集まれ塩ビ管スピーカー

コニさんの新作塩ビ管スピーカー
「ツインタワー」
コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)
東京オフ会に合わせて急遽制作した作品です。
オフ会当日の昼頃完成し何とか間に合いました。
今回のテーマは
1.コンパクトで持ち運び可能なスタイル
2.パイプ長を抑える事
3.前向きタイムドメイン式にチャレンジ
4.10センチユニットの採用
5.塩ビ管に再チャレンジ(リベンジ→処女作の塩ビ管SP(8月up)が散々の出来だったのです)

以上のコンセプトを念頭に思案した結果チーズ管をH型に繋ぎU字型に音道を
作ればパイプの長さを低く抑えられる事に気がつきました。
多少デザインを考え写真のような形になりました。
ユニットはTang BandのW4-930SCです。
パイプが2本立ったので「ツインタワー」と名付けました。

過日は大変お世話になりました。
楽しかったですね!またやりましょう!!


写真でもそうですが、実際に見ても凄く丁寧に作ってあり
カッコいいスピーカーでした!
もちろん音も凄く良かったです!!
ユニット、パイプを外してまとめた様子です。
旅行用のスーツケースに収まります。
シルバーのパイプの長さは40センチ、黒は50センチです。
パイプ内部は薄いパンチカーペットを巻いただけです。

かなりコンパクトになりますね!

ユニットが収まっているヘッドの中の構造と部品です。

左から
1.Tang Band W4-930SCとステンレスポール(中に鉛粒入り)
2.スーパーゲル・リング(透明でとても柔らかい)
3.チーズ管(内側、外側全面に鉛テープを貼り制振)
4.ユニットの振動を筐体に伝えないためと長さ調整のためのシリコンリング
5.ポールの振動をアクリル円板に伝えない為のゲル
(ソルボセイン・ソフトタイプ5ミリ厚とゲル保護のためのワッシャー)
6.アクリル円板(5ミリ厚)
7.ゲル、ワッシャー
8.このボルトをステンレスポールにねじ込み締め上げる
(結果的に5〜10キロ位のアンカーを抱かせた効果があると考えました
左上写真はクリックすると大きくなります。

細かい所まで丁寧に作ってありました!
ヘッドの前向きタイムドメイン方式と共に一番工夫した部分です。
100×100のチーズ管をVU100でH型に繋げ左から入った音が
右側にU字に抜ける(逆も可)ようになっています。

結果的に空気室の容量アップにつながり高さを抑える以上のメリットが有りました。
この部分の容量を水を入れて計ったところ5.6リットル入りました。
チーズ管内部は鉛テープを全面に隈無く貼り付けました。この作業に手間を掛けてます。
底はMDF板で塞ぎスタンドとしています。
内部には安定を良くする事と制振の為鉛粒を布袋に入れ
片側に2つ(約2キロ)入れてであります。
外側はアルミ薄板(0.3ミリ)で被い、その上に幅10センチの鉛テープを2段巻き付けました。
見えない所まで手抜きが無くさすがです!!
このボックスは、色々な形のスピーカーに使えそうで良いですね!
現在はエージングも進み更に音が良くなってきたとの事です。
凄いですネ!

それではまた改良や新作製作されましたら、ご投稿下さい。
ブログにも遠慮なくコメント宜しくお願い致します。

back