鳴子:先日図書館でどんちゃん騒ぎしたときの話なんですけど。
神崎:めっ。モラル的にめっ。
鳴子:先日図書館でポンちゃんとどんちゃん騒ぎしたときの話なんですけど。
神崎:めっ。謎の交遊関係はめっ。
鳴子:先日図書館で女性漫才コンビ「おちゃらけヒポポタマス」のボケ担当である
ポンちゃんことポンパドールあすかとどんちゃん騒ぎしたときの話なんですけど。
神崎:早く話せやー。予備情報ばっかダラッダラ汚水みたいに垂れ流してないでさっさと話せやー。
鳴子:ちなみにその図書館は、かつて上空でUFOが8台目撃されまして、それを重く見た政府が……。
おっといけない言い忘れてました、どうもPARTY NOISEです。
神崎:はいよろしくお願いいたしまーす!!ちくしょうわりと気になる周辺情報で打ち切られたー!!
鳴子:自己紹介しますと、金髪の方がエスパニョーラみずきで、赤髪目隠れロックTシャツの方がポンパドールあすかです。
神崎:以上、おちゃらけヒポポタマスの紹介でしたー!想像よりも尖ったやつらでしたねー!
PARTY NOISEは神崎駿と竹林鳴子ちゃんの2人でお送りしておりますー!2人とも猫派でーす!
鳴子:さぁ頑張りましょうね神崎君。頑張って皆さんの脳髄に焼き付き張り付きこびりついていきましょうね。
神崎:意気込みキショいよ、ポップさに欠けるよー。まぁ頑張りましょー。
鳴子:まぁさっき言ったことでわかる通り、私最近読書にハマってまして。
神崎:何一つ伝わってないぞー?読書好きは図書館で騒がないぞー?
鳴子:本当に本ばかり読んでまして。最近の休日はもっぱら読書とレスバとエゴサーチです。
神崎:悪い休日の過ごし方してんなー。鳴子ちゃんにネットの意見気にしてほしくないなー。
鳴子:Twitter面白いですね。元々は前澤社長の100万円企画RTするためにアカウント作ったんですが。
神崎:やだなー、相方が若槻千夏と同じ戦法でTwitter始めてんのやだなー。
鳴子:まあとにかく本が大好きで朝から晩まで方を読みまくってまして。
もう最近は本の虫、いや虫通り越して本の罠、いやもはや本のエリックワイナイナです!
神崎:法則性が見えねぇよー。その三つが段階で表される世界ねぇよー。
まあ僕も読書は好きだから鳴子ちゃんが本を読むようになるのは嬉しいけどさ。
鳴子:おっ、マジですか?じゃあ今度一緒に図書館でどんちゃん騒ぎしましょうね!(わくわく)
神崎:しねぇけどなー。現時点じゃ読書家の風上にも置けやしないけどなー。
ちなみに鳴子ちゃんが一番好きな本は何?僕は「容疑者Xの献身」かな。
鳴子:あーXですか。すいません、私まだAも読んでないんですよー。今月中にCまでは読みたいんですけどー。
神崎:そんなんねぇぞー?Aから順に刊行されてゆくシステムじゃねぇぞー?
鳴子:まぁ、でも一番好きなのは「実話ナックルズ・激ヤバ!芸能界の裏のヤミ」ですかね!
神崎:コンビニのやつだろそれー。図書館に置いてねぇやつだろそれー。
鳴子:あれ凄いですよね!冒頭で引き込まれページをめくる指が止まらなくなり、ラストに衝撃を受けました!(ばっふんばっふん)
神崎:そうはなるかねー。コンビニコミックスにそこまでの引力があるかねー。
鳴子:芸能界シリーズ好きなんですが、都市伝説シリーズも最高なんですよねー……。
やっぱりナックルズ系が鉄板ですかね。あ、もちろん稲川淳二の怖い話シリーズも外せません!(キラキラ)
神崎:どんだけ魅せられてんだよー。あれ長距離ドライバーがサービスエリアで暇潰すためだけに売られてんだよー。
鳴子:私もあんな本を皆さんに届けたい、あんな本に囲まれた仕事がしたい!
というわけで神崎君、私コンビニの店員がやりたいんですよ。
神崎: ! ! ! ? ? ? ?
え、コンビニ!?こんだけいりくんだ導入しといて、本日のテーマコンビニ!?
鳴子:いいですよねーコンビニ。ファミマの入店音で替え歌したり、自動ドアに挟まれたり雑誌温めたりしたいですよねー。
神崎:ベタボケ片っ端から潰すなよー。どうすんだ他の参加者のガチボケと被ってたらよー。
鳴子:「とっさのネタ被りに対応出来ないようなマニュアル芸人は舞台上で延々と電卓のトリセツ読んでりゃいいのでは」
こないだポンちゃんもそうツイートしてましたし。
神崎:尖ってんなポンちゃーん。なんでそんなギラギラしてんのにコンビ名おちゃらけヒポポタマスなんだろうなー。
鳴子:「無駄に語尾でキャラ付けしようとする無個性芸人はハム太郎100万回見てキャラ付け学ぶべきだよー」ともツイートしてました。
神崎:おいイジってやがんなポンパドールこの野郎ー。やってやんぞコラ、ツレ呼んだんぞコラー。
鳴子:ちなみにそんなポンちゃんは前澤社長に100万円貰いました。
神崎:マジかよすげぇなポンちゃーん。芸風的に絶対RTしちゃダメなやつだけどなー。
鳴子:そんなわけでコンビニの漫才をやらせて下さいな。ご安心下さい、いまだかつて無い斬新なコンビニネタをお見せ致します。
神崎:そういうの言わない方がいいんだぜー?ハードルが天元突破して肉眼じゃ見えねえぜー?
鳴子:とりあえず神崎君はお客様として入ってきてください。まず入店音でボケますので。
神崎:なんで手の内バラすんだよ強者かよー。
いやー、こんなところに入店音でボケてきそうなコンビニがあるなー。入ってみよう。ウィーン。
鳴子:207。
神崎:どういうボケだこれ。入店するなりなんのナンバリングだこれ。
鳴子:いらっしゃいませ!ようこそ濡れたイグアナが店内を埋め尽くしている岬の果てのコンビニへ!
私は店長のズタ袋噛み子!8種類くらいの性病と15人くらいのヒモを抱えています!!前世は亀噛みの巫女です!!
こっちはバイトの蛆虫啜り泥浴び美!私が作った木偶人形に命が宿ったモノです!!(ニコニコ)
神崎:嘘だろお前。
鳴子:さあお客様、今日はどのような呪われたコンビニコミックスをお買い求めでしょうか!?
私のオススメはこちらの触ると末代まで猫がヘドロ武者に見える呪いがかけられたコンビニコミックスです!!
もしも冷やかしの場合はやむを得ません、このチェーンソーで首を切り裂き神棚に供えます!!(ニコニコ)
神崎:正座。
鳴子:はい。(ちょこん)
神崎:鳴子ちゃん、ベタじゃなければいいってもんじゃない。被らなきゃいいってもんじゃない。
「情報量=笑いの量」じゃないんだよ。法則性のないクレイジーは笑いに繋がらないんだよ。
鳴子:えー……でも「最近のPARTY NOISEは鳴子があんまり狂ってないからオワコン」ってツイートされてましたし……。
神崎:ネットの意見に囚われんなよー。だからエゴサはやめとけって言ったというにー。
鳴子:それに図書館でポンちゃんにこのボケ話した時は腹抱えて笑ってましたよ?
神崎:誰のツボ信頼してんだー。つーかどんちゃん騒ぎの内容これか、図書館でキモい話すんなよー。
鳴子:まぁ司書の方に怒られた時はポンちゃんが万札握らせて見逃してもらいましたしね。
神崎:100万円の悪い使い方しやがってー。前澤社長はみんなの夢のために企画したんだぞー。
とにかく、ワケわかんないボケすればいいってもんじゃないから。もう少し丁寧なボケをかまして?
鳴子:わかりました。じゃあもう一度お客様として入ってください。ここでボケの幅をお見せしますよ。
神崎:だから言わない方がいいんだけどなー。しゃーねーか隠し事が出来ないことが鳴子ちゃんのいいところだもんなー。
いやー、こないだのワケわかんないコンビニが爆発して新しいコンビニが出来てるなー。早速入ってみよう。ウィーン。
鳴子:Eの8396。
神崎:だから何なんだこの数列。謎解きかこれ、おい誰か伊沢拓司呼んでくれ。
鳴子:いらっしゃいませ!ようこそうんこコンビニへ!!
神崎:マジかよお前。
鳴子:私は店長のぶりぶりヶ崎うん子。実は人間じゃなく、うんこ星人なのです!!
うんこいかがでしょうかー!!固いうんこから柔らかいうんこまでぶりぶりぶりぶり、間違えた、よりどりみどり!
はっ!あなたは実はお客様じゃありませんね!?さてはあなたは、ちんちん星人!!
神崎:正座。
鳴子:はい。(ちょこん)
神崎:笑いをナメるな。小3にネタ作ってもらったと思われるだろ、第一鳴子ちゃん乙女だろ。
ちゃんとしようよ僕は鳴子ちゃんには老若男女にお見せできるマジキチになってもらいたいんだよ。
鳴子:いやでも……聞いた話によるとコンビニの製品って、ほとんどうんこから出来ているらしいですよ?
神崎:どこから仕入れた情報だよー。ネタ元ゲロっちゃえよ、僕がカンフーで成敗してくれるわ。
鳴子:コンビニで読んだ「実話ナックルズ・激ヤバ!日本の商品事情のヤミの裏」ですけど……。
神崎:おいこら見てるかナックルズー。無垢な鳴子ちゃん騙して楽しいか、見てろよ神崎ナックルズ喰らわしてやるからなー。
とにかくうんことかちんちんとか言ってはいけません。ちゃんと万人に伝わるボケをぶっぱなしましょう。
鳴子:わかりました、ではラストチャンスをください!!
神崎君はお客様として入ってください。そろそろオチに向かって畳み掛けますので。
神崎:全部バレたよー。この漫才の構成が全部バレたよー。
いやー、こないだのコンビニが巨大なルンバに吸われて新しいコンビニが出来てるなー。早速入ってみよう。ウィーン。
鳴子:8633144666F+。
神崎:マジで何なんだこの下りは。試されているのか、僕は世界に試されているのか?
鳴子:いらっしゃいませ!!ようこそ図書館へ!!
神崎:正座。いや土下座。いよいよテーマすら破壊しよってからに。
鳴子:待ってください!!お客様ご存じないんですか!?
全国のファミリーマートはこのたび図書館に吸収合併されたんですよ!
神崎:なんだその設定はー。何故そんなことをー、国の施設がM&Aに手を出すなよー。
鳴子:おかげで全国の人付き合いが苦手な司書さんが強制的に接客業をやらされることになりました。
神崎:可哀想だろがー。司書さんとかサービス業とは絶対交えちゃいけない職種だろうがー。
鳴子:とはいえコンビニとしての機能には何の問題もございません!!
せいぜい店舗面積の半分を本棚が占め、古本の匂いが漂い、店内BGMが速読する音であることくらいです!!
神崎:問題山積だよー。BGMで終始パララララッてされてのんきにお買い物出来ないよー。
鳴子:本はめちゃくちゃありますよ!?容疑者Aから容疑者Zまで、さらには容疑者AAAも!!
神崎:だからXしかねぇんだよー。微妙に古い時事ネタ放り込んで来るなよー。
鳴子:特に充実しているのがコンビニコミックスのコーナー!
私のオススメがこちら!触るとハムスターが赤潮般若に見える呪いがかけられた、ちょっとイグアナにかじられた本です!!
神崎:悪いところ出てるぞー。情報量で打ち負かそうとする悪いクセ出てるぞー。
鳴子:さらにホットスナックも充実しています!こちらのチキン、なんと食べるとうんこになるんです!!
神崎:うんこ出てるぞー。鳴子ちゃんの中の小3男子が鼻水ぶら下げて走ってきたぞー。
鳴子:さらにスタッフの瓦礫掘り山汚水呑み奈のオススメが……バキューン!!
ぐあっ!!突如やってきたコンビニ強盗の放った弾丸が私の肩を撃ち抜いた!!
神崎:急展開ー。図書館コンビニの世界観をいまだ把握していないのに急展開ー。
鳴子:「早くこのカバンに100万円入れなさい! 相方だけ前澤社長に100万円貰って私には貰えないのはズルい!!」
あ、あなたは! エ ス パ ニ ョ ー ラ み ず き ! ! !
神崎:ここにきて誰を回収してんだー。やべぇコンビだなおちゃヒポ、YouTube漁ってみよネタあるかなー。
鳴子:「待ちなさいみずき。貴女のように才能のある芸人が、こんなところで未来を潰してはいけない」
あ、あなたは! 若 槻 千 夏 ! ! !
神崎: う る せ え え え え え ! ! ! ! !
正座!さっさと正座!可及的速やかに正座!!
鳴子:うーん、なかなかコンビニの店員は難しいみたいですねー……。
神崎:正座しろやー。何をここにきて直立不動で困ってんだー。
もういいよ鳴子ちゃん……こんだけメチャクチャやっといて、率直に今どう思うの?
鳴子:433/545KB。
神崎:自己採点すんなよー!!!
八神 インタープラグだ!よろしくお願いします!
綿谷 わ〜〜〜!たやです!よろしくお願いします!今日は僕の話を聞いてほしいんですよね。
八神 お、何か話したい話があるのか?
綿谷 この前、道で財布を拾ったので、交番に届けたんだよ。
八神 へぇ〜、良いことしたな。
綿谷 そしたら、届けたタイミングで持ち主の女性が現れたんだよね。
八神 おぉ、グッドタイミング!
綿谷 その人めっちゃ綺麗な人で!僕、だめもとでその人をお茶に誘ったんだよね。
八神 初対面で?すげえなその行動力。
綿谷 何とオッケー貰えて!で、何回か会っている内にどんどん距離が縮まって、遂にお付き合いをすることになったんだよ〜!
八神 マジで!?何だよ良いことしてご褒美って本当にあるんだな!?
綿谷 って言う夢を見たんだよね。
八神 夢かよ!!夢の話なのかよ!!
お前が道歩いていたら財布拾って交番に届けたら持ち主の綺麗な女性が現れてお茶に誘ったら交際に発展したって夢かよ!
綿谷 夢だとこんな都合の良い展開になるよね〜。
八神 え?現実はなにえらい目に遭ったのか?
綿谷 現実は大変だよ。その目が覚めた日に出かけたんだけど、ヤンキーとすれ違い様に肩がぶつかっちゃってさ。
八神 うわぁ最悪・・・完全に絡まれるコースじゃん。
綿谷 胸ぐらつかまれちゃって、カツアゲされかけたんだけど、昔習ってた空手の型を思い出してヤンキーに繰り出したんだよ。
八神 思い切った行動をとるなぁ!
綿谷 そしたら、ヤンキーをぶっ飛ばしたんだよね!すっごい気持ちよかったよ!正義は勝つ!
八神 すげえなぁ!お前腕っ節も立つんだな!
綿谷 って言う夢を見たんだよね。
八神 夢かよ!!夢の話なのかよ!!
お前が道歩いていたら財布拾って交番に届けたら持ち主の綺麗な女性が現れてお茶に誘ったら交際に発展したって夢を見た後に
出かけたらヤンキーに絡まれたけど空手でぶっ飛ばした夢かよ!
綿谷 そもそも僕空手なんてやってなかったし。
八神 そっから事実じゃあないんかい。
っていうか夢の話止めてくれねえか!?実際に起きてない話を延々と聞かされるとか実りゼロの時間なんだけど!
綿谷 でも、夢って不思議だよね。今僕が話したみたいにはっきり覚えているものもあれば、
朝起きた瞬間にどんな夢だったか忘れちゃう夢もあるよね。
八神 まあ、確かに夢見てたかどうかすら思い出せないこともあるくらいだからな。
綿谷 で、ネットで調べたんだけど、
夢をはっきり覚えているときって、何か心配事があるから脳の切り替えが上手くいっていないってことが多いんだって。
八神 そうなのか?お前かなり事細かに夢の内容覚えているから何か心配事があるって事なのかもしれないな。
綿谷 あと、落し物を拾ったり、異性と話す夢を見るときって、何かしら現状に満足できていないらしいんだ。
八神 当てはまってるな!?夢の中で見た夢とどんぴしゃ!
綿谷 あと、知らない人を殴ったりする夢って、近々大きな成功を成し遂げる予兆って言われているんだって。
八神 お!これはもしやこのMM-1で優勝するフラグが立った感じなのか!?
綿谷 他にも調べたら、同じ事を何回も繰り返す夢を見る人は、安定した生活を求めている傾向があって、
物を食べる夢を見ると、体のどこかに異常があることが多いらしいよ。
八神 はえ〜・・・夢って実際の精神状態とか体調が現れるんだな。
綿谷 って言う夢を見たんだよね。
八神 夢かよ!!夢の話なのかよ!!
お前が道歩いていたら財布拾って交番に届けたら持ち主の綺麗な女性が現れてお茶に誘ったら交際に発展したって夢を見た後に
出かけたらヤンキーに絡まれたけど空手でぶっ飛ばした夢を見た後にネットで夢について色々と調べたって言う夢かよ!
綿谷 いくらなんでもそこまで夢で分かるわけないよね。
八神 実りゼロっていうかマイナスの時間じゃねえかよ!
その夢の内容と実際の心身の状態の話も夢の話なんだから無駄話につき合わされただけじゃねえか!
綿谷 ベッドから体を起こしたら、部屋の中にたくさんのワラビーがいて。
八神 は?
綿谷 あわてて外に出たらあたり一面荒野になってて、遠くを見たら巨大な岩が見えたんだ。
八神 ・・・。
綿谷 何か見たことがあるな~って思ったら、エアーズロックだったんだよ!そう、寝ている間にオーストラリアにいたんだ!
八神 ・・・多分夢だろ!ありえねえよ現実では!寝てる間に国外にいるって拉致じゃねえか!
綿谷 エアーズロックに近づこうとしたら、全然前に進まなくって、足元を見たら大きな蟻地獄に飲まれかけてたんだ。
八神 夢だな〜!これは完全に夢だな〜!!
綿谷 必死になって這い上がったら、僕のことをお母さんが見ていたの。
八神 何かあれだな、風邪引いたときに見そうな夢だな。
綿谷 そのとき、お母さんに貸してたお金を返してもらおうと、声を掛けたんだけど、自分の声が信じられないくらい低かったんだよね。
八神 病院行け。たぶん風邪だよ。というか夢の話は止めろって言ってるじゃねえか。俺の話全く聞いてねえな。
綿谷 って言う話を思いついたんだよね。
八神 嘘かよ!!嘘の話なのかよ!!
お前が道歩いていたら財布拾って交番に届けたら持ち主の綺麗な女性が現れてお茶に誘ったら交際に発展したって夢を見た後に
出かけたらヤンキーに絡まれたけど空手でぶっ飛ばした夢を見た後にネットで夢について色々と調べたって言う夢を見た後
目が覚めたらオーストラリアでお母さんにお金を返してもらおうと思ったら声変わりしてたって言う嘘の話かよ!
綿谷 あ、ワラビーよりカンガルーのほうがリアルだったかな。
八神 何だっていいわ!まだ夢の話のほうがましだったぞ!
っていうかどっからが嘘だったんだよ!?そのオーストラリアの話が嘘なのか財布拾った話から丸々嘘なのかどっち何だよ!?
綿谷 でも、夢ってリアルすぎてたまに現実特別つかないときあるよね。
八神 また夢の話しようとしてねえか!?
綿谷 この前見た夢なんか凄くリアルで、道で財布を拾ったので、交番に届けたんだよ。
八神 は?
綿谷 そしたら、届けたタイミングで持ち主の女性が現れたんだよね。
八神 え!?同じ夢見てね!?
綿谷 その人めっちゃ綺麗な人で!僕、だめもとでその人をお茶に誘ったんだよね。
八神 あ!完全に同じ話だ!これオチまで俺知ってるやつだ!
綿谷 何とオッケー貰えて!で、何回か会っている内にどんどん距離が縮まって、遂にお付き合いをすることになったんだよ〜!
八神 ここだけ聞いたらめっちゃ良い話だけど!
綿谷 って言う夢を見たんだよね。
八神 予想通り夢かよ!!嘘の話なのかよ!!
お前が道歩いていたら財布拾って交番に届けたら持ち主の綺麗な女性が現れてお茶に誘ったら交際に発展したって夢を見た後に
出かけたらヤンキーに絡まれたけど空手でぶっ飛ばした夢を見た後にネットで夢について色々と調べたって言う夢を見た後
目が覚めたらオーストラリアでお母さんにお金を返してもらおうと思ったら声変わりしてたって言う嘘の話をしたら
お前が道歩いていたら財布拾って交番に届けたら持ち主の綺麗な女性が現れてお茶に誘ったら交際に発展したって夢かよ!
綿谷 夢だとこんな都合の良い展開になるよね〜。
八神 あれ?これセットでまた同じ話聞かされるんじゃね!?
綿谷 現実は大変だよ。その目が覚めた日に出かけたんだけど、ヤンキーとすれ違い様に肩がぶつかっちゃってさ。
八神 うわぁ知ってる話!オチが無いというか話自体が無かった話が始まってしまった!。
綿谷 胸ぐらつかまれちゃって、カツアゲされかけたんだけど、昔習ってた空手の型を思い出してヤンキーに繰り出したんだよ。
八神 空手習ってねえんだろ!?胸ぐらもつかまれてないし、カツアゲもされてねえんだって!
綿谷 そしたら、ヤンキーをぶっ飛ばしたんだよね!すっごい気持ちよかったよ!正義は勝つ!
八神 お前悪だよ!この件はもはや悪事だよ!
綿谷 そしたら、ふっ飛ばしたヤンキーの仲間が集まってきちゃって。
八神 あれぇ!?新展開!!ここに来て別の話だった!?もしかして夢じゃないのかも!?
綿谷 滅茶苦茶目つきの悪いワラビーが僕に襲い掛かってきて。
八神 あ、夢でした!これ絶対に夢だ!
綿谷 ぼこぼこに蹴られたんだけど、全く痛くないんだよ・
八神 夢だからだな!・・・いや、嘘かもしれない!嘘の話かもしれない!!
綿谷 多分、僕が痛点を全部無くしたからかもしれないね。
八神 嘘だな!これ絶対に嘘の話だな!夢でも結局嘘だもんな!
綿谷 って言うことがあったんだけど、ワラビーって日本で飼っていいの?
八神 ・・・現実かよ!!現実の話なのかよ!!
お前が道歩いていたら財布拾って交番に届けたら持ち主の綺麗な女性が現れてお茶に誘ったら交際に発展したって夢を見た後に
出かけたらヤンキーに絡まれたけど空手でぶっ飛ばした夢を見た後にネットで夢について色々と調べたって言う夢を見た後
目が覚めたらオーストラリアでお母さんにお金を返してもらおうと思ったら声変わりしてたって言う嘘の話をしたら
お前が道歩いていたら財布拾って交番に届けたら持ち主の綺麗な女性が現れてお茶に誘ったら交際に発展したってを見た後に
出かけたらヤンキーに絡まれたけど空手でぶっ飛ばしたら仲間のワラビーにぼこぼこにされたけど痛くなかったのかよ!
綿谷 どう思う?20頭くらいいるけど。
八神 めっちゃいるじゃねえか!お前自分のことをぼこぼこにしてきたやつを何で飼おうと思ってんだよ!痛点が無いのも逆に危ねえし!
綿谷 でも、僕小さいころからたくさんの動物に囲まれてすごした言って思ってたから良かったよ。
八神 ・・・夢かよ!!
綿谷 ありがとうござました〜。
審査員 点数 |
74 | 72 | 89 | 73 | 72 | 87 | 得点77.83 |
得票1票 |
【審査員コメント】 ・前半40行くらいフリに費やす度胸が凄い。僕なら怖くて浅い小ボケ散りばめちゃいますもん。 散々夢で溜めた後の「嘘」はかなり裏切りが効いてましたし、ループに突入する展開も抜け目ない。 後半に行くに従いどんどん面白くなり、オチもこれしかないってくらいにピシャリと決まった理想的な構成でした。 改善点としては、この手の漫才は後半でいかに前半を取り返すくらいの爆笑を巻き起こさないといけないわけですが 良くも悪くもパターンに乗っ取って着実に笑いを取った印象だったので、もっと奇抜なフレーズで攻めても良かったかもしれません。 「夢」「嘘」「本当」以外の想定外の切り口もアリかなと。「〜って歌詞の曲をこないだ聴いたんだけど」「歌かよ!」みたいな。 このネタは長ければ長いほど様々なパターンが作れて面白くなると思うので、300行くらいのバージョンも見てみたいです。 ・パターンの活かし方はさすがですね。 夢、嘘、現実って全然想像の範疇なんですけど、文章力や構成力で気にならないどころかむしろ引き込まれる。 ただその構成に終始してたなという印象もありました。夢オチでボケるのって難しいとは思いますけどね。 ・面白かったです。 夢オチってかなりベタなところだと思うんですが、そこからの展開、お見事でした。夢から嘘っていう持っていきかたかなりいいですね・・・ ・ツッコミの長台詞が1つの見せ場だと思うのですが、 全部繋げるにしては所々(ネットで調べるところ等)時系列として前後関係がはっきりしない感じがしたので、 はっきり「その後、」とか明示しちゃってもいいのかなと思いました。 細かいところを好みであれこれ言ってしまいましたが、全体として面白かったです。 ・”夢と嘘と現実をうまく転がしていて、構成的にもしっかり作られていて良いネタだと思いました。 ただ夢オチというだけで笑いを取るのは少し難しい部分があり、夢の内容でボケるのは変な夢大喜利になっちゃうので、かなりハードルがあがってしまう為、そのあたりはあまり加点要素にできませんでした。 ただそこのデメリットを凌駕する構成力や会話の描写力のあるネタだと思いました。 ・これまたすごい繰り返し法。夢オチもここまで重ねるとしっかり面白くなるんですね。 若干無駄がなさすぎたかなと思いましたが、十分傑作でした。
笠原:サイコロパスタです。よろしくお願いいたします。なりたい職業がありまして、散髪屋さんやりたいんですよね。
髪切って人をおしゃれにするのってかっこいいじゃないですか。
猪野:なるほどねー。でもね、俺もなりたくない職業があって。
笠原:なりたくない職業?
猪野:散髪屋ね。
笠原:おい。
猪野:なりたいってやつの気がしれない。
笠原:喧嘩売ってるの?
猪野:でも、散髪屋ってさ、なんか簡単そうだし、正直大学行ってない人がなるような職業じゃん。
笠原:怒られるよマジで!!見てる人の中にいたらどうするの!?大体、散髪屋ってめちゃくちゃ難しいからね?
髪切るのもそうだけど、切ってる間お客さんとちゃんとコミュニケーション取って話さないといけないんだから。
猪野:余裕余裕。誰だってできるよ。猿とかでもできるんじゃない?
笠原:………。じゃあわかった!お前やってみろよ!俺がお客さんやるから!
そんなにできるっていうなら!お前散髪屋として、完璧に対応してみせろ!
猪野:オッケー。
笠原:俺がやりたいって話だったんだけど…。
猪野:皮肉だよね。
(笠原、店に入ってくる)
猪野:いらっしゃいませ!お客様、ご予約はされてますか?
笠原:あ、いえ…。
猪野:あ、予約なしでも大丈夫ですよ。今空いてるので。こちらの席どうぞ。本日はどのようにされますか?
笠原:おまかせでお願いします。
猪野:おまかせ。おまかせですね、かしこまりました。
そうですねー、お客様結構髪の毛伸びてきてらっしゃいますので、思い切って今回短く、さっぱりとした髪型にしましょうか?
笠原:おまかせでお願いします。
猪野:じゃあそうしましょう!さっそく切りますので。失礼いたします。
(猪野、髪を切り始める)
(笠原、黙って座る)
猪野:……………。お仕事何されてるんですか?
笠原:………、私、働いてなくて。
猪野:あー、なるほど…。でもまあお客様のように働いてない方も結構うちの店来られるんですよ。
髪型変わることで今までと印象変わる方もおられますし。次、来店した時には仕事見つけたっていう方もいらっしゃいましたから。
全然いいと思いますよ。
笠原:………。
猪野:はい、切り終わりました。後ろこんな感じになってますので。どうですかね?
笠原:………はい、大丈夫です。
猪野:大丈夫ですかね。ではすみません料金頂戴いたします。
あ、あとこれ、うちの店ポイントカードやってまして、来店のたびに押させていただいてて、割引とかやってますので。
よろしければご利用ください。
笠原:………。
猪野:それでは、本日はご利用ありがとうございました!またお越しくださいませ!
ほらね?散髪屋って、誰だって簡単にできるんですよ。
笠原:次の日。。。
猪野:次の日?
(笠原、店に入ってくる)
笠原:カットお願いします。
猪野:…………………………………?昨日、来ませんでした?
笠原:カットお願いします。
猪野:…………………………えーと、こちらの席どうぞ。………そうですね、今日はどういった髪型で。
笠原:おまかせでお願いします。
猪野:おまかせーー。おまかせ……………、そうですね、昨日結構切ってしまったので…、もう少し短くいきますか?
笠原:おまかせでお願いします。
猪野:じゃあとりあえずそうしましょうか。すいません、切らせていただきますね。
(笠原、黙って座る)
猪野:………………………………。お仕事のほうは?
笠原:無職です。
猪野:ですよねー。………………………。
……………はい、じゃあこんな感じで。後ろはこうなってますけど、どうですかね?
笠原:………はい、大丈夫です。
猪野:大丈夫ですか?ならよかったです。
(笠原、席を立つ。ポケットから財布を出す)
猪野:あ、お金は大丈夫ですので!昨日いただいてますし。こちらの昨日の切り方に問題があったと思いますので。
笠原:あ、いえ。これ、ポイントカード。来店の度に押すって書いてあるんですけど。
猪野:………………………。……そうですね!押させていただきます!………はい、押しました!
すいません2日連続で来ていただいて。本日はご利用ありがとうございました!
ほらね!変わった客とかは来ますけど!接客としてはそんなに難しくないんですよ!
笠原:次の日。。。カットお願いします。
猪野:………………(笠原を睨む)。………………髪型は?
笠原:おまかせでお願いします。
猪野:おまかせ………………。そうですね…………。
………お客様、一度こちらのカタログから選んでいただいてもよろしいですか?
こちらに載ってる髪型の中で、これがいいっていうのがあれば教えていただけると。そうですね、はじめからこうすればよかった。
笠原:あ、じゃあこのポニーテール。
猪野:無理ですね。
笠原:なぜですか?
猪野:切ってしまいましたので。がっつり。そもそも最初の時点でそこまでも長くなかったですし。
…………………………。
…………………………どうしましょう?一か八かパーマ当てます?
笠原:おまかせでお願いします。
猪野:一か八か当てましょう!!もうそうしましょう!!!こちらの席どうぞ!!!
(笠原、黙って座る)
(猪野、黙ってパーマを当てる準備をする)
笠原:………………………。お仕事何されてるんですか?
猪野:散髪屋です。自明です。あのそういうのこちらから聞きますので。
………………。はい、じゃあこれで!パーマ当たりました。
(笠原、財布を出す)
猪野:スタンプカード押させていただきます!料金結構ですので!本日はご利用ありがとうございました!!
こういう難しい対応もね、まああるにはあるとは思うんですけど!
笠原:次の日。。。カットお願いします。
猪野:帰れ!!!!!帰れよテメエ!!!!!!!なんだお前?!!散髪屋に日通いするんじゃねえよ!!!!
髪型はあああああああ!?
笠原:おまかせでお願いします。
猪野:おまかせやめろおまかせ!!!!!
お前が毎日おまかせで頼むから!!!こんなベリーショートパンチパーマになってんだろうが!!!!!
やめろ!!!これ見たら自信なくすんだよ!!!こっちにすべてを委ねるな!!!!!
笠原:おまかせでお願いします。
猪野:いいから帰れ!!!!二度と店に来るんじゃねえ!!!!
笠原:次の日。。。カットお願いします。
猪野:月曜日でーーーーーす!定休日でーーーーーす!!お帰りくださーーーーーい!!
笠原:次の日。。。カットお願いします。
猪野:第3火曜日でーーーーーす!!定休日でーーーーーす!!申し訳ございませーーーーん!!!!
笠原:次の日。。。。カットお願いします。
猪野:すいませーん!うちの子が熱を出してしまいましてーーーー。本日臨時休業いただいてるんですぅーーー。
笠原:あ、じゃあ予約していいですか?
猪野:予約???
笠原:予約。初日来た時、確か予約してるかどうか聞いてましたよね?
猪野:………………………承っております。
笠原:あ、じゃあ明日、
猪野:明日…………。
笠原:から十日間。
猪野:十日間…………、
笠原:十人で。
猪野:十人……、十人??!!え、十人??十人ってどういうことですか???
笠原:十人の僕が来ます。
猪野:十人の僕が来ます?????ごめんなさい、全然理解ができてないんですけど?
笠原:あ、ごめんなさい。僕あのクローン技術で自分が十人いまして。アバターなんで髪型とかはみんなで共有してるんですけど。
記憶の受け継ぎがあいまいでそろそろ髪切らないといけない時期だしなーみたいな記憶はあったので。
財布見てポイントカード入ってたから、この店に来させていただいてるんです。
猪野:わからないわからないわからない!ちょっと待って!!無茶苦茶がすぎるよ!!
笠原:ほら、散髪屋って簡単にできないんだよ。
猪野:客がイレギュラーすぎるって!!なんだよ最後!!クローンとかアバターとか!!
働いていないやつのコピーを十人も作るんじゃねえよ!!!!
笠原:いやでも散髪屋のことすごいバカにしてたからさ。猿でもできるみたいな。
猪野:…それはほんと申し訳なかったけど、
笠原:いやでもほんとすごいバカにしてたから?なんていうかその?僕もつい、“カッと”してしまいました。
猪野:………………。
笠原:………………。………今のはカットに?
猪野:できねえよ!!!いい加減にしろ。ありがとうございました。
逸脱:夏なので怖い話でもしますね。
日報:どうぞ。
逸脱:1日常温で保存した味噌汁を飲みました。
日報:それは「夏なので怖い」話だろ。
逸脱:北に春、南野陽子、いざ参る!です。
日報:よろしくお願いします。
逸脱:これは私が実際に体験した話なんですけど。
日報:ちゃんと怖い話お願いしますね。
逸脱:その日私は幕府の高官に呼び出され、ある御屋敷に向かっていたんです。
日報:お前幾つだよ。
逸脱:ちなみにその御屋敷の名前は番町皿屋敷。
日報:もう全答えが出ちゃったよ。
逸脱:屋敷にたどり着くと、井戸の方向からか細い女性の声が聞こえてきたんですよ。
日報:はいはい。
逸脱:そこで井戸に飛び込んでみると、
日報:怖。
逸脱:思ったより冷たい水に私の理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:怖。お前が。
逸脱:これは私が実際に体験した話なんですけど。
日報:ちゃんとした怖い話お願いしますね。
逸脱:その日私は公安に呼び出され、極秘の尋問室に向かっていたんです。
日報:お前は一体何をした。
逸脱:その尋問室のある建物は、そもそも戦時に思想犯を拷問するために作られたもので、今でも生々しい血痕や引っ掻いたような跡が残っていたんです。
日報:尋問官が一番可哀想だ。
逸脱:夜遅くまで尋問は続きました。午前2時頃、私がトイレに行きたいと訴えると、
尋問官は急に青ざめ、「あそこには行くべきじゃない。お前が行くなら俺も見張りについてかなきゃいけない、
行きたくない。行きたくないんだ。」と泣き出しました。
日報:やっぱり尋問官が一番可哀想だ。
逸脱:そこで尋問官の涙に飛び込んでみると。
日報:涙流しすぎだろ。怖。
逸脱:思ったより冷たい涙に私の理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:怖。お前が。
逸脱:これは私が実際に体験した話なんですけど。
日報:ちゃんと外的要因が怖い話お願いしますね。
逸脱:その日私は霊に呼び出され、ある廃トンネルに向かっていたんです。
日報:恐怖は、もう起こってるだろ。
逸脱:廃トンネルに入ると、人気もないのに何処からか女性のすすり泣く声、冷たく低く唸るような声、
そして、「本当に来るとは...」と言う声が聞こえてきたのです。
日報:呼んだ霊いるじゃん。呼んだ霊がちょっとヒいてんじゃん。
逸脱:そしてふと後ろを振り返ると、歩いてきた道が、さっきまでは無かったおびただしい量の血溜まりが。
日報:呼んだ霊慌てて驚かせにかかってるだろ。
逸脱:そこで血に飛び込んでみると。
日報:怖。
逸脱:思ったより冷たい水に私の理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:怖。外的要因も、お前も。
逸脱:これは私が実際に体験した話なんですけど。
日報:お前が怖くない話お願いしますね。
逸脱:その日私は服がダサい女に呼び出されて、服がダサい奴の集まりに向かっていたんです。
日報:呼ばれるってことは、お前も服ダサいんだろうな。
逸脱:服がダサい奴の集まりに入ると、服がダサい奴らが全員水没していたのです。
日報:粗雑に水場を出すなよ。
逸脱:思ったより冷たい水に服がダサい奴らの理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまっていました!
日報:服ダサい奴ってみんなそうなの?
逸脱:私はすぐに家に帰りました。
日報:お前が怖くない話ではあったな。頼みは聞いてくれるんだな。
逸脱:これは私が実際に体験した話なんですけど。
日報:絶頂に達しない話お願いしますね。
逸脱:コンビニで6個入りのピノ買ったんですが、5個しか入ってませんでした。怖かった。
日報:絶頂に達しない話、そんなのしかないのか??
逸脱:これは私が実際に絶頂した話なんですけど。
日報:先手を打ってくるなよ。
逸脱:その日私は、友人に呼び出され、霊が出ると噂の廃病院に向かっていたんです。
日報:折角のいい舞台設定だけど、オチは決まってるんだよ。
逸脱:二人で廃病院を探索していたのですが、途中で逸れてしまいました。
私は「おーい、友人、どこだー!?」と叫びながら病院中を駆け回っていると、
「ここだ、助けてくれ、ここだー!」と叫ぶ声が聞こえました。
日報:お前は友人のこと、「友人」って呼んでいるのか?
逸脱:声のする方に行って見ると、友人が苦しみながらドロドロと溶け、黄緑色の液体に変化していく最中でした。
日報:オチの前怖すぎるだろ。「夏なので怖い話でもしますね。」で出ていい恐怖のレベルじゃないだろ。
逸脱:そこで友人に飛び込んでみると。
日報:お前と友人になりたくねえな。
逸脱:思ったより臭い友人に私の理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:友人、臭いのかよ。
逸脱:これはお前が実際に絶頂した話なんですけど。
日報:ここで俺に矛先を向けるなよ。俺は液体に飛び込んで絶頂に達する趣味はないからな。
逸脱:1時間3万円コースの予約を入れたお前は、ウキウキで「Mっ娘クラブ」に向かっていたんです。
日報:何で急に俗な暴露が始まったんだよ。ああ俺は絶頂に達したさ。今すぐにやめろ。
逸脱:これはこの世が実際に絶頂した話なんですけど。
日報:急にスケールをデカくするなよ。
逸脱:その日この世は、あの世に呼び出され、ゆっくりと全体が死に向かっていたんです。
日報:スケールがでかすぎて全然わからん。宗教の話か?
逸脱:この世とあの世の渡し手であるテオはこの状況に絶句。
急いでこの世をあの世から引き離すべく、独断で「アーク」を起動したのです。
日報:お前が中2の時に書いたノートの朗読か?
逸脱:この世がもともと置かれていた地「現世点」が、アークが産み出した超聖水に満たされていきました。
日報:まあ液体が出てきたな。
逸脱:そこで現世が超聖水に飛び込んでみると。
日報:この話が終わることに安心してる自分がいる。
逸脱:思ったよりも臭い超聖水にこの世の理性は崩壊。
苦悶はやがて快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:超聖水も臭いのかよ。
逸脱:これはさっきも話した話なんですけど。
日報:ちゃんとネタ切れを起こすなよ。
逸脱:1日常温で保存した味噌汁を飲みました。
日報:だからそれは「夏なので怖い」話だろ。
逸脱:そこで1日常温で保存した味噌汁に飛び込んでみると。
日報:あーもう、バカが。
逸脱:思ったより酸っぱい匂いに私の理性は崩壊。
苦悶は快楽へと変化。絶頂に達してしまいました!
日報:お前に液体を与えた世界が間違っていることがわかった。
私はお前から全ての液体を奪うことにする。残り少ない余生楽しみたまえ。それでは。
逸脱:怖っ!!
堂々:TOPシークレット連盟です!! MM-1張り切っていきましょう!!
俊一:プロ野球選手に憧れていまして、特にヒーローインタビューを受けてみたいんですよ。
割れんばかりの声援の中、インタビューにビシッと答えてみたいんですね。
俺の一言一言で会場が盛り上がって、一夜限りのヒーロー気分を味わいたいなーと。
堂々:……なるほど!
ヒーローインタビューを受けてみたいと!! この場をお借りしてやってみましょう!!
俊一:本当か? なら憧れのシチュエーションでお願いしてもいい?
なかなか勝てない最下位チームが「連敗を〇〇でストップ! 長いトンネルから脱出!」みたいな試合が盛り上がると思うんだよ。
だから俺がチームの連敗を食い止める一打を決めた選手やるから、堂々はアナウンサーやってくれない?
堂々:分かりました!! インタビューすればいいんですね!!
堂々:放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!!
放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!!
放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!!
放送席〜!! 放送席〜!! 放送席〜!! 放尿席〜!! 放送席〜!!
俊一:そんな連呼はしてない。放送席の奴ら帰ったのか。
堂々:ちなみにさっきの発言1つだけ「放尿席」が紛れてました! 分かった方は大きな拍手を!
俊一:糞ツイみたいな時間も提供してねーんだよ。はよインタビューしろや。
堂々:今日のヒーローは走攻守虐で大活躍の俊一選手です!
俊一:物騒な一文字混じってる。犠牲者出してるよね。
堂々:いや〜豪快な一振りと鋭いスローイングでした!! チームの連敗を57で止めましたね!!
俊一:57連敗。そこまでトンネルは求めてなかった。
堂々:しかし負け続けの日々でしたね……本当にバカみたいに負けてました……
チームもその影響を受けて、本当に負け犬乙というかメチャクチャ草生える雰囲気を漂わせていました……
俊一:アナウンサーの表現してくれや。
堂々:思い返すと、昨シーズンは勝率1分3厘で公式戦を終えましたね。
俊一:最下位過ぎる。2勝108敗とかの成績なんだけど。
堂々:オフシーズンでは何とか勝ち癖を付けるため、片っ端から地元のリトルリーグの練習試合に乱入して自信を付けてきたそうですね!!
俊一:野球を職種している自覚あるのかこいつら。
堂々:隠し球、危険球、暴力、脅すタイプのバットの使用、普通に大人ビンタ。あらゆる手段を使って勝利を手にしてきました!!
俊一:ネット社会だろ。誰か俺たちを殺せる奴はいなかったのか。
堂々:そして公式戦でようやく勝利しました!!
……勝利に貢献した俊一選手をヒーローとしていち早くインタビューをするのが私のお仕事ですが……
裏で泣いているリトルリーガーの皆様を考えると、『今日のヒーローは俊一選手!』と高らかに紹介するのに時間が掛かってしまいました……
俊一:葛藤の「放送席」連呼だったのかよ。
堂々:私の心情を表すかのように解説者の方も思わずおしっこを漏らしています。
俊一:雑に「放尿席」回収するなよ。今のコメント何もかも成立してないぞ。
堂々:今日はいつもとチームの雰囲気が違ってましたね! 1週間ほどミーティングを重ねに重ねた結果、戦術として「連敗ストップ」という目標を掲げました!
俊一:何も浮かばなかったのか。重ねてきたのは罪だけかよ。
堂々:願掛けとして選手全員が同じアイテムを身に付けてたそうですね!! 指先に見事光ってましたよメリケンサック!!
俊一:あぁやっぱり性根が腐ってるな57連敗のチームは。
堂々:そして今回は公式ちびっ子相撲大会に乱入し、俊一選手が見事勝利を収めました!!
俊一:野球もしてなかった。子供の輪に乱入癖だけ身に付けていた。
堂々:俊一選手の活躍で「社会人バトミントンサークル【暇人】」が長いトンネルから脱出できました!
俊一:まずプロでも野球チームでもアスリートでもないのか。
堂々:ではこの活躍を誰に報告……あっもちろん奥さんですよね!?
普段は月35回のサークル活動に励んでいるなか、国際弁護士である千夏さんが金銭的にも精神的にも支えてくれました!
俊一:俺は社会人でもねぇな。月35回バトミントンのサークル活動しているヒモは社会人でもねぇな。
堂々:ナイスゲームでした! 会場も見事に盛り上がってます!!
俊一:客モラルねぇのか。刑務所でやってんのか。
堂々:どうですか客席でご覧の受刑者の皆様!! 刑務所慰問イベントは大成功ですね!!
俊一:刑務所でやってるのかよ。ちびっ子相撲大会の公式戦をあてがうなよ。
堂々:受刑者の皆さん、子供たちの頑張りを見て心なしか穏やかな表情を浮かべてましたね! きっと心が洗われたのでしょう!
俊一:自分たちより底辺の奴を見つけて安堵したんだな。
堂々:では今日の試合を振り返りましょう!!
俊一:なぁ俺言ったか?
冒頭で『俺、ちびっ子相撲大会荒らしに憧れてまして〜』って言ったか?
堂々:試合運びとしては、成人男性と小学低学年の体重差を上手く利用して順当にぶん投げてましたね!
俊一:鋭いスローイングって子どもをぶん投げることだったのか。最悪だよ。
堂々:また子どもの頬に容赦なく張り手もお見事でした!
俊一:豪快な一振りは大人ビンタじゃねぇか。シーズン後の最悪試合活かすな。
堂々:いや〜それにしても準優勝おめでとうございます!!
俊一:決勝負けたのかよ。
堂々:おっと観客席に俊一選手のファンの方々でしょうか! 俊一選手とお揃いのメリケンサックを振って祝福しております!
俊一:受刑者にメリケンサック持ち込ませるなよ。さっきから警備どうなってるんだよ。
堂々:失礼しました……あれは昨日まで一緒にプレイされていた俊一選手のチームメイトでした。
俊一:暇人捕まってるじゃねぇか。
堂々:チームメイトの皆さんを離れ離れにさせてしまって申し訳ありません!
だけど私も警察官として困った市民の声を見過ごすわけにはいけないもんで!
俊一:お前がヒーロー側なのかよ。俺も捕まえろよ。
堂々:周りのチームメイトがリトルリーグで無双した罪を認めるなか俊一選手だけ支離滅裂な発言で逃げてましたね!
何を追求しても『俺はヒーローになりたかっただけだ!!』の一点張り! 現実を直視できないご様子でした!
俊一:奇しくも本当に俺の思いだよ。ヒーローになりたかっただけなんだよ。
堂々:だから要望に応えてあげました! 子どもたちに危害を加えた貴方をヒーロー扱いしてやろうと!
さぁヒーローさん!! 私の質問に気持ちよく答えて犯した罪を洗いざらい話してくださいよぉー!!
一夜限り一生負い目のヒーローだけどなぁ!!!
俊一:こんな狂った世界観のヒーローインタビュー求めてなかった。
堂々:放送席〜!! 放送席〜!!
この番組は犯罪者の考えを暴くためにFBI心理分析官ジョン・S・リリーさんの解説でお送りしています!!
俊一:話が大規模になってきたけど、お前のせいでそのFBIお漏らしてたからな。
堂々:それでは話を聞いてみましょう! ジョン・Shouben・リリーさん!!
俊一:放尿に頼るなって……!
堂々:なるほど……自分の犯した行動に罪悪感がないと。
今まで私のインタビューという名の取り調べにまるで自分と他人かのように突っ込み罪を認めず黙秘していると。
俊一:ちゃんと分析はしてるのかよ。今までの俺のスタンスが裏目に出てたのかよ。
堂々:そして俊一選手の友人Dからも話を聞いていると……容疑者は自分が認められたいが故に犯罪行動を犯したのではないかと。
裏付けるエピソードとしてヒーローインタビューでヒーロー扱いされたいからプロ野球選手に憧れを持っていたそうです。
俊一:急に根本をダメ出ししてくるな。だから成立させる気なかったのか。
堂々:アナウンサー役でヒーローインタビューの練習を付き合ったDに対して、質問を全て無視してダメ出しだけを毎回入れてくる冷酷さ。
自らヒーローインタビューの練習をしたいと言いながら、1度も“俊一選手”としてコメントをしない狂気さ。
そんな冷酷で狂気な俊一選手を何とかヒーローにしてあげようと話は飛び交いながらも自身はインタビュアーに徹したD。
だけど1度も“俊一選手”として会話はしてくれない……成立させる気がなかったのはどっちなんだよ……と。
俊一:俺が全て悪かったのかよ。 ……えっ? 俺が全て悪かっtえぇ? えええぇっ……?
堂々:MM-1でちゃんと漫才コントがしたかった……じゃあ最後のインタビューです。
今の素直な気持ちを伝えて下さい。
俊一:……そうだな……いや色々あるけど…………んー、とりあえず…………
千夏さんのヒモで良かったです。
堂々:!!! 俊一選手だ!!!!!
では色々質問していきます!! 指に光っているのはもしかして……結婚指輪ですか!?
俊一:あっこれメリケンサックです。子供とは言え太って強そうだったんで念の為……
堂々:なるほど!! コメントが人糞ですね!!
俊一:でも相撲自体は正々堂々と勝負しましたよ!
正面から張り手や投げ飛ばしで相手をなぎ倒しました!
堂々:凄いですね!! 大人である貴様が正面から子供たちをぶん殴ること自体には罪悪感など生まれないのでしょうか???
俊一:そうですね! その辺はリトルリーグの乱入試合で鍛えられましたね! 引くほど反則しましたし!
堂々:引きました!!
その結果、優勝者である小学3年生(匿名希望)が辞退され、準決勝である新藤俊一選手がヒーローインタビューに選ばれました!
俊一:そうですね! 37歳です!!
堂々:そもそも普通にバトミントンの練習をしとけば良かったという声も上がってますが……?
俊一:そうですね! 俺バトミントンサークルの選手でしたね!
でもバトミントンのラケットは凶器に向いてないのでクソですね! その点野球は素晴らしいですね! 金属バット超かてぇし!!
堂々:なるほど!! あれ俊一選手……? 金属バットの凶暴さに感銘を受けているということは……?
俊一:試合前に相手を睨みながら、地面に金属バットを叩きつけると泣いちゃう子がいて勝ちやすくなるんですよ(ニコッ)
堂々:脅すタイプのバットの使用もしていました!! 脅しに屈せず優勝した子に国民栄養賞を与えたい!!
俊一:そうですね! でも今日のヒーローは僕なんでね!! もう人生積んでるので今夜だけでもヒーロー扱いしてくださいね!!
堂々:もちろんです! この放送はニコニコ生放送でお送りしているのですが、視聴者の皆さんに何か一言ありますか!?
俊一:視聴者の皆s
堂々:なるほど!!
今画面上が視聴者のコメントで埋め尽くされているそうですが、要約すると全て「死ね」だそうです!
俊一:その、
堂々:なるほど!!
文豪たちが美しい日本語で「I love you」を表現してきたように、様々な日本語の「Kill you」が画面一杯に埋め尽くされているそうです!
俊一:見事に俺の一言一言で会場が盛り上がってますね!! 自分の夢が叶いました!!
堂々:あっ朗報です! 今ヒーローである俊一選手のNEVERまとめが作成されたそうです!! 早速チェックしてみます!!
凄い!! 卒業アルバムから最寄り駅から自宅までのアクセスも掲載されてますよ!!
意外にもお父様に万引き経験があるんですね!! それでお母様が元キャットファイター
俊一:これがネット社会に殺されるってことなんですね!! 実感しました!!
堂々:最後に一言お願いします!!
俊一:千夏! 弁護してね!! まずは手厚い釈放金おなしゃす!!
堂々:今日のヒーローインタビューは俊一選手でした!!
それでは今から取調室に連行したいと思います!! オラッ来なさい!!!!!!!!!
俊一:そういえば貴方は警察官でしたね! いきなり威厳を漂わせてきた!! 威厳って脅しより怖いんだ!!
堂々:いくら他人を蹴落として偽りの強さを手入れたとしてもヒーローにはなれないだよ……
自分は自分にしかなれないんだから……弱い自分を肯定しろよ……
カツ丼食うか?(ニコッ)
俊一:いや続きやらねぇよ。いい加減にしろ。
2人:どうもありがとうございました。
3人:はいどうも! プラネット・コミュニティです!
千歳:ラーメン屋でバイトをしたい、森田チトセです!
恵子:ラーメン屋の店長をやりたい、渡辺ケイコだよ!
美鳥:ラーメンを食べに行きたい、南雲ミドリ……。
千歳:あらま、利害が一致したわね!
恵子:これはもう、ラーメン屋のネタをやるっきゃないね!
美鳥:御覧くださーい……。
千歳:今日からここでアルバイトさせて頂くことになりました! 森田チトセです、お願いします!
恵子:うん、よろしく! 私はこの「ザ・ラーメン」の「ザ・店長」の「ザ・渡辺ケイコ」だよ!
千歳:「ザ」が多いですね! ここ「ザ・ラーメン」っていうんですか。
恵子:そう! 略して「ザーメン」と呼ばれてるよ!
千歳:アウトでしょう、その愛称! それで私は何をしたら……。
恵子:じゃあとりあえず、ライバル店の従業員を全員、血祭りにあげてきて!
千歳:いきなり物騒! できませんよ、そんなこと!
恵子:仕方ないなあ……それじゃあ、誰もが涙を流して絶賛するであろう革新的なメニューでも開発しといて!
千歳:ハードル高い! 少しも妥協になってませんよね!
恵子:おっと開店まで時間がない! この「バカには見えない制服」に着替えて来て!
千歳:何もないじゃないですか! 全裸で働けと!?
恵子:え……まさかだけどアナタ、この服が見えないなんてこと……無いよね!?
千歳:み、見えるに決まってるじゃないですかあ! うわあ可愛い制服ぅ!
こんな素敵な恰好で働けるなんて私、シ、ア、ワ、セ♪ いやーん★
恵子:……あ、終わった? じゃあこの本当の制服に着替えて。
千歳:何で冷めてんですか! アナタが発端の悪ノリでしょうが!
恵子:ところでアナタ、経験はあるのかしら!?
千歳:ああ、バイトのですか?
恵子:野球のでもいいけど!
千歳:何で!? いやあ野球の経験は無いです。
恵子:ふーん……で、バイトの経験は!?
千歳:今のラリーいります!? ……実はバイト自体が初めてで、少々緊張しているんです。
恵子:ふーん……だから!?
千歳:だから!? いやですから、右も左も分からないので、色々教えて頂けると嬉しいです。
恵子:うん、いいよ! まず右手はお箸を持つ方!
千歳:いや、右と左自体が分からない訳では無くてですね!
恵子:左手は乳首をいじる方!
千歳:じゃなくて! ラーメン屋の仕事について教えて下さい!
恵子:そーねえ……そうだチトセ、アナタはラーメンがどうしてこんなにも多くの人に愛されるか知ってる?
千歳:……さ、さあ知らないです。
恵子:私も! ほら、仕事仕事!
千歳:ちょっと待って下さい!? 今のはラーメンの素晴らしさを語る流れでは!?
恵子:ふっふっふ! ラーメンの素晴らしさ? そんなの一口じゃ語りきれないよ!
だってラーメンは一口じゃ食べきれないんだから!
千歳:…………はい? いやまあ、でも言われてみれば、ラーメンが嫌いな人っていませんよね!
恵子:えー? 私そんなに好きじゃな〜い。スイーツの方が100万倍美味しいしい〜。
千歳:オイ! ラーメン屋!
恵子:という訳で次はメニューについて教えるよ! ちゃんと覚えてね!
千歳:どういう訳!? あ、はい! お願いします!
恵子:店に来たらまず、腕立て1000回! 腹筋1000回! ヒンズースクワット……!
千歳:トレーニングメニュー!? 何のために!?
恵子:無論、勝利のためだよ!
千歳:何に勝とうっていうんですか!
恵子:さあ。
千歳:考えときましょうよ、せめて! 店のメニューの話じゃないんですか!?
恵子:そうだった! 当店の看板メニューは「おっぱいラーメン」っていうんだけど……!
千歳:お、おっぱ……? すみません、もう一回言ってくれます?
恵子:左手は乳首をいじる方!
千歳:じゃなくて! どんなラーメンなんですか、おっぱいラーメンって!
恵子:その名の通り、代々伝わる秘伝のスープを使った、自慢のラーメンのことだよ!
千歳:どこが「その名の通り」なんすか! へえ、秘伝のスープなんてあるんですか。
恵子:そうだよ! スープはラーメンにとっての命といっても過言じゃないからね!
千歳:へえ。
恵子:チトセ、一度しか言わないからよく聞いてね……いい? スープはラーメンにとっての命なんだよ!
千歳:さっき聞きましたよ! 結局2回言ってるじゃないですか!
恵子:念のためもう一回言うよ! スープっていうのは……!
千歳:何回言うんですか! もう分かりましたって!
恵子:一つの国なんだよ!
千歳:変わってる! スープが国ってどういう意味なんですか!?
恵子:スープランドって意味だよ思うよ!
千歳:響きがやらしい! ソープランドみたいに言わんで下さい!
恵子:冗談はさておき、一度飲んでもらえば分かるよ。秘伝のスープの凄さが……ほらチトセ、これ飲んでみて。
千歳:あ、ハイ。いただきます……うわあ、凄く美味しいです! こんなの初めて! 感動しちゃいましたあ!
恵子:そりゃ良かった! 今のは比較用に用意したインスタントのスープなんだけど、そんなに美味しい!?
千歳:…………はい。で、秘伝のスープというのは?
恵子:昨日、底をついた! なので「おっぱいラーメン」はメニューから消します!
千歳:今までのやり取り丸々意味無え??????っ!
恵子:今日から「いちごパフェ」メインで勝負するので、そのつもりで!
千歳:ラーメン屋なのに!? 大丈夫なんですか、この店!?
恵子:お店にはね、メニューより大切なものがあるんだよ! それはお客様に対する誠意! 満足して頂きたいという心意気!
千歳:ご、ごもっともです。
恵子:という訳で接客用語唱和! 私のあとにつづいて大きな声で! いらっしゃいませーっ!
千歳:い、いらっしゃいませーっ!
恵子:……完璧だよ! もうアナタに教えることは何もない!
千歳:少なっ! いや流石にもう少しあるでしょ、接客用語!
恵子:細かいこと気にしない! 接客っていうのは、
もてなしの心さえこもっていれば、言葉は何でもいいみたいなところあるからね!
千歳:なるほど、勉強になります!
恵子:だから極端な話「ファッキン、ユー」でも全然オーケー!
千歳:良い訳無いでしょう! あ、もう開店時間ですよ!
恵子:よし、解散!
千歳:いやダメでしょ! よーし初めてのバイト、頑張るぞっ!
恵子:……………………。
千歳:……………………。
恵子:……来ないねえ、お客さん。
千歳:……すぐ来るはずですよ! 具体的には、このネタの冒頭で「ラーメン食べたい」とか言ってた、私たちの良く知る女が!
恵子:プルルルル……あ、電話だ。もしもし? ……ミドリ!? アンタ今どこにいるのよ!
はあ!? 自宅の近くのラーメン屋!?
千歳:貸して! ちょ、アンタ何をネタ中にガチでラーメン食いに行ってんのよ!
いや、このまま真っ直ぐ帰るねじゃなくて……もしもし!? もしもーし!!
恵子:ふえ!? ミドリ来ないの!? 私たち3人でプラコミュなのに、ミドリが来なかったら……!
千歳:そうよ、ミドリが居なくちゃプラコミュは…………やっていけるんじゃない?
恵子:そーだね。
美鳥:…………うおい! 実は私ずっと舞台上にいたのでしたーという訳で以上プラネット・コミュニティのネタ終了!
3人:ありがとうございました!
審査員 点数 |
43 | 63 | 69 | 52 | 50 | 59 | 得点57.00 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・平和の象徴ですね。今後僕が全財産失って絶望の淵に立たされたときはプラコミュの漫才を見て元気出そうと思います。 最初シンプルなラーメン屋ネタかと思ったんですが、「ザーメン」を見た瞬間馴染みの店に来たような安心感に包まれました。 ボケは基本的にベタではあるのですが「左手は乳首をいじる方」など虚を突くようなフレーズも多かったです。 ただ、トリオにありがちな展開ではあるのですが「1人がオチまで出てこない」がちょっと引っ掛かりました。 やはりトリオである以上コンビに出来ない展開が望ましいですし、「実はずっと舞台上にはいた」はオチとして弱いです。 例えば途中で美鳥がいないことに気付いた恵子が連れ戻しに行ったため千歳が1人になるとか、やるならもっと捻るべきかと。 完成された3人のキャラというのはプラコミュさんの武器なので、もっとトリオの利点を活かした漫才を期待しています。 ・ちょうどこの前横浜で「ザ・ラーメン」って店見つけました。入りませんでしたが。 「左手は乳首をいじる方!」に絶対ツッコまないでほしいと思いながら見てたら、ツッコまなかったので嬉しかったです。 中身の無さが心地よいネタでしたが、オチを除けばあまりに何もなくて特に引き込まれず、でも引き込まれなくてもそこそこ面白いネタだったなー、という印象でした。楽しかったです。 ・◎恵子:ふっふっふ! ラーメンの素晴らしさ? そんなの一口じゃ語りきれないよ! だってラーメンは一口じゃ食べきれないんだから! ずっとバカで突っ走っていて好感が持てました。多少の下品さもいい方向に変えられる雰囲気でした。 ・すっとぼけながら放たれる大胆なボケが面白かったです。 ベタなこと言ってしまうんですが、せっかくなら3人でのやりとりをもっと見せてほしかったです。 トリオで3人目のセリフが冒頭と最後しかない、というのは過去のMM-1にもいらっしゃった気がしますし… ・下ネタっちゃ下ネタですけど、今回そこまでいききってないなと感じました。 千歳と恵子のやりとりはボケとツッコミというよりわざと下手な感じを出してゆるい空気感を作ろうとしてるのかなと思ったんですが、 そこらへんのノリがあまりハマらなくて、ただボケのパンチが弱い空気感になっていると感じてしまいました。 ほとんど出番のなかった美鳥をどう使うかというのはかなりハードルがあがってしまっているので、最後もちょっと厳しく感じてしまいました。 ・2人で話してる内容はマンガタッチ感ありますが普通に結構面白いんですよねぇ。 仕掛けあるいはオチとしての3人目の扱い方が流石に雑すぎたのが勿体なかったです。美鳥さんがもっと生きた場面も見てるからこそ。
鬼:腕時計にハマっていまして。最近また買っちゃったんですよ。嫁にも怒られました、ゴミ出しくらいしてよと。
禿:腕時計に怒ったんじゃねえのかよ。安物鬼です。でも奥さんに無許可で高い腕時計を買うの、よく思われないかもしれませんね。
ゴミ出しくらいしろ。
鬼:実は今日、そのときに買った腕時計をつけてきたんですね。みんなに見てもらいたくて。じゃ、…脱ぎます。
禿:腕をまくるだけでいいんじゃないの?腕に付けるから腕時計って言うんだよ。
鬼:ちんちんに着けてきました…。
禿:うっ血してもげろ馬鹿。そんなところの時計誰が見るんだよ。本人ですら見づらいだろ。
鬼:嫁が見るよ!
禿:時間確認したくなったら脱がせてくるのかよ嫁。時間見てハイ終わりになんてならねえだろお前んとこ新婚なんだからよ!
もういいですよ、ちんちんから外して腕時計見せてください。
鬼:どうですかこれ!肌色の文字盤、中央にピンクダイヤ。
禿:パイオツみてえな時計。
鬼:ペロックスの時計はやっぱりアダルティで素敵ですね。
禿:なんだそのブランド。フランク三浦並みにチープ感がするわ。いくらしたの?
鬼:税抜きで1000円でしたから、税込1080円でした。
禿:そういうのもっと差額ある時に使えな。1000円と1080円では驚きも小さい。
ピンクダイヤは模造品のようで。
鬼:まあそれを言い出したらパイオツじゃないですしね、パイオツの模造品ですこの腕時計。
禿:腕時計として紹介し始めといてパイオツの模造品に着地すんなよ。
鬼:でも見た目よりも機能面で優れています。防乳加工してありますし。
禿:水でいいんだよ。牛乳であれ母乳であれ被る機会そんなにねえだろ。
鬼:ただ残念ながら防水機能は付いてないんですよ。雨一粒で動かなくなります。母乳は1日沈めといても平気なんですが、水は…。
禿:水分含まれてると思うんだけどな母乳。でも少しの雨で使えなくなるんじゃ日常使用は厳しいのでは。
鬼:ですから普段は家に飾っています。嫁さんにも同じの買ったんですが、やはり家に飾ってます。
禿:2つ並んだら尚更パイオツじゃねえか。パイオツの小物じゃねえか。
鬼:あ、いや嫁は寝室に飾っていますが、私はリビングのテレビ台に置いているので…単独のパイオツです。
禿:せっかくなら並べておけよ。使い道少ないんだし。
鬼:同じ場所に置いたら時計としての価値が半減するじゃないですか。
禿:まだ時計としての価値を持ってたのかよ。持ってるならしゃーない、単独で。
鬼:この時計の価値は使ってみなければわからないでしょうね。なあ、マサムネ?
禿:腕時計に名前付ける人は初めて見たな。どうしてマサムネなんですか。
鬼:マサムネと言ったら独眼竜ですよね?この時計だって独立したパイオツと言えますよね?
禿:眼とパイオツを同列に扱うんじゃないよ!独パイ竜マサ胸ふざけんじゃないよ。
鬼:一太刀を腕時計で受け流したとか、受け流さなかったとか。
禿:その時代には無かったんじゃないかなペロックス。元ネタのロレックスも無いだろうし。
鬼:いや、最近の歴史研究で明らかになったんですが、ペロックス存在しました。
禿:存在したのかよ。じゃあロレックスの方がパクリだ。パクリに負けてんじゃねえよペロックス。
鬼:江戸のちん時計職人が発端で。
禿:もともとはちんちんに着ける用だったのかよ。江戸の人々はそれでよかったのか…?
鬼:といっても当時は時計機能なんて無かったようです。常に音を発する機械でした。
今で言えば防犯アラームが鳴りっぱなしみたいな。
禿:でもそれちんちんに着けるんだろうが。普通ならアラームを鳴らされる立場が鳴らしている歯がゆさ。
鬼:人間が装着し出したのはちょっと後で、もともとは人喰い野犬のちんちんに装着し、集落へ野犬が近づくのを察知するのに使ったらしいです。
禿:ちんちんに装着するってことはいったん野犬を捕まえるんでしょ?そのときに処分できただろ。
鬼:徳川綱吉の事をお忘れか。
禿:あー徳川の5代将軍ですね。生類憐みの令で人喰い野犬を気軽に殺せなかったから開発された、と。
鬼:綱吉没後は功績が買われペロックス創始者のペロ吉(ぺろきち)が将軍に。
禿:日本の将軍名にカタカナが。
鬼:江戸の男たちがこぞってちん時計を着けだしちんちんがうっ血、壊死する事故が相次いだため責任を取って自害したペロ吉。
禿:歴史から抹消したくなるな、ペロ吉の時代。
鬼:今でこそ腕ちんこに巻いてますけど、最初は元ちんこに巻いていたんですね。
禿:喉ちんこみたいに言うなよ腕。他にも派生有りそうな感じに元つけるなよちんこ。
鬼:腕まくり、という言葉も皮被りの名残ですし。
禿:絶対に違うとわかっていても根拠を出されるとちょっと考えちゃうな。
ところでなぜ人間は腕に時計を着けだしたんでしょう?ちんちんに装着するのが当たり前の世界なのに。
鬼:太い血管の通っている手首を刃物から守るため、という説があります。
禿:そうなると独パイ竜マサ胸、本当に刀を受け流してそうだな。
鬼:このように腕時計は長い歴史の中で進化を遂げて今では肌身離せないものになってしまいましたね。
禿:もう10年前にその台詞を聞きたかったわ。今はスマホの方が強い。
鬼:スマホが普及したせいで最近の若者は腕にちんちんを巻…腕に時計を巻かなくなっているらしいですね。
禿:時計とちんちん間違えたんか今。
この漫才、絶望的なまでに出てくる単語の種類が少ないな。だから言い間違えが起こる。
鬼:なんでも、初めて腕時計を身に着けるのが就活らしいですよ。
着けるのは右手首か左手首か、いやちょっと待て乳首の可能性もあるな、と慌てふためく就活生。
禿:首って付いてりゃなんでもいいわけじゃねえぞ。乳首なんぞピアスでも着けとけバカ。
鬼:右の乳首か、左の乳首か。はたまた足首か。
禿:乳首の後の足首は弱すぎるだろ。もう乳首でオチてんだよ。
鬼:左足首に腕時計巻いたままサウナに入ってホモに襲われかける就活生。
禿:そんなホモのルールなんて知らねえよ。風呂場では時計取れよ。
鬼:このようにいざという時に困らず済むよう腕時計は常日頃着けていたいですね。学生のうちから。
禿:このようにが困る例だったからなんの説得力も無いわ。
我々の時代ならオシャレな高校生が見せびらかしに学校へ着けてきたり大学の進学祝いに親から貰ったりしたもんですが。
鬼:私はもっと早かったですね、腕時計を巻いて生まれてきましたよ。慌てて担当医が腕時計に付いてるストップウォッチを止めたそうです。
防水防塵機能がちゃんと機能してて動作には問題無かった、と。さすがスキューバ用。
禿:指摘したいこと多すぎてもう…代表して一つツッコむとしたら、赤ん坊のくせにそんなゴツゴツした腕時計着けてんじゃねえよ。
鬼:いったいどの段階でストップウォッチで計測しだしたのか、それさえわかれば逆算できるんですが…。
禿:それさえわかれば何がどうなるんだよ。てめえの父親か母親か知らんがマンコにふざけて腕時計突っ込んで取れなくなった日付くらいだろわかるのは。
鬼:僕に父親がいないのは、そういうことか。
禿:重要なことがわかってしまった…。これからは母親をより一層大切にしろ。
鬼:これまで育ててくれた感謝の意を込め、私と母とのペアウォッチでもプレゼントしますかね。
禿:絶対にやめとけ。いい加減にしろ。
審査員 点数 |
84 | 77 | 80 | 60 | 93 | 65 | 得点77.50 (ボーナス+1点込) |
得票1票 |
【審査員コメント】 ・バカだバカだ。今大会屈指のバカ野郎は安物鬼さんでしたわ。謎の新婚設定までつけやがっておめでとうございます。 アタマからケツまで濃密なバカなんですが、悔しいかな構成はめちゃくちゃ美しいです。 前半は「パイオツみたいな時計」というバカ丸出しのボケを最大限まで広げるテクニックを見せつけ 後半は「ちんちんに付ける時計の歴史」でこれでもかというほどに展開し、最後にキレイにオチも付ける抜け目のなさ。 「パイオツの小物」「ペロ吉」「独パイ竜マサ胸」など惚れ惚れするようなワードも豊富で終始頭空っぽで楽しめました。 スマホの下りからオチまでが少しいパワーダウンした感じなので、オチ前にもう一山あれば言うことなしです。 こういう漫才を隣人に平気で勧められるような世界になれば、兵器なんて要らないのでしょうね。 ・頭いいネタだなーと思いました。ちんちんなのに ツッコミで真相が分かる感じのくだりが結構ありつつ、ボケも別に不自然なところはなく、一定の水準を保っていて。強さはないですが、くすくす笑える良作でした。 ・◎この漫才、絶望的なまでに出てくる単語の種類が少ないな。だから言い間違えが起こる。 面白かったです。「パイオツの小物」「腕ちんこ」っていう表現でかなり笑ってしまった。 ・方向性が一貫しており、老獪かつ安定感のある漫才でした。 良くも悪くもスーっと読めてしまった感があったかもしれません。 ・よくぞこのテーマで最後まで行ってくれたなという感じ!面白かったです。 派手さはないけどボディ-ブローのように後から効いてくる、少しおかしい会話がどんどん積み重なって淡々としゃべっているにも関わらず、大きな世界観に繋がっていく、良い雰囲気の漫才だと思いました。 細かなテクニックがそこら中に散らばっている。それでいてボケの切り口にセンスとくだらなさがある。良かったです。 ・話がいろんな方向にランダムな量で飛んでいくので、ちょっと本筋を追いにくいところはありました。 インパクトのあるフレーズは結構多いので、そのメリハリがもっとあればなお良かったです。
西村:どうもよろしくお願いします。気合入れて頑張りましょう。
最近マジックにハマってまして、せっかくなのでちょっとここで披露させてもらえないかなと。
安在:いきなりですね。まぁでも気になるので見せて下さいよ。
西村:じゃあやってみますね。
ここにトランプが1セットあるので、1枚引いて僕にわからないように皆さんに見せて下さい。
安在:カードを使う系の手品なんですね。じゃあ…これを引きます。
…では、僕が引いたのはこちら(スペードの3)です!
西村:はい。僕はあなたが引いたカードを見てませんね。
だがしかし!あなたが何を引いたか、僕は既に分かっています。
安在:おお!シンプルな手品とはいえ、全く見ずに的中したらこれ、大したものですよ!
西村:ズバリ、あなたが引いたのは…ジョーカーでしょう!
安在:…ち、違います…!!
西村:あら、違いましたか。しかし!今のはほんの冗談です。実はあなたが引くカードを事前に予言としてこのメモ用紙に記しております。
安在:…おぉ〜、これもよく見るパターンやつ! そんなご冗談までマスターしているとは!
ハマってるの最近とかいいながら結構前から練習してたりして…で、予言したカードの方は?
西村:僕が予言したカードは…これです! ズバリ、【∬ の 5】!!
安在:∬ の 5 !?
西村:どうですか!!
安在:違いますね!! 違うというか、え!? インテグラル…の5!?
西村:…ノンノンノン、わかってます。これも冗談です。
安在:…いや、どこまでが冗談!? 外したことまでが!? ∬も含めて冗談!?
西村:この予言の紙を4つに破いて、ギュッと握ると…ほら、破片が繋がって新たな予言書になりました。
安在:…おぉ〜それはすごい…けど∬のインパクトでだいぶ相殺されちゃってるんだよ!
西村:新たな予言書で示されたカードは…ズバリ、【∬ の 7】!!
安在:また∬!? 謎の∬決め打ち!!
西村:どうですか!!
安在:違いますね!! さっきから根本的に違うんですけど!
西村:…ノンノンノン、わかってます。ほんの冗談です。
安在:タチの悪い冗談だなさっきから!
西村:右のポケットを探ってみてください。
安在:え?…うわ、何かメモが入ってる…【∬ の 8】って書いてある! 気色悪っ!
人のポケットに得体のしれない記号のメモ入れんなバカ!
西村:どうですか!!
安在:違うよ!! さっきからちょこちょこテクニックあるのに何で根本的なとこ違うんだよ!!
西村:ノンノンノン、ではこちらに全く同じトランプを1組用意しておりますので、これを使って当ててみせましょう。
このトランプにフッと息を吹きかけると…おやおや、1枚浮かび上がってきました…
安在:その辺のテクニックがあるのはもうわかったから!
そもそも普通のマジックならもう正解当てて良いタイミングだろ! 冗談フェイントで遊びすぎなんだよ!
西村:あなたが選んだカードは…これです! ズバリ、【∬ の クイーン】!!
安在:∬に山張るのをやめろよ!! ∬に絵札も何もないから!
西村:どうですか!
安在:どうもこうもねぇよ! まずはせめてこの∬どうにかしてくれ!!
西村:…ノンノンノン、
安在:ノンノンもうっとうしいなさっきから!! ノンノンでプラマイ0に持ってける状況じゃないわ!
西村:もう1度トランプに手をかざすと1枚浮かび上がってきました…
安在:フェイントのパターン出尽くしちゃってんじゃねぇか! 連続で手をかざしやがって!
西村:あなたが選んだカードは…これです! ズバリ、【‰ の 4】!!
安在:なんか新しいの出てきた!! なんだこの%みたいなやつ!!
西村:これはパーミル、1000分の1を表すマークです。
安在:お、おう…いやパーミルの解説の前にこの不気味な状況を説明しろよ!
パーミルの情報わかるならそれがトランプの記号に含まれてるかどうかもわかれよ!
西村:どうですか!
安在:当たってるわけないだろ! 当たってたらパーミルの登場にこんな動揺してないわ!
西村:じゃあ手かざしますね!!
安在:急になんだお前!! 当たり前のように手をかざそうとするなよ!
もうテンポ上げてる時点で手品する気ないってことだろ! とにかく数を打って当てようとしてんだろ!
西村:ズバリ、【‰ の 2】!
安在:今度は‰地獄が!!
西村:かざします!【‰ の 6】! かざします!【‰ の 3】! かざします!【‰ の 10】!
安在:せめて合ってるかどうかの確認はしてこいよ! 流れ作業でトランプかざし続ける手品ないから!
あとさっきからマーク偏りすぎだろ! ∬ブロックの次‰ブロックで!
7並べの後シャッフルしてないトランプみたいな感じ!
西村:かざします!【§ の 8】! かざします!【§ の キング】! かざします!【§ の 5】!
安在:指摘した途端に流れが変わった! 3つ目の見慣れないマークが!
西村:かざします!【〆 の 1】! かざします!【〆 の 3】! かざします!【〆 の 7】!
安在:急に和風の記号! 見慣れない記号で4種類揃っちゃってるし!
俺が引いたカード入れて5種類入っちゃってんじゃねぇか!
西村:かざします!【∴ の ジャック】! かざします!【£ の 5】!
安在:新しいのめっちゃ出てきた! 何種類出てくるんだよ!?
マーク4つならまだかろうじてトランプとして成立するのに!
西村:かざします!【ゐ の 六】! かざします!【に の 四】!
安在:居酒屋の下駄箱みたくなった! 札を取って閉めるタイプのやつ!
西村:かざします!【スポーツ の 20】! かざします!【芸能・スポーツ の 40】!
安在:クイズ番組みたくなった! もはや数字もトランプの範囲を超えている!
西村:どうですか!
安在:急にどうだったか聞いてくんなよ! 俺の引いたカードが芸能・スポーツの40だと思うか!?
西村:えっ、違うの…? 芸能・スポーツの40じゃないの…?
安在:それが本命だったのかよ!? だとしてもここに辿り着くまでの道のり長すぎるだろ!
待てお前、結局シンプルに手品失敗したってこと? 何だったんだよここまでの茶番は!
西村:完全にお前の引いたカードを見失ってしまった…!
安在:俺からはもっと序盤で見失ってるように見えたけどな!!
もしあるなら見てみたいよ! 「芸能・スポーツの40」っていうトランプの札!
西村:…じゃあお前もやってみればいいだろ!!
安在:お前もやれって何だよ!? 逆ギレにもほどがあるだろ! お前の手品なんだからてめえで全責任を負えよ!
西村:いいからお前もやれ! お前は、俺が当てようとしてるカードを当ててみろ!
安在:ん?…いや、おかしいだろ! そもそもお前が当てようとしてるカードは俺が最初に引いたやつだろ!?
俺ずっと知ってんだよ! 最初からずっと答えわかってるんだから当てるとか無いんだよ!
西村:いいからいいから! 俺は引き続きお前の引いたカードを当てようとするから、
お前は俺が当てようとしているカードが何なのか当てろ!
安在:何がいいからいいからだ! そんなに言うならすぐに当ててやるよ、【スペードの3】だろ!
西村:…違う!! 俺が当てようとしているのはそれじゃない!
安在:…じゃあ手品として失敗だよ! スぺ3が候補入りしてない時点でお前の手品失敗!
実際俺がスペードの3引いたんだからお前もスペードの3に当てようとしてなきゃダメだろ!
西村:言い訳は聞きたくない! とにかく俺が言い当てようとしているカードはそれじゃない!
安在:じゃあ永遠に終わらねぇよ! 逆に俺の引いたカード何だと思ってるんだよ!
西村:ではこちらもそろそろ本気で当てに行くからな! お前が引いたカードは【§ の 6】だ!
安在:だから違うっつってんだよ! 【スペードの3】だって言ってるのよさっきから!
西村:違う! スペードの3じゃない!
もっと俺の気持ちになって、俺が何を当てようとしてるのか考えて答えろよ!
安在:頭おかしくなるわ! こんな無意味なルールに巻き込まれてよ!
大体さっきの「当てようとする」ってなんだよ! その時点でもはや手品じゃないわ! ただの勘だろ!
…お前の気持ちに沿ったら次【∴ の 7】とかか!?
西村:違う!じゃあ俺の番、お前の引いたカードは【〆 の 4】だ!
安在:違うわ! じゃあ【§ の 9】!
西村:違う! 【ろ の 八】!
安在:違うわ! 【は の 一】!
西村:【スポーツ の 20】!
安在:【ヒットソング の 40】!
西村:【歴史の20】!
安在:なんだこれさっきから! お互いに存在しない文字と数字言い合ってるだけって!
西村:【いとし の エリー】!
安在:それ何なんだよ! マークでもなきゃ数字でもねぇ! ただの名曲のタイトルだろうが!
西村:【大化 の 改新】!
安在:それやめろ! お前、さっきちょっと歴史とかヒットソングとか出てきてそれに引っ張られてるだけだろ!
西村:…【メンタル の 限界】!!
安在:は!? また唐突に何だよ!?
西村:【諦め の 境地】!!
安在:いや、諦めるなよ! 言うならせめて普通に言え! 当てに行く感じで言うな!
お前さあ、自信たっぷりに手品始めといてどうしてくれるんだこの漫才をよ!
西村:…【漫才 の オチ】!
安在:いやそんなカードないだろ! いいかげんにしろ。
二人:ありがとうございました。
審査員 点数 |
82 | 76 | 59 | - | 75 | 85 | 得点76.40 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・マジックの実技ネタが被りますかね。リアル舞台でマジックが被るの多分東洋館くらいじゃないですかね。 「存在しないカード名を出す」というのはわりとよくあるボケですが、それだけで貫くというのは斬新かつ衝撃的でした。 基本的には被せボケになるわけですが「普通に手品が上手い」「ノンノンノン」「かざします!」などカード名以外のボケもしっかり面白く リフレインネタの肝であるツッコミも「どうもこうもねぇよ」「居酒屋の下駄箱」など切れ味抜群で読みごたえありました。 最後のカード名言い合うくだりもバカバカしくて良かったんですが、若干インパクトに欠けたかもしれません。 「ヒットソング の ??」みたいに既出のカード情報を混ぜるとか、そういう不意を突くような工夫があっても良かったかなと。 オチ前の部分もちょっと取って付けた感があったので、最終的に怒って殴りかかった拳の中にカードがあるとかもう一捻り加えるのもアリかと思います。 ・「俺が当てようとしてるカードを当ててみろ!」面白いですね。 ちょっと物足りない部分もありましたが、好きなバカさでした。 ・こんなガッツリ被ることあるんだ。 面白かったですが、かなり自由度の高い設定なので、もっともっとふざけられる気がします。 ・思いついた時はもっと良い感じになる予感がしたんですが、どうしたことでしょう… 悲惨な成績であっても審査は一生懸命頑張りましたので、お許し願いたいです。 ・面白かったです。序盤のインテグラル重ねていく所とか、笑いを堪えきれなかったです。 個人的に記号の読み方をちゃんと言ってくれた方が面白く感じたので、パーミルの後も言って欲しかったです。 かざしますの連呼の所もすごく面白かったんですが、その後の「俺の当てようとしているカードを当てる」所からちょっと失速したように感じてしまいました。 ・記号ボケ面白かったです。 さすがに記号だけで結構続いていたので、さらにいろんな展開があれば被ってもより差別化出来てたのかな、という気はするのですが、 それでも完成度はかなり高かったと思います。
はづき:今からあたしはお前たちを殴る!
健太:現行犯逮捕って場合によっては警察じゃなくても出来るって知ってる? こんにちは、みかづき。です。
はづき:さて、もう時代も<れいわ>ですよ。
「あなたは私に命『令』してばっかり!もういいわ!私は出て行きます!」
「勝手にしろ!『和』歌山に帰ればいい!」
「そうさせてもらうわ!」
「(ガチャッ)まーた喧嘩してんのかーい?」
「「キ、キミは!」」
と書いて令和ですね。
健太:空想の尻切れトンボ止めてくれない?
あとその学ランダボダボに着て銀髪でカギのキーホルダー右手の人差し指でぐるぐる回してそうなヤツ誰?
はづき:新時代になったことだし、教育にも改革が必要だと思うんですよ。
…ってわたしのママも言ってたんだよね。
健太:お前の母さんは停滞を是としないタイプなんだな。
はづき:そうだね、見えなくなるほど遠くにボールを投げれる強い肩の男の子を羨ましがってたね。
健太:はづきママって川本真琴なの?恋してる力に魔法をかけたいの?
はづき:とにかく、娘のわたしが教育を変えなきゃいけないと思うんだ。
健太:へー、1/3でもお客さんに純情な感情が伝わるといいね。
はづき:というわけで、教育の改革の提案したいから聞いて。もしくはナイフを己の胸に突き刺して。
健太:うん、大丈夫。聞く。二者択一のうち1つをお前の右手で握りつぶさないでね。
はづき:まずはさ、2020年、来年といえば何がある?
そう、2020年になるんだけど。
健太:お前は停滞してるじゃねえか。ゲノムの回収はお前の住んでる地域だと何曜日なんだ。
はづき:東京オリンピックだよね。となるといっぱい外国人の方とガチャピンとガチャピンとムック、
そしてガチャピンとムック、さらにガチャピンが来るわけじゃん?
健太:4ガチャ2ムクはフジテレビの倉庫にもないと思うよ?
はづき:ここがあたしが考えた数学の変更点!ガチャピンとムックは計算式の上ではまとめていい!
2(2ガチャピン+ムック)!
健太:初めて見たわ括弧でくくられるその2匹の獣。
はづき:ガチャムクをくくり終わったから、いよいよ、ようやく、なんとか、どうにかこうにか、外国人の方を迎え入れる準備も出来たわけですよ。
健太:あの2匹を害獣として扱う計算式だったんだね?
はづき:で、次は世界の方々と意思を疎通させるための英語、というか読み方の変更点なんだけど、
英語ってさ、「P」を「ファ行」で読むことあるじゃん?「PHOENIX」とか「PHANTOM」とか。…日本もそうしない?
健太:……そうなると、「ファファファファフィー」って番組が誕生しちゃうけど?
はづき:何その『バルタン星人料』みたいな言葉。
健太:……それは多分「フォフォフォフォフィー」だな。
はづき:今思ってみると「林家フェー・ファーコ」も誕生しちゃうんだね。
絶対たけし軍団じゃん…。
健太:P案は否決でいいですか?
はづき:Pちゃん案は否決です…。
健太:高橋尚子と一緒に走らせて動く点Qと点Pにしような。
はづき:……ぃよし!ここからは本気出して行くよ!先生っぽくメガネをかけるぞ!(胸ポケットから取り出してメガネをかける)
健太:お、「ハヅキルーペ」じゃーん。
はづき:…はぁ?人がせっかく気合い入れたいのに何言ってんの?
健太:あ、ごめん。
はづき:そもそも「ハ『ズ』キルーペ」だし。
Hazuki Company株式会社っていう会社が販売してて、
代表取締役会長・最高経営責任者は松村 謙三。
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー37Fにあって、
最寄りは六本木駅か麻布十番駅。設立は昭和51年5月、
取引金融機関はみずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、東京都民銀行。
物流センターはプリヴェ運輸株式会社って言って、栃木県にあるの。
それで…
健太:お前ある程度の時間かけて書類読みこんだろ。その間に国の教育要領読めよ。
はづき:次は社会、まずは歴史!
みんなもそうだと思うんだけど、結局「誰がどの出来事を起こしたか」を覚えるのがとっても大変なわけじゃん?
あたしが覚えてるのなんて、伊能忠敬と弟子たちがオーストラリアの地図作ったぐらいだよ。
健太:チーム伊能はオセアニア遠征してねえよ。
はづき:で、あたしが考えたのが「タイムスリップコラボ」!
本当は全く時代も生き方も立場も違う2人の偉人が出会ったら、お互いの特徴や武器を使ってどのようなことが起きるかを考えて、
そのインパクトで誰が何やったかを覚えるの。
健太:ふーん、悪くないかもね。
はづき:今回出会ってもらうのは、「直江兼続」と「愛新覚羅溥儀」。
健太:おー、なかなかミスマッチな組み合わせじゃん。どうなるんだ?
はづき:直江兼続でインパクトであるエピソードといえば、兜に「愛」って書いたあったことだよね?
健太:…メインエピソードではないけどな。
はづき:そこに溥儀とネコ型ロボットが現れコエカタマリンを使うことであら不思議!
兜の文字が「愛新覚羅溥儀」と横長の6文字に!
流石に重さで兼続の首が左に曲がっているぞ!
健太:22世紀からのトラベラー来てるじゃねえか。
え?お前ドラえもんで学ぶ歴史学習マンガシリーズの話してる?
はづき:しょうがないから兼続、馬から降りて自分がその場でコマのように回ることによりカタマリン部分をぶち当てることで敵に直接ダメージ!
敵をやっつけたぞ!ちなみにBGMはラストエンペラーの坂本龍一繋がりでライディーンだ!
健太:直江が脊椎ラストエンペラーしちゃうから。
遠心力で字がボロボロになって戦場に重みのありそうな「羅」が転がっていっちゃうから。
はづき:分かったことは、この2人は別に出会っても噛み合わないってことだね!
健太:お客様に時間返せよ。あとさすがに伝説のテクノポップでも戦国時代はカバーできねえよ。
はづき:タイムスリップコラボ失敗しちゃったなあ。健太は歴史で苦手だったことある?
健太:失敗の切り替えが凄いやつベストトップ10に入れるよ。新入社員研修でセミナー開いた方がいいよ。
…語呂合わせとかかなあ。
はづき:あー、794ウグイス平安京とか。
健太:今は鎌倉幕府は1192じゃないらしいね。
はづき:あと1174作ろう鳥取県っていう使命ね。
健太:…鳥取県の皆様は800年以上近く梨を作ることをモットーに生きてると思ってる?
はづき:あ、え、ちょっと待って?!20世紀梨って当たり前だけど20世紀に作られたから「20世紀梨」なんだよね?!
凄い!8世紀の時を超えて作られたんだ!血と汗と涙の結晶じゃん!
健太:興奮してるとこ悪いけど梨そのものは多分遥か昔からあるわけで、しかm
はづき:…でも結晶にしては水っぽいね。なんかガッカリだなー…。
健太:多分お前の交感神経と副交感神経はぶっ壊れてる。
はづき:ちょっとー、今は社会の話だよ。保健体育の話はダメだぞ。
健太:途中で完全に藤子F不二雄の話出てきたじゃねえか。
はづき:歴史がダメなら今度は地理だ!
わたしの改革での地理は、1つの特定の場所を指定して、
そこを学ぶというスタイルでやらせてもらってます。
健太:え?「やらせてもらってます」って現在進行形じゃん。
お前の毒牙にかかってる学校あるじゃん。
血清持ってくからどこでウィルスバラまいたか教えろ早く。
はづき:今回学ぶのは、若者の街「原宿」!ちなみにわたしがバラまいたのは「火打」!
健太:…どこ?
はづき:渋谷の次の…
健太:ちげえよ火打の方だよ。火打の皆様には悪いけど聞いたことないんだよ。
はづき:あ、それはあたしのカリキュラム見ればわかるよ。はい。これ。(紙を渡す。)
健太:え?なになに…?
「1時限目 大宮(埼玉)
2時限目 草加(埼玉)
3時限目 原宿(東京)
4時限目 火打(岐阜県下呂市)
5時限目 火打(兵庫県川西市)
6時限目 上野(東京)」
…いや2つあるのかよ。つーか給食前後の集中が欠ける時間をマイナーなとこでまとめるなよ。
重ね重ね火打の皆様には大変ご無礼をかけているけども。
はづき:兵庫県の火打の方をはづき色に染めさせていただきました♡
健太:よし、じゃあ早速新幹線で…ん?あれ? ……あっ。
はづき:ど、どうしたの?
健太:……おい、お前、モンゴルも染めてるだろ。
はづき:ギクッ!……ど、どうしてそれを!
健太:1時限目から縦読みで「大草原炎上」って書いてあるじゃねえか。
炎上はつまりお前のやっていることが現在も燃え盛っている=進んでいるという比喩。
つまり火打はダミーで、お前の本当の目的はモンゴルだ!
はづき:……はっはっはっ!
今気づいてももう遅いぞ健太!
(2人にピンスポットライトが当たる)
モンゴルはあたしの教育改革、いや…世界征服が動き始めている!
モンゴルでの原宿の共通認識は
「タレントでもなんでもない一般のおじさんの自撮りがあるインスタはマジヤバいから近づかない方が絶対にいい」
「全ての色が似合わないタイプの女がいるからそいつには黒のワンピースを着せてごまかせ」
そして、「原宿で女が撮った写真は加工が確実に施されるから、
そろそろ原宿全体で消された肌のシミの面積が八王子の面積を越えそう」ということだ!
健太:くそ!それなりにあってるから全否定が出来ない!しかしこれではウランバートル大パニックだ!
はづき:スーホも馬積んで軽トラで逃げ出したよ…うふふ…次はどの国を染めてやろうかしら…。
健太:誰か!誰かこいつを止めてくれる人はいないのかー…!
音声:『まーた喧嘩してんのかーい?』(鍵の音カチャカチャ)
(2人とも天井にあるスピーカーの方を向いて)
健太:キ、キミは最初の方で出てきた鍵回し少年!
はづき:バ、バカな!お前はもうあたしがツカミで使って存在を消したはず!
音声:『この鍵はなんでも開けられる魔法の鍵でね。もう使い終わったボケの倉庫から出てきたんだ。
ガチャピンもムックも、PUFFYもバルタン星人もね。』
健太:え?! ペー・パー…じゃなくてフェー・ファー子は?!
音声:『今ごろ彼らはもうモンゴルに到着して、歴史の改竄を止め、ついで人の誕生日を覚える記憶術を教えているはずだよ。』
はづき:ち、ちくしょう…危険だと分かっていたから自分からボケて引っ張らずに1行で倉庫にしまったはずだったのに…!
健太:「伊能忠敬のオセアニア遠征」も、今覚えば改竄の始まりだったんだな…。
音声:『じゃあ僕は次の世界を救いに行くから。後はキミたちでなんとかしてね。』(鍵を回す音が遠くなっていく)
健太:ありがとう鍵回し少年!次の世界は多分和歌山だけど頑張って鍵回し少年!
はづき:…今日、今日の朝ジャカジャカジャンケンに勝ったところまでは完璧だったのに…!
健太:害獣扱いしたのも危険だと認識してたからなんだな。
はづき:緑の方が特技「スポーツ全般」なんだよ?そりゃ世界征服には危険因子でしかないでしょ?
赤い方は「なんでも食べる食いしん坊」だから怖くもなんともなかったけど。
健太:あの見た目の「なんでも食べる食いしん坊」の方が大人になって考えてみるとなんかちょっと怖くない?
あと色単体で言うと眼科検診みたいになっちゃうから。
はづき:冒頭は緋村剣心、オチは眼科検診か…、さすが長年の相方だ…。
健太:その哀愁、思い出もでもないし綺麗でもないけどオレはお前の相手をしてお腹が空いている。
はづき:さあ、あたしを警察でもどこでも連れて行くがいいさ!現行犯逮捕しなよ!
健太:……まずはモンゴルに謝りに行こうか。
はづき:………うん。
(♪ライディーンが流れる中下手にはける)
審査員 点数 |
68 | 62 | 70 | 57 | 59 | 56 | 得点63.00 (ボーナス+1点込) |
【審査員コメント】 ・相変わらずツッコミが鬼のように鋭い。流石は長文界のツッコミ歴史に名を残す男こと健太さん。 「停滞を是としないタイプ」「4ガチャ2ムク」「ハヅキルーペじゃーん」など序盤からフルスロットル。 そしてオチ前の急展開。縦読みを仕込んでからの怒濤の伏線回収は非常に鮮やかかつお見事でした。「スーホも馬積んで軽トラで逃げ出した」大好き。 難点としては、中盤の授業セクションに固有名詞が多すぎて多少とっちらかってしまった印象を受けました。 後々の回収のためだとはいえ個々のセクションが独立していて読むのにカロリーを使うので、ある程度まとめちゃうのも手かもしれません。 キラーフレーズの量産っぷりは今大会でもトップクラスでした。フレーズの作り方マジでご教授願いたいです。 ・二人だけの世界すぎる……!やりきった面白さはありました。 もう二人とも何言ってるのかわかるけどわかんないし、 伏線回収したみたいな空気になってるけど、これは回収しているのか……?と思いました。 リバースディズニーとかベルサイユ書いてたあたりの狂気が、青バト時代にはなりを潜め気味だった狂気が復活している……。 ・なんだこの展開。すごいな。 結構入り組んだボケが多い気がするのですが、そこに頭空っぽでぶつかっても面白いと感じられるような、うまく説明できないのですがまとめると「なんだこれ」です。プラスです。 ・むむ…私の知識が追いついていないのもあるんでしょうが、ボケもツッコミも捻りが強すぎて終始「?」が浮かぶ状態でした。 隅をつつきすぎと言いますか、もっとシンプルなボケ・ツッコミの応酬があっても良いんじゃないかと思います。 ・ボケに対してツッコミのフレーズで勝負するスタイルは個性的で良いと思うのですが、どうしても本筋の部分が何の話だか分かり辛くなってしまい、 後半の鍵回し少年が出てくる部分も、あまりインパクトのあるものではなくなっているように思いました。 健太が内容の多いツッコミをしていて、かつ後半から物語も回し始めてしまっているので、余計に展開が分かり辛くなっていると感じました。 このみかづき。のスタイルにバチッとハマるテーマや話の進め方が見つかれば、かなりすごいユニットになるとは思いますが、今はまだハマりきっていないなと思います。 ・ハズキルーペ、時代側から追いかけてきたもの(?)なので妙にアガってしまいました。 ボケの内容が独特で楽しめた部分もありつつ、ただ最終的にスピーカーから音声流れ始めたりとメタ?な方向に行ってついていけなかった部分もありました。
岡井:電車に乗れないんですよ。
平岡:どうも非可逆劇場です。
電車に乗れないのか? そんなことある?
岡井:ありますよ! ちょっとここで見ててください!
平岡:どうぞ。
岡井:あーー。暇だな。よし。電車に乗るぞ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→
電車に乗る
電車に乗らない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:ん?
岡井:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
電車に乗る
→ 電車に乗らない
《ゲームオーバー》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ね?
平岡:ね?って言われても。
そこで、ちゃんと電車に乗るを選択すればいい話でしょ?
もう一回やってみな。
岡井:あーー。暇だな。よし。電車に乗るぞ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→
電車に乗る
電車に乗らない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:はい。選択肢出てきましたね。ここで電車に乗るを選択すればいいのよ。
岡井:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
電車に乗る
→ 電車に乗らない
《ゲームオーバー》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ね?
平岡:なぜそうなる。選択肢が出てくるだろ。そこで電車に乗るを選択するんだよ。
選択肢が出てくるってなんだよ。
岡井:ごめん。言い忘れてた。俺、選択肢出せるんだよ。
平岡:よく分からねえよ。でもいいや、選択肢が出てきたら電車に乗るを選択すればいいんだろ。
声に出して言ってみて。はい、電車に乗るを選択する。
岡井:電車に乗るを選択する。
平岡:これで大丈夫ね。もう一回やってみな。
岡井:あーー。暇だな。よし。電車に乗らないぞ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→
電車に乗らない
電車に乗らない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:最初から乗らないぞって言うから既に詰んでるじゃねえかよ。
岡井:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
電車に乗らない
→ 電車に乗らない
《ゲームオーバー》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
下を選んだのがダメだったのかな。
平岡:違うわ。最初から乗らないって言ってるやつ絶対乗らないだろ。
電車に乗る。はい、復唱!
岡井:電車に乗る。
平岡:1回じゃダメだ。選択肢出る前に電車に乗るって10回言え!
はい! やってみて!
岡井:あーー。暇だな。よし。電車に乗るぞ。電車に乗るぞ。電車に乗るぞ。電車に乗るぞ。電車に乗るぞ。
電車に乗るぞ。電車に乗るぞ。電車に乗るぞ。電車に乗るぞ。電車に乗るぞ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『じゃあここは?』
→
ひじ
ひざ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:なぜそうなる。
岡井:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『じゃあここは?』
→ ひじ
ひざ
《ゲームオーバー》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
えええええーーー! ひじなのにーーーー!!??
平岡:あーー。暇だな。よし。ピザ。ピザ。ピザ。ピザ。ピザ。
ピザ。ピザ。ピザ。ピザ。ピザ。
なら正解だったよ。でも今の導入は電車に乗るぞ、だからね。
岡井:でも10回言うといつの間にか電車がピザになるよー。
平岡:じゃあ10回言うのは無しで。
電車に乗れるまで練習しよう。はい次。
岡井:あーー。暇だな。よし。電車拾ったぞ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→
交番に届ける
ネコババする
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:拾えるサイズじゃねえだろ。
岡井:天使「私は天使! 電車は交番に届けなきゃだめよ!」
平岡:どうやって電車を交番に届けるんだよ。
岡井:悪魔「俺は悪魔だ! 電車なんかネコババすればいいんだよ!」
平岡:家に持って帰ったところで、電車を置けるスペース無いだろ。
岡井:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→ 交番に届ける
ネコババする
《ゲームオーバー》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
えええええーーー!! 交番に届けたのにーーーー!!??
平岡:電車を届けられる警官の身にもなれよ。
岡井:電車乗れないなら、教習所に行って免許とるしかないのか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→
酒を飲んで運転する
一般道路を200キロで走る
居眠りしながら運転する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:正しい選択肢とは。
岡井さんは免許取っちゃダメな人だ。電車に乗れるようにしよう。
岡井:でもこのままじゃ電車に乗れないよー! どうしよう。
平岡:分かった! 電車に乗るシチュエーションを作っちゃおう。
暇だな電車に乗ろうじゃなくて、家に帰るために電車に乗るっていうシチュエーションにしよう。
そうすれば電車に乗らなきゃいけない状況になるから。
岡井:なるほど。外出先から家に帰る。
……それはフランスとか?
平岡:電車乗れねえ奴飛行機不可能に決まってるだろ。
国内にしろよ。はい。練習。
岡井:あーー。終電過ぎたな。よし。電車に乗って家に帰ろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『始発に乗ってください』
→
《ゲームオーバー》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:終電過ぎるまで楽しむな。どこ行ってたんだよ。
岡井:市場。
平岡:朝行けよ。
市場は朝しか楽しめねえだろ。
岡井:あーー。暇だな。よし。電車に乗らないぞ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→
電車に乗らない
電車に乗らない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:なぜ同じミスをする。
岡井:コントローラー「↑↑BABB→↓←B↑L←」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→
電車に乗らない
電車に乗らない
電車に乗らない
電車に乗る
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:チート使って選択肢出すなよ。
岡井:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでくだ怜喧縺代ヱ繧ソ繝シ繝ウ
綣纒ウ縉裳シ代黐カ繪
莉3逾ィ蠕5蛻〒縺吶髢イ隕ァ縺
ョ譁ケ繧り憶縺代縺ー蜈・螳、
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縺縺ィ縺ゥ縺@縺ヲ繧ゅ☆縺占誠縺。縺。繧≧縺ェ縺
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:ほらー。チート使うからー。
岡井:螻ア蟆セ縲縺茨シ溘繝サ繝ーーー!! サ 逕ー辟。鬧隘ソ豁ヲ驩%乗眠螳ソ邱ーーーー!!??
平岡:岡井さんがバグった。リセットリセット。
岡井:天使「私は天使! 電車は交番に届けなきゃだめよ!」
平岡:あーーーー。セーブするの忘れたーーーー。
やかましいわ。
分かった。もう余計なこと考えるな。
岡井:どういうこと?
平岡:余計なこと考えるから、いつまでたっても電車に乗れないんだよ。
もう無になれ。
岡井:無に?
平岡:そう。雑念があるからダメなんだ。一旦無になれ。
岡井:(無)
平岡:そうそう。
岡井:(無)
平岡:いい感じ。いい感じ。そのまま精神を集中させるんだ。
岡井:(おっぱい)
平岡:ベタな雑念出してくんなよ。余計なこと考えない。
岡井:(無)
平岡:そうだぞ。もうおっぱい出すなよ。
岡井:(無を拾ったぞ)
平岡:待て。
岡井:(天使「私は天使! 無は交番に届けなきゃだめよ!」)
平岡:無を交番に届ける。
岡井:(悪魔「俺は悪魔だ! 無はネコババすればいいんだよ!」)
平岡:無をどうネコハバするんだよ。
岡井:(
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
無を交番に届ける
→ 無をネコババする
《ゲームオーバー》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)
)
平岡:最終的にネコババしやがった。
余計なこと考えるなよ。ほら、無になれよ。沢山無になれよ。
1回じゃ足りない。10回連続で無になれ。
岡井:(無)(無)(無)(無)(無)(無)(無)(無)(無)(無)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『じゃあここは?』
→ 漫才の大会
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もう大丈夫だ。いける。
平岡:場所確認してんじゃねえよ。本当に行けるのか?
行けるならやってみて。
岡井:あーー。暇だな。よし。電車に乗るぞ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『無』
→
無
無
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:無になりすぎた奴の末路かよ。
岡井:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『無』
無
→ 無
《無ー無無ー無ー》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:ムームムームー
岡井:くそっ。惜しかった。
平岡:惜しかった要素0だけど。
岡井:次なら行けるっ!! ゴールが見えてるっっ!!
平岡:どこに希望を見いだしてるのか分からないけど、行けそうならどうぞ。
岡井:あーー。暇だな。よし。電車に乗るぞ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→
電車に乗る
電車に乗らない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:ここまではオッケーね。
岡井:
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→ 電車に乗る
電車に乗らない
《クリア》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:おおおおお!! やったじゃん!!
岡井:あー。電車に女性いる。おっぱいだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『正しい選択肢を選んでください』
→ 触る
触らない
《ゲームオーバー》
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
平岡:電車は乗れたけど人生ゲームオーバーかよ。もういい加減にして。