集まれ塩ビ管スピーカー

コニさんの「Daruma3改良」 コメント(読みにくい時は文字のサイズを小にして下さい)
年初に組み上げてから幾つかの改良とシステム変更を行いました。
一通りのセッティングが終わりましたので、披露させて頂きます。

・改良の目的はフルレンジのMG850を核として低域と高域の充実を図る事。
・ツイター乃至スーパーツイターを加えて3Way化
・マルチアンプ化
・低域を受け持つウーハー部、中高音のMGQ(MG850)、高音のツイターのレベルアップ
以上を課題としました。

【システム変更】
以下の通りにシステム全体を入れ替えました。

・チャンネルデバイダー・・・ベリンガー社のDCX2496(デジタルチャンネルデバイダー)
・プリアンプ・・・・・・・・・・・・オンキョーのA-1VLのプリ部を使用
・パワーアンプ
ダブルウーハー用・・・・・・フライング・モール社のDAD-M300pro×2
MGQ(MG850)用・・・・・・・A-1VLのパワーアンプ部
ツイター用・・・・・・・・・・・・フライングモール DAD-M100pro×2
・SACDプレイヤー・・・・・・・DENON DCD-1650E

ポイントはアンプのオールデジタル化とSACDプレイヤーの導入です。
これによりDaruma3の切れの良い低音とMG850の綺麗な中高音の特徴が
より発揮出来たと思います。
デジタルアンプは考えていた以上に優秀で、小型、軽量、省電力、安価、と
メリットが多いです。
SACDは一度聴いたら元に戻れないほどの魅力が有ります。
全てのCDを買い換えたいとの誘惑に駆られます。
残念ながらCD程タイトルが揃っておりません、クラシックは結構豊富ですが、
Jazzは少ないです。

各部の改良点は以下の通りです。
随分改良が進みましたね!
凄過ぎですッ!!

【ウーハー改良】
ウーハーユニットのマグネットに重い鉛の円柱(8s)を取り付けた為、
重さに耐えかね剥がれ落ちること2回。
そこで重いデッドマス(アンカー)を支える部品を作りました。
三方の足で突っ張り重量を受け止めます。
これで鉛から裏蓋まで伸びるアームの役割は、ユニットをバッフルに押しつけること、
裏蓋を固定することに専念出来、デッドマス脱落の不安が薄らぎました。 
これなら剥がれることは無いですね!
さすがです!!

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【MGQ改良】
500Hz近辺の定在波の影響と思われるディップが有りましたので対策を施しました。
円錐形の大型化と材質変更です。

従来の障子紙から2o厚のボール紙で円錐を造りアルミ箔を貼り付けました。
その上から障子紙を貼り外見を整え、且つビビリ防止としました。
かなり内容積が減りましたのでJSP効果が薄れ100Hz以下がダラ下がりになりました。
中高音を受け持つのが役目なので好都合の特性になったと考えています。


細かい所までバッチリですね!

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【ツイターの追加】
スーパーツイターとしてリボンツイターが使いたく、
調べたところ円形リボンツイターが有りました。

横浜ベイサイドネットで3種類の円形リボンツイターを発見。
その中からBestonRT-003Cを選びました。
選定の理由は安い、デザインと、フレームのサイズが都合が良かったからです。
写真は左側が内部構造 右側が組み上げた姿です。

構造はいつも通り、
・ユニットのマグネットにアンカー(今回は真鍮製円柱)を貼り付け
・バッフルとエンクロージャの間にゲル(ソルボセイン3ミリハードタイプ)をかませ
・アンカーに取り付けたボルトを裏蓋まで貫通させ前後で締め上げてます。

その他の工夫としてはユニットのフレーム裏に鳴き止鉛テープを埋め込み、
デュポンコーリアンのバッフルに取り付けたこと、
エンクロージャのVU50塩ビ管の内外全面に鉛テープを貼り付け、
水性塗料とニスで強度と重量を出しました。
ツイターまで完璧ですね!

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【Daruma3のF特を計測】
部屋の定在波対策は出来て無い状態のデータです(実は対策不可)
いつものヒアリングポイントにマイクを置き計測しました。
スピーカー間隔2.5メートル、中央マイク位置まで2.5メートル位
高さは耳の位置、Stereoモード。

【今後の課題】
・各ユニット部のレベル合わせ、左右のレベル微調整
・ダブルウーハーのダクト強化による超低音の音質改善
・スーパーツイターの改善(部品追加)

まだまだバージョンアップするのですかッ!!
本当に凄過ぎです!

コニさんの改良を観て、他の塩ビユーザーさんも改良に力が入るでしょうね!
私管理人もガンプラ作ってないで、あの太管で対抗したくなりました!?

それでは、また改良や新作製作されましたらご投稿下さい。
ブログにも遠慮なくコメントして下さいネ!

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