」など良質なワードも多かったです。 個人的には、獅子座や桃太郎など「ボケらしいボケ」がこの設定では少し浮いているように思えました。 この設定ならボケはひたすらリアルな看病を続け、ツッコミのフレーズで笑わせるパターンに集中した方がブレがなく見やすいかと。 客イジリの下りも「人んちに来て何見てんだ!」など自宅看病設定に入り込んだ方が笑いどころも増やせたかと思います。 設定は本当に素晴らしいので、テーマを一貫させたバージョンを是非また見てみたいです。 ・一人飛ばして氷枕とかいいボケだったんですけど、これから面白くなりそうというところ終わってしまったので残念でした。 昔話の部分はそのまま昔話漫才の導入部って感じで蛇足感も強かったです。 途中で看病ボケが力尽きた感がありましたね……。たしかに看病って難しそう。 ・かなりいい設定だったので、このままもっと暴走していってほしかったです。 暴走が似合うネタだと思うので。 ・漫才中に本気で看病しちゃう設定自体はとてもいいと思いました。 後半普通の昔話ネタに変わっちゃってたりとか、全体的に短め(60行弱)だったりとか、 まだ進化の余地を残したネタだと思います。 ・Aが何故Bの看病に乗っかったのかなと思ってしまいました。 「Bの気持ちが嬉しいからありがたく看病されてみようかな」みたいな一言があればスッと入れたのですが、そういうセリフがないとBの行動をもっと早くAが止めるのではないかなと感じました。 あとBが最初は「この部屋」と言っているのに、後半で観客と言い出しちゃうのは厳しいかなと思いました。 ボケや、やっていること自体は平均点は取っていると思いますが、見せ方があまり良くないなと思いました。 ・設定はちゃんと面白かったので、あとはボケの広げ方次第ですね。 結構突飛なことをやった上で急に桃太郎というベタな題材・ボケで落ち着いてしまったので、そこからさらに急展開してほしかったな、と。
鈴木:どうもライラックの鈴木です! 皆さん我々の漫才をどうぞ気楽にご覧ください!
石川:ライラックの石川です。よく「話の通じない奴」と褒められます。
鈴木:褒められては無いと思うぞ。ところで僕ね、美容師になるのが昔からの夢なんですよ。
石川:美容師ですか。お客さんへの応対が大変ですよ。
鈴木:まあな。じゃあ今から練習させてくれ。
石川:分かりました……ここが美容室か、カランコロンカラン。
鈴木:いらっしゃいませ。当店初めてご利用のお客様でしょうか?
石川:え? いや私が第一号ということは無いとは思うんですけども。
鈴木:店にとっての初めてではなく! 貴方がこの店に来たのは初めてですか?
石川:そうですねえ、ここに来た記憶が全く無いので分かりかねます。
鈴木:ならば初めてですね! ご予約はされていますか?
石川:はい。毎週自動で録画されるように予約しています。
鈴木:何の話でしょうか!? そうじゃなくて、当店にご予約の電話などはされてませんか?
石川:え! 予約が無いとダメなんですか!?
鈴木:はい申し訳ございません。間もなく予約された方が来店される時間でして……。
石川:ああ、それ僕ですね。
鈴木:予約されていたと!? 先ほどの焦りは一体!?
石川:小芝居です。
鈴木:……左様ですか。ご予約のお名前は?
石川:デデンデ大王。
鈴木:デデンデ大王様……あ、はい。確かに承っております。それでは、お掛けになってお待ちください。
石川:デンデンデロデロ、デンデンデロデロ。
鈴木:呪いをかけられた! そうじゃなくて椅子に掛けて下さい。
石川:椅子にかけるんですね……デンデンデロデロ!
鈴木:だから呪いではなく!
石川:冗談ですよ。得意ではないですがやらせていただきます……椅子とかけまして!
鈴木:謎かけでも無いですよ!
石川:で、では何をかけろと!? まさか命ですか!?
鈴木:いえ別にこれ悪魔の椅子でも何でもないので!
石川:あ、分かった黒蜜ですね! 早く言ってくださいよ! では早速……。
鈴木:汚れるだけなんでやめて下さい。じゃなくて、どうぞ座ってください!
石川:ははあ座ればよかったんですか! で、どちらに?
鈴木:この場合、椅子以外の何があるというのでしょうか。
石川:なるほど椅子に座ると! ……どなたが!?
鈴木:誰って、デデンデ大王さんですよ。
石川:そうですか、そのお方は今どちらに?
鈴木:ご自身のお名前をお忘れですか?
石川:え? ああそうか! 私のことか! 私が座ればいいのか! ……それで、どちらに?
鈴木:この場合、椅子以外の何があるのでしょうか。
石川:なるほど椅子に座ると! ……どなたが!?
鈴木:誰って……何だこれは! これがあの無限ループという奴か!?
人を一人椅子に座らせるのがこんなに難しいなんて! 俺はどうしたらいいんだあ!
石川:あのう大変恐縮なんですが、少し膝を痛めてましてね。この椅子に座らせていただく訳にはいかないでしょうか?
鈴木:……特別ですよ?
石川:本当ですか、有難うございます! いやあ本当にいい店だ!
鈴木:ところでお客様、指名などございますか?
石川:ええ勿論。デデンデ大王と申します。
鈴木:いえ氏名ではなく……それ本名なんですか!? そうじゃなくて指名です。
石川:ああはい。デデンデ王国の民の安全を保障することですかね。
鈴木:成すべき使命でもなく……何者なんですかアナタ! そうじゃなくて店員を選べますが、いかがいたしますか?
石川:そうですねえ、では駅前のマックの店員で。
鈴木:それですと連れて来るのに時間がかかりますので、私が担当してもよろしいでしょうか。
石川:ああ大丈夫ですよ! 待ちますんで!
鈴木:マックの店員を指名するのは無理です! 私がお切りしてもよろしいでしょうか!?
石川:世相をですか?
鈴木:髪をです!
石川:では、エッフェル塔の形に。
鈴木:紙切り!? やったこと無いので無理ですね!
石川:じゃあスマイル下さい。
鈴木:ここはマックでは無いので、そういうのはやってません!
石川:なるほど……まさにマクドなるほど! じゃあ今言った感じでよろしくお願いします。
鈴木:すみません。全て無理です。
石川:アレもダメ、コレもダメって! じゃあ何なら出来るんですか!
鈴木:そりゃあ、カットとかセットとか……。
石川:ほほう。ハッピーセットは無いんですか? オモチャが付いて来るようなアレ。
鈴木:実はね、ウチあるんですよ! オモチャをプレゼントするサービスが!
石川:いや結構! 普通にカットでお願いします。
鈴木:……かしこまりました。ではどのようにいたしましょうか。
石川:そうですねえ、これからの人生どのようにすべきか……。
鈴木:そうじゃなくて! 今日はどのようにしますか!?
石川:今日はまず帰宅したら、録画した「世界ふしぎ発見」を観ます。
鈴木:ほう、毎週録画している奴ですね?
石川:それから、デデンデ王国の難民に救いの手を差し伸べるべく奔走します。
鈴木:毎度ご苦労なことで。
石川:あと、呪いの修行をつけてもらうため魔王さまの元へ赴き……。
鈴木:じゃなくて! どのようにカットしますか!?
石川:はあ。「カット」ってなんですか?
鈴木:カットとは……散髪です。
石川:そうですか3発ですか! では僕の頬にストレートを3発お願いします! さあ思い切って! 遠慮は無用ですよ!
鈴木:いやいや私、燃える闘魂的な人じゃないんで! 流石に暴力は倫理的に駄目です。
石川:駄目ですか……それじゃあ仕方ない。シャンプーだけお願いしますよ。
鈴木:かしこまりました、洗髪ですね。
石川:1000発いいんですか!? それじゃあ思いっきり殴っちゃって下さいっ!
張りきって参りまショー! イエーイ! イエーイ! ウヘヘイ、ヘーイ! カモーン!
鈴木:あれ? もしかして変態さんなんですか? ですから暴力は駄目です!
石川:アレもダメ、コレもダメって! じゃあ何なら出来るんですか!
鈴木:そりゃあカットとかセットとか……。
石川:ほほう。ハッピーセットはないんですか?
鈴木:もういいです無限ループは! あとはパーマをかけたりとか……。
石川:パーマとかけまして、アイドルと解きます!
鈴木:だから謎かけじゃなくて……その心は?
石川:天然と言い張る奴、疑わしい!
鈴木:ああ〜なるほど……マクドなるほど!
石川:あ?
鈴木:すみません、ホントすみません……それで、パーマをおかけになられますか?
石川:ああっ! そうだ行きつけの床屋さんに向かう途中だったんだ! こんな所で暇つぶししてる場合じゃないんだよ!
それじゃ失礼します! ここにチップ置いておきますんで!(舞台からはける)
鈴木:帰った……これは、500デデン? デデンデ王国の通貨か……本当に何だったんだ今の客!
思った以上に大変そうなので美容師になる夢は諦めます!
(石川、戻って来る)
2人:どうもありがとうございました。
審査員 点数 |
73 | 88 | 53 | 58 | 50 | 61 | 得点64.83 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・やっぱり安定感がハンパじゃない。ライラックさんの60分漫才とかずっと見てられる気がします。 言葉遊びを軸にした漫才はよくあるんですが、ここまで終始一貫したものは何気に珍しいかもしれません。 ベタな下りも押さえながら「椅子に呪い」「成すべき使命」「マクドなるほど」など意表を突く下りも多く、最後の回収もお見事。 ただちょっと伝わりにくいボケというか、ツッコミの物分かりが良すぎる下りが多かったのが気になりました。 「呪いをかけられた」「紙切り」などは前述のボケだけでは分かりにくいので、もう少しボケの表現を変えた方が笑いやすくなるかと。 また「…左様ですか」「…かしこまりました」のようなスルーするくだりは、軽くツッコミ入れてから進んだ方がスムーズかもしれません。 その辺りの細かい懸念事項が全てクリアされた上で更にフレーズのクオリティが上がれば、なお素晴らしい作品に仕上がったかと。 ライラックさんには是非この手の言葉遊び漫才を突き詰めて欲しいです。今大会で今後の期待値はダントツでした。 ・やり通しましたね、グルーヴ感あって面白かったです。 全部シンプルなボケなんですけど、場当たり的にボケてるんじゃなくちゃんと流れがあるのが素晴らしいです。 「マクドなるほど」大好きです。大王要素はもしかしたらいらなかったかもしれませんが、それを差し引いても爆笑させていただきました。 ・しょうもないといえばしょうもないんですけど、 ボケのキャラクターが一貫していて前提としておもしろい感じがしてよかったです。 ・正統派でテンポよく読めるので、良い意味で安心します。 ただ、意図的かどうかわからないですが言い間違い系のボケが多いので、見方によっては安易に映ってしまう側面もあるかなと思いました。 ・山場がないなと感じましたが、テンポ良くスラスラ読めてボケも豊富に作りこまれていて良かったです。 実際の舞台でやるとテンポが乗っかって良いネタに見えそうなんですが、テキストだとボケのパンチ力が足りないかなと思いました。 これだけボケを連発されると石川の方がもっとヒートアップしていいのかなと思います。ヒートアップせずに淡々といくならもう少しツッコミでフレーズに工夫が欲しいなと感じました。 ・デデンデ大王、とは妙なぶっ飛び方をしましたね。 たまにツッコミがボケた?と見える箇所もあり、面白ポイントがブレてるのが少々惜しいところです。その辺が分かりやすい構造にできているとさらに伸びそうです。
青瓜:パンティ泥棒です!
ジデ:ブリーフ栽培です!
2人:よろしくお願いします!
青瓜:いやー、この漫才する会場に来る前にまたパンティを盗んでしまいましたよ。
ジデ:ダメだよ! そんなに欲しいなら栽培すれば良いじゃないか!
青瓜:確かに僕は誰かの穿いたやつが欲しいという、変態パターンじゃないから栽培も良いんだろうけどさ。
ジデ:何だい? 栽培する自信が無いのかい?
初めはみんな初心者なんだから、気にせず栽培しちゃえばいいじゃないか。
青瓜:……実は前にパンティを栽培しようとして、パンティの種をたくさん買ってきたんだけどさ。
ジデ:おぉ、いいじゃないか、いいじゃないか。
青瓜:パンティの栽培自体には半分くらい成功したんだ。
ジデ:初めてなのに半分成功したんだ! 栽培の才能あるじゃん! 赤飯食べたい!
青瓜:赤飯炊いてくれるわけではないんだ。
ジデ:何かすごく赤飯食べたくなっただけ! それは譲れない!
青瓜:じゃあ僕の話を続けるよ、その成功した半分からは値札やタグも出たんだけど、
全部Sサイズで……僕L買ってきたつもりなのに……。
ジデ:あぁ、穿くモノ栽培界はそのへん適当なところ多いからね、よくある、よくある。
青瓜:で、Sサイズだし、値段だって安いパンティのほうが興奮するから安いパンティが良かったのに1枚1万だし、
全然理想と違うから畑を守っていたネットを取り除いて、カラスに全部穿かせたよ。
ジデ:もったいない! しかも1枚1万ってそんな運がいいこと無いのに!
サイズは向こうの間違いだけど、値段はランダムだからね! すごく運が良かったのに!
青瓜:とにかくそれ以来、パンティを栽培しようとは思わないんだ。
ジデ:むぅ、まず君は常識を全く知らないようだ。
僕が手取り足取り栽培のことを教えてあげるから。
ちゃんとサイズが正しい確率が高い種屋さんとかも知っているし、
僕がいろいろ教えれば、次は7割成功できるようになるだろうね。
青瓜:うん、じゃあそうしてもらおうかな、
僕を捕まえるには「後は現行犯を」という噂をよく耳にするし。
ジデ:じゃあまず信頼できる種屋さんに行くんだ。
その失敗した時、君はどこで買ったんだ?
青瓜:……100円ショップ……。
ジデ:なめているのか! そんなんでプロ気取るとはっ!
青瓜:いや……プロ気取っているつもりは無かったけども……。
ジデ:まず信頼できる種屋さんの、そうだな、僕行きつけの『スポーティ』に行こうか。
青瓜:あの、でも、僕が欲しいのパンティだから、ちゃんとレースのついたパンティとかあるの?
スポーティな、実用的オンリーな種しか売っていないなんてことないよね。
ジデ:えっ? ブリーフを栽培するんじゃないの?
青瓜:ズコーッ! そんなつもりは無いよ! だから僕は基本的にパンティ泥棒なんだからさっ!
あっ、それとも初心者はまずブリーフからしたほうが良いということかい?
ジデ:いやブリーフは上級者用だけど。
青瓜:じゃあパンティが良いよ!
ジデ:ブリーフは重ねてある布に土が入りやすくて、なかなか大きく育たないんだ。
青瓜:その上級者と言われるゆえんは別にどうでもいいよ!
あっ、でもレースのあるパンティには、土とか絡まって大きく育たないのかな?
ジデ:さぁ……パンティは育てたことないからなぁ。
青瓜:えっ、じゃあ君に教えてもらうって何か無駄なんじゃ……。
ジデ:そんなことない! プロ気取るな!
青瓜:だから全然プロ気取った気はないよ……。
ジデ:基本は全く違うけど、経験があるから!
青瓜:基本が違うのかっ! 経験ってその経験は全く違うモノの経験じゃないか!
ジデ:じゃあやめるのかい、パンティ栽培の夢をあきらめるのかい?
青瓜:それじゃあもうあきらめるよ! 要は僕が現行犯で捕まらなければいい話だからね!
ジデ:そうか、それも1つの選択肢だ。
おめでとう、赤飯炊いてあげるよ。
青瓜:このタイミングで炊いてくれるんだ、いやまあ赤飯の豆が苦手だから実際いらないけども。
ジデ:僕も豆はどかして食べる。
青瓜:そうだ、君は栽培ばかりしているけど、ブリーフを泥棒してみたいとは思わないの?
ジデ:まあ少しは興味あるけどもね、誰かが穿いたブリーフって。
青瓜:変態パターンだった!
ジデ:確かに畑を守っていたネットをあえて取って、
カラスが穿いたところを見計らい、カラスからブリーフを取り返し完成としているけども。
青瓜:ズコーッ! 相当な変態パターンだ!
ジデ:でも人間が穿いたとなると、それはもう、天国、なんじゃないかな。
青瓜:どひゃーっ! これは大物だ!
ジデ:じゃあ早速、その泥棒の仕方を教えて欲しいな。
青瓜:まず指紋や自分の体の脂さえも残さないように完全防備する。
ジデ:オマエっ! プロ気取るなっ! イキがるなっ!
青瓜:今までで一番強い言い方された! 良いじゃないか! 泥棒に関しては君よりプロだよ!
ジデ:そ、そうか……何か君が一瞬弟に見えた……。
青瓜:そんな、弟にも強気に出れる一面を見せられても……。
ジデ:まあそのことは置いといて、君の泥棒技術の話をしようか。
青瓜:えっとね、完全防備したら後はもう勢いだよ。
ジデ:勢い?
青瓜:そうそう「うぉぉおおお!」と叫びながらお目当ての家に突っ込むんだ。
ジデ:コソコソしないのか!
青瓜:もうそんなテンションじゃないよ。
ジデ:テンションを優先するなよ! 自分の身を優先しろよ!
青瓜:いやそんな守りに入った姿勢で泥棒なんてできないよ。
「うぉぉおおお!」とか「僕を助けてくれぇぇええ! 業から解放させてくれえええ!」とか言うよ。
ジデ:何か怖いっ!
青瓜:パンティ泥棒をしている時だけは、この世の悲しさを忘れることができるんだ。
ジデ:もっと別の発散方法を見つけるべきだ!
えっと、ほら、スポーツとかどうかな? 良い汗かこう!
青瓜:そんな子供だましじゃ潤せないんだ……。
ジデ:何か少年漫画に出てくる敵みたいな台詞!
いやいやスポーツも良いよ! まず徐々に準備をしようか!
青瓜:まあ話だけなら聞くよ。
ジデ:まず、種屋さんに行ってブーメランパンツの種を買って、パンツの準備をするんだ。
青瓜:種屋さん……種……それ栽培ルートじゃない!
ジデ:てへへっ、引きこもうとしちゃったぜ!
青瓜:ズコーッ! ズコズコズコーッ!
ジデ:そして、完成したパンツを収穫のために、
てへへっ、引き抜こうとしちゃったぜ!
青瓜:……。
ジデ:……。
青瓜:……。
ジデ:……。
青瓜:……。
ジデ:……ぁ
2人:どうもありがとうございました。
赤福 「どうもー!三重とは関係ないけど赤福です!よろしくお願いします!」
福 「ちょっと聞いて欲しいんですけど、最近ヒーロー戦隊に憧れていましてね。
オリジナルのヒーロー戦隊を作りたいんですよー。」
赤 「あー。こどもの頃は考えてましたね。でもまたなんで今になって?」
福 「いや、たまたま昔のDVDを見てましてね。」
赤 「あーたまにありますもんねー。昔の番組をみてその熱が再び燃えるってのは。ちなみに何見たん?」
福 「「SAW」「13日の金曜日」「バトル・ロワイアル」」
赤 「全部戦隊ヒーローと関係ないよね!全部グロテスクな映画じゃん! その三つをみて作った戦隊ヒーロー不安しかないんやけど!」
福 「とにかく作りたいの! だから協力して欲しいなーって思ってて。」
赤 「まぁ協力するぐらいなら。」
福 「じゃあ俺ヒーローやるからお前怪人やって!
じゃあ今からコント漫才入りまーす。」
赤 「言わなくていいよ!
わっはっは! この町をめちゃくちゃにしてやるー!」
福 「そうはさせないぞ!」
赤 「ん?だれだ?」
福 正義ウーマンレッド
正義ウーマンブルー
正義ウーマングリーン
正義ウーマンイエロー
正義ウーマンパープル
正義ウーマングレー
正義ウーマンブラック
正義ウーマンホワイト
正義ウーマンシルバー
正義ウーマンゴールド……
赤 「ストップ!ストップ! 多い! 総勢何人いるんだ!」
福 「1000人」
赤 「多いって! 登場シーンだけで30分超えるわ!」
福 「なんで! せんたいヒーロー作りたいのに!」
赤 「せんたい違いだわ!普通は「戦う隊員」略して戦隊なの! 一人の敵に対して1000人でボコボコにするヒーローはむしろ教育にわるいわ!
あと一番気になってたんたけど…
ウーマンしかいないの?」
福 「よくぞ聞いてくれました奥さん!」
赤 「俺男だよ。」
福 「俺は今までにない画期的なヒーローを思い付いたのです! それは
主人公が女の子のヒーロー!
ヒーロー全員が女の子だから服もひらひらで可愛いものでいいし実写が難しいならアニメにしてもいいし!
どう!斬新でしょ!」
赤 「確かにその戦隊ヒーローは見たことないね。
ただそれ完全にプリキュアだけど…」
福 「本当に!お嬢様!」
赤 「だから男だって…」
福 「くそ!俺の斬新なアイデアがパクられているとは!」
赤 「お前が遅すぎるんだよ!もう10年以上前にあっちはやってたんだよ!
ここは斬新さとか抜きして王道でいこうよ。
普通の戦隊ヒーローはなにかしらモチーフになってるものが多いよ。
例えばトランプをモチーフにしてるヒーローはトランプのマークにちなんだ名前になってたり。」
福 「あっそれなら考えてるやつがある!」
赤 「じゃあそれやってみよう。
わっはっは!この町をめちゃくちゃにしてやるー。」
福 「そうはさせないぞ!」
赤 「ん?誰だ!」
福 「正義マン愛媛
正義マン香川
正義マン高知
正義マン徳島」
赤 「なんでモチーフが四国やねん!」
福 「くらえ正義マン愛媛の必殺技ミカンの汁を目にかける」
赤 「やめろ!地味に痛い技!」
福 「続いて正義マン徳島の必殺技
すだちの汁を目にかける」
赤 「愛媛と技被ってるやん! なんで四人しかいないのに技被ってんねん!」
福 「正義マン高知の必殺技
カツオで相手の頭を叩きまくる」
赤 「前の二人とは比較にならないぐらい残酷だと思うんたが」
福 「最後に正義マン香川の必殺技
ひたすらうどんを食べる」
赤 「お前も戦えや! なに一人でうどん食べながら観戦してんねん!」
福 「四人合わせて!
四国戦隊!四国全て合わせても北海道より面積小さいし九州と合わせても北海道より面積小さいんジャーー」
赤 「なげぇよ! なげぇし北海道のすごさしか伝わらなかった!
もうモチーフの話は忘れてくれ! 普通に色にしよう!」
福 「了解ですお兄ちゃん!」
赤 「勝手に戸籍に入れるな!
わっはっは!この町をめちゃくちゃにしてやるー。」
福 「そうはさせないぞ!」
赤 「ん?誰だ!」
福
「正義マンスペクトラムレッド
正義マンサファイアブルー
正義マンモスグリーン
正義マングレープフルーツグリーン
正義マンパープル」
赤 「このボケは予想できたわ! なんだこの個性的すぎる色たちは!
グリーン二人いるじゃないか!」
福 「いや、グレープフルーツグリーンは黄色なんですよ!」
赤 「知るか! こどもたちは名前みて色を判断するんだよ! 黄色のやつがグレープフルーツグリーンっていったら子供たち混乱するだろ!
あと全部細かい色ならパープルもつけてやれよ! なんで一番普通のパープルなのに違和感しかない!」
福 「だって考えるのめんどくさいし」
赤 「はっきり言うな! パープルかわいそうだろ!
もっと普通の色でお願い!」
福 「じゃあ一番オートバックスな6色で。」
赤 「オーソドックスな。 オートバックスはタイヤになるからな。
わっはっは!この町をめちゃくちゃにしてやるー。」
福 「そうはさせないぞ!」
赤 「ん?誰だ!」
福「
正義マンレッド
正義マンブルー
正義マンイエロー
正義マンピンク
正義マンオレンジ
正義マンパープル
6人合わせて正義マンジャー!」
赤 「やっとそれっぽい…名前に捻りはないけど…」
福 「貴様だな悪の怪人
正義ウーマン!」
赤 「なんで名前を被せる! 悪の怪人に正義って名前絶対つけちゃだめ!
あとさっきも言ったけど正義ウーマンはプリキュアだからね!プリキュアと戦えば世間的に負けるのこっちだからね!」
福 「貴様だな悪の怪人
ジャスティス!」
赤 「英語にしてもダメ!ただシンプルに正義って名前じゃん!あと戦隊ヒーローより名前かっこいいし!
普通にワルダーとかでお願い!」
福 「わかったよ。わがままな弟もって大変だ。」
赤 「さっきお兄ちゃんっていってたのに。」
福 「現れたな!怪人ワルダー!
俺の斬新な女の子の戦隊ヒーローというアイデアを先に使いやがって!」
赤 「ただの個人的な恨みやないか!あとついでに言うと女の子が戦うアニメはプリキュアより前にもうあるからな!
そう個人的な恨みじゃなくて犯罪っぽいのをいうの!」
福 「現れたな!怪人ワルダー
コンビニのアイスボックスに入った写真をSNSに投稿しやがって!」
赤 「バカッターやないか! それも悪いけどもうちょっと犯罪っぽくてみんなが怖いと思うもの!」
福 「現れたな‼怪人ワルダー!
盗撮!痴漢!児童ポルノ法に反する本を買いやがって!」
赤 「違う!確かに犯罪だし怖いけど! 怖いのベクトルが違う!
なんか俺がやってるんじゃないかと誤解されそう‼
もう普通に強盗にして! 普通に強盗って日本語おかしいけど。」
福 「現れたな!怪人ワルダー!
強盗なんかしやがって!」
赤 「そうそれだよ!やっと普通になった。
ここから戦隊ヒーロー醍醐味の必殺技をだすの!」
福 「くらえ正義マン必殺 頭突き! 目突き! 噛みつき!」
赤 「ちょっと待って!」
福 「そして究極の必殺技!ローブローーーー!」
赤 「やめい! 必殺技全部ボクシングじゃ反則技だからね!
最後のローブローにいたってはほとんどの格闘技反則だからね!」
福 「だって喧嘩は勝てばいいし…」
赤 「ヒーローは喧嘩って言わないの!
戦隊ヒーローってルール守らないといけないの知らないの!
そうじゃなくてもうちょっと平和的に!」
福 「わかったよ。くそ野郎」
赤 「もうシンプルに悪口になった!」
福 「そういえば怪人ワルダーって娘さんいたよねー
この前あったけどとてもきれいだったなーー。
でも今物騒だからある日突然殴られるかもなー。しかも俺ヒーローだからあの綺麗な顔に傷がつくかもなー。
それって父親のワルダーもそうなって欲しくないよねーー。じゃあわかるよね?
サンドバックになってくるよね?」
赤 「それ平和的に解決じゃないよ! シンプルに脅迫だからね!」
福 「まぁこれで倒したとして…」
赤 「絶対苦情来るからね!」
福 「ここからEDですよ! 実はEDは歌って欲しい人達がいて!」
赤 「あっそうなんだ。」
福 「KAT-TUN」
赤 「なんでだよ!KAT-TUN自体悪くないけど戦隊ヒーローの歌を歌ってるイメージないだろ!」
福 「でも6人の団結力はこのEDにはピッタリかなって…」
赤 「もう3人いないんだよ!結構早い段階で団結力が崩れたんだよ!」
福 「えー!」
赤 「もういいよ! そんなんじゃ視聴者の心掴めないよ!」
福 「確かにね。戦隊ヒーローだけに…
「ハートキャッチ」できなかったってか!」
赤 「…おーー!」
福 「お後がよろしいよ…」
赤 「それもプリキュアだけどな!!
もういいよ!」
赤福「どうもありがとうございました!」
審査員 点数 |
38 | 30 | 32 | 32 | 32 | 43 | 得点35.50 (ボーナス+1点込) |
得票1票 |
【審査員コメント】 ・テンポ素晴らしい。ボケやツッコミをこれでもかというほど詰め込んだストロングスタイルの漫才で好感持てました。 全体のイメージとしては良くも悪くも正統派というか、大きく予想を裏切られるような展開に乏しかった印象です。 ヒーローという題材はベタ界の大御所と言っていいほど使い倒された設定なので、かなり独特の切り口が必要です。 「数が多い」「既出設定をパクリ扱い」「色が変」「怪人を脅迫」などはかなりよくある展開なので、どうしても既視感が出てしまいました。 四国はある程度独自性があったので、四国で1本、あるいは県モチーフ戦隊で1本通してしまった方が良いかもしれません。 オチ前のKAT-TUNの下りはめちゃくちゃビシッとハマってました。6人戦隊ってフリを活かした最適解だと思います。 ・うーん、ヒーロー漫才で見かけるボケが一揃い揃ってるって感じでしたね……。 基本は押さえられてると思うんですが。あとちょっと読みにくい感じもありました。 KAT-TUNは良かったです。 ・かなり王道の漫才。よかったですが、もう少しオリジナリティはほしいかなと。 予想できるボケはやらないほうがいいです。 ・オチで行間開けてうまいこと言うのがトレンドなんでしょうか… 戦隊ヒーローという題材に真正面から立ち向かう正統派な姿勢には好感が持てるのですが、 「見覚えがあるボケ」「ちょっと安易(に見えてしまう)ボケ」が多い印象を受けました。 けうけげんさんの審査員コメントにもありましたが、やりつくされた題材にどう未開拓の切り口を見出すかが腕の見せ所だと思います。 ・ヒーローものは実際のネタでもテキストネタでも良く使われていて、かなりボケに斬新さがないと既視感のあるボケになってしまいます。 しっかりボケは作っていると思うのですが、なかなかハードルを越えるボケがなかったような気がします。あと赤のツッコミで標準語と関西弁が混在しているのがとても気になりました。 狙って変な関西弁にしているとか、関西生まれの作者でない限りは無理に関西弁を使っても違和感しかでないので、標準語で表現した方が無難だと思います。 ・一つ一つのボケの発想としてはなるほどと思うものも多かったです。 全体的に赤さんのツッコミどころや感想がちょっとズレている感じなのが気になりました。
R:はいどーも!バトルロワイRです!
?:よろしくお願いします。本日も行数の許す限り、徹底討論していきたいと思います。
R:前回は、公共のトイレで長く個室に籠る人の増加とスマホの関連性について討論し、激論の末 思いもよらない結論に至りました。
?:今回はどんなお話が出来るでしょうね。楽しみです。
R:それでは今回の討論テーマに参りましょう!
?:『サッカーに比べてバスケは点数が入り過ぎ問題』
えー、こちらが今回のテーマになります。
R:一応、ご存じない方に説明すると、どちらも地球で流行ってるスポーツです。
?:宇宙人に向けて発信しなくて大丈夫です。
R:じゃあ普通に知っている前提で進めていきましょう。
?:まぁ、サッカーの試合って1-0とか3-0とかまぁそのくらいの点数が普通ですよね。
少なければ0-0、すごい多くても5-1くらいのイメージってところでしょうか。
R:はい。それに対してバスケは両チームとも50〜90点くらいとってますね。
?:そうなんです。これどっちも相手ゴールにボールを入れるという根本的に通ずる競技でありながら
なぜこんなに入る点数が違うのか。バスケのゴールはガバガバなんじゃないかという問題です。
R:なるほど。実際ゴールの大きさで言えばバスケの方が圧倒的にキツキツですけどね。
ただこの答えは簡単です。私、説明できますよ。
?:おっと、早くも結論出せるんですか。
こりゃサクサク議題を進められますね。それではお願いします!
R:はい。サッカーに比べてバスケは1試合で点数が入り過ぎってことですが、
まず、サッカーはゴールにボールが1回入ると1点なんですよね。
?:ええ。
R:一方、バスケは1回で2,3点入る時もあるんですよ。
?:そうですね。
R:だからです。
?:なんと!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
R:それでは次の討論テーマに参りましょう。
?:いや、まだまだまだ! まだ次行けませんよ!!!
R:バスケは1回で2,3点入る時もあるんですよ。
?:だとしても! だとしてもですよ!
R:「2」は「1」の2倍、「3」は「1」の3倍ですよ。
?:わかってますよ!でも、それだけじゃ解決には至らないって言いたいんです!
R:そうですよね。
今ので一発で解決するには、ゴールにボールが入ってる回数自体は同数あるいは近い値である必要がありますけど
実際は全然違いますからねぇ!
?:めちゃくちゃ分かってるじゃないですか!!!
R:それじゃあ、真の結論を述べる前に1チームの人数に着目してみましょうか。
1チームあたり同時にコートに出られる人数はそれぞれ、サッカーは11人、バスケは5人ですよね。
?:そうです。こうして見ると、バスケの方が点数はたくさん決まってるのに人数は半分以下なんですね。
R:ただ裏を返せば、障害が少ないってことです。
?:あぁ、たしかに。
R:想像してください。
あなたがおつかいに行く道中、ヤンキーが11人いる道と ただ純粋に力がある人という意味での力士が5人いる道どっちを通りますか?
ええ、つまり、そういう事なんです。
?:なんと!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
R:それでは次のテーマ、「エラーコインができた際、造幣局の職員に貨幣損傷等取締法が適用されるのか」です。
?:いや、まだ行くな! まだ次に行くな!
R:ん? まさかヤンキーが11人いる道を行くんですか?
?:ちょっとそっちの方が良いかもなって考える余地のある例えなんですけど!
どっちの道も数違いのヤンキーで良いじゃないですか!それなら5人のヤンキーのほう行きますよ!
障害が少ないから!でも、なんで片方はただ純粋に力がある人という意味での力士なんですか!
R:そりゃバスケプレイヤーは、全体的にサッカーよりもデカいし……
?:いや、そうだけども! そうだけどもね!
ゴールが高い位置にしか無い分、高身長のほうがシュートに安定性も増すんでしょうよ!
R:キリンが高い所の草を食べたくて首を伸ばしたのと一緒ですね。獣(けもの)だ。
?:ちょっと失礼では。
R:そう考えると、体格面ではバスケプレーヤーの方が恵まれた体格な気がしますね。
暴力で戦ったら間違いなく有利ですよ。
?:たしかに平均的な体格で見たらバスケの方が強そうですね。
サッカーでよく見る痛がる演技もバスケではあまり聞かないし、イメージの比較でも後者が強そうです。
R:つまり、サッカーよりもバスケの方が1試合で圧倒的に点数が入るのは
点を奪う能力、すなわちフィジカルの差というわけです!1人で何点でも稼ぐ力を持つ者がバスケに集まってるんです!
もし八村塁選手がサッカーのプロになってれば1試合で20でも30でも得点してるでしょう!
……いや、そんなわけないでしょ。暴論は置いておいてもっとルールとかシステム面に着目した建設的な議論をしませんか?
?:全部あなたですよ。
R:それでは試合の時間に着目しましょう。サッカーはロスタイムこそありますが、まぁ前半45分、後半45分で計90分ですね。
?:一方バスケは10分×4回で計40分です。この比較もいかにバスケで点が入るかを際立たせる比較ですね。
R:ただ計何分かというのはここではあまり意味を成しません。
?:はい?どうしてですか。試合時間が長い方がそれだけプレイも続くんですから点は多くなりそうですよね。
R:大事なのは間のインターバルですよ。サッカーは前半と後半の間の1回ですが、バスケは10分置きで3回あります。
時間の許す限りたくさん点を入れるには休憩が欠かせないんです。
?:なるほど。
R:想像してください。
『45文字書いて1回休憩して、また45文字書く』のと『10文字書いて1回休んで10文字書いて1回休んで10文字書いて1回休んで10文字書く』。
しかも、休む時は好きなドリンクとチョコを食べられるものとする。どっちが綺麗な文字の手紙になると思いますか。
そういうことです。
?:なん・・・、いや待ってください。驚きませんよ。
R:造幣局職員に適用されないとしたら、製造機械を出てすぐまだ貨幣として認められないってことでしょうか。
では、どのタイミングで損傷してはいけない硬貨になるのかですね。
?:いや、次のテーマを語り始めないでください。
正直、どちらも休み過ぎと思わざるをえない例え・・・ 休まず一気に書いてくれ。
R:話を戻しますと、休憩の必要性です。働き方改革が進んでいる方が高い業績をあげられるという話ですね。
?:まぁ両方ともベンチに7人控えているんで、交代要員がいるというのも働き方改革に大事ですよね。
R:そして比較に欠かせないのがコートの大きさです。バスケは約400m2ですが、サッカーはどんなに小さくても10倍の4000m2以上はあります。
?:しかも大きいと10000m2くらいのグラウンドもあるようですしね。
R:これを電車内で例えますと、サッカーはみんな座れる状態です。
荷物も席に置いて良いし、座席に横になったり ぬいぐるみを並べたりしても良いです。老人に席を譲って自分が立つ事もありません。
ベビーカーも畳まなくて良いです。通話して良いし、大声で騒ぐのも良し。
?:空いてても人は居るんだから、大声関連はダメですよ。
R:一方、バスケは満員電車です。
ギュウギュウ過ぎると、やっぱり足を少し がに股にして漏らしたウンコが潰れないように守るのも馬鹿らしくなりますよね。
?:どういう状況で電車に乗っているんですか。
R:守るのは置いておいて、とりあえず攻めようってなりますよね。
?:その状況で、攻めとは。
R:つまりバスケのコートの広さでは、この心理が働く結果 大量の得点が生まれるわけです。
?:バスケは守りが疎かになりがちって事ですか。少し失礼では。
R:まぁ、どっちも得点決めてる選手の方が中盤の守備で活躍している選手よりもチヤホヤされますからね。
?:でも、ウンコは漏らさないのが一番です。
R:おっ、結論が出てしまいましたね。ええ、まとめるとそういう事です。
前回に引き続き、今回も結論は「ウンコは漏らさないのが一番」となりました。
?:あらら
R:28回連続167回目です。
?:数字で振り返ると、誇らしい歩みが一目瞭然ですね。それでは今日はこの辺で退散しましょう。
さようなら。
R:次回は「エラーコインができた際、造幣局の職員に貨幣損傷等取締法が適用されるのか」からの議論です。
?:どんな結論になるのか!?
審査員 点数 |
83 | 74 | 76 | 81 | 74 | 70 | 得点77.33 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・オチにやられた。まさかトイレという前のテーマに最後の最後で必然性を出してくるとは。 クールな語り口調とバカバカしい展開の親和性が最高。淡々と繰り出されるバカ理論にどんどん引き込まれました。 設定上フリとして一旦普通の解説が必要不可欠なのでテンポという面では多少ゆっくりとしてしまうのですが 「宇宙人に向けて発信しなくて大丈夫です」「3は1の3倍」「獣(けもの)だ」など個々のフレーズの強度でカバー出来ていました。 個人的にはウンコの結論が出た時点でもう一回「なんと!?!?」を挟んでも良いかもしれません。 ちょっと後半に爆発力が足りない印象を受けたので、最後にもうひとつバカバカしい一撃が欲しかったかなと。 また、ヤンキーと力士の下り大好きなんですが、2つのスポーツの違いをさらっと別のスポーツで例えてるあたりも追及しても良かったかなと。 とはいえ、全体を通して非常に緻密に完成された、知性溢れるバカ漫才を堪能させていただきました。 ・一度審査したネタですが、何回読んでも飽きないタイプのネタですね。 これはこれで完成していてとやかく言える余地はないんですが、純粋な好みとしてこれくらいの点数です。 前見た時Vol.4だったんですけど、この人たち同じ話してるの気づいてなさそうですね。 ・実はボケてないんじゃないか?と思わせるくらいちゃんと議論してましたが、 ちゃんと議論している点がかなり面白かったです。 節々のワードセンスも良かったです。 ・エラーコインの部分でさりげなくインテリジェンスな部分を発揮してるところがポイントですね…。 導入から面白くて、ずっとワクワクする感じで読めました。 一方、ここから後半にかけて盛り上がれば、というところでやや失速した印象を受けました。 ・公共のトイレで長く個室に籠る人の増加とスマホの関連性について討論し、激論の末 ウンコは漏らさないことが一番にという結論に至ったんかい! 最初に読んだ時に、前回の思いもよらない結論、後半で出てくるフリかな〜と思っていたにも関わらず気づかなくてスルーしてしまった。 もうちょっとピックアップしてあげてもよかったんじゃないかなと思いました。全体としてはバカバカしいテーマをバカバカしく展開していって面白かったです。 序盤はRと?の討論的な面もあり、一見理屈が通っているように見える部分もあり、大変面白かったのですが、 後半からRが飛躍したことを言っているだけになってしまい、面白さが半減してしまった気がします。 Rだけが引っ張るのではなく、?と意見と交わした結果、ウンコを漏らさない結論辿り着いて欲しかったです。 ・討論って新しい形式ですね。 ちゃんとボケツッコミこそあるものの、割と本当に討論寄りな会話に感じました。 フレーズが面白かったりで楽しく読めるものの、構成のせいなのか盛り上がり度合いがやや小さめだったのが惜しいです。