集まれ塩ビ管スピーカー

地蔵さんの「ハマーS」 コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)

↑クリックすると大きくなります。
地蔵です。
いつもお世話になっております。

新しいスピーカーを紹介します。
新しいといいましても従来の「ハマー」の弟分のようなものです。
名称は「ハマーS」です。

実は私の先輩が人づてに私が塩ビ管でスピーカーを制作していることを
聞きつけ、音を聞かせてほしいとのことで拙宅に来られました。
大変気に入られたようで、ぜひ一台作ってほしいと依頼されました。

その先輩は会社を定年後、ボランティアで老人ホームなどを回り、
イベントを開催しており、それに使用するPAで音のよいものを探していたそうです。
音が良くて、耐入力があって、持ち運びが比較的楽なものがその条件です。
さっそくハマーのコンクリ無しバージョンを設計し、制作しました。

足の部分も重量のない簡易バージョンを採用しました。持ち運びが便利なように
できるだけ軽く仕上げました。
塩ビ管はVU150を使用しました。

ユニットはハマーと同じ、お決まりの「ボッシュマンPR-1652X」です。
16センチコアキシャルです。
吸音材は最小限に止め、できるだけ使用しないようにしました。
低音はストレートバックロードホーンで増強しています。

出ました!
大好評、地蔵さんの新作スピーカーの登場です!!
従来のハマーとハマーSが並んでいるところです。
すこし、小ぶりなのがお分かりいただけると思います。
コンクリートを流し込んでいない分、空気室容積がかせげますので
高さを低くできました。

確かにハマーと比べると小ぶりですね。
これなら持ち運びも楽そうです!
内設計でハマーと違うところは2点あります。

1点目はホーン部分をハマーでは工事用のカラーコーンを使用していましたが、
今回のハマーSでは応援用のメガホンを使用しています。
逆立ち写真の黄色い部分がそれです。
メガホンは厚みが薄く、それを補強するために変性シリコンを全面に塗り固め、
補強しています。
カラーコーンやメガホンみたいな円錐形状ホーンって良さそうですね!
管理人も今度応用してみようかと思います!!
2点目は低音をもっと増強するためにT字のエルボとの接合部分(いわゆる首の部分)
で100-40のインクリーザーを使用し、空気室を二つに分けています。
これは「タイタン」と同じ考え方です。
つまり、バスレフ+ストレートバックロードホーンという構造です。
ヘッド部分の設計はハマーと全く同一です。
タイタン凄く良かったですよね!
これも真似しちゃうかも!?(~_~;)
音のほうですが、ユニットが新品だったせいもあり、やや固めの音ではありましたが、
低域も十分伸びつつスピード感もあり、エネルギッシュに鳴りますし、
中域の分解能もあります。
また高域も同軸のツィータが効いており、結構きりっとした高音が鳴ります。
全体的にクリアでエネルギッシュな鳴り方がします。
先輩もこの出来ばえを喜んでくれました。

先輩はサンスイの「AU−α707XR」というアンプとダイヤトーンの「DS−1000Z」
というかなり音の良いスピーカーを自宅に持っています。
実は皆でこのダイヤトーンとの聴き比べをしたのですが、先輩いわく
「DS−1000Zとそん色のない音が鳴っている。
音のキレ、クリアさではハマーSの方がよい」とのありがたい評価をいただきました。
現在このハマーSはボランティアイベントで週に2回ほど活躍しているそうです。
なんと!ダイヤトーンより良いですか!!
凄過ぎですッ!
聴いてみたいですッ!!



それでは、また改良や新作製作されましたらご投稿下さい。
ブログにも遠慮なくコメントして下さいませ!

back